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【DEEP JEWELS】速報中!DEEP JEWELS 46

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お昼のDEEPに続いて浜松町のニューピアホールではDEEP JEWELS 46が開催されます。メインは万智(フリー) ×スーリ・マンフレディ(フランス/レイジ・ファイトチーム)の国際戦。もはやRIZINレベルの万智を相手に外国人ストライカーのマンフレディがアップセットを起こす事が出来るか興味津々。引き続き現地から電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 アマチュアキックルール 49kg契約】
◯横瀬美久(BELVA)
(判定3-0)
×須山ゆな(Roys GYM)
1R、開始直後から横瀬の左が面白いようにヒット。須山の頭が揺れる。さらにパンチの交差から右フックでダウンを奪い、ラウンドを終えた。
2R、やはり横瀬が左を中心に試合を組み立てて手数で圧倒。須山はミドルを返す場面はあったが判定は横瀬に軍配。



【第2試合 アマチュアキックルール ストロー級】
◯横江明日香(リバーサルジム立川ALPHA)
(判定3-0)
×須山はな(Roys GYM)
1R、先手を取ったのは横江。右フックを多用して試合を組み立てる。須山は被弾して尻餅をつく場面はあったがスリップのあめノーダウン。
2R、引き続き横江が攻勢。常に前に出て須山を寄せつけずに試合終了。判定は横江。


【第3試合 アマチュアSルール フライ級】
◯あすか(blooM)
(判定3-0)
×一色栄里(THE BLACKBELT JAPAN)
1R、先手を取ったのはあすか。右フックを振り回すと的確にヒット。一色はパンチを被弾する苦しい立ち上がり。一方的な展開になるかと思いきや、後半に逆に右フックを当ててあすかはダウン気味に倒れると追撃。しかし極め切れずにタイムアップ。
2R、回復したあすかが反撃開始。左フックを当ててグラつかせる。一色はそれでも前に出るとパンチを打ち返しながら組み付いてケージに押し込む。しかしそれからの展開がなく試合終了。判定はあすがに軍配。
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【DEEP JEWELS46】万智戦前─知性と狂気が同居=スーリ・マンフレディ「私は頭でなく魂で戦うファイター」

【写真】インタビュー中に「サングラスを外してください」とは言えなかった……。いや、もう青タンが凄いことになっているでしょう…… (C)MMAPLANET

8日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS46のメインで万智と戦うスーリ・マンフレディ。
Text by Manabu Takashima

DEEP JEWELSストロー級暫定王座決定戦2連敗中とはいえ、パク・シウとの激闘で万智の力は万人が認めるところだ。対する初来日のマンフレディはムエタイ、ラウェイ、K-1、ベアナックルファイト、クンクメール(カンボジアの打撃格闘技)ベースの9分✖1RのカスタマーMMAファイトで戦ってきた。

頭突き、ヒジで容赦なく対戦相手ぶちのめし狂気性すら感じさせるファイトを続けてきたマンフレディは、リモート取材でもその危なさが伝わってきた。しかし、話が進むうえで、知性が狂気性を圧倒する。あの暴力的な戦いが、理性の下で自制の効いたファイトであったのなら……。そう考えると──より怖すぎるスーリ・マンフレディだった(※取材は8月24日に行われた)。


結局のところ、ファイトはファイトで。私はファイターだから、どんな種類のファイトでも戦うわ

──万智戦に向けて、今の気持ちを教えてください。

「彼女と戦えることができてハッピー。日本に行って試合ができることも凄く嬉しくわ。ここまで全てにおいて順調に準備できているから」

──今はパタヤ在住ということですが、なぜ母国フランスを離れタイに拠点を置くようになったのでしょうか。

「可能な限りたくさん練習をして、可能な限り多くの試合に出たかった。だから5年前にタイにやってきたの。当時、ヨーロッパでは女子の試合機会は十分ではなかったから。その点、タイは練習にしても試合にしても女子の選手が望む環境がある。結果として、思ったように多くの試合を戦うことができているわ」

──スーリは立ち技、MMAを問わず試合を戦っていますが、初めて学んだ格闘技は何だったのでしょうか。

「ずっとムエタイをやってきたけど、実はその前にアマチュアMMAの試合を戦ったことがあって。ボクシング、ベアナックルファイト、ラウェイと戦い続けてきたわ。結局のところ、ファイトはファイトで。私は本当の意味でファイターズ・スピリットを持っている。ルールの違いには可能な限り、合わせられる。私はファイターだから、どんな種類のファイトでも戦うわ」

──既に日本でもK-1で試合をしていますね(2022年6月)。

「実は日本もタイも同じような国だと、それまで思っていたの(笑)。同じアジアでしょって。アハハハハ。でも文化も自然もまるで違っていて。特に日本の自然が、凄く気に入ったの。マウント・フジに代表されるように、日本は本当に美しい国だった。試合をする環境も整っているし、日本のことは大好きよ」

──ラウェイの試合映像を見た時に、キックボクシングで戦う時よりも溌溂としているように見えました。

「K-1も本当に好きだけど、相手を掴むこともテイクダウンを仕掛けることもできないでしょ。ラウェイはもっと自由でエルボーも、頭突きだって許されている。K-1は素晴らしいスポーツだけど、少しフラストレーションが溜まる感じね。実際、K-1での試合は頭を掴んでヒザやヒジを使いたくなってしまって。でも、それはできないから。MMAだとムエタイの技術をしっかりと使うことができるから、K-1より戦いやすいわね」

──ラウェイの試合で組んでエルボーを入れ、ヒザをついた対戦相手の後頭部に縦ヒジを落としまくっていた試合は、ひくぐらい怖かったです。これはストリートファイターだと(笑)。

「アハハハハハ。どう説明すれば良いのか……ラウェイは、私のファイティングキャリアを確立させてくれた戦いで。凄くストリートファイティングの要素が詰まっているわよね。そこが何よりも気に入っている点よ。でも、今のミャンマーの状況を想うと、悲しくなってしまう。私たちはもうミャンマーでラウェイを戦うことができないかもしれない。でも、それはどこの国でも起こり得ることだと私は思うようになったわ。できることなら、またミャンマーで戦いたい。その気持ちは持ち続けているわ。

あの優しい人達が、強い意思を持って内戦状態を生き抜いているなんて……本当に心が痛む。ミャンマーの皆が、平穏に暮らせる日が再び訪れることを願ってやまないわ」

──仰る通りです。私も2度ほどミャンマーを訪れたことがありますが、ホテルの従業員の人たち、屋台のおばちゃん、あの優しさは忘れられないです。

「本当に、少しでも早く今の状況から抜け出して欲しい」

──ハイ。そんなスーリの言葉は必ず日本のファンに伝えさせてもらいます。そして、話を格闘技に戻させてください。スーリは制限のない戦いが好きなようですが、ムエタイもラウェイも立ち技です。寝技で戦うことに、どれぐらい自信がありますか。

「正直に言えばムエタイを始める前に、ブラジリアン柔術をやっていたの。もちろんムエタイの試合では、柔術の技は何一つ使っちゃいけないけど、1年以上グラップリングとレスリングもやってきたから自信はあるわ(微笑)。

それ相応のレベルにある。グラウンドでも、レスリングの展開になっても恐れることはない。MMAに起こり得る全ての局面に自信を持っている。だから、今回の試合を受けたわけだし。私は優秀なボクサーだけど、MMAのどの局面でも戦うことができる」

──では対戦相手の万智選手の印象を教えてください。

「彼女の試合をチェックしたけど、完璧なファイターね。ボクシングも、打撃も上手いストライカーでもある。レスリングとグラップリングを得意にしていることも知っているけど、私のボクシングも負けていない。タイプが違うファイター同士だけど、どの局面でも良い試合……エキサイティングなファイトになるでしょうね。

タイでタイ人と戦うことが多くて、どうしても同じようなリズムの戦いになる。今回は違うリズムの相手と戦うことになるはずだから、そこも凄く楽しみにしている」

格闘技を長い間続けたいなら、素手はダメね

──ベアナックルファイトも経験していますが、5オンスのMMAグローブ、ボクシンググローブ、そしてベアナックルでは、どの拳が一番戦いやすいですか。

「MMAグローブは掴みやすいから、一番使い勝手がいいわね。でも、それはMMAを戦うからで。いずれにしてもボクシンググローブでも、ラウェイのバンテージにしても相手の顔も自分の拳も守る役割をしている。ベアナックルは真逆ね、顔も拳もケガばかり。長いキャリアを築きたいなら、どちらも守らないといけない箇所を傷つけるのがベアナックルだわ。

ベアナックルは簡単にケガをする。ベアナックルの経験ができたことは良かったと思っているけど、格闘技を長い間続けたいなら、素手はダメね。私はグローブをつけることを選ぶわ」

──戦慄のストリートファイターかと思いきや……全くもって、異論の余地がない意見でした。

「アハハハハ。そう考えるのは、当然でしょ(笑)。私は頭でなく魂で戦うファイターよ。でも、自分のキャリアを考えるならスマートでないと。15年、20年もベアナックルで戦うことなんてできない。ワイルドかつスマート、そのバランスが求められるのがコンバットスポーツだから。

私はファイトを愛している。情熱を燃やすことができて、それが仕事になっている。そう唯一、私が生きていける場所がここなの。戦って、収入を得ることができる。そんな私の試合を見て、応援してくれるファンに楽しんでもらいたい。ずっと情熱を燃やし続けることができるファイトこそ、私の天職ね」

──では、このタイミングで日本で戦うことにどのような意味があると捉えていますか。

「正直、DEEP JEWELSの存在を知らなかった。女子だけの試合が組まれているプロモーションがあるなんて。そんなショーの一員になれることが、最高ね。10年前、女子の試合は1試合すら組まれなかった。DEEP JEWELSの存在は革命的よ。そこでは以前の私が持っていなかった技術を使った試合ができる。最初にいったようにひたすらハッピーだし、凄くワクワクしているわ」

──この試合をステッピングボードにしたいと考えていますか。

「もちろん。でも、それには私が何を魅せることができるのか。私のパフォーマンス次第。それだけのモノを見てもらうことができたら、あとはプロモーション関係者が判断することで。とにかく、そのためにも勝利は欠かせないわ。そのために、ずっとハードトレーニングを課してきたわけだし」

──日本の女子MMAを背負って立つと見られている万智を倒す自信のほどは?

「私は自分に100パーセントの自信を持っている。もちろん、人生というものは思った通りに進むわけじゃない。普通は、そうじゃない。色々と躓くモノで。でも、そこで何かをやり遂げるのが人生。特にファイトの世界で生きるということは、常にベストと尽くすことが第一。そうやって、この世界で生きてきたのだから、これからも同じように戦い続けるだけで」

──ではマルチファイターとして、どのような技術を日本で見せたいと思っていますか。

「それはこれから、見つけるわ(笑)。とにかく自分の戦いをする。そして、対戦相手がミスをしたり、穴があればそこをつく。私がどう戦えるのかだけでなく、対戦相手が何をしてくるのか。そこも含めてどう戦うのかは、ケージのなかで決まって来るでしょうね」

──スーリ、今日はありがとうございました。最後にファンにメッセージをお願いできないでしょうか。

「まず、こうやってインタビューをしてくれた貴方に感謝しているわ。ありがとう。そして日本のファンの皆は……もちろん皆はマチの応援をするのだろうけど、私も皆のために戦うから応援してもらえると嬉しいわ。ビューティフル・ファイトを心掛けるから、見逃さないで欲しい」

■DEEP JEWELS視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

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【DEEP JEWELS】万智 K-1・BKFCに参戦のマンフレディと対戦!

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RIZIN参戦ファイターが大挙出場して波に乗るDEEP。先日開催されたDEEP 120 IMPACTもチケットはソールドアウト。立見席も販売されるなど大盛況となりましたが、早くも9月8日にニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 46の第一弾対戦カードが発表されました。

注目はRIZINでも勝利を挙げた万智(フリー)。5月のパク・シウ戦以来の復帰戦を迎えます。シウ戦は3R通してノンストップの激しい攻防。ファンや関係者の間でも感嘆の声が挙がる名勝負を展開し、負けはしたものの逆に評価を上げる結果となりました。

そんな万智の対戦相手。なかなか日本人では見つからないだろうと思っていたら、やっぱり来ました国際戦。しかも、ラウェイやBKFC(ベアナックルファイル)、そしてK-1にも参戦経験のある危険なストライカーのスーリ・マンフレディ(Rage Fight Team)をぶつけてきました。

戦績を見ると、WBCムエタイ女子世界スーパーフライ級元3位で33勝9敗1分との事。しかし、2022年に参戦したK-1ではKANAと対戦しハイキックを被弾してKO負けを喫しています。MMAでの戦績も2勝5敗2分と決してきれいとは言えません。

グラウンドにどこまで対応出来るかは不明ですが、テイクダウンに秀でた万智に寝技に持ち込まれたらあっと言う間に瞬殺される可能性も十分。それでもリスクのあるラウェイやBKFCに挑戦するマンフレディのファイティングスピリッツにはどこか期待してしまうんですよね。。。。万智がしっかり仕留めるか。マンフレディが番狂わせを起こすか。楽しみな試合です。
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【DEEP JEWELS46】万智の再起戦──K-1ベテランのラウェイ王者=ステゴロ#01マンフレディ戦が決定!!

【写真】MMAファイターは喧嘩が強い人間より、MMAでは強くないといけない。万智が競技的でない強さを見せることができるか(C)MMAPLANET & ONE

17日(水)、9月8日(日・同)に東京都港区のニューピア・ホールで開催されるDEEP JEWELS46で万智がタイ在住のフラン人ファイター=スーリ・マンフレディと対戦するストロー級3回戦など、11試合が発表されている。
Text by Manabu Takashima

万智は5月にパク・シウとのDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦をJ-MMA史上に残る激闘ながら末惜敗し、ベルトを巻くことができなかった。その一方で王者となったパク・シウのヒザを破壊するなど、しっかりと爪痕を残した万智が国際戦で再起戦に挑む。


対戦相手のマンフレディはパタヤにあるRage Fight Team所属のファイターで、MMAは母国フランスで3連敗からスタートも、タイに拠点を移すと直近の4試合は2勝2敗のレコードを残している。

マンフレディのファイト歴はMMAだけで語ることはできない。彼女はWBCムエタイのスーパーフライ級で世界ランキング3位にランクされたこともある立ち技女子戦士だ。2022年6月にはK-1に来日し、KANAと対戦。3RでKO負けを喫しているもの1Rにパンチを効かせ、「記憶が飛んだ」とKANAをして言わしめたハードパンチャーでもある。

しかし、マンフレディの拳の強さはボクシンググローブでは威力が半減され、またK-1ルールも本領発揮できるものではなかった。彼女はWLC=ミャンマーラウェイで史上初の女子世界王者に輝き、ベアナックルファイトの経験も豊富で、つまりは素手で最大限に力を発揮する。

またクンクメールをベースとしたMAS FIGHTでは9分1R&ジャッジ裁定なし、KO決着ルールが基本というなかで寝技ありルールに挑み、腕十字や絞めで勝利している。

K-1プロデューサー時代にマンフレディを招聘した中村拓己氏はラウェイの世界戦で首相撲からヒジを入れ、ヒザをついた相手の後頭部の縦ヒジを落とした末のえげつないKO勝ちを見て、「エグイ勝ち方で、ガツガツいくタイプだったので、K-1ルールに向いていると思ってブッキングしました。女子でここまで躊躇なくいける選手はなかなかいないので」と招聘理由を振り返っている。

それでいてなお、マンフレディは「グローブがないほうがもっと自由に試合が出来る。もっと純粋な戦いという感じがして、グローブをしないスタイルのほうが自分は好きだと思っている」と話していたそうだ。

実際ラウェイでは首相撲からエルボーだけでなく、ヒザ蹴り、頭突き、そして首投げも披露しており、素手に強いというよりもステゴロの猛者という雰囲気のファイターだ。

もちろん、テイクダウンから先という部分で万智のアドバンテージは絶対だろう。加えて万智はMMAの打撃の理解も進んでいる。それでも素手に近いMMAグローブでのマンフレディのパンチの破壊力、ゼロ距離でのエルボー&ヒジ打ち、何よりも怖いモノしらずの喧嘩ファイトが、万智の戦いにどのような影響を与えるのか。

マンフレディ戦はMMAの枠を超えた戦いという部分で、万智に成長をもたらすファイト──そして、何が起こるか分からない危険が伴う試合になる可能性がある。

この他3回戦ではHIME×彩綺も倒せる女子対決=49キロ契約、大島沙緒里に敗れDEEP JEWELSミクロ級王座を失った村上彩の再起戦=アトム級での桐生祐子戦。2回戦でも──KOパンチャー=LIBBYの再来日=須田美咲戦と、最近のDEEPの勢いが感じられるバラエティに富んだマッチアップが揃っている。

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