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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN62 キック スラヴァ・ボルシェフ ハメ・ジョントップ

【UFC ESPN62】サウスポーからの攻撃を的確に当てたボルシェフがジョントップをスプリット判定で下す

<ライト級/5分3R>
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ハメ・ジョントップ(ペルー)

右カーフを蹴るボルシェフ。ジョントップも左ローを蹴り返す。互いにカーフを蹴り合い、ジャブを突く。そこからジョントップが右フックから前に出る。ボルシェフが細かくジャブを突いてボディにパンチを散らし、ジョントップは右のオーバーハンドとストレートを打ち分ける。

ボルシェフが右カーフを蹴ると、ジョントップは左ミドルとインローを蹴り返す。前に出るボルシェフが左アッパーから右フック。これで効かせて左ハイにつなげる。ジョントップもボルシェフのパンチに右カーフを合わせてバランスを崩し、パンチで前に出ていくが、そこにボルシェフが右アッパーを当てる。

ボルシェフが右ミドルを蹴り、ジョントップが蹴り足をキャッチして顔を押そうしたところでアイポークがあり、ボルシェフにインターバルが与えられる。再開後、ジョントップが右の前蹴り、ボルシェフは左ミドルを連続で蹴る。

2R開始早々ボルシェフがワンツー。これでジョントップがヒザをつくが、すぐに立ち上がって左ミドルを蹴る。ボルシェフも右ローを蹴って、ジャブを突いて右フック。ジョントップのパンチを頭を振ってかわして右ストレートで前に出る。

ジョントップもパンチを返すが、ボルシェフはそれを空振りさせる。ここからボルシェフはガードを上げるジョントップに左のヒザ蹴り、左ボディから右フック、右肘と手数を増やす。

さらに左ボディを打ち込むと、構えをサウスポーにスイッチして左ストレート。左ミドル、左ボディと攻撃を打ち分ける。攻め続けるボルシェフはスピニングバックキックも繰り出して大技も狙うが、終盤、ジョントップも左ボディを当てると一気に前進。ボルシェフは左ミドルでそれを止める。

3R、ジョントップが細かく左を突いて前進。互いにミドルを蹴り合い、ボルシェフがサウスポーから左ミドルを蹴る。ジョントップも左フックで飛び込んで右ミドル、構えをスイッチして左ストレートから右フック、左ミドルと手数を増やす。

さらにジョントップはオーソドックスに戻してパンチから右カーフにつなげる。ボルシェフはサウスポーから左ミドル、ジョントップは右ボディを打って前に出る。ボルシェフが左ミドル、左ストレート、スピニングバックフィストを狙う。

ジョントップは右ストレートと右フック。ボルシェフは左ミドルを蹴って、詰めてくるジョントップに右アッパーから左フックを返す。終盤、ボルシェフが右フックと右アッパー、ダブルレッグに入る。それを切ったジョントップは細かいパンチを返し、ジャブで前に出ていくが、ボルシェフがパンチと左ミドルで追撃を許さない。判定は2-1と割れ、ボルシェフが勝利を収めた。


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45 AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN62 UFC305   アンジェラ・ヒル イスラエル・アデサニャ エドマン・シャバジアン カイオ・ボハーリョ ジャレッド・キャノニア ジャレッド・キャノニアー ジョシアニ・ヌネス スラヴァ・ボルシェフ タバタ・ヒッチ デニス・ブズーキア ドリキュス・デュプレッシー ニール・マグニー ハメ・ジョントップ ホセ・メディーナ マイケル・モラレス マイロン・サントス 食事

【UFC ESPN62】キャノニアーと対戦、カイオ・ボハーリョ「過度な減量はしない。明日は水を11L飲む」

【写真】眼鏡からサングラスに変えて、計量をパス (C)Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN62「Cannonier vs Borrlho」が開催される。
Text by Manabu Takashima

イベント・タイトルにあるようにメインはジャレッド・キャノニアー×カイオ・ボハーリョというライトヘビー級戦が組まれている。通算戦績16勝1敗、2021年にコンテンダーシリーズからUFCに昇格したボハーリョは、オクタゴンでも8連勝中だ。そのボハーリョ、実はLFAブラジル大会でコメンテーターを務めており、英語で同朋のファイターたちの試合の模様を解説している。眼鏡姿がトレードマーク、インテリジェンスさもセールスポイントといえるボハーリョに、コメンテイターとMMAファイターの兼業の利点を尋ねた。


──週末にジャレッド・キャノニアーとメインで対戦します。今の調子はいかがですか。

「過去最強のコンディションだよ。ファイトウィークは、常にそうなんだ。ハードな練習をしても、リカバリーに細心の注意を払っている。減量のことも常に頭にいれていて、極端な体重の落とし方はしない。そのために食事も摂っているし、水を大量に飲んで体重を調整しているんだ」

──ウォーターローディングを気に掛けているということですね。

「そうだね、凄く多くの水を飲んでいるよ。今日も6リットルほどの水運補給を行ってきた」

──6リットル!!

「イエース。明日は5リットル増やして、11リットルだ。そして明後日には、水分をカットする」

──何とも壮絶に感じるのですが……。それがカイオにとっては厳しいことにならないのですね。ところでカイオはLFAブラジル大会のUFC Fight Pass中継で英語を駆使してコメンテーターをしていますね。ネイティブ・イングリッシュ・スピーカーでないのに、凄く度胸があるなと最初に視た時は驚きました。

「確かに簡単じゃなかったよ。最初の時は怖かった。でも、与えられた役割をしっかりとこなすことを考えて頑張った。6度、7度と続けていると、自信もついた。それに引退後のことを考えても、いや現役中でもそうだ。ファイター以外の仕事に就くのは良い経験になるからね。

実際にファイターとしてオクタゴンを眺めるのとコメンテーターとして、あの場にいるのとではまるで違う。他の選手の試合をしっかりと見ることになって、ファイターとして視野が広がった。コメンテーターの仕事は、色々なことを習うことができて、選手としても役立つことばかりだ」

──コメンテーターは、ファイトを楽しんでもらうために試合について語る必要があります。解説者目線で、UFC305のメインで行われたUFC世界ミドル級選手権試合=ドリキュス・デュプレッシー×イスラエル・アデサニャを振り返ってもらえないでしょうか。

「ハハハハ。良い試合だったよ。両者、自分の戦いをしようと凌ぎ合っていた。アデサニャは下がりながら、距離をマネージメントしてカウンターを狙っていた。この距離感は良かった。ただ、デュプレッシーにはそういう計算高いファイトも関係ない。

そして、奇妙な技術を持つ。その奇妙な技術が、有効なんだ。自分の世界を創り、世界のベストと戦ってしまう。それで彼は勝った。それでも、全ての対戦相手を倒してきたアデサニャが偉大なファイターであることは変わりない。誰も彼のような成績をミドル級で挙げることはできないだろう」

──ではトップを倒すことが使命といえるミドル級コンテンダーの目線で、あの試合を印象を話してもらえますか。

「アデサニャは、疲れていた。体を大きくして、体重を重くし過ぎたようだ。とはいってもデュプレッシーのゲームは、穴だらけあんだ。闇雲に前に出て、パンチを当てることしかできない。しかも殴ろうとしたときに、相手の攻撃を受ける隙ができる。それだけ対戦相手はアドバンテージを握ることになる。

それでもテイクダウンからバックを奪うのは、効果的だ。グラップリングで、相手を削って行く。そういう局面になると、力強い攻撃ができる。それでもスタンドに戻ると、攻撃の精度が落ちているので、スタンドで倒すことは可能だ。そう感じた。

デュプレッシーが優れたアスリートであることは間違いない。なんせ、UFCで負け知らずだ。良い試合をしてきた。そうだね……あの世界戦はファンにとってはエキサイティングで、グッドファイトだったに違いない。ただし、技術的にはベストファイトではなかった。あの世界戦を見て、僕の技術力は全局面において世界のベストの1人だと自信を持っている。僕は彼らよりレスリングができ、打撃もグラップリングも併せ持つウェルラウンダーだ。全ての要素を融合させることで、相手にとっては予測困難な戦いが可能になる。ハードトレーニングを続けることで、誰と戦ってもアドバンテージを持って試合に臨むことができるんだ」

──その言葉をキャノニアー戦で立証できるのか。期待して見させてもらいます。

「キャノニアーはタフな相手だよ。経験豊かで、彼のやりたい試合をされると厄介だ。既に5R戦も経験しているし、僕の実力がこのスポーツの頂点にあることを証明するのにベストな相手といえる。

間違ってもイージーファイトになるなんて、口にすることはできない。でも、彼を疲れさせてからパンチを顔面に集中させる。ダウンを奪うと、サブミットだ。キャノニアーは過去に一本負けしたことがないけど、柔術、グラップリングと引き出しが多い僕には、それを可能にするだけのスキルが身についている。

勝負の鍵は、どれだけプッシュして戦えるかだ。キャノニアーはもう40歳、ラウンドの中盤にはペースが落ちる。対して、僕は31歳になったばかりでハイペースで戦い続けることは何も問題にならない。彼には居心地が悪い時間を創り、疲れさせる。そうすると、もう僕のファイトになる」

──ファンが見る上で、注目してほしいところは?

「接近戦で戦うことだ。彼と戦う相手は、そのパワーを警戒して距離を取りたがる。でも僕は、そういう危険なゾーンで戦うことを問題視しない。目の前に立ち、思い切り顔面にパンチをくれてやる。そしてキャノニアーに勝って、その次の試合も勝ってトップ5入りを傍すよ」

■視聴方法(予定)
8月25日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時15分~U-NEXT

■ UFC ESPN62対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ジャレッド・キャノニアー(米国)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<TUF32ミドル級決勝/5分3R>
ライアン・ロダー(米国)
ロバート・ヴァレンティン(スイス)

<TUF32フェザー級決勝/5分3R>
カーン・オフィリ(豪州)
マイロン・サントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R
マイケル・モラレス(エクアドル)
ニール・マグニー(米国)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
ジェラルド・マーシャート(米国)

<ライト級/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
フランシス・マーシャル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホセ・メディーナ(ボリビア)
ザック・リース(米国)

<ライト級/5分3R>
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)
ハメ・ジョントップ(ペルー)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
タジャケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
ヴィクトリア・レオナード(米国)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56   スラヴァ・ボルシェフ チェイス・フーパー

【UFC ESPN56】ボルシェフから左でダウンを奪ったフーバーがダースチョークでオクタゴン3連勝を決める

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
Def.2R3分00秒 by ダース・チョーク
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

サウスポーのフーバーが左ストレート、左ハイを見せる。ボルシェフが距離を詰めて左カーフを繰り出すが、フーバーが左ストレートを合わせた。ジワリジワリと距離を詰めていくボルシェフがフーバーにケージを背負わせる。ここでフーバーが左ストレートを伸ばすと、ボルシェフの顔面にクリーンヒット。背中から倒れたボルシェフが起き上がろうとすると、フーバーがバックテイクからRNCを狙う。仰向けになったボルシェフからマウントを奪ったフーバーがパンチを連打する。

再びバックマウントからRNC→マウントからパンチとヒジを落とし続けるフーバー。ボルシェフが上半身を起こすと首を抱えて背中を着けさせ、マウントに戻る。スクランブルに持ち込みたいボルシェフに対し、トップコントロールを続けるフーバーは、ボルシェフの飛行機投げにカウンターの横三角で固めてアンクルへ。足首を絞り上げるフーバーは残り時間を確認し、足を離して三角を極めに掛かる。リバーサルからマウントに移行し、三角で絞め上げる。しかしボルシェフが耐えきった。

2R、フーバーが右スピニングバックフィスト→左ハイからダブルレエッグに繋げる。ケージ際で尻もちを着かせたフーバーは、バックコントロールからボルシェフの左腕を両腕で挟みRNCを狙う、いわゆるカドワキチョークの形から、さらにマウントに移行したフーバーがパンチとヒジを連打する。フーバーがバックマウントからRNC、マウントからのパンチ連打を繰り返すも、レフェリーはストップしない。潜ったボルシェフの首を抱えたフーバーが、ダースチョークで捕らえてボルシェフからタップを奪った。--かに見えたが、ボルシェフはタップしていないと主張する。確かに映像ではワンタップのみで3回たたいていないボルシェフだが、そのあとに映し出された頭部のコブが痛々しかった。

フーバーは2023年にライト級へ上げてから、オクタゴン3連勝となった。


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45 AB Cage Warriors JJ・オルドリッチ LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 アラン・ナシメント アレックス・カサレス アロンゾ・メニフィールド エステバン・リビヴィクス カーロス・アルバーグ カーロス・キャンデラリオ コディ・ダーデン ザルガス・ズマグロフ ジェイク・ハードリー ジミー・フリック ジョアキン・バックリー スラヴァ・ボルシェフ タバタ・ヒッチ チェイス・フーパー チャールズ・ジョンソン テレンス・マッキニー デリック・ルイス ヌルスルタン・ルジボエフ ビリー・ゴフ ホドリゴ・ナシメント

【UFC ESPN56】果てなく続く生き残り合戦。ハードリー×ジョンソン、サバイブするのはどっちだ?!

【写真】平良達郎と鶴屋怜がいる階級は、どの試合も興味深いが――この試合は世界フィーダーショーの比較という点でも興味深い(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのエンタープライズ・センターでUFC on ESPN56「Lewis vs Nascimento」が開催される。2018年1月以来のセントルイスでのUFC、メインはイベントタイトルにあるようにヘビー級のデリック・ルイス×ホドリゴ・ナシメントが組まれている。
Text by Manabu Takashima

メインカードが7試合、プレリミが6試合と試合数が逆転した感もある大会で、注目なのはプレリミのジェイク・ハードリー×チャールズ・ジョンソンの一戦だ。


南アフリカのEFC、英国のCage Warriorsのフライ級王者からコンテンダーシリーズに挑んだハードリーは、まさかの計量失敗。それでもミッチ・ラポーソをRNCで一蹴し、UFCは契約という判断をした。体重オーバー勝利での契約は論議を呼んだが、ハードリーは「ダナの目が間違っていないことを証明する」と世界最高峰への戦いに臨んだ。

しかし、デビュー戦でアラン・ナシメントの組みに圧倒され判定負け。その後はカーロス・キャンデラリオ、マルコム・ゴードンをフィニッシュし調子に乗るかと思われたが、前戦ではコディ・ダーデンにフルマークの判定負けと波の乗り切れていない。

対してLFAフライ級王者からUFCにステップアップしたチャールズ・ジョンソンも――ハードリーが、異様にライバル視する――ムハマド・モカエフに完敗という形でオクタゴンでのキャリアを踏み始めた。

2戦目をザルガス・ズマグロフにスプリット勝利と競り勝ち、3戦目のジミー・フリックとのLFAフライ級王者対決を制したジョンソンだったが、ここから悪夢の3連敗を喫してしまう。

今年の2月に組まれた相手はデビュー以来17勝0敗のアマット・マクスンと、完全に土俵際にあったジョンソンは初回のダウンを跳ね返し、ショートのコンビとヒザ蹴りの連係で大逆転。生き残りに成功した。

とはいってもUFCの戦いは毎試合がトーナメント枠のないトーナメント戦が続く。未だ黒星先行のジョンソンと、ポテンシャルを発揮できない……あるいは、それが実力だったのかと判断を下されかねないハードリー。そんな両者の戦いは打撃と組み、両局面で削り合いが続くことが予想される。

フィニッシュ能力ではハードリーが上回るという見方もできるが、ジョンソンがマクスンに粘り勝ちした勢いを持続していれば、それこそハードリーは気持ちの勝負に持ち込まれるだろう。

また去年の8月に木下憂朔を下したビリー・ゴフ、再起を図るタバタ・ヒッチなど日本所縁のファイターも出場している。さらには勝っても負けてもフィニッシュ決着=テレンス・マッキニー、UFC在籍が13年となったアレックス・カサレス等々、中堅どころの豊富さが実感されるUFCセントルイス大会、だ。

■視聴方法(予定)
5月12日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN56対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
ショーン・ウッドソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ロベリス・デスパイネ(キューバ)

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
エステバン・リビヴィクス(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
テシア・トーレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
ビリー・ゴフ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ(米国)
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC295 キック スラヴァ・ボルシェフ ナジム・サディコフ

【UFC295】ボルシェフ×サディコフ、打撃を軸に目まぐるしく展開が変わる好勝負はドローに終わる

<ライト級/5分3R>
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)
Def.1-0:29-28.28-28.28-28
ナジム・サディコフ(アゼルバイジャン)

サウスポーに構える両者。ボルシェフがサディコフの前足に関節蹴り、お互いに左ローを蹴り合う。ボルシェフがジャブから左ボディストレート。サディコフは右ミドルを返し、ボルシェフの左ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙う。距離が離れると、サディコフがジャブから左ストレート。ボルシェフも右フック返して左ロー、ジャブでサディコフの前進を止めて左カーフを効かせる。

さらにボルシェフはそこから右アッパー、サディコフがジャブから前に出るが組みつかせない。ボルシェフはオーソドックスに構えてインロー、サウスポーに構えて右ボディ。サディコフは左ストレートミドルで前進するが、ボルシェフは左カーフキックを当てて、サディコフのバランスを崩させる。

2R、サディコフはジャブから左ハイ、一気に距離を潰す。ボルシェフはガードを上げてジャブからパンチをまとめて左ハイ、下がりながら左カーフを蹴って、右のヒザ蹴り。さらに左フック、スピニングバックフィストと攻撃のバリエーションを増やす。

完全にボルシェフがペースを掴んだかに思われたが、サディコフがボルシェフの右のヒザ蹴りをブロックして左フックを強振。これを効かせると追撃の左ハイキックを当て、ボルシェフが崩れ落ちる。サディコフは一気にパウンドを連打し、インサイドガードからヒジ打ちを叩き込むと、ボルシェフの左目の上を切り裂く。

大ピンチを迎えたボルシェフはマウントポジションをとられかけるも、スクランブルの展開から立ち上がる。サディコフは左ストレートと顔面前蹴り。すぐに足をかけてテイクダウンして、サイドからマウントに移行。ボルシェフも必死に足を入れ、サディコフはギロチンを狙いつつバックを狙うが、ここもボルシェフが立つ。そこにサディコフが左右のフックで突進し、ボルシェフもヒジを返して応戦する。

3R、ボルシェフは左カーフ。ここでサディコフがダブルルレッグでテイクダウンを奪う。。ボルシェフはサディコフを蹴り離して立ち上がると、オーソドックスにスイッチしてインファイトを仕掛ける。この選択が功を奏し、ボルシェフが右ボディ。左ストレート、アッパーと次々にパンチを打ち込み、サディコフがガードを固めて手が出なくなる。さらにボルシェフはパンチだけでなく左ミドルも蹴って、サディコフの動きを止める。

サディコフもシングルでテイクダウンし、足を担いでパスガードするが、ボルシェフはうつぶせになってシングルレッグから立ち上がる。残り1分、ボルシェフが右ストレートと左フック。サディコフはスピニングバックキックを見せ、ダブルレッグでテイクダウンして、ボルシェフの立ち際にパンチを入れる。試合はジャッジ1名が29-28としたものの、残り2名は28-28と差をつけず。打撃の攻防を軸に目まぐるしく展開が変わる激戦はドローに終わった。


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LFA92 other MMA Report アリ・ゼビアン スラヴァ・ボルシェフ ブログ

【LFA92】アルファメール所属のロシアン・キックボクサー=ボルシェフがゼビアンのレスリングに競り勝つ

<ライト級/5分3R>
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アリ・ゼビアン(米国)

アマとプロで200戦以上のキックのキャリアを持つといわれるボルシェフ、アルファメール所属のロシア人ファイターが2戦目のMMAに挑む。鋭い右前蹴りから左サイドキックを見せたボルシェフが、右ローでゼビアンの姿勢を崩す。その後も右前蹴り、ローでプレッシャーをかけるとゼビアンがダブルレッグでテイクダウンを決める。

下になったボルシェフは蹴り上げも、ボディから顔面にパウンドを落とされる。次の蹴り上げから立ち上がったボルシェフは奥足もローで蹴り、右前蹴り。続くダブルレッグにヒザ蹴りを合わせようとするが、再び背中をキャンバスにつかされる。スクランブルでサイドバックから殴るゼビアン、ボルシェフは胸を合わせて離れると左ハイを蹴っていく。左ボディ、左ヒザを入れたボルシェフに対し、ゼビアンはハイクロッチでテイクダウンを狙う。

耐えたボルシェフはヒザ蹴り、スピニングバックキックもバックを取られ胸を合わせる。ゼビアンのシングルをキムラで耐えるボルシェフは離れると、ココも左ハイを蹴る。疲れた感のあるゼビアンはパンチが届かず、右ストレートを被弾──初回はボルシェフが10-9を2票、ゼビアンが1票とした。

2R、すぐに組んだゼビアンがケージにボルシェフを押し込む。エルボーを入れて離れようとしたボルシェフにゼビアンがついていくが、押し返されて離れる。踏み込んでジャブを伸ばすゼビアンは、右ロー2発、前蹴りを受けると、ここも組みへ。クリンチでケージに移動しハイクロッチ、ダブルを仕掛け肩に乗せてテイクダウン。

フルガードのボルシェフは肩を押すがパウンドを顔面に受ける。ここも蹴り上げから立ち上がったボルシェフが、スピニングバックフィストを狙う。頭を振ってアッパーという見事な攻撃を見せたボルシェフだが、直後にテイクダウンを許す。すぐに立ち上がったボルシェフはサウスポーにスイッチし左ストレートを入れる。相当に疲弊しているゼビアンはシングルからダブルレッグと魂のレスリングを仕掛ける。ハイクロッチをキムラで切り返したボルシェフの跳びヒザは当たらず、ラウンド終了に。2Rまでの集計の結果は20-18が1人、19-19が2人となった。

最終回、右ストレートを当てたゼビアンがすぐに組んでシングルでドライブ、ボルシェフをケージに押し込む。ここまでをイーブンとしているジャッジの支持を得ることができれば判定勝ちを手にできるゼビアンだが、左右のローで左足を削られ、前に出ることができなくなる。ローで体が流れるゼビアンは、前蹴りからローを受け続ける。ゼビアンの大振りの左フックは届かず、ボルシェフが右ストレート&左ミドルのコンビネーションを決める。

ダブルレッグは遠く、スピードもなくなったゼビアンに前蹴りとローを続けるボルシェフが、左ミドルを入れる。ゼビアンのステップインにワンツーを当てたボルシェフは、仕留めに掛ったヒザ蹴りのタイミングで組みつかれる。テイクダウンだけでは勝てないゼビアンだが、懸命に組み続ける。ヒザを入れて離れたボルシェフはアッパー、ゼビアンはシングルからバックに回る。胸を合わせたボルシェフに対し、ゼビアンは最後まで組みついていったがテイクダウンを取れずタイムアップ。ボルシェフが3-0の判定勝ちを手にした。


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