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【WNO05 】対戦カード Who’s Number ONE グラップリング・ワンマッチ大会、2020年ベストショー

【写真】グラップリング・オールスター戦、コ・メインはジオ・マルチネス✖ケネディ・マシエル──10th Planet✖IBJJF柔術だ(C)SATOSHI NARITA

2020年12月11日(土・現地時間)
WNO05

■視聴方法(予定)
12月12日(土・日本時間)
午前10時00分~Flo Grappling

■ 対戦カード

<ヘビー級/15分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)

<150ポンド契約/15分1R>
ジオ・マルチネス(ブラジル)
ケネディ・マシエル(ブラジル)

<女子ストロー級/15分1R>
グレース・ガンドラム(米国)
マイサ・バストス(ジョージア)

<ミドル級/15分1R>
ダンテ・レオン(ブラジル)
ロベルト・ヒメネス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヴァグネウタイ・ホシャ(ブラジル)
ジョン・ブランク(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
タイ・ルオトロ(米国)
コディ・スティール(米国)

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EBI Jiujitsu Over Time JJ Globo Report グレース・ガンドラム ダニエル・ケリー ブログ 未分類

【EBI JJOT】EBIルールの女子マッチもOTへ。エスケープタイムでガンドラムがケリーに勝利

<10分1R>
グレイース・ガンドラム(米国)
Def.OT
ダニエル・ケリー(米国)

ガードを取ったケリー、一度上を取ると座り再び下に。ガンドラムは外掛けから足を狙ったケリーに対し、足を取られたままバックに回る。ケリーは背中をつけてヒールからヒザ十字へ。ガンドラムは上体を起こし、ケリーのヒザを畳んでエスケープ。パスガードから頭を固める。ケリーは頭をぬいてデラヒーバ、アームドラッグと仕掛けていく。ガンドラムはハニーホールを取らせず、ここで下を選択。

ロックダウンからエレクトリックチェアー、ケリーは腕で掴まれていた方の足を抜いてリバーサルを許さない。ガンドラムは再びトップからパスで攻めると、形的には担ぎパスでサイドを取る。ニーインベリーからマウントを狙ったガンドラムだが、この動きに後転したケリーがエスケープに成功する。そのケリーは上攻めからストレートフットロックもガンドラムがサドルから内ヒールへ。ヒザを蹴って逃げようとしたケリーは、体を起こしガンドラムの二の腕を蹴ってクラッチを外す。

残り1分、ケリーはツーオンワン・グリップからリバーサルを狙い、尻もちをついたガンドラムがベリンボロでバックを伺う。蹴って距離を取ったケリーにヒザ十字を仕掛けたガンドラムだがタイムアップに。試合はOTへ。

先攻のケリーがバックを選択。ガンドラムは腰をずらして胸を合わせてエスケープし、自らもバックを選ぶ。四の字フックのガンドラムは極めることはできなかったが2分間エスケープを許さなかった。

OT2本目、コントロールタイムで遅れを取ったケリーはガンドラムを極めることができない。後攻ガンドラムはスパイダーウェブから腕十字で右腕を伸ばすも、ケリーはタップせず体を跨いで立ち上がり防御に成功した。

最後のOT、ケリーはここもバックからの攻めを選ぶ。35秒で胸を合わせたガンドラムが、ここもスパイダーウェブを選び、右足を抱えてケリーの右腕を伸ばしに掛かる。足とともに右腕を伸ばしたガンドラムは、体を並行にされても手首を放さず2分のコントロールを完遂させ、エスケープ時間の短さで勝利を手にした。


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EBI Jiujitsu Over Time JJ Globo Preview グレース・ガンドラム ダニエル・ケリー ブログ

【EBI JJOT】組み技界のPK合戦?=OTのみのトーナメント開催。スーパーファイトにガンドラム出場!!

【写真】タンキーニョに果敢に足関節を仕掛けるクリコリアン。もちろん、OTではこのような攻防は見られない(C)SATOSHI NARITA

19日(日・現地時間)にエディ・ブラボー率いるEddie Bravo Invitational=EBIが、ついにJiu Jitsu Over Timeと銘打ったフェザー級16名トーナメントを行う。

オーバータイム、つまりノーポイント&サブオンリーのEBIや同じくノーポイント&サブオンリー、加えて掌底ありのコンバット柔術で時間内に一本決着がないときに用いられオーバータイム・ルールだけで勝敗を争うというものだ。


このオーバータイムは先攻・後攻をコイントスで決め、先攻となった選手がバックグラブ&襷掛け=シートベルトポジションか、腕十字で相手が手をクラッチしている状態=スパイダーウェブを選択。ここからタップを奪うか、攻められている方がエスケープに成功するまでのタイムを計測し、後攻の選手と競い合う。

どちらかが一本&エスケープにならなければ、3本まで繰り返す。いってみれば柔術やグラップリングの一つのシチュエーションを切り取って、そこからフィニッシュかエスケープかを争う。テイクダウンもリバーサルも、トランジッションもない──野球でいえばタイプレークかホームラン競争、サッカーならPK合戦、ゴルフならパターゴルフのみを切りとり、白黒をつけるといった競技になる。

もはやこれがグラップリング競技なのかも判別がつかないが、16人の参加選手にはADCC東海岸予選や西海外予選を制しているイーサン・クレィンステイン、昨年のADCCに出場(66キロ級でタンキーニョに初戦で敗れる)した10thPLANETの次世代のエース候補キース・クリコリアン、コンバット柔術ワールド・バンタム級でニック・ペースに勝ったゲイブリエル・デフロン、同じくCBBWフェザー級T出場のルイス・キニョネスらがエントリーしている。とはいってもホームラン競争だけに、勝敗の予想はつけようがない。逆にヒーロン&ヘナーのグレイシー兄弟のような、グラップリングや柔術のなかでOTの思想を持って戦ってきた護身柔術家の出現を望みたい。

The Ultimate Rea Naked Choke Shootoutと副題がついているように、今回はシートベルトポジションからスタートし、スパイダーウェブへの移行は認められるようだ。そんな一発勝負グラップリングトーナメントのなかで、EBIルールで組まれたグレース・ガンドラム✖ダニエル・ケリーのスーパーファイトはノーポイント&サブオンリーのノーギ柔術の醍醐味が詰まった試合になりそうだ。

Quintet Ultraでシンシア・カルヴィーロをストレート・フットロックで17秒殺したケリーは、EBI18で日本の湯浅麗歌子と2回戦で戦いOTで敗れている。一方、Quintet Fight Nightでその湯浅とドローだったのが、ガンドラムだ。エディをして、10thPLANETのP4Pと言わしめる18歳になったばかりのガンドラムは、エディと10thPLANETの技術を余すことなく使いこなすことができるフィニッシャー。

バックコントロール→トラックポジション→バナナスプリットもしくはツイスター。Xガード→ロックダウン→エレクトリックチェアー、さらにスイープからパス。ラバー→デッドオーチャー→腕ひしぎ腕固め、次から次へと10thPLANETのテクニックを繰り出す──ガンドラム。彼女とケリーの一戦はアルティメットRNCシュートアウトと対極にあるグラップリングの醍醐味が見られそうだ。