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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN57 ジョン・カスタネダ ダニエル・マルコス ライカ

【UFC ESPN57】完全組み技対抗型ストライカー=ダニエル・マルコスが、ガス欠もカスタネダに快勝

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・マルコス(ペルー)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョン・カスタネダ(米国)

ケージ中央のマルコスに対し、サウスポーのカスタネダが左右に動いて蹴りを繰り出す。マルコスはワンツーで前に出て、圧をかけて右ハイを蹴る。カスタネダはサークリングを続けるも、マルコスが右をヒット。さらにヒザ蹴りから、ショートのコンビへ。間合いを取り直したマルコスが右ミドルを入れ、前蹴りからワンツーへ。さらに右をヒットさせると、ケージに詰まったカスタネダに飛びヒザを狙う。

カスタネダはケージの前を離れてハイを放つが、オクタゴン中央で右を被弾する。マルコスは右前蹴りを顔面に伸ばし、右ハイからワンツーと優勢のままラウンド終盤に。右三角蹴りのマルコスが、カスタネダのヒザ蹴りに右を合わせる。さらに右ストレートからアッパー、カスタネダが姿勢を乱してマルコスが初回を完全に制した。

2R、カスタネダの蹴りにもヒザ蹴りから前に出たマルコス。パンチをかわして、中を取ったカスタネダが組んでケージに押し込む。ウィザーで耐え、頭を押し上げたマルコスがシングルも切って、ヒザからパンチで前に。右をヒットさせ、ヒザ蹴り。組んだカスタネダがダブルレッグでケージにマルコスを押し込む。組みにも的確に反応して間合いを取り直したマルコスが、逆に組んでカスタネダをケージに押し込むと、バックに回ってヒザを後方から突き上げる。

正対して離れたカスタネダのダブルレッグも、腰を引いて切ったマルコスがヒザを突き上げる。首相撲からヒザ蹴り、アッパー、右ハイ、そしてワンツーのマルコスだが──やや疲れたか。カスタネダが左を当て、細かいパンチからダブルレッグで担ぎ上げてスラム気味にテイクダウンを決める。残り50秒、立ち上がったマルコスがワンツー、右フックを決めて首相撲へ。カスタネダはダブルレッグからクリンチ、離れたマルコスにスピニングバックエルボーを狙う。マルコスは大きく息をしてから、ワンツーで前に。カスタネダも左を返して、ラウンドが終わった。

最終回、直ぐに右を当てたマルコス。カスタネダも左を当てる。マルコスは三日月、インロー、そして前蹴り。カスタネダも左ハイを狙う。続くマルコスの右三日月はベルトラインへ。急所だとカスタネダがアピールして試合が中断する。再開後、右三日月にまたも急所だと間合いを外したカスタネダだが、レフェリーは試合続行を指示する。直後の組みから打撃の間合いになると、前に出るようになったカスタネダにマルコスのアッパーが決まれる。マルコスは右ストレートで、前に出てくるカスタネダにペースを譲らない。

残り2分、左ミドルを捌かれたカスタネダが右を被弾。マルコスは右ミドルを効かせたが、カスタネダは前に出てくる。ジャブから回るマルコスは、右を当てる。直後に右を打ち返したカスタネダだが、逆に右を被弾してダウンを喫する。シングルを切られ、アッパーを受けながら立ち上がったカスタネダだが、左フックの追撃を受ける。ここでマルコスは組んでアッパー、ボディを抉る。

最後の15秒、カスタネダの左ハイを頭を下げてかわそうとしたマルコスは、前頭部を蹴られて動きが止まる。それでも、カスタネダに反撃を許さずタイムアップに持ち込んだマルコスがフルマークの判定勝ちを収めた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC295 カン・ギョンホ ジョン・カスタネダ

【UFC295】小刻みなステップ&打撃、そしてTD。カスタネダがギョンホを判定で下す

<138ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタネダ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カン・ギョンホ(韓国)

サウスポーのカスタネダに対し、ギョンホが前手を伸ばしながら右の前蹴り、右ミドルと右ストレートを打つ。カスタネダは左のボディストレート、スイッチしての右カーフ、サウスポーに戻して左ミドルを返す。

ギョンホも右ストレートを返すが、サークリングするカスタネダを捕まえきれない。逆にカスタネダはスイッチも織り交ぜながら細かく動いて左インローとミドルを当てる。ギョンホは右の前蹴り、カスタネダの左ミドルに右ストレートを合わせる。カスタネダのステップと細かい攻撃が目立つラウンドとなった。

2R、ギョンホが右ストレート、カスタネダの蹴り足をすくって飛びヒザ蹴り。1R以上に距離を詰めて、右ストレート・右の前蹴りと手数を増やす。カスタネダはインローと右フックを当て、ギョンホのパンチに合わせて組みついてバックへ。股下でクラッチしてテイクダウンし、ギョンホの立ち上がり際にバックを狙うが、ギョンホはそのまま立ち上がって離れる。

カスタネダが左ボディと左ミドル。このミドルがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、カスタネダはギョンホのパンチに合わせて組みつき、ギョンホは正対して離れる。足を止めて打ち合う両者。カスタネダが左ストレートを当て、左ボディとミドル、ギョンホの前足にローを集める。ギョンホもジャブ・左フックを出して前に出ていくが、カスタネダが左ストレートと右フックを当てて前に出る。

3R、ギョンホのインローがローブローとなるが、カスタネダはすぐに試合再開を要求。ギョンホのローに左ストレートを合わせると、アウトサイドの右カーフを蹴って、ガードの高いギョンホにボディブローを集める。前に出るギョンホだが、カスタネダがインロー、左ミドル、左ストレートを当てる。ギョンホも左フックを当てるが単発に終わる。

逆にカスタネダはこの左フックに合わせて組みつき、ダブルレッグで尻餅をつかせる。立ち上がるギョンホの後ろにつくと、ギョンホもスイッチで正対する。距離が離れると、カスタネダが左ストレート。ギョンホは右ストレート・右ミドル、カスタネダがシングルレッグで組み付いて、股下クラッチで持ち上げる。

ここはテイクダウンできなかったカスタネダだが、すぐにダブルレッグに入ってギョンホに尻餅をつかせてバックへ。ギョンホもカスタネダを前に落としてギロチンを狙うが、カスタネダは頭を抜いて立ち上がる。前に出るギョンホ。カスタネダは下がりながら前蹴りで突き放して、追撃を阻止する。小刻みなステップワークと打撃、そしてテイクダウンでポイントを重ねる見事な試合運びでカスタネダがギョンホを下した。

試合後、カスタネダは「とてもハッピーだ。1Rを落としたから、2Rから巻き返しを図った。ジャッジには感謝している。オーソドックスとは動きが違うけど、勝利は勝利だ。ここで君と話せて嬉しい、写真を撮ってもらっても良い?」と記念撮影に収まった。


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