【写真】前チャンピオン=ジェイソン・ジャクソンがBellatorに転じ、空位となったベルトを争うウィリスとジェズウス (C)LFA
20日(木・現地時間)、21日(金・同)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA88「Willis vs De Jesus」の計量が行われた。
メインのLFAウェルター級王座決定戦=ジャリール・ウィリスヴィニシウス・ジ・ジェズウスを筆頭にメインは4試合、プレリミが2試合でうち1試合はアマチュア戦の大会となる。そんななかセミでアーロン・マッケンジーと対戦するグラウシオ・エリジアリオは2.6ポンド・オーバーで、この1戦はキャッチ戦に。
ベルトに挑むウィリスはLFAではライト級で戦っていたこともあり、前ライト級王者のハーベイ・パクに敗れ、その後はLFAから他団体に戦場を移しウェルター級で連勝、ライト級時代も含め現在3連勝中だ。対するヴィニシウス・ジ・ジェズウスはコンバット柔術などでも活躍した柔術家で、東の登竜門CESでウェルター級王者になりながら、LFA王者を目指すという判断をした。
タイトル戦以上に注目したいのが、フェザー級の新鋭ナタン・ルヴィだ。イスラエル出身の28歳、現在はベガスのシンジケートMMA所属のルヴィはアマMMAの名門Tuff-N-Uffから、LFAでプロデビューを果たした。プロキャリアの全試合をLFAで戦っており、現在4連勝中──エド・ソアレスの秘蔵っ子といえる。
強引といえるほどアグレッシブな姿勢の持ち主で、打撃、テイクダウン、寝技もトップ&ボトムから果敢にフィニッシュを狙う。それゆえにパンチを被弾すること、テイクダウンを許すこと、さらに関節技を仕掛けられることも少なくない。ルヴィはそこで守りに入ることなく、馬力で攻勢を取り戻すというファイト・オブ・ザ・ナイト系=コンテンダーシリーズ及びLFAで上を目指す典型的なスタイルの持ち主ともいえる。
そんなルヴィ──一発の被弾も怖いが、ケージに押し込まれて削られるという展開になると、どのような手段で反撃に転じるのかも見ものだ。