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【BRAVE CF63&64】砂漠のコンバット王国で3階級のタイトル戦─裏UFC280ではキム・テキュン✖ボガトフ

【写真】キム・テキュン✖ボガトフは日本から世界を目指すフェザー級選手にとって、オリヴェイラ✖マカチェフよりも視ておくべきタイトル戦かも??(C)BRAVE CF

5日(水・現地時間)、BRAVE CFが19日(水・同)にバーレーンはイサシティのハリファ・ナショナルスタジアムで開催するBRRAVE CF63「Two Title Fights」、6日(木・同)には22日(土・同)に行われるBEAVE CF64「African All Stars」のカード第1弾をそれぞれ発表している。

10日間で3大会が開かれるKombat Kingdom 2022シリーズの初戦はイベント名通り2つのタイトル戦が組まれることとなり、第2弾では対照的に大会名とは関係のない国籍のファイターがベルトを賭けて戦うこととなった。


まずBRRAVE CF63ではスーパーウェルター級王座決定戦がイスマイル・ナルディエフ×マルチン・バンデルの間で行われる。同王座はPFL2022シーズンのウェルター級に参戦するために王座を返上したジャラ・フセイン・アルシラウィの後釜を争う一戦だ。

さらにバンタム級選手権試合として、王者ブラッド・カトーナがガムザット・マゴメドフの挑戦を受ける一戦が組まれることも明らかとなった。今年の3月大会でバーレーン生まれ、バーレーン育ちのハマザ・コヘジとの王座決定戦で勝利してベルトを巻いたカトーナだが、公開会見の際にファンから『ステロイド!!』と叫ばれるなど、アラブのファンの洗礼を受けている。

挑戦者のマゴメドフはバーレーン国籍を取得したダゲスタンからの帰化選手だ。2017年のIMMAF世界王者からロシアのMPFでプロデビューを果たし、その後は7試合をBRAVE CFで戦ってきた。JP・バイズにこそ敗れているが、レスリング&コントロールに強さを見せてきた。この両者のタイトル戦は、血の気が多い喧嘩ファイトと同様にケージレスリングを堪能できるローカルファンにとっても大好物の試合展開となるだろう。

またアフリカン・オールスターズを謡うBRAVE CF64ではフェザー級王座決定戦として韓国のキム・テキュンとロシアのロマン・ボガトフが戦うことが決まった。

TOP FCからDouble GFCという母国の大会から砂漠に活路を求めたキム・テキュンはBRAVE CFで4連勝中、通算戦績は9勝0敗だ。対するボガトフは12勝1敗のUFCベテランで、元M-1ライト級王者だ。BRAVE CFでもナルザン・アキシェフ、アボドゥルムタリプ・ギエルベコフという当時のレコードでいえば11勝1敗と15笑2敗1分というタフな相手にポイントを先制されながら、逆転の判定勝ちを収めている。

この両者は今年4月の韓国大会でノンタイル戦で拳を交える予定だったが、ボガトフのビザ問題に続きキム・テキュンの負傷(※代役で松嶋こよみが戦う可能性もあった)により流れた──トップ対決だ。

世界を目指し、BRAVE CFという道を選んだキム・テキュンが、元UFCファイターを相手にどのような戦いをやってのけるか。同日に同じ中東、アブダビでUFCのPPV大会が開かれる裏で実施される両者の対決も見逃せない。

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Brave CF BRAVE CF57 MMA MMAPLANET o ハマザ・コヘジ ブラッド・カトーナ

【BRAVE CF57】ブラッド・カトーナが地元コヘジにTDで競り勝ち、バンタム級王座を奪取

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
Def.3-0:48-47.48-47.47-48.
ハマザ・コヘジ(バーレーン)

サウスポーのコヘジに対し、カトーナは左ジャブとローでけん制。コヘジは右ジャブから距離を詰める。カトーナが右のインローを当てると、コヘジも左ストレートを返す。カトーナの右ストレートに、コヘジが左ストレートをかぶせる。カトーナの右ストレートと左ジャブが、コヘジの顔面を捉える。しかしコヘジも左ストレートでカトーナのアゴを上げた。カトーナは細かく左右のロー、コヘジが前に出て来るとサークリングする。カトーナはコヘジの左ハイをブロックした。

2R、カトーナの右ハイをかわしたコヘジ。左ストレートを当てるが、カトーナも右を返す。距離を詰めたコヘジが左を当てる。細かい打撃で探り合うなか、カトーナがシングルレッグで組み付き、ダブルレッグに切り替えてテイクダウンを奪った。ケージに背中をつけて起き上がるコヘジ。ボディロックからバックを狙うカトーナ。スイッチからコヘジをケージに押し込んでいく。しかしダブル、シングルと切り替えるも、もう一度コヘジを倒すことができない。両腕を差し上げて小外刈りを仕掛けるも、コヘジは倒れず。ならばとボディロックで背中を着かせた。コヘジはすぐに立ち上がり、ケージに押し込まれながらも会場から声援を浴びた。

3R、コヘジが距離を詰める。右ジャブを伸ばしたコヘジは、左ストレートをカトーナの顔面に突き刺す。カトーナもジャブとローを返すが、コヘジは構わず距離をつめていく。コヘジが前に出てきたところにカウンターで組み付いたカトーナは、ケージ際でシングルレッグを狙う。コヘジがスイッチ、しかしカトーナ尻もちを着かせる。スクランブルの展開をコヘジが制したかに見えたが、カトーナが離れて再びダブルレッグでテイクダウンを奪った。ハーフガードのコヘジはスクランブルに持ち込む。カトーナはコヘジのダブルレッグをスプロールし、ガブってコントロールしながら隅返しのような形でスイープした。それですぐに立ち上がったコヘジを、シングルレッグでケージ押し込み、このラウンドを終えた。

4R、カトーナの左ローでコヘジの右足が流れる。足を使うカトーナの顔面をコヘジの左ストレートが捉えた。さらに左ハイから左ストレートで攻め立てるコヘジだったが、またもカトーナがシングルを仕掛け、コヘジはケージに押し込まれる。ここでコヘジに尻もちをつかせたカトーナ、立ち上がるコヘジに右腕を差し上げてケージに押し込む。残り2分でシングルを仕掛けたカトーナに対し、コヘジはスイッチから体勢を入れ替えた。ところがカトーナがまたもコヘジからテイクダウンを奪い、そしてコヘジが立ち上がるという展開が続く。残り40秒で離れた両者はパンチの打ちあいを展開。コヘジの左ストレートを食らったカトーナも下がるが、前に出て来るコヘジに組み付き、シングルでケージに押し込んでいった。

最終回、左ジャブを突いてサークリングするカトーナ。カトーナのローでコヘジの足も流れる。カトーナの右ストレートがヒット。さらに左フックで相手を捌く。一気に距離を詰めて、左ストレートを当てるコヘジ。左ストレートを上下に打ち分けると、コヘジのヒット数が高まる。組んだ両者、カトーナが首相撲でコントロールを試みるがコヘジが離れる。カトーナは再びシングルレッグへ。コヘジが右ヒジを打ち込んだとことで相手をリフトアップするカトーナ。テイクダウン後のスクランブルから、再びシングルでコヘジをケージに押し込む。さらにダブルに切り替えて、コヘジをケージに押し込み続けた。

判定は割れたがカトーナが勝利し、BRAVE CFバンタム級王座に就いた。


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