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【PFL2023#01】PFL開幕戦で工藤諒司が19勝0敗1分のハイブラエフと対戦。グラジ王者チョ・ソンビンも出場

【写真】これはまた凄まじい相手との対戦が決まった工藤だ(C)PFL

16日(木・現地時間)、4月14日(金・同)にネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン=キックオフ大会の追加カードと出場参加選手が発表され、工藤諒司が2021年シーズン優勝者モヴリッド・ハイブラエフと対戦することが明らかとなった。

2023年シーズンはフェザー級とライトヘビー級が開幕戦となり、2022年フェザー世界王者のブレンダン・ラウネーンがマルロン・モラエス、同ライトヘビー級世界王者ロブ・ウィルキンソンがチアゴ・マヘタ・サントスという両UFCベテランと戦うことが既にアナウンスされていた。

昨年ベスト4の工藤の継続参戦は決定事項だったが、レギュラーシーズンは2戦しか実施されないなかで、初戦がハイブラエフとのマッチアップとは如何に彼が世界の高みで戦っているのかの表れだ。

しかも前述したラウネーン✖モラエス、そして昨年の準優勝で工藤を準決勝で破ったバッバ・ジェンキンスがもう1人のベスト4=クリス・ウェードと対戦する一番に並び、工藤✖ハイブラエフはESPNで中継されるメインカードに組み込まれている。


重量級大好き米国にあって今大会のメインカードはライトヘビー級が2試合、フェザー級が3試合となっている。それだけ注目度の高い階級で、2度目のシーズン挑戦となる工藤。しかしハイブラエフは簡単な相手でない。どころか非常に厳しい相手といえる。

キャリア19勝0敗1分──ロシアは北コーカサス、ダゲスタン生まれの32歳。同地のファイターの多くに見られるフリースタイルレスリングから格闘技を始めたハイブラエフも、コンバットサンボに転身しMMAという路を選択した。

アブドゥルマナップ・ヌルマゴメドフの指導の下、キャリア11連勝でONEと契約し、現UFCファイターのエウベウチ・バーンズを破るも僅か1試合でアジアを去り、母国で1試合を挟むとPFL 2019年シーズンに臨んだ。

初戦でデイモン・ジャクソンをヒザ蹴りで10秒KOという衝撃的な北米デビューを果たしたハイブラエフだったが、続くアンドレ・ハリソン戦はドロー、シーズン準々決勝でダニエル・ピエダのフックで沈みシーズン制覇はならなかった(※後にピエダがテストで陽性となり結果はノーコンテストに)。

初めてキャリアの挫折を経験したハイブラエフだが、UAEWを経て2021年シーズンに挑むとランス・パーマー戦ラウネーン戦ウェード戦などをクリアしPFLの頂点に立つ。連覇が期待された2022年シーズンは負傷欠場となり、今回の工藤戦が1年半ぶりの実戦復帰だ。

いわば工藤は優勝候補筆頭と対戦するわけだが、ポジティブに考えるとここで勝てば2年連続プレーオフ進出に大きなアドバンテージを持つことになる。ばかりか、他の選手にとってもハイブラエフの敗北はシーズン制覇の道を幾分か優しくするものだ。

レスリング&コントロールに徹して来られると、正直分は相当に悪いだろう。ただし、ハイブラエフが打撃で攻めてくるなら今や工藤は左右の両方の拳でノックダウンを奪うことができる。つまりは、テイクダウンを如何に切るかが鍵となってくる。

そして、テイクダウンを許してもスクランブルに持ち込み、凌ぐ。ハイブラエフを動かして疲れさせる。フィニッシュ勝利にはボーナスという利点があるが、工藤は15分のフルファイトで10分間は我慢の展開──残りの5分でボーナス1Pが付随するフィニッシュ勝利を目指すぐらいの開き直った心理状態から準備を始め、徐々に勝機が増す戦術を確立させていって欲しい。

(C)KSW

メインカードの3試合以外のフェザー級レギュラーシーン出場選手も注目だ。

まず昨年工藤にKO負けしているアレハンドロ・フローレスと元KSWフェザー級王者ダニエル・トーレスがプレリミでマッチアップされている。

2021年1月トーレスは当時、欧州で最強非UFCファイターという評判だったサラディーヌ・パルナスを右フックの上腕がテンプルをかすめるパンチでKOし、ベルトを巻いている。

工藤という物差しがあるフローレスとの試合で、トーレスの力量を測ることができる一番といえる。また対戦相手は未定だが、今回のリリースでチョ・ソンビンのシーズン出場も明らかとなっている。

元UFCファイターで、2021年シーズン以来のPFL参戦が決定したジョ・ソンビンは1月22日のGladiator020で中川皓貴を2分12秒でKOし、フェザー級のベルトを巻いたばかりだ。

そのフェザー級を越えた──ウェルター級を思わせる体躯で、北米再チャレンジを決めたチョ・ソンビン。PFLのマッチメイク次第で工藤との対戦をあり得るだけに、彼の試合も見逃せないシーズン開幕戦となる。

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Cage Warriors INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN40   アリアネ・リプスキ カマル・ウスマン グンナー・ネルソン コンバット柔術 ザック・パーガ ジェイソン・ウィット ジャマール・ヒル ジュリアナ・ミラー ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー セルゲイ・スピヴァク チアゴ・マヘタ・サントス テレンス・マッキニー ビア・メスキータ ブライアン・バトル ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ マイラ・ブエノ・シウバ モハメド・ウスマン レオン・エドワーズ ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 河名マスト 田中路教

【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場

【写真】ミドル級から転向のバトル、技術やパフォーマンスに費いだたモノはない。それでも勝ち続けている点と体力が気がかり(C)Zuffa/UFC

5日(金・現地時間)、6日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」の計量が行われている。

ライトヘビー級のチアゴ・マヘタ・サントス×ジャマール・ヒルがメインの今大会には佐藤天が出場し、ブライアン・バトルと対戦する。

3月のグンナー・ネルソンはショートノーティス出場で判定負けを喫し2連敗となった佐藤にとって、約3年ぶりにフルキャンプを敢行して挑むバトル戦はUFCファイターとして真価が問われる一戦となる。

計量後のフェイスオフで、バトルと対峙した佐藤は目の周囲や頬に減量の影響が見られたが、ミドル級から落としてきたバトルとは遜色のない体躯に感じられた。

佐藤はバトルの目を一点、見続け差し出された右手を両手で握りステージを下りた。LFAで田中路教、河名マストが敗れ登竜門でも厳しい結果となった日本勢にあって、最高峰で佐藤にはその存在感を示してほしい。


今大会ではTUF30の決勝が組まれており、ヘビー級ではザック・パーガ×モハメド・ウスマン、女子フライ級ではジュリアナ・ミラー×ブローガン・ウォーカーが相対する。

パーガはプロデビューをLFAで迎え3連勝を果たすとCage Warriorsへ。

2戦目で元UFCファイターのマルクス・ペレスを下し、チーム・ヌネスの第4ピックだった。

一方、チーム・ペニャのセカンドピックだったウスマンはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で、昨年はPFLヘビー級に参戦も、初戦でブランドン・セイルスに一本負けを喫し2戦目を負傷欠場していた。

ヘビー級時代とは風貌がまるで違うほど引き締まっているモハメド、兄は翌週にレオン・エドワーズを挑戦者に迎えタイトル防衛戦が控えており、2週連続でウスマン・ブラザースは大勝負を迎えることになる。

女子フライ級決勝出場の両者は揃ってInvicta FCベテランだ。ただしウォーカーはPXCでキャリアをスタートさせ、インヴィクタでは3勝2敗とステッピングボードにすることはできなかった。

10thPlanetサンディエゴ=サンディエゴ・コンバット・アカデミーで腕を磨き、キラーの異名を持つミラーもインヴィクタでは1勝1敗、その後はコンバット柔術やEBIなどで活躍し、あのビア・メスキータをOTながら下している。このファイナルは、いわゆる打=ウォーカー×組み=ミラーというクラシカルMMAマッチとなる。

この他、メインカードでは佐藤のチームメイトであるヴィセンチ・ルケ、プレリミでは勝っても負けても初回決着のテレンス・マッキニーが、共に臨む再起戦も気になるところだ。

そんなUFC ESPN40ではプリシーラ・カショエイラと対戦する美獣アリアナ・リプスキが、3.5ポンド・オーバーで計量失敗。

キャッチウェイト戦を戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN40計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
ザック・パーガ: 239ポンド(108.4キロ)
モハメド・ウスマン: 236.5ポンド(107.27キロ)

<TUF30女子フライ級決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125ポンド(56.7キロ)
ブローガン・ウォーカー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 260ポンド(117.93キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 249.5ポンド(113.17キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ: 128.5ポンド(58.28キロ)
プリシーラ・カショエイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 185.5ポンド(84.14キロ)
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
エリック・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バトル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・クィンラン: 169ポンド(76.66キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 134.5ポンド(61.0キロ)

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MMA UFC UFN193   ジョニー・ウォーカー ジョニー・エドゥアルド チアゴ・マヘタ・サントス ニコ・プライス 修斗

【UFN193】計量終了 22年前、VTJ1999で五味隆典と戦ったジョニー・エドゥアルドが第1試合に登場!!

【写真】来日時はアカデミア・ボクセタイの所属だったエドゥアルド。今は同じ1999年のVJTに出場したアンドレ・ペデネイラス率いるノヴァウニオンの一員だ(C)Zuffa/UFC

2日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN193:UFN on ESPN+51「Santos vs Walker」の計量が3日(金・同)に行われた。

メインはブラジリアン同朋対決のライトヘビー級戦=チアゴ・マヘタ・サントス✖ジョニー・ウォーカーの一戦だ。現在3連敗中と崖っぷちのマヘタと、オクタゴン4勝2敗でさらなる高みを目指したいジョニー・ウォーカー。

フェイスオフではジョニー・ウォーカーが目を見開き、頬をプルプル震わせると、マヘタが掌をヒラヒラとさせて「怖い、怖い」ポーズを取る。直後に2人は笑顔を浮かべハグをして別れた。


ライト級でアレキサンダー・ヘルナンデスと対戦するマイク・ブリーデンが3.5オーバー、女子バンタム級でも──これもブラジル勢対戦となったベチ・コヘイア✖カロル・ロサ戦で、前者が同じく3.5ポンドオーバーとなりファイトマネーの20パーセントが対戦相手に回りキャッチウェイト戦が組まれることになった。

メインカードの女子バンタム級ではメイシー・チアソンと対戦予定だったアスペン・ラッドが137ポンドと2ポンド(※1ポンドオーバー規定だと1ポンド)の超過に。ラッドは複数回スケールに乗り、最終的にはプライバシーボックスを使用。彼女は生理中であったことをSNSで明らかにしており、プライバシーボックス底辺と地面の隙をバスタオルで覆って体重を測っていた。

それでもクリアできず、チアソンが試合に合意せず2人の試合はキャンセルとなった。

結果として体重オーバーが目立った今大会、オープニングファイトでアレハンドロ・ペレスと対戦するジョニー・エドゥアルドに注目したい。41歳となったエドゥアルドは11月5に開催されるVTJの初期バージョン=Vale Tudo Japan1999に出場しているベテランだ。同大会では五味隆典、翌2000年3月に桑原卓也と修斗公式戦で対戦しているエドゥアルド、VTJ出場時点でキャリアは11勝3敗、デビューから3年を経ていた。

エドゥアルドのプロ初戦は1996年11月。宇野薫のプロデビューが同年10月ということを考えても、軽量級のファイターが2021年に世界最高峰で戦っていること自体が一つの奇跡だ。とはいえ、最後の勝利が2016年11月で今回が3年4カ月振りのファイトで、現状2連敗中のエドゥアウド。どのような結果になろうが、古くからのMMAファンなら万感の思いでエドゥアウドの試合を見守りたいことだろう。

■視聴方法(予定)
10月3日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN193計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジョニー・ウォーカー: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド: 183.5ポンド(83.23キロ)
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド: 137ポンド(62.14キロ)
メイシー・チアソン: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス: 154.5ポンド(70.08キロ)
マイク・ブリーデン: 158.5ポンド(71.89キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョー・ソレツキ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジャレッド・ゴードン: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ケイシー・オニール: 125ポンド(56.7キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
カロル・ロサ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ベイ・コヘイア: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)
デヴォンテ・スミス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<バンタム級/5分3R>
ドゥグラス・アンドレージ: 135ポンド(61.24キロ)
ゲェータノ・ピヘロ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
シェイナ・ヤング: 134.5ポンド(61.0キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 136ポンド(61.69キロ)
ジョニー・エドゥアウド: 135.5ポンド(61.46キロ)

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Report UFC UFC259 アレクサンドル・ラキッチ チアゴ・マヘタ・サントス ブログ

【UFC259】蹴り合い、蹴り返しが多かった対戦。アレクサンドル・ラキッチがマヘタに判定勝ち──茶帯に

<ライトヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
チアゴ・マヘタ(ブラジル)

マヘタの右ローをかわしたラキッチ、自らの右ローもかわされる。スイッチするマヘタは右前足を蹴られる。蹴りが多い両者、マヘタは左ミドル、ラキッチが右ハイを蹴る。右ローを蹴られたマヘタが、左フックを振るう。ラキッチは右インサイドローを入れ、互角の展開が続く。構えを変えても、外と内側から前足を蹴られるマヘタは、右のフェイクからのハイをかわして間合を取り直す。マヘタの左ミドルに、ラキッチが右を合わせる。終盤には左ミドルを入れ、跳びヒザをかわしたラキッチが初回を取ったか。

2R、ローを蹴り合う両者、マヘタはテイクダウンのフェイクを見せる。左ボディを入れたマヘタ、上下の動きが大きいラキッチに蹴りの素振りを見せる。ワンツーで前に出たマヘタは、組まれケージに押し込まれる。ヒザで顔面を狙ったマヘタは、腹にニーを入れて離れる。マヘタは空振りも多いが、手数が勝るというなかでラキッチがカウンターの左を入れ、右につなげる。最後に跳びヒザをラキッチが繰り出したが、基本動きの少ない試合となった。

最終回、左ハイを繰り出したラキッチが、右ローを入れる。マヘタは左ローを返し、組んでいくがここもケージに押し込まれる。離れてからはローの蹴り返しという初回から続く流れのなかで、ミドルを効かされたか、フェイクに反応するマヘタも左ミドルを蹴る。ハイをブロックしたラキッチがダブルレッグへ。ケージに押し込んでシングルに出たラキッチだが、エルボーを頭部に被弾する。頭を上げてクリンチ合戦になると、試合は残り1分を切る。ラキッチは肩パンチ、離れてワンツー&ハイもクリーンヒットはない。

互いにリスクをおかす攻撃はないままタイムアップに。結果は3-0でラキッチが勝利しブラジリアン柔術の茶帯を巻かれた。


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Report UFC UFN ESPN+40 UFN182 グローバー・テイシェイラ チアゴ・マヘタ・サントス ブログ

【UFN182】殴ってマヘタ、組んで抑えてテイシェイラ。最後は後者はRNCでタップを奪う

<ライトヘビー級/5分5R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
Def.3R1分49秒by RNC
チアゴ・マヘタ(ブラジル)

マヘタが左前蹴り、左ストレートを伸ばす。さらに左から右フックを打ち込むと、たまらずテイシェイラは組みにいく。これを切ったマヘタはパンチを纏めて、フックを被弾したテイシェイラが崩れるように組みついていく。一度は切られるが、それでも執拗に組みつきケージに押し込んだテイシェイラがボディロックから大きく持ち上げてスラムを決める。

すかさずテイシェイラがマウントへ。ハーフに戻したマヘタは足を越されて、再びマウントを許す。ここもすぐにマヘタは足を一本挟むも、下の状態が続く。テイシェイラは上体を起こして右のパンチを連打し、エルボーへ。さらに左でも殴り、ケージにマヘタを押し込んだテイシェイラは、勢いはそれほどないがワキ腹と顔面にパンチを続ける。このまま初回が終わった。

2R、スタンドになると勢いを取り戻したマヘタがロー、ハイからパンチを繰り出す。続く右ストレートにテイシェイラがダブルレッグを決める。鉄槌を落とされたマヘタは、足を一本抜かれて左エルボーを被弾する。マヘタは足を抜かせないが、抑えられた状態が続く。左エルボー、右のパンチ、さらに左のエルボーを続けたが足を抜いたマウントへ。そのたびにマヘタは腰を押してハーフに戻す。パス狙い&パンチで試合を支配するテイシェイラは残り80勝でパスガード、サイドで抑えエルボーを打ちつける。さらに鉄槌を入れたテイシェイラが、マウント狙いもここだけはマヘタが反応する。最後の10秒でマウントを取り切ったテイシェイラが、パンチを入れ背中を向けたマヘタにRNC。セット直後に時間となった。

3R、組みに行ったテイシェイラがケージにマヘタを押し込みに行くが、左フックを打たれ倒れる。追撃のパンチをハーフで耐えるテイシェイラ。マヘタがエルボーから鉄槌を連打すると、テイシェイラは起き上りながらダブルを仕掛け、バックに回る。両足をフックされ、背中が伸びたマヘタはあっという間にRNCを極められタップした。

攻撃の強さと攻撃された時の脆さ、安定感に欠けどちらに転ぶか分からない勝負をテイシェイラがモノにした。


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News UFC UFN ESPN+40 UFN182 イアン・ハイニッチ イェン・シャオナン クラウジア・ガデーリャ グローバー・テイシェイラ チアゴ・マヘタ・サントス ハオーニ・バルセロス ブレンダン・アレン ブログ

【UFN182】計量終了 両者陽性で2度流れたマヘタ✖テイシェイラ。バルセロス、シャオナンも注目

【写真】マヘタは現王者のブラボヴィッチにKO勝ちしているだけに、ここで勝ってタイトル挑戦に近づきたい (C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN182:UFN on ESPN+40「Santos vs Teixeira」の計量が行われた。

今大会のメインはチアゴ・マヘタ✖グローバー・テイシェイラのライトヘビー級ブラジリアン対決が組まれており、両者揃って問題なく計量を終えている。


ヤン・ブラボヴィッチ政権が発足したばかりのUFCライトヘビー級戦線で、マヘタは昨年7月にジョン・ジョーンズの持つ世界王座に挑戦しスプリットで判定負けを喫して以来、1年4カ月振りの再起戦となる。マヘタとテイシェイラとのマッチアップは9月と10月に2度組まれていたが、9月はテイシェイラが新型コロナウィルスのテストで陽性となり、10月は逆にマヘタが陽性で延期されてきた。

3度目の正直、アンチボディを持つ者同士のメインとなる。この他メインカードではRFAフェザー級王者からUFCに昇格し4連勝中のハオーニ・バルセロス✖カリッド・タハ、女子ストロー級では同朋世界戦を狙える位置に来ているオクタゴン5連勝のイェン・シャオナンが、ランク4位のクラウジア・ガデーリャと相対する今大会。

さらにミドル級ではイアン・ハイニッチ✖ブレンダン・アレンというLFAミドル級王者対決など、何気に気になるカードが並んでいるUFN182の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
11月8日(日・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■UFN182計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ: 205.5ポンド(93.21キロ)
グローバー・テイシェイラ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー: 244.5ポンド(110.9キロ)
タナー・ボーザー: 232.5ポンド(105.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
カリッド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
イアン・ハイニッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ブレンダン・アレン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
トレヴィン・ジレス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ベヴォン・ルイス: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ: 145ポンド(65.77キロ)
ジェイミー・シモンズ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルコ・ホジェリオ・デリマ: 258ポンド(117.02キロ)
アレクサンドル・ロマノフ: 266ポンド: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ルイス・エドゥアルド・ガラゴヒ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン: 170ポンド(77.11キロ)
ラミズ・ブラヒメジ: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
グスタヴォ・ロペス: 135.75ポンド(61.57キロ)
アンソニー・バーチャク: 136ポンド(61.69キロ)

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