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【LFA163】河名マストに完勝したアライジャ・ジョンズが、ハビエル・ガルシアとフェザー級王座決定戦

【写真】アライジャの兄マイルズ・ジョンズはLFAバンタム級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCにステップアップ。現在4勝2敗だ(C)LFA

21日(金・現地時間)にテキサス州ベルトンのベルカントリー・エクスポセンターでLFA163「Johns vs Garcia」が開催される。

同大会のメインで現UFCファイターのガブリエル・サントスが返上したLFAフェザー級王座を賭けてアライジャ・ジョンズとハビエル・ガルシアが戦う。

ジョンズは昨年8月のLFA138で河名マストに完勝したことが強く印象に残るファイターだ。今年2月にマリオン・サントスと戦う予定だったが試合が流れ、実に11カ月振りのファイトが王座決定戦となる。


対するガルシアはこれが2度目のベルトを賭けた戦い。前回は2021年8月にシンゾー・マチダの弟子ブルーノ・ソウザとの王座決定戦に判定負けを喫している。実はソウザはガルシアとのタイトル戦前にジョンズをスプリットながら判定で下している。

言わば今回のタイトル戦はソウザに敗れた者同士の一戦となる。そのソウザは今、テイクダウンやパウンド有りのカラテ・コンバットを主戦場しているが、UFCは0勝2敗でリリースされている。

ソウザのUFCでのパフォーマンスが目を曇らせ、ジョンズは河名にとって安パイと見られていた。しかし、蓋を開けてみれば河名のテイクダウン狙いを防ぎ、倒されても必ずといって良いほどスクランブルで立ち上がるか、スイッチでリバーサルに成功するなど、レスリング力を見せつけた。

その間にサウスポーの構えからストレート、左ハイを幾度となくクリーンヒットさせ、米国MMAのレベルの高さを河名を通してJ-MMA界に再確認させたジョンズ。彼と同様に、ガルシアもソウザに負けているからといって過小評価はできない。

キャリア10勝(※5敗)中、一本勝ちが6度のガルシアはディープハーフを厭わず使う柔術ベースのファイターだ。レスリングも駆使するが、組んでからは自ら背中をつけてバックに回る動きや、引き込んでハーフでワキを差してリバーサルと、テイクダウンよりも一度下になる技術が軸にある。

とはいえ打撃とテイクダウンの防御力の強さを誇るジョンズのフィジカルを制する技術&体力がガルシアにあるのか。3つの一本勝ちはバックを制してのRNC、残り3つは下になってから三角絞めが2度と肩抜き後転式腕十字が1度。

スタミナが十分にあり、汗を掻く前だとガルシアの一本勝ちもあり得るが、試合が進むほどジョズが優位に立つことが予想されるフェザー級王座決定戦だ。

また今大会のプレリミでは二宮城太がMMA3戦目に挑む。二宮城光――円心会館・館長を父に持ち、MMAのなかで父の空手の代名詞といえるサバキを実践しようという二宮は、LFA138 でRNCで下って以来の再起戦となる。

まずは組みへの対応から、サバキMMAがどれだけ体現できるようになっているか。リアルな浪漫をMMAに持ち込む二宮だ。

なお20日(木・同)の計量では第6試合からコメインの3試合でジョニー・フーパー、マテウス・ペヘイラ、アンヘル・アルバレスの3選手が体重オーバーとなり、キャッチウェイト戦に変更されている。

■視聴方法(予定)
7月22日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA163対戦カード

<LFAフェザー級王座決定/5分5R>
アライジャ・ジョンズ(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<157ポンド契約/5分3R>
ウィリアム・スタークス(米国)
ジョニー・フーパー(米国)

<147.8ポンド契約/5分3R>
ランドリー・ワード(米国)
マテウス・ペヘイラ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
アンヘル・アルバレス(キューバ)
ミルコ・トクト(ペルー)

<フライ級/5分3R>
ケヴィン・フェルナンデス(米国)
ハビエル・セペダ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カイラー・フェアチャイルド(米国)
アリク・ロペス(米国)

<フェザー級/5分3R>
エリック・オーウェンス(米国)
二宮城太(米国)

<ミドル級/5分3R>
ズマラー・アーチャー(米国)
オセイオモン・オイイェムホンラン(米国)

<バンタム級/5分3R>
イアン・エングブロック(米国)
ジョン・ベケット(米国)

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ABEMA LFA LFA118 MMA UFC   アスカル・アスカル キック ジェケリン・アモリン ハビエル・ガルシア ボクシング ラヴィス・ヤング レアンドロ・ゴミス 堀内佑馬 田中路教

【LFA118】勝者が田中路教と対戦も、ある?!  注目アスカル・アスカル✖レアンドロ・ゴミス

【写真】アスカル・アスカルとレアンドロ・ゴミス、注目のバンタム級マッチ(C)LFA

12日(金・現地時間)、カリフォルニア州バーバンクのロサンゼルス・バーバンク・マリオット・コンベンションセンターでLFA118が開催される。

カリフォルニアで2週連続のイベント開催となったLFA。今大会のメインは、LFA女子ストロー級王座決定戦=ジェケリン・アモリン✖ラヴィス・ヤングの一戦だ。


女子は男子以上の青田買いが多く、キャリアの浅い選手にもフィーダーショーではタイトルマッチの組まれる機会が多いが、この試合も4勝0敗のアモリン✖3勝1敗1分のヤングという対戦だ。

日本のファンからすればコ・メインのバンタム級マッチの方が興味深いに違いない。それがバンタム級の試合がレアンドロ・ゴミス✖アスカル・アスカル戦だ。

ゴミスはキャリア6勝1敗、LFAでは3連勝中で昨年1月にフライ級再転向前の堀内佑馬にスプリット判定勝ちを収めている。キックボクシング&柔術、ここ一番でテイクダウンを決めて堀内に競り勝ったゴミスは、爆発力は今一つながら粘り強さが持ち味だ。

対するアスカルは11勝2敗、前回は6月にジャスティン・ウェッツェルにパウンドアウトされており、再起をかけて組みの圧力を高めてくるだろう。

先週のFLA117で同プロモーション初陣で勝利した田中と同じバンタム級、両者ともレコード的にもここで勝てば田中と対戦ということは大いに考えられるだけに要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月13日(土・日本時間)
正午~UFC Fight Pass

■LFA118対戦カード

<LFA女子ストロー級王座決定戦/5分5R>
ジェケリン・アモリン(ブラジル)
ラヴィス・ヤング(米国)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・ゴミス(ブラジル)
アスカル・アスカル(パレスチナ)

<女子ストロー級/5分3R>
アランドリア・ブラウン(米国)
シドニー・ロリーロ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジオニ・バルボーザ(ブラジル)
ジャナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ハビエル・ガルシア(米国)
ライアン・フィリングゲーム(米国)

<女子フライ級/5分3R>
テイラー・マウディン(米国)
ナディーン・モンデュウ(ベルギー)

<バンタム級/5分3R>
ジョセフ・ドラド(米国)
コーヴァン・アレン(米国)

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LFA LFA114 MMA UFC ジャスティン・ゴンザレス ハビエル・ガルシア ブルーノ・ソウザ

【LFA114】マチダ空手のブルーノ・ソウザがフェザー級王座奪取──も、内容は及第点以下

<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
ハビエル・ガルシア(米国)

右を伸ばすソウザに対し、ガルシアが右カーフを返す。スイッチしたソウザは右ジャブ、裏拳のフェイクを見せる。オーソに戻しワンツーのソウザが右のカウンターを入れる。続く右ミドルに右を受けたソウザがダウン。シングル狙いを潰したガルシアはがぶってアナコンダチョークをセットする。バック狙いにスイッチしたガルシアに対し、ソウザはシングルへ。ソウザはエルボーを受けて離れたところで、左を打たれる。間合いの測り合いから、両者が同時に前に出てワンツー、ソウザは後ろ回し蹴りに続き左前蹴りを繰り出すが、初回を落とした。

2R、ワンツーのガルシアに対し、ソウザは組もうとする。離れたソウザは右に回り、ソウザが左の前蹴りからミドルを入れる。続いてソウザは左を当てる。右に動くガルシアに対し、ソウザは左ハイを狙う。手数が少ないガルシアは、ダブルレッグもスプロールされバランスを崩す。ソウザは左ジャブ、飛び込んだガルシアが右を見せるも共にクリーンヒットはない。距離の取り合いが続き、ソウザのワンツーにガルシアが左フックを打ち返す。右を突いて組んだソウザはすぐに離れ、ガルシアが右ハイも──余りにも手数が少なく、ソウザがラウンドを取り返した。

3R、突きからクリンチのソウザがケージにガルシアを押し込む。差し合いが続き、ガルシアが細かいパンチを打つ。ソウザもヒザを見せ、エルボーを入れて離れる。ガルシアが右を返すが、ソウザのワンツーを被弾する。前蹴りの左のカウンターを決めたソウザが、回るガルシアに対し前蹴りから左ストレートを入れる。とはいえUFCへの登竜門としては、寂しい試合内容のタイトル戦。ソウザは左ハイを繰り出し、前後のステップのフェイクを続ける。最後の1分に技の交換がないままラウンド終了を迎えた。

4R、「ファ〇ン・ゴー」、セコンドに声にガルシアは奮起するか。回りながらも距離を詰める数が増え、ケージから離れて戦う──が、ガルシアの手数は増えない。ソウザはフェイクを繰り返し、ポイント空手のように口を開け、声を挙げてワンツーや蹴りを繰り出す。と、残り2分強でガルシアがダブルレッグを決めてバックを伺う。前方に落とされそうになったガルシアがキムラへ。頭を抜いたソウザが、バックについてパンチを纏める。正対し右を返したガルシアは、前蹴りを受けてシングルレッグから引き込み──スクランブルでバックを狙う。しかし、背中に回ることはできず下になりパンチを受けた。

最終回、変わらず右に回るガルシア。狙いが組みと分かると、ソウザもそこを警戒し右ジャブを繰り返す。ガルシアのステップインに左を合わせたソウザだが、ジャブにダブルレッグを合わされる。ディープハーフからリバーサルに成功したソウザは、ガルシアのギロチンを防ぎ、トップを取り切る。スイッチ狙いを防ぎ、スクランブルにも倒し直したソウザは、エルボーを受けながら必死のボディロックを続ける。左足を挟み、トップキープを続けたソウザは、最後の10秒のスタンド戦で跳びヒザを見せタイムアップに。

ソウザが初回のピンチを挽回して、LFAフェザー級のベルトを腰に巻いた。新チャンピオンは涙を浮かべていたが、インタビュー中はジョークを織り交ぜ「僕はフェザー級でベストの1人、少し驚かされたけど……きっとKOはできた。でも、気にしていない。勝利が必要だ。最初に倒されたけど、ディープハーフから上を取ったし……僕はただのカラテ・ガイだよ(笑)。ショーン・シェルビー、ギブ・ミー・ショット」と話した。とはいえ……ケヴィン・アギラー、暫定王者だったタン・リー、デイモン・ジャクソン、そしてジャスティン・ゴンザレスという歴代のチャンピオンと比べると、見劣りするのは事実。メジャーにステップアップにするには、経験を積み、精度を高める必要があるように感じるブルーノ・ソウザだった。


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【LFA114】マチダ空手の伝承者=ソウザがフェザー級王座挑戦。堀内のライバル=ジョンソンは初防衛戦

【写真】松濤館空手、JKAでも結果を残しているソウザがLFAを制すか(C)LFA

27日(金・現地時間)、ミズーリ州セントルイス郊外チェスターフィールドのライブ会場ザ・ファクトリーでLFA114「Souza vs Garcia」が行われる。

今大会のメインではジャスティン・ゴンザレスのBellatorへのステップアップに際して、空位となったLFAフェザー級のベルトを賭けてブルーノ・ソウザとジョアオ・カミーロが相対する。


ソウザはシンゾー・マチダの内弟子といって良い存在で、マチダ空手の伝承者だ。ワイドスタンス、前蹴りとボディへの中段突きに伝統派空手らしさが伺えるソウザだが、ローや顔面へのパンチはキックキックボクシングだ。

ノーガード、遠い位置からステップインするソウザの打撃は、接近戦ではスウェイやヘッドムーブが使う──からこそ、自らがパンチを放つタイミングで相手の攻撃受ける場面もある。

ガルシアはエリック・パーソン率いるCSW所属の打撃中心のオールラウンダーだ。レスリングでテイクダウン、トップからポジション奪取、下になってもサブミッションを持つガルシアとソウザの対戦は、マチダ空手につきものの接近戦と組み対策が最重要視される。

さらに今大会では7月に日本堀内佑馬に辛勝し、暫定フライ級王者となったジョンソンが王座初防衛戦を行う。

正規王者ヴィクター・アルタミラノがコンテンダーシリーズと契約しており、UFCと契約できればタイトル返上。そうでければと正規王者として、今回の暫定選手権試合の勝者と統一戦ということになるだろう。

挑戦者のカミーロは正規王者のアルタミラノに敗れて以来、2年振りのLFA出場で、この間はCombate AmericasとCombate Globaで2勝1敗だった。パンチ力は強いが、ディフェンスとキックの連動にやや難のあるカミーロは、打撃よりもねちっこい組技が持ち味だ。

ジョンソンとしてはジャブで突き放し、ストレートを打ち込みたい。打撃で削って勝負を決めるために、カミーロのテイクダウンに狙いにタイガームエタイで磨いたヒザ、そして首相撲からの攻撃を効果的だろう。

■視聴方法(予定)
8月28日(土・日本時間)
午前10時00分~UFC Fight Pass

■LFA114対戦カード

<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)
ハビエル・ガルシア(米国)

<LFA暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者]チャールズ・ジョンソン(米国)
[挑戦者]ジョアオ・カミーロ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アンソニー・ギャレット(米国)
ジミー・ローソン(米国)

<200ポンド契約/5分3R>
ドゥエイン・ディッグス米国)
ジョセフ・ホームズ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エルマル・ウマロフ(ロシア)
ベンジャミン・ベネット(米国)

<163ポンド契約/5分3R>
イルファン・ムラビティノビッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ウィリアム・スタークス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
コリン・パー(米国)
ラヒーム・フォレスト(米国)

<フライ級/5分3R>
ダン・モーリアーティ(米国)
ジョーイ・スキャンラン(米国)

<バンタム級/5分3R>
アイラ・ルコウスキー(米国)
アレックス・マチアス(米国)

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