<フェザー級/5分3R>
シャイラン・ヌルダンベク(中国)
Def.1R1分07秒by TKO
デリック・ミナー(米国)
ミナーが右カーフ、2発目に右を合わせて行ったヌルダンベクがワンツーから、スリーを見せて前に出る。ミナーは左ミドルを蹴った際に、つま先かヒザを痛めたか下がる。跳びヒザを決めたヌルダンベクがダウンしたミナーにエルボーを連打。既に戦える状態にないように見えるミナーだが、レフェリーは様子見の状態を続ける。そのままヒジを打たれ続けるミナー、ようやくレフェリーが試合を止めた。
<フェザー級/5分3R>
シャイラン・ヌルダンベク(中国)
Def.1R1分07秒by TKO
デリック・ミナー(米国)
ミナーが右カーフ、2発目に右を合わせて行ったヌルダンベクがワンツーから、スリーを見せて前に出る。ミナーは左ミドルを蹴った際に、つま先かヒザを痛めたか下がる。跳びヒザを決めたヌルダンベクがダウンしたミナーにエルボーを連打。既に戦える状態にないように見えるミナーだが、レフェリーは様子見の状態を続ける。そのままヒジを打たれ続けるミナー、ようやくレフェリーが試合を止めた。
<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
デリック・ミナー(米国)
サウスポーに構えたホールに対し、ミナーは左右に動いて左ジャブを伸ばす。左ローから右フックを振るったミナーだが、これは空振りに。ホールは左の蹴りを使って距離を伺う。ローからフックというパターンのミナー、ホールは右をかわしつつ、近い距離で左にシングルを合わせる。このまま足を取ってスイープ狙いもミナーがバックへ。
前転から足関節、スイープを決めたホールはミナーのシングルにギロチンを取り切れない。ここからホールは腕を取ってガードを取ろうとしたが、離れたミナーが立ち上がったところで右アッパーを打ちこむ。効いたホールに追い打ちから、ダブルレッグで倒したミナーが、立ち上がってローを蹴る。さらにホールの立ち上がり際にアッパーを狙うと、ホールは前転から50/50からヒールを仕掛け、スイープでトップを奪取。ミナーはハーフでしがみつき、時間の経過を待った。
2R、ミナーが右アッパーから左フックを狙う。さらにフックで前に出たところで足を取りながら前転したホールが、クローズドを完成させる。ホールはここで足を抱え、三角から腕十字へ。立ち上がってスラムしたミナーが再びガードの中に入り、エルボー&鉄槌を打っていく。ホールは再び左足を抱えて三角い組むと、下からヒジを連打。
足を2度、3度と組み変えて腕を伸ばしてエルボーを打つホールは、ミナーが頭を抜くと同時に変形のオモプラッタに。ここから鉄槌を落として時間を迎えた。サブミッションでミナーの動きを止めて打撃をいれたホールの攻撃をジャッジはどのように評価するか。
最終回、ホールは軽く左ミドル。前蹴りから後ろ回し蹴りを見せたホールは、ミナーのフックに合わせて前転からクローズドガードを取る。ここも左足を取ったホールが、50/50ガードから内ヒールへ。右足で蹴って逃げようとするミナーは、逆に足を抱えることでホールのスイープを耐えようとしたが、トップを許しマウントを取られてしまう。
残り2分30秒、枕で圧を掛けたホールのマウントが続く。パンチから肩固めをセットしていくホールに対し、左腕を伸ばして耐えていたミナーは右腕を股間の下にいれてブリッジ&リバーサルを仕掛ける。潰して肩固めで抑えきったホールは最後の10秒でエルボー&パンチ、さらに肩固めに移行してタイムアップを迎えた。
ブーイングも聞かれたが、ホールはパンチに合わせて前転からガードを取り、サブミッションでホールドしてパンチ、もしくは足関からスイープしてポジション奪取という素晴らしい柔術の活用方法を見せて3-0の判定勝ちを収めた。
「デレックはタフで、少しスリッピーだったからサブミットするのは簡単じゃなかった。ただ、そうやって抜けようとする時のトップの奪取方法は分かっているから。去年は色々と難しかったけど、今年は強い対戦相手が続いて厳しいことが続いた。いつも通り良いコーチングを良き友に行い、ハードな練習ができた。またすぐに戦いたい。時間を空けたくない」とホールは話した。
【写真】どちらかといえば王者がクールで、エキサイトしているのは挑戦者だった(C)Zuffa/UFC
11日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC269「Oliveira vs Poirier」の計量が、10日(金・同)に行われた。
2021年最後のPPV大会のメインはUFC世界ライト級選手権試合=王者シャーウス・オリヴェイラ×挑戦者ダスティン・ポイエーだ。
先に登場したポイエーはスケールの上でベルトを巻くというポーズ。続いてサングラス姿で体重計に乗った王者オリヴェイラはシャウトし、思わずダナ・ホワイトが割って入るほどの勢いでポイエーに詰め寄る。
それでも冷静な表情だったオリヴェイラに対し、かなり興奮し鼻息も荒くなっていたポイエーは「大勝負だ。もう一度、皆の前に頂点に立つためにやってきた。もうミスはしない。レッツゴー」と叫び、両手を高々と掲げた。
対照的に落ち着いたままのオリヴェイラは「何千という見方が彼にいても、神は僕とある。やってやるよ」と話した。
コメインはアマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペニャがUFC世界女子バンタム級王座を賭けて戦う。
まず「素晴らしい機会をえることができ、ここにいる皆に感謝している。すごくワクワクしているし、準備は十分。明日はファイアーワークスになる」という言葉を噛んだペニャは笑顔を見せた。
対して養女を抱いてインタビューを受けたヌネスは「皆と今夜会えて、すごくハッピーよ。彼女はライオンハートをまだ正面切って体感したことがないの。ベルトはどこにも行かないわ。皆ぁ、明日ね」といつも通りの意気揚々ぶりだった。
フライ級初戦でカイ・カラフランスと相対するコディ・ガーブラントはセレモニアル計量ということもあり、しっかりとリカバリーの後も見え、問題なく本来のパフォーマンスを期待できそうだ。そのカーブラント、カラフランスの首を掻っ切ってやるポーズに、思わず浮かべた笑みが非常に頼もしく見えた。
胸のタトゥーと同じカラーに髪の毛を染めたショーン・オマリーは、パウリアン・パイヴァとのフェイスオフでヌッと顔を前に出し、威圧感十分。パイヴァも笑顔で流す余裕の表情だった。
髭を蓄えたドミニク・クルーズは、笑顔で登壇したペドロ・ムニョスを相手に非常に厳しい表情を浮かべ、しっかりと握手して別れた。またアレックス・ペレスと対戦予定だったマット・シュネルが体調不良でドクターストップに。残念ながら両者の対戦は3度目も実現せず、ペレスは4試合連続でファイトの機会を失うことになってしまった。
■視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ
■UFC269計量結果
<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] シャーウス・オリヴェイラ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]ダスティン・ポイエー: 154.5ポンド(70.08キロ)
<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 134.5ポンド(61.0キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ペニャ: 135ポンド(61.24キロ)
<ウェルター級/5分5R>
ジェフ・ニール: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビョ: 169.5ポンド(76.88キロ)
<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
コディ・ガーブラント(米国)
<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
パウリアン・パイヴァ: 135.5ポンド(61.46キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)
<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)
<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 263.5ポンド(119.52キロ)
タイ・ツイバサ: 264 ポンド(119.74キロ)
<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 186ポンド(84.37キロ)
<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス: 185.5ポンド(84.14キロ)
エリク・アンダース: 185.5ポンド(84.14キロ)
<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 125ポンド(56.7キロ)
<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス: 125.25ポンド(56.81キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145.5ポンド(66.0キロ)
デリック・ミナー: 146ポンド(66.22キロ)
<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 136ポンド(61.69キロ)
トニー・ケリー: 134.5ポンド(61.0キロ)
<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 129ポンド(58.51キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
Def.2R3分48秒by TKO
デリック・ミナー(米国)
ローからオーバーハンドを振るうミナーは、右ローを当てるが左フックを被弾する。エルキンスはアッパーを打たれながら、ダブルレッグへ。ギロチンから、ニンジャチョークに切り替えたミナーだが、頭を抜かれスクランブルで腹固めに取られる。前方に落とし、逆にバックを取ったミナーは、上を向いたエルキンスに三角から腕十字へ。腕を抜いたエルキンスをケージに詰めると、立ち上がり際にパンチをまとめダブルレッグへ。エルキンスはネルソンから、リバーサルを狙うが潰されてシッティングでギロチン&ヒザをボディに受ける。
背中を見せ、前転から足関節狙いのエルキンスは、思い切りパウンドを被弾しクローズドガードを取り直す。トップを取り続けたミナーが初回を取った。
2R、アッパーからダブルレッグでテイクダウンを決めたミナーに対し、エルキンスはギロチンからリバーサルも、その動きを利用したミナーが上を取り、バックへ。引き込んだエルキンスは腹ばいからレスリングアップし、ギロチンから頭を抜きリバーサルに成功する。ハーフからパンチを落とすエルキンスが、肩固めへ。こらえたミナーの足を巻き込んだクルスフィックスで殴り続ける。
腕を抜いたミナーがしがみつくが、エルキンスはハーフからパンチとエルボーを続ける。足を抜き、サイドで抑えたエルキンスは胸をつけて殴り、クルスフィックスへ。殴られて身を起こしたミナーのバックに回ったエルキンスが、鉄槌の連打から左右のパンチを落とし逆転TKO勝ちを決めた。「落ち着いて戦うことを心掛けた。スクランブルはいつもハードにやってきている。チームアルファメールは、チーム・ギロチンだ。僕らのディフェンスはナンバーワンなんだ。37歳だ、引退を考えていた時に妻が『私はあなたを信じている。あなたも自分を信じて』と言ってくれた。僕の背中を子供も見ている。対戦相手は頭にないけど、10月にまた試合をしたい」とエルキンスは話した。
The post 【UFC ESPN27】逆転パウンドアウトのエルキンス。「妻が『私はあなたを信じている。自分を信じて』と」 first appeared on MMAPLANET.