カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC295 ジエゴ・ロピス パット・サバティーニ ライカ

【UFC295】ロピス、組み→離れ際の右アッパー&右フックでサバティーニをKO

<フェザー級/5分3R>
ジエゴ・ロピス(ブラジル)
Def.1R1分30秒 by KO
パット・サバティーニ(米国)

細かくスイッチするサバティーニ。前に出ながら右フックを当てる。ロピスが右ストレートを出すと、サバティーニはシングルレッグで組み付く。これを切ったロピスが首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。サバティーニが再びシングルレッグに入ると、ロピスが小手を巻いて投げるような形となり。サバティーニの立ち際に右アッパーと右フック。これでサバティーニがバランスを崩し、サバティーニが一気にパウンドを連打し、レフェリーが試合を止めた。

見事なKO勝利を収めたロピスは「MSGで戦うことは夢だった。全てのサポートに感謝している。一発目が入った時、これはいかないとと思った。最高のコーチ、フランシスコ・グラッソが柔術をストライカーにしてくれたんだ」と試合を振り返った。


The post 【UFC295】ロピス、組み→離れ際の右アッパー&右フックでサバティーニをKO first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB MMA MMAPLANET o UFC UFC284 UFC295 アレックス・ポアタン アレックス・ポアタン・ペレイラ アレッサンドロ・コスタ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ ケヴィン・ボルハス ジェシカ・アンドラーデ ジエゴ・ロピス ジャレッド・ゴードン スティーブ・アーセグ タバタ・ヒッチ ダナ・ホワイト ダヴィッド・ドヴォルザーク デニス・ブズーキア トム・アスピナル ナジム・サディコフ マッケンジー・ダーン マット・シュネル マーク・マドセン ルピタ・ゴディネス ルーズベルト・ロバーツ 平井総一朗 平井総一郎 平良達郎 海外

【UFC295】UFC2戦目でMSG、スティーブ・アーセグ「平井が試合を受けてくれたらUFCとサインできた」

【写真】豪州勢らしく125ポンドでもパワフルなウェルラウンダーのアーセグ(C)MMAPLANET

11日(土・現地時間)、秋のUFCビッグショー in NYC──UFC295「Prochazka vs Pereira」がニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンで開催される。
Text by Manabu Takashima

イベント名にあるようにイリー・プロハースカ✖アレックス・ポアタン・ペレイラによるUFC世界ライトヘビー級王座決定戦を筆頭に、UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦=セルゲイ・パブロヴィッチ✖トム・アスピナルなど選りすぐりのマッチアップが並ぶ同大会で、豪州フライ級のエース=スティーブ・アーセグが、オクタゴン2戦目でアレッサンドロ・コスタと対戦する。

今年の2月にパースで開かれたUFC284の前夜、ある意味ダナ・ホワイト・ルッキン・フォー・ファイト的なPPVショーウィークのローカル大会=Eternal MMAで平井総一朗を破り最高峰に辿り着いたアーセグを初インタビューした。


――今週末、MSGでアレッサンドロ・コスタとオクタゴン2戦目を戦います(※取材は8日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「感謝の気持ちでいっぱいだよ。なんせMSGだからね。1年前のことを想うと、ここにいることが信じられない。Eternal MMAで戦っていてUFCとサインし、MSGで戦う。これ以上のことはないだろう。コスタは強敵だし、凄くチャレンジングな試合になる。最高だよ、真っ向勝負をしたいと思っている」

──スティーブは今年の2月に、UFC284ファイトウィークに行われたEternal MMAで日本の平井総一郎選手を破ったことでUFC入りを果たしました。その過去があって、日本のファンにとっても気になる選手です。

「UFCの前日の試合だったけど、実は対戦相手がなかなか決まらなかった。豪州国内では僕と戦いたがる選手が誰もいなくて。そして英国や海外の選手に当たることになった。結果、ヒライが試合に応じてくれて本当に嬉しかったよ。彼とは試合後、そして日本に戻ってからも何度か連絡を取り合った。

あの大会後、バックステージでUFCとの契約が決まった。僕はあの試合でUFCに良い印象を与えて勝つ必要があったけど、ヒライが試合を受けてくれたからUFCとサインできたんだ。試合がなければそれは不可能だったからね」

──6月のダヴィッド・ドヴォルザーク戦はショートノーティス、ランカーとのUFC初戦となりました。

「いつだって試合ができるように準備していたから、あのチャンスに跳びついた。10日前だろうが、2日前だろうが構わない。オファーがあった時、僕はコーチに『皆が大丈夫なら、俺は戦うよ』って伝えたんだ」

──コーチからの確認でなく、コーチの方を確認したと(笑)。

「そうなんだ(笑)。それにさ、普通にオファーを待っていたらいきなりトップ10ファイターと戦うことはできなかっただろうしね」

──とはいえ、そのランカーを破ったのにスティーブはランク入りしていません。

「どういう仕組みでランキングが決定されているのか、僕には分からないんだけど……そこは気にしていないよ。いずれにせよ、デビュー戦でトップ10の選手に勝てたことで2戦目からもトップランカーと戦えるポジションを手にすることができたんだ。この状況はチャンピオンを狙ううえで、好ましいことは変わりないから」

──当初の予定ではランク9位のマット・シュネルと対戦予定でした。

「ランク9位の選手との試合がなくなって……やはり勝てば返ってくるモノも大きかったし、最初は引っ掛かるものがあったよ。けど、NYのビッグイベントで戦えるし気持ちはすぐに切り替わった。実際コスタはシュネルより、手強いと思う。グラウンドが強くて、テイクダウンディフェンスにも長けている」

──では、そのコスタ戦ではどのようなファイトを見せたいですか。

「僕がどの局面でも、しっかりと戦えることを証明したい。打撃、寝技、レスリング、全ての場面で僕の爆発力がアドバンテージを握るだろう。彼は距離を保つタイプだから、開始直後から詰めて圧力をかける。そして打撃に優位に立つ。彼が持っている僕のイメージとは違う武器を使って戦う。彼のカウンター狙いに対して、あくまでも僕のファイトを貫く。僕が世界のベストだと証明できるファイトを心掛けたい」

──ところで私はUFCフライ級ファイターのインタビュー機会を得ると、常に平良達郎選手のことを尋ねるようにしています。スティーブにとって、平良達郎選手のパフォーマンスはどのように映っていますか。

「UFCで戦っている日本人だよね。あのサブミッションが得意な。いや、彼のサブミッションは良いよ。いつか戦う日がやってくると思うけど、その時は思い切りファイトしたい。凄く良いファイターだ。日本のファンも、その前に僕の試合を見て楽しんで欲しい」

■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
トム・アスピナル(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
マッケンジー・ダーン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マットフレヴォラ(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティーニ(米国)
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
スティーブ・アーセグ(豪州)
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<158ポンド契約/5分3R>
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ルーズベルト・ロバーツ(米国)

<ライト級/5分3R>
ナジム・サディコフ(アゼルバイジャン)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
マーク・マドセン(デンマーク)

<138ポンド契約/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
ケヴィン・ボルハス(ペルー)

<147ポンド契約/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
ジャマール・エマース(米国)

The post 【UFC295】UFC2戦目でMSG、スティーブ・アーセグ「平井が試合を受けてくれたらUFCとサインできた」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Column MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50   アス・アルマバエフ アレクサ・グラッソ オーデ・オズボーン カイラー・フィリップス カーラ・エスパルザ カールストン・ハリス ギャビン・タッカー コディ・ダーデン コリー・サンドハーゲン ジェイク・ハードリー ジェシカ・アンドラーデ ジェレマイア・ウェルス ジエゴ・ロピス タティアナ・スアレス ダスティン・ジャコビー デニス・ブズーキア ハオーニ・バルセロス ビリー・クゥアンティロ ルドヴィット・クライン ロブ・フォント

【UFC ESPN50】試合結果 Music Cityで4年ぶりのUFC。メインでサンドハーゲンがフォントを完封

【写真】カーラ・エスパルザ、アレクサ・グラッソに続き、アンドラーデに勝利。世界挑戦が待たれるスアレスだ (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナでUFC on ESPN50「Sandhagen vs Font」が開催された。翌日は北米を代表するオープンホイール・レース=Indy CarのMusic City Grand Prixが開かれ、強さと速さを荒そうウィークエンドのDay01=UFC ESPNは2019年3月以来、実に4年5カ月ぶりの世界最高峰の来訪だった。

メインのバンタム級戦はコリー・サンドハーゲンが、ロブ・フォントをTD&コントロールで完封。サラリとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが5選手に行われる印象的なフィニッシュが見られたイベントとなった。

デビュー戦でボーナス獲得となったアス・アルマバエフ、そしてジェイク・ハードリーを破ったコディ・ダーデンとフライ級で気になるファイターが台頭している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=タチィアナ・スアレス、ダスティン・ジャコビー、ジエゴ・ロピスカールストン・ハリスアス・アルマバエフ

UFC ESPN50
<140ポンド契約/5分5R>
○コリー・サンドハーゲン(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ロブ・フォント(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○タティアナ・スアレス(米国)2R1分31秒
ギロチンチョーク
詳細はコチラ
×ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ダスティン・ジャコビー(米国)1R1分33秒
TKO
×ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジエゴ・ロピス(ブラジル)1R1分38秒
腕ひしぎ腕固め
詳細はコチラ
×ギャビン・タッカー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○タナー・ボーザー(カナダ)3R
判定
×アレクサ・キャマー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ルドヴィット・クライン(スロバキア)3R
判定
詳細はコチラ
×イグナシオ・バハモンテス(チリ)
<バンタム級/5分3R>
○カイラー・フィリップス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)3R1分50秒
アナコンダチョーク
詳細はコチラ
×ジェレマイア・ウェルス(米国)
<フェザー級>
○ビリー・クゥアンティロ(米国)3R
判定
×デイモン・ジャクソン(米国)
<フライ級/5分3R>
○コディ・ダーデン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイク・ハードリー(英国)
<146.5ポンド契約/5分3R>
○ショーン・ウッドソン(米国)3R
判定
×デニス・ブズーキア(米国)
<フライ級/5分3R>
○アス・アルマバエフ(カザフスタン)2R3分11秒
RNC
詳細はコチラ
×オーデ・オズボーン(米国)
The post 【UFC ESPN50】試合結果 Music Cityで4年ぶりのUFC。メインでサンドハーゲンがフォントを完封 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50 ギャビン・タッカー ジエゴ・ロピス

【UFC ESPN50】ジエゴ・ロピス。フライングトライアングルから、タッカーの右腕を極める

<フェザー級/5分3R>
ジエゴ・ロピス(ブラジル)
Def.1R1分38秒by 腕ひしぎ腕固め
ギャビン・タッカー(米国)

サウスポーの構えから左の蹴りを見せるタッカー。その左ローがロピスの急所に入り、いきなり試合が中断する。再開後、左オーバーハンドにショートのコンビを放ったロピスは、シングルレッグを仕掛けられると倒されると同時に、跳びつき三角へ。頭を抜きにかかったタッカーの腕をヒジの外側に反らせ、三角を組みなおすと、腹ばいから1回転してマウントへ。その途中で右腕を伸ばされたタッカーはタップをしていた。

「凄く嬉しい。7日前のショートノーティスでここに来た。違うジエゴ・ロピスを見せられたと思う。いつもフィニッシュを狙っている。練習でも試合でも。9年間ブラジルで戦っていないので11月に家族の前で戦い」と勝者は話した。


The post 【UFC ESPN50】ジエゴ・ロピス。フライングトライアングルから、タッカーの右腕を極める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC288 キック ジエゴ・ロピス モフサル・エフロエフ

【UFC288】打撃&TD&柔術。結果的に回転MMAの要所を堰き止めたエフロエフがパウンドでロピスに競り勝つ

<フェザー級/5分5R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

カーフを蹴り合った両者、ロピスが右ストレートをヒットさせる。さらにワンツーフックで前に出てきたエフロエフに右フックを打ち込む。蹴り足を掴まれテイクダウンを許したロピスだが足関節を狙う。足を抜きトップを取ったエフロエフがボディと顔面にパンチを打ち分ける。ロピスは左足をすくいながらハイガードへ。エフロエフはがら空きになった顔面に鉄槌を落とす。

ここで腰を切ったロピスが腕十字へ。右腕が伸びたエフロエフだが、ロピスが攻めを緩めた際に腕を抜くと同時に体を起こしてトップを取る。ノーギ・スパイダーのようなガードワークも駆使するロピスに対し、エフロエフも勢いのあるパンチを打ちつける。肩抜き後転タイプの腕十字を仕掛けるロピス、背中を伸ばして許さないエフロエフを三角クラッチに捕え初回をリードした。

2R、左から右を振るって前に出たエフロエフに対し、ロピスが左フックをヒットさせる。エフロエフも右を返すが、空振りをするとロピスのショートのコンビが待っている。エフロエフはスピニングバックキックを空振り。それでもワンツーを入れて、ラウンドを取り返しにいく。初回と比べ、動きが圧倒的に少なくなったロピスは左フックの相打ち後、右ミドルをキャッチしようとして腹を蹴られる。

残り半分、ワンツーで左フックを入れたロピスを、エフロエフがダブルレッグで倒す。ロピスは簡単に下になり、初回のような仕掛けがない。しっかりと腹、顔面を右で殴るエフロエフが、スイープ狙いでガードのない顔面を何度も殴る。両ワキを差し、懸命にエフロエフを引き寄せるようになったロピスは、動きが少ないままラウンド終了を迎えラウンドを落とした。

最終回、エフロエフのワンツーにショートのコンビを打ち込むロピス。続くステップインには、エフロエフがカウンターを当てる。さらに右を入れたエフロエフが、左ハイ後に右を打ちこむ。エルボーで前に出たエフロエフに、カウンターライトを決めたロピスだが、手数が少ない。エフロエフが組んで左腕を差し、右エルボーを顔面に打ちこむとテイクダウンを決めてパウンドを落とす。スクランブルでバックに回り、ボディロックで落としバックをキープしたエフロエフが、後方からスネを蹴っていく。

エフロエフは左ヒザで顔面を狙うと、正面を向いたロピスにダブルレッグからテイクダウンへ。ロピスはキムラから頭を跨いだが、その頭を抜いたエフロエフが立ち上がりバックへ。ここもキムラクラッチのロピスが、後方に引き込む。体を跨いで防ぐエフロエフ、体を固定させたロピスがヒザ十字に。左足が伸びたエフロエフは10秒以上我慢しタイムアップへ。

初回はロピス、2Rはエフロエフ。最終回は時折りみられるキャッチの評価があればロプスという見方も成り立つが、通常ではエフロエフがモノにしたラウンドだ。結果、3-0でエフロエフが勝利も、ショートノーティスでUFCデビューのロピスも白眉の出来栄えといえる戦いを見せた。

「僕はレスラー。それほど柔術は上手くない。でもコーチは知っている。僕は腕十字でもチョークでもタップはしない。柔軟で安定しているんだ。次? もう少し時間が欲しい。ラマダンが終ってから2週間のこの試合はハードだった」と勝者はしっかりと話した。


The post 【UFC288】打撃&TD&柔術。結果的に回転MMAの要所を堰き止めたエフロエフがパウンドでロピスに競り勝つ first appeared on MMAPLANET.