カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#09   シャミル・ムサエフ ベラトール モハメド・ウマラトフ

『2024 PFL Playoffs 3』試合結果



MAIN CARD (ESPN/ESPN+, 10 p.m. ET)

・Brendan Loughnane def. Kai Kamaka via split decision (29-28, 28-29, 30-27)
・Magomed Umalatov def. Neiman Gracie via unanimous decision (30-27, 29-28, 29-28)
・Timur Khizriev def. Gabriel Braga via split decision (30-27, 28-29, 30-27)
・Shamil Musaev def. Murad Ramazanov via unanimous decision (29-28, 30-27, 30-27)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 7:30 p.m. ET)

・Mukhamed Berkhamov def. Ray Cooper III via split decision (29-28, 28-29, 29-28)
・Enrique Barzola def. Tyler Diamond via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Jose Perez def. Jesse Stirn via unanimous decision (29-28, 30-27, 30-27)
・Maxwell Djantou Nana def. Kent Mafileo via TKO (punches) – Round 2, 4:50
・Shido Boris Esperanca def. Tyler Hill via TKO (punches) – Round 1, 3:31

【PFL2024#09】バルゾーラが初回に右クロスを効かされるも、ダイヤモンドを削り続けて逆転の判定勝ち(MMAPLANET)

【PFL2024#09】ベラトールからの転向組ベルハモフが、元PFLシーズン2度制覇のクーパー3世を捌ききる(MMAPLANET)

【PFL2024#09】底知れぬ強さ。ムサエフがラマザノフに何もさせず、最終回は流して判定勝ちで決勝進出(MMAPLANET)

【PFL2024#09】ボディ攻撃でブラガを単発にさせた無敗カイズリエフ。猛追を振り切り判定勝ちで決勝へ(MMAPLANET)

【PFL2024#09】ネイマンの攻撃を防ぎ切って判定勝ち。ウェルター級決勝はウマラトフ×ムサエフに(MMAPLANET)

【PFL2024#09】右回転蹴りでカマカ3世の動きを止めて判定勝ちのラウネーンが決勝へ、カイズリエフと対戦(MMAPLANET)

 8月23日にワシントンDCのジ・アンセムで開催された『2024 PFL Playoffs 3』の試合結果。今大会はフェザー級とウェルター級のトーナメント準決勝が行われ、フェザー級はブレンダン・ラフネーンとティムール・キジエフ、ウェルター級はモハメド・ウマラトフとシャミル・ムサエフが決勝進出を果たしています。続きを読む・・・
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#09 キック シャミル・ムサエフ ブラッド・ラマザノフ ボクシング

【PFL2024#09】底知れぬ強さ。ムサエフがラマザノフに何もさせず、最終回は流して判定勝ちで決勝進出

<ウェルター級準決勝/5分3R>
シャミル・ムサエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ブラッド・ラマザノフ(ロシア)

ラマザノフがプレスを掛ける。サークリングするムサエフに対し、フェイントをかけるも手は出ない。ムサエフが左インローで先制する。さらにムサエフが左ジャブを突いた。ムサエフも右ストレートを伸ばす。ラマザノフがダブルレッグで組みつき、リフトアップの後シングルレッグに切り替える。ムサエフはケージ中央に運び、足を抜こうとするも再びケージに押し込まれてしまう。しかしケージから離れ、ラマザノフのクラッチを切った。ケージ中央に戻ると、ムサエフが下がりながら左プレスをかける。ラマザノフのダブルレッグをスプロールし、パンチを振ってから右スピニングバックキックを見せた。

ラマザノフはヒザを着きながら低空のダブルレッグを仕掛け、ケージ際でバックに回った。立ち上がるムサエフをシングルバックからバックコントロールで制するラマザノフ。ムサエフは正対して、ボディに右ヒザを突き刺した。またもシングルレッグで飛び込むラマザノフだが、ムサエフが片足でバランスを保つ。ムサエフの右スピニングバックキックをかわしたラマザノフだが、シングルレッグはかわされた。ムサエフはヒザ&パンチのボディ攻撃でラマザノフを削って初回を終えた。

2R、ムサエフがワンツーを伸ばす。さらに右ストレート、左アッパーと攻め込むが、右スピニングバックキックをかわされた。すぐに組んだラマザノフがムサエフをケージに押し込む。しかし上下左右にフルもムサエフは倒れない。しつこく食らいつくラマザノフを、ムサエフが投げで切り返してテイクダウンを奪った。亀になってムサエフの手首を抱えるラマザノフ。ムサエフはバックコントロール&パンチで削り続ける。

正対したラマザノフをボディロックから倒したムサエフは、再びバックからパンチで削っていく。ラマザノフは右スピニングバックフィストで回転するが、その瞬間にラマザノフが足をすくってグラウンドに引き戻す。スクランブルに持ち込めないラマザノフは、ひたすら削られてしまう。残り10秒のシングルレッグもスプロールされ、ボディパンチを受けた。

最終回、ラマザノフが前に出る。ここまでのラウンドを取っているであろうムサエフは、ラマザノフのシングルレッグを切っても深追いはしない。ワンツーでラマザノフを下がらせ、再び距離を取る。完全にアウトボクシング体制のムサエフに対し、ラマザノフもボディにパンチを受けるなど前進を止められてしまう。組んでもラマザノフに力が感じられない。

組まれても突き放すムサエフ。細かくパンチをまとめてサークリングする。残り1分30秒でシングルレッグから尻もちを着かせたムサエフだが、ケージ中央に戻るとラマザノフの足払いを受けた。それでもテイクダウンを許さないムサエフは、細かいパンチの連打で優勢を印象づけ、そのまま試合終了のホーンを聞いた。

6月の初戦でKO勝ちしているムサエフは、この再戦で前回以上の実力差を見せつけるコントロールぶり。最終回は流したためにラマザノフのラウンドとなったかもしれないが、ムサエフにとっては完勝といえる判定勝ちを収めた。


The post 【PFL2024#09】底知れぬ強さ。ムサエフがラマザノフに何もさせず、最終回は流して判定勝ちで決勝進出 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2024#09 アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ エリック・アレキン ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ムハメド・ベルハモフ ルカ・ポクリ レイ・クーパー3世 ローガン・ストーリー

【PFL2024#09】躍進のカマカ3世がラウネーンに挑むフェザー級。ウェルター級は4人揃って初ベスト4

【写真】カイ・カマカ3世が番狂わせを起こすことは──??(C)PFL

23 日(金・現地時間)、ワシントンDCのジ・アンセムでPFL2024#09が開催される。PFL2024年プレーオフも最終戦を迎え、フェザー級とウェルター級の準決勝が組まれている。
Text by Manabu Takashima

フェザー級準決勝はブレンダン・ラウネーン×カイ・カマカ3世とガブリエル・ブラガ×チムール・カイズリエフ。ウェルター級はハメド・ウマラトフ×ネイマン・グレイシー、シャミル・ムサエフ×ムラッド・ラマザノフという組み合わせだ。

ネイマンはシーズン5位だったが、3位のドン・マッジの負傷欠場により繰り上がりでセミファイナル進出を果たしている。


2022年のフェザー級王者ラウネーンはボーナスだけでも5Pの荒稼ぎで、11Pで堂々のシーズン1位通過。対するカマカ3世はアダム・ボリッチの脱落というのは大きなファクターになっただろうが、バッバ・ジェンキンスとペドロ・カルバーリョから連勝して4位通過というのは、想像できなかった躍進といえる。

カマカ3世はスイッチを織り交ぜ、オーソでも左右のどちらにも緩急をつけてサークリングし、一瞬の左リードフックや右を合わせるタイミングが非常に良くなっている。その左フックをテイクダウンの踏み込みにシャープに振り、相手の姿勢を崩させて好印象とダメージという2つのゲインがある攻撃も得意になってきた。

それでもさすがにジェンキンスにテイクダウンは奪われたものの、背中を譲って立ち上がるというスクランブルに即持ち込んでマイナス評価を与えない動きも徹底されていた。ラウネーンとは近い距離でやり合うことも増えそうだが、一発のKOパンチだけでなく、打撃の神経戦で精神とスタミナを削ることができた者が決勝に近づきそうだ。

昨年準優勝で引退報道から一転、シーズン参加を果たしたブラガは2位で、3位に入ったチムール・カイズリエフとファイナル進出を賭けて戦う。他方ウェルター級ではネイマンはBellatorから、ラマザノフはONEから、ムサエフはRCC経由でKSWからと、ウマラトフ以外はPFL参戦経験がない選手たちがベスト4に残ったことになる。

ウマラトフも昨年はシーズン途中で欠場を強いられ今回が初のプレーオフ進出だ。結果としてはアンドレイ・コレシュコフ、ゴイチ・ヤマウチ、ローガン・ストーリー、ブレナン・ワード、ルカ・ポクリというBellatorベテランが、PFLのニューフェイス&ロシアンの軍門に下った形ともいえる。

そんななかプレリミメインのウェルター級で組まれたレイ・クーパー3世✖ムハメド・ベルハモフのウェルター級戦も見逃せない。

連敗中の2度のウェルター級世界王者ブラダボーイが、15勝1敗という鳴り物入りでBellatorと契約も際立った印象を残せていないベルハモフを相手に、どのようなパフォーマンスを見せることができるのか。下手をすると、結果次第ではブラダボーイは、このままフェードアウトしかねない状況だけに、息の良さが戻っているのか気になるところだ。

■視聴方法(予定)
8月24日(土)
午前6時45分~U-NEXT

■ PFL2024#09対戦カード

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
カイ・カマカ3世: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
モハメド・ウマラトフ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ネイマン・グレイシー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 146ポンド(66.22キロ)
チムール・カイズリエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
シャミル・ムサエフ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムラッド・ラマザノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 171ポンド(77.56キロ)
ムハメド・ベルハモフ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・アレキン:──
ルカ・ポクリ: 170.2ポンド(77.2キロ)
※アレキンが計量を行わず、この試合はキャンセルとなった

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)
エンリケ・バルゾーラ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェシー・スターン: 145.6ポンド(66.04キロ)
ホゼ・ペレス: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マックススウェル・ジャントォ・ナナ: 263.8ポンド(119.65キロ)
ケント・マフィーレオ: 248ポンド(112.49キロ)

<ウェルター級/5分3R>
シトー・ボリ・エスペランカ: 170.8ポンド(77.47キロ)
テイラー・ヒル: 171ポンド(77.56キロ)

The post 【PFL2024#09】躍進のカマカ3世がラウネーンに挑むフェザー級。ウェルター級は4人揃って初ベスト4 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o PFL   オレッグ・ポポフ ガジ・ラバダノフ ガブリエル・ブラガ クレイ・コラード シャミル・ムサエフ ジェナ・ビショップ タイラ・サントス ダコタ・ディチェバ ティム・ジョンソン ドン・マッジ リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル ロブ・ウィルキンソン

PFLが8月に開催するプレーオフ3大会の日程を発表



 PFLが8月に開催するプレーオフ3大会の日程を発表。

 8月2日にテネシー州ナッシュビルのナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで開催する『2024 PFL 7』はヘビー級と女子フライ級のプレーオフが行われ、デニス・ゴルツォフ vs. ティム・ジョンソン、ダコタ・ディチェバ vs. ジェナ・ビショップ、オレッグ・ポポフ vs. リントン・ヴァッセル、リズ・カモーシェ vs. タイラ・サントス等が行われます。

 8月17日にフロリダ州ハリウッドのハードロックライブで開催する『2024 PFL 8』はライトヘビー級とライト級のプレーオフが行われ、インパ・カサンガナイ vs. ジョシュ・シルベイラ、ロブ・ウィルキンソン vs. ドブレトジャン・ヤグシムラドフ、ガジ・ラバダノフ vs. マイケル・デュフォート、ブレント・プリムス vs. クレイ・コラード等が行われます。

 8月23日にワシントンD.C.のザ・アンセムで開催する『2024 PFL 9』はウェルター級とフェザー級のプレーオフが行われ、ブレンダン・ラフネイン vs. カイ・カマカ3世、マゴメド・ウマラトフ vs. ドン・マッジ、ガブリエル・ブラガ vs. ティムール・ヒズリエフ、シャミル・ムサエフ vs. ムラド・ラマザノフ等が行われます。続きを読む・・・
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#06 キック シャミル・ムサエフ

【PFL2024#06】ムサエフが左フックでラマザノフを豪快KO。無敗対決を制して合計10P獲得

<ウェルター級/5分3R>
シャミル・ムサエフ(ロシア)
Def.2R1分51秒 by KO
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

17勝1分のムサエフ×12勝1NCのラマザノフという無敗対決。ラマザノフが右ロー、ジャブを伸ばしてシングルレッグに入る。そのままケージに押し込むと右腕を差して四つ組の攻防になる。ムサエフも右腕を差し返し、頭を入れて距離を取る。試合がスタンドに戻るとムサエルが右ロー、ラマザノフは再びパンチを見せてシングルレッグへ。ムサエフはここもケージに体を預けてテイクダウンを許さない。

ムサエフはスピニングバックキックを放ち、ラマザノフも右ローを蹴る。残り2分のところで、ラマザノフが3度目のシングルレッグに入る。両差しをとったラマザノフだが、ムサエルもすぐに腕を差し返してケージ中央でラマザノフか離れる。ムサエフが右ストレートから返しの左フック。ラマザノフの組みを切って右ロー、左フックで飛び込む。終盤、ムサエフがスピニングバックキックを2連続で繰り出した。

2R、ラマザノフが前に出てシングルレッグで組みつく。ムサエフが足を抜いてディフェンスするが、ラマザノフが再びシングルレッグから組み付いて、ムサエフに尻餅をつかせる。ムサエフがケージに体を預けて立ち上がると四つの攻防から離れる。じわじわと前に出るムサエフが右ストレートから返しの左フック。この一撃でダウンを奪うと、そのままパンチをまとめて豪快なKO勝利を収めた。これでムサエフは勝ち点5を獲得し、トータル10点とした。


The post 【PFL2024#06】ムサエフが左フックでラマザノフを豪快KO。無敗対決を制して合計10P獲得 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB BELLATOR o PFL UFC ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ ドン・マッジ ハウシュ・マンフィオ ブレナン・ワード ルカ・ポクリ ローガン・ストーリー

PFL2024#6:第2試合・ドン・マッジ vs. ネイマン・グレイシー

ウェルター級。マッジ6点・1位、ネイマン0点・6位。

初戦1Rフィニッシュで1位となったマッジ。2018年にUFCと契約し、2勝0敗の戦績を残したが、3年近いブランクでFAに。PFLには2022年シーズンに出場したが、優勝したハウシュ・マンフィオに敗れて予選敗退。昨年は試合をしておらず、今年のPFLが約2年ぶりの試合だった。過去実績もそれほどではなく、注目度も低かったが、初戦の相手がカイル・クラッチマーから実力的に中堅クラスのブレナン・ワードに変わったことにより、1Rチョークでフィニッシュし、現時点で100万ドルにもっとも近い男に。33歳。

ネイマンはカーロス・グレイシーのひ孫。ヘンゾ・グレイシー柔術所属。Bellatorで格下相手に経験を積み、一本勝ちの山を築いたが、相手のレベルが上がってからは、得意のグラウンドに持ち込ませてもらえないのが負けパターンという、一昔前の柔術家スタイルに。リーグ戦初戦はBellatorで対戦したゴイチ・ヤマウチとのリマッチだったが、やはりグラウンドに持ち込めずに判定負け。35歳。

初戦の内容から、オッズではマッジが大幅なフェイバリットとなっているが、ネイマンも得意のグラウンドに持ち込めれば一本を取る可能性は十分ある。

ネイマンシングルレッグ。テイクダウン。マッジが下から外ヒールを狙うが、ディフェンスしたネイマンがパスしていく。マッジ下からXガード。そのまま立った。離れる。ネイマンパンチで出る。タックル。スピードがなく切られた。四つに組んだネイマン。そのままケージに押し込む。離れたマッジ。ネイマンまたタックル。ケージ際で倒した。立ち上がるマッジをすぐまたテイクダウンしハーフで固めた。残り1分。パスを狙うが足を利かせて防ぐマッジ。ネイマン膝十字。しかし膝が抜けている。ゴング。

1Rネイマン。

2R。パンチを入れるマッジ。ジャブ。ネイマンが飛び込むところに右フック。左ボディ。左右のパンチで出ていくマッジ。ネイマンまたシングルレッグでテイクダウン。レッグドラッグハーフ。足が抜けてマウントを取りかけるが、ガードに戻したマッジ。パスを狙うネイマンだが、マッジギリギリパスを許さない。マッジはキス・オブ・ザ・ドラゴンからバックを狙う。距離が離れたところで立ったマッジがタックルに入りテイクダウン。ネイマン下から横三角を仕掛ける。マッジ上にいるが攻められない。ゴング。

2Rネイマン。意外にもマッジが柔術でもけっこう互角に渡り合っている。とはいえ、下になると凌ぐのがメインになってしまい、ラウンドは落とした。

3R。マッジがパンチを打ち込む。組もうとするネイマンを引き剥がす。しかし四つでクラッチしたネイマンがテイクダウン。倒したが、その前にローブローがありレフェリーブレイクをかけ、マッジに回復時間が与えられる。スタンドで再開。ネイマンまたタックル。テイクダウン。マッジうつ伏せになる。ガードに。パウンドを入れるネイマン。ハーフから潜ろうとするマッジ。ネイマンパウンド。マッジシングルレッグへ。ネイマン切ったが立たれた。しかしまたテイクダウン。ハーフ。ネイマン上のままタイムアップ。

判定三者30-27でネイマン勝利。3点獲得。

  1. (P)ドン・マッジ・6点
  2. *(N)ムラッド・ラマザノフ・6点
  3. *(N)シャミル・ムサエフ・5点
  4. (B)ネイマン・グレイシー・3点
  5. *(P)マゴメド・ウマラトフ・3点
  6. *(B)ゴイチ・ヤマウチ・3点
  7. *(B)アンドレイ・コレシュコフ・0点
  8. *(B)ローガン・ストーリー・0点
  9. *(B)ブレナン・ワード・0点
  10. *(B)ルカ・ポクリ・0点
  11. (P)ラウレアノ・スタロポリ・-1点

マッジは6点止まり。ネイマン勝ったが、フィニッシュできなかったので勝ち上がりは微妙な状況

マッジ、意外と柔術が強かったが、それほどテイクダウンが上手くないネイマンにテイクダウンを取られまくってしまい、その後も立ちに行く動きが少なかった。

カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#06 YouTube   その他 アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ エンリケ・バルゾラ ガブリエル・ブラガ キック ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ ジャスティン・ゴンザレス タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ラウレアノ・エスタロポリ ルカ・ポクリ ロレンツ・ラーキン ローガン・ストーリー

【PFL2024#06】計量終了 残念過ぎるボリッチの離脱。混戦フェザーと、ウェルター級は消化試合も??

【写真】この身長差があるうえで、大幅に計量失敗(C)PFL

28日(金・現地時間)、サウスダコダ州スーフォールスのサンフォート・ペンタゴンで開催されるPFL2024#06の計量が26日(木・同)に行われた。
Text by Manabu Takashima

レギュラーシーズン最終戦はフェザー級とウェルター級の2階級の2戦目が実施される。しかしフェザー級で2位で、6位のバッバ・ジェンキンスと戦うガブリエル・ブラガが150.6ポンド(68.31キロ)と1Pオーバー規約からも4.6ポンド──2キロもオーバーに。獲得Pから1Pをペナルティで失うが、これだけ体重オーバーでポイント獲得できるのは、如何ともしがたい。

現在ポイントのないジェンキンスは不戦勝の3Pではプレーオフ進出は果たせないので、計量失敗したブラガとの試合に臨むしかない状況下にある。とはいえ少しでも対等な条件で戦うというコンバットスポーツの前提から、大きく逸脱しているといっても良いだろう。


そのフェザー級、プレーオフ出場権圏内の4位(3P)につけていたアダム・ボリッチが負傷欠場で、残念ながらシーズン終幕を迎えた。SNSでボリッチは電動キックボードのような乗り物に台を置き、その上に固められた右足を乗せてヒザ立ち状態で欠場を報告し、再起を誓っていた。

残念すぎるボリッチの離脱、代役はリザーブ戦で勝利したテイラー・ダイヤモンドが務め、8位のブレット・ジョンズと対戦する。

1位のブレンダン・ラウネーンは9位のジャスティン・ゴンザレスと。3位(3P)のチムール・カイズリエフは無得点=7位のエンリケ・バルゾラと。5位(3P)のカイ・カマカ3世は最下位のペドロ・カルバーリョと戦う。

そして下位のファイターが上の選手を食う力を持っているなか、ブラガは勝利Pから1Pが差し引かれることもあり、プレーオフ進出の行方は最後まで予想がつかないフェザー級だ。

対してウェルター級は1位のドン・マッジと、0点で6位のネイマン・グレイシーとの対戦はウェルター級の初戦で組まれている。

結果マッジは3Rまでにフィニッシュをすれば、早々にプレーオフ進出が決まる。

この他、2位のムラッド・ラマザノフが3位のシャミル・ムサエフ、4位のマゴメド・ウマラトフは9位に甘んじるブレナン・ワードと。

3Pを持ち、5位のゴイチ・ヤマウチは7位のアンドレイ・コレシュコフと相対する。8位のローガン・ストーリーは最下位ラウレアノ・エスタロポリの欠場で、代役ルカ・ポクリとウェルター級最終試合で戦う。

その他の試合結果次第、特に2位と3位の潰し合いがあるなかで、プレーオフ進出のボーラーラインが何ポイントになっているのか。ローガン×ポクリは消化試合になる可能性もある。

なお今大会はレギュラー戦でなく、Bellatorからロレンツ・ラーキンがワンマッチでアラン・ドミンゲスとPFLデビュー戦を戦うことが決まっている。

■視聴方法(予定)
6月29日(土・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#06計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ルカ・ポクリ: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
ブレナン・ワード: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 150.6ポンド(68.31キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 170.8ポンド(77.47キロ)
アラン・ドミンゲス: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
シャミル・ムサエフ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ: 146ポンド(66.22キロ)
エンリケ・バルゾラ: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ: 170.6ポンド(77.38キロ)
アンドレイ・コレシュコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ: 146ポンド(66.22キロ)
カイ・カマカ2世: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ: 169.8ポンド(77.01キロ)
ネイマン・グレイシー: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブレット・ジョンズ: 145.6ポンド(66.04キロ)

■視聴方法(予定)
6 月28日(金)
午後9時15分~ U-NEXT

The post 【PFL2024#06】計量終了 残念過ぎるボリッチの離脱。混戦フェザーと、ウェルター級は消化試合も?? first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA o PFL UFC アダム・ボリッチ ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ タイラー・ダイヤモンド ドン・マッジ ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ルカ・ポクリ ロレンツ・ラーキン ローガン・ストーリー

PFL2024#6:オッズ/予想と展望

フェザー級

(P)ブレンダン・ラウネーン 6点・1位 1.19
(B)ジャスティン・ゴンザレス 0点・9位 4.90
(P)ガブリエル・ブラガ 6点・2位 1.59
(P)バッバ・ジェンキンス 0点・6位 2.42
(B)ティムール・シズリエフ 3点・3位 1.24
(B)エンリケ・バルゾラ 0点・7位 4.20
(B)カイ・カマカ3世 3点5位 1.31
(B)ペドロ・カルヴァーリョ 0点・10位 3.60
(B)タイラー・ダイヤモンド 0点・11位 2.35
(P)ブレット・ジョーンズ 0点・8位 1.57
(B)アダム・ボリッチ 3点・4位

フェザー級は2022年のPFLウィナーラウネーンと、昨年準Vのブラガがともに初戦でBellatorランカーを1RでKOして1位・2位。ラウネーンの相手はブラガにKOされたゴンザレスで、組み合わせ的に勝ち上がりの可能性は高いか。

Bellator最終ランキング1位のボリッチは初戦判定勝ちで3点だったが、ファイトウィークに入り欠場。代役でタイラー・ダイヤモンドが出場する。1試合・3点のみでは勝ち上がりは事実上なくなった。フェザー級は判定決着が多かったので、2戦目のみから出場の選手や初戦負けた選手も1Rフィニッシュ勝利すれば勝ち上がれる可能性は十分ある。

ブラガと対戦するジェンキンスは昨年まで3年連続予選通過と安定感を誇るが、初戦でBellator9位のカイ・カマカ3世に判定負け。勝ち上がりにはフィニッシュが必要となるが、レスラーでフィニッシュ率が低いファイトスタイルなので厳しい。

Bellatorではタイトル挑戦までは行かなかったシズリエフだが、ここまで15戦全勝で、フェザー級のダークホース。が、こちらも15勝で4フィニッシュしかしていない。相手はバンタム級からフェザーに戻してきた元Bellator&UFCファイターのバルゾラで、8敗のうち、フィニッシュ負けはBellatorバンタム級GPのマゴメドフ戦のみ。シズリエフは判定勝ちしても、他の試合の内容によっては、得点が足りず予選落ちの可能性がある。

ウェルター

(B)ローガン・ストーリー 0点・8位 1.33
(B)ルカ・ポクリ 0点・10位 3.40
(P)マゴメド・ウマラトフ 3点・4位 1.07
(B)ブレナン・ワード 0点・9位 9.00
(N)ムラッド・ラマザノフ 6点・2位 1.74
(N)シャミル・ムサエフ 5点・3位 2.14
(B)ゴイチ・ヤマウチ 3点・5位 2.00
(B)アンドレイ・コレシュコフ 0点・7位 1.83
(P)ドン・マッジ 6点・1位 1.33
(B)ネイマン・グレイシー 0点・6位 3.45
(P)ラウレアノ・スタロポリ -1点・11位

ウェルター級はBellator勢が元王者・暫定王者含め5人出場したが、直接対決のゴイチ vs. ネイマンで勝ったゴイチ以外全敗。この階級だけ唯一、非北米メジャー(UFC・Bellator・PFL以外)出身の未知の強豪であるラマザノフとムサエフというニューフェイスが上位に付けているが、その両者を直接対決させてしまうもったいないマッチメイク。まあ、ニューフェイス知名度・人気に劣ると考えると潰しておきたいのかもしれないが…。

1位につけているマッジは、初戦の相手が代役の人気先行ファイター・ワードだったこともあり1Rフィニッシュ勝利。初戦判定負けのネイマン相手に大幅なフェイバリットとなっているが、マッジにとってはイージーな試合ではない。ネイマンは打撃とテイクダウンのレベルが劣り、MMAファイターとしての完成度は高くないが、得意のグラウンドに持ち込むことができればフィニッシュできる力はあるので、1R一本勝ちの6点で決勝に残る可能性は十分ある。

元Bellator暫定王者で初戦ムサエフにKO負けして0ポイントのローガン・ストーリーと、PFL6戦全勝ながら、2年続けてビザの問題で決勝トーナメントを欠場したウマラトフは、相手がワンランク落ちるので、決勝進出へのポイントを稼ぐチャンス。

ワンマッチ

ロレンツ・ラーキン 1.29
アラン・ドミンゲス 3.75

唯一のワンマッチだが、プレリムのメインに組まれている。元Bellatorトップランカーでタイトル挑戦経験もあるラーキンは、リザーバーではなく、あくまでワンマッチ要員で、ラウレアノ・スタロポリが欠場しても代役出場することはなかった。

第1試合開始は29日朝7時半。速報します。

カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 キック シャミル・ムサエフ ローガン・ストーリー

【PFL2024#03】右スピニングバックキックで流れを変えたムサエフ。連打でストーリーを沈めて5Pゲット

<ウェルター級/5分3R>
シャミル・ムサエフ(ロシア)
Def.2R0分27秒 by KO
ローガン・ストーリー(米国)

ストーリーが距離を詰める。サークリングするムサエフを、右ローと左ジャブを見せてシングルレッグからケージに押し込む。右腕を差し上げてからボディロックで組み、小外刈りでテイクダウンを狙う。しかしムサエフも耐えてケージ中央まで押し戻して離れた。前に出て来るストーリーに対し、ムサエフは左ジャブと前蹴りを当てる。ムサエフにケージを背負わせたストーリーの左がヒット。組まれたムサエフは突き放す。下がるムサエフの顔面をストーリーの左が捕らえる。ムサエフは右カーフキックを当てたが、続く右のパンチにストーリーが右ストレートを合わせた。

ストーリーが右ストレートから左でムサエフのアゴを跳ね上げる。ムサエフは右スピニングバックキックでストーリーを吹っ飛ばした。立ち上がったストーリーはシングルレッグで組むも、これを突き放したムサエフのパンチで動きが止まった。パンチで盛り返すストーリーに対し、ムサエフの左右ストレートがクリーンヒット。さらに右ヒザを突き上げたムサエフがクイック・シックスを狙って攻め立てる。ストーリーが左ヒザをマットに着いたと同時にラウンド終了となった。

2R、ストーリーがガードを固めて前に出る。しかしムサエフの右ストレートがクリーンヒットし、ストーリーがダウン。ムサエフはトップからパウンドを打ち込み、背中を向けたストーリーに左を連打して失神KO勝ちを収め、ファブ・ファイブ=5Pをゲットした。


The post 【PFL2024#03】右スピニングバックキックで流れを変えたムサエフ。連打でストーリーを沈めて5Pゲット first appeared on MMAPLANET.