【写真】ウレーニャの左胸のハングルは、テコンドー。つまりはテコンドーベースということか(C)LFA
8日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナファイナンシャル・シアターでLFA196「Tanner vs Urena」が開催される。8月に松嶋こよみ&上久保周哉とサイン(※1月大会参戦を念頭に、現在もビザ取得過程にある)したようにLFAはフィーダーショーでありながら、常にグローバル化を目指している。
Text by Manabu Takashima
今大会もメインカード7試合だけで、6カ国のファイターが戦う。ブラジル大会も実施しており、MMA王国からの出場はレギュラーといっても過言でない。そんななか今大会にもニカラグアやドミニカという中央アメリカ、カリブ諸国=ラテンアメリカ系だけでなくキルギス、ウズベキスタンのような中央アジアからも2選手が戦う。
メインでケイシー・タナーと戦うミカイアス・ウレーニャは、ドミニカ=カリビアン・ファイターだ。キャリア9勝2敗のウレーニャはTitan FCやCombateという他のフィーダーショーでキャリアを積み、今回がLFA2戦目となる。LFA初陣では強烈な右フックで僅か11秒でKO勝ちを決めているウレーニャは、そのLFAからUFCに巣立ったワルド・コルテスアコスタに続く2人目のドミニカ人LFA王者を目指し、そして2人目のドミニカ人ヘッドライナーとなる。
対するタナーの戦績は7勝1敗。唯一の敗北が去年のコンテンダーシリーズで、現UFCファイターで16勝0敗のジアン・マツモトに喫したものだ。
父が松濤館空手の指導者で、ヘンリー・セフードと練習を積むご当地ファイターは瞬足バックテイクからのRNCという武器を持つ。
メインカードで2試合が組まれたフライ級マッチはフラービオ・ジ・ケイロス×フィルカドベク・ヤクボフに注目したい。
前者はBRAVE CFでアザット・マスクンにこそKO負けをしているが、シーズンフォーマット時代のBellatorでバンタム級Tを制しているザック・マコウスキーを2分強でKOしている。後者はUAEWにおける藤田大和との戦いで日本のファンも名前を聞いたことがあるだろう。藤田にはギロチンで敗れたのの、その後はカラテ・コンバットを含め4連勝中。中東を経験したブラジル人とウズベキスタン人の戦いも見逃せない。
■視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
午後12時00分~UFC FIGHT PASS
■ メイン対戦カード
<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
ミカイアス・ウレーニャ(ドミニカ)
<ライト級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
エジニウソン・サントス(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
フラービオ・ジ・ケイロス(ブラジル)
フィルカドベク・ヤクボフ(ウズベキスタン)
<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
デヴォン・ジャクソン(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
ライアン・パーカー(米国)
<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ゲイブリエル・ブラウン(米国)
<148.8ポンド契約/5分3R>
レオナルド・モラレス(ニカラグア)
イリョル・バフティヤル・ウルル(キルギス)