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『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーによる対戦カード変更を知ったファイター・関係者の反応

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『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーにより対戦カードがネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスに変更(2022年09月10日)

『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーによる対戦カード変更についてデイナ・ホワイトがコメント「地獄の夜から地獄の朝になってしまった」(2022年09月10日)

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 『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーを知ったファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーによる対戦カード変更についてデイナ・ホワイトがコメント「地獄の夜から地獄の朝になってしまった」

『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーにより対戦カードがネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスに変更(2022年09月10日)

 こちらの続報。


 デイナ・ホワイトがカムザット・チマエフの大幅体重オーバーにより『UFC 279』の対戦カードをネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスに変更した件について以下のコメント。

「地獄の夜(記者会見)から地獄の朝になってしまった。何か問題が起きた場合に備えて、同じ大会に同じ階級の試合を並べているのは偶然ではないが、今回はそれが功を奏した」

「このような事態が起きると、他の選手のために長い間トレーニングを積んできた選手がいるのは明らかだ。そういう選手たちに他の選手との対戦に同意してもらうのは少し難しい場合があるが、我々は全てをやり遂げた。ロックインできた」

「ネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソンは、みんなも言うようにファンはずっと見たがっていた試合だ。ネイトがUFCを去る前にそれが実現することになった」

「昨日(記者会見で)起きた件について多くの質問があった。ケビン・ホランドとカムザット・チマエフは、バックステージで口論になった。皮肉なことに、彼らはこれから土曜の夜に戦うことになり、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスも楽しみな試合だ。だから、文字通り、これ以上ない展開になったんだ」
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【UFC279】前代未聞、本計量結果を受けて上位カードが大シャッフル。メインはネイト×ファーガソンに

【写真】世界一のMMA組織が下した判断が、このスポーツの悪しき風習の第一歩にならないことを願いたい(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 279「Chimaev vs Diaz」の公式計量が9日(金・同)に行われ、メインでネイトディアズと戦う予定だったカムザット・チマエフが8.5ポンドの大幅オーバーになったことを受け、メインカードが大幅にシャッフルされるという前代未聞の事態に陥っている。

上位3カードの計量結果は以下の通り。

<ウェルター級/5分5R>
カムザット・チマエフ: 178.5ポンド(80.96キロ)
ネイト・ディアス: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.5ポンド(77.34キロ)
トニー・ファーガソン: 171ポンド(77.56キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 179.5ポンド(81.41キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 179ポンド(81.19キロ)


つまり体重オーバーはチマエフ1人。2018年5月に女子ストロー級で8ポンドオーバーだったマッケンジー・ダーンが、キャッチウェイトで──計量時に7ポンド差だったアマンダ・クーバーと対戦し、RNCで一本勝ちしたことがあったが、チマエフとネイトの体重差は7.5ポンドで、舞台裏でどのようなやりとりがあったのか分からないが、結論としてUFCが下した判断は上位カードをシャッフルすることだった。

メインはウェルター級5回戦でネイト・ディアス✖トニー・ファーガソン、コメインは180ポンド契約でケヴィン・ホランド×カムザット・チマエフ、そしてファーガソンと対戦予定だったリー・ジンリャンはホランドと戦うはずだったダニエル・ロドリゲスと180ポンド契約3回戦で対戦。

というように上位カードが本計量の結果に伴い、計量オーバーがない形で大改造され、PPVショーは実施されることに。

チマエフはスケールの上で薄ら笑いを浮かべ、ガッツポーズも見せていたが、UFCの発表では体調管理問題を理由にUFC医療チームから減量を中止するよう指導があったとのこと。

UFCではダナ・ホワイトがこの件について現地で取材を受けた模様をUFC公式SNSにアップし、「10年前とは違う。我々はドクターの指示を仰いだ。違う相手と戦うために時間を掛けてきた。そして、そうじゃない相手と戦う。でも我々はそうすることにしたんだ。ネイト・ディアスとトニー・ファーガソンの試合は、(※契約最終試合の)ネイトがUFCを離れるとファンが永遠に見ることができなくなる。チマエフとホランドは記者会見(※対戦カードごとに行われる予定が、5分で中止に)の時にバックステージでやりやった。なら試合で白黒つけさそうと。リー・ジンリャンとロドリゲスも良い試合だ。(※セレモニアル)計量が待ち切れない」という言葉が確認できる。

まさに何でも有り。UFCなら何でも許されるのか──ということだが、結論としてそうなのだろう。結果オーライの大シャッフルをファンは受け入れ、PPVの売り上げへの影響も最小限に止めることもできるに違いない。

とはいえ、階級制の格闘技としては全くもって好ましくない事態だ。今後、目玉カードで計量をオーバーをしても、UFCは大会を続けるために計量結果に伴ったカードの再編成をする──そんな風にファイターが考えるようになると、階級制の意義は崩壊してしまう。体重無差別から階級制に移行していったのは、選手の安全を守るためだ。

それでもUFCがイベントを決行するのは巨大化したビジネスを守るため。たった1つの体重オーバーで、業界の斜陽に向かう可能勢はゼロとはいえない。そしてUFCではオリジナル・ラインナップと見劣りしない対戦カードが揃えることができる。ファイターも試合を欲し、ファイトマネーを手にデキる。大シャッフルを全面的に否定はできない。とはいえ良識の最後のラインとして、5Rの準備をしてこなかった選手が5Rを戦うことだけは避けるべきではないのか。その準備をしてこなかった選手に5Rを戦わせるのは、それこそMMAがNHBと呼ばれていて時代に世間が受けれいなかった最大の要因、安全性という部分を蔑ろにしていることに通じる。せめてメインとコメイン、揃って3R制にしてほしかったところ。選手の安全を守るため、5Rを3Rにしてもファンは不満に思わないはずだ。

■視聴方法(予定)
9月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC279対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ネイト・ディアス(米国)

<180ポンド契約/5分5R>
カムザット・チマエフ(スウェーデン)
ケヴィン・ホランド(米国)

<180ポンド契約/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
メイシー・シェエソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
ジュリアン・エロサ(米国)

<220ポンド契約/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ピケット(米国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
クリス・バーネット(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
ダニエル・ウォルフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード(米国)
メリッサ・マルチネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダリアン・ウィークス(米国)
ユアン・リネス(カナダ)

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『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーにより対戦カードがネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスに変更


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Nate Diaz (171) vs. Tony Ferguson (171)
・Khamzat Chimaev (178.5)* vs. Kevin Holland (179.5) – 180-pound catchweight
・Li Jingliang (170.5) vs. Daniel Rodriguez (179) – 180-pound catchweight
・Irene Aldana (137.5) vs. Macy Chiasson (139.5) – 140-pound catchweight
・Ion Cutelaba (205.5) vs. Johnny Walker (205)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Hakeem Dawodu (149.5)** vs. Julian Erosa (146)
・Jailton Almeida (216.5) vs. Anton Turkalj (214) – 220-pound catchweight
・Jamie Pickett (185.5) vs. Denis Tiuliulin (186)
・Chris Barnett (267.5)*** vs. Jake Collier (265)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6 p.m. ET)

・Norma Dumont (146) vs. Danyelle Wolf (146)
・Heili Alateng (135) vs. Chad Anheliger (135.5)
・Melissa Martinez (113.5) vs. Elise Reed (115.5)
・Yohan Lainesse (171) vs. Darian Weeks (170.5)

 『UFC 279』前日計量結果。


 なんとカムザット・チマエフが178.5ポンドと7.5ポンドもオーバーしました。


 その後、最後の3カードの変更が発表されています。当初はカムザット・チマエフ vs. ネイト・ディアス、リー・ジンリャン vs. トニー・ファーガソン、ケビン・ホランド vs. ダニエル・ロドリゲスでしたが、ネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスにシャッフルされました。なお、チマエフ vs. ホランドも5ラウンドで行われます。

 チマエフとホランドは昨日の記者会見の乱闘騒ぎのキッカケという因縁があり、早速対戦が実現した形に。ホランド vs. ロドリゲスが元々180ポンド契約だったことも功を奏しました。それにしても170.5ポンドとしっかり体重を作ってきたのにダニエル・ロドリゲスと180ポンド契約の対戦を受けたリー・ジンリャンが男気を見せたというか気の毒というか…。

 他にもアイリーン・アルダナ vs. メイシー・チアソンが共に体重オーバーにより140ポンド契約に変更、ハキーム・ダワドゥ149.5ポンドによりジュリアン・エロサ戦がキャッチウェイト、クリス・バーネット267.5ポンドによりジェイク・コリアー戦がキャッチウェイトと計量ミスが目立つ大会となりました。



 前日計量動画。続きを読む・・・
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UFC279:ハムザト・チマエフが7.5ポンドの大幅オーバーで計量失敗。メイン3カードがシャッフルされ、ネイト vs. ファーガソン、チマエフ vs. ホランドに変更。

メインでネイト・ディアスと対戦する予定だったハムザト・チマエフが計量で7.5ポンドオーバー。計量失敗時にも悪びれることない様子を見せており、噂によれば、前日夜もレストランで延々と飲み食いしていたとのこと。

ネイトはキャッチウェイトを受け入れない意向で、UFCはこれを受けてメインカードをシャッフル。セミでリー・ジンリャンと11年ぶりのウェルター級戦を戦う予定だったトニー・ファーガソンがネイトと対戦し、ハムザト・チマエフはセミ前の180ポンドマッチに出場予定だったケビン・ホランドと対戦。チマエフとホランドは前日記者会見のバックステージで乱闘しており、記者会見が中止になっている。

割りを食ったのはリー・ジンリャンで、計量では170ポンドでクリアしたものの、180ポンド契約でホランドと対戦予定だったダニエル・ロドリゲスと対戦することになってしまった(ただし、ロドリゲスも本来はウェルター級の選手)。

もともと人気先行で組まれたマッチメイクだったが、直前でゴタゴタが発生。スター候補生だったチマエフの大幅オーバーはどうしたことか。たとえ勝ったとしても、UFCとしてはこれからチマエフを押すことは出来ないだろう。

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Report UFC UFC255 ダニエル・ロドリゲス ニコラス・ダルビー ブログ

【UFC255】スイッチ&蹴りを散らしたダルビーが、ロドリゲスに左フックの距離を作らせず快勝

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ダニエル・ロドリゲス(米国)

サウスポーのロドリゲスに、左右のローを蹴るダルビー。続けて右ロー、左サイドキックとダルビーは蹴りを多用する。スイッチしたダルビーに左ローを入れたロドリゲスは、オーソに戻してきても右リードフックを繰り出す。そのフックにダルビーが右を合わせ、右ローを決める。さらに鋭い右ハイを見せたダルビーに対し、ロドリゲスが左フックを当てにいく。右リードに右ハイを繰り出したダルビーが、やや遠めの距離で蹴りを有効活用していく。

ロドリゲスはジャブからフックの距離に持ち込みたい。左ミドルを見せたロドリゲス、ダルビーがローを返す。距離を詰めて圧力を与えるようになった終盤、ロドリゲスの左の威力がダルビーの蹴りを上回るようになった。

2R、ダルビーが後ろ回し蹴りから、キックを散らす。距離を詰めたロドリゲスが組んで、ケージに押し込む。離れた直後に右フック、左ハイを見せたダルビーが今度は組んでいく。互いに自分の流れにしようという鍔迫り合いのなか、ダルビーの左ハイにロドリゲスがワンツーを打っていく。動きが多いのはダルビーだが、ダブルレッグにロドリゲスも反応する。さらに左ローで前足を蹴ったダルビーが、スイッチと蹴りを多用し自分の間合いで戦う。その流れで組んでハイクロッチ、左を差して耐えるロドリゲスという状況で2Rが終わった。

最終回、ローに左を合わせたロドリゲス。ダルビーは右ハイを見せ、ミドルを入れる。この右の蹴りで左の間合いを潰されるロドリゲスは、初回終盤のような圧力を掛けたいところだ。ダルビーはオーソで右ロー、サウスポーでダブルレッグのフェイクを見せ、リアクションファイトのロドリゲスのリズムを狂わせる。

組みを見せて左ハイ、左オーバーフック&クリンチとダルビーは上手く時間を使い、ロドリゲスは力を使って離れる。残り1分、ダルビーは右ハイ。ロドリゲスも右ジャブから左を振るう。カウンターで左を当てたロドリゲスだが、直後にテイクダウンを選択しダルビーに切られる。打撃勝負を最後に仕掛けることができなかったロドリゲス、それを許さない試合を15分間続けたダルビーに0-3で敗れた。


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Report UFC UFC ESPN15 ダニエル・ロドリゲス ブログ

【UFC ESPN15】右フックで倒されたロドリゲスが、攻め疲れの佐藤の代役=ライトに逆転KO勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス(米国)
Def.1R2分24秒by KO
ドゥワイト・ライト(米国)

佐藤天の代役としてロドリゲスに挑むライト、サウスポーのロドリゲスが左を当てる。前蹴り、右ローを軽く蹴り、ライトのボディフックに左を振るって前に出たロドリゲスだが、逆に左フックから右フックを受けてダウンする。パウンドからバックをコントロールしたライトが殴り続けるが、レフェリーは試合を止めない。と、打たれ疲れたライトは立ち上がると左を受けてバランスを崩してしまう。

息を吹き返したロドリゲスは左を当て、息が荒いライトは左を被弾してダウン。立ちあがったライトだが、足元がふらついており再び左で殴られて前方にしゃがみ込む。ここで右を受けて腰が落ちたライトを見てレフェリーが試合を止めた。

「これがやりたかったんだよ(笑)。リカバリーが早かったので、左フックを入れることができた。俺はレフェリーが『立ち上がらないと試合を止める』という声に従って、運よく立ち上がることができた。ただ戦い続けたい。今年中にあと2試合でも大丈夫だ」と勝者は話した。


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News UFC UFC ESPN15 ダニエル・ロドリゲス ブログ 佐藤天

【UFC ESPN15】佐藤天……帯状疱疹で出場許可下りず。「調子を維持して、前を向いてやっていきます」

【写真】無念という言葉しか浮かばない。それでも佐藤天は前を見続ける (C)ON THE ROAD MANAGEMENT

21日(金・現地時間)、22日(土・同)にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN15「Minchoz vs Edgar」でダニエル・ロドリゲスと戦う予定だった佐藤天にドクターストップが掛った。

計量も終え、残すはファイトのみとなった佐藤だったが、ドクターチェックで帯状疱疹の跡がみつかり──これが感染の可能性があると判断されて試合出場を許可されなかった……。

医学的なことなので、発言を控えるべきかもしれないが、日本国内でいえば帯状疱疹はいってみれば水痘症、感染して起こる症状は水疱瘡とされている。果たして2週間前の症状で伝染性があるのか。跡は残るもので、跡なのであるから急性期ではなく、他人に感染させる可能性があるという話は聞いたことがない。

急性期でもあったとしても、水痘が敗れて感染するのはワクチンを未接種の乳児だけだという意見もある。これは全くもって不可解なドクターストップだが、佐藤はMMAPLANETの読者に──以下のような、前向きなメッセージを送ってくれたので紹介したい。

佐藤天
「今回の試合を楽しみにしてくださっていた皆さん、試合がキャンセルになってしまい申し訳ありません。

前回の試合後から今回の試合に向けてすぐに練習も再開して、ずっと良いコンディションで試合まで創り上げてこられましたが、2週間前に発症した帯状疱疹が原因で試合ができなくなってしまいました。試合がなくなってしまったのは自分自身とても残念ですが、日々成長している実感もありますし、この調子を維持してまたすぐに前を向いてやっていきます。

次はさらに強くなった姿をお見せできるように引き続き精進していきます」


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Interview UFC UFC ESPN15 ダニエル・ロドリゲス ブログ 佐藤天

【UFC ESPN15】ロドリゲス戦へ、佐藤天─02─「応援してくださる人たちの気持ちを力に変えて」

【写真】やってもらいましょう!! (C)ON THE ROAD MANAGEMENT

22日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN15「Minchoz vs Edgar」でダニエル・ロドリゲスと戦う佐藤天インタビュー後編。

キャリア12勝1敗でKO勝ちが6試合、一本勝ちが4試合のロドリゲスがアジアにやって来ると、どれだけのファイターが勝てるのか──それだけの力がある相手だ。それでも佐藤は自信を持って、『高い要求を力に変えます』と言い切った。

<佐藤天インタビューPart.01はコチラから>


──あの振りまわすフックというかオーバーハンドと、真っすぐが上手くハマると嫌な攻撃ではないかと。

「2年ぐらい前までかなり粗くて、去年のコンテンダーシリーズでは冷静に見るようになっていますよね。2つを打ち分けてくるでしょうね。ただ、コンテンダーシリーズの時は長身の選手と戦って空振りも目立っていましたし、距離を大切にしたいです。ボディも効かされていて、そういうところを上手くついていければ主導権を握ることはできると思います。

と同時に、大振りのパンチでも以前は姿勢を崩していたのが、最近は体が流れなくなっています。そこも頭に入れて戦います。自分の距離感さえつかんでいれば……相手の距離で戦うと、オーバーハンドや真っすぐのパンチで向うのペースになってしまいます。

その一方でリーチは長いですが、ジャブ以外の射程は長くない。それでも良いジャブなので、そこを頭に入れてタフな試合になることも覚悟で戦います」

──相手が出てきたときに距離を取る。その時は相手の動きも見えているのですが、距離が近いところでパンチを打つ方は視線が外れるのかとも思いました。

「ハイ、だからボディを入れられたりしているんだと思います。アスリートでなく、戦いが強い──ということですよね」

──今回、ファイト&ライフで佐藤選手のことを書かせていただいたのですが、ダニエル・ロドリゲスに勝つとトップ10が見えてくる。だからこそ、普通に勝てと。

「アハハハハ。ありがとうございます。ここで勝てば一つ上が見えてきます。絶対に弱くない、強い相手です」

──凄く高い要求をしてしまいました。

「UFCは今、イレギュラーで新しい選手の力にバラつきも見えますけど、本来はロドリゲスのように一癖も二癖もある選手とか、色々なタイプの相手と戦って一つひとつ勝ちあがらないといけないです。得意、不得手をなくしてどんな相手にも勝つ必要があるからこそ、対策もしっかりと練ってきました。

前回の試合からすぐに練習に戻って、心身共に本当に良いコンディションを保ち続けることができました。そのやってきたことを試合に出して、本当に高島さんが要求してくれたように普通に勝ちます」

──ロドリゲスがアジアにやって来ると、どれだけの日本人が勝てるのか。それぐらいのレベルの選手だと思います。

「ハイ、そうですね」

──そういう選手を相手にして、前情報のないファンが試合後に『佐藤の相手、大したことなかったな』と思えるような試合。そこを期待しています!!

「ありがとうございますっ!! 高いことを要求してもらえるは、嬉しいことです。力に変えさせてもらいますっ!!」

──そして今回はアクシデントでなく、メインカードです。

「嬉しいは嬉しいですけど、そこまで意識しないです。ただし、ここでしっかりとアピールできれば道が開けてくるかと思うので、そういう面でもチャンスになります」

──では最後に日本で応援しているファンに一言お願いします。

「応援してくれている方たち、SNSでメッセージにコメントを下さる人もUFCで戦うようになって増えてきて、凄く嬉しいです。前から言っているように自分は日本の格闘技界を背負うつもりとかは本当にないです。ただし、自分を応援してくださる人たちの気持ちだけは背負って戦います。

自分の器に収まることは、背負うというか力に変えて──勝って契約更新に繋げられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」

■UFC ESPN15対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
フランキー・エドガー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・ロドリゲス(米国)
マルチン・プラチニオ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
マイヤ・アガポワ(カザフスタン)
シェイナ・ドブソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
魅津希(日本)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オースチン・ハバート(米国)
ジョー・ソレツキ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドゥワイト・グラント(米国)
ケーレン・ボーン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ(米国)
ジョーダン・ライト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マヒュー・セムレスバーガー(米国)
カールトン・マイナス(米国)

<バンタム級/5分3R>
マーク・ストリーグル(フィリピン)
チムール・ワリエフ(ロシア)

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Interview UFC UFC ESPN15 ダニエル・ロドリゲス ブログ 佐藤天

【UFC ESPN15】ロドリゲス戦で、UFC連勝を狙う佐藤天─01─「頭を使って、器用なところもあります」

【写真】インタビューの翌日は陰性の結果も出て、UFC PIで調整した佐藤 (C)ON THE ROAD MANAGEMENT

22日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN15「Minchoz vs Edgar」で佐藤天が、ダニエル・ロドリゲスと戦う。

6月29日に同じくUFC APEXでジェイソン・ウィットを48秒で倒した佐藤が、キャリア12勝1敗のロドリゲスと対戦するUFCは2勝ながら、すでにティム・ミーンズから一本勝ちを収めている。KO勝ちが6試合、一本勝ちが4試合──それでいて喧嘩が強そうなタイプのロドリゲス戦について、ベガス入りした当日の佐藤に電話インタビューを試みた。


──ベガスに到着した日だというのにありがとうございます。

「いえ、全然大丈夫です」

──また空港からホテルへ直行、そしてPCR検査をしてホテルの自室に籠るという流れでしょうか。

「今回はホテルの中でなく、プレハブみたいな検査場が建てられていました。検査後はホテルの外には一歩も出られないのですが、30分ほどホテルの中にあるワークアウトルームで汗は流しました。ホテル内も部屋とワークアウトルームの往復だけですね。PCR検査の結果がでるまでは、他のチームとは接触しないようになっています」

──徹底していますね。

「そうですね。でも前の時と同じようにストレスにはなっていないです。まぁ慣れてきますよね。もう、この日々にもどこか慣れてきたというのはあると思います」

──それだけPCR検査があるわけですしね。感染して無症状の人が割り出せるともう邁進するのみかと。

「PCR検査が頻繁にあり、そこは徹底はしていますね。明日、ニック(末永)さんとレスリングコーチのグレッグ・ジョーンズがベガスに来てくれますが、PCR検査の結果が出るのを待つ必要があるので一緒にPIに行くことはできないんです」

──ニックさんはこの時期に2カ月で2度も米国を訪れるのですね。本当にUFCだから可能になることです。

「日本に帰国すると、空港でPCR検査があって……本当に有難いです」

──サンフォードからのコーチも遅れてやってくるのですね。

「ハイ、僕はもうやるべきことはフロリダでやってきたので。ミーティングは毎日していますし、ベガスに来てから特別に何かやるということはないので。ジムにはUFC、Bellator、LFAやTitan FCで試合を控えた選手がいて、彼らの追い込みの方が僕のベガスでの最終調整よりも大切ですからね。ヘンリー・フーフトは木曜日に来て、来週のロビー・ローラーの試合までベガスに居ることになると思います。

僕らの移動は自分の試合の時だけですけど、ヘンリーとグレッグ、それとカミは僕らよりずっとハードだと思います。それでもベガスから戻ってきても、その日にジムで指導をしてくれますし」

──ジムは先日のマイケル・チャンドラーのKO勝ちで士気が上がったのではないですか。

「いやぁ、アレは盛り上がりましたね。皆も試合がどんどん決まっているので、凄くモチベーションは高いです。毎週のように試合をする選手がいて、チャンドラーのKO勝ちでさらに刺激を受けましたしね。本当に良い雰囲気で練習をすることができました」

──良い空気のなかでダニエル・ロドリゲス戦に向けての調整をしてきたということですね。改めて試合動画をチェックしたのですが……正直なことを言って良いですか。

顔も怖いぞ──ダニエル・ロドリゲス(C)Zuffa/UFC

「ハイ、もちろんです」

──なかなかタフで嫌な感じの選手ですね。

「そうスね。本当にそうだと思います。あの選手は気持ちが強くて、打たれ強い。パンチ力もありますしね。う~ん、気を付けないといけないところはあります」

──その気を付けないといけない点とは?

「技術的な部分よりも、戦いに強いというところかと思います。打撃は粗いです。それでいて打撃戦を意識させてテイクダウンに入ることもあるし、下がりながらも打てます。意外とそういう……頭を使って、器用なところもあります」

──サウスポーでLFA時代は左も右も大振りのフックを振りまわすような感じだったのが、コンテンダーシリーズの試合では左も右ジャブも真っすぐ伸びるパンチを打っていました。

「ジャブがノーモーションで綺麗なパンチになっていましたね。左もストレートを打てるけど、主武器はオーバーハンドだと思います」

<この項、続く>

■UFC ESPN15対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
フランキー・エドガー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・ロドリゲス(米国)
マルチン・プラチニオ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
マイヤ・アガポワ(カザフスタン)
シェイナ・ドブソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
魅津希(日本)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オースチン・ハバート(米国)
ジョー・ソレツキ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドゥワイト・グラント(米国)
ケーレン・ボーン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イケ・ビジャヌエバ(米国)
ジョーダン・ライト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マヒュー・セムレスバーガー(米国)
カールトン・マイナス(米国)

<バンタム級/5分3R>
マーク・ストリーグル(フィリピン)
チムール・ワリエフ(ロシア)