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LFA MIKE MMA o UFC   ウィリアム・ナイト オーデ・オズボーン カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・ペネ ブラッド・リデル ルーカス・アルメイダ ヴィルナ・ジャンジローバ

6.4『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』の対戦カードを紹介

 6月4日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』のうち当サイトで未紹介だったカードを紹介していきます。


 フェリス・ヘリッグ vs. カロリーナ・コバケビッチの女子ストロー級マッチが大会まで残り1週間で発表されています。

 ヘリッグは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でヴィルナ・ジャンジローバに1Rアームバーで敗れて以来1年10ヶ月ぶりの試合で3連敗中。コバケビッチは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でジェシカ・ペネに1Rアームバーで敗れて以来の試合で5連敗中。両者は2018年4月の『UFC 223: Khabib vs. Iaquinta』で対戦しておりこの時はコバケビッチが判定勝ちしています。


Campeao do Jungle Fight, Lucas Almeida estreia no UFC diante de Mike Trizano(Combate)

Lucas Almeida(Sherdog)

 マイケル・トリザーノ vs. ルーカス・アルメイダのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 トリザーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でハキーム・ドワードに判定負けして以来の試合。アルメイダは現在31歳のブラジル人でMMA戦績13勝1敗。昨年9月の『Dana White's Contender Series 41』でダニエル・ゼルヒューベルに判定負けしたのが唯一の黒星。今回がUFCデビュー戦。


Poliana Botelho vs. Karine Silva, Polyana Viana vs. Tabatha Ricci set for spring UFC events(MMAFighting)

Karine Silva(Sherdog)

 ポリアナ・ボテーリョ vs. カリーニ・シウバの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 ボテーリョは昨年5月の『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でルアナ・カロリーナに判定負けして以来の試合で2連敗中。シウバは現在28歳のブラジル人でMMA戦績14勝4敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でヤン・シフイに2Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Flyweights Ode Osbourne, Zarrukh Adashev Meet At UFC’s June 4 Fight Night(Cageside Press)

 ザルルフ・アダシェフ vs. オーデ・オズボーンのフライ級マッチが行われるとのこと。

 アダシェフは昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でライアン・ベノワに判定勝ちして以来の試合。オズボーンは『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でC.J.ヴァルガラに判定勝ちして以来の試合。


UFC: Negumereanu Out, Askar Mozharov In Against Alonzo Menifield on June 4(Cageside Press)

Askar Mozharov(Sherdog)

 アロンゾ・メニフィールド vs. アスカー・モザロフのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 メニフィールドは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でウィリアム・ナイトに判定負けして以来の試合。モザロフは現在27歳のウクライナ人でMMA戦績19勝12敗。今回がUFCデビュー戦。


Joe Solecki vs. Alex da Silva booked for June 4 UFC Fight Night event(MMAFighting)

 アレックス・ダ・シウバ vs. ジョー・ソレッキのライト級マッチが行われるとのこと。

 シウバは2020年9月の『UFC 253: Adesanya vs. Costa』でブラッド・リデルに判定負けして以来1年10ヶ月ぶりの試合。ソレッキは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジャレッド・ゴードンに判定負けして以来の試合。


UFC Vegas 56 | LFA kampioen Argueta maakt debuut tegen Jackson op 4 juni(Eurosport)

Dan Argueta(Sherdog)

 デイモン・ジャクソン vs. ダニエル・アルグエタのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ジャクソンは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でカムエラ・カークに2R肩固めで勝利して以来の試合で2連勝中。アルグエタは現在28歳のアメリカ人でMMA戦績8勝0敗。今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アレックス・ペレス カムザット・チマエフ カロリーナ・コバケビッチ シェーン・バーゴス ジェシカ・ペネ ジャック・ショア ダニエル・ピネダ チョン・ダウン ティム・エリオット ティーシャ・トーレス デイヴィソン・フィゲイレド ニック・マキシモフ ハファエル・アスンソン ブライアン・オルテガ ブランドン・ロイヴァル マット・シュネル マネル・ケイプ リッキー・シモン リー・ジンリャン

7.16 UFCニューヨーク大会をABCが生中継、大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』/主要カードも発表

7.16『UFC Fight Night 210』のメインイベントはブライアン・オルテガ vs. ヤイール・ロドリゲス(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 UFCが7月16日にニューヨーク州エルモントのUBSセンターで開催する大会のメインカードを全米4大ネットワークのABCが生中継することを発表。大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』になります。ABCの生中継があるのは昨年4月10日の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』以来1年3ヶ月ぶり。

・Featherweight bout: Brian Ortega vs. Yair Rodriguez

・Flyweight bout: Askar Askarov vs. Alex Perez

・Bantamweight bout: Ricky Simon vs. Jack Shore

・Women's Strawweight bout: Michelle Waterson vs. Amanda Lemos

・Featherweight bout: Bill Algeo vs. Billy Quarantillo

・Welterweight bout: Li Jingliang vs. Muslim Salikhov

・Flyweight bout: Matt Schnell vs. Sumudaerji

・Middleweight bout: Dwight Grant vs. Dustin Stoltzfus

・Featherweight bout: Herbert Burns vs. Khusein Askhabov

・Middleweight bout: Punahele Soriano vs. Daicha Lungiambula

・Light Heavyweight bout: Dustin Jacoby vs. Da-un Jung

 以上の対戦カードも正式発表されています。当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。

 アスカー・アスカロフ vs. アレックス・ペレスのフライ級マッチが決定。

 アスカロフは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でカイ・カラ・フランスに判定負けして以来の試合。現在UFCフライ級ランキング3位。ペレスは2020年11月の『UFC 255: Figueiredo vs. Perez』でデイヴィソン・フィゲイレドのフライ級王座に挑戦し1Rギロチンチョークで敗れて以来1年8ヶ月ぶりの試合。昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でマット・シュネルと対戦予定だったものの欠場、昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でアスカー・アスカロフと対戦予定だったもののアスカロフの負傷により中止、昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』で再度マット・シュネル戦が組まれたものの『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』、さらに『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』に延期、前日計量後にシュネルのドクターストップにより中止、『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』で改めて組まれたもののペレスは128ポンドと2ポンドオーバーしたことからシュネルが対戦を拒否し中止となかなか試合ができない状態が続いています。現在UFCフライ級ランキング6位。

 リッキー・シモン vs. ジャック・ショアのバンタム級マッチが決定。

 シモンは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でハファエル・アスンソンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング12位。ショアは3月の『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でティムール・ヴァリエフに判定勝ちして以来の試合で戦績16勝0敗(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCバンタム級ランキング14位。

 ビル・アルジェオ vs. ビリー・クアランティーロのフェザー級マッチが決定。

 アルジェオは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』でジョアンデルソン・ブリトに判定勝ちして以来の試合。クアランティーロは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でシェーン・バーゴスに判定負けして以来の試合。

 リー・ジンリャン vs. ムスリム・サリコフのウェルター級マッチが決定。

 リーは昨年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でカムザット・チマエフに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング13位。サリコフは昨年6月の『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でフランシスコ・トリナルドに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。

 マット・シュネル vs. ス・ムダウジのフライ級マッチが決定。

 シュネルは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でブランドン・ロイヴァルに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合。現在UFCフライ級ランキング9位。ス・ムダウジは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でザルルフ・アダシャフに判定勝ちして以来1年半ぶりの試合で3連勝中。昨年6月の『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』でティム・エリオットと対戦予定でしたが負傷欠場、4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でマネル・ケイプと対戦予定でしたがケイプに禁止薬物の陽性反応が出たことで中止されていました。現在UFCフライ級ランキング12位。

 ドワイト・グラント vs. ダスティン・ストルツフスのミドル級マッチが決定。

 グラントは4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でセルゲイ・ハンドスコに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。ストルツフスは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でジェラルド・マーシャートに3Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で3連敗中。

Khusein Askhabov(Tapology)

 ハーバート・バーンズ vs. フセイン・アスハボフのフェザー級マッチが決定。

 バーンズは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でダニエル・ピネダに2R TKO負けして以来1年11ヶ月ぶりの試合。昨年7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でビリー・クアランティーロと対戦予定でしたが欠場していました。フセイン・アスハボフは現在27歳のロシア人で戦績23勝0敗。昨年8月の『Dana White’s Contender Series』に出場予定でしたがビザ問題で欠場していました。今回がUFCデビュー戦。

 プナヘレ・ソリアーノ vs. ダルチャ・ランジャンブラのミドル級マッチが決定。

 ソリアーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でニック・マキシモフに判定負けして以来の試合で2連敗中。ランジャンブラは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でコディ・ブランデージに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。

 ダスティン・ジャコビー vs. チョン・ダウンのライトヘビー級マッチが決定。

 ジャコビーは3月の『UFC 272: Covington vs. Masvidal』でミハウ・オレキシェイジュクに判定勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで7連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング15位。チョンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケネディ・エンゼチュクウに1R KO勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで14連勝中(UFC戦績4勝0敗1引き分け)。

Jingliang Li faces Muslim Salikhov on July 16th(Asian MMA)

 正式発表されてませんが、ジェシカ・ペネ vs. ブリアナ・フォルティーノ(ブリアナ・ヴァン・ビューレン)の女子ストロー級マッチも確認されています。

 ペネは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でカロリーナ・コバケビッチに1Rアームバーで勝利して以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング14位。フォルティーノは昨年6月の『UFC on ESPN 11: Blaydes vs. Volkov』でティーシャ・トーレスに判定負けして以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング15位。続きを読む・・・
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AJ・マッキー BELLATOR Bellator265 MMA YouTube   アダム・ボリッチ キック ジェイジェイ・ウィルソン ジェシカ・ペネ パトリシオ・フレイレ ブラジリアン柔術 ベラトール ボクシング

【Bellator265】ボリッチ戦へ。”マオリキッド”ジェイジェイ・ウィルソンはグレイシーとノーギ柔道の融合体

【写真】こう見えてノーギワールズ2019の茶帯ライト級で3位になるなど、柔術でも実績を残しているジェイジェイ。アンディ・ムラサキともプロ柔術で対戦経験がある(C)BELLATOR

20日(金・現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴン で開催されるBellator265「Kongo vs Kharitonov 」。

イベント名にあるように同大会のメインは、ヘビー級のチーク・カンゴ✖セルゲイ・ハリトーノフだ。とはいえ、黄昏のヘビー級対決は米国のTV MMAファンの受けは良いかもしれないが、MMAファンであれば絶対的に興味の対象はフェザー級のジェイジェイ・ウィルキンス✖アダム・ボリッチになるに違いない。

ボリッチは既にフェザー級ワールドGPに参戦し、準々決勝で敗れたものの破壊力十分の打撃でAJ・マッキーJr時代のベラトール・フェザー級戦線で中軸を担うことが期待されている。

対してウィルソンは、MMAキャリア8勝で日本での知名度も正直高くない。しかし4月には同じくフェザー級ワールドGP出場者で、準々決勝でパトリシオ・フレイレの持つ世界王座に挑戦しているペドロ・カルバーリョを圧倒して、2R0分53秒でTKO勝ちを収めると、一気に注目されるようになった。

マオリ・キッドの異名を持つキウイMMAファイターに初インタビューを行うと、その格闘技キャリアは現代MMAを戦う新鋭とは思えない意外な要素が散りばめられていた。


──20日にアダム・ボリッチと対戦しますが、調子はいかがですか。

「これまで以上にやる気だよ。凄くエキサイティングな試合だし、皆をちょっと驚かせてやろうと思っている」

──MMAデビュー以来3年間で8連勝、負け無しで注目度がアップしているジェイジェイはマオリ・キッドの異名を持ち、ニュージーランド人ということですが、MMA戦績は全て米国で挙げたモノです。

「僕はニュージーランドで生まれ育ち、3年前から米国のサンディエゴに住むようになったんだ」

──だからMMAの試合は全て、米国で戦っているのですね。

「もともとMMAを始めたのはニュージーランドだよ。15歳の時に……えぇと、僕は言ってみれば問題児だった。悪ガキ仲間がポリスともめて、そのポリスの署長の勧めでジムで練習をするようになったんだ。そいつがちょっとしたフードを買って『一緒にジムに行くなら、金は要らない』って言うんだよ。ついていくとブラジリアン柔術のクラスだった。その1回の誘いで、僕は柔術は夢中になったんだ。

初日はビギナー柔術クラスで、凄く楽しかった。でも次の日はアドバンスド柔術クラスだったから、ジムの皆が『明日は来ない方が良い』と言ってきたんだ。うるせぇよと思って言うことは聞かなかった(笑)。以来、ジムを離れたことはない」

──アハハハハ。

「当時、僕はホームレスで住むところもなかったんだけど、7~8カ月と休むことなく練習を続けて、ジムで寝泊まりすることを許されるようになったんだ。それから3年ぐらいジムで寝起きしていたんだ」

──なんと、軽く振り返っていますが、なかなかタフな10代を過ごしていますね。ただ練習していたのは、柔術であってMMAではなかったのですか。

「ニュージーランドはキックボクシングの強豪国だ。15歳で柔術を始めて、16歳でキックの練習をするようになったよ。その2週間後にはもう試合に出ていた(笑)。柔術も続けていたし、キックに続いてレスリングの練習もするようになり、MMAを戦うようになったんだよ。全てニュージーランド・トップチームで、トレーニングしていたよ」

──では米国で移ったのは、MMAを戦うためですか。

「ノー。柔術の世界チャンピオンになるためさ。そのために僕はカリフォルニアに移り住んだんだ」

──柔術でムンジアル王者を!!

「ニュージーランドの柔術も成長しているけど、レベルは高くなかった。対して、ここカリフォルニアの柔術は最高レベルにある。今でもブラジルよりも上だと思う。サンディエゴではアリアンシ・サンディエゴのジョニー・ファリアに、本当に色々なことを学んだ」

──ジョニー・ファイア……ジョアオ・ファリアですね。競技柔術で世界チャンピオンを目指すということは、ダブルガードや50/50ゲーム、MMAとは違う寝技を磨くためにカリフォルニアに移ったと。

「そうだよ。デラヒーバ、ベリンボロ、リバースデラヒーバ、50/50を使うゲームが大好きだった。ニュージーランドでも数多くのアマチュアMMAで戦っていたし、IMMAFの世界大会にも出場しているけど、黒帯でワールドチャンピオンになるには、モダン柔術の修得は必須だし、全てを習得しようと練習に励んでいた。

そんな時にまたMMAで戦う機会が巡って来て、オールドスクール柔術を習うことになったんだ。トップ重視、相手を殴ることができるポジション、そして下になって殴られないガードワークをね。

ベリンボロはアメージングな技術だよ。ベリンボロからバックを取って、相手をフィニッシュできれば最高さ。でもMMAでそれは無理だ。MMAを戦うようになって、ファンダメンタル柔術の技術を習得することになったんだ」

──Vale Tudoに通じる柔術を今のアリアンシで学ぶことはできたのでしょうか。

「ジョニー・ファリアは、もともとフラヴィオ・ベーリンギの黒帯だよ」

──フラヴィオはエリオ・グレイシーの高弟です。

「そう。だからジョニーはグレイシー柔術の黒帯なんだ。グレイシー・ウマイタ系の道場を初めてサンディエゴに開いたのが、ジョニーだ。その後、ウマイタと決別してファービオ・サントスからジャカレ・カバウカンチと繋がって、アリアンシになったけど。

彼のファンダメンタル柔術は、今も凄く機能的でMMAにもの凄く適している。ジョニーはそういう柔術のマスターなんだ、8歳の時から練習してきたんだから」

──それは興味深いです。とはいえ、どれだけ柔術の基本を学んでも、今のMMAは打撃とレスリングが非常に大きな要素になっています。サンディエゴは多くのMMAのジムもありますが、MMAのトレーニングはどこで行っているのですか。

「全ての柔術の練習はアリアンシで行っている。そしてレスリングはジャスティン・フローレスに指導を受けているよ」

──ジャスティン・フローレスはロンダ・ラウジーの柔道コーチだった人物では?

「その通りだよ。ジャスティンは柔道の全米王者に3度なっていて、米国ナショナル・チームのヘッドコーチだったけど、実はレスリングでもネブラスカ大出身のD1レスラーでもあるんだ。そしてMMAではロンダだけでなく、キャット・ジンガーノ、ドミニク・クルーズ、ジェシカ・ペネの指導もしているよ」

──そうなのですか!! ジェイジェイのMMAキャリアは、興味深い話ばかりですね。

「アハハハハ。ジャスティンとは、もう3年ほどずっと練習してきた。彼との練習で、今やD1レスラーをテイクダウンできるようになったよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator265対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ボリッチ(ハンガリー)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
ダンテ・シーロ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケルヴィン・ティラー(米国)
モルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー(ブラジル)
テイラー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ブライス・ローガン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
ベン・シモンズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドーン・ジョンソン(米国)
ディヴェン・フィッシャー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー(米国)
ケヴィン・チルズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
コーリー・モーゲンバーグ(米国)

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MMA UFC UFC265 カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・ペネ

【UFC265】見事な腕十字。ジェシカ・ペネがコバケビッチから初回一本勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ(米国)
Def.1R4分32秒by 腕十字
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)

間合いを取りながらのファイトで、距離が近づくとパンチをまとめる両者。蹴り足をキャッチされガードを取ったペネはハーフガードから、アンダーフックでスイープを決める。コバケビッチはクローズドガードを取り、ペネがエルボーを落とす。下からコバケビッチもヒジを見せ、立ち上がったペネが足を捌いてパスを狙う。蹴り上げをパウンドの攻防のなかでコバケビッチは外掛けでヒールを狙う。

体を反転させ足を抜いたペネはマウント並行し、コバケビッチのロールに腕十字を仕掛ける。右腕を取られたコバケビッチはケージを蹴って、頭を跨ごうとする。さらに腹ばいになり、立ち上がるとスラムへ。ペネはスイープで上を取り直し、もう一度セットアップしなおすと仰向けにされたコバケビッチの右腕が伸び、勝負は決まった。

涙で言葉にならなかった勝者は「ここにまた来られて本当に嬉しい。戻ってこられると思っていなかったから。私はグランドが好き、でも誰も私を寝技はしたがらないから凄くエキサイトした。すぐにも戻ってきたい」と話した。


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