【ウェルター級】
○ランディ・ブラウン
(判定3-0)
×エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス
1R、身長とリーチで勝るブラウンは小刻みなジャブを出して前進。ハンドスピードがかなり速い。ドス・サントスはしっかりガードを固めてカーフキックを入れる展開。終盤に入ってブラウンは左右の連打。ドス・サントスも打ち返しながらタックルでテイクダウン。しかしブラウンはすぐに立ち上がってスタンドに戻ってラウンドを終えた。
2R、開始朝護のスタンドの攻防。ドス・サントスの右フックがヒット。さらに間合いを詰めてタックルで組み付くとバックに周ってグラウンドに引きずり込む。ブラウンも立ち上がろうとするがドス・サントスは背中に張り付いて離れない。再びグラウンドに持ち込むとバックチョーク!あわやの場面だったがブラウンは耐える。残り30秒でブラウンが正対。すかさずバックに周ると逆にバックチョーク!だがドス・サントスも腕をはねのけてラウンド終了。スリリングな展開!
3R、一転してスタンドの展開。互いにスタミナをロスしたのか動きが鈍い。中盤に入るとブラウンの膝蹴りからボディ、さらにパンチがヒットするとドス・サントスは後退。しかし距離が詰まるとドス・サントスが組み付いてケージに押し込む。しかしブラウンは耐えて身体が離れる。しかし打撃の交差からドス・サントスはスタンドでバックに周ってテイクダウンに成功。首を狙ったところでタイムアップ。判定はブラウンに軍配。負けはしたがドス・サントスも善戦した。
【ウェルター級】
○ニコ・プライス
(判定3-0)
×アレックス・モロノ
1R、スタンドでの打撃の交差からモロノが転倒。プライスは上からパウンドを落とすがモロノは下から腕十字、三角、オモプラッタと矢継ぎ早に仕掛ける。そのままバックに周るがプライスは正対。上をキープしていたがモロノが立ち上がってスタンドでの攻防。互いにパンチをヒットさせるが動きがどこかスローモー。決定打がないままラウンドを終えた。
2R、開始直後から近い距離での打ち合い。ここでもお互いに重めのパンチをヒットさせる。中盤に入るとパンチの交差からプライスがタックルでテイクダウンに成功。上からパウンド。モロノは下から腕十字。しかしプライスは素早く対応。上をキープするがモロノの下からの仕掛けはうるさい。腕十字を起点に立ち上がって差し合い。プライスはタックルに行くがモロノはギロチンで対抗。しかしプライスが上になってラウンド終了。
3R、開始直後からバテバテの両者。息が上がってグラグラ揺れながらパンチを打ち合う。中盤にはプライスがタックルでテイクダウン。上からパウンド。しかしモロノは立ち上って脱出。スタンドに戻ると消耗戦のようなパンチの交差。手数、有効打ともにプライスが優勢のまま試合終了。判定はプライスに軍配。
【ミドル級】
○ケビン・ホランド
(1R 腕十字)
×ミハル・オレクシェイチュク
1R、開始直後から間合いを詰めるオレクシェイチュク。積極的にパンチを出す。ホランドは応戦しつつも距離を取ると、オレクシェイチュクのフックがヒット。ホランドはダウン。オレクシェイチュクはパウンドを仕掛けるが、ホランドは下から腕十字!反転して絞め上げるとオレクシェイチュクは耐える。かなりタイトに絞まっているのを見てレフェリーが試合を止めた!
【ミドル級】
○ショーン・ストリックランド
(判定2-1)
×パウロ・コスタ
1R、コスタのカーフキックがヒット。これを嫌ったかストリックランドは構えを変える。そのせいか手数が出なくなったが徐々に前進。プレスを掛けてコスタを下がらせる。ストリックランドは前蹴り、関節蹴りを多用。コスタはサークリングして距離を取る。コスタは警戒して手数が出なくなりラウンドを終えた。
2R、コスタはカーフキックを蓄積。さらにボディも何発か入れて手数を出し始める。ストリックランドは前進して前蹴り、関節蹴りで対抗。するとコスタはなかなか手数が出なくなる。ストリックランドは淡々と前蹴り。終盤にはコスタのカーフに合わせてストリックランドの左ジャブがヒット。コスタは転倒。すぐに立ち上がったがストリックランド優勢を印象付けてラウンド終了。
3R、開始直後はコスタがボディ、カーフキックで手数を稼ぐ、しかしすぐにストリックランドが強めのパンチを打って牽制。さらに前進してコスタを後退させる。決定的な場面こそないものの、ストリックランドはジャブ、前蹴りを多用してラウンドを終えた。
4R、引き続きスタンドでの攻防。ストリックランドが前進。コスタがサークリングして距離を取る試合展開。ストリックランドはジャブ、前蹴りでコスタの動きを止めている印象。コスタは制空権を取られてなかなか手数が出ない。会場からはブーイング。決定的な場面がないままタイムアップ。コスタは事態を打開出来ない。
5R、後がないコスタはミドルを効かせてからパンチを入れる。流れが変わるかと思いきや、ストリックランドは前進。間合いを詰めて前蹴り、ジャブを蓄積。するとコスタは後退してサークリング。終盤に組んでいく場面もあったがストリックランドは軽くいなす。すると終了間際にストリックランドはパンチから右ハイキックで尻餅をつかせると後退するコスタにジャンピング前蹴りを放って追撃。しかしコスタは凌ぎ切って試合終了。判定はスプリットでストリックランドに軍配。す、スプリット?