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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN57 ジミー・フリック ネイサン・メネス

【UFC ESPN57】ジャブを起点に多彩な打撃を披露。メネスが試合を支配してフリックに判定勝利

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ジミー・フリック(米国)

ジャブを突くメネスに対し、フリックが右ローを蹴る。メネスもジャブと右ロー、フリックは右ストレートと左ミドルを見せる。メネすはジャブからパンチをまとめ、フリックは右ロー。メネスがサウスポーにスイッチすると、フリックは右ミドルを蹴る。メネスがオーソドックスに戻したところでフリックがシングルレッグでテイクダウンを仕掛けると、メネスはギロチンを狙いながら離れる。

試合がスタンドに戻ると、メネスが打撃のプレッシャーをかけて、ジャブと右ストレート、左アッパー。さらに右フックを当てると、ジャブも混ぜて右ストレートと手数を増やす。フリックは右ローからシングルレッグで組みつき、テイクダウンを奪う。フリックがヴァンフルーチョークを狙うが極まらない。

2R、メネスが右ストレートから前に出て、ジャブをコツコツと当てる。フリックも前蹴りで距離を取ろうとするが、メネスは下がらない。飛び込むような右ストレートを見せるメネス。フリックもそこに左アッパーを返す。ジャブの差し合いから、メネスがスイッチしての左ミドル、ジャブからパンチをまとめ、左ボディで飛び込む。

メネスがオーソドックスに戻してジャブと右カーフ、フリックも左ミドルを蹴ってダブルレッグへ。これを切ったメネスがギロチンを狙うが、フリックがケージまで押し込む。メネスはケージに背中を預けてヒジとヒザ蹴り、態勢を入れ替えてボディにパンチを打ち込み、ダブルレッグへ。今度はフリックがギロチンを狙うが、頭を抜いたメネすがパンチと鉄槌を落とす。

3R、メネスがサウスポーから左ミドル、オーソに戻してジャブと右カーフ、左ミドルを蹴る。フリックが右で前に出ていくと、メネスが組みつく。ここはメネスが離れ、打撃になるとフリックが右ミドルを当てる。メネスは右ストレートと左アッパー、フリックは右を振って組みつくが、ここもメネスがケージに押し込まれる。

距離が離れると、フリックは再び右を振ってシングルレッグへ。これを切ったメネスがフリックをケージに押し込んでパンチ、首相撲からヒザ蹴り。フリックは動きが止まり、メネスがバックを狙うと、フリックはメネスを前方に戻す。しかしメネスもすぐに立って、ボディロックでフリックを押し込む。フリックがギロチンを狙うが極まらず。終始試合をコントロールしたメネスが判定勝利を収めた。


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45 AB Brave CF K-1 LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC ESPN57 UFC ESPN58   アス・アルマバエフ アダム・ヒューギット アレクサンダー・グスタフソン アレックス・ペレス イリル・ラティフィ ウェスティン・ウィルソン カムザット・チマエフ カーリー・ジュディシー ガブリエラ・フェルナンジス キック ギャレット・アームフィールド シャイラン・ヌルダンベク ジェカ・サラギ ジミー・フリック ジュリア・ポラストリ ジョシュア・ヴァン ジョシュ・クィンラン ソ・イェダム タジル・ウランベコフ ネイサン・メネス ブレディ・ヒースタンド ボクシング ヨセフィン・ヌットソン ライカ ルーカス・アルメイダ 平良達郎

【UFC ESPN58】日本のK-1からオクタゴンへ、ヨセフィン・ヌットソン「K-1を生かしたMMA」

【写真】日本格闘技LOVEのヌットソン(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN58「Perez vs Taira」でヨセフィン・ヌットソンが、ジュリア・ポラストリとオクタゴン2戦目を戦う。
Text by Manabu Takashima

K-1、Krushと4度に渡って日本で試合経験があるヌットソンは、所属ジムで練習するMMAファイターを見て「いつの日かMMAを戦ってみたい」という想いを抱いていた。そしてコロナ・パンデミックが起こり、ファイトがなくなった日常にあった彼女はアマチュアMMAを戦う機会に跳びついた。

その2年後、コンテンダーシリーズで勝利も契約を逃した彼女だったが1カ月に世界の最高峰に辿り着いた。打撃に関しては既にトップレベル──そんなヌットソンはMMAにフィットしたファイトIQの持ち主だった。


――UFCでの2試合目を今週末に控えています。今の気持ちを教えていただけますか。

「土曜日のUFC第2戦目に向けて、凄くワクワクしているわ。長い期間、今回の戦いの準備をしてきたので。もう、ずっとジムに缶詰め状態で、ようやく外に出ることができたから(笑)。やっと、自分のやりたいことができる。そんな気分ね」

──押忍。ヨセフィンは日本で4度キックの試合をしています。K-1で3試合、Krushで1試合を戦っています。日本にはどのような印象を持っていますか。

「いつも言っているけど、本当に日本のことが大好きで。K-1のような大きな舞台で戦ってきて、日本に行くのはいつも試合の時だったけど、いつもファンが温かく接してくれたことが忘れようはない思い出ね。どこにでもあることでなく──本当にファンがファイターに優しくて、日本のファンの前で試合をすることが大好きだった。日本では人生で最高の日々を送ることができたわ。

今の私の夢はUFC日本大会が開かれ、今度はUFCファイターとして日本のファンに再会することなの」

──この言葉が嬉しい限りです。ところで2019年12月にK-1でKANA選手と対戦したのを最後にキックボクシングの試合を戦っていません。いつ頃からMMAに転向しようと考えていたのですか。

「K-1で戦っている頃から、所属するジムに練習に行くと横でMMAのトレーニングが行われていて。アレクサンダー・グスタフソン、カムザット・チマエフ、イリル・ラティフィ達がMMAの打撃練習をしていたの。彼らのトレーニングする姿を見ていて、いつかMMAに挑戦したいなって思うようになって。

そんな時にコロナ・パンデミックが始まり、試合機会が全くのゼロになったでしょ? そうしたらBRAVE CFからMMAファイト、アマチュアマッチのオファーがあって。もう何も考えることなく、そのチャンスに跳びついたわ。MMAとかキックとかでなく、ファイトの機会を逃したくなかったから」

2020年にBrave CFでアマチュアMMAを経験し、翌年プロデビュー (C)BRAVE CF

──BRAVE CFはUFC、Titan FC、KSW、LFAや日本のプロモーションと並び、いち早く活動を再開。2020年の8月にはストックホルムで4週連続のイベントを開催しました。ロックダウンが世界中であったなか、MMAを戦う準備はできていたのですか。

「あの時は大変だったわ。ただ、ファイティングチームで屋外に出て。1日に3時間、もしくはそれ以上のトレーニングをしていたの。1度の練習にテクニックからコンディショニングまで詰め込むから、その練習時間が長くて。

でも、それが許されたのもスウェーデン政府が緩和策をしていたからだと思う。それでも全てのジムは閉鎖されていたし、ジムで練習しようものならポリスに止められていたはず。ただ、外で練習することはそれほど問題視はされていなかったわ。正直、K-1でまた戦いたいと思っていたけど、パンデミックはアジアを直撃していたし、その機会が訪れることはなかったの」

──2022年6月にはRoad to UFCのワンマッチに出場しました。あの時はもうMMAを戦おうと決めていたのですか。

「そうね、シンガポールで試合をした時はもうMMAで戦っていくことを決めていた。UFCファイターになるって。だからRoad to UFCでの試合は、その一歩だしチャンスを掴むために全てを出し尽くそうと思って戦ったわ」

RTUのワンマッチでは、韓国のソ・イェダムを判定で下した(C)MMAPLANET

──実はBRAVE CFのアマチュア戦は配信で、Road to UFCシンガポール大会は現場で取材もしていました。ただ私はMMAの記者でキックボクシングのことを全然知らなくて、ヨセフィンが日本のK-1で戦っていることも実は知らなかったです。

「アハハハハ、全然大丈夫よ」

──ただ昨年8月のコンテンダーシリーズの時にK-1プロデューサーから、メディアの仕事に戻ってきた中村拓己氏からヨセフィンに注目してほしいと教えてもらったのです。

「なんて素敵な話なの。その話を今回の試合前に聞けて、本当に嬉しい。ハッピーな気持ちになったわ」

──コンテンダーシリーズから約1カ月後にUFCデビュー。当然のように立ち技では既にアドバンテージを持っていますが、グラウンドでも見事にBJJの技術を駆使していました。

「ありがとう!! グラップリングの練習には相当に時間を使ってきたわ。未知の領域だったから。レスリングもそうね。壁レスも。MMAでやって行こうと決めた時、特に怖いとは思わなかった。でも覚悟は必要だったわ。本当に多くの知らない技術を吸収する必要があるし、練習時間はいくらあっても足らないって感じていたから。

何より、再び自分がビギナーになることを受け入れないといけなかった。それってちょっと、気持ちが落ちるんだけど。キックの実績でMMAを戦っていくことはできない。だから懸命にレスリングとグラップリングに取り組んだの。もちろん、MMAの打撃もね」

──そこです。打撃もK-1とMMAでは距離もリズムも違います

「その通りね。別モノだった。K-1ファイターは前へのプレッシャーの強さが必要で、テクニックにも厚みを持たせないといけない。私は可能な限り、その技の厚みをMMAでも生かしたいと考えていて。MMAでもK-1ほどじゃないけど、近い距離でパンチ、キック、ヒザ、そしてエルボーを使う局面がある。あの小さなMMAグローブで、そこを戦うわけで。でも近い距離は絶対に私の世界だから。

MMAにはいくらでも戦いのバリエーションがある。なら、私だから可能になるK-1を生かしたMMAも存在しているはずで。同時にもっと距離を取った戦い方があって、その位置取りは限りなく存在しているわ」

──それでもヨセフィンの立ち技でのアドバンテージは絶対かと。レスリングにはまだ課題があっても、首相撲をよく使っていますね。

「逆にコーチから首相撲を使い過ぎるなって怒られるの。私自身がクリンチが好きだから、すぐに組んでしまう……それも必要のないところで。打撃をもっと使えるのにとか、色々と考えるわ。それにレスリングが強い相手に、首相撲を使う時間は最小限にしないといけないし。やっぱり、近づきたい相手を自分から迎え入れるのは良くない。打撃で突き放さないと。

結局のところ、どういう選手と向き合っているのか。それでやることが大きく違ってくる。それがMMAだと思う。それでも、ムエタイから使っている首相撲は私の武器になるのは絶対ね」

──ヨセフィンのファイトIQの高さは、絶対的にMMAにフィットしていますね。最高のキックボクサーでも、その考えがないと打撃は無力化してしまいます。

「ありがとう(笑)。凄く嬉しいわ。私はいつだってK-1とムエタイ、私のルーツをオクタゴンで見せたいと思っているから。それは、誰と戦った時も変わらないわ」

──つまりは次戦、ジュリア・ポラストリの戦いでも?

「彼女はグラップリングもデキる、ストライカー。でも打撃を使いたがる傾向にある。ブラジルの選手は本当に寝技が強いけど、彼女はストライカーだわ。打撃戦を好んでいる。その立ち技もあまりフットワークを使わないで、上半身は動いているけど、下半身はフラット。ボクシングね。それは良い面もあるし、悪い面もあるわ」

──前足が目の前にありますね。

「そこが狙いだから、これ以上は聞かないで(笑)」

──ハハハハ。では、どのようなファイトをしたいと考えていますか。

「ファンの皆が喜んでくれるK-1スタイルを見せるには、最適の相手。結果、彼女はテイクダウンを仕掛けてくる。その瞬間、きっと驚くことになるわ。グラウンドだって十分に対応できるけど、できるだけ立って戦う。皆に喜んでもらうファイトを見せたいから」

──では最後に日本のMMAファン、そしてキックボクシングファンに一言お願いします。

「今の私の戦いをフォローしてくれている全てのK-1ファンの皆、心から感謝している。日本でUFCが開催された際には、皆に会場で応援してほしい。また、皆に日本で会いたい。その日が来ることを願っているわ」

■放送予定
6月16日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC Fight Pass
午前7時45分~U-NEXT

■UFC ESPN57対戦カード

<フライ級/5分5R>
アレックス・ペレス(米国)
平良達郎(日本)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)
ティモシー・クアンバ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
ホゼ・ジョンソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アダム・ヒューギット(米国)
ジョシュ・クィンラン(米国)

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
ジミー・フリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
ギャレット・アームフィールド(米国)
ブレディ・ヒースタンド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
カーリー・ジュディシー(米国)
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジェカ・サラギ(インドネシア)
ウェスティン・ウィルソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャイラン・ヌルダンベク(中国)
メルキザエル・コスタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
ヨセフィン・ヌットソン(スウェーデン)

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45 AB Cage Warriors JJ・オルドリッチ LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 アラン・ナシメント アレックス・カサレス アロンゾ・メニフィールド エステバン・リビヴィクス カーロス・アルバーグ カーロス・キャンデラリオ コディ・ダーデン ザルガス・ズマグロフ ジェイク・ハードリー ジミー・フリック ジョアキン・バックリー スラヴァ・ボルシェフ タバタ・ヒッチ チェイス・フーパー チャールズ・ジョンソン テレンス・マッキニー デリック・ルイス ヌルスルタン・ルジボエフ ビリー・ゴフ ホドリゴ・ナシメント

【UFC ESPN56】果てなく続く生き残り合戦。ハードリー×ジョンソン、サバイブするのはどっちだ?!

【写真】平良達郎と鶴屋怜がいる階級は、どの試合も興味深いが――この試合は世界フィーダーショーの比較という点でも興味深い(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのエンタープライズ・センターでUFC on ESPN56「Lewis vs Nascimento」が開催される。2018年1月以来のセントルイスでのUFC、メインはイベントタイトルにあるようにヘビー級のデリック・ルイス×ホドリゴ・ナシメントが組まれている。
Text by Manabu Takashima

メインカードが7試合、プレリミが6試合と試合数が逆転した感もある大会で、注目なのはプレリミのジェイク・ハードリー×チャールズ・ジョンソンの一戦だ。


南アフリカのEFC、英国のCage Warriorsのフライ級王者からコンテンダーシリーズに挑んだハードリーは、まさかの計量失敗。それでもミッチ・ラポーソをRNCで一蹴し、UFCは契約という判断をした。体重オーバー勝利での契約は論議を呼んだが、ハードリーは「ダナの目が間違っていないことを証明する」と世界最高峰への戦いに臨んだ。

しかし、デビュー戦でアラン・ナシメントの組みに圧倒され判定負け。その後はカーロス・キャンデラリオ、マルコム・ゴードンをフィニッシュし調子に乗るかと思われたが、前戦ではコディ・ダーデンにフルマークの判定負けと波の乗り切れていない。

対してLFAフライ級王者からUFCにステップアップしたチャールズ・ジョンソンも――ハードリーが、異様にライバル視する――ムハマド・モカエフに完敗という形でオクタゴンでのキャリアを踏み始めた。

2戦目をザルガス・ズマグロフにスプリット勝利と競り勝ち、3戦目のジミー・フリックとのLFAフライ級王者対決を制したジョンソンだったが、ここから悪夢の3連敗を喫してしまう。

今年の2月に組まれた相手はデビュー以来17勝0敗のアマット・マクスンと、完全に土俵際にあったジョンソンは初回のダウンを跳ね返し、ショートのコンビとヒザ蹴りの連係で大逆転。生き残りに成功した。

とはいってもUFCの戦いは毎試合がトーナメント枠のないトーナメント戦が続く。未だ黒星先行のジョンソンと、ポテンシャルを発揮できない……あるいは、それが実力だったのかと判断を下されかねないハードリー。そんな両者の戦いは打撃と組み、両局面で削り合いが続くことが予想される。

フィニッシュ能力ではハードリーが上回るという見方もできるが、ジョンソンがマクスンに粘り勝ちした勢いを持続していれば、それこそハードリーは気持ちの勝負に持ち込まれるだろう。

また去年の8月に木下憂朔を下したビリー・ゴフ、再起を図るタバタ・ヒッチなど日本所縁のファイターも出場している。さらには勝っても負けてもフィニッシュ決着=テレンス・マッキニー、UFC在籍が13年となったアレックス・カサレス等々、中堅どころの豊富さが実感されるUFCセントルイス大会、だ。

■視聴方法(予定)
5月12日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN56対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
ショーン・ウッドソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ロベリス・デスパイネ(キューバ)

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
エステバン・リビヴィクス(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
テシア・トーレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
ビリー・ゴフ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ(米国)
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)

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45 AB BELLATOR Brave CF Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFC297 アーノルド・アレン ギャレット・アームフィールド クリス・カーティス サム・パターソン シャルル・ジョーダン ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジリアン・ロバートソン セルヒー・サイディ ブログ ユアン・リネス

【UFC297】UK~中東~UFC、サム・パターソン「遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるように」

【写真】 (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、カナダはトロントのスコティアバンク・アリーナでUFC 297「Strickland vs Du Plessis」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインのUFC世界ミドル級選手権試合=王者ショーン・ストリックランド×挑戦者 ドリキュス・デュプレッシー。コメインのUFC世界女子バンタム級王座決定戦=ラケル・ペニントン×マイラ・ドスサントスの上位2カード以外には、ずらりとカナックMMAファイターの名が並んでいる同大会。

ウェルター級でそのカナダ勢のユアン・リネスと対戦するサム・パターソンは英国から中東を経て、UFCにたどり着いたキャリアの持ち主だ。オクタゴン初戦でショッキングなkKO負けを喫した英国の月見草=パターソンのMMAキャリアとは。


──英国のMMAファイターがUFCにたどり着くケースはローカルショーからCage Warriorsというのが王道ですが、対してサムは中東のBRAVE CFからコンテンダーシリーズを経てUFCと契約を果たしました。

「僕は物覚えが壊滅的に悪いんだけど(笑)、あの時はコーチや周囲の人間からBRAVE CFを勧められたんだ。チームメイトのチャーリー・レアリーがBRAVE CFとサインして、そのタイミングだったと思う。実は僕は当時Cage WarriorsからUFCという目標を持っていなくて、Bellatorで戦いたいという希望を持っていたんだ。

BBRAVE CFでは世界中で戦うことができた。あの頃のCage Warriorsは英国だけで大会を行っていた……そうだね、今回の試合はカナダで行われる。でも僕にとっては特別なことじゃない。BRAVE CFで既に飛行機に乗り、時差のある遠征をいくつも経験してきた。インドで試合をした時なんて、向こうの食事が合わなくて完全に体調を崩した(※サム・パターソンはBRAVE CF時代にバーレーン、ロシア、ベラルーシ、ヨルダン、サウジアラビアで戦っているが、インドで試合をしたのあSuper Fight Leagueでのファイト)。万全とは程遠い状態で戦ったけど、あの経験も自分を強くするためには必要だったんだ。

BRAVE CFにはワールドクラスのファイターが在籍していたし、凄く鍛えられたよ。UFCにその力を見出されるファイターも多かったからね」

――それだけリスクの高い試合も多かったかと思います。

「結果、僕は今UFCで戦うことができている。時差のある国での戦い、慣れない食事、異国でのファイトウィークの過ごし方、それらの対処法をBRAVE CFで学ぶことができた。凄く感謝しているよ。

英国シーンでだけキャリアを積んで、UFCというステージで戦うときに初めて海外での試合を経験するのは、本当に大変なことだと思う。その経験をUFCに来る前にできていたことは、とても大きい」

――しかし皮肉なことに昨年3月のUFC初戦は母国大会でショッキング初回KO負けを喫してしまいました。

「UFCロンドンでの試合は、全てが居心地が良かった。でも、その居心地の良さがもう僕にはフィットしていなかったんだ。4年振りの母国での試合で、遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるようになってしまっていたことに気づかされたよ。

でも、それを知ることもできのも大きな経験になった。もう、あのような試合は2度としない。最高のキャンプができ、状態も良かったから何も言い訳はできないしね。あの瞬間、ヤナル・エシュモズが正しい位置にいて、正しい攻撃をしたんだ。

もちろん、母国のファンの前で勝ちたかったよ。彼らも僕の勝利を見たかったはずだ。でも、あの負けを糧にして僕はより一層強くなれると確信している。実際、キャリア3戦目で敗れた僕は、そこから8連勝をした。UFC初戦での敗北から、立ち直ってあの時の練習を再現させるんだ」

――右ローをキャッチされ、直後の右フックをかわしましたが、足を掴まれていた左手で殴られた。マイケル・ビスピンは素晴らしく想像力のある攻撃だと解説していましたが、自分には偶然に見えました。あれは狙った攻撃でないと。

「あのタイミングでのパンチは、右だ。それは見えたからかわすことができた。そして右から左の攻撃につなげることは、全く持って普通の攻撃で。僕がバランスを崩していた時に、それが当たった。10回戦って、1回あるかっていう攻撃をヤナル・エシュモズは成功させた。彼もUFC初戦だったし、素晴らしい仕事をやってのけたんだよ。

あの敗北はメンタルの強化もそうだし、フィジカル的にもウェルター級に階級を上げるきっかけになったんだ」

――ウェルター級転向初戦、そして迎えたオクタゴン2戦目は、ユアン・リネスと彼の母国で戦います。どのような印象を持っていますか。

「とても危険な相手だよ。凄く真剣に彼のことを研究してきた。あとは階級を変えたことがどういう風に働くのか。16歳からずっと70キロで戦ってきた。実際、今でもライト級には落とせる。でも、体は大きくなり続けてきたので、筋肉まで削らないといけなくなった。階級を上げるときが来たと思ったし、僕がウェルター級で戦っていけるのか、この試合はテストになる」

――アグレッシブでラフ。リネスの攻撃は長所と短所が同居しているように感じます。

「だから僕の力を試す試合になる。彼の攻撃は、予期しない角度から襲い掛かってくる。そこが本当に危険なんだ。そして、一発で倒そうと振り回している。その一発を被弾すると、前回の試合の二の舞になりかねない。その一発を被弾しないよう、細心の注意が必要になってくるよ。

自分の戦いが如何にできるか。僕が何者かを証明する戦いになるだろうBRAVE CFで積み上げてきた経験、多くの人が知らないところで戦うことで身につけた力をワールドステージで発揮したい。ウェルター級にあげて、最高の状態にあると感じている。こんなにパワーを感じることは過去になかった。思いきり、前に出てくる相手に自分がどう戦えるのか。この試合は僕のMMAファイター人生の第二章の幕開けになる。世界中の皆に納得してもらえる戦いを見せるよ」



■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前8時00分~U-NEXT

■UFC297対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・ストリックランド(米国)
[挑戦者] ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)

<UFC世界女子バンタム級王座決定試合/5分5R>
ラケル・ペニントン(米国)
マイラ・ドスサントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マイク・マロット(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カーティス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
モフサル・エフロエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ショーン・ウッドソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
セルヒー・サイディ(カナダ)
ラモン・タヴェラス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン(カナダ)
ポリアナ・ヴィアナ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス(カナダ)
サム・パターソン(英国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
プリシラ・カショエイラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(カナダ)
ジミー・フリック(米国)

The post 【UFC297】UK~中東~UFC、サム・パターソン「遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるように」 first appeared on MMAPLANET.
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45 AB ACA MIKE MMA o UFC UFC297 YouTube   アーノルド・アレン クリス・カーティス ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ニール・マグニー マイク・マロット マイラ・ブエノ・シウバ マルコム・ゴードン モフサル・エフロエフ ラモン・タヴェラス

『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量動画/2選手が計量ミス

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Sean Strickland (184.75) vs. Dricus Du Plessis (184) – for middleweight title
・Raquel Pennington (134.8) vs. Mayra Bueno Silva (135) – for vacant women’s bantamweight title
・Neil Magny (170.75) vs. Mike Malott (170.5)
・Marc-Andre Barriault (184.5) vs. Chris Curtis (185.25)
・Arnold Allen (145.5) vs. Movsar Evloev (145.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN, 8 p.m. ET)

・Garrett Armfield (135.25) vs. Brad Katona (136)
・Charles Jourdain (145.5) vs. Sean Woodson (145.5)
・Serhiy Sidey (135) vs. Ramon Taveras (139.75)*
・Gillian Robertson (115.75) vs. Polyana Viana (115.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Yohan Lainesse (170.75) vs. Sam Patterson (169.5)
・Priscila Cachoeira (133.5) vs. Jasmine Jasudavicius (133) – moved to bantamweight after initial flyweight contract weight
・Jimmy Flick (126) vs. Malcolm Gordon (127.5)**

 『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量結果。メインカードは全員パス。前座ではセルヒー・シディと対戦するラモン・タヴェラスが139.75ポンドと3.75ポンドオーバー、ジミー・フリックと対戦するマルコム・ゴードンが127.5ポンドと1.5ポンドオーバー。タヴェラスは出場給の30%、ゴードンは20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ショーン・ストリックランド vs. ドリカス・デュ・プレシはストリックランド支持3人、デュ・プレシ支持8人。

・ラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバはペニントン支持1人、シウバ支持10人。

・ニール・マグニー vs. マイク・マロットはマグニー支持1人、マロット支持10人。

・クリス・カーティス vs. マーク・アンドレ・バリオーはカーティス支持9人、バリオー支持2人。

・アーノルド・アレン vs. モフサル・エフロエフはアレン支持5人、エフロエフ支持6人。続きを読む・・・
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AB MMA o UFC ジミー・フリック ティム・エリオット

UFC296:第3試合・タギル・ウランベコフ vs. コーディ・ダーデン

フライ級。ウランベコフ12位、ダーデン15位。

ロシアのウランベコフはUFC3勝1敗。負けた相手はティム・エリオット。ダゲスタン出身で、ヌルマゴのEagles MMA所属。レスリング・コンバットサンボがバックボーンだが、エリオットには序盤テイクダウンを奪われたのが響いて判定負け。前戦はバンタム級3勝1敗からフライに落としてきたネイト・マネス相手にタックルからテイクダウンを奪うと、パスしてマネスがうつ伏せになったところをギロチンに捕らえて1R一本勝ちした。32歳。

ダーデンはUFC5勝2敗1分けで、現在4連勝中。元王者のフィゲイレードが階級をバンタムに上げてバンタム級ランカーとなったため、枠が空いたところでランキング入りを果たした。負けた相手は寝技師ジミー・フリックと、プロアマ無敗の最年少ランカー・ムハンマドモカエフ。バックボーンはレスリング。UFCで判定勝ちした4試合では、計24回(1試合平均6回・1R平均2回)のテイクダウンを奪って勝利している。32歳。

カーフを蹴るダーデン。ウランベコフもカーフを蹴り返すが、ダーデン飛び込んで右オーバーハンド。さらにカーフ。しきりにカーフを蹴るダーデン。飛び込んでダーデンだがそこに右がヒット!ゆっくりダウンしたダーデン。ウランベコフギロチン!前の試合のように絞めるが、ダーデンなんとか上を取り返す。しかしフックスイープで返したウランベコフ。ダーデン立ったがそこに膝を入れる。ダメージがありそうなダーデンだが近距離でパンチを出していく。ウランベコフ四つに組んで首相撲。引き剥がしたダーデン。ウランベコフがパンチで攻めるが、間合いが近くダーデンのパンチもヒットしている。組んでケージに押し込んだダーデンだが、四つから投げたウランベコフが上を取る。ガードを取るダーデン。ウランベコフがパウンドを落とすと背中を向けて片膝立ちに。両足フックしたウランベコフ。スクランブルで逃れようとするダーデン。チョーク。顎の上で絞める。なんとか外したダーデン。ホーン。

1Rウランベコフ。

2R。詰めるダーデン。パンチを入れる。ウランベコフ飛び膝。しかしすぐにまた出るダーデン。組んでケージに押し込んだが、ウランベコフまた四つから投げてテイクダウン。組みが強い。ダーデンの下からの十字は読まれている。また背中を向けて立ちに行くダーデンに足をフックして四の字バックに。背負ってたったダーデンにチョーク。入っている。なんとか引き手を掴んで外したダーデン。微妙に足の指をケージに引っ掛けているウランベコフ(反則)。レフェリーに注意される。やや下がってきた。しかしチョークに入った。そのまま後方に倒れ込んで絞める。タップアウト!

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MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN230   アラテンヘイリ アンドレ・ペトロスキー エイドリアン・ヤネツ エジソン・バルボーサ エドガー・チャイレス エミリー・ダコーテ キャメロン・サーイマン クリスチャン・ロドリゲス クリス・グティエレス ジェニファー・マイア ジミー・フリック ジョナサン・マルチネス ダニエル・ラセルダ ダレン・エルキンス チムール・ヴァリエフ フランキー・エドガー ペドロ・ムニョス マルケル・メデロス ミシェウ・ペレイラ ヴィヴィアニ・アロージョ

【UFN230】アラテンヘイリ戦へ、グティエレス「止まった状態でエネルギーを養成? 力は身の内で興すモノ」

【写真】キャリアの序盤にチムール・ヴァリエフと1勝1敗、ベンディ・カシミールに勝利。なぜかジミー・フリックにムエタイで勝っているのも興味深い (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN230:UFN on ESPN+88「Yusuff vs Barboza」にクリス・グティエレスが出場し、中国のアラテンヘイリと対戦する。
Text by Manabu Takashima

キャリア19勝4敗2分、32歳のクリス・グティエレス。フランキー・エドガーに勝ち、前戦ではペドロ・ムニョスに8連勝を阻まれたとはいえ、第2試合に出場するファイターでは決してない。そんな冷遇にもファイトを楽しむ精神状態が、グティエレスから伝わってきた。


──クリス、土曜日にアラテンヘイリと対戦しますが、今の調子はいかがですか。

「実は今、コンテンダーシリーズでチームメイトの試合を見てきたばかりで(※取材は10日に行われた)。マルケル・メデロスが、UFCと契約できて凄くエキサイトしているんだ」

──素晴らしいヒザ蹴りでのKO勝ちでした。クリスも週末に試合に向けて、弾みがつきましたね。

「イエッサー! チームメイトの勝利にはいつも元気づけられるし、しっかりとファイトウィークをやり切れそうだよ!!」

──ところで昨年11月にフランキー・エドガーの最後の試合相手を務めました。あのような経験は、クリスに何を与えてくれるのでしょうか。

「UFC殿堂のフランキー、一番最近のペドロ・ムニョス戦はトップ10ファイターで、ケージの中での経験値、知識と僕よりずっと多い選手との試合だった。僕もこれまでやってきたことを全てぶつけて、自分がもっと上で戦えることを証明しようと思っていた。勝っても、負けても、そこで見つかった課題をしっかりと克服してきたから、今回の試合で成長したところを見せたいと思う」

──ペドロとの試合はカーフを蹴り、良いパンチも入れていました。ただ左を被弾してダウンしてから、試合の流れが変わりました。

「あの試合でどうやってプレッシャーを止めるのか。違うやり方があることを学んだ。だからこそ、アラテンヘイリというパンチ力があってレスリングも強い相手に、その成果を発揮できるんじゃないかと期待している。オクタゴンを共有する対戦相手のことは、誰だって尊敬しているけど、自分の存在を証明する試合にしたいと思っている」

──日本の空手マスターが、クリスは移動してパワーを創るのでなくて、止まった状態でエネルギーを養成できると指摘していました。そういう選手はUFCでも稀だと。

「いや、全ての力は身の内から興すモノだろう。ただ、その言葉には感謝している。土曜日も、この体の中で養成したパワーで戦うよ」

──ところで今、中国のMMA界の発展はすさまじいです。経済力があり、人口も多く、上海にはUFC PIもあります。クリスは中国人ファイターの成長をどのように感じていますか。

(C)Zuffa/UFC

「中国のMMAはもの凄いことになっているよ。

だからこそ、中国で戦ってみたいんだ。そして中国の文化に浸ってみたいと思っている。いつの日か実現させたいね」

──そのような背景があって、アラテンヘイリというファイターが存在していますが、クリスはどのように戦いたいと思っていますか。

「僕の過去の対戦相手は、アラテンヘイリが戦ってきた相手よりレベルが高かった。そんな相手にも僕は勝っている。試合の度に成長しているとも思っている。前回の試合──ペドロ・ムニョスとのファイトで、僕は負けたけど……あの敗北は必然。いや、あの試合で僕は負けないといけなかったんだ」

──えっ? どういうことですか。

「7連勝をしていて、僕はきっと自信過剰になっていた。調子に乗っていたんだよ。あの試合で負けたことで、また原点に戻ることができた。自分にはまだまだ学ぶことがあって、前回の試合で見えた穴を埋める練習を懸命にやってきた。この気持ちを思い出させるためには、あの敗北が必要だったと思っている。あの経験を経て、今の僕が何をできるのか皆に披露したい」

──再びトップ10ファイターと戦うために、非常に大切なファイトとなります。ここで披露したいモノとは何でしょうか。

「成長したところを見せたい。キャリア的には少しステップバックになったけど、色々と学ぶことができた。自分を一度バラバラにして、創りなおしてきたんだ。そのうえでファンの皆が楽しめるエキサイティングな試合にしたい。

この試合は僕だけでない、アラテンヘイリにとっても自己証明の場だと分かっている。今日、マルケルが見せたように自分の存在価値をぶつけ合うような試合だ。コンテンダーシリーズのような戦いは僕にも経験がある。それに勝者と敗者の明暗が明白になる経験もしてきた。土曜日もそういう試合になる。そして僕がアラテンヘイリを料理するよ」

──クリス、今日はありがとうございました。最後に日本のMMAファンにメッセージをお願いします。

「僕に話を聞いてくれて、この声を日本のファンに届けてくれることを感謝しているよ。僕は日本と中国のカルチャーに凄く興味を持っているんだ。試合だから、勝つか負けるか分からない。でも僕とアラテンヘイリの試合を心から楽しんでほしい」

■視聴方法(予定)
10月15日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN230対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ソディック・ユースウ(米国)
エジソン・バルボーサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
エイドリアン・ヤネツ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
エドガー・チャイレス(メキシコ)
ダニエル・ラセルダ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
キャメロン・サーイマン(南アフリア)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
TJ・ブラウン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
タイナラ・リスボア(ブラジル)
ハヴェナ・オリヴェイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー(米国)
ブレンドン・マロッティ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
イリナ・アレクシーワ(ロシア)
メリッサ・ディクソン(英国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ―(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

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o UFC ジミー・フリック

UFC on ESPN+81:第4試合・コーディ・ダーデン vs. チャールズ・ジョンソン

フライ級。

ジョージアのダーデンはUFC3勝2敗1分け。現在2連勝中。バックボーンはレスリング。タックル主体に戦うスタイルで、テイクダウン成功率はUFCフライ級史上3位。しかしムハマド・モカエフにはタックルに入ったところをギロチンに捕まり秒殺一本負けしている。32歳。

ジョンソンは1月・2月に続いて、4ヶ月で早くも3戦目。しかし10日前の緊急出場だった2月の試合ではオデー・オズボーンにスプリット判定負け。ダーデンが敗れている注目の寝業師・ジミー・フリック戦では、バックを取られたが下に落としてパウンド連打でKO勝ちしている。32歳。

蹴りを捕まれ下になったジョンソン。下から足関。しかし外されバックに回られる。立ったがダーデン背中に乗って四の字バック。腕を掴んでチョークを防いでいるジョンソン。バックからパンチを入れるダーデン。降りた。投げを狙う。片膝を着いて寝かされないようにしているジョンソン。正対して離れたジョンソン。ジョンソン出るがローで足を払われ膝を着く。すぐ立ったがダーデンがプレスしてアッパーを入れた。ダーデンタックル。シングルレッグ。尻もちまでつかせた。立ったジョンソンだが持ち上げて投げた。ジョンソン下から横三角。かなり強く絞めたがホーン。

1Rダーデン。

2R。パンチで出るジョンソン。ダーデンのタックルを切って膝を入れたが、ダーデン組み付いてスタンドバックに。投げを狙う。ケージにもたれて耐えるジョンソンだが、ダーデン倒してバックに。正対したジョンソンだがハーフで寝かされた。また亀になる。ダーデン四の字バック。ジョンソン外して亀になり立つが、ダーデンまた背中に乗る。しかし降りる。投げて膝をつかせたところで足をフックしバックマウント。反転を狙ったジョンソン。足関を狙う。入れないが立って離れた。残り1分。ポイントを取らないといけないジョンソンだが逆に下る。パンチを出したがダーデン打ち返す。ワンツーを入れる。ジョンソン疲れたか。手数が少ない。ダーデンタックル。離れ際にミドルを入れたジョンソン。ダーデン左ボディを入れると体をくの字に曲げて嫌がるダーデン。ホーン。

2Rもダーデン。しかし最後にボディが効いたか?

3R。ジョンソン打撃で出る。パンチがヒットしている。左ミドル。ダーデンタックル。切った。ダーデンスタミナ切れか。手が出ない。ジョンソンが打ってくると打ち返すが後手。ジョンソンワンツー。タックルに入るダーデン。切ったジョンソンだが、ダーデンの右がヒット。ダーデンタックルへ。脇を差して防いだジョンソン。倒すしかないジョンソンだがちょっと手数が減った。ダーデンシングルレッグ。倒した。小手に巻いて立とうとしたジョンソンだが外れた。ダーデンバックマウントへ。ジョンソンが立って、またダーデンが背負われた体勢。降りた。残り1分。後方に倒れて引き込もうとしたダーデンだが、ジョンソン立つと前に落とそうとする。オチないダーデン。まあバックマウントでネタ体勢。タイムアップ。

三者フルマークでダーデン勝利。

タックルから再三バックを取って勝利。後半、ジョンソンのボディが効く場面もあったが、ジョンソンも組みで削られて逆転に行く余力がなかった。

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LFA o UFC キック ジミー・フリック タイソン・ナム マネル・ケイプ 堀内佑馬

UFC on ESPN+78:第3試合・オデー・オズボーン vs. チャールズ・ジョンソン

130ポンド契約。10日前に急遽ジョンソンが欠場選手の代役として出ることが決まったため、フライ級より5ポンド重い契約体重に。

オズボーンはUFC3勝3敗。UFC3戦目で、当時2連敗していたマネル・ケイプと対戦。計量失敗したケイプの飛び膝でKO負け。その後2連勝したが、前回はタイソン・ナムに1RKO負けを喫した。11勝のうち、5KO・4一本勝ちで、フライ級にしては判定率が低い。

ジョンソンはLFAで堀内佑馬と王座決定戦で対戦し、堀内に厳しすぎる減点があったもののスプリット判定勝ち。UFCデビュー戦はアマチュアから連勝中のムハマド・モカエフに組みでコントロールされ続けての判定負け。2戦目は押された内容での不可解な判定勝ち。先月、一度引退してからの2年ぶりの復帰戦となるジミー・フリックとの対戦で、インサイドガードからのパウンドラッシュでKO勝ち。

蹴りを入れていくオズボーン。ロー。ジョンソンのハイキックをキャッチして倒した。オズボーン立たせて立ち際にパンチを打ち込む。ジョンソンもミドルを返す。右ハイ。インロー。スイッチして足を入れ替えたジョンソン。逆足にカーフキック。ジョンソン距離を詰めて組むとテイクダウン。サイドから肘を入れる。亀になったオズボーンのバックに付いた。オズボーン立つがスタンドバック。またテイクダウンを狙ったがオズボーン離れる。残り30秒。パンチを出すオズボーン。頭を振ってかわすジョンソン。詰めたジョンソンが膝を入れたところでホーン。

1Rジョンソン。

2R。ジョンソンのハイをまたキャッチしたオズボーン。倒したがジョンソンすぐに立て直しタックルへ。切ったオズボーン。ジョンソン前蹴りを出したがローブローに。タイムストップ。けっこう苦しんでいるオズボーン。5分近く休んだ後に再開。関節蹴りを入れたオズボーン。ミドル。ジョンソン肘を入れる。またハイをキャッチされたジョンソンだが、倒されず引き抜いた。ジョンソン首相撲から肘。組んでボディロック。差し返したオズボーンが逆にケージに押し込みながらテイクダウン狙い。ジョンソン四つから強引に背中に乗ろうとするが回りきれていない。下に落ちた。すぐ立つジョンソン。が、オズボーン投げた。押さえ込まれる前に立ったジョンソン。パンチで出る。飛び膝。さらにパンチを打ち込む。右からハイ。オズボーンちょっと動きが落ちたか。最後にタックルに入ったが切られた。ホーン。

2Rはほぼ五分。ややジョンソンか。

3R。前蹴りをキャッチしたオズボーンだがジョンソン引き剥がす。ハイを空振ってスリップダウンしたがすぐ立つ。ジョンソンのシングルレッグを受け止めてケージに押し込むオズボーン。膝。ジョンソン入れ替えて膝を打ち返す。離れた。ジョンソンが出る。オズボーンワンツーから左ハイ。しかし疲れている。ジョンソンがプレスしてパンチを入れる。オズボーンタックルへ。ギロチンで引き込んだジョンソンだがオズボーン外した。立とうとしたジョンソンのバックにつく。立ってスタンドバックになるが、オズボーン自ら放した。パンチを打ち込むがスピードがない。しかしシングルレッグで倒した。残り1分。ジョンソン上半身を起こして立とうとする。押さえ込もうとするオズボーンだが立たれた。またタックルに入ったが切られた。ジョンソンがバックを狙うが振りほどき立つ。スローダウンしているオズボーン。パンチの打ち合い。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでオズボーン勝利。

3Rはオズボーン。2Rが割れたか。どちらに入ってもおかしくはなかった。

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F1 MMA o UFC   オーデ・オズボーン ジミー・フリック ダリウス・フラワーズ チャールズ・ジョンソン テレンス・マッキニー トレヴァー・ピーク マリク・ルイス

2.25『UFC Fight Night 220: Krylov vs. Spann』で欠場者が相次ぎ複数の試合が変更


 UFCが2月25日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 220: Krylov vs. Spann』でオーデ・オズボーンと対戦予定だったデニス・ボンダーが欠場、代わりにチャールズ・ジョンソンがオズボーンと対戦することをMMAmaniaが確認したとのこと。ボンダーの欠場理由は不明。ショートノーティスであることからフライ級ではなく130ポンド契約で行われます。

 ジョンソンは1月の『UFC Fight Night 217: Strickland vs. Imavov』でジミー・フリックに1R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。


Trevor Peek(Sherdog)

 同じく『UFC Fight Night 220: Krylov vs. Spann』でエリック・ゴンザレスと対戦予定だったダリウス・フラワーズが欠場、トレヴァー・ピークと対戦予定だったアレックス・レイエスが欠場したことからエリック・ゴンザレス vs. トレヴァー・ピークに変更されることをMMAJunkieが確認したとのこと。フラワーズとレイエスの欠場理由は不明。

 ゴンザレスは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』でテレンス・マッキニーに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。ピークは現在28歳のアメリカ人でMMA戦績7勝0敗1無効試合。昨年9月の『Dana White's Contender Series 54』でマリク・ルイスに2R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・