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【DEEP122】首相撲からのヒザ蹴りを効かせたケイト、RNCを極めて月井準南に一本勝ち

【写真】ケイトが月井に得意な距離を作らせず、試合をフィニッシュした(C)MMAPLANET

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
Def.2R4分1秒 by RNC
月井準南(日本)

サウスポー同士の両者、互いにステップして前足の蹴りを見せる。月井がじりじりと前に出て左ロー、ケイトは右ハイを蹴る。月井は左ローを立て続けに当て、ケイトも右ローを蹴ってシングルレッグに入る。これは切られたケイトだが、そのまま首相撲に持ち込んでヒザ蹴りを連打。月井がケイトをケージに押し込むと、離れ際にパンチを打ち込む。

距離が離れると月井は前に出てジャブ、ケイトは右ミドルを蹴る。月井は左右のロー、ケイトは左ストレートを返す。月井は右フックで飛び込みつつ、距離が詰まると右フックから連打をまとめる。組みの攻防になるとケイトがボディロックからバックを狙いつつ、後方に倒してテイクダウンする。ケイトはここからマウント、バックとポジションを変えてパンチを入れる。

2R、すぐに前に出るケイト。右フックから組みつくと、ボディにヒザ蹴りを突き刺してヒジを入れる。再びケイトがボディロックからテイクダウンするとマウントからパンチを連打し、バックに回る。ケイトはRNCを狙いつつ、月井の体を伸ばしてパンチを入れる。

ケイトは足を四の字ロックしてバックキープを続け、最後はケイトがRNCを極めてケイトからタップを奪った。試合後、ケイトは周囲への感謝を述べると「負け越していてデカい口を叩くなって言われることが多いんですけど大晦日空いています!」と大晦日参戦をアピールした。


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【DEEP122】計量よもやま話。佐伯代表とマッチメイク談義「今回はうちの流れと違うところで創った大会」

【写真】佐伯代表が「もう一つパンチが足りないと思って」組んだ長谷川×酒井。(ビジュアル込みの)階級的にも今大会に厚みをもたらす一戦となった

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Takumi Nakamura


神龍誠×KENTAをメインイベントに本戦8試合が行われるDEEP122は、出場全選手が最初の計量でリミットをクリア。メガトン級契約ながら、100kgまでの減量を目標に掲げていた長谷川賢はTシャル&デニム着用で112.60キロという結果となり「110キロからなかなか落ちなかったんですよ…」とつぶやいていた。

5月、7月、9月と3大会連続で後楽園を前売り完売にしているDEEP。12月のニューピアホール大会=DEEP123も青井人×芦田崇宏、ソン・ジンス×CORO、西川大和×宇佐美正パトリック、本田良介×関原翔などニューピア大会とは思えない豪華カードが発表されている。

好調さが伝わってくるDEEPだが、今大会のラインナップは普段のDEEPとは若干趣が違うという。計量後に佐伯繁代表とかわしたちょっとディープなマッチメイク談義をお届けしよう。

「僕らの仕事って目前の大会だけじゃなく、その先の大会も見て仕事するじゃないですか。だから『今度の大会、カードがいいですね!』と言ってもらえるのは大会一カ月前で、どんどん話題が進んじゃうんですよね。

明日大会があるのに、感覚的には『12月の西川×宇佐美、いいね』になっちゃう。だから改めてそれを目の前の大会に戻す必要がありますよね。ここで気が緩んじゃうのは絶対に良くないし、ちゃんと明日をいい大会にしようと思いました。それもおかげさまでチケットがよく売れてるからなんですけど。

それでいくと11月大会は、久々にマッチメイクに苦労したというか。毎年12月の大会はマッチメイクが難しいんですよ。みんな大晦日を狙っているから。でも今年はたまたま12月で声をかけていた選手がみんな12月でハマって、逆に『11月にどうしよう?』となったんです。それで久々にこちらから色んな選手に『11月はどう?』って声をかけて試合を組みました。

うち(DEEP)にはうちの流れがあって、その流れで試合が決まっていくから、そろそろあの選手とあの選手がやらせようっていうのが自然に見えてくるんです。でも今回の神龍(誠)やケイト(・ロータス)は大晦日のRIZINを見据えての参戦だし、延期になった後藤丈治くんとマンド・グティエレスは初参戦同士の試合じゃないですか。

今回はDEEPの流れや物語とは違うところで、こちらで創ったマッチメイク・大会になってますよね。その中でも(平本)丈くんが出てくれたり、もう一つパンチが足りないと思ったからハセケン(長谷川賢)を口説いたりして、結果的にいい大会になったと言われるのはありがたいです」

ちなみに佐伯代表のもとには試合をしたいという選手のリクエストが殺到。また佐伯代表の「フューチャーキング(トーナメント)から出てきた若い選手を使う」「地方で結果を出した選手を東京に呼ぶ」姿勢は変わらずで、選手そのものの数も増えているという。

「選手が増えてくれるのはありがたいんだけど……みんな『1月・2月に大会やらないんですか?』と言ってきて、そこくらいは休ませてよ!」と嬉しい悲鳴もあげていた。

なおMMAPLANET恒例の握手率は本戦8試合中2試合=25%となっている。

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
赤田プレイボウイ功輝:66.00キロ
鳥次亜流:66.10キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
鈴木大晟:65.70キロ
有馬雄生:66.30キロ

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【DEEP122】前DEEPメガトン級暫定王者、酒井リョウ「長谷川選手と戦うのは運命だったんですよ」

【写真】長谷川賢とは1987年生まれの同い年、酒井リョウ(C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、酒井リョウが長谷川賢と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

酒井にとっては今年3月、ロッキー・マルティネスとのDEEPメガトン級王座統一戦で敗れて以来の試合となる。その後、酒井はDEEPのライブ中継で解説を務めるなか、自身の今後について訊かれても、ぼやかすような回答を繰り返してきた。このまま引退するのか――そう思われた酒井が、ここで長谷川と対戦することを決めた理由とは。


――ここで長谷川選手と対戦するというお話は、どれぐらい前から進んでいたのですか。

「決まったのはカード発表の直前ですよ。長谷川さんは前から聞いていたのかどうか分からないけど、僕は個人的に、試合するんだろうなとは思っていましたけどね。フェスティバルでの復帰戦を観た時に」

――昼のカラオケ大会で熱唱した後に。

「アハハハ。そう、そうです。でね、もともと長谷川さんは僕に『復帰するけどミドル級に落とすから、対戦することはないね』と言っていたんですよ。だけど復帰戦を観たら、あまりにデカすぎて――その身体を見て、『試合するんだろうな』というよりも『佐伯(繁DEEP代表)さんが試合させたいだろうな』という個人的な予想はありました。DEEPサイドから『試合の話がある』と連絡が来た時も、『たぶん長谷川戦じゃないかな』と思って」

――一方、酒井選手はマルティネス戦後にで敗れたあとテレビ解説で今後について訊かれても返事をぼやかしたりと、『これは現役を引退するのか』という印象もありました。

「マルティネス戦で『やり尽くしたな』と思ったのは事実です。試合後、ケージにグローブを置いて去ったんですよ。『もうDEEPメガトンで戦う相手がいない』と思っていて。もう対戦相手も2~3周しているから、RIZINヘビー級で試合をしたいとも考えていました。

だけどロッキーに負けて『RIZINのチャンスはなくなっただろう』と。そしてダイレクトリマッチもないだろうし、じゃあロッキーにもう一度挑むには何試合勝たないといけないのか。そうなると、また同じ相手と戦い続けるのか――とか」

――しかし、酒井選手の中には『まだ戦い続けたい』という気持ちが残っていたということですね。

「正直、年齢的に体力は落ちているわけじゃないですか。練習でも以前のような無理はできなくなっていますし。だけどMMAはやることが多いから、新しいことを身につけて成長できる部分もある。その狭間で悩んでいた状態ではありました」

――同じレスリングベースでも、最初はガンガン押していた選手がキャリアや年齢を重ねて、捌くスタイルに変わる場合もあります。

「そう。ファイトスタイルが変わる選手もいますよね」

――酒井選手の場合はいかがですか。

「ロッキー戦で、試合では初めてテイクダウンしましたよね。長谷川さんもビックリしたらしいですけど(笑)」

――アハハハ。

「その前からアライアンスへ練習に行って高阪剛さんから、いろいろと教えてもらったんです。ただ、やっぱりスタイルを変えるのは難しいですね。あとはAACCに行って壁レスを教えてもらったり、ガンガン追い込まれたりはしています」

――先ほど言われたとおり、体力は落ちてきた。それでも自分を追い込み続けることができるのは、やはりまだ戦いたいからではないですか。

「ここまでは正直なところ、ただ格闘技が好きなだけで続けてきたんですよ。やっぱり長谷川さんが復帰するのも、MMAが好きだから――というのは伝わってくる。自分もそうだから辞められない。結局、ロッキー戦のあともMMAの動画ばかり視ていましたしね。

ただ、改めて『試合をするのが好きなんだな』って思いました。試合をしていないと忘れられちゃいますし。だって長谷川さんも5年以上も休んでいたらから、僕が『次の相手は長谷川賢だ』と言っても誰も分からなくて」

――……。

「セイント戦を視た人から『酒井、勝てるよ』って、よく言われるんです。だけど皆、昔の長谷川賢を知らないんですよ。あの人が今まで、どういう試合をしてきたか。僕はONEのオンラ・ンサン戦はもちろん、その前から視ていましたから。DEEPの試合、それこそウェルター級に落とした時も」

――ウェルター級時代、ありましたね。2016年から2017年にかけて

「ウェルター級グランプリ決勝戦で、住村竜市朗選手と戦ってバッティングで終わるとか(※長谷川が負傷判定で敗れた)。それだけ視てきているので、セイント戦が本当の長谷川さんの姿だとは思っていません。

重要なのは長谷川さんが、どれだけ戻してくるのか。それは自分にとってプレッシャーになりますよね。長谷川さんにとっても、『酒井なんかに負けられるか』というプレッシャーがあるかもしれないけど」

――酒井選手は、長谷川選手がしっかり戻してくると予想していますか。

「しっかり仕上げてくるでしょうね。そのイメージも出来ていますよ」

――酒井選手の根底には反骨心のようなものが感じられます。たとえばGENの選手を連覇していって……。

「最後に長谷川賢という、岡見勇信さんの一番弟子みたいな人と対戦することになりましたね(笑)。反骨心かぁ……そういうのは、あるかもしれないです。日本でヘビー級なら、普通はGENで練習するかもしれないけど、自分は行かなかった。

今回も自分がオファーを断ることもできたんですよ。ロッキーに負けて、少しモチベーションも落ちていたし。ただ、巡り合わせだと思いますね。ここで対戦しなかったら一生、長谷川さんと試合することはなかったでしょう。だから、オファーをもらって即『やりますよ』って答えました。

同い年だし、二人とも格闘技が大好きだし――やるべくしてやる。長谷川選手と戦うのは、運命だったんですよ。ただ、彼が怪我によるブランクで休んでいた5年間、自分は戦っていたから。その分、負けられないという気持ちは強いです」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

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【DEEP122】毛利昭彦が語る近藤有己戦、TORAO、RIZIN「全部やる。全て僕のやってきた格闘技だから」

【写真】山口県のMMAを支え続ける存在、毛利昭彦(C)SHOJIRO KAMEIKE

11月4日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122で、毛利昭彦が近藤有己と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

中国地方のMMAを語るうえで、毛利の存在を欠かすことはできない。2000年ごろから山口県でMMAの練習を始め、選手としてだけでなく自主興行やclub DEEP山口大会にも携わってきた。さらに現在は修斗興行TORAOの山口大会をサポートする立場にもある。
その毛利にとって2024年11月は、自身のキャリアにとって一つのピークを迎える。4日にDEEPで近藤有己と対戦し、2週間後の17日にはTORAO山口大会を控えるなか、さらに毛利道場から摩嶋一整がRIZIN LANDMARK名古屋大会に参戦することとなった。
指導者として、大会運営サイドとして、そして選手として――毛利は言う。「全部やる。それが全て、僕のやってきた格闘技だから」。


――まずTORAO山口大会の開催が発表されたあと、毛利選手がその2週間前にDEEPで近藤選手と対戦すると聞き、驚きました。TORAO山口大会はプロモーターが山本陽一TNS代表で、毛利選手は大会をサポートする側です。毛利選手がTORAO山口大会をサポートするようになったのは、いつ頃のことなのでしょうか。

「初めてTORAO山口大会が開催されたのが2018年ですよね。もともと山口県で僕は『一心』という自主興行を開催していて、山本さんも一心のことを知っていたし、僕も山本さんが修斗の大会を行っているのも知っていました。僕も選手としてはもちろん、興行としてはDEEP山口大会を行ったこともあるし、一心の前には『RockUp』という大会もやっていて」

――RockUpと一心! 当時の中国地方の格闘技事情を知る者としては、興味深い名前ばかりです。

「アハハハ、そうですよね。そんななかで山口県では村井さん(村井貴史。毛利道場所属の元プロシューター。山口県内のアマチュア修斗普及に尽力した)がアマチュア修斗を開催するようになって。県内の格闘技をアマチュアから育てていく。そのベースが修斗にはありますよね。全国でアマチュア修斗を開催しているのは凄く良いことだし、僕も広めていきたいと思いました。

プロ興行を開催するにしても――今でもDEEPをやりたいという気持ちはあります。ただ、西日本の状況は山本さんのほうが分かっているし、その面で話も合うから、やりやすいんですよね。アマ修斗は歴史もあるから、選手のモチベーションも高まると思うし」

――もう20年以上、選手としてだけでなく興行にも携わってきた毛利選手から見て、中国地方のMMAはどのように変わってきたでしょうか。

「今はインターネットがあって、感覚的には東京も近くなったし、実際に山口県から東京の大会にも出やすくなったじゃないですか。僕がMMAを始めたのは2000年頃かな。あの頃は何もなかった。それこそ周りに格闘技のジムはなかったです。格闘技の情報についても、雑誌で『こういう選手が東京にいるのか』と知るぐらいで。それこそ今回対戦する近藤有己選手も、そういうメディアで見ていた大きな存在ですよ。

そんななかで、いかに自分たちをレベルアップさせていくか――試行錯誤しながら大会を行ってきたからこそ、東京の大会にも出られるようになった。だから今後も続けていかなきゃいけないと思っています」

――ジムの話でいえば、最初に毛利道場の存在を知った時は、まだ常設のジムはなかったと思います。そこから現在の広くて綺麗なジムを立ち上げた。2000年ごろに毛利選手が抱いていた夢を、一つひとつ実現している手応えはありますか。

「う~ん、夢かぁ……。あの頃って、庭に木の杭を4本立てて、ビニールシートを敷き、ホースを巻いてリングをつくったんですよ。そこ空手や柔道の経験者を呼んで、自分がやりたいMMA——東京から伝わってくる総合格闘技のルールで練習していたんですよね」

――ホースがロープ代わりのリング! しかも床がマットではなくビニールシートというのも凄いです。

「怪我も多いし、最悪な環境で(苦笑)。でも、そんななかで仲間も増えて、格闘技をやりたい人も集まってきました。そういう人たちのために、指導と設備に関しては東京に負けないものをつくりたいと思ったんです。自分も東京へ練習に行ったり、いろんなものを探し、勉強させてもらいました。

田舎なので、今でもMMAを知らない人は多いです。でも大会とか、摩嶋一整の試合を通じてMMAというものも認知されつつある。今、そういう良い状態でもあるんですよ」

――――一方、ジムを運営して興行もサポートするなかで、現役選手としての活動は難しくなりませんか。2011年から2018年まで、MMAに関してはブランクがありました。

「その頃は巌流島とかプロレスに出ていたんですよ。ただ、もともとプロレスが好きでMMAを始めたけど、やってきたのはMMAですからね。ずっとMMAの練習もしていたし、僕の中ではそんなに変わっていません。

何かって言うと……昔から『山口県で格闘技をやり、山口県で格闘技を広めていく』という気持ちは変わっていないんです。だからプロレスをやっている間も、自分としてはMMAを休んでいたつもりもなくて」

――なるほど。そうしてMMAを続けてきたことで、今回は近藤選手と対戦することになりました。

「凄く楽しみですよ。田舎で格闘技をやってきた僕にとっては、ずっと視てきた凄く有名な選手で。最近、年齢が近いと知ったんですけど(笑)」

――毛利選手も近藤選手も1975年生まれの同い年なのですね。

「そうです。学年は僕のほうが一つ上になるのかな(毛利は3月生まれ、近藤は7月生まれ)。同じ年齢ではありますけど、上の世代の選手というイメージですね。階級も違うし、対戦することはないと思っていました。

それがHIMEのセコンドでDEEPジュエルスに行った時、佐伯(繁DEEP代表)さんから『TORAO山口大会の試合は決まったの?』と訊かれて。前から山口大会で試合をすることは伝えていたんですよ。でも対戦相手が決まらなくて……。僕としても年に1回、地元で試合をするうえで誰が相手でも良いわけじゃない。意味のある試合をしたい。

で、佐伯さんに『決まっていないんですよ』と言ったら、『近藤選手とどう?』と訊かれたんです。僕としてはすぐ『試合したい』と思いました。だけど『少し待ってほしい』と答えたんですよね」

――11月17日にTORAO山口大会とRIZIN LANDMARK名古屋大会がある。その2週間前は運営者としても、指導者としても忙しい時期だと思います。

「そうなんですよ。だけど佐伯さんが近藤選手サイドにも話をしたあと、『近藤選手も毛利さんと試合したいみたい』と言ってきて。その瞬間『もうやるしかない』と思いましたよね。そこから試合することしか考えられなくなりました。

山本さんには、そのことは言いにくかったですけどね(苦笑)。でも大会運営のことは弟(毛利将文氏。毛利道場マネージャー)が昔からやってくれているので、不安はなかったです。弟がいれば心強いし、任せても大丈夫だと思いました」

――その近藤選手とは、どのような試合をしたいですか。

「山口県で格闘技と向き合ってきた僕が、東京の選手とどこまで立ち向かえるのか。そこで勝ちたい。これはずっと僕が思っていたことです。そういう意味では凄く楽しみだし、もう楽しみしかないですよ。自分がやってきたことを、近藤選手に真っ向からぶつけます」

――運営サイドとしてTORAO山口大会についても教えてください。

「TORAOって完成度の高い興行なんです。東京の大会にも負けないレベルにあると思います。選手もTORAOのような完成度の高い大会に出ることで、技術もモチベーションも高めてくれているのでしょうし。

自分も一心を開催していた頃から『格闘技って、こんなに凄いんだよ』ということを見せる大会を開いてきたつもりです。TORAO山口大会もそうです。試合一つひとつはもちろん、最初から最後まで全体を――大会の完成度を見てもらいたいですね」

――さらに17日には摩嶋選手の試合もあります。

「17日、僕は摩嶋のセコンドに行きます。大会は山本さんとウチの弟がいれば大丈夫ですから。同時に僕は、今の摩嶋のストーリーを潰したくないので。もちろんウチの道場からTORAO山口大会にも出場しますけど、そこは道場の仲間がバックアップしてくれますし。

なかなかね、僕もいっぱいいっぱいです。全く余裕はありません(苦笑)。だけどRIZINもDEEPも、そしてTORAOも全て僕がやってきた格闘技だから。選手もスタッフも育ってきた。17日も山口県にはいないけど、全部やりきります」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
KENTA(日本)

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
酒井リョウ(日本)

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
月井準南(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
マンド・グディエレス(メキシコ)

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己(日本)
毛利昭彦(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
SAINT(米国)

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー(日本)
立成洋太(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
水野新太(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
平本丈(日本)

The post 【DEEP122】毛利昭彦が語る近藤有己戦、TORAO、RIZIN「全部やる。全て僕のやってきた格闘技だから」 first appeared on MMAPLANET.
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Black Combat DEEP DEEP JEWELS o RIZIN イ・イェジ ケイト・ロータス サダエ☆マヌーフ パク・シユン 青野ひかる 須田萌里

【DEEP】DEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND試合結果!

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9月22日に大阪の錦秀会 住吉区民センター大ホールで開催されたDEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND。関西を中心にした地元の選手を中心にした対戦カードが組まれる中、やはり注目はなんと言ってもメインカード。RIZINにも参戦したDEEP JEWELSの常連・須田萌里(SCORPION GYM)が日本で定期的に試合をする韓国人選手イ・イェジ(team aom)と激突しました。

試合が決したのは1R。テイクダウンした須田のパウンドに対してィは正対。上になったものの、それに合わせて須田は下から腕十字!これがガッチリ極まってィはタップ。須田が見事に一本勝ちでメインを締めました。

須田はBLACK COMBATでパク・シユンに判定負けを喫してからの復活劇。これでRIZIN再出撃か、DEEP JEWELSのベルトを取りに行くのか、それともBLACK COMBATへのリベンジか。これからの進路が何とも楽しみです。

そして、同じくDEEP JEWELSを主戦場とする青野ひかる(FIGHT LYNX)はサダエ☆マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)と対戦。得意のテイクダウンで寝技に持ち込むと2Rを通してグラウンドを制圧。パウンド、肩固めでプレッシャーを掛けて試合をコントロールして判定勝ちを収めました。

負けが込んできた青野にとっては復活の足掛かりとなり得る大きな一勝。須田やケイト・ロータスに取った遅れを取り戻す事が出来るか。レスリング力とグラウンドコントロールは安定感抜群だけに再浮上に期待がかかります。
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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS46 DEEP Tokyo Impact HIME MMA MMAPLANET o Te-a YouTube アシルベック キック ケイト・ロータス パク・シウ フェルナンド ボクシング マサト・ナカムラ ライカ 万智 中井りん 修斗 原虎徹 和田千聖 大島沙緒里 安永吏成 山口コウタ 山崎桃子 彩綺 斎藤 本野美樹 村上彩 松岡疾人 桐生祐子 梶本保希 渋谷カズキ 滝田J太郎 濱口奏琉 藤田翔子 魚井フルスイング

【DEEP JEWELS46】彩綺戦へ、HIME「ストライカー対決であっても、ストライキングだけで終わりたくない」

【写真】 パンチ力があるからこそ、寝技で極める機会もでてくるでしょう(C)SHOJIRO KAMEIKE

8日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS46で、HIMEが彩綺と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年のプロデビューから8戦で4勝4敗。戦績はイーブンでありながら、その対戦相手が凄まじい。ケイト・ロータス、藤田翔子、本野美樹、大島沙緒里、桐生祐子、万智、パク・シウ、そして中井りんと戦いながらストライカーのイメージを確立してきた。そのHIMEが語るMMAキャリアと理想、そしてリングネームの秘密に迫る。


もともとは寝技でバックを取るのが得意なタイプでした

――今回がMMAPLANET初インタビューとなります。まずはこれまでのキャリアについてお聞きしますが、格闘技を始めたキッカケから教えてください。

「格闘技を始めたのは5年前ぐらいです。それまでは小学4年生からずっとバスケットボールをやっていました。バスケがキッカケで山口県に来たんですよ」

――バスケがキッカケで山口県に、というと……。

「出身は愛知県ですけど、大学の先生に『バスケで就職したい』と相談したんです。そうしたら山口県の大学の先生と繋がりがあり、こちらでバスケのチームを持っている会社を紹介してもらいました」

――バスケに詳しくなくて申し訳ないのですが、そのチームはプロなのですか。それとも実業団なのでしょうか。

「いわゆる社会人チームですね。プロチームのようにバスケ専業というわけではなく、会社の仕事をしながらバスケをやるという感じでした。でも31歳ぐらいの時に、監督から『子として終わってください』ということを告げられて」

――そこで他のチームに行くという選択肢はなかったのですか。

「自分としてはバスケを続けたいと思っていました。でも、そういう形でチームを離れることになって……。このままバスケを続けても、復讐心が残ると思ったんですよ」

――元のチームを見返してやろう、と。

「はい。そんな気持ちでバスケを続けても楽しくないないだろうと思っていた時に、毛利道場に入りました。とにかく体は動かしていたいので、フィットネスジムを探して。あの頃はバスケを続けたいという気持ちもありつつ、道場に通うようになりました」

――そこからMMAでプロデビューするまで、どのような経緯があったのでしょうか。

「最初は週2回のフィットネスクラスだけで、ミットを打つのがメインのクラスだったんですよ。その後にあったのが、プロの人もいるキックボクシングのクラスで。『次のクラスにも参加してみなよ』と誘われて、モジモジしながら参加してみたのが最初です(笑)」

――社会人チームでバスケをプレーしていたのであれば、他の一般会員さんよりも体力や体の動かし方などは、HIME選手のほうが上だったのではないですか。

「動けるね、体力はあるねとは言われていました。でも自分の中ではメッチャ辛かったです。バスケとは使う筋肉が違うというか、瞬発力から筋持久力に変わるので。ただ、飲み込みは速かったみたいで、例えば寝技の練習でエビをやってみても困ることはなかったですね」

――やはり凄い。しかし、その時点ではまだ選手になろうとは思っていなかったのですね。

「ジムに入ってから半年ぐらいで、アマチュアDEEPに出るお話をもらったんですよ。同じ時期に入会した、ちーちゃん……和田千聖選手の試合があって『同じ大会に出る?』と声をかけてもらいました。

その試合で負けて、『もっとMMAをやりたい』と思って、アマ修斗にも出たあとDEEPジュエルスでプロデビューすることに――ただ、当時はプロ選手になりたいと思っていたわけではないんです。そんな気持ちのまま、プロの肩書がついたというか……」

――そのなかでプロデビュー翌年には長いリーチを生かしたパンチ中心のファイトスタイルで、前年にDEEPジュエルスのアトム級王者となっていた大島選手に、ノンタイトル戦で勝利しました。もともと格闘技経験がないなかで、なぜ打撃中心のファイトスタイルを選択したのでしょうか。

「自分の中では、選択したわけではないんですよね。大島選手との試合も『打撃が得意だから打撃で行く』のではなく、『寝技じゃ絶対に勝てないから打撃で――』という感覚に近いですね(苦笑)」

――えっ! そうだったのですか。

「もともとは寝技でバックを取るのが得意なタイプでした。だから藤田さんとの試合もバック奪取からコントロールしたり、本野さんとの試合でもグラウンドの展開があって」

――そういえば……大島戦以降は打撃の印象が強すぎて、HIME選手のグラウンドについて頭から抜けていました。本野戦ではボトムからの展開もありましたし。

「アハハハ。まぁ『グラウンドもゼロではない』というぐらいで。寝技も好きなんですよ」

――一方で大島戦の後は桐生選手に秒殺KO勝利を収めたものの、続いて万智戦とパク・シウ戦で連敗を喫しました。

「万智選手との試合は負けたことより、自分のやりたいことが出せなかったことが悔しいです。それと、あの試合から『もっとグラップリングをやりたい』と思いました。パク・シウさんとの試合も『打撃の試合になるだろう』と期待してもらっていましたけど、実際は打撃勝負ではなくMMAで負けたわけですよね。パク・シウさんも試合前から『私がMMAで勝ちます』と言っていましたし」

――……。

「今、ストライカーとして評価してくれるのは嬉しいです。でもやっぱりトータルで強くなりたいですね。パク・シウさんは本当に圧も凄くて、こちらが打撃で行きたくても行けませんでした。でも逆に、あのプレッシャーを受けて『KOできなかったけど、KOされなかった。もう怖いものはない』と思ったんですよね。負けたけど凄く自信になった試合でした」

――なるほど。その自信を胸に、中井りん選手の対戦相手として立候補したと。

「行けるだろ、みたいな(笑)」

――実際のところ中井戦で敗れはしましたが、HIME選手がパンチで中井選手を削ることができていました。打撃の面で何か新しく取り組んだことはありましたか。

「打撃の当て方ですね。それまでは『綺麗に速く打つ』というイメージでパンチを打っていました。でも最近は、相手の急所を自分の拳の効くところで殴ることを意識しています」

――拳の効くところ、つまりナックルを正確に当てるということですね。

「そうです。おかげで左ジャブを効かせることができるようになりましたね。中井選手との試合でも左ジャブと右アッパーを出していて――そこから右ストレートを当てたかったです。でも『このスタイルで、この距離を保つことができたら』という手応えはありました。

階級が上の選手で、負けたけど試合をやって良かったと思います。あれだけプレッシャーが凄い選手と向かい合って、自分もパンチで攻め込むことができました。『これでまた49キロで試合をしたら、どうなるんだろう?』と楽しみです」

――次の試合は49キロ契約で、「ストライカー対決」と言われています。

「ストライカー対決であっても、ストライキングだけで終わりたくないです。ストライカーである自分も好きではあるんですけど(笑)」

――今はストライカーの自分と、寝技をやりたい自分では、どちらが上ですか。

「あぁ、際どい! どっちなんでしょうね。今はストライカーの自分のほうが好きかもしれないけど、綺麗に寝技で極めることがあれば、また変わると思います」

『姫か殿か、どちらか選んでいいよ』と

――なるほど。ちなみに対戦する彩綺選手がブレイキングダウン出身であることについて、何か意識したりはしますか。

「特にないですね。『次の相手は?』と訊かれて『ブレイキングダウンに出ていた彩綺選手だよ』と答えたほうが分かってもらえることもある程度で。もうDEEPジュエルスで何戦もしている選手ですし、私たちが戦うのはMMAなので。自分もMMAで勝ちます」

――最後に、HIMEというリングネームの由来は何なのでしょうか。

「バスケの時のコートネームがHIMEだったんですよ。バスケでは試合中、互いに呼びやすいよう2文字ぐらいの名前をつけることがあって、それをコートネームと言うんです。大学でコートネームを決める時、私はカッコいいのが良かったのに、先輩が悪ふざけで『姫か殿か、どちらか選んでいいよ』と言ってきて」

――アハハハ! ゆくゆくはMMAのリングネームがTONOになる可能性もあったのですね。

「いやぁ、そうなると選択肢は一つしかないじゃないですか。でも当時から私はボーイッシュで、『見た目がボーイッシュでコートネームがHIMEなら笑いが取れるじゃん』という先輩の言葉に乗ってしまいました(笑)。今もリングネームがHIMEなのにストライカーで、あの時にHIMEを選んで良かったと思います」

■DEEP JEWELS46視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後5時10分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV

■DEEP JEWELS46 対戦カード

<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
スーリ・マンフレディ(フランス)

<49キロ契約/5分3R>
HIME(日本)
彩綺(フリー)

<アトム級/5分3R>
村上彩(日本)
桐生祐子(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
知名眞陽菜(日本)

<60キロ契約/5分2R>
斎藤百湖(日本)
MANA(日本)

<アトム級/3分2R>
LIBBY(日本)
須田美咲(日本)

<バンタム級/5分2R>
Te-a(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アトム級/5分2R>
上瀬あかり(日本)
サラ(日本)

<フェザー級/5分2R>
超弁慶(日本)
近藤セリナ(日本)

■DEEP Tokyo Impact2024#04視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後12時35分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP Tokyo Impact2024#04対戦カード

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
梶本保希(日本)

<フライ級/5分3R>
渋谷カズキ(日本)
原虎徹(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
濱口奏琉(日本)

<フライ級/5分2R>
松岡疾人(日本)
安永吏成(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
渡邉龍太郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野新太(日本)
石塚一(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
湯浅帝蓮(日本)

<68キロ契約/5分2R>
滝田J太郎(日本)
宮本誠一(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ(日本)
フェルナンド(ブラジル)

<フェザー級/5分2R>
アシルベック(ウズベキスタン)
雄大(日本)

<フライ級/5分2R>
武利侑都(日本)
濱口麗地(日本)

<ライト級/5分2R>
宇良拳(日本)
渡部智偉(日本)

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第11試合/朝倉未来 vs. 平本蓮
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【元谷友貴】
石川県加賀市出身。アメリカン・トップチーム所属。
初代、第3代DEEPフライ級王者。
第7代DEEPバンタム級王者。DEEP2階級制覇王者。

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45 MMA MMAPLANET o RENA RIZIN SUPER RIZIN03 ケイト・ロータス

【SUPER RIZIN03】大健闘ケイト・ロータスの腹を攻め、止まらない連打でRENAがTKO勝ち

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
Def.2R4分18秒by TKO
ケイト・ロータス(日本)

サウスポーのケイト・ロータスが左インローも、RENAが右ストレートを伸ばす。ケイト・ロータスも踏み込んでワンツー、距離を測るRENAが右を当てる。前蹴りを入れ、ローに左から右ストレートを当てたRENAの組みに、体を入れ替えたケイト・ロータスが離れる。RENAは右インローを蹴り、ケイト・ロータスは前蹴りを繰り出す。RENAのワンツーに距離を取り、右ミドルを蹴ったケイト・ロータスは左ハイを繰り出す。左のショートを決めたRENAは、前蹴りを捌いていく。ケイト・ロータスが前蹴りを多用するが、RENAはどっしりと構え焦らずに、右インローを蹴る。

ケイト・ロータスの左の蹴りを前蹴りでストッピングしたRENAが、左ストレートをバックステップでかわして左フックを被せていく。さらにワンツーの右を当てたRENAがワンツーを続ける。しかし、健闘のケイト・ロータスが頭を下げて左ロングを届かせる。ケイト・ロータスの左ハイをガードしたRENAが手数でなく、質でリードした。

2R、ボディから左を入れたケイト・ロータスは、近い距離で組んでヒザを見せる。RENAはスーパーマンパンチを繰り出すが、組むと体を入れ替えられヒザを受ける。飛び込んでボディも、ややパンチが粗くなったケイト・ロータスはステップインされると首相撲、クリンチでは引けを取らない。RENAが右を当て、ケイト・ロータスは打撃の押収に疲れたか動きが落ちる。コーナーに詰めたRENAに対し、ケイト・ロータスは首相撲からヒザを見えせる。

ワンツー、そして右を入れたRENAは頭が下がったケイト・ロータスをギロチンで捕らえる。頭を抜いた直後に体が伸びたケイト・ロータスのボディにパンチを集めたRENAだが、右を受けて動きが落ちる。右ハイは空振りになったが、左を当てたRENAが左ボディを連続で入れ、右は顔面を打ち抜く。コーナーに詰まったケイト・ロータスにパンチを集中させる。必至にパンチを返すケイト・ロータスだが、RENAのパンチが回転数を増して止まらない。動きが止まったケイト・ロータスを見て、レフェリーが試合を止めた。左目の下を大きく腫らせたRENA が、満面の笑みを浮かべた一方、善戦のケイト・ロータスは涙を見せた。

「下からの追い上げがほぼ初めてなので、凄く怖かったです。でも殴り合えて、凄く楽しかったです。勝ってから言えと言われ、勝ったので。榊原さん、私にもチャンスを下さい」と話し、RENAが1、2、3、Shootで締めた。


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45 MMA o RENA RIZIN YA-MAN   ケイト・ロータス ボクシング 安保瑠輝也 平本蓮 摩嶋一整 新居すぐる 朝倉未来 鈴木千裕 鈴木博昭

【RIZIN】速報中!超RIZIN.3~朝倉未来×平本蓮~

IMG_0510
さてさてついに超RIZIN.3の日がやってきました。さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで開催されます。メインは朝倉未来×平本蓮。RIZIN初の5Rマッチにしてラウンドマストの判定がどう影響するのか。ついに因縁に終止符が打たれます。そしてついにやってくるマニー・パッキャオ。対戦相手が鈴木千裕から安保瑠輝也に代わりましたがボクシングレジェンドにとっては何の関係もないのか。安保が一矢報いるか。今宵はPPVで観戦しつつ電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださませ。


【第1試合 MMA フェザー級】
×新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
(2R チョーク)
○摩嶋一整(毛利道場)
1R、じわじわと前に出る摩嶋。一気に組み付いてコーナーに押し込む。しかし新居はボディに膝。しかし勢い余って転倒。すかさず摩嶋はバックに周ってグラウンドに引きずり込む。足を4の字にロックしてバックをキープ。さらに摩嶋はマウントに移行。じわじわと肩固めを狙う。しかし新居はしっかり組み付いてディフェンス。終了間際には摩嶋は肘とパウンドで削ってラウンドを終えた。
2R、新居は右ストレート、アッパーを単発ながら出し始める。嫌がった摩嶋はタックル。一度は切られたがドライブして組み付くとコーナーに押し込む。だが新居は突き放す。しかし摩嶋は再びタックル。組み付いて足を掛けるとテイクダウンに成功。バックチョークを仕掛ける。じわじわと絞め上げると新居はタップ!摩嶋が一本勝ちです!


【第2試合 BKFCベアナックルルール 女子フライ級】
○タイ・エマリー(オーストラリア)
(1R KO)
×チャリーサ・シガーラ(米国/ミレニアMMA)
1R、開始直後から至近距離での打ち合い。組み付いてのダーティーボクシング。身体が離れて打ち合いにあるとパンチの交差からエマリーのフックがヒット。シガーラはダウン。すぐに立ち上がったが鼻を抑える仕草。なんと鼻が折れているか。そのままダウンカウントが進みストップ!エマリーが衝撃のKO勝ち!


【第3試合 MMA フェザー級】
×鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)
(1R KO)
○YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
1R、開始直後から強めの打撃を交差させる両者。一触即発の展開。そこから鈴木がタックルでテイクダウン。しかしYA-MANはロープを背にして立ち上がる。差し合いになるとYA-MANはボディに膝を入れて身体が離れる。スタンドに戻ると激しい打撃の交差から鈴木がタックル。しかしYA-MANはこれを切ってスタンドの状態。YA-MANはボディ、アッパーを的確に入れて攻勢。鈴木も肘や前蹴りを打ち返すが口を開けてスタミナ切れか。するとYA-MANが右→左とフックをヒットさせると鈴木は前のめりでダウン。レフェリーが試合を止めた!YA-MANが圧勝です!


【第4試合 MMA 女子スーパーアトム級】
○RENA(シーザージム)
(2R TKO)
×ケイト・ロータス(フリー)
1R、徐々にプレスを掛けるのはRENA。手数は決して多くないが要所要所でパンチを打ち込んで前に出る。しかしケイトも臆せず打ち返す試合展開。タックルに1度の行かずにRENAを相手に打撃戦に応じる。有利の思われていたRENAだが決定打を与えられないままラウンドを終えた。
2R、RENAが一気にアクセルを踏む。積極的に間合いを詰めてパンチ、蹴りを打ち込むと何度もコーナーケイトを追い込む。動きが止まったところにボディに左右のフック、肘、膝を打ち込んで攻勢。それでもケイトは何度も組み付いたり、突き放してその度に脱出。しかしRENAのプレスをは強い。コーナーに追い込むと左右の連打。ボディを打ち込む。ケイトはダウンせず立ち続けるが見かねたレフェリーが試合を止めた!RENAが快勝です!