ドリカス・デュ・プレシ 2.00
イズラエル・アデサニヤ 1.83
カイ・カラ・フランス 2.36
スティーブ・エルセグ 1.62
マテウス・ガムロット 1.29
ダン・フッカー 3.70
タイ・トゥイバサ 2.80
ジャルジーニョ・ホーゼンストライク 1.46
リー・ジンリャン 3.85
カルロス・プラチス 1.28
ジュニア・タファ 1.77
ヴァルター・ウォーカー 2.10
ジョシュ・クリバオ 1.68
リカルド・ラモス 2.24
ケイシー・オニール 2.30
ルアナ・サントス 1.65
ジャック・ジェンキンス 1.13
ハーバート・バーンズ 6.50
トム・ノーラン 1.08
アレックス・レイエス 8.50
ソン・ケナン 1.57
リッキー・グレン 2.45
スチュワート・ニコル 1.44
ヘスス・アギラー 2.85
昨年ナンバーシリーズを2度も開催したオーストラリア。全12試合のうち、オセアニア勢は10試合に出場。オセアニア勢が出ないのは、リー・ジンリャンとソン・ケナンの中国勢が出場する試合。
メインはミドル級タイトルマッチ。昨年9月にストリックランドに敗れて王座から陥落したアデサニヤが、そのストリックランドを1月に破って新王者となったDDPことデュ・プレシに挑戦する。
昨年7月、DDPがウィテカーをKOした直後にアデサニヤがケージイン。お互い挑発を繰り返しており、そのままDDPがタイトルに挑戦する方向で進んでいたが、DDPが負傷により間に合わず、ストリックランドが代役となったという経緯がある。そのストリックランド戦は、1Rにアデサニヤが右をもらってまさかのダウン。その後もストリックランドのジャブでペースを握られ続けて判定負けで2度目の王座陥落となった。試合後には長期休養を表明し、今回は11ヶ月ぶりの復帰戦。2019年からタイトルマッチばかりを戦ってきて、精神的に消耗した部分もあったのかもしれない。
DDPはUFC7戦全勝。怪我でアデサニヤへの挑戦が流れた後、新王者となったストリックランドのタイトルに挑戦すると、終始互角の打撃戦で、判定スプリットでの僅差判定勝ち。南アフリカ国籍初のUFC王者となった。
アデサニヤが勝てばランディ・クートゥアに続いてUFC史上2人目の同一階級王座3回目の獲得となる(クートゥアはヘビー級で3回、ライトヘビー級で2回獲得)。
DDPはパンチの攻撃力は高いが、それに比べるとディフェンスは甘く、ストリックランド戦でもジャブを被弾して目が相当腫れていた。倒しに来なかったストリックランドに比べ、アデサニヤの一発をもらうと致命傷になる可能性もある。
アデサニヤKO勝ちと予想。
今回はオーストラリアのパースでの開催で、昨年2月以来。パースではUFCの前日に、地元のローカルプロモーション・Eternal MMAが開催されるが、昨年2月にもUFCの前日にEternalが行われており、その大会のメインで日本の平井聡一朗を破ったのが、今回セミに出場するエルセグ。その勝利がUFC関係者の目に止まったのか、コンテンダーシリーズを経ずにUFCとの契約を果たすと、欠場選手の代役としていきなりランカーのドボジャークと対戦し勝利してランキング入り。そのまま3連勝し、今年5月にランキング10位ながら王者パントーハに挑戦するチャンスを掴んだ。判定負けしたものの、パンチをヒットさせて優勢となる場面もあり、エルセグの評価が上がる試合だった。
今回はニュージーランドのカラフランスとのオセアニア対決。カラフランスは昨年9月のオーストラリア大会でマネル・ケイプ戦が組まれていたが負傷欠場しており、今回が1年2ヶ月ぶりの試合。ブランドン・モレノとの暫定王座決定戦でKO負けした後、アミル・アルバジ相手に押し気味で、メディアのほとんどがカラフランスを支持する内容で判定負け。
両者ともに、一度タイトル挑戦に失敗しており、すぐには次のチャンスが回ってこないと思われるが、それだけに、敗れた方は列のさらに後ろに並ぶことになる。オッズはややエルセグ優勢。
エルセグの実力がまだ不透明な部分もあるので、カラフランス判定勝ちと予想。
第1試合開始は18日朝7時から。速報します。