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【LFA90】計量終了 TUF&コンテンダーSで負けなしスティール✖ビジネスエリートの道進まず=ラジシュビリ

【写真】長身スティールの蹴りが、シングルレッグの猛者ラジシュビリに決まることはあるのか (C)LFA

4日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA90「Lazishvili vs Steele」の計量が行われた。

スーフォールズ8連戦、フェーズ2の第2週目のメインは3代目王者マイルズ・ジョンズ、暫定王者ケイシー・ケニーがUFCに昇格したため空位となったLFAバンタム級王座を賭けたズヴァイアド・ラジシュビリとリッキー・スティールが戦う。


ラジシュビリは2011年に生まれ故郷ジョージアでMMAデビューし、2015年までに11連勝を達成。その後、ワシントンDCの名門私学ベイ・アトランティック大学に入学し米国へ。

経営学修士号を習得し、ビジネスエリートとして歩みだす資格を得ていたにも関わらず、4年半ぶりにLFAでMMAに復帰し連勝記録を12に伸ばした。

対するスティールの戦績は6勝0敗、TUF27では初戦を勝ち抜いたにもかかわらず、脳震盪を起こし大事をとってシリーズ離脱の憂き目にあった。UFC行きを諦められないスティールは昨年はコンテンダーシリーズに出場しRing of Combatバンタム級王者のフィル・カラカッパをスプリット判定で破るも、契約を勝ち取ることができなかった。

3度目の正直をLFAで目指すスティールは、空手ベースのストライカーで非常に綺麗でスピードのある蹴りの使い手だ。重さよりも切れと速さで威力を与える蹴りを遠&中間距離で使い、接近戦ではエルボーの連打も見せる。

対するラジシュビリは昨年11月のLFAデビュー戦ではテイクダウンからコントロール&パウンドで判定勝ちを収めているが、彼自身は「4年半の眠りから覚めたようなもの」と内容には満足していない。スティールとの一戦では絞め、腕関節、足関節で勝ってきたジョージア時代を思い起こさせるファイトができるのか。

過去暫定を含め4人のチャンピオンはUFCに3名、Bellatorに1人がステップアップを果たしているLFAバンタム級チャンピオン、その栄光を継ぐのはラジシュビリかスティールか非常に楽しみな王座決定戦だ。

■ LFA90計量結果

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
ズヴァイアド・ラジシュビリ: 133.8ポンド(60.69キロ)
リッキー・スティール: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
デヴィン・スミス: 171ポンド(77.56キロ)
マイコン・メンドンサ: 170.6ポンド(77.38キロ))

<ウェルター級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス: 169.4ポンド(76.83キロ)
クリス・ブラウン: 170.6ポンド(77.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
マンド・グティエレス: 135.8ポンド(61.59キロ)
モー・ミラー: 135.6ポンド(61.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・マクパッデン: 135.8ポンド(61.59キロ)
アラン・ベゴッソ: 134.2ポンド(60.87キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 114.8ポンド(52.07キロ)
ケルシー・アーネソン: 114ポンド(51.7キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャクソン・フィリョ: 145.8ポンド(66.13キロ)
ダニエル・エルゲーダ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<バンタム級/5分3R>
カルビン・ハーバー: 135.4ポンド(61.41キロ)
オールデン・コリア: 134ポンド(60.78キロ)

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【LFA】LFAが8月から9月にかけての4連戦を発表。第一弾はライト級王座決定戦=LFA88 on Aug.21

【写真】7月の4連戦を──感染症予防対策という面で支えたサンフォード・ヘルスのスタッフとLFAのオクタゴン(C)LFA


北米ナンバーワン・フィーダーショー=LFAが、11日(月・現時間)に今後のスケジュールとメインカードを──12日(火・同)にLFA88の対戦カードを発表している。

ニューノーマルのLFAはフェーズ2も7月の4連戦と同じように、サウスダコタ州のスーフォールズにあるサンフォード・ペンタゴンから4週連続で金曜開催となった。


まず今月21日にライト級王座決定戦=ジャリール・ウィリス✖ヴィニシウス・デジャズウスをメインにLFA88が開かれ、翌週28日のLFA89はライト級のブラント・ムーア✖ジョー・ジャンネッティのライト級戦がメイン、9月4日のLFA89はズヴァイアド・ラジシュビリ✖リッキー・スティール=LFAバンタム級王座決定戦ヘッドライナーで、11日のLFA90はまだメインイベントは決定していない。

7月の4連戦からは既に3選手がUFCにステップアップ、コンテンダーシリーズへの進出も見られるLFA。21日のLFA88ではライト級王座決定戦以外のカードも決定し、LFA84に出場予定だったが、Covid19感染者と濃厚接触があったということで出場が取りやめになっていたイスラエルの新鋭ナタン・ルヴィ、シャムロックFCでアマからプロとキャリアを積み、計9勝1敗(※プロでは3勝0敗)のエヴァン・エルダーのプロモーション・デビューも決まった。

今回の4連戦、現時点の再注目カードはLFA90のバンタム級王座決定戦だろう。ラジシュビリは現在12連勝中の無敗のファイターだ。生まれ故郷ジョージアでMMAキャリアを積み、米国の大学に留学したことで活動を一時中断していたが、昨年11月にLFA初陣を飾っている。対するスティールはTUF27で1勝を挙げるも負傷リタイア、それでもコンテンダーシリーズで勝利しながらUFCと契約ならず──3度目の正直をLFAで果たそうとする6勝0敗の選手だ。

LFAバンタム級は2017年1月の旗揚げ戦でRFA王者レアンドロ・イーゴが、LFC王者スティーブン・ピーターソンを破り初代王者になるとBellatorと契約。以降、リッキー・シモン、マイルズ・ジョンズ、ケイシー・ケニーと3人のチャンピオンがUFCにステップアップを果たすなど、メジャー進出率100パーセントの階級だ。

ファジシュビリと同様に次期王者候補だったJP・バイスは、フライ級でコンテンダーシリーズ出場が決まっていたが、労働許可証の不備が見つかり出場不可能になった。バイスの今後も含め。訪米の目途が今も立たない田中路教にとっても、非常に気になるLFAバンタム級王座の行方だ。