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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE167 デニス・ザンボアンガ ノエル・グホンジョン ハム・ソヒ ボクシング 澤田千優

【ONE167】代役グホンジョンを左ジャブでコントロール。ザンボアンガが捌ききってユナニマス判定勝ち

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
Def.3-0
ノエル・グホンジョン(フランス)

ザンボアンガが左ジャブを突いてグホンジョンを下がらせる。左ジャブからワンツーでグホンジョンに中に入らせない。グホンジョンの右に右ストレートを合わせるザンボアンガ。グホンジョンもザンボアンガの左ジャブに右ストレートを被せに行くが届かない。グホンジョンの右カーフを当て、左ジャブを上下に散らしたザンボアンガの右ストレートがグホンジョンの顔面を捉え始めた。グホンジョンの足払いで体勢を崩したザンボアンガだが、すぐに立ち上がる。

下がりながら左ジャブで距離をつくるグホンジョンが組みつくと、グホンジョンが首投げへ。しかしグラウンドでザンボアンガがバックに回る。ザンボアンガはバックマウントからパンチで削りながらRNCを狙う。グホンジョンの体を伸ばし、さらに四の字フックで固めたザンボアンガが削り続ける。右腕をグホンジョンの首に回すも、凌ぐグホンジョン。ザンボアンガは左腕に切り替えて絞り上げるが、ここはグホンジョンがラウンド終了まで耐えた。

2R、グホンジョンがガードを固めて距離を詰める。ザンボアンガがワンツーで下がらせた。グホンジョンはザンボアンガの左ジャブに右を被せ、さらにザンボアンガのローにも右を合わせた。しかしザンボアンガがグホンジョンのローに右ストレートを合わせて顔面を跳ね上げる。左ジャブ、右ストレートをボディに集め始めたザンボアンガ。グホンジョンも距離を詰めて左右のパンチを振るうがクリーンヒットはない。強引に組みつくグホンジョンだが、ザンボアンガに振り払われてしまう。

ザンボアンガはコツコツと右ストレートをグホンジョンの顔面に当てる。左右ストレートを上下に散らすザンボアンガに対し、グランジャンも距離を詰め切ることができない。サークリングから左ジャブでコントロールするザンボアンガは、グホンジョンのダブルレッグを切った。ケージ中央でザンボアンガの右ミドルをキャッチしたグホンジョンだが、グラウンドに持ち込むことはできず。なおも距離を詰めてくるグホンジョンに、ザンボアンガが左ジャブを突き続けた。

最終回、ザンボアンガの左ジャブに対してグホンジョンも左の突き合いを挑む。ザンボアンガも左ジャブから左右のボディを当て、右ストレートから右ローへ。ショートの連打から離れてアウトボクシングを展開するザンボアンガ。グホンジョンに右ミドルハイを打ち込んで下がる。グホンジョンもローを繰り出すが、グホンジョンの動きを止めることができない。ザンボアンガの右が幾度もグホンジョンの顔面を捉える。残り2分でグホンジョンが組みつき、ボディロックでケージに押し込むも、すぐにザンボアンガが切り返して離れた。左ジャブと右ローでグホンジョンを中に入れさせないザンボアンガは、そのままグホンジョンに組ませることなく試合終了のゴングを聞いた。

負傷欠場のスタンプの代役として出場したグホンジョンに対し、左ジャブからボディにパンチを集めるなど試合をコントロールしたザンボアンガが判定勝ちを収めた。次の相手はハム・ソヒか、あるいは澤田千優か。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE167 X-1 ガブリエル・ソウザ キック ケイド・ルオトロ シッティチャイ・シッソンピーノン ジョー・ナタウット デニス・ザンボアンガ ノエル・グホンジョン ブレイク・クーパー マイキー・ムスメシ ヴィクトリア・ソウザ 北野克樹 平田樹 武尊 野杁正明

【ONE167】ロッタン×ピューリックはキャッチウエイトに変更、リアム・ハリソン×北野克樹は中止

【写真】武尊戦の負傷欠場からの復帰戦となったロッタンだが計量オーバー……。(C)MMAPLANET

明日8日(土・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE167の公式計量&ハイドレーションが行われた。
Text by Takumi Nakamura

野杁は計量・ハイドレーション共にクリア(C)ONE

野杁正明のONEデビュー戦で注目を集める今大会だがロッタン・ジットムアンノン、リアム・ハリソン、北野克樹の3選手がハイドレーションテストをクリアするも計量オーバーという事態が発生した。

ONEから届いたプレスリリースによれば、ロッタンはフライ級のリミット135ポンド(61.2キロ)を6.25ポンド超過する141.25ポンド(64.07キロ)で最終的に計量を終了。対戦相手のデニス・ピューリックがキャッチウエイトでの試合を受けたことで、141.25ポンド契約のキャッチウエイトで行われることになった。(ロッタンの報酬の25%が対戦相手に渡される)

平田も計量・ハイドレーションしっかりとクリア(C)ONE

またハリソンと北野についても対戦者同士がハイドレーションテストをクリアするも計量オーバーという事態となり、キャッチウエイトでの試合も成立せず。試合そのものが中止となった。(ONEから届いた公式計量&ハイドレーションテスト結果では両者の体重は記載なし)

なお日本から参戦している野杁、平田樹は計量&ハイドレーションテストともにクリアしている。

■放送予定
6月8日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ONE167計量結果

<ムエタイ・フェザー級/ 3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム:70.3キロ
ジョー・ナタウット:69.05キロ

<キック141.25ポンド契約/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン:64.06キロ
デニス・ピューリック:61.12キロ

<サブミッショングラップリング・バンタム級(※65.8キロ)/10分1R>
マイキー・ムスメシ:65.31キロ
ガブリエル・ソウザ:65.54キロ

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ケイド・ルオトロ:76.77キロ
ブレイク・クーパー:74.95キロ

<キック・フェザー級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン:69.28キロ
野杁正明:69.73キロ

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ:51.70キロ
ノエル・グホンジョン:51.93キロ

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エイドリアン・リー:75.97キロ
アントニオ・マンマレッラ:76.31キロ

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョン・ガザリ:60.55キロ
ウェン・トゥラン・ユイニョク:61.12キロ

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹:51.82キロ
ヴィクトリア・ソウザ:51.82キロ

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ジョハン・エストゥピニャン:65.31キロ
ザファー・シャイック:65.77キロ

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE ONE167 その他 アリス・アンダーソン ノエル・グホンジョン ハム・ソヒ ヴィクトリア・ソウザ ヴィクトリア・リー 三浦彩佳 山北渓人 平田樹

【ONE167】ヴィクトリア・ソウザとの再起戦へ、平田樹「自分1人で戦っているのでなくーー」

【写真】Are You Ready? ――と書かれているTシャツ。平田は仲間たちとともに準備してきた(C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE167で平田樹が、1月日本大会=三浦彩佳戦の敗北から再起を期してヴィクトリア・ソウザと対戦する。
Text by Manabu Takashima

その他に例のないMMAデビューとステップアップ方法で、浸透度は抜群の平田だったが、MMAファイターとしてハッキリと壁に当たっている。そこを打開すべき、和術慧舟會HEARTSで練習をするようになった平田は、「今は目立ちたくない」と数字や知名度でなく純粋は結果を求めるようになった。自分を支えてくれる人達への想いを乗せて、サークルケージに戻る平田樹の想いとは。


──1月の三浦彩佳戦以来の試合が、約10日後に迫ってきました(※取材は5月28日に行われた)。この試合が決まったのは、いつ頃ですか。

「試合自体は日本大会の直後、次の日かに3月のカタール大会でオファーがあったんです」

――カタール大会は山北渓人選手も出場していましたが、敗戦直後にオファーがあったのですね。

「日本人選手が毎大会出場するという事情があるのかもしれないですけど、選手としてはありがたいです。自分としても試合をどんどんやっていきたいと思っていますし。ただ3月がまとまらず、4月に希望を出していたのですが、対戦相手のことなんかもあって、結果6月になった形です」

――ヴィクトリア・ソウザはONEで1勝2敗、故ヴィクトリア・リーとノエル・グホンジョンに負けている選手です。

「勝たないといけない相手ですよね。内容的にも強さを見せないといけない。自分にプレッシャーを掛ける意味でも、ここで負けているようじゃ『終わりじゃね』って思っています」

――逆をいえば知名度とプッシュされるという部分で、底上げされてきたキャリアが本来の位置に戻ったように感じます。

「そうですね、私は飛び級中の飛び級で。他にはないケースだったと思っています。ただ、だからといってこの相手のレベルで戦っていて良いという風には捉えていないです。

組みも打撃も気が強くて、振ってくる相手で。気持ちが切れれば、持っていかれる相手だとしても。自分の欲次第、勝ちたいという欲求がないと。なんとしてでも勝たないといけない。振り返ると……『どうやって勝とう』とか考えると、インターバル中でも気持ちが切れるようなところがあるので。

試合になると、そういう練習では出ない部分が出てくることがあって」

――相手があってのことで、思い通りにならない部分で競い合うのが格闘技ですし。

「そこは練習中にも考えるようになりました。疲れた時に、いく。大沢(ケンジ)さんからも『ここ、取られているぞ。行けッ!!』って言われています。絶対に取らないといけないラウンドだっていう気持ちのまま行け、って。それが出来たのって、ナイリン・クローリー戦かと思います」

――個人的に調子に乗りまくれたクローリー戦より、アリス・アンダーソン戦。ダウンを乗り越えた試合かと。

「あぁ、そっかぁ。でも、もう2年も前なんですよ。試合数も少ないけど、その後の試合ではスタートも遅いし、やり返す気持ちも出ていない。やってやれっていう……気持ちが入って戦えていないんですよ。負けを経験して……『このままだと負ける』って考えちゃうと、頭ばっかりで体が動かなくなっていました。

簡単じゃないことは分かっているんですけど、自分で思っている以上に動けない。立ち位置としても難しくなっていることは感じています。ここからやらないといけないという人もいれば、『平田樹の名前があって、この相手か』という人もいます」

――まぁMMAPLANETは一般の人向けのサイトというつもりは一切ないのですが、直樹選手のインタビューを樹選手が触れてくれるとXのリーチ数の桁が違ってくるんですよね。あれは今さらながら驚かされています。

「アハハハハ。直樹のためになるなら、いくらでも自分の名前は使います。でも、数字で評価されてもって……思うようになりました。私自身、勝っている間は数字とか知名度って考えていなかったです。でも勝っていないと、そこがあって良いのかって考えるようになってきて。それで良い人もいるんだろうけど、自分的はもう目立ちたくなくなってきました。

今は直樹の陰に隠れている感じで。何か発信していこうとも思えないですし。だから、試合に勝たないと。自信がないのに、そういうことはできないです。名前が売れているのに、結果がついていないのは格好悪い。試合内容も微妙だし、自信を持って自分が格闘家だと発信できない。そういう自信って、勝たないと補えないと思っています」

――そうなると結果もそうですが、試合で何ができるのかということも大切になりますね。ならば、それこそ今回の試合は現状に適した対戦相手かと。

「前回の試合が終わって、ONE FFでも良いから試合をたくさんしたいと伝えていて。ここで名前のある相手と戦いたいなんて思っていなかったですし。そういう状況で組まれた試合だし、とにかくこういう試合を積み重ねていきたいと思っています。直樹なんて。1年で4試合もしていて。アイツは連勝していて、ちょっと自分にもイラついています(笑)。

こういう試合で勝って行って、また名前のある選手、強い選手とやりたいと言えるようになりたいです。だからこそ今回の試合は、自分の精一杯をぶつけます」

――そもそも平田樹という選手は突然、スッとMMA界からいなくなるかもと思い続けてきました。でも、結局のところずっと残っている。

「辞めるのは簡単なことです。両親も『辞めたいなら、続けなくて良い』と言っていたので。だからハム・ソヒ戦のあとは、カフェをやりたいなとか思ったこともありました」

――まぁご両親としては、子供の意思を尊重する。見返りを求めないのが親なので、そう言いますよ。でも、本音は諦めるな。やり始めたことはとことんやれという想いもあったかと。それはなんのためでなく、平田樹という人間のために。

「柔道の時も、同じでした。で、自分はきっぱりと辞めて格闘技を始めた。あの時も『辞めるな』って言わないんだとは思いました。まぁ辞めるなといっても、辞めるんだし……。

でも、そうですね……『辞めて良い』って言っていても、絶対に辞めるなと思っていたんだろうなと……そういう気がします。特に母親の方は。私が負けて、一番悔しいのはママだと……。絶対、続けろとは言わないけど……。本当に親って、ありがたいなって……」

――頑張ってほしくても頑張れってあまり言わないのは、頑張らなくても付き合うのはご両親だけだからで。

母のことを話平田の目に涙がーー(C)MMAPLANET

「負けて、誰よりも悔しそうにしているのが両親で。勝った時に一番うれしそうなのが、やっぱり両親で……。絶対に次は喜んで欲しい。負けて支えてくれる人が、悔しそうにしていて……次の試合は絶対に勝って、皆の喜ぶ顔が見たいです」

――そのために次の試合で、出したい自分は?

「ここ(HEARTS)で練習してきたことを出したいです。さっきも言ったように思い通りになっていないときに、どう戦うか。大沢さんの声を信じて、戦います。1月の時と違って、大沢さんのアドバイスに反応できるようになっているはずです。ここでやっていると、自分1人で戦っているのでなく、頼ることができる人がいるって思えるんです。

皆を信じて練習して、大沢さんを信じて戦えます。勝ちたい欲と気持ち。泥臭くて、汚くても良いからとにかく勝ちたいです」

■放送予定
6月8日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE ONE167 RIZIN   ジュリー・メザバルバ スタンプ・フェアテックス デニス・ザンボアンガ ノエル・グホンジョン ハム・ソヒ 澤田千優

【ONE167】ノエル・グホンジョン戦へ、デニス・ザンボアンガ「ここで勝って、次は暫定世界戦」

【写真】ザンボアンガにとっても昨年4月のジュリー・メザバルバ以来の試合となる (C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE167でデニス・ザンボアンガがノエル・グホンジョンと戦う。
Text by Manabu Takashima

当初、同大会でサンボアンガはONE世界女子アトム級王者スタンプ・フェアテックスに挑戦予定だったが、スタンプのヒザの負傷で世界挑戦はお預けとなった。そもそも両者の世界戦は一度、3月のカタール大会で組まれていたが、リスケされていた。

延期と負傷、結果的に世界戦の機会を失したザンボアンガは、5月のFN大会で澤田千優に敗れたグホンジョンとサークルケージで相対することとなった。ザンボアンガはかつての練習仲間を決して軽視しないと言いつつも、20分弱のインタビューの間に「ここで勝って、次は暫定世界戦」という言葉を繰り返した。そして──その相手に澤田の名前を挙げていた。


──デニス、スタンプではなくノエルと2週間後に戦うことになりました。

「とにかくスタンプとの世界戦が流れたことは、悲しかったわ。でもONEチャンピオンシップが、代役の選手を探して試合機会を創ってくれたことには感謝している。ここまで試合に向けて積んできたトレーニングを無駄にしたくなかったから」

──スタンプとの世界戦は3月のカタール大会でも組まれていたものが今大会にスライドされていたので、2度に渡りキャンセルされたことになります。

「3月の試合が延期になった理由はハッキリと聞かされていなかったけど、とにかくバンコクで試合を組みたかったんだと思っていたの。そっちの方が盛り上がるのは間違いないので」

──そのスタンプとの試合が行われる前に、彼女が9月の米国大会でストロー級世界王座に挑戦することが発表されていました。あの発表には、気持ちがざらつくことはなかったですか。

「スタンプはスーパースターだから、そこは理解しているわ。まぁ、私の立ち位置はそういうことだから(笑)」

──理解しているではなく、理解しないといけないということでしょうか(笑)。

「まぁ、そういうことね(笑)。ただ、私の試合がなくなったわけでもなかったし、アトム級王座を狙う位置にいたことは変わりないから」

──結果、スタンプの負傷より、ノエル・グホンジョンと戦うことになりました。ただノエルは5月4日に澤田千優選手に負けたばかりです。

「他の相手……トップファイターは、ショートノーティスで試合を受けなかったはず。私もできれば暫定王座が掛った試合がしたかったけど、それは難しいとは分かっていたわ」

──この短期間だとタイ在住の選手に限られてきますしね。

「そう、本当にその通り(笑)。だから代役を見つけること自体が困難だったはず。そういうことだから、今回の試合に勝てば次は暫定王座決定戦を戦いたいわ」

──そのうえでノエルの印象を教えてください。

「彼女とは以前、フェアテックスで一緒に練習していたの。寝技がとても強くて、スタンドもできる選手よ。私はどの試合でも自分を信じて、自信を持って戦っているけど、自信過剰にならないようにしているの。

ファイトは何が起こるか分からないし、とにかく勝利を手にすることに集中しているわ。フィニッシュしたいけど、何よりも取りこぼしの無いように戦うことが大切で。そうすることで、次の試合で暫定王座を掛けて戦うことができるようになるはずだから」

──いずれにせよ、デニス自身も1年2カ月振りの試合になります。

「前回の試合後から、ノンストップで練習をしてきたから私のMMAは凄く成長しているわ。打撃もそうだし、柔術もそう。特に今年の1月から常に、スタンプ戦を想定して自分を追い込み、高めてきたから」

──今回の試合に向けての練習内容は?

「所属しているT-REXジムで、MMAは兄のドラックスと。打撃はフィアンセのフリッツ・ビアグタンと練習をしてきた。フリッツはWBCムエタイのフィリピン王者でONE FFで2勝1敗(2019年4月にRIZINで那須川天心に敗れている)、彼のおかげで打撃は本当に上達したわ。

柔術は出稽古をしていて……フィリピンも黒帯の柔術家が増えて国全体でグラップリングのレベルが上がっていると思う。グラップリング自体もそうだし、MMAファイターの組み技のスキルも随分と進歩しているわ。私も何人かの黒帯に協力してもらっているから、柔術も自信を持って成長したと断言できるわ。

今もチーム・ラカイやライオン・ネイションMMAというバギオのチームがフィリピンをリードしているけど、マニラの選手たちだって力をつけて、世界の舞台に出て行けるようになっている。そういうなかで、私は1日に2度の練習を続けてきたの。

練習をしないのは教会にお祈りにいく、日曜日だけね。日曜日は心身ともに休息日にしているわ」

──先ほどから次は暫定王座で戦いという発言が聞かれています。その相手は誰が相応しいと考えていますか。

「スタンプのリカバリーには時間が掛りそうだから、暫定タイトル戦を戦いたくて。相手はトップファイターなら、誰でも構わないわ。対戦相手は選ばない。ONEの選択に従うだけで。確かなことは、誰だろうがベルトを巻く準備はできているっていうことね(笑)」

──ハム・ソヒと3度目の対戦は希望しない?

「名前を挙げるのではなく、相応しい相手は1位の選手と3位の選手よ」

──つまりデニスは現在ランク2位で。1位はハム・ソヒ、3位は澤田千優選手ですね。もう澤田選手はタイトルが射程圏内に入っていることが裏付けられるデニスの意見です。

「彼女は十分にトップファイターでしょ。前回のノエルとの試合を見てもそう。さっきも言ったけど、私はノエルと一緒に練習していた時期があるから、その実力を理解している。ノエルは実力者よ。そのノエルにしっかりと勝っているサワダの力がどれほどなのか、私には分かるから。

しかもランキングも3位だし、暫定タイトル戦を戦う資格を十分に持っているわ」

──アトム級でも小さな澤田選手ですが、それだけデニスも認めているのですね。

「リング上の彼女を見ていると、小さいなんて全然思わないわ。本当に彼女は小さいの?」

──ONE女子アトム級に合わせて、体を創っているはずです。

「でも、凄く強いじゃない? 実際にテイクダウンからグラップリングでノエルを圧倒しているわけだし」

──では、なおさら今回の試合で澤田選手に負けないパフォーマンスが必要になってきますね。

「私はノエルのグラップリングの強さを認めているし、そのノエルをドミネイトしたサワダの強さも認めているわ。でも、私はチャンピオンになるために戦っていて。今回の試合でフィニッシュすれば、ベルトが懸かった試合がまた組まれるはず。だからこそノエルを殴って、組み伏せて、フィニッシュするわ」

──デニス、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「まず、最初にスポンサーの皆にお礼を言わせてもらっても良い? この試合の機会を得ることができたのも、彼らのサポートがあってのことだから。そして、もし日本に私のことを応援してくれる人がいるなら、ありがとうと伝えたいわ」

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6月8日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 ノエル・グホンジョン 澤田千優

【ONE FN22】澤田がグラウンドのヒジ・ヒザでグホンジョンを圧倒。判定勝利でONE3連勝を飾る

【写真】危なげない試合運び、安定感も感じさせる戦いぶりだった(C)ONE

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
Def.3-0
ノエル・グホンジョン(タイ)

サウスポーの澤田がインローと左ミドル、グホンジョンが右ストレートを狙う。グホンジョンが右ミドルを蹴ると、澤田が組みつく。ここはグホンジョンが距離を取る。試合がスタンドに戻ると澤田が左ミドル、右フックからダブルレッグで組んでバックに回る。グホンジョンも立ち上がってスタンドをキープするが、澤田がバックコントロールから足を取ってテイクダウンし、ハーフガードでトップキープする。

澤田はグホンジョンの顔を押してすべらせるようなヒジを落とし、細かくパンチを入れながらアームロックを狙う。澤田がパスガードを仕掛けると、グホンジョンがガードに戻す。澤田は立ち上がってパンチを落とし、グホンジョンの立ち際に蹴り。シングルレッグでテイクダウンしたところでラウンド終了となった。

2R、澤田がワンツーからインローと左ミドル、グホンジョンも右ミドルを返す。澤田が左ストレートにダブルレッグを合わせ、グホンジョンはそれを切ってヒザ蹴り。澤田はグホンジョンをロープまで押し込んで投げてテイクダウンする。澤田はクローズドガードを左ヒザで割ってハーフガードへ。1Rと同じく顔面にヒジとパンチを落とし、マウントポジションを狙う。

澤田は自分の右手をグホンジョンの首の後ろから回してグホンジョンの右手を掴み、空いた顔面に左のパンチを入れる。澤田がハーフガードでトップキープする時間が続き、ガードに戻したグホンジョンが蹴り放そうとするが、澤田がしつこくトップキープ。インサイドガードからパンチを落とした。

3R、澤田がダブルレッグに入るが、グホンジョンは倒れない。右ストレートと右の三日月蹴りを入れる。澤田はその蹴り足を取ってテイクダウンし、ドント―ムーブを挟んでサイドポジションへ。澤田は左ヒジを入れつつ、今度は左のヒザ蹴りを顔面にも落とす。澤田はサイドから顔面ヒザを続け、グホンジョンの動きに合わせてがぶりからヒザ蹴りを入れる。

グホンジョンが立ち上がると、澤田はシングルレッグに入り、グホンジョンが腕十字を狙う。澤田はこれも冷静に対処してトップキープし、コツコツとパンチを落とす。残り30秒を切ったところでパスしてバック、バックマウント→マウントからパンチを落とし続けて試合終了となった。判定は文句なしで澤田の勝利。これでONE戦績を3戦3勝とした。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 アクバル・アブデュラエフ ウェイ・ルイ キック ジヒン・ラズワン ジャン・リーポン ノエル・グホンジョン ハム・ソヒ ハリル・アミール ビアンカ・バシリオ フー・ヤン ボクシング モーリス・アベビ リース・マクラーレン ルンピニー ヴィクトリア・ソウザ 松嶋こよみ 海外 澤田千優 秋元皓貴

【ONE FN22】本戦2戦目、グホンジョン戦1カ月前に澤田千優が話していたこと「油断せず、フィニッシュ」

【写真】収録は3週間前、澤田の打撃は伸びしろばかりだが、その伸びが期待される打撃を使うことが絶対でないのがMMAの面白さ(C)SHOJIRO KAMEIKE

3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、澤田千優がノエル・グホンジョンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年に入りONE本戦契約を得た澤田は、3月にONEアトム級5位のジヒン・ラズワンを判定で下した。前日計量をクリアできず、ハイドレーションテストもクリアできなかったなかで迎えたラズワン戦。澤田以上に体重をオーバーしていたラズワンに勝利した澤田は、その戦いの中で何を得たのか。改めてラズワン戦を振り返るとともに、グホンジョン対策も語ってくれた。


――1カ月前の試合になりますが(※取材は4月8日に行われた)、ラズワン戦の勝利おめでとうございます。

「ありがとうございます!」

――ONE出場は約1年振り、本戦契約の初戦となりました。改めて感想を教えてください。

「当然のことではありますが、ラズワン選手は今まで戦ってきた相手よりもパワーがありましたし、レベルも高かったです。これからもONEでレベルの高い相手と戦えることはワクワクしています。ランク5位のラズワン選手があれだけ強いのであれば、その上にいるハム・ソヒ選手やチャンピオンのスタンプ選手は、もっともっと高いレベルにいる。私もそのレベルの選手になれるように頑張らなきゃ、って思いました」

――勝利は勝利ですが、試合前の計量とハイドレーションテストはクリアできませんでした。どのような状況だったのでしょうか。

「やはりハイドレーションテストで難しい面はありました。今回の要因としては、提出の際に尿が出なかったことです。体重は予備計量でクリアしているかどうかは分かりますよね。でもハイドレーションテストの尿は……数値的なものは分からないので、クリアできるものかどうか色で判断していたんです。『今のは濃かったかなぁ』と考えたりしていると――」

――結果、提出のタイミングで尿が出なくなってしまったと。澤田選手がそのような状態にあるなか、ラズワンはハイドレーションテストをクリアしたものの、体重は2キロオーバーでした。

「相手のほうが先に計量を終えていて、ハイドレーションテストはクリアしていたから、体重を落とすのは諦めたのか……。私はクリアするために3時間ぐらい計量会場にいたのですが、ラズワン選手はもう戻ってきませんでした。

ただ、私も計量オーバーしているので、試合を拒否することはできなかったです。どちらもオーバーしているから平等である、という捉え方でした。さらにONEのルールではハイドレーションテストが優先されるので、あとはキャッチウェイトで戦うしかなくて」

――計量オーバー、ハイドレーションテストの失敗は試合に影響を及ぼしましたか。

「コンディションも良く、作戦を変えることはなかったです。ただメンタル面については……。小さい頃から体重に関してはシビアに考えていて、今回は『やってはいけないことをやってしまった』と考えました」

――……。

「でもセコンドの良太郎さんや松嶋こよみさんから『ここで泣いていても仕方ない。あとは勝つしかない。勝って状況を変えよう』と言われて、気持ちを切り替えることができました」

――確かに試合が成立すれば、あとは戦うしかありません。その点は海外の選手はハッキリしているように思います。

「あぁ、そうですよね。『何が悪いの?』というぐらいの感じの選手もいますし」

――試合では1Rに攻め急いでいる印象を受けました。それは計量オーバーが何か関係あったのでしょうか。

「計量オーバー云々ではなく、私の場合はよくあることなんですよね。もちろん良いことではないですけど(苦笑)。突っ込みすぎちゃったり、良いポジションを取りたいという気持ちが出すぎて、体が前のめりになってしまう。結果、三角に入られたりとか。

でも視野が狭くなることはなく、セコンドの声も全て聞くことはできていました。だから自分の中では冷静に戦うことはできていたんです。2R、3Rと進むにつれて落ち着きは出てきたと思います。でも視ている側からすれば、ヒヤヒヤしてしまう内容になりましたよね」

――2Rから何か変わったというのは、1R終了後のインターバルでセコンドからどのような声を掛けられたのでしょうか。

「まずスタンドの攻防は悪くない。だから安心して相手の動きを見ながら、ミットで練習したとおりにフェイントをかけて、タイミングが合えばテイクダウンに行け――という指示でした。そう言われて『いつも練習でやっていることが通用する相手なんだ』と思うことができて、私もいつもどおりの試合運びができたのかなって思います」

――ラズワンの打撃をかわしたり、相手に打撃を出させないようにしてテイクダウンに入る。それがチーム・アカツキのミット練習でやってきたことの成果だったのでしょうか。

「その成果が出た――と言っていいのでしょうか。あの試合内容であれば」

――そう言える試合内容だったと思います。

「ありがとうございます。しっかりとスタンドの攻防をしつつ、自分の良いところを出せたのは良かったですね。それが1Rだけでなく2R、3Rも続けることができましたし」

――一方で、ONE本戦契約の初戦として一本勝ちできず悔しいのか。あるいは勝つことができてホッとしているのか、どちらでしょうか。

「フィニッシュはしたかったです。でも相手のレベルが高いことは分かっていたし、まずは勝たないといけないっていう気持ちのほうが大きくて。もちろんフィニッシュして、目立つ試合をしなきゃいけなかったとは思いますが、まずは勝てたこと――しかも完封できたので良かったとは思っています。ファイターとしては完封したうえでフィニッシュすると、高望みしないといけないんでしょうけど(苦笑)。ただ、何より勝てて安心しました」

――前回の試合から2カ月のスパンでオファーが来たということは、ONEから評価してもらえているとのではないでしょうか。

「評価してもらえていると嬉しいです。特に前回はランキングに入っている選手に勝ったので、『サワダってどんな選手なんだ!?』と気になってくれているんじゃないかという手応えもあります。ラズワン戦の直後に、会場の廊下でマッチメイカーの方とすれ違って。その時に『おめでとう! またすぐ試合できるかい?』と訊かれたんです」

――おぉっ!? それは凄いですね。

「その時点では即答できなかったんですけど、帰国してからONEジャパン経由で正式なオファーが届いて、今回の試合が決まりました。やっぱり勝っただけじゃなく、すぐ次のオファーが来たことも安心できた理由でしたね」

――ラズワン戦と同日にグホンジョンはヴィクトリア・ソウザに判定勝ちを収めています。ONEとしても同日に同じ階級の試合で勝った者同士の試合は組みやすかったでしょうね。

「そのほうが選手側もそうですし、観ている人にとっても分かりやすいですよね。次の試合が想定しやすくて」

――ご自身の試合前に、グホンジョンに対して「勝てば次はこの選手かなぁ」と意識しましたか。

「絶対にこの選手と対戦するだろうとは思っていなかったです。でも体の大きさや動きも近い部分があって。控室も同じだったのでグホンジョン選手を見ながら『やっぱりラズワン選手は大きいなぁ』と考えていました(笑)」

――アハハハ。確かに澤田選手、グホンジョン、そしてソウザはフレームも近かったですね。ただただラズワンがONEアトム級の中では大きすぎるという。

「グホンジョン選手の試合を視て、MMAファイターとして全てできるというよりは柔道ベースで腰が重く、一発一発のパンチに体重が乗っていると思いました。一発もらったら危ないなという印象です。足さばきや組みついた時の投げも無意識でやっているように感じますね。あとはスイッチせずに自分の構えを貫きながら前に出てくるタイプなので、そこは警戒しつつ、私も相手の得意な部分に付き合わず戦いたいです」

――グホンジョンの特徴として相手がテイクダウンに来た際、自身がどんな体勢でもカウンターで投げてきます。今まであのようなタイプはいなかったのではないですか。

「今までは相手が投げのムーブに入ったとしても、その前に私が組みきっているからテイクダウンできていました。グホンジョン選手は投げの体勢に入るまでのスピードが速いので、警戒しないといけないですね。特に相手が投げの体勢に入れないよう、私から動いていきたいです。

あと、たとえば私の体が浮いてしまっていると、相手は投げやすくなってしまうじゃないですか。そこは気をつけて丁寧に倒していきたい。それとMMAなので、相手の意識を投げ以外に散らすことができるような打撃を出していきます」

――なるほど。では最後に、次のグホンジョン戦への意気込みをお願いします。

「2戦目で、まだまだ世界に強い人はたくさんいます。油断せず、フィニッシュして『この選手の試合を見たい』という勝ち方をして日本に帰ってきたいです」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級選手間試合/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グホンジョン(フランス)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーンPK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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【ONE FN20】グホンジョンが1Rにダウンを奪い、投げ&テイクダウンで印象つけて判定勝利

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ノエル・グホンジョン(フランス)
Def.3-0
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

お互いに似たスタンスと構えで打ち合う両者。グホンジョンが右ストレート・左フックを効かせると、すぐにテイクダウンしてパンチを落とす。ソウザも何とか立ち上がるが、グホンジョンが右ストレートでダウンを奪い、再びトップポジションを取ってヒジとパンチを連打する。ソウザもクローズドガードに戻し、ハイガードから展開を作る。グホンジョンがトップキープし、左ヒザでガードを割ろうとしたところでラウンド終了となった。

2R、ソウザがワンツーで前に出る。グホンジョンの左フックに合わせてダブルレッグに入るが、グホンジョンはその勢いを使って首投げでテイクダウンする。ソウザもトップキープさせずに立ち上がる。ソウザはジャブから顔とボディに右ストレート、グホンジョンがパンチを返すと、サークリングして右ローを蹴る。これが功を奏し、ソウザがローを当て続ける時間が続く。グホンジョンも単発ながら右ストレートを当て、ソウザが組み突いてくると再び投げてテイクダウン。しかし投げたあとに体が離れて、ソウザに立ち上がられてしまう。その後はグホンジョンがパンチでプレッシャーをかけ、ソウザが足を使う展開が続いた。

3R、ソウザが右ストレートから前進。グホンジョンも右を返す。ソウザは右ローも混ぜて、右フックを強振する。ソウザはこの右を当てて、返しの左フックにつなげる。グホンジョンもソウザの前進に右ストレートを当てて左ミドル。ソウザはインローも蹴り返す。ジャブの差し合いから、グホンジョンが右ストレートで距離を詰める。さらにパンチからの組み際に大外刈りを決めてテイクダウン。一度、マットに背中をつけたソウザだったがスクランブルの展開から立ち上がり、スタンドでバックを取る。ここで試合終了となり、グホンジョンが判定勝利を収めた。

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