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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN57 ジミー・フリック ネイサン・メネス

【UFC ESPN57】ジャブを起点に多彩な打撃を披露。メネスが試合を支配してフリックに判定勝利

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ジミー・フリック(米国)

ジャブを突くメネスに対し、フリックが右ローを蹴る。メネスもジャブと右ロー、フリックは右ストレートと左ミドルを見せる。メネすはジャブからパンチをまとめ、フリックは右ロー。メネスがサウスポーにスイッチすると、フリックは右ミドルを蹴る。メネスがオーソドックスに戻したところでフリックがシングルレッグでテイクダウンを仕掛けると、メネスはギロチンを狙いながら離れる。

試合がスタンドに戻ると、メネスが打撃のプレッシャーをかけて、ジャブと右ストレート、左アッパー。さらに右フックを当てると、ジャブも混ぜて右ストレートと手数を増やす。フリックは右ローからシングルレッグで組みつき、テイクダウンを奪う。フリックがヴァンフルーチョークを狙うが極まらない。

2R、メネスが右ストレートから前に出て、ジャブをコツコツと当てる。フリックも前蹴りで距離を取ろうとするが、メネスは下がらない。飛び込むような右ストレートを見せるメネス。フリックもそこに左アッパーを返す。ジャブの差し合いから、メネスがスイッチしての左ミドル、ジャブからパンチをまとめ、左ボディで飛び込む。

メネスがオーソドックスに戻してジャブと右カーフ、フリックも左ミドルを蹴ってダブルレッグへ。これを切ったメネスがギロチンを狙うが、フリックがケージまで押し込む。メネスはケージに背中を預けてヒジとヒザ蹴り、態勢を入れ替えてボディにパンチを打ち込み、ダブルレッグへ。今度はフリックがギロチンを狙うが、頭を抜いたメネすがパンチと鉄槌を落とす。

3R、メネスがサウスポーから左ミドル、オーソに戻してジャブと右カーフ、左ミドルを蹴る。フリックが右で前に出ていくと、メネスが組みつく。ここはメネスが離れ、打撃になるとフリックが右ミドルを当てる。メネスは右ストレートと左アッパー、フリックは右を振って組みつくが、ここもメネスがケージに押し込まれる。

距離が離れると、フリックは再び右を振ってシングルレッグへ。これを切ったメネスがフリックをケージに押し込んでパンチ、首相撲からヒザ蹴り。フリックは動きが止まり、メネスがバックを狙うと、フリックはメネスを前方に戻す。しかしメネスもすぐに立って、ボディロックでフリックを押し込む。フリックがギロチンを狙うが極まらず。終始試合をコントロールしたメネスが判定勝利を収めた。


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45 AB Brave CF K-1 LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC ESPN57 UFC ESPN58   アス・アルマバエフ アダム・ヒューギット アレクサンダー・グスタフソン アレックス・ペレス イリル・ラティフィ ウェスティン・ウィルソン カムザット・チマエフ カーリー・ジュディシー ガブリエラ・フェルナンジス キック ギャレット・アームフィールド シャイラン・ヌルダンベク ジェカ・サラギ ジミー・フリック ジュリア・ポラストリ ジョシュア・ヴァン ジョシュ・クィンラン ソ・イェダム タジル・ウランベコフ ネイサン・メネス ブレディ・ヒースタンド ボクシング ヨセフィン・ヌットソン ライカ ルーカス・アルメイダ 平良達郎

【UFC ESPN58】日本のK-1からオクタゴンへ、ヨセフィン・ヌットソン「K-1を生かしたMMA」

【写真】日本格闘技LOVEのヌットソン(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN58「Perez vs Taira」でヨセフィン・ヌットソンが、ジュリア・ポラストリとオクタゴン2戦目を戦う。
Text by Manabu Takashima

K-1、Krushと4度に渡って日本で試合経験があるヌットソンは、所属ジムで練習するMMAファイターを見て「いつの日かMMAを戦ってみたい」という想いを抱いていた。そしてコロナ・パンデミックが起こり、ファイトがなくなった日常にあった彼女はアマチュアMMAを戦う機会に跳びついた。

その2年後、コンテンダーシリーズで勝利も契約を逃した彼女だったが1カ月に世界の最高峰に辿り着いた。打撃に関しては既にトップレベル──そんなヌットソンはMMAにフィットしたファイトIQの持ち主だった。


――UFCでの2試合目を今週末に控えています。今の気持ちを教えていただけますか。

「土曜日のUFC第2戦目に向けて、凄くワクワクしているわ。長い期間、今回の戦いの準備をしてきたので。もう、ずっとジムに缶詰め状態で、ようやく外に出ることができたから(笑)。やっと、自分のやりたいことができる。そんな気分ね」

──押忍。ヨセフィンは日本で4度キックの試合をしています。K-1で3試合、Krushで1試合を戦っています。日本にはどのような印象を持っていますか。

「いつも言っているけど、本当に日本のことが大好きで。K-1のような大きな舞台で戦ってきて、日本に行くのはいつも試合の時だったけど、いつもファンが温かく接してくれたことが忘れようはない思い出ね。どこにでもあることでなく──本当にファンがファイターに優しくて、日本のファンの前で試合をすることが大好きだった。日本では人生で最高の日々を送ることができたわ。

今の私の夢はUFC日本大会が開かれ、今度はUFCファイターとして日本のファンに再会することなの」

──この言葉が嬉しい限りです。ところで2019年12月にK-1でKANA選手と対戦したのを最後にキックボクシングの試合を戦っていません。いつ頃からMMAに転向しようと考えていたのですか。

「K-1で戦っている頃から、所属するジムに練習に行くと横でMMAのトレーニングが行われていて。アレクサンダー・グスタフソン、カムザット・チマエフ、イリル・ラティフィ達がMMAの打撃練習をしていたの。彼らのトレーニングする姿を見ていて、いつかMMAに挑戦したいなって思うようになって。

そんな時にコロナ・パンデミックが始まり、試合機会が全くのゼロになったでしょ? そうしたらBRAVE CFからMMAファイト、アマチュアマッチのオファーがあって。もう何も考えることなく、そのチャンスに跳びついたわ。MMAとかキックとかでなく、ファイトの機会を逃したくなかったから」

2020年にBrave CFでアマチュアMMAを経験し、翌年プロデビュー (C)BRAVE CF

──BRAVE CFはUFC、Titan FC、KSW、LFAや日本のプロモーションと並び、いち早く活動を再開。2020年の8月にはストックホルムで4週連続のイベントを開催しました。ロックダウンが世界中であったなか、MMAを戦う準備はできていたのですか。

「あの時は大変だったわ。ただ、ファイティングチームで屋外に出て。1日に3時間、もしくはそれ以上のトレーニングをしていたの。1度の練習にテクニックからコンディショニングまで詰め込むから、その練習時間が長くて。

でも、それが許されたのもスウェーデン政府が緩和策をしていたからだと思う。それでも全てのジムは閉鎖されていたし、ジムで練習しようものならポリスに止められていたはず。ただ、外で練習することはそれほど問題視はされていなかったわ。正直、K-1でまた戦いたいと思っていたけど、パンデミックはアジアを直撃していたし、その機会が訪れることはなかったの」

──2022年6月にはRoad to UFCのワンマッチに出場しました。あの時はもうMMAを戦おうと決めていたのですか。

「そうね、シンガポールで試合をした時はもうMMAで戦っていくことを決めていた。UFCファイターになるって。だからRoad to UFCでの試合は、その一歩だしチャンスを掴むために全てを出し尽くそうと思って戦ったわ」

RTUのワンマッチでは、韓国のソ・イェダムを判定で下した(C)MMAPLANET

──実はBRAVE CFのアマチュア戦は配信で、Road to UFCシンガポール大会は現場で取材もしていました。ただ私はMMAの記者でキックボクシングのことを全然知らなくて、ヨセフィンが日本のK-1で戦っていることも実は知らなかったです。

「アハハハハ、全然大丈夫よ」

──ただ昨年8月のコンテンダーシリーズの時にK-1プロデューサーから、メディアの仕事に戻ってきた中村拓己氏からヨセフィンに注目してほしいと教えてもらったのです。

「なんて素敵な話なの。その話を今回の試合前に聞けて、本当に嬉しい。ハッピーな気持ちになったわ」

──コンテンダーシリーズから約1カ月後にUFCデビュー。当然のように立ち技では既にアドバンテージを持っていますが、グラウンドでも見事にBJJの技術を駆使していました。

「ありがとう!! グラップリングの練習には相当に時間を使ってきたわ。未知の領域だったから。レスリングもそうね。壁レスも。MMAでやって行こうと決めた時、特に怖いとは思わなかった。でも覚悟は必要だったわ。本当に多くの知らない技術を吸収する必要があるし、練習時間はいくらあっても足らないって感じていたから。

何より、再び自分がビギナーになることを受け入れないといけなかった。それってちょっと、気持ちが落ちるんだけど。キックの実績でMMAを戦っていくことはできない。だから懸命にレスリングとグラップリングに取り組んだの。もちろん、MMAの打撃もね」

──そこです。打撃もK-1とMMAでは距離もリズムも違います

「その通りね。別モノだった。K-1ファイターは前へのプレッシャーの強さが必要で、テクニックにも厚みを持たせないといけない。私は可能な限り、その技の厚みをMMAでも生かしたいと考えていて。MMAでもK-1ほどじゃないけど、近い距離でパンチ、キック、ヒザ、そしてエルボーを使う局面がある。あの小さなMMAグローブで、そこを戦うわけで。でも近い距離は絶対に私の世界だから。

MMAにはいくらでも戦いのバリエーションがある。なら、私だから可能になるK-1を生かしたMMAも存在しているはずで。同時にもっと距離を取った戦い方があって、その位置取りは限りなく存在しているわ」

──それでもヨセフィンの立ち技でのアドバンテージは絶対かと。レスリングにはまだ課題があっても、首相撲をよく使っていますね。

「逆にコーチから首相撲を使い過ぎるなって怒られるの。私自身がクリンチが好きだから、すぐに組んでしまう……それも必要のないところで。打撃をもっと使えるのにとか、色々と考えるわ。それにレスリングが強い相手に、首相撲を使う時間は最小限にしないといけないし。やっぱり、近づきたい相手を自分から迎え入れるのは良くない。打撃で突き放さないと。

結局のところ、どういう選手と向き合っているのか。それでやることが大きく違ってくる。それがMMAだと思う。それでも、ムエタイから使っている首相撲は私の武器になるのは絶対ね」

──ヨセフィンのファイトIQの高さは、絶対的にMMAにフィットしていますね。最高のキックボクサーでも、その考えがないと打撃は無力化してしまいます。

「ありがとう(笑)。凄く嬉しいわ。私はいつだってK-1とムエタイ、私のルーツをオクタゴンで見せたいと思っているから。それは、誰と戦った時も変わらないわ」

──つまりは次戦、ジュリア・ポラストリの戦いでも?

「彼女はグラップリングもデキる、ストライカー。でも打撃を使いたがる傾向にある。ブラジルの選手は本当に寝技が強いけど、彼女はストライカーだわ。打撃戦を好んでいる。その立ち技もあまりフットワークを使わないで、上半身は動いているけど、下半身はフラット。ボクシングね。それは良い面もあるし、悪い面もあるわ」

──前足が目の前にありますね。

「そこが狙いだから、これ以上は聞かないで(笑)」

──ハハハハ。では、どのようなファイトをしたいと考えていますか。

「ファンの皆が喜んでくれるK-1スタイルを見せるには、最適の相手。結果、彼女はテイクダウンを仕掛けてくる。その瞬間、きっと驚くことになるわ。グラウンドだって十分に対応できるけど、できるだけ立って戦う。皆に喜んでもらうファイトを見せたいから」

──では最後に日本のMMAファン、そしてキックボクシングファンに一言お願いします。

「今の私の戦いをフォローしてくれている全てのK-1ファンの皆、心から感謝している。日本でUFCが開催された際には、皆に会場で応援してほしい。また、皆に日本で会いたい。その日が来ることを願っているわ」

■放送予定
6月16日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC Fight Pass
午前7時45分~U-NEXT

■UFC ESPN57対戦カード

<フライ級/5分5R>
アレックス・ペレス(米国)
平良達郎(日本)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)
ティモシー・クアンバ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
ホゼ・ジョンソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アダム・ヒューギット(米国)
ジョシュ・クィンラン(米国)

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
ジミー・フリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
ギャレット・アームフィールド(米国)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
カーリー・ジュディシー(米国)
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジェカ・サラギ(インドネシア)
ウェスティン・ウィルソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャイラン・ヌルダンベク(中国)
メルキザエル・コスタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
ヨセフィン・ヌットソン(スウェーデン)

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MMA MMAPLANET o UFN UFN229 キック ネイサン・メネス マテウス・メンドンサ

【UFN229】メンドンサの足関節狙いが裏目に。メネスがパウンドでTKO勝利

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
Def.1R4分40秒by TKO
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

前に出るメンドンサが右ハイ、左ミドル、右カーフキック。ケージを背負うメネスにダブルレッグで組み付く。メンドンサはテイクダウンを狙いつつ、自ら引き込んで足関節へ。メネスが背中を見せつつ足を抜くと、それを追いかけてシングルレッグに入る。

メンドンサはここでもテイクダウンを狙いながら、自ら引き込んで再び足関節へ。メネスはそれをディフェンスしながら顔面を殴る。ガードに戻すメンドンサだが、メネスは上体をを起こして鉄槌を連打。メンドンサの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

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JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229   アオリーチーラン アブドゥル・ラザク アレキサンダー・ヘルナンデス イオン・クテレバ カロリーナ・コバケビッチ ショーン・シェルビー ジョアキン・バックリー ジョセフ・パイファー ネイサン・メネス ビル・アレジオ ボビー・グリーン マテウス・メンドンサ モンタナ・デラロサ ヴァネッサ・デモパウロス 中村倫也 村田夏南子 風間敏臣

【UFN229】計量終了 村田夏南子、2年4カ月振りの計量パスの笑みを浮かべてKポーズ!!

【写真】これぞ満面の笑み。明日もこの笑顔がぜひとも見たい(C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」の計量が、6日(金・同)に行われている。
Text by Manabu Takashima

メインはライト級のグラント・ドーソン✖ボビー・グリーンの今大会、11試合・全22人の出場選手が問題なく計量を終えた。


2年4カ月振りの再起戦となる村田夏南子は 115.5ポンドでクリア、やや食い気味に計量台の上でガッツポーズをとるとKポーズで笑顔を見せていた。対戦相手のヴァネッサ・デモパウロスも 116ポンドでパス。

フェイスオフで村田はショーン・シェルビー、続いてデモパウロスと握手を交わすと、しっかりと両手を広げてファイティングポーズをとってフェイスオフを終えた。

村田と同様にアジアから出場は、バンタム級でジョニー・ムニョスJと戦う中国のアオリーチーランだ。中村倫也と風間敏臣が在籍するオクタゴンのバンタム級戦線でムニョスJrとアオリーチーランは2勝3敗と負け越しており、明日の試合で3勝3敗の五分に戻すのと、黒星が2つ先行するのとではキャリアアップに違いが出てくる。特にムニョスは中村と風間の対戦相手になることも十分にある。

そういう意味でもムニョスJrとアオリーチーランのマッチアップ、第2試合には注目したい。

■視聴方法(予定)
10月8日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229計量結果

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー: 185ポンド(83.91キロ)
アブドゥル・ラザク: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジョアキン・バックリー: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ライアン・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
アレキサンダー・ヘルナンデス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス: 204ポンド(92.53キロ)
イオン・クテレバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 116ポンド(52.62キロ)
ディアナ・ベルビシャ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴァネッサ・デモパウロス: 116ポンド(52.62キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJ: 136ポンド(61.69キロ)
アオリーチーラン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229 アオリーチーラン アブドゥル・ラザク アレキサンダー・ヘルナンデス イオン・クテレバ カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・アンドレジ ジョアキン・バックリー ジョセフ・パイファー ジョニー・ムニョスJr ネイサン・メネス ビル・アレジオ ボビー・グリーン マテウス・メンドンサ モンタナ・デラロサ ヴァネッサ・デモパウロス 山田海南江 村田夏南子 魅津希

【UFN229】デモパウロス戦へ、村田夏南子─02─「相手の気持ちを折りに行く試合をしたい」

【写真】とにかく雰囲気の良さが伝わるMe,We (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」で、ヴァネッサ・デモパウロスと対戦する村田夏南子のインタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

2年4カ月振りの試合、トラウマになりかねないタイでの負傷を乗り越えて、再びオクタゴンの頂点を目指す村田は負傷前より強くなったと力強く──いや、いつものようにボソボソと語った。

<村田夏南子インタビューPart.01はコチラから>


──筋量自体が減ってしまっていた形ですか。

「筋量は測っていないので分からなかったですが、動くのが辛かったです(笑)。年が明けるとやって良い練習がどんどんと増えて行って。最初はそれでも軽いモノからだったのですが、マウスピースを創ってもらってヘッドギアをつけていたらグラップリングも打撃もマスがOKになり、そこまでガチじゃないですけど普通に練習ができるようになったのは1月の終わりぐらいですね。2月になってから、どんどん強度を上げてやってきました」

──練習を再開するうえで、理不尽なケガの仕方がトラウマになることはなかったですか。

「怖いです。やっぱり試合だったらしょうがないですけど、練習で知らない人に打ち抜かれたので。ただ自分がスパーリングをしているよりも、他の人のスパーリングを見ている方が怖くて。やっぱりヒザを合わされているところとかあるので。怖いッスね。練習はヘッドギアを必ずして、毎週のように歯医者さんに通っていました」

──そうだったのですね。

「揺れの確認や、神経が生きているのかそうじゃないのか、ずっと分かっていなかったので。先生も神経を少しでも残したいと思ってくれていたので、神経の反応を毎週のようにチェックしてくれて。時間は掛かりました」

──練習の強度を上げるイコール試合がしたいということだったのですか。

「練習がちゃんとやれるようになったら、その気持ちは強くなりました。でも長い間、試合をしていなくてスパーリングでも感覚が掴めないところあったので、感覚を戻そうとやってきました」

──そして、今日の練習のように弾けるような動きが見られるようになったと。

「でも、上手くいかないことの方が多いです」

──それは負傷前と比較して、ですか。

「いえ、新しいことを取り入れているからです」

──底上げをしているということですね。

「ラスベガスに行ってジェシカ・アンドレジとかと練習したり……、最終的にNYに行ってと一緒に練習していたんですけど、打撃が上手で。魅津希ちゃんにその打撃の部分を教えてもらって、自分はレスリングを教えて……みたいな感じで。打撃が伸びて、寝技はMe,We、IGLOOの山田海南江選手と練習をして底上げをしてきました」

──では復帰戦の相手、デモパウロスに関してどのような印象を持っていますか。

「これまで自分より背の高い人との試合が多かったのですが、同じぐらいの身長で珍しいです。タフで勝っても負けても頑張っている印象があります。だからこそ、相手に負けない強い気持ちを持たないといけない。相手の気持ちを折りに行く試合をしないといけないです」

──この間の苦労を経験したことで、より強い想いをもってオクタゴンに足を踏み入れることができるのでしょうか。

「それは思わないです。う~ん、練習をしていたら勝ちたいという気持ちが強くなります。試合は絶対に勝てるモノではなくて、練習をするのは勝率を上げるためです。練習をして確率を上げて……でも、相手もやっていて。自分も打撃の部分、寝技の部分、全ての面で底上げしてきたので。相手のパンチが見えてきたから、テイクダウンのカウンターも合わせることができます。それができるようになってきました。組んだら前以上にできます。それに気持ち的にも強くなったかと(笑)」

──トップ10、トップ5にステップアップするために、今回はどのような試合をしたいと思っていますか。

「ここで勝つのと負けるのでは、次の相手が代わってきます。上に行くために勝たないといけない相手──気持ちを折りに行く試合をしたいです」


■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229対戦カード

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー(米国)
ライアン・グレン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr(米国)
アオリーチーラン(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子(日本)
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

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MMA MMAPLANET o UFN214 タジル・ウランベコフ ネイサン・メネス 平良達郎

【UFN214】平良達郎の周りは強敵だらけ。タジル・ウランベコフがギロチンで、メネスからタップを奪う

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
Def.1R2分11秒by ギロチンチョーク
ネイサン・メネス(米国)

バンタム級からフライ級に転向のメネス。鋭い右を振るって、ジャブを当てる。さらに左ボディフックを決めたメネスは、右ローを入れる。飛び込んでヒザをついた状態からシングルレッグに出たウランベコフがテイクダウンを決める。メネスはクローズドガードで下からヒジを入れ、一瞬立ち上がったウランベコフが腰をコントロールしてスタンドに戻させない。

ニーシールドのメネスにヒジを落とすウランベコフは、立ち上がって足を捌いてパス。シングル狙いのマルセロチンへ。ここからヒジを落とし、首をツイストさせたウランベコフがタップを奪った。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN38 ウマル・ヌルマゴメドフ キック ネイサン・メネス

【UFC ESPN38】これぞ完全制圧。ウマル・ヌルマゴメドフが打撃、組み、寝技でメネスに何もさせず完勝

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.30-25.30-26.30-27
ネイサン・メネス(米国)

サウスポーのヌルマゴメドフに、まず左オーバーハンドを見せたメネス。蹴りのあとに素早いパンチを見せる。ジリジリ前に出たヌルマゴメドフはメネスの踏み込みに組んで大内刈りでテイクダウンを決める。メネスがクローズドガードを取り、その中で凄くヌルマゴメドフが頭をつけて腰を上げるポスチャーで、パンチの数は限られる。

左足を抜きにかかったヌルマゴメドフが、ハーフでしっかりと抑え3/4マウントに移行していく。結果、制圧ポジションからパンチを落としたヌルマゴメドフが初回を取った。

2R、右ハイを蹴ったヌルマゴメドフは、右足を下げた位置ではミドルを蹴り、前において前蹴りから右ハイ、そしてシングルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。枕で圧力をかけてニースライスパスを決める。ハーフに戻されても、パンチを入れてもう一度パスしたヌルマゴメドフはサイドで抑えてヒザをワキ腹に入れながらニーインベリー→クォーターガードへ。

身動きが取れないメネスがパンチ、エルボーを顔面に受ける。ハーフ、ニーイン、クォーター、サイドを繰り返すヌルマゴメドフは自身が攻撃されないポジションを取り続け、上四方からバック狙い、結果上を向いたメネスをサイドで抑える。気持ちが持たなくなってきたか、背中を見せたメネスは足をフックされ殴れる。それでも懸命に上を向いたメネスにヒジを落としたヌルマゴメドフが完全支配した。

最終回、オーソで右ロー、サウスポーで左ハイを入れたヌルマゴメドフが、右前蹴りを顔面に届かせる。さらに右ジャブを伸ばし、メネスのステップインを軽くかわしプッシュキックで突き放す。と、ヌルマゴメドフ左足にシングルレッグを仕掛け、右足にスイッチしてテイクダウンを決める。ハイガードを担ぎ、パスを決めたがエルボーを連続で打ちつける。

懸命に足を戻すメネスは、その表情が「もう勘弁してくれ」と物語っているように苦し気だ。勝利を目指すのではなく、傷つかないよう戦うメネスに鉄槌を落としたヌルマゴメドフが30-25がつく判定勝利を手にした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN38   アラン・ボドウ アルマン・ツァルキャン イスラム・マカチェフ ウマル・ヌルマゴメドフ カーロス・アルバーグ クリストス・ギアゴス シャクハト・ラクモノフ セルゲイ・モロゾフ チアゴ・モイゼス ニール・マグニー ネイサン・メネス パウリアン・パイヴァ ブライアン・ケレハー ホドウフォ・ヴィエイラ マテウス・ガムロ

【UFC ESPN38】計量終了 粒ぞろい。メイン=ツァルキャン×ガムロ、バンタム級の3試合にホドウフォ

【写真】UFCジッターといえる初戦のみ敗退を経験しているが、以後は負けなしのツァルキャン×ガムロの注目の一戦がメインだ(C)Zuffa/UFC

25日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN38「Tsarukyan vs Gamrot」の計量が23日(金・同)に行われた。

メインはライト級のアルメニア×ポーランド対決=アルマン・ツァルキャン×マテウス・ガムロ戦。キャリア18勝2敗、UFCでは5勝1敗で敗れた相手はイスラム・マカチェフだけのツァルキャンとKSWからUFCに転じ、4勝1敗のガムロの両者は揃って156ポンドで計量を終えている。


キャリア15連勝中のシャクハト・ラクモノフがニール・マグリーに挑むウェルター級戦。

ランク外にも実力者がひしめくバンタム級の3試合=ウマル・ヌルマゴメドフ×ネイサン・メネス、パウリアン・パイヴァ×セルゲイ・モロゾフ×マリオ・バウティスタ×ブライアン・ケレハー。さらにはミドル級のホドウフォ・ヴィエイラなど、出場全24選手が問題なく計量をクリアしている。

■視聴方法(予定)
6月26日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN38計量結果。

<ライト級/5分5R>
アルマン・ツァルキャン: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)
シャクハト・ラクモノフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン: 265.5ポンド(120.42キロ)
アラン・ボドウ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス: 155.5ポンド(70.53キロ)
クリストス・ギアゴス: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
ネイサン・メネス(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カーティス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ホドウフォ・ヴィエイラ: 185ポンド(83.91キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 206ポンド(93.44キロ)
カーロス・アルバーグ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 145.5ポンド(66.0キロ)
シャ・イラン: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
パウリアン・パイヴァ: 136ポンド(61.69キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)
JP・ベイス: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ブライアン・ケレハー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴェネッサ・デモパウロス: 115.5ポンド(52.38キロ)

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MMA UFC トニー・グレイブリー ネイサン・メネス

【UFC192】初回終了間際にダウンを喫したメネス、左ボディから右フックで見事な逆転勝利

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
Def.2R2分10秒by TKO
トニー・グレイブリー(米国)

構えを変えるメネス、右を振るって前に出たグレイブリーがケージに詰めてエルボーとヒザを入れる。離れたグレイブリーに鋭い右を2発当てたメネスは、テイクダウン狙いにもすぐに離れ左に右を合わせていく。スイッチし右ジャブ、オーソに戻し左ジャブを伸ばすメネスは右アッパー、グレイブリーが左フックを打ち返す。グレイブリーが組んで内股でテイクダウンを決める。

スクランブルで、メネスをがぶったグレイブリーだがケージに詰められダブルレッグでテイクダウンを許す。殴られながら立ち上がったグレイブリーに対し、メネスは右を入れダブルレッグもケージを背にして耐える。グレイブリーはヒザをボディに突き刺し、押し込み続ける。ボディを打ち合う両者、メネスはヒザを腹に入れて離れると右ストレート、続いて左ジャブを入れる。グレイブリーはすぐさまクリンチへ、離れたメネスにローを蹴っていく。ミドルに左ジャブを合わせたメネス、グレイブリーは左右のミドルを蹴りラウンド終了直前に右フックを打ち込んでダウンを奪う。シッティングでパンチを被弾したメネスは、時間に救われた。

2R、直ぐに距離を詰めて右フックを振るったグレイブリーが、ケージにメネスを押し込んで右エルボーを入れる。続くエルボーの際に離れたメネスがワンツー、グレイブリーが左を振るう。ダブルレッグを切ったメネスが、左ジャブをから右ストレート。グレイブリーも右を返す。ジャブの差し合いから、グレイブリーが右ストレート。ブロックしたメネスは、左ボディフックを入れる。グレイブリーの右フックに対し、メネスが右フックを打ち込む。

目を剝いて、ケージにもたれてから前方に崩れたグレイブリーをパウンドアウトしたメネスが逆転TKO勝ちを決めた。「面白い経験をしたよ。でも大丈夫だ。コーチがボディを打てと言ったんだ。ボディが入ったらフックが当たると思った。年内にもう1試合したい」とUFC3連勝を決めたメネスは話した。


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News Preview UFC UFN ESPN+50 UFN192 インパ・カサンガネイ カールストン・ハリス ネイサン・メネス ブログ

【UFN192】計量終了 気が付けばウェルラウンダー=ネイサン・メネス、ルタドール=ハリスに注目

【写真】ライト級を経験しているメネス、ランク外のファイターにはそうそう圧力負けをしないだろう(C)Zuffa/UFC

17日(金・現地時間)、18日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN192:UFN on ESPN+50「Smith vs Spann」の計量が行われた。

メインとコ・メインにライトヘビー級マッチ=アンソニー・スミス✖ライアン・スポーン、イオン・クテレバ✖デヴィン・クラークが用意された今大会。メインカードのバンタム級でトニー・グレイブリーと対戦するネイサン・メネスに注目したい。


UFCで2連勝中のメネスは、キャリア全体でも13勝1敗という戦績を残している。デビュー直後はライト級で戦っており、その後はバンタム級とフェザー級の行き来してきた。ライト級でWarrior FCのベルトを巻くと、カナダ国内メジャーのTKOでバンタム級王座獲得&陥落、直後にHardrockフェザー級王者となりUFCにステップアップしてきた。

ベースはレスリング、ブラジリアン柔術を青帯のメネスは、スイッチヒッターで左右の構えからカウンターショットでKO勝ちできる打撃も持っている。ウェルラウンダーのメネスは、実戦経験を重ねるほどにMMAファイターとして進化してきたといえる。

キャリアの序盤はテイクダウンから寝技というレスリングと柔術をミックスして勝利を重ね、続いてクリンチでヒザ蹴りを磨くと、スクランブルのなかでテイクダウン、距離を取っての打撃と、どのエリアも選択できる完成度の高さを誇っている。

今回のUFCトップ戦線との対戦はないが、今回の試合でも完成度の高さと、その武器を生かしたうえでインパクトを残すことができれば、上位勢に割って入ることも可能だろう。パンチの打ち合いになると、若干視線を下げ気味になる点だけは気をつけたい。

またプレリミで見逃せないのは、ウェルター級マッチに出場する──ガイアナ出身のルタドール=カールストン・ハリスだ。

ハリスはマーシオ・クロマド率いるヘナヴァソン・ファイトチーム所属のルタリーブリ戦士で、5月のUFC初陣ではクリスチャン・アギレラをアナコンダチョークで破り、UFC行きを決めた1月のダナ・ホワイトが視察したUAEWではダースチョークを一本勝ちをしている。

このフロント系チョークはバリエーションの多さこそ、ノーギのブラジリアン土着格闘技であるルタリーブリの特徴だ。ハリスの師クロマドは、盟友アレッシャンドリ・フランサ・ノゲイラとギロチンを駆使し、修斗を席巻していた。

対戦相手のインパ・カサンガネイは、ジョアキン・バックリー戦でのKO負けが、歴史残るハイライトリールとなったため、彼が倒されるシーンばかり印象に残っているが、あの一瞬の変則的な蹴りを敗れた試合が、彼にとって唯一の敗北だ。フィジカルに優れ、手堅く勝ちにいけるカサンガネイを相手に得意の形に持っていけるのであれば、ハリスはトップ10とやりあえる力を持っていると周囲にアピールできる一戦となる。

■視聴方法(予定)
9月19日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN192計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)
デヴィン・クラーク: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マンディ・ブーム: 125.5ポンド(56.92キロ)
アリアネ・リプスキ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
クリストス・ギアゴス: 155.5ポンド(70.53キロ)
アルマン・ツァルキャン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・メネス: 135ポンド(61.24キロ)
トニー・グレイブリー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 184.5ポンド(83.68キロ)
アントニオ・アローヨ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 204.5ポンド(92.76キロ)
マイク・ロドリゲス: 202ポンド(91.62キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
ラケル・ペニントン: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 158ポンド(71.66キロ)
ブランドン・ジェンキンス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
モンテル・ジャクソン: 136ポンド(61.69キロ)
JP・ベイス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125ポンド(56.7キロ)
サラ・アルファ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カールストン・ハリス: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
グスタヴォ・ロペス: 135ポンド(61.24キロ)
アラテンヘイリ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エミリー・ワイトマイヤー: 125ポンド(56.7キロ)
ハナ・ゴールディ: 125ポンド(56.7キロ)

The post 【UFN192】計量終了 気が付けばウェルラウンダー=ネイサン・メネス、ルタドール=ハリスに注目 first appeared on MMAPLANET.