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45 AB News o ONE ONE Championship   セイジ・ノースカット ブログ

1.28『ONE 165』有明アリーナ大会、ロッタン左手負傷により武尊の対戦相手がスーパーレックとのフライ級タイトルマッチに変更

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1.28 ONE Championship 有明アリーナ大会でロッタン・ジットムアンノン vs. 武尊、青木真也 vs. セイジ・ノースカット(2023年11月30日)

 こちらの続報。


 ONE Championshipが1月28日に有明アリーナで開催する『ONE 165』で武尊と対戦予定だったロッタン・ジットムアンノンが負傷欠場、代わりにONEフライ級王者であるスーパーレック・キャットムーカオとのタイトルマッチを行うことを発表。ロッタンは年末から左手負傷の噂がありましたが、本人が練習中に負傷したことを認めています。

 スーパーレックは体重超過によるキャッチウェイトとはいえロッタンと対戦して判定勝ちを収めており現在10連勝中。むしろ厳しい対戦相手となりました。


 これに対し武尊はXでこんなコメントをしています。続きを読む・・・
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F1 o ONE ONE Championship ONE165 YouTube   グスタボ・バラート セイジ・ノースカット ボカン・マスンヤネ

1.28『ONE 165: Rodtang vs.Takeru』有明アリーナ大会で平田樹 vs. 三浦彩佳、ダニー・キンガッド vs. 若松佑弥、ボカン・マスンヤネ vs. 山北渓人、箕輪ひろば vs. グスタボ・バラート

1.28 ONE Championship 有明アリーナ大会でロッタン・ジットムアンノン vs. 武尊、青木真也 vs. セイジ・ノースカット(2023年11月30日)

 こちらの続報。




 ONE Championshipが1月28日に有明アリーナで開催する『ONE 165: Rodtang vs.Takeru』で平田樹 vs. 三浦彩佳の女子アトム級マッチ、ダニー・キンガッド vs. 若松佑弥のフライ級マッチ、ボカン・マスンヤネ vs. 山北渓人のストロー級マッチ、箕輪ひろば vs. グスタボ・バラートのストロー級マッチを追加発表しています。続きを読む・・・
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K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE165 キック セイジ・ノースカット ブログ ロッタン・シットムアンノン 武尊 青木真也

【ONE165】約4年ぶりの日本大会でキック=ロッタン×武尊、MMA=青木×ノースカットが決定

【写真】ロッタン×武尊は日本大会で実現。そのほかの日本人選手の出場は果たしてどうなる!?(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(木)東京都渋谷区のシャトーアメーバにおいて、2024年1月28日(日)に江東区有明の有明アリーナで開催される「ONE 165: Rodtang vs. Takeru」発表記者会見が行われた。
Text by Takumi Nakamura

ONE Championshipが日本で大会を開催するのは2019年10月のONE100「Century」以来。会見はチャトリCEOの「小さい頃から何度も訪れている大好きな日本、そして東京で大会を開催できることをうれしく思う。日本大会史上最高最大の選手層を集めての大会を開催することになる。MMAだけでなく、キックボクシング、ムエタイ、グラップリングなど世界最高峰の選手を集めて大会を開催する予定で、もちろんその中には日本最高の選手たちも含まれている」という挨拶から始まった。


続いて決定対戦カードとしてライト級MMA=青木真也×セイジ・ノースカット、フライ級キックボクシング=ロッタン・ジットムアンノン×武尊が発表され、4選手がそれぞれ登場。チャトリCEOがこの2試合についての見どころを語った。

「日本人にとって世界最大ともいえる格闘技のスターと言えるのが武尊で、ロッタンはムエタイのグローバルスター。武尊は高いKO率を誇っているし、ロッタンももちろん激しい試合を繰り広げることになる。日本の中で武尊は那須川天心との試合で大きな注目を集めたが、世界的に見ても、この大会は同じような注目度のある大会になると確信している。

そして日本のレジェンドの青木、アメリカのライジングスターであるノースカットの対比も楽しんでもらいたい。この試合はベテランライオンとヤングライオンの対決になるかもしれない。青木はレジェンドで、50戦以上を戦い抜き、サブミッションでの勝利が多い。それに対し、ノースカットはMMAの経験があり、空手で世界チャンピオンになったこともある。ノースカットはONEデビュー戦で顔面を骨折をし、中々表舞台に立つことがなかったが、今回の試合を楽しみにしている」

続いて会見では4選手が順にコメント→オフィシャルによる代表者質問を受けて質疑応答という流れで進行し、ここでは各選手のコメント&代表者質問の回答を記したい。なおロッタン×武尊はノンタイトル戦=スーパーファイトとして3分5Rでの実施。今大会はケージではなくリングでの開催となる。

青木真也
「2023年、MMAの試合をすることが出来ませんでした。このまま試合をすることなく終わるのかなと思っていましたが、ありがたいことに2024年に(MMAの)試合を頂くことが出来ました。自分のベストパフォーマンスを皆さんの前で出せる最後の機会、世界トップクラス、最高峰の舞台で、最高峰の選手と戦うことが出来ることが最後だと思いますので、『一生懸命やり切りたい』ということによって、2カ月間頑張れるようにしたいと思っています。(世界最高峰の舞台の選手と戦うのが最後という発言について)気持ちも身体も追いつかなくなっている中で、今何とかベストを保てていると思いますが、本当に世界トップ、ONEの舞台でこの相手と出来るのは最後だと思っています。

(いつも試合にストーリーを織り込むが今回は?)試合を勝ち負け、当日だけ楽しみにして、見に来てくださいとみんな言うと思いますが、試合が決まる間から、今日から、試合までの2か月、そして試合が終わってからの期間。消費されることなく、試合を2~3カ月味わってもらえるようにしたい。なので、格闘技の試合を見るというより、小説やドラマ、映画を見るような形で見てもらえたら、皆さんにとっての何かになるんじゃないかなと思います」

セージ・ノースカット
「日本に来ることは常に私の夢だった。格闘技ももちろん、兄弟で日本のアニメを見たりして育ってきた。このように日本に来ることができて嬉しく思う。1月28日の大会では、青木真也という日本のレジェンドと対戦できることに興奮している。47勝11敗という(青木の)戦歴、その中の負けには一本負けは含まれていない。自分のキャリアにとっても大事な試合になる。この試合が決まる前からトレーニングをしていた。ここから2か月更に磨きをかけていきたい」

武尊
「K-1から来た武尊です。ONEデビュー戦が決まって、日本で試合ができることを嬉しく思っています。ロッタン選手はずっと自分が戦いたかった選手で、世界でも活躍していて、世界トップの選手だと思います。ロッタン選手は気持ちで戦うスタイルで、僕も気持ちで戦うスタイルなので、二人で世界最高の殴り合いが出来ると思うので、楽しみにしていてください。必ず勝ちます。

(ロッタンとは)ファイトスタイルもよく比較されて、同じファイトスタイルだよねと言われることもあって。最初にロッタン選手を知ったのも『武尊みたいな戦い方をする選手がタイにいるよ」と聞いて、試合を見たのが初めてで『この人以上に戦って楽しいと思える選手はいないんじゃないかな』という直感がありました。その後(ロッタンは)天心選手と戦ったり、ONEでチャンピオンなって、ストーリーが進んでいくにつれて、戦いたい気持ちが大きくなりました。

僕がONEと契約したのも、ロッタン選手と戦いたい気持ちがあったからで、ロッタン選手と世界最高峰の舞台で世界最高の殴り合いをやりたいと思っています。(『THE MATCH 2022』以来の国内戦となるが)日本のファンの皆さんには最後に見せた姿が負ける姿で、ずっと悔しい気持ちを持っています。先日フランスで復帰戦で勝つことができたんですけど、日本のファンのみなさんの目の前で勝つ姿を見せたいです」

ロッタン・ジットムアンノン
「また日本に戻って来ることができて、大変嬉しく思っている。前回天心と戦って以来、日本に来ることが本当に夢だった。武尊と戦うチャンスを頂けて、本当に嬉しく思う。ファンの皆さんも待ち望んでくれていた試合だと思うし、今回の試合は必ず見て楽しんでいただける試合にしたい。自分としてはKO勝利で決着を付けたい。今回武尊と戦う機会を頂けて、大変嬉しく思っている。自分自身、この勝負を待ち焦がれていたた。天心と戦って以来、自分も武尊の試合を注目していた。すごく素晴らしい技術を持った、いい選手だと思っている。自分はいつでも戦える準備は整っているし、全力で打ち合いたい。ファンのみんなの期待を裏切らない試合をするつもりだ」

なおチャトリCEOによれば他の日本人選手の出場については、契約中の選手と新規契約選手も含めて、これから交渉&調整に入るとのこと。大会まで残り2カ月でどんなラインナップが揃うのか続報を待ちたい。

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AB MMA o ONE ONE Championship YouTube   セイジ・ノースカット 青木真也

青木真也、1.28『ONE 165』セイジ・ノースカット戦について「『最後の闘い』であることは間違いはないでしょう」

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1.28 ONE Championship 有明アリーナ大会でロッタン・ジットムアンノン vs. 武尊、青木真也 vs. セイジ・ノースカット(2023年11月30日)

 こちらの続報。



 ONE Championship記者会見フル動画。






 ロッタン・ジットムアンノン vs. 武尊 記者会見ダイジェスト動画。




 青木真也は「世界最高峰の相手と戦えるのは最後」「トップで戦えるのはこれで最後」とコメント。


 Xでも「最後の闘い」であることを強調し、noteでは以下のコメントをしています。

ここから2ヶ月全力でやります。いつもありがとう。

「最後の闘い」であることは間違いはないでしょう。けれど、何が「最後の闘い」かは青木真也を追って創ってきた人ならわかるだろうから、覚悟を持って見てください。

 「引退試合」とは明言していませんが、MMAルールでトップファイターと対戦するのはこれが最後ということなのでしょう。続きを読む・・・
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AB MMA o ONE ONE Championship   セイジ・ノースカット チャトリ・シットヨートン マイキー・ムスメシ 青木真也

1.28 ONE Championship 有明アリーナ大会でロッタン・ジットムアンノン vs. 武尊、青木真也 vs. セイジ・ノースカット

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チャトリ・シットヨートンCEO「ONEは2024年に記録的な数の大会を開催する」「アメリカのスタジアムで大会を開催するし、日本大会も開催する」(2023年11月29日)

 こちらの続報。


 チャトリ・シットヨートンCEOがSNSで「東京!!! 日本は世界で一番好きな国のひとつです! 明日の発表にエキサイトしています!」とコメント。



 そして、1月28日に有明アリーナで『ONE 165』を開催することと、ロッタン・ジットムアンノン vs. 武尊、青木真也 vs. セイジ・ノースカットを行うことを発表。

 ロッタンは9月の『ONE Friday Fights 34』でスーパーレック・キャットムー9に判定負けして以来の試合。スーパーレックの5ポンド超過によりキャッチウェイトに変更されていました。武尊は6月の『MTGP Impact in Paris』でベイリー・サグデンに5R KO勝ちして以来の試合。

 青木は10月の『ONE Fight Night 15』で行われたサブミッショングラップリングルールでマイキー・ムスメシにアキレス腱固めで敗れて以来の試合。MMAは2022年11月の『ONE 163: Akimoto vs. Petchtanong』でサイード・イザガクマエフに1R TKO負けして以来。ノースカットは5月の『ONE Fight Night 10』でアフメド・ムジタバに1Rヒールフックで勝利して以来の試合。

 両者は2021年4月の『ONE on TNT 4』でノースカットの約2年ぶりの復帰戦として対戦予定でしたが、ノースカットが新型コロナウイルスの後遺症が長引いたことから中止になっていました。2年9ヶ月の時を経ての仕切り直しマッチとなります。続きを読む・・・
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BELLATOR o PFL UFC セイジ・ノースカット

Bellator296:メインカード第1試合・チバウト・グーチ vs. ケイン・ムーサ

ライト級。

地元フランスのグーチは2016~18年にUFCに参戦したが、1勝5敗でリリース。当時敗れた相手はセイジ・ノースカットや昨年のPFLの100万ドル獲得・オリバー・オウビン・メルシェなど。その後、ローカルを経て、昨年5月のパリ大会でUFCデビュー。ここまで前座で1勝1敗。地元出身でのメインカード起用。36歳。

イギリスのムーサもやはりBellatorヨーロッパ限定ファイターで、ここまで3勝2敗だが、前回は元WSOFフェザー級王者ジョージ・カラカニヤンに判定勝ちしている。36歳。

ムーサが打撃でプレスしていく。グーチ下がりながらカーフ。グーチのワンツーがヒットしムーサダウン!パウンドに行くグーチだが、ムーサすぐに起き上がりシングルレッグで凌いだ。離れるグーチ。ムーサがパンチを出していくがグーチ冷静にかわしてパンチをヒットさせる。大振りのムーサのフックが空振り。ワンツーを打ち込むグーチ。ムーサがケージに詰めて膝。ゴング。

1Rグーチ。

2R。ムーサが圧を強めてきた。ロー。しかしグーチ下がりながらもパンチをヒットさせる。詰めてパンチを入れるムーサ。ケージに詰めてワンツーからボディ。前蹴りをレバーに入れる。ケージに詰めてミドル。グーチがパンチを当てるが、ムーサの前進が止まらない。ムーサまた左ミドル。ムーサのジャブがヒット。またケージに詰まったグーチだが、右を打ち込んで出る。しかしムーサ左ボディ。ケージを背負うグーチだが、右フックがヒット!ムーサ仰向けにダウン!KO!

ケージに詰めて攻勢だったムーサだが、グーチのケージを背負ったところからのワンツー→右フックでKO。1Rに続いてビッグパンチをヒットさせての勝利。

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 セイジ・ノースカット ブログ

【ONE FN10】スーパー・セイジ・ノースカット、39秒でムジタバをヒールフックで下す

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
Def.1R0分39秒by ヒールフック
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

直ぐに左ミドルからハイを蹴ったノースカットに対し、ムジタバがテイクダウを決めてハーフで抑える。足を絡ませ外掛けからヒールに取ったノースカットは、ロールしてタップを奪った。

「最高のチームで練習してきて、レスリングをしっかりやりこんできたんだ。レスリングと柔術が進歩し、皆をがっかりさせたくなかった。ONE最初の試合から、階級を下げた。ここから強くなる。柔術が凄く成長したから、次はサブミッショングラップリングでも戦いたい」と話したノースカットは5万ドルのボーナスを手にした。


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Interview ONE ONE TNT04 ONE119  グラチアン・サジンスキ エドゥアルド・フォラヤン クリスチャン・リー セイジ・ノースカット ブログ 秋山成勲 青木真也

【ONE TNT04】フォラヤン戦から13時間後の青木真也─02─「川尻さん、北岡さん、宇野さんに通じる」

【写真】戦った者同士というよりもジャンル、興行を背負ってきた者同士だから青木はフォラヤンに感じ入るモノがあった (C)ONE

29日に開催されたONE119:ONE TNT04で、エドゥアルド・フォラヤンを1R4分20秒、腕十字で下した青木真也インタビューPart.02。

勝利から13時間後に訊いた青木の心境──第2弾は勝利者インタビューで話したフォラヤンへの感謝の言葉、そして次の試合に関して挙げた2人の選手についてお届けしたい。

<青木真也インタビューPart.01はコチラから>


──マウント&ヒジ打ちの連続で、フォラヤンの気持ちは「もう楽になりたい」という風に。

「ハイ。肩固めは絶対に嫌だっただろうし、背中も向けたくない。だからマウントを取った形で、ずっとヒジを落とすことができました。気持ちが折れているということまでは言わないですけど、かなり参っているという感じは伝わってきていました」

──もうヒジで勝負がついていたということですね。

「肩固めができて、背中を向けることを嫌がる相手にはエルボーは有効な攻撃ですね。そこからは肩固めとバックチョークを警戒しているから、もう腕しかないですよね。最後はバーバルタップだったので、腕が入っていてタップできなかったというのもありますけど、割と観念した感はありました。だから、もうきつくはしなかったです」

──支点を作って、バチっと可動範囲が大きいケガをする腕十字ではなく、じわりとしぼるような。

「そうですね。痛くなる前に諦めているし、ケガもなかったと思います」

──試合後のエドゥアルドへの発言は、お互いが相手も代わって同じ境遇で仕事を全うしたことに関して、労いの言葉だったのでしょうか。

「それもありますし、僕は2016年に彼に負けて。フォラヤンはそこでチーム・ラカイも一緒に上がった。彼はそこから先頭を走ってきたから。あのポジションの厳しさも分かりますし。フィリピン大会は必ず出場するわけで。どう考えても、消耗しているじゃないですか」

──そうですね。

「フォラヤンには献身という部分があると思っていて。僕もそういう立場にあって──この5年間、お互い良い時と悪い時があったし、『まぁ、大変ッスよね』みたいな気持ちになっていました。同じ階級で、同じような立ち位置で。フォラヤンがやってきたことは大変だと思います。

マーチン・ウェンに負けて、アミールに勝った。そのあと、僕とやってくれた。そこからもタフな試合が続いている。結構、しんどいはずです。だからケージの中でも『もう1回』って言って、向うも指さして笑っていて。そうやって別れたんですけど……。

それは言葉通りの『もう1度戦おう』ということではなくて、これからも格闘技を頑張って続けていると、またどこかで会えるよね──という感じなのかと思います」

──好きなことを続けていると、また巡り合う。つまり『お前、辞めるなよ』というメッセージですね。良い話だ。

「なんだろう……川尻さんとか、北岡さんとか、宇野さんに感じるモノに通じていますね」

──もう、エドゥアルド・フォラヤンも戦友なわけですね。ところで、ここ2試合の勝ちっぷりを見て、国際実況陣からは『クリスチャン・リーと』という発言も聞かれます。きっと勝利者インタビューでも、ベルトに挑戦という言葉が欲しくて『次は?』という問いがあり、そこでの返答がまずセイジ・ノースカットでした。

「セイジは一応決まっていたことだから、やれればねということで。そこまで強く思ってのことではないです。でも、若くてUFCにいた選手とは戦ってみたいですね」

──クリスチャン・リーという名前が出ないのは、もうタイトルとは違うところで戦っていきたいという気持ちの表れなのでしょうか。

「クリスチャンとは、一度白黒ついてしまっているから。そこらへんは弁えているつもりです。僕が26歳ぐらいだったら、この4連勝でクリスチャンとやりたいと言っても筋が通ると思いますけど……年を喰っているので。もう一度、クリスチャンとやるには、それこそセイジやダギ、オク・レユンなんかに勝つ必要があるかと。今の立ち位置でそれを言っても説得力がないです」

──では、若くて台頭してきた選手に勝てばクリスチャンとの再戦もあるということですか。

「あると思います。オク・レユンやダギ、セイジに勝って『クリスチャンとはやりません』というと、もうストーリーラインがおかしくなって、なら『お前はONEでなくて他でやっていろ』ってなりますよね」

──クリスチャンとやる、やらないも青木真也としてのそこで戦う理屈が必要ということですね。

「勝ち続けているうえでタイトルがあるのは、理屈に合うので。ただし次にタイトルとかっていうのは全くないです。別に是が非でもということではないから。自分で言っていることだから、他の人がどう考えるのか分からないですけど、理屈は合っていると思います」

──ONEのことだから、『次!』って言うこともあり得るかと。

「でも僕より優先順位が先の人がいますよね。それは素直に想います。僕、この試合の前に4年前にやってもらったインタビューを読み返していて。マラット・ガフロフとグラップリングマッチを戦う前のインタビューで、『ONEにおけるグラップリングはレジェンド同士になりがちだから、レジェンドマッチになってしまうのか』ということが書かれていて。そこに抗いたいという話をしているんです」

──いやぁ、抗い続けてきたということですね。

「そうなんですよ。4年前も同じことを言ってるわって(笑)。それをシンガポールに来る前に読んでいて、抗い続けることができるなら、もうちょっと抗いたいなって」

──青木選手は減量や階級、好きなこと続けるという精神衛生上の良さもあって、同じ世代の選手よりも心身ともにフレッシュですよね。

「エディ・アルバレスとか見ちゃうと、そう思いますね」

──それでもシンガポールに渡る前日の練習を見せてもらうと、非常に厳しい表情で。好きなことを続けていても、雰囲気が違うんだと感じました。

「試合前は粛々とやるようになります。試合がないときは冒険して足関節とか、スクランブルで逃がすとかできるんですけど、試合前になるとそれがなくなります。足関節でも、ここで極めるっていう入り方で。だから、試合があると練習は面白くないです。格闘技をフレッシュに楽しむということでいえば、試合が終わった直後が一番面白い。

ファイトするってなると勝つことを考えるので。リスク背負えないから、面白くないです」

──それが試合前の素なのですね。ところで勝利者インタビューもセイジ・ノースカットまで純粋に青木真也だったのが、秋山成勲選手の名を出すやいなや、雰囲気が変わり青木選手は演者になりました。

「アハハハ。それは秋山さんが解説するって知っていたから、そっちにもパスを回さないとなって」

<この項、続く>

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ABEMA GONG KAKUTOGI Interview ONE セイジ・ノースカット ブログ

【ONE】23日(火)発売GONG#313から。セイジ・ノースカット「全米で一番の石油工学が学べる大学」

【写真】達観とかでなく、生まれついて持って生まれた豊かな才能が異質なモノを思わせた(C)ONE

4月からTNTシリーズと銘打ち、米国プライムタイムに合わせたイベント中継を行うONE Championshipを23日(火)発売のGONG格闘技5月号ではABEMAと共同取材でタッグを組み、総力取材を行っている。

そんなONE特集では4月29日(木・現地時間)に青木真也と対戦するセイジ・ノースカットのインタビューが掲載される。

ここでは本誌内に掲載しきれなかったセイジのノースカットが、文武両道のスーパーエリートだった過去などを紹介したい。


──米国のMMAファンの多くがUFCのファンかと思います。そんなUFCファンにONEとUFCの違いをどのようにアピールしたいですか。

「僕にとってONEチャンピオンシップの根幹とは名誉と尊敬を重んじる点だ。ONEで働く皆もそうだし、チャトリ会長は尊敬すべき立派な人だ。特にそういう話をしたことはないけど、僕も4歳からマーシャルアーツとともに育った人間だかから、彼らと同じ価値観を持っている。尊敬、名誉、誠実、こうした価値観を持っている人たちにはONEを視てもらえると思うよ」

──ONEのMMAルールは、グラウンドでのヒザ蹴りがあることでストライカーとグラップラーがより公平だと思います。ユニファイド・ルールはレスラーに有利だと言われることも多々あります。

「その通りだね。ONEではグラウンドでもスタンドでも打撃の攻防が多く見られる。タイトに抑えるユニファイドとは、違った試合になるよね。特にグラウンドでヒザ蹴りがあることで。クールだよ、普通は練習できない技が認められているってことは」

──つまりルールの変化に対応することは、セイジにとって困難ではなかったということですね。ところでお父さんは空手の指導者だと聞いたことがありますが。

「父は黒帯だよ。父の僕の指導者の一人で、彼の教えを受けて僕は育った。僕もそうだし、姉もマーシャルアーチストだからね」

──ONEにも出場しているコルビー・ノースカットですね。10代でMMAファイターになることを決めた時、ご両親の反応はどうでしたか。

「喜んでいたよ。両親は僕に才能があることを見抜いていたからね。同時に僕はテキサスA&M大学で、石油工学を学んでいたんだ。テキサスA&M大学は全米中の大学で一番の石油工学が学べる大学で、僕が勉強をしながらファイトしていたんだよ」

──その道を行かず、プロフェッショナルファイターになることを選んだと!!

「2つのまるで違うことを同時に究めることが楽しかった。だから石油を扱うエンジニアになることも志しつつ、MMAを戦っていたんだ。でも、ビッグファイトが続きファイターになることを選んだ」

──UFCと契約した時のゴールは何だったのですか。

「世界チャンピオンになることだよ。UFCと契約をした時、僕はまだ19歳だったからね」

──顔面骨折という重傷から復帰を決めた時の家族の反応はいかがでしょうか。

「家族は明らかに動揺していたけど、僕はいつも試合がしたいと考えていたから。誰も文句は言わなかった。僕の判断を理解してくれた。だからこそ、こうやってまた試合に出ることができるんだ」

※青木真也戦、4歳から数多くの競技会で戦ってきたノースカットが語ったMMA論などは本日23日(火)発売のGONG格闘技#313──でお楽しみください。

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Interview News ONE セイジ・ノースカット ブログ 青木真也

【ONE】TNT中継第4弾でセイジ・ノースカット戦が発表された青木真也「UFCを遠くに見ることができる」

【写真】Road to ONEを解説で盛り上げ、リードした青木は既に次戦が決まっていた (C)

25日(木・現地時間)、ONE Championshipが4月29日(金・同)にセイジ・ノースカットが青木真也と対戦することをオフィシャルSNSで発表した。

日付は4月28日(木・同)となっているが、これは米国TNTで中継される時間だ。いずれによせ、ジェイムス・ナカシマに続き、次はノースカットと青木と北米MMAのマッチアップが続いており、これは今の青木にとっても意味のあるマッチアップといえる。


今回のオファーが青木に届いたのは2月4日のこと、いつも通り彼にノーという選択はなかった。ライブ・イベント前の今後の方針の発表という最近のONEの流れで、先の女子アトム級GP開催と合わせて、ここでTNTカード第4弾のカード発表として青木✖ノースカットが明らかとなった。

なぜ、このタイミングで青木なのか。アジア最大のMMAプロモーション=ONEであっても、北米ではまだまだ新興勢力だ。アジアのMMAに興味を持たないライト層こそ、UFCやBellatorが必要としている市場だ。そんな米国のTNTによるONE中継でエディ・アルバレス、デメトリウス・ジョンソンに次ぎ、青木の試合の視聴者数が多いという話も伝わってくる。

オンラ・ンサンやリー姉弟ではなく、シンヤ・アオキの存在を米国マニア層は求めているからこそ、このタイミングでのノースカット戦が組まれたという憶測はそれほど外れてはいないだろう。

正式発表の2時間30分前に改めて尋ねた青木のノースカット戦へ思いは、以下の通りだ。

青木真也
「良い試合ですね。オファーを貰った時は──『あぁ、そうですか』と他人事でした。そうなんだっていう感じで。最後とは言わないですけど、このタイミングでセイジ・ノースカットがあるのは何かあるんだろうなと思います。

ファイターとしては対戦すると思ったことがなかったので……ただUFCというモノを遠くに見ることができるカードだと思うので、やる気になりますよね。向うのワンサイドになるかもしれないし、こっちのワンサイドになるかもしれない。

まぁセイジ・ノースカット云々ではなく、この先にUFCの世界観が見えることだけにワクワクしています。もちろん、強い相手です。ただし、楽しめるのは北米で期待されていた選手が相手だからということですね。ONEの米国での視聴率に僕が必要? これは良くも悪くも、ONEのなかでの青木真也、ONEで評価された青木真也というのはまるで意識しないです。まったくネガティブでも、何かをくさすということでもなく、試合の機会が巡ってきて青木真也が試合をするということで。

北米の中継でラインナップに入った──でも、これ以上の知名度が欲しいわけじゃないし、有名になりたいわけじゃない。自分の深いお客さんがいてくれれば良いので、TNTのライブ中継というのも関係ないです。北米のお客さんが僕を見るかどうかって、すなわちはUFCで通用するかしないか──だから。そこが評価ですよね。UFCで戦う力があるんだと思われるのか。そこだと思っています」

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