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LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC RYO TSUNE UFC UFC ESPN36   アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ジェイク・ハードリー チャールズ・ジョンソン ムハマド・モカエフ ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎 松根良太

【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太に訊くUFC初勝利─03─「今、MMAが凄く楽しい」(平良)

【写真】平良が沖縄に戻った日にTheパラエストラ沖縄で練習していた面々と。向かって右が彼をパラエストラ沖縄にいざなったお兄さんの龍一さんだ (C)RYOTA MATSUNE

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、UFCデビュー戦で勝利した平良達郎と師匠=松根良太の対談、最終回。

UFC初陣を勝利を終え、師弟は今後をどのように考え──実力査定を済ませたのか。その自信のほどと尋ねた。

<平良達郎&松根良太対談Part.02はコチラから>


──あの健気さは受けると思います。やはり米国人には英語で話しかけないと。それにしても平良選手は、米国では高校生に間違われたりしないですか。

松根 色々なファイターに『何歳なの? 若すぎるだろ』とは言われました(笑)。

平良 22歳なんですけど……。

──あのメッセージの反応の方は?

平良 それは分からないですけど、会場では写真を撮ってと言われたり、SNSでの受けが凄いです。フォロワーがそもそも7000人ぐらいだったのが、外国の人のアカウントが一気に2万人ぐらい増えて。

──会場でもモテモテだったのではないですか。

平良 それなかったです(笑)。

松根 ファイトナイトなので。A-PEXでお客さんも少ないですし。PPVショーになれば(笑)。

平良 成田に着いた時に検査の手伝いをしていた外国人の人に「あなた、NARUTO(─ナルト─)好きね。知ってるよ。私も好きだし」って言われて。

──おおUFC出場効果ですか!!

平良 自分もUFCでNARUTOのアピールをしていたので、「UFC、視てくれたんだ」って伝えると、「? 携帯の待ち受けがNARUTOね」って。

──……。吉本ならズッコケていますよ。がっかりネタじゃないですか(笑)。

平良&松根 アハハハハ。

──とにかく最初のミッションはクリアしました。同時にカーロス・キャンデラリオやヴィクター・アルタミラノはUFCでも一番下のクラスです。これからどんどん対戦相手も強くなっていくでしょう。実際、同じくフライ級でデビュー戦だったジェイク・ハードリーはメインカードで戦い、しかもアラン・ナシメントに完敗を喫しました。ウェルラウンディット時代に下を取って、あそこまで強い選手が特に目立つことなく活動している。改めてUFCの奥深さを感じた次第です。

松根 ナシメントが計量の時から、凄く大きくて。ハードリーより達郎の方が大きくて。あのナシメントのサイズが、UFCフライ級の体格なんだろうと。試合でもナシメントがハードリーを上手くコントールしていました。ハードリーも良いところがあったのですが、全般的にナシメントの方が上回っていましたね。あのレベルは……高いです。

達郎に関しては段階を踏んでいきたいとは思ってはいるのですが、僕の中では今、ハードリーやナシメントとやっても達郎は競りてる自信があるとは思っています。

──おお、平良選手……スミマセン。いつも心配が先だって相手を大きく見て、過小評価をしてしまって。

平良 大丈夫です。僕もそうなので(笑)。

松根 とはいえランキングの上位に入って来る選手と戦うと、そうはいかないです。ただイリディアムのジェイソン・ハウス代表が凄く丁寧に考えてくれている方なので、『早急にステップアップさせるのではなくて、段階を踏ませたい』という意見なんです。だからUFCと直接交渉する彼の判断と手腕を信じて、オファーのあった相手と戦っていきます。

僕と達郎が試合を断ることはないので、届いたオファーはその都度飲んでやっていきたいです。そういう意味でもジェイソン・ハウスと出会えたことは、凄く大きいですね。

──1月のラスベガス行きからノンストップでやってきました。少し休息して、次への英気を養ってください。

平良 ありがとうございます。北海道に旅行に行くことは決まっているのですが、今、MMAが凄く楽しくて。試合が終わってか、北海道に旅行に行きたいということ以外は『次はどこを強化しようか』ってことばかり考えちゃうんです。アレもやりたい、これもやりたい。ここで練習したいとかばっかりで。

UFCと契約してからMMAが本当に楽しくて。次の試合までに、自分にしか分からない進化ってあると思うので、どんな相手が来ても自信を持って戦えるように強くなっていきたいです。

──UFCで1試合戦って、自分の位置を確認したいと試合前に言っていました。キャンデラリオ戦を終えて、UFCでやっていける手応えが掴めましたか。

平良 キャンデラリオに負けたら、どうしようという不安はありました。自分の力がそれだけしかなかったら、これからどうなるんだと。相手の力は戦ってみないと分からないので、そういう不安は相当ありました。

でも実際に戦ってみて、この局面は負けたとか怖かったということが特になかったです。ただし強化しないといけないポイントは、言いだしたらキリがないほど存在しています。UFCの上の選手を見て……いえ、上の選手じゃないですね。新しくサインをしたジェイク・ハードリーさんとか、ムハマド・モカエフとかに勝てるかと言ったら、自分も自信がないので。ただ、そういう選手と戦っていきたいという気持ちが強いです。新世代ということじゃないんですけど、僕と同じ時期にUFCと契約した選手たちと。

彼らとの潰し合いに加わりたいので、そういう試合が組まれるよう強化しようと思います」

──ハードリーにモカエフ、モカエフは6戦目でUFCデビューを果たし──勝手ながらMMAPLANETでは英国の平良達郎と呼ばせてもらっています(笑)。

平良 モカエフはジェイクさんより強いと思います。

──7月23日にモカエフはUFC第2戦で、LFAフライ級王者のチャールズ・ジョンソンと戦います。凄く楽しみな一戦です。

平良 モカエフが絶対に勝つと思います。ジョンソンのLFAの試合も視ましたけど……。

──なるほど、興味深い発言です。あとキャンデラリオ戦のパウンドとエルボー、久しぶりに荒々しい平良選手が見られたかと感じました。あの辺りもUFCで戦っていくことでリフレッシュした部分と、気合の入り方が違ってきたのかと。

平良 パウンドって思ったより疲れるなって……改めて思いました。思い出した感じですね(笑)。パウンドの練習もやらないとダメですね。

松根 平良達郎個人のことでいえば、これが第一歩です。UFCのベルトを獲るには、あと6連勝か7連勝が必要です。その途中で躓くことがあるかもしれないですが、これからの10試合でUFCのベルトに手を届かせたいです。ただし、簡単な道ではないです。それでも夢は口に出してこそ、叶うモノだと思っています。

平良達郎とはしっかりとUFCのベルトを目指し、これからも二人三脚で戦っていくのでファンの皆さんにも見守って欲しいです。同時に平良に皆さんの夢を乗っけて、期待してほしいですね。Road to UFCでもUFCという最高峰を夢見る選手たちが出場しますが、達郎も皆と共に日本の強さを知らしめていきたいです。

──押忍。とにもかくにも平良選手の勝利で、日本のファンが喜んだ。これは本当に良かったです。そんなファンの皆さんに改めて、感謝の気持ちをお願いします。

平良 日本からたくさんの応援があって、本当に嬉しかったです。僕がUFCと契約してからの周囲の盛り上がり方は、断トツで過去一番でした。応援してくれている皆の気持ち、期待が感じられたことが、最高のモチベーションになりました。また次の試合も、皆に喜んでもらいたいので──絶対に勝ちます。応援、ありがとうございました。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN36 アラン・ナシメント ジェイク・ハードリー

【UFC ESPN36】ルーキーにオクタゴンは甘くない。ナシメントがハードリーを組みと寝技で完封

<フライ級/5分3R>
アラン・ナシメント(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェイク・ハードリー(英国)

サウスポーのハードリーに右ミドルハイをナシメントが見せる。前蹴り、ローを繰り出すナシメントは、ハードリーの左の蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪う。ハードリーはゴゴプラッタからオモプラッタでスイープ。ナシメントはカウンターのヒールへ。ヒザを畳んで防いだハードリーに対し、ナシメントが下から鉄槌で殴っていく。ここから腹ばいになって足を取り続けるナシメントが、前転して外掛けストレートフットロックからロールしてスイープに成功する。

見事な動きを見せたナシメントは、足を抜きに掛かり左のパンチを落とす。クローズドガードを取ったハードリーは望まない試合展開となっているか。ナシメントは左足をぬき掛かると、潜りを通して枕でプレッシャーを掛け、最後にハードリーがシングルに出たが時間に。ナシメントのラウンドとなった。

2R、跳びヒザ、前蹴り、右ローから右ハイと蹴り技を多用するナシメントは、ケージを背負うとダブルレッグを決める。ゴゴプラッタを潰されたハードリーはヒップエスケープからスクランブルを伺うが、ナシメントが許さない。ボディにヒザを入れ、スクランブルではバック奪取を狙うナシメントの動きに、ハードリーはガードを強いられる。

ナシメントが左足を抜き、Zハーフを潰して上体を固めにかかる。ハードリーは左腕を差してスイープ狙いに反応される。バタフライガードから煽りにも、しっかりとしたポスチャーで抑えるナシメントのペースで試合が進む。ついに背中を譲って立ち上がったハードリーが、胸をわせてポジションを入れ替えたが──残り20秒を切っており、反撃はないばかりか逆に押し込み返されてしまった。

最終回、右ジャブを伸ばし前にでたハードリーは、テイクダウン狙いにマルセロチンをセットしていく。引き込んだ防いだナシメントは、潜りからレッスルアップを狙いつつ、足関&スイープへ。肩を固めて防御したハードリーが、半身のナシメントの上体を起こしバックを伺う。ナシメントが前方に落とし、シングルにはダースチョークの態勢に入る。

腹ばいからスクランブル狙いのハードリーだが、シングルをがぶったナシメントがアンクルピックにも足を抜いて試合がスタンドに戻る。続くナシメントのダブルに、またもマルセロチンに入ったハードリーは、引き込まれてもクラッチを解かない。しかし、窮屈な姿勢でスイープを許し、頭を抜いたナシメントが左のパンチを落とす。

ナシメントは上を取ったままタイムアップを迎え、フルマークの判定勝ちを収めた。試合前のインタビューでガードを取るスタイルを10年前と評したハードリーだが、その寝技の強さの前に敗れた……。


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BELLATOR Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN36 アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ケイトリン・チューケイギアン ジェイク・ハードリー デイヴィー・グラント ベラトール マニュエル・トーレス ミッチ・ラポーソ ムハマド・モカエフ ヴィルナ・ジャンジローバ 修斗 平良達郎 海外

【UFC ESPN36】平良と同日デビュー、ジェイク・ハードリー「ダナが間違ってなかったことを証明する」

【写真】戦績8勝0敗、25歳ながら驚くほどUFCデビュー前でも落ち着き払っていた(C)Zuffa/UFC

14日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、ジェイク・ハードリーがアラン・ナシメントとUFC初陣を戦う。

奇しくも平良達郎と同日デビューを戦う英国のフライ級ファイターは戦績8勝0敗と平良よりも実戦経験が少ない。それでいて南アフリカのEFCワールドワイドとCage Warriorsでフライ級王者になり、Bellatorも経験──コンテンダーシリーズを経てUFCに辿り着いた。

豪州のHEX FSと修斗でチャンピオンになる間に、ONEで1勝を挙げているようなキャリアの積み方だ。自身のキャリアアップ方法からくる自分への信頼感の強さは半端ない。今後、平良と拳をかわす可能性も十分にあるハードリーに初インタビューを試みた。


──土曜日にアラン・ナシメントと戦うジェイク(※取材は5月11日に行われた)、本来3月の母国ロンドン大会で迎える予定だったUFCデビュー戦がいよいよ実現しますね。

「確かにロンドンでデビューできなかったことは残念だったけど、あの時の体調では減量をやり切ることはできなかった。ベストの状態で戦うためには致し方ないし、その分今回の試合に向けてはしっかりと調整してきたから自信を持って戦うことができるよ。

それにベガスはコンテンダーシリーズの時にやってきて、PIは慣れ親しんだ環境だ。コンテンダーシリーズの時と、同じように調整できているしベガスはまるで第2のホームのようだよ」

──そのコンテンダーシリーズですが、試合は2RでRNCを極めてミッチ・ラポーソを破りましたが、計量失敗でした。北米MMAは日本とは違い、計量に失敗してもファイトマネーの一部を対戦相手に譲渡し、キャッチウェイト戦で実施されれば良いという空気があります。ただし、コンテンダーシリーズは一発勝負のトライアウト大会です。計量失敗はUFCとの契約に向けて、相当にネガティブな印象を与えたかと感じました。

「あの時はとんでもないことをしでかしたと、本当に落ち込んだよ。試合は一方的に勝てた。でも、指摘された通り計量で失敗していたから契約することは諦めていた。でも、パフォーマンスを評価されたのか、ダナ・ホワイトは僕を選んでくれたんだ。

人生の逆転劇のように感じた。夢が実現したんだ。人生の大半をUFCファイターになるために費やしてきたから、本当に嬉しかったよ。あれ以上にハッピーなことは人生で起こっていない」

──ところでジェイクは英国のローカルショーから4戦目に南アフリカのFECワールドワイドに遠征して、現地のトップファイターであるズールを破り同プロモーションのフライ級王座を獲得しています。母国でなく海外のプロモーションをステップアップの場としたのはなぜですか。

「あの時、英国で対戦相手が見つからなかったんだ。国内ナンバーワンのCAGE WARRIORSで戦う機会を伺っていたけど、難しかった。だからアフリカ最大のMMAプロモーションであるEFCにアプローチを掛けたんだ。そうするとフライ級チャンピオンのズールに挑戦できる機会を得た。

向うはEFCのトップでTUFベテラン、こっちはプロ4戦目だ。舐められていたと思う」

──リスキーだとは考えていなかったですか。

「試合機会に全く恵まれていなかったから、戦うしかない。勝てば良いことだから。相手のホームタウンで戦うことは、まぁ判定では不利になることは多いよね。でも、自分の力に自信があった。考えると、今回のベガスでの試合はあれ以来の遠征になるよ。あっ、国外での試合はアイルランドもあったね」

──Bellatorのダブリン大会ですね。あのときは世界で2番目のプロモーションと複数契約を結ぶことはなかったのですね。

「Bellatorにはフライ級王座が認定されていないからね」

──あっ、そうでした。失礼しました。

「だから1試合契約で戦った。でもファイトマネーはそれまでのような200や300ポンドと違い良い条件で試合ができた。そしてブレイン・オドリスコールにRNCで勝ちを収め、バンタム級での契約の話がきたんだ。でも、Cage Warriorsからフライ級でのオファーがあったから、そっちを選んだんだよ」

──結果、2戦目でフライ級王者となりコンテンダーシリーズ出場、ついにUFCデビューです。対戦相手アラン・ナシメントの印象を教えてください。

「スピードがあって、柔術や打撃が良い選手だ。レスリングもできて、どの場所でも戦えるね。強い相手にもスプリットで負けだし、タフな良い対戦相手だよ」

──ウランベコフ戦はスプリットで負けましたが、ナシメントが勝っているようにも見えた接戦でした。アームロックかスイープ、フットロックからリバーサル、腕十字からもフラワースイープを決めるなど関節技とリバーサルのコンビネーションが光っていました。

「その通りだ。でも、ジャッジはガードからのコントロールを評価しなかったね。UFCや米国ではああいう風にガードから攻める選手が本当に少なくなった。10年前ならもっとジャッジが理解を示し、勝っていたかもしれないけど。ただ極め切れなかったし、攻撃に転じるまでの時間は膠着気味のファイトで、試合を動かしていなかった。ならスコアでは勝てないよ。ガードポジションを取り過ぎていた。ただ、あのガードゲームは危険だし、十分に注意を払うよ。

それでも立ち技、レスリングは当然として、グラウンドでも僕にアドバンテージがある。それに彼は僕をテイクダウンすることはできないよ。柔術では良いけど、下になれば僕はエルボーも打てるし、まぁ問題ないだろう。しっかり勝って、ダナ・ホワイトがコンテンダーシリーズで下した判断が間違っていなかったことを証明するよ」

──平良達郎選手の契約で、UFCフライ級戦線が日本のファンから注目されています。ところで同じ英国籍を持つムハマド・モカエフについて、どのような印象を持っていますか。

「気にしていないよ。ちょっとUFCとの契約は早いだろう。あのキッドがデビュー戦で戦ったコディー・ダーデンは僕が思うにUFCフライ級で最弱の選手だ。モカエフは僕のように十分な実績を残さずUFCとサインした。僕はEFCフライ級王者になり、ベラトールで勝ち、Cage Warriorsフライ級王者になりながら、コンテンダーシリーズを戦ってUFCに来たんだ。あのキッドと比較されたくはないよ」

──なるほどぉ。では平良達郎選手のことは認識していますか。

「正直、余り知らない。PIで見たけど、本当に若いね。でも10勝0敗なんだから、良い選手なんだろうね。これからしっかりと見させてもらうよ」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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【UFC ESPN36】計量終了 仕切り直しの平良達郎のオクタゴン初陣。キャンデラリオが再計量で何とかパス

【写真】キャンデラリオの目の周囲は、健常者のソレではないように見えるほど。どこまでリカバリーできるのか(C)Zuffa/UFC

13日(金・現地時間)、14日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」の計量が行われた。

2週間前に試合開始の3時間前に、対戦相手カーロス・キャンデラリオの体調不良でUFCデビュー戦の2週間のスライドが決まった平良達郎は問題なく125ポンドで計量をクリアした。


しかし、対戦相手のキャンデラリオは本計量で127ポンド、下着を脱いでボックスのなかで測り直しても126.5ポンドで、フェイスオフ後に再計量を強いられた。

ステージからスケールが取り払われ、フェイスオフ後に再計量に臨んだキャンデラリオは126ポンドと辛くもクリアし、平良のUFCデビュー戦はキャッチウェイト戦とはならなかった。

とはいえ、2週間前に体調不良で欠場したキャンデラリオは、この減量で相当に疲弊している様子で──願望を込めて平良のオクタゴン初勝利に有利な状態になっているように思われる。

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN36計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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DWCS S05 EP07 MMA UFC クリスチャン・ロドリゲス ジェイク・ハードリー ビチェスラブ・ボルシェフ マルティン・ブダイ

【DWCS S05 Ep07】勝者ロドリゲス、計量失敗&25歳という理由でサインなし。ジェイク・ハードリーは??

<137ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
レイジェス・コーテズ(米国)

この試合もロドリゲスが、計量をミスしキャッチウェイト戦に。実妹トレイシーに続き、UFC初の兄妹ファイターを目指すコーテズ。まずワンツーでボディを殴るコーテズは、ステップインからの接近戦でパンチを交換する。ヒザに右を合わせたロドリゲスが左フック、さらに跳びヒザを狙う。そのタイミングで組みついたコーテズが、ケージにロドリゲスを押し込む。ロドリゲスは肩パンチ、コーテズがヒザをボディに入れる。右エルボーを当て、ワキを潜ってバックに回ったコーテズは、正対してウィザーのロドリゲスをケージに押し込む時間が続く。

ダブルアンダーフックもテイクダウンを奪えないコーテズは、エルボーを受けて離れる。ロドリゲスは右を当て、左ジャブもヒットさせる。コーテズの右アッパーに左右のフックを返したロドリゲスが、ダブルレッグを切る。コーテズは近い距離でパンチを受けながら、組みに行くがテイクダウンは奪えず鼻血が目立って来る。ヒザを入れ、組まれても離れるロドリゲスが左ボディ、シングルを切ってバックエルボーを繰り出す。

ジャブの差し合いから、右の同士討ち。ハイへのテイクダウン狙いを切られたコーテズは再びボディを打たれ印象点を譲った。

2R、ワンツーをヒットさせたロドリゲスに対し、細かいパンチを返したコーテズがヒザのタイミングで組んでいく。テイクダウンを許さず離れたロドリゲスは、口が開くコーテズにワンツーも、右の空振りに組みつかれる。ヒザを蹴り合い、離れるとコーテズがショートのワンツーを打っていく。ドッグファイトを嫌がったか、離れたロドリゲスは左右のフックやヒザを受けそうになる。

ここから前に出たロドリゲスが左フックも、コーテズが組んでケージへ押し込む。直ぐに離れたロドリゲスはダブルレッグを切って、ヒザ蹴りからパンチも動きは落ちている。クリンチで肩を打ちつけるロドリゲスも、かなり削られてきたようだ。コーテズは離れワンツーも、ヒザを受け、左の相打ちでもロドリゲスが優勢だ。ワンツーに組んだコーテズだったが、ここもテイクダウンを奪えずヒザと肩パンチを貰って時間となった。

最終回、ワンツーの打ち合いから、ダブルレッグもスプロールされたコーテズは、動きが単調だ。ロドリゲスはワンツーからスリーを打っていくが、その3つ目で体が流れ組んだコーテズがバックに回りテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったロドリゲスが胸を合わせると、離れたコーテズはワンツー右を被弾する。

ボディにワンツーを返したコーテズは、左で殴られダブルレッグを切られる。ケージに押し込まれたロドリゲスは離れるが、直ぐにクリンチとなり肩パンチを突き上げる。両者、動きに切れがなく、特に動きが落ちたロドリゲスはまたもダブルレッグからバックを許す。前転して引き込み、スクランブルのロドリゲス。コーテズもケージに押し込むことができず、離れてジャブを打たれる。

一進一退の精神戦、最後の10秒は粗いパンチの打ち合いからコーテズがダブルレッグへ。時間まで懸命に戦った両者、タイムアップとともにダナ・ホワイト詣で──もUFCレベルの攻防とはならなかった。

結果、フルマークでロドリゲスが判定勝ち、6連勝を達成したが──ダナ・ホワイトはビチェスラブ・ボルシェフ、ジェイク・ハードリー、マルティン・ブダイと並んで彼を合格とはしなかった。

ロドリゲスが計量をパスしていれば、話は違っていたというダナ。「まだ25歳、ピークはこれから来る」と言っているが、同じくハードリーは体重オーバーを指摘されたものの、その才能を認められサインとなった。そしてハードリーも25歳。全くつじつまが合わないが、いってみればUFCは一企業──MMAというスポーツを司っている公益性のある団体ではない。

さらにいえば米国のコミッションは興行の公平性を管理する営利団体であって、スポーツ性を重視する司法機関でないことは明白だ。UFCにスポーツとしての公平性はない。ただし、MMAの最高峰である事実に変りなく、市場性、タイミング、ファイトスタイル、何がUFCで求められているかを理解してうえで、選手はここを目指さないといけない。根底にあるのは、強さ。そこに一遍の曇りもないだけに、さらに険しい頂きに感じられる。


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DWCS S05 EP07 MMA UFC ジェイク・ハードリー ミッチ・ラポーソ

【DWCS S05 Ep07】ジェイク・ハードリー、RNCでラポーソに快勝も計量失敗──契約はどうなるか……

<127ポンド契約/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
Def.2R3分11秒by RNC
ミッチ・ラポーソ(米国)

体重を1ポンド落としきれなかったハードリー。とにかく良いパフォーマンスを見せるしかない状況で、左ミドルから左ストレートを伸ばす。ラポーゾも左に回りながらジャブを伸ばし、左フックを打っていく。ハードリーはワンツーでボディを打ち、左ストレートへ。ラポーソがダックアンダーからダブルレッグを決める。ハードリーはミッションコントロールからオモプラッタ、さらにゴゴプラッタに移行する。ラポーソは腕を抜くと、ハードリーは腕十字に切り替えるが、ラポーソが力強い鉄槌を落とす。

潜ろうとしたハードリーは頭部を殴られ、スクランブルに切り替える。打撃の間合いになると左ミドルを蹴ったハードリーが、左ボディフックを打ち込む。近い距離のパンチの交換から、ハードリーはカーフへ。ラポーソもサウスポーから左ロー、左ストレートを伸ばす。右ジャブ、左ボディを入れるハードリーは、ヒジを使って防御し右ジャブを打ち込む。残り30秒でラポーソがダブルレッグで2度目のテイクダウンに成功する。耐えずに下になったハードリーは、そのまま時間を迎えた。

2R、左ボディを入れたハードリー。ラポーソは左オーバーハンドも届かない。左ストレートのハードリーはラポーソのローシングルを切る。ハードリーはジャブを当て、左ミドルを蹴りぬく。直後にダブルレッグを決める。後方で腕を取られたラポーソが、スクランブル狙いもバックを許し両足をフックされる。

ボディトライアングル、立ち上がろうとしたラポーソは下を向いて手をつくミスを犯す。アゴの上から絞めつけたハードリーはRNCでタップを奪った直後に、ダナ・ホワイトの前へ行き体重を落とせなかったことを謝罪した。

「バックコントロールは僕のエリア。体重を落とせなかったのは初めてなんだ。UFCだったら5万ドルのボーナスだよね。いや、冗談だよ。UFCで戦うことは僕の夢なんだ。ホントにチャンスを与えてほしい」と快勝も体重オーバーが影響を与えているような勝利者インタビューだった。


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【DWCS S05 Ep07】コンテンダーシリーズ第7週、注目は南ア&英国のフライ級王者ジェイク・ハードリー

【写真】ハードリーでコンテンダーシリーズ出場が必要とは、UFCは登山口までもが高くなっている (C)CAGE WARRIORS

12日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Contender Series2021の第7週が開催される。

敗者も契約するなど、激闘続きで実のところフィニッシュ率が低下気味だったコンテンダーシリーズ2021年、前週でようやく5試合中4試合が判定に持ち込まれず、ダナ・ホワイトも引き続き4人の勝者とサインをしている。


今年のコンテンダーシリーズの特徴はより国際化が進んでいること、それでもビザ取得問題などがあり、今週じゃ10人の出場選手中半数の5選手が海外からの出場となる。また上海シリーズが予定されていたことで、アジア太平洋の選手たちが割を食った形になっているが、5人の中国人選手が今シーズンに滑り込み出場となり、こんしゅうにはシェ・ビンが出場予定だったが、リスケされている。

コンテンダーシリーズ、第7週の注目は英国人フライ級ファイターのジェイク・ハードリーだ。ハードリーは南アフリカのEFCでンカジムロ・ズルを破りフライ級王者に輝くと、Bellatorのアイルランド大会のプレリミで、現在はBRAVE CFで活躍するブレイン・オドリスコールをRNCで下すと昨年12月に英国ドメスティックMMAの頂点といえるCage Warriorsフライ王座に就いている。

サウスポーで鋭い右ジャブを伸ばし、左はレバーブローでKOできる技術を持つ。接近戦を得意としているためにパンチを被弾することもあるが、中間距離で左ミドル、より近づくとヒザ蹴り及びTDというゼロ距離での武器も有している。

TDに関しては打撃のサウスポー=右手前、レスリングではオーソで戦えるため、打撃からのラグがなく、ダックアンダー&バック奪取にも長けておりハードリーは、そこからの極めもあるだけに相当に完成度が高いファイターとして認識して良いだろう。

対するミッチ・ラポーソは米国アマMMAで二冠に輝き、プロでも5連勝中だが──先のTUF29ではアレックス・ヴォルカノフスキーの選択1位でありながら、初戦敗退しておりシーズン全体のレベルを考えても、大陸を跨いで在野のトッププロモーションでベルトを巻いてきたハードリーを相手にするには荷が重いか。ある意味、戻ってきたTUFの真価が問われる一戦でもある。

メインのバンタム級=ジュニア・コーテズ✖クリスチャン・ロドリゲスのマッチアップは、共にLFAから他プロモーションへ転じたファイターがUFCとの契約を賭けて相対する。コーテズはCombate Global、ロドリゲスはCAGE FURY FCを経てコンテンダーシリーズで戦う機会を得た。

(C)SCOTT HIRANO/COMBATE GLOBAL

スイッチヒッター、アグレッシブなストライカー風でありながら、実際は距離を遠目でカーフを蹴るコーテズは、MMAグローブでブロッキングで顔を守る。近距離ではエルボーやヒザも武器にしている。

他方、ロドリゲスは蹴りも使ボクサーでテイクダウンディフェンスやケージレスリングはお手のもの──と、両者揃って今時の北米MMAファイターで、フィニッシュ率が高い。デビュー直後から、全局面で戦うことが身についているが、コーテズは5勝1敗でロドリゲスが5勝0敗──対戦相手が強くなるなかで、どこまでこのフィニッシュ力を維持できるか。オクタゴンのレギュラーになるための一里塚が、今回の一戦となる。

■視聴方法(予定)
10月13日(水・日本時間)、午前9時~UFC FIGHT PASS

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ジュニア・コーテズ(米国)
クリスチャン・ロドリゲス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ロレンゾ・フード(米国)
マルティン・ブダイ(スロバキア)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
ミッチ・ラポーソ(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<女子ストロー級/5分3R>
キャスリン・パブロツキ(米国)
マリア・シウバ(ブラジル)

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