<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
Def.2-0:30-27.29-28.28-28
グラム・クタテラゼ(ジョージア)
素早い左ジャブを伸ばすイスマグロフに対し、クタテラデスが左フックから右ローを蹴っていく。そのクタテラゼの前進にワンツーを合わせていったイスマグロフはボディロックを切って突き放すと、右クロスを入れる。イスマグロフはボディショットを受け、足を使って一旦仕切り直す。クタテラゼは右オーバーハンド、ジャブにショートのワンツーを放つ。組んだイスマグロフはクタテラゼのウィザーにテイクダウンを奪えず、逆にヒザをボディに受ける。イスマグロフの右フックに組みついたクタテラゼがヒザ蹴りからエルボーを打ちこむ。
ケージを背負ったイスマグロフにヒジの追撃を入れたクタテラゼが、ムエタイ流のフリップで宙を舞わす。立ち上がったイスマグロフは左フックをヒット。しかし、パンチが荒くなり前蹴りを顔面に受ける。右ハイを空振りしたクタテラゼは右フックを打たれたが、右ストレートを当てて初回を取ったか。
2R、左ジャブをヒットさせたイスマグロフはクタテラゼの左フックをバックステップでかわす。左ローから左ミドルを蹴ったクタテラゼだが、左ボディを被弾する。さらに右ストレートを打たれたクタテラゼが右ローから右ハイを狙う。これをスウェイで外したイスマグロフの右ストレートも届かない。
ハイレベルな打撃の神経戦を繰り広げる両者、イスマグロフがジャブを決める。ローを蹴り組みついたクタテラゼは、体を入れ替えられてボディロックへ。両者が離れ、クタテラゼが右をヒット。さらに左フックから右ロー、ダブルレッグへ。スプロールしてジャブを入れるイスマグロフは続くテイクダウン狙いも切ってボディを殴る。続いて左リードフックを当てたイスマグロフは右を打たれそうになっても右ボディで腹を抉る。跳びあがるような右ハイを空振りしたクタテラゼが左ミドルを蹴り込むと、後ろ回し蹴りを繰り出す。イスマグロフが引き続き左ジャブを当て、残り30秒を切ってワンツー、そしてジャブを入れる。クタテラゼのエルボーを届かず、この回はイスマグロフが取った。
最終回、クタテラゼが左ミドル、ワンツーをかわして左ボディフックを打っていく。ワンツーからスリーフォーと拳を伸ばすイスマグロフが、結果左ジャブをヒットさせる。クタテラゼの跳びヒザにダブルレッグのイスマグロフだが、スプロールされてテイクダウンを奪えない。イスマグロフはワンツーに右を合わせていくと、ローにも右を打っていく。
イスマグロフはクタテラゼのテイクダウンの踏み込みをバックステップでかわすと、右を見せて逆に組んでいく。ケージにクタテラゼを押し込んだイスマグロフはワキを潜られそうになり体を入れ替えられる。ここでクタテラゼがエルボーを決めて離れ、後ろ回し蹴りへ。これは距離が合わず、試合は徐々に根性勝負の展開に。
クタテラゼが右ミドルを蹴り込み、イスマグロフが左リードフック、ステップインに右アッパーを狙う。クタテラゼは右ハイ、ダブルレッグを切られて左ローを蹴る。執拗に組み、離れ際に打撃を狙うクタテラゼだが、逆にシングルレッグで尻もちをつかされる。と、スクランブルでヒザを狙ったクタテラゼにレフェリーが注意を与えてブレイクが命じられる。
ヒザは胸に入ったようだが、レフェリーは太腿が顔面に触れたことで試合を止めたようだ。手を合わせて謝罪するクタテラゼは、スタンドでの最後の10秒で右ミドルを蹴ったがイスマグロフが右をヒットさせて時間となった。
互いに攻める意識を持ち続けた打撃戦は2-0でイスマグロフが判定勝ちを収め、「UFC、次はビッグファイト。準備はできている。僕はレスラーだが、エキサイティングが試合をUFCで見せたかった。打撃でもカザフ人は勝てる」とアピールした。
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【UFC ESPN37】神経戦から根性マッチへ。タフな打撃戦でイスマグロフがクタテラゼに競り勝つ first appeared on
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