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UFC on ESPN+104:セミファイナル・エリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス

女子フライ級5分5R。ブランチフィールド3位、ナマユナス5位。

ブランチフィールドはUFCデビューから6連勝で、ランキングも2位まで上昇。タイトル挑戦経験者のジェシカ・アンドラジ、タイラ・サントスを下している。しかし、女子フライ級が2年間アレクサ・グラッソとヴァレンチーナ・シェフチェンコのリマッチ(3度目はTUFのコーチ対決のため1年間のインターバル)で停滞しており、ブランチフィールドは待たされることに。3月の前戦は、同じようにUFCデビュー以来連勝を続けていたマノン・フィオロとの潰し合いで、ストライカーのフィオロからテイクダウンを奪えず判定負けでUFC初黒星を喫した。20歳の時にエディ・ブラボー主催のグラップリングイベント・EBIでトーナメントを制しているグラップラーだが、前回の敗戦からの敗戦から、今回はボクシングを強化してきたとのこと。女子フライ級ランカー最年少の25歳。

ナマユナスは初のタイトル挑戦が、TUFの女子ストロー級初代王者決定トーナメント決勝のエスパルザ戦で、10年前の12月。そのエスパルザも先日引退を表明した。2017年にヨアンナ、2021年にはジャン・ウェイリーと、当時負けが想像できなかった王者をいずれも1RでKOして王座を獲得し、ダイレクトリマッチでも返り討ちにして勝利。が、いずれもその次の試合で王座から陥落している。2022年にエスパルザとの再戦で王座から陥落してからはフライ級に転向。初戦のマノン・フィオロ戦は、序盤でパンチを打ち込んだ時に指を骨折するアクシデントもあり判定負けしたが、その後はアマンダ・ヒバス、トレイシー・コルテスとランカーを連破。ここ2戦はいずれも5Rマッチでの判定勝ちだが、打撃でリードしたところから終盤失速しての逃げ切り勝ちとなっている。32歳。

次期タイトル挑戦はフィオロが濃厚で、この試合の勝者はその次の王座挑戦にもっとも近い存在となる。

距離を取るブランチフィールド。ナマユナスはジャブで牽制。ジャブが顔面にヒット。ブランチフィールド見えていないか。右を打ち込んだナマユナス。飛び込んでジャブを打ち込みすぐ距離を取る。ブランチフィールドも出てパンチを出すがかわされる。ブランチフィールドの打撃の打ち終わりにパンチをヒットさせたナマユナス。残り1分。ブランチフィールドまだ組みに行かない。前に出たところでジャブをもらう。パンチで出るブランチフィールドだがジャブを被弾。ホーン。

1Rナマユナス。

2R。ジャブで牽制するナマユナス。ブランチフィールド詰めてパンチを出していくが、クリーンヒットがない。パンチで出るブランチフィールドだがナマユナスのパンチを被弾。しかしタックルへ。組んでケージに押し込んだ。ダブルアンダーフック。が、逆にナマユナスが払い腰でテイクダウン。亀になり立ったブランチフィールドだがナマユナス離れた。ブランチフィールドの打撃がヒットせず、ナマユナスがパンチを入れる展開が続く。詰めてパンチから組み付いたブランチフィールドだが引き剥がしたナマユナス。離れ際に右を入れた。ブランチフィールの残り15秒でケージに押し込みシングルレッグ。しかし倒せず。ホーン。

2Rも打撃のヒットでナマユナス。さらにブランチフィールドのテイクダウンも防いでおり、5Rあるがブランチフィールドは早くも手詰まりに。

3R。ブランチフィールドパンチで出る。打たれているが詰めていく。若干押され気味のナマユナスが逆にタックルに。しかしブランチフィールドがぶるとそのままケージに押し込んだ。ボディロックからテイクダウン。倒され際にフックスイープで返そうとしたナマユナスだが返せず。ハーフで押さえ込んだブランチフィールド。削っていきたいが押さえ込んでいる。ナマユナスも下からホールディングし、動きがない。会場ブーイング。細かいパンチを入れるブランチフィールド。ナマユナス下で凌ぐだけ。リスクを冒して逃れようとはしない。残り1分。レフェリーが攻めろとアピールする。体を起こして殴るブランチフィールド。残り10秒でガードに戻したナマユナス。下から蹴って離そうとしたところでホーン。

3Rはブランチフィールド。

4R。また詰めてパンチを打ち込むブランチフィールド。ナマユナスもジャブを返すが、ブランチフィールドは連打を出していく。手数を増やしている。左ミドル。ナマユナスちょっと動きが落ちているか。パンチから組んだブランチフィールド。ダブルアンダーフックでケージに押し込んだ。両脇を差し上げられているナマユナスだが、差し返した。離れる。ブランチフィールド常に連打を出していく。ナマユナス、足のステップが前半ほどのスピードがない。シングルレッグで飛び込んだブランチフィールド。ナマユナスこらえた。離れる。しんどいナマユナスだが手数を出していく。ブランチフィールド詰めて左ミドル。ホーン。

4Rは終盤ナマユナスが盛り返したが、全体の打撃のヒット数でブランチフィールドか。

5R。両者激しい打撃戦。ナマユナスもギアを上げた。ブランチフィールドが出るが、ナマユナスが逆にタックル。しかし小手に巻いて凌いだブランチフィールド。打撃戦からブランチフィールドダブルレッグ。尻下でクラッチしてテイクダウン。マウント!ガードに戻したナマユナスだが背中を付けている。ブランチフィールドパスしてサイド。クルスフィックス。ヒジを入れるブランチフィールド。腕のロックを外したナマユナスだが、ブランチフィールドはキムラ狙い。ブランチフィールド背中を向けて亀になり立ちに行くが、バックに回ったブランチフィールド。足のフックは許していないナマユナスだが、このままでは勝てない。立ったがブランチフィールドバックキープ。ケージ際で正対。投げを狙ったナマユナスだがブランチフィールドこらえた。ブランチフィールドまたダブルレッグ。こらえたナマユナス。タイムアップ。

1・2Rはナマユナス、3・5Rはブランチフィールド。4Rはややブランチフィールドだが、割れるとしたらこのラウンドか。

三者48-47でブランチフィールド勝利!

2Rまでは完全にナマユナスペースだったが、3Rに打撃でペースを上げてから引っくり返した。ナマユナスはフライ級では後半失速しがちだったが、今回も3R以降ペースダウンしてしまった。

ブランチフィールドは元王者グラッソを相手に指名。王者はフィオロと対戦するだろうことを考えると、これがベストのマッチメイクか。

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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#07   ジェナ・ビショップ タイラ・サントス ダコタ・ディチェバ

【PFL2024#07】ビショップにTDを奪われるも、ディチェバがヒザ蹴り&三日月で倒し決勝進出

<女子フライ級準決勝/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
Def.1R3分54秒 by TKO
ジェナ・ビショップ(米国)

サウスポーのビショップに対し、ディチェバがプレスを掛ける。前手を伸ばすビショップが左ストレートを見せた。ディチェバも右ストレート、右三日月蹴りを繰り出した。ビショップが一気に距離を詰めると、ディチェバは下がってサウスポーへのスイッチも見せる。ビショップがパンチを振りながら飛び込み、ディチェバをケージに追い込みダブルレッグから両足をすくい上げて背中を着かせた。ディチェバはケージ際でガードに戻す。足を上げて三角をセットアップか。しかしケージに背中を着けて立ち上がり、左腕を差し上げてビショップをケージに押し込んだ。

ビショップがワキをくぐって切り返し、さらにバックに回った。ここはディチェバが離れて、打撃の圧力でビショップにケージを背負わせる。ケージ中央で首相撲からヒザ蹴りをボディに突き刺すディチェバ。続けて顔面に右ヒザを突き上げると、ここでビショップが倒れるもレフェリーはストップせず。スタンドの戦いを促したディチェバが、立ち上がったビショップに右三日月蹴りからラッシュをかける。ビショップがダウンすると、遂にレフェリーが試合を止めた。

試合後、ディチェバは「ジェナを含めて皆、色んなことを言っていたけど──見ての通りよ。ファイナル? 退屈な判定決着にはさせないわ」と語り、決勝で対戦するタイラ・サントスとのフェイスオフが行われた。


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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#07 キック タイラ・サントス リズ・カモーシェ

【PFL2024#07】計量失敗のカモーシェ、ジャッジ3者とも28-29で敗れ──タイラ・サントスが決勝進出

<女子フライ級準決勝127ポンド契約/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
リズ・カモーシェ(米国)

計量失敗で──カモーシェは1Pを失った状態でケージへ。ジャブに、ローを合わせるサントス。さらにロングには、左フックを被せていく。サウスポーのカモーシェはインローで揺さぶり、右足でフックキックを繰り出す。サントスもインローを蹴るが、カモーシェはワンツーからシングルレッグへ。ヒザをついた状態から腰を上げたカモーシェが、ダブルにスイッチして一瞬持ち上げる。耐えたサントスに対し、頭を外側に出してシングルを仕掛けたカモーシェは、再びだダブルへ。逆側に頭を突っ込んだカモーシェに対し、サントスはその頭を抱えていく。

カモーシェはボディロックに切り替えるが、体を入れ替えたサントスが小外刈りでテイクダウンを決める。USAチャントのなか、サントスは腕十字を外しスクランブル狙いのカモーシェからバックを奪う。絞めを狙いつつ、殴ったサントスは腕を入れ替えボディトライアングルからRNCをセットするも、時間に阻まれた。

2R、初回を落とし2Pを追う形となったカモーシェは右ジャブ&右カーフを蹴る。さらに左インローを蹴るが、サントスは余裕を持って戦えるようになっているか。インローで姿勢を乱しながら、サントスはジャブを2発伸ばす。カーフでも体が回ったサントスだが、ワンツーを2度クリーンに決めカモーシェも頭が後方に持っていかれる。そのまま組んだサントスはのボディロックテイクダウンに対し、カモーシェは小手投げを狙う。

耐えたサントスが組み直すが、カモーシェが押し返して小外刈りでテイクダウンに成功する。サイドで抑えたカモーシェは、しっかいと抑えて左で殴り──最後の5分に賭けることとなった。

最終回開始直後にダッシュで詰め寄り、ダブルレッグを決めたカモーシェ。マウント狙いもサントスはケージを蹴ってスクランブルに持ち込む。カモーシェはケージにサントスを詰めてボディロックも、時間を使ってしまっている。ラウンドも半分が過ぎ、フックを振るって離れたカモーシェが左右のローを蹴る。右ローにカウンターを合わせるサントスは、遠い距離から強振するカモーシェに、逆に右ストレートをヒットさせる。

カモーシェは右フックで飛び込んでシングルレッグへ。スプロールしたサントスは、背中にn乗って左足を抱えて潰しに掛かる。カモーシェはドライブして、立ち上がるとリフトしてスラムも時間となった。

結果、ジャッジ3者とも29-28でサントスが決勝進出を決めた。


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AB BELLATOR MMA o PFL UFC ジェナ・ビショップ タイラ・サントス ティム・ジョンソン リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル

PFL2024#7:メインカードオッズ

デニス・ゴルツォフ 1.14
ティム・ジョンソン 5.25
ダコタ・ディッチェバ 1.20
ジェナ・ビショップ 4.25
タイラ・サントス 3.50
リズ・カモーシェ 1.28
オレグ・ポポフ 1.36
リントン・ヴァッセル 3.05

PFLプレーオフ1週目はヘビー級&女子フライ級のトーナメント準備期間が試合がメインカードで組まれている。プレリムは通常のワンマッチ。

ヘビー級は元Belltor暫定王者モルダフスキー、Bellator10位ポポフ、PFL5度目の出場となるゴルツォフらロシア人ファイターと、UFC・Bellatorをリリースされローカル落ちしていたが、欠場選手の代役で2戦目だけに出場して決勝トーナメント進出を決めたティム・ジョンソンの4人。ポポフ vs. モルダフスキーのロシアンBellator対決は、元暫定王者モルダフスキーよりもポポフがフェイバリット

女子フライ級は無敗のロシアンストライカーでPFL激推しのディッチェバと、36歳でMMAデビューした元トップグラップラーのビショップ、新旧UFCランキング1位のサントス vs. カモーシェの組み合わせ。予選は明らかにワンランク落ちる相手に勝ち上がったディッチェバが大きくフェイバリットになっているが、ビショップもリーグ戦ではサントス相手にテイクダウンしてグラウンドに持ち込んだ後は圧倒していたので、どちらか自分の土俵に持ち込むことが出来た方がそのまま試合を決めるか。

第1試合開始は7日朝7時。10時開始のメインカードから速報します。

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#07 Preview ジェナ・ビショップ タイラ・サントス ダコタ・ディチェバ ブログ リズ・カモーシェ

【PFL2024#07】プレーオフ開幕!! 女子フライ級準決勝はカモーシェ✖サントス&ディチェバ×ビショップ

【写真】決勝に残るのは── (C)PFL

2 日(金・現地時間)テネシー州ナッシュビルのナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムでPFL2024#07が開催される。レギュラーシーズンを終え、今大会からプレーオフが開始されヘビー級と女子フライ級の準決勝が4試合組まれた。
Text by Manabu Takashima

レギュラーシーズンのランクから1位と4位、2位と3位が戦うセミファイナルはヘビー級がデニス・ゴルソフ×ティム・ジョンソン、オレッグ・ポポフ×リントン・ヴァッセルの2試合。女子フライ級はダコタ・ディチェバ×ジェナ・ビショップ、タイラ・サントス×リズ・カモーシェという顔合わせとなっている。


女子フライ級を実力で引っ張ってきたのは、間違いなくカモーシェだ。初戦はジュリアナ・ヴェラスケス、2戦目は渡辺華奈との激闘の末、腕十字で下し準決勝進出を決めた。対するUFCからPFL転じたサントスは初戦でデニス・キルホンツの代役イララ・ジョアニをRCNで一蹴してクイックシックス獲得も、2戦目ではビショップにスプリット判定と僅差で勝利をモノにしている。

一方、メディアデーでカモーシェ、サントス共に対戦相手よりもディチェバに関する質問の方が多かったように、レギュラーシーズンで常に話題の中心にいたのはディチェバであることは間違いない。同時にメディアやファイターからも彼女がプロテクトされている声は絶えることなく聞かれたが、ケージのなかでのパフォーマンスは圧巻。見事なボディショットを決めてリサ・マールディン&チェルシー・ハケットを倒し、その力強さでプロテクトされなくても強いのではないか──という風に見方を変えさせてきたのも事実だ。

そんなディチェバへの評価がカモーシェとサントスで割れたのも印象深い。ここは自分たスプリットだったビショップ押しのサントス、そしてディチェバのバリューを決勝で奪い取るというカモーシェの思惑が見え隠れする。

いずれにせよ、今週末の試合が事実上の決勝戦という意識を両者が持つなか、シーズンと違ってプレーオフはボーナスポイントがないという一面を忘れてはならない。シーズン中は多少のミスがあっても、アグレッシブに攻め合うために攻撃的な面がより重要だった。ただし、ボーナスポイントがないフィールドでは、ミスを少なくして戦うことは欠かせない。レギュラーシーズンの2試合と違い、ミスをチャラにする場面は準決勝では少なくなることは間違いない。

勝てば官軍のトーナメント戦だけに、攻めと防御のバランスが過去2試合とは違ってくる中で、Bellatorで戦うようになり、常にアグレッシブに戦った来たカモーシェの気持ちが、攻撃だけでなく防御面でも強度を上げることができるのか。この辺りがキーポイントになりそうだ。

もう一つの準決勝=ディチェバ×ビショップ戦の行方を占うと、如何にビショップがディチェバに組みついてテイクダウンを奪えるのか。これまでのようなスラッピーな打撃で踏込み、勢いで制するというやり方は厳禁──頭が下がり、腹が守れない組みのセットアップでは、ディチェバの標的になるだけだ。

組みつくタイミングをしっかり見極めることができるだけ、ディチェバとの打撃に対する防御&耐久力があるのか。また組んで、すぐに自分の形に持ち込みテイクダウンを奪えるのか。倒した後のコントロールと同様に、この2つの局面はディチェバの総合力が問われる。そんな準決勝となろう。

以下、メディアデーでカモーシェ、サントス、ディチェバでのコメントだ(※要約)。

リズ・カモーシェ
「カナとの試合は寝技でのポジションを凄く考えた。彼女の形でスタンドで戻ると柔道の投げ技で頭から落とされるから。

まずはタイラに勝つこと。それが今のゴール。正直なところ、タイラはこのシーズンでトップの動きをしてきた。私と彼女は別々のブラケットに入るべきだった。彼女との試合こそ本当の意味でタイトルファイトであり、もっとも困難が伴う戦いになるはず。

ダコタはこれまでキャリアの少ない相手と戦ってきたけど、今回の準決勝でようやく同じような戦績の選手と戦う経験をすることになった。でも最終的には彼女は私と戦うことになるでしょうね」

タイラ・サントス
「スタイル的にも良い試合になると思うけど、フィニッシュして勝てる。チャンピオンに近づいてることは夢が現実になりつつある。今年は2試合をして、その間の練習というコンビネーションで成長することができた。

PFLではしっかりと選手をプロモートをしてくれている。以前に属していた場所では、そういうことはなかった。でも、それがプロモーターのやるべきことで、ファイターは戦うことが仕事だから。

もう一つの準決勝ではジェナが勝つだろうけど、私はダコタと戦いたい」

ダコタ・ディチェバ
「毎試合同じだけど、試合のたびに成長をしてファンが喜ぶパフォーマンスで魅せることが大切。

ハイライトリール・フィニッシュを狙うわ」

■視聴方法(予定)
8月3日(土)
午前6時45分~U-NEXT

■ PFL2024#07対戦カード

<ヘビー級準決勝/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
ティム・ジョンソン(米国)

<女子フライ級準決勝/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
ジェナ・ビショップ(米国)

<ヘビー級準決勝/5分3R>
オレッグ・ポポフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級準決勝/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
リズ・カモーシェ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・パーガンデ(米国)
ダニエル・ボーハル(米国)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロウ(米国)
ザッカリー・ヒックス(米国)

<ライト級/5分3R>
セルヒオ・コシオ(メキシコ)
デドレック・サンダース(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジャリール・ルイス(米国)
アンソニー・アイビー(米国)

<ウェルター戦/5分3R>
ケヴィン・ピース(米国)
ニック・メック(米国)

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PFLが8月に開催するプレーオフ3大会の日程を発表



 PFLが8月に開催するプレーオフ3大会の日程を発表。

 8月2日にテネシー州ナッシュビルのナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで開催する『2024 PFL 7』はヘビー級と女子フライ級のプレーオフが行われ、デニス・ゴルツォフ vs. ティム・ジョンソン、ダコタ・ディチェバ vs. ジェナ・ビショップ、オレッグ・ポポフ vs. リントン・ヴァッセル、リズ・カモーシェ vs. タイラ・サントス等が行われます。

 8月17日にフロリダ州ハリウッドのハードロックライブで開催する『2024 PFL 8』はライトヘビー級とライト級のプレーオフが行われ、インパ・カサンガナイ vs. ジョシュ・シルベイラ、ロブ・ウィルキンソン vs. ドブレトジャン・ヤグシムラドフ、ガジ・ラバダノフ vs. マイケル・デュフォート、ブレント・プリムス vs. クレイ・コラード等が行われます。

 8月23日にワシントンD.C.のザ・アンセムで開催する『2024 PFL 9』はウェルター級とフェザー級のプレーオフが行われ、ブレンダン・ラフネイン vs. カイ・カマカ3世、マゴメド・ウマラトフ vs. ドン・マッジ、ガブリエル・ブラガ vs. ティムール・ヒズリエフ、シャミル・ムサエフ vs. ムラド・ラマザノフ等が行われます。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#04 ジェナ・ビショップ タイラ・サントス ダコタ・ディチェバ チェルシー・ハケット ボクシング リズ・カモーシェ

【PFL2024#04】ディチェバが初回TKOで第一シード。準決はビショップと。そしてカモーシェ×サントス!!

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
Def.1R3分23秒by TKO
チェルシー・ハケット(豪州)

オッズは₋2800と天文学的規模で優位のディチェバ。サウスポーの構えから左右のローを蹴るディチェバが、右フック一発でダウンを奪う。立ち上がったハケットにヒザ蹴りを入れ、組みに行く。両ワキを差したハケットが逆にケージに押し込み、バックを伺う。半身で耐えるディチェバは、胸を合わせてヒザを狙う。肩を押し付けるハケットだが、前腕でスペースで創られるとヒザからパンチを被弾する。

距離を取り直したディチェバが右前蹴りを顔面に。続いてヒザをボディ、間合いを取り直してサウスポーに戻すと左ストレートへ。これは空振りとなったが、組んでダーティボクシングからヒザ蹴り、パンチのラッシュを掛けて左ボディショットを決める。崩れたハケットを見て、レフェリーが試合をストップ、2試合連続のクイックシックスを達成したディチェバは合計12Pとして、プレーオフ第一シードを座を獲得。準決の相手は4位のジェナ・ビショップに。もう一つの準決勝は2位のタイラ・サントス×3位のリズ・カモーシェに。もう、見事過ぎるとしか言えないPFLの手腕だ。


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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#04 UFC ジェナ・ビショップ タイラ・サントス リズ・カモーシェ 渡辺華奈

【PFL2024#04】PFLの匙加減、ズバリ!! 2位と3位の対戦は、サントスがビショップ下すも9点止まり

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジェナ・ビショップ(米国)

距離をすぐに詰めて右ミドルハイを見せたサントスが、左右のフックで前に出る。組んだビショップだが、逆にケージに押し込まれる。小外をかわし、体を入れ替えたビショップ。ケージ際で、ポジションの入れかわりが続く。サントスの首相撲に、ビショップはレベルチェンジでダブルレッグからバックに回る。サントスは即、正対してついに小外刈りでテイクダウンに成功。クローズドガードからハイガードを狙ったビショップに対し、サントスは胸を張って勢いのあるパンチを落とす。

頭を下げて鉄槌に切り返したサントスをビショップが下から殴る。サントスは振りかぶって右パウンド。ここからボディを連打されも、クローズドを開かないビショップはラウンド終了までボトムに居続けた。

2R、左を伸ばすビショップに対し、右インローを蹴るサントス。両者、荒い打撃戦のなかでサントスがヒザをボディに入れる。腹を蹴られた状態でクリンチに持ち込んだビショップが両ワキを差して、ケージにサントスを押し込む。ダブルレッグに切り替えたビショップ、サントスは尻もちをつかされて即スクランブル。レッスルアップからボディロックも、ビショップは腰の乗せて投げを狙う。ビショップは左腕を差して、ケージに押し込んでいたが、体を入れ替えられる。

ランク2位と3位の力のこもった攻防、元UFCタイトルコンテンダーは結果的にボディロック&小外で倒し、サイドで抑える。足を戻し、ラバー狙いのビショップは疲れがうかがえる。サントスもガードの中で息を整え、一旦はボーナスPは除外し勝利を目指すという心境か。サントスは初回と同様にトップで、ラウンドを戦い終えた。

最終回、左カーフのサントスが右ミドルを蹴る。ビショップが左に回りつつワンツー。ローから右を狙うサントスに、果敢にワンツーを振るい組もうとする。サントスも左に回りながら、ジャブを伸ばし右前蹴りへ。ビショップも左で打っていくが、サントスがカウンターを合わせる。さらに三日月を入れたサントスが、右インロー。ビショップのワンツーフックに組みつくと、ケージ押し込む。とビショップは逆に大内刈りでテイクダウンを決めると、マウントを奪う。鉄槌に背中を見せたサントスは、ボディトライアングルに捕えれるもアゴの上からRNCは防御する。

やや背中がずれており、絞めをセットしきれないビショップは残り30秒で胸を合わされる。ハイガードも防がれたビショップは、逆転一本勝ちの機会を失いタイムアップに。6P獲得同士の潰し合いは、意外にもスプリットに割れたがサントスに凱歌が挙がった。

結果、サントスが9Pで暫定首位、ビショップは6Pのまま──渡辺華奈とリズ・カモーシェは3Rフィニッシュ勝利でプレーオフ進出が確定する。PFLのスクリプト、いやマッチメイクの秀逸さが分かる流れとなった。


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BELLATOR o PFL UFC キック タイラ・サントス 渡辺華奈

PFL2024#4:第4試合・イララ・ジョアニ vs. シェイナ・ヤング

女子フライ級リーグ戦。ジョアニ8位・0点、ヤング10位・-1点。

Bellator最終ランキングで10位のジョアニ。当初はPFL出場メンバーに入っていなかったが、デニス・キールホルツの欠場で代役出場。リーグ初戦はタイラ・サントスとの対戦で、テイクダウンを取られると一方的に攻められ、立とうとしたところでバックを取られてチョークで一本負け。30歳。

UFCヤングはチャレンジャーシリーズを経て、PFL本戦メンバーとなったが、計量失敗でリーグ戦ポイントは減点1。渡辺華奈にグラウンドに持ち込まれて一方的に攻められるも、フィニッシュは許さないという一番厄介な戦いぶりで判定負けしている。すでに体重オーバーで減点されているため、3点対決のカモーシェ vs. 渡辺がドローにならない限り、1Rフィニッシュ勝利しても決勝進出はできない。30歳。

両者オーソドックス。パンチを振るジョアニ。組んできたヤングを引き剥がす。大振りのパンチで出る。ジャブ。カーフキックから左右のフック。ミドル。左ハイ。飛び込んでパンチを入れるジョアニ。ヤングは攻撃がヒットしていない。組んだヤング。ケージに押し込む。ジョアニ背中でクラッチして入れ替えた。残り1分。ジョアニも1Rフィニッシュが必要。外掛けでテイクダウンしたジョアニがパウンドを入れる。打たれながら立ったヤング。ジョアニバッククリンチからまた足をかけて倒した。倒され際に入れ替えて上を取ろうとしたヤングだがジョアニ下にならず立った。ゴング。

1Rジョアニ。これで決勝トーナメント進出の可能性がほぼ無くなる。

2R。ジャブをヒットしていくジョアニ。ジョアニのインローにヤングがジャブを合わせる。ジョアニが飛び込んでくるところにパンチを合わせるヤング。組んでいくが引き剥がしたジョアニ。ヤング距離を詰めてパンチを入れる。ジョアニも打ち合う。ヤングタックルに切り替えてテイクダウン。ハーフバックジョアニが立ってスタンドバックの体勢でゴング。

2Rもジョアニ。

3R。もう両者決勝トーナメント進出の可能性がない消化試合に。ジョアニ手が出なくなった。ヤングのパンチがヒットしバランスを崩したジョアニ。ヤングがジャブを入れていく。両者見合いが増える。ジョアニの左ミドルをキャッチしたヤングがテイクダウン。押さえ込もうとする。立とうとしたジョアニからバックマウント。しかし時間がない。仰向けで背中のヤングにパンチを入れていくジョアニ。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でジョアニ勝利。リーグ戦ポイントは3点のみ。

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【PFL2024#04】プレーオフ進出へ、カモーシェと再戦。渡辺華奈「リーグ戦を超えた大きな意味を持つ」

【写真】ポジティブな空気と日差しの恩恵を受けているような渡辺。良い空気感です (C)TAKAO UEDA

13日(木・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナでPFL2024#04が開催される。今大会ではヘビー級と女子フライ級でシーズン2戦目が実施され、渡辺華奈とリズ・カモーシェが対戦する。
Text by Shojiro Kameike

PFL2024年シーズンの初戦となった今年4月のシェナ・ヤング戦では、計量オーバーの相手に判定勝ちを収めて3Pをゲットした。プレーオフ進出を賭けた2戦目で、3年前に敗れているリズ・カモーシェと対戦することに。ここでまさかの再戦が実現するとは――改めて渡辺にPFL初戦の感想と、念願ともいえるカモーシェ戦への想いを訊いた。


『まさかココで当たるのか』と(苦笑)

――今回がPFL2戦目となります。4月の初戦では、まず対戦相手であるシェナ・ヤングに計量オーバーがありました。ペナルティとしてヤングはリーグ戦のポイントがマイナス1、そしてファイトマネーの一部が渡辺選手に与えられる……そこはリーグ戦のポイントが与えられないのかと思いました。

「そうなんですよ。相手がマイナス1ポイントなら、そのポイントを私に欲しかったです(笑)。相手がマイナス1ポイントだと、私以外のファイターも得するわけじゃないですか。私は体重オーバーの相手と戦うことで損をするのに」

――ファイトマネーの一部を貰えても、その金額が何百万円になることは稀でしょう。一方、優勝賞金100万ドルが賭かっているわけで。

「アハハハ、ファイトマネーの額なんて選手によって違いますしね。でも、そういうルールなので仕方ないと思うことにはしましたけど。柔道だとトーナメントで計量オーバーだと、その時点で終了ですよ。でもこの試合だけキャッチウェイトで、リーグは引き続き出場できるんだなって(苦笑)」

――試合で相手の計量オーバーの影響、たとえば「重いなぁ」と感じましたか。

「若干ですけど『重いな』って感じました。でも思っていたほどは重くなかったです。ヤングが上になった時、いつもの試合よりも相手が重いなと感じたぐらいですね」

――相手がギリギリまで体重を落としているか、それとも途中で諦めているかによっても、試合当日に何キロ戻っているかも変わってくるように思います。

「計量前日、ヤングのSNSを見たら『63キロあり、今から地獄の減量が始まる』みたいなことを書いていたんですよ。その投稿からSNSが更新されずに……だから計量当日は『やりやがったな』と思いました(苦笑)」

――それでも試合は出場できますし、海外の場合は『試合が成立したのだから何なの?』という割り切り方も凄いです。良くも悪くも、それが海外で戦うということなのだなと。

「凄いですよね。最近はビックリするぐらい、MMAでも計量オーバーが多いじゃないですか。選手も『お金を払えば良いんでしょ』みたいな感じで」

――柔道というオリンピック競技をやってきた渡辺選手からすると信じられませんか。

渡辺が125.75ポンド、カモーシェが126ポンドで計量クリア。左が本計量、右がセレモニアル。渡部はメイクが変わったぐらいしか変化がない? 対してカモーシェの腰回りにリカバリー感を感じるのは考え過ぎか(C)PFL

「信じられないです。

私たちの時代は、計量オーバーだと試合に出場できないのはもちろん、日本では一発で全日本強化選手から外されていました。柔道も今は大会前日の夜に計量が行われていて。でも大会当日にランダム計量があるんですよ」

――ランダム計量とは、大会中に抜き打ちで計量が行われるのですか。

「試合直前に各階級で何人かランダムに選ばれて計量するんです。『自分の階級の5パーセントまでしか増やしてはいけない』というルールがあって。だから体重を戻そうとリカバリーもできないし、過度の水抜きもできないです。水抜きをすると、どうしても大幅に体重が戻ってしまうことがありますからね」

――MMAと柔道、プロとアマを単純に比較することはできませんが、それがオリンピック競技に臨む選手たちの考え方なのですね。

「柔道では水抜きをしている選手はいないと思います。最後の1キロとかはあるかもしれないけど、MMAファイターのように3~5キロを水抜きで落とすことはないですね。自分も今でも、それほどの水抜きはやっていないです。試合が決まった時から減量を開始して、2カ月ぐらい掛けて落としていきますから。

私もMMAを始めて一度、体重調整では大変だった時があったんですよ。ホテルにバスタブがなかったり、アップ会場もメチャクチャ冷房が効いていて。その時は試合間隔が短くて減量も大変でした。それ以降は結構、余裕を持って体重を落とすようにしています」

――いつ試合があるか分からないのも大変ですが、PFLのように短いスパンで定期的に試合があるのも難しいのですね。どちらが適しているのかも人によって違うようですし。

「自分の場合は、試合間隔が空いていたほうが良いんです。今回は4月の次に6月なので、減量という減量はせずに体重を維持していました。前回の試合が終わって、帰国後からすぐに練習を開始して。しかも追い込み練習をしていたので体重も増えなかったです」

――なるほど。PFLの話に戻すと、3Pスタートという点については…。

「やはり6Pを取っておきたかったです。1Rから狙いに行って、まず1Rで極めることができなかった。2R、3Rも取り切れず、消耗してどんどん極めづらくなっていきました。相手のディフェンスも巧かったですね。細かいポイント――たとえばバックコントロールの時の位置などをズラされていました。

ただ、ぶっちゃけポイントについては、そこまで深くは考えていなかったです。PFLのフォーマットとしてリーグ戦であり、プレーオフはトーナメントですけど、自分にとってはあくまで一つの試合であって。あまり周りのことは考えず、自分のベストを尽くすことを考えていました。だから一つの試合として考えて、一本を取れなかったことが悔しいです」

――続く2戦目の相手が、リズ・カモーシェになると思っていましたか。

「できればプレーオフ決勝で当たりたかった――とは思います。プレーオフまではリーグ戦だけど総当たりではない、という時点でどうなるかは分かりませんでした。それにしても『まさかココで当たるのか』と(苦笑)」

――初戦で渡辺選手もカモーシェも3Pを獲得しています。対して上位3人はいずれも6Pという状況のなか、3P同士を当てるとは……。

「もう主催者のさじ加減ですよね(苦笑)。潰し合いさせられているのかな、とは思います。あわよくば二人とも消えてほしいのかな――って。完全に推されている選手が一人いるじゃないですか。みんな『今回のマッチメイク、どうなの?』と言われることも多くて。

私とカモーシェが試合をして、どちらが勝つにせよ判定決着なら3P……合計6Pでプレーオフに進めない可能性が高いです。ここで負けても6P、という選手もいますからね。0P同士の試合もあるし、なかなか面白いですよ(笑)」

――渡辺選手とすれば、次は6Pの選手と対戦すると思いますよね。

「はい、6Pの選手と試合したかったです。それがまさかのカモーシェが相手で」

ジムの仲間たちに『このジムで頑張っていたら世界でも通用するんだ』と思ってもらえるよう

――次の試合はクイックシックスでないと、プレーオフ出場は厳しくなります。もちろん上位3選手の試合内容次第ではありますが。

「私もカモーシェも、フィニッシュしないといけない。当然クイックシックスのことも頭にはあります。でもそれ以上に、私の中ではリーグ戦を超えた大きな意味を持つ試合なので。この試合に全てを賭けるつもりでやってきました。フィニッシュを狙うことはもちろんですけど、何が何でもカモーシェに勝つという気持ちのほうが強いです」

――Bellator時代とPFL時代で、カモーシェのファイトに変化はありましたか。

「ヴェラスケス戦ではクイックシックスを狙っていたことも大きいのでしょうけど、雑なところが多いと思いました。あとは今までの試合を視ていると、下になると苦手ですよね。上になると強いけど、テイクされて下になると巻き返せなかったりすることもある。そこがウィークポイントかなと思っています。あとはカモーシェ自身が前に出て来るので、逆に前に出て来る相手も嫌なのかもしれません」

――対して、渡辺選手は初戦から何が変わりましたか。

「全部ですね。変わっていないところがない、というぐらいですよ。打撃もまず構えから変わっていて、レスリングのテイクダウンも向上してきたので。

3年前、カモーシェに負けて『もっと打撃をしっかりやらないといけない。テイクダウンもバリエーションを増やさないといけない』と思って、ここまでやってきました。……とにかく組みたいです。前回は組めなかったので。組んでカモーシェの強さを感じたいです」

――3年前は1ラウンド35秒TKO負けで、渡辺選手としては『出し切れなかった』という想いが強いですか。

「それは強いです。内容は何も言えないぐらいの完敗でした。同時に自分がやってきたことを出し切れなかった悔しくて、そこからマインドを変えたんです。勝つことはもちろん、出しきる。出しきったうえで負けたら、それは仕方ないから。とにかく自分がやってきたことを出し切る、ベストを尽くすというマインドに変えてきました。

この試合に関しては、いろんな想いがあります。日本で練習していては海外で勝てない、という人もいるじゃないですか。海外では練習していない自分が勝つことで、日本で格闘技をやっている人たちが『日本で練習していても勝てるんだ』と思ってもらいたい。特にジムの仲間たちに『このジムで頑張っていたら世界でも通用するんだ』と思ってもらえるような、道になりたいです。日本のMMAを明るくできるように、全力を出し切って勝ちます」

■視聴方法(予定)
6月14日(金)
午前6時15分~U-NEXT

■ PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
チェルシー・ハケット(豪州)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
渡辺華奈(日本)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
ジェナ・ビショップ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
オレッグ・ポポフ(ロシア)
デヴィオン・フランクリン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ゴルム(ブラジル)
タイレル・フォーチュン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イララ・ジョアニ(ブラジル)
シェナ・ヤング(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
ティム・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
リサ・マールディン(米国)

<女子フライ級リザーブ戦/5分3R>
スミコ・イナバ(米国)
サライ・オロスコ(メキシコ)

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