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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#03 UFC アハメッド・アミール アレックス・マルチネス アンソニー・ペティス クレイ・コラード サディボウ・シ ジェレミー・スティーブンス ジャラ・フセイン・アルシラウィ スティービー・レイ ディラノ・テイラー デニス・ゴルソフ ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ ブルーノ・ミランダ ボクシング マゴメド・マゴメドケリモフ ライカ 西川大和

【PFL2023#03】西川大和を迎え撃つ、クレイ・コラード「ベイビー。俺の狙いはいつだって初回KO、6Pだ」

【写真】コラードはロッキングチェアーで、前後に揺れながらリモート取材に応じてくれた(笑)。MMA戦績は21勝10敗、ボクシングは9勝6敗2分け。上半身を揺らすのは日常となっている(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2023#03が開催され、西川大和が北米メジャー初陣を戦う。

その前に立ち塞がるのが、クレイ・コラードだ。ボクシングとMMAを並行して戦うストライカーは、2021年シーズンでアンソニー・ペティス、昨年はジェレミー・スティーブンスという元UFCファイターを破っている。

常にファンが喜ぶ試合をする一方で、100万ドルには届かないコラードに初インタビューを試みた。


──8日後に、西川大和選手と対戦します(※取材は米国時間の6日に行われた)。今の調子を教えてください。

「最高の状態だ。これ以上ないぐらい、準備はできている」

──2021年のシーズン開幕戦ではアンソニー・ペティスを相手にジャイアントキリングをやってのけ、昨年も元UFCファイターのジェレミー・スティーブンスを破りました。今回はビッグネーム相手でなく、米国では無名の日本人ファイターが相手です。試合に向け、気持ちを創るうえでこの違いは何か関係してきますか。

「正直、大物と戦う時は時々ナーバスになる。それが良いことか悪いことかは分からないけどね。ただニシカワは20歳で、10連勝中だ(※正確にはMMAでは14連勝中)。凄くハングリーに違いない。誰だって名前を上げたいからね。良いファイターだけど、俺と戦うんだからそうはならない。

彼との立ち位置では、俺の方がビッグネームだ。この格……上下関係がひっくり返ることは許さない。さっきもいったけどペティスやスティーブンスと戦った時の方が神経質になっていた。でも、最善の準備をするという点では変わりない」

──西川選手の試合に関しては、映像などチェックできましたか。

「なんか、ちょっと前の試合映像だけど視ることはできたよ。対戦相手の研究は必要だし、コーチと一緒にチェックした。サブミッション・スペシャリストで、俺と殴り合うことはしないだろう。俺としては立って戦い続けるつもりだ」

──西川選手が打撃もできることは、日本では知れ渡っています。ただ、その最大の特徴はガードを取り、下から相手をコントロールしてエルボーやパンチを使う点にあると思います。

「ヤツはゲーマーだよ。ファイトをしたがらない。映像で引き込むのは見た。そうさせないように戦うし、仮に引き込んでガードの中に入れられてもPFLではエルボーは反則だ。どうぞ、ヒジを出してくれって(笑)。それで俺は反則勝ちになるから。アハハハハ。楽してポイントを得ることができる。

でも日本からチャレンジしてくるファイターとの戦いは、楽しみでならない。日本の皆も、俺の勝利を見てもそんなに落ち込まないでほしい。できる限り、試合を楽しんでほしいと思っている。

俺自身PFLで戦うのは3年目で、ポイント制の大変さは身に染みている。だからこそ、PFLで戦っていると成長できるんだ。少しでも早く倒す、そのために皆が必死にペダルをこぎ続けているからね。レギュラーシーズンで終わらず、少しでも多く試合をするために皆が懸命になっている」

──PFLはシーズン制を敷いていますが、クレイはシーズンオフにはボクシングの試合に出て、オフになっていないですね。

「ただ、戦うのか好きで戦っていたいからだよ。もちろん、そうやって金を稼ぐ必要もあるしね。何より戦い続けることで、技を磨いておきたい。PFLはボクシングを戦うことは許可してくれるし、PFLがOKなことにチャレンジし、NOなことはしない。それがファイターとプロモーションの関係だし、彼らを尊重している。

ただシーズンを通してフェザー級で戦うのは、俺には厳しいけどシーズンオフにスーパーファイト的なショーがあって、そこでブレンダン・ラフネーンと戦ってみたいね。アイツとなら、最高の殴り合いができそうだから。1試合だけなら、フェザー級に落とせそうだしね」

──シーズンオフにスーパーファイト大会。グッドアイデアです。ぜひとも、レイ・セフォーに進言してください。

「そうだね。そうしよう(笑)。その前に、しっかりとヤマトを倒さないとな。ベイビー。俺の狙いはいつだって初回KO、6Pを取ることだから。ファイヤーワークス、魂が削られる殴り合いも望むところだけど、レギュラーシーズンはケガすることなくアッサリ倒して6P取るのが一番だからね」

──初戦で6Pを獲得すれば、プレイオフ進出に向け非常に有利な立場になります。ところで今シーズンでは、誰が最もタフな相手になると考えていますか。

「う~ん、どうだろうな。アレックス・マルチネスじゃないかな。アイツは良いファイターだ。去年、アイツと戦って……あの試合内容でスプリット判定負けっていうのは、俺も納得しているわけじゃない。けど、アイツは強いよ。

俺の試合はいつだってファンが喜ぶ。それが俺の戦いなんだ。だから、PFLもボーナス制度をスタートさせてほしい(笑)。ただし、俺のゴールはファイナルで勝つことだ。今年はチームを移り、新しいコーチや練習仲間の下で準備してきた。ハードかつスマートに調整してきたんだ。100万ドルを手にするために。それが俺のミッションだから」

■視聴方法(予定)
4月15日(土・日本時間)
午前8時00分~DAZN

■ PFL2023#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ベン・エグリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
スティービー・レイ(英国)

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ミッチェル(豪州)
ナイブ・ロペス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
アハメッド・アミール(エジプト)

<ウェルター級/5分3R>
ザック・ユソラ(米国)
ブランドン・ジェンキンス(米国)

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
ショーン・バーゴス(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
西川大和(日本)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
パトリック・ブレイディ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・ヘアル(ブラジル)
ダービッド・ザワダ(ドイツ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
ディラノ・テイラー(米国)

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F1 MMA o PFL UFC アンソニー・ペティス クレイ・コラード ボクシング 修斗 西川大和

【PFL】西川大和参戦!4.14 元UFCファイターと対戦!

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修斗世界ライト級王者の西川大和が北米のMMAイベントPFLに参戦する事が発表されました。現地時間4月14日にラスベガスで開催されるPFL 3: 2023 Regular Seasonに出場。UFCに参戦経験のあるクレイ・コラードとライト級で対戦するとの事。

一時はUFC参戦が発表されながら直前で諸問題が発生して出場が頓挫していた西川。その後の進路を心配していましたが、戦いの場がしかも北米で整った事は喜ばしい限り。

PFLは各階級でリーグ戦形式で試合が行われており、プレーオフの末に優勝すると賞金100万ドルを手に出来るなど条件面も申し分ありません。

しかし対戦相手のクレイ・コラードはMMA戦績21勝10敗と経験値の高さで西川を上回っており侮れない。2014年当時にUFCにも参戦し1勝を挙げています。そうかと思えばプロボクシングにも挑戦。PFLでは元UFCライト級王者のアンソニー・ペティスからダウンを奪って判定勝ちを収めました。

西川はコラードを相手に打撃で応戦しつつ、寝技に持ち込んで仕留める作戦か。修斗で見せた下からの攻撃など、既存のMMAに染まり切らない西川らしさが出るか注目です。
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【PFL2023#03】オクタゴンからデカゴンへ。西川大和、20歳の挑戦はクレイ・コラード戦から

【写真】 凄まじいメンツのなかで戦う西川。まずはコラードを破り、次により格上とされる選手との戦いを実現させてほしい(C)Zuffa/UFC

4月14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン第3週に西川大和が出場し、クレイ・コラードと対戦することが発表されている。

1日のPFL2023#01の工藤諒司(vsモヴリッド・ハイブラエフ)、7日のPFL2023#02の東陽子(vsマリーナ・モフナトキナ)に続き、3人目の日本人の正式出場が決まった。

修斗世界ライト級王者はご存知のように一度はUFCとの契約が発表され、昨年10月22日にマゴメド・ムスタファエフと対戦がアナウンスされたが、サステインとの契約問題が発生し、結果的にムスタファエフにも契約問題が存在したことで、19歳でのオクタゴン・デビューは一旦棚上げとなった。


その後は2023年の仕切り直しという話も伝わってきていたが、年が明けて1月になると西川サイドはPFLと交渉に切り替え、ビザを取る段取りを進めていた。オクタゴンからスマートケージ=デカゴンに戦う場所は変わっても、国内にいては対戦できない相手と確実に2試合、勝ち進めば4試合&1億3500万が先に見えてくる1年間の過ごし方は、キャリアアップを考えても決して後ろ向きな選択ではない。ばかりか、最終的にUFCの頂点を目指すうえでより良いチョイスともいえる。

(C)PFL

初戦の相手となるカシアス・クレイ・コラードは昨年、1昨年とPFLライト級シーズンに出場し2021年は準決勝、2022年はレギュラーシーズン敗退もアンソニー・ペティス、ジェレミー・スティーブンス相手にジャイアントキリングを起こし、現在はBRAVE CFで印象的な活躍をするジョイルトン・ラターバックにも競り勝っている。

オリヴィエ・オバメルシェ、シェーン・バーゴス、ナタン・シュルチ、スティーヴィー・レイ、ハウシュ・マンフィオ、アレックス・マルチネスというPFLベテラン。さらにはBRAVE CFライト級王者アフメッド・アミールの新規参戦もある。。

(C)ACA

さらにさらにACB & ACAライト級チャンピオンだったアブドゥルアジズ・アブドウルアクヘヴァが北米デビューを果たす、PFL2023年ライト級シーズン。

凄まじい対戦相手との戦いが、西川には待ち受けている。このメンツのなかで西川が4試合、いや3試合を戦うことになれば、彼の力がUFCで戦うに相応しいと御墨付が得られるといっても過言でない──20歳のチャレンジだ。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#04 アレックス・マルチネス アンソニー・ペティス クレイ・コラード ブレンダン・ラウネーン 工藤諒司

【PFL2022#04】打撃優勢のコラードが、マルチネスのTD&コントロールに下りプレーオフ進出ならず

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
クレイ・コラード(米国)

3P同士、勝ってプレーオフを決めたい両者のメインイベント。コラードが序盤から積極的に前に出て、マルチネスも近距離でパンチを振るっていく。コラードは2度に渡りクリンチへ。切ったマルチネスを追いかけてジャブからコラードが組みつく。ここも離れたマルチネスに対し、コラードは徹底して組んでいく。ボディロックも切ったマルチネスは、ボディを抉られてケージを背負う。直後にコラードのグローブのテープに不具合が起こり、試合が中断される。

再開後、パンチで前に出るコラードはマルチネスのシングルレッグを切ると、パンチで圧力を掛けてテイクダウンを奪う。立ち上がってロー、ボディを踏みつけたコラードが下がって、スタンドで待つ。マルチネスは右ローに続き、左ハイを蹴る。これをキャッチしたコラードがテイクダウンを奪い、飛び込んでパンチ。そのままパンチでパスの圧力を掛け、マルチネスは背中を譲って立ち上がる。RNC狙いは防がれたコラードは左を当てて、右フックからボディにパンチを纏める。さらに顔面を打たれたマルチネスが、ダブルレッグでテイクダウン。足をきかせたコラードが、草刈りスイープを狙ったところで時間に。

2R、左に回りつつ右を伸ばしたマルチネス。コラードはワンツーからローを繰り出す。マルチネスがジャブの差し合いで距離を取るが、ローからボディを殴るコラードが前に出る。左フックをヒットさせ、ロー&ボディと攻撃を散らしたコラードに対し、マルチネスがダブルレッグからバックに回る。コラードが胸を合わせると、離れたマルチネスはローを蹴られ続くダブルレッグを切られる。

コラードはジャブを当て、左に回るマルチスネスに左ストレートを打ち込みダウンを奪う。マルチネスはスクランブルで足関節を狙うが、抜いたコラードが鉄槌を打ちつける。バックを取りに行き、前方に落とされながら腕十字を仕掛けたコラードは、これを凌がれバックを許す。コラードの前転、グランビーロールを2度に渡り凌ぎバックをキープしたマルチネスが、四の字フックからRNCの態勢に入る。

完全に入ったと思われたが、手首を掴んで防いだマルチネスが舌を出して大丈夫だとアピールする。手首を取り、胸を合わせに行くコラードは背中を取られた状態で立ち上がる。マルチネスは四の字フックを続け、前方に叩きつけられてもバッググラブを解かなかった。

最終回、鋭い右カーフを蹴ったマルチネスに対し、コラードがワンツーで前に出てボディを殴る。マルチネスがワンツー、殴られてもコラードは前に出てローを蹴る。ここから左ジャブ、ボディからロー、さらにボディ&顔面を殴ったコラードはテイクダウンダウンにロールを狙いもマルチエンスがしっかりとトップを取る。

スクランブルでバック&フックを狙ったマルチネスの足をキャッチしてリフト、後方にコラードが倒れ込む。ここでもバックを譲らなかったマルチネスは立ち上がる。胸を合わせに来たコラードのダブルレッグに対し、マルチネスがギロチン。絞めることができず、下にされたマルチネスはスタンドで待ち受けたコラードに続き、立ち上がる。左の蹴りに左のパンチを受けてバランスを乱したマルチネス。コラードはここもスタンドで待ってスタンドでケリをつけるつもりだ。

右を当て、ボディを打ち抜いたコラードが1度はダブルレッグを切るが、2度目のダブルレッグでテイクダウンを許す。背中を譲ってキムラグリップからスイッチを狙ったコラード。マルチネスが粘ってトップを死守する。コラードはスイッチ狙いも、最後は背中をマットにつけてタイムアップを迎えた。

2Rにダウンを奪いながら、RNCでピンチを迎えたコラードだが、落とすとするとこの回だけで29-28は堅いか。

結果、ジャッジの裁定は割れ──マルチネスが判定勝ち。会場を沸かしたコラードはプレーオフ進出を逃し、マルチネスがアンソニー・ペティスとオリヴィエ・オバメルシェに続きトップ4を確定させた。

今回の裁定、2022年シーズン2週目の工藤諒司✖ブレンダン・ラウネーン戦を彷彿させる。殴り合い大歓迎のPFLだが、その実テイクダウン&コントロールをしっかりと評価するジャッジが揃っているようだ。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#04   アレックス・マルチネス アントニオ・カルロス・ジュニオール クレイ・コラード ジェレミー・スティーブンス ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ ブルーシ・ソウト マーチン・ヘルド マールシン・ハムレット ロブ・ウィルキンソン

【PFL2022#04】計量終了 崖っぷちのジェレミー・スティーブンスが坊主頭で計量クリア

【写真】髭も剃られており、思わず見返さないと確信が持てないが──確かにジェレミー・スティーブンスだった (C)PFL

16日(木・現地時間)、17日(金・同)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2021#04の計量が行われた。

ライト級レギュラーシーズンマッチ4試合とシングルマッチ1試合、ライトヘビー級シーズンマッチ5試合に出場する全20選手が無事パスしている。


ライト級で勝ち星を持っているランク上位の潰し合いが組まれ、昨年優勝のハウス・マンフィオはセレモニアル計量が終わり、「5勝0敗なのにまたアンダードッグ? なぜだろうね(笑)。でもスーパータフな相手だとは分かっている。オッズはバランスをみているんだろうね。でもベットするなら僕に、だよ」と笑顔で語った。

そのマンフィオと戦うオリヴィエ・オバメルシェは昨シーズン最終戦で、対戦予定のナタン・シュルチが欠場しボーナス獲得の機会を逸しレーオフ進出争いから脱落した。その際に、結果的に昨シーズン優勝者となるマンフィオにエレベーターの中で顔合わせ、「そのおかげで僕は残れた」と感謝されたという。

「彼は良いヤツなんだよ。そんな彼と対戦して今年は痛めつけないといけないのはちょっと思うところあるけど、それが僕の仕事だから。100万ドルのことは少し考える。でも、プレーオフ進出できるかどうかということで、ナーバスになることないよ。ただ戦うだけだから」とオバメルシャは話した。

一方、メインで戦うクレイ・コラードとアレックス・マルチネスはまず後者が「何が何でもやりとげる。だからここにいるんだ。タフなテストはファイターにとって良いことだから、とても楽しみにしているよ。自分が何を試合で出せるのか、それがとても重要になってくる。どういう風に説明したら良いのか分からないけど、神がいつも僕を見守ってくれているから自信を持って戦うことができるんだ」とインタビューに答えた。

対して、コラードはプレーオフ進出が懸かった大会でメインで戦う直前に、愛娘が誕生し「彼女をこの腕で抱いて何とも言えなくなった。でも、試合に集中している。賞金を家に持ち帰ることが家族のためだからね。生まれる前にコトを終わらせて抱きたかったけど、また戻って彼女を抱きしめるよ。少しでも早くKOをして、家に帰りたいかって? タフな相手を用意してくれたよ。でも俺はいつでもKOするために練習している。3Rか2Rか、1Rなのか。とにかく倒す」とコメントした。

現在0P、プレーオフ進出には少しでも早くフィニッシュ勝利し、ポイント上で上位選手にプレッシャーを与えたいジェレミー・スティーブンスは、頭を丸めてステージに登壇。1ポンドオーバーリミット丁度の156ポンドでスケールを終え、マイルス・プライスと戦うのみとなっている。

■視聴方法(予定)
4月21日(木・日本時間)
午前8時00分~DAZN

■ PFL2022#04計量結果

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード: 155.2ポンド(70.39キロ)
アレックス・マルチネス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.8ポンド(93.34キロ)
ブルーシ・ソウト: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ: 155.8ポンド(70.66キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 156ポンド(70.76キロ)
マイルス・プライス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマル・アクメトフ: 203.2ポンド(92.16キロ)
テオドラス・オークストリス: 204ポンド(92.53キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 156ポンド(70.76キロ)
マーチン・ヘルド: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ: 204.8ポンド(92.89キロ)
デラン・モンチ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 206ポンド(93.44キロ)
ヴィクトル・ペシュタ: 205.8ポンド(93.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイク・チルダース: 155ポンド(70.31キロ)
ナサニエル・ジェナーマン: 155ポンド(70.31キロ)

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#04 アレックス・マルチネス アンソニー・ペティス アントニオ・カルロス・ジュニオール オマリ・アクメドフ クレイ・コラード ジェレミー・スティーブンス ジョシュア・シルヴェイラ スティービー・レイ ドン・マッジ ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ ブルーシ・ソウト ブログ マーチン・ヘルド

【PFL2022#04】ペティス優遇ライト級。星勘定上位戦=マンフィオ✖オバメルシェ&コラード✖マルチネス戦

【写真】文字通り星勘定が必要になってくるマンフィオ✖オバメルシェ、コラード✖マルチネスというライト級の上位対決だ (C)PFL

17日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナでPFL2022#04が開催される。

ライト級とライトヘビー級からレギュラーシーズン2巡目=最終戦を迎える。とはいっても現在ランク1位のアンソニー・ペティスは、第1巡と同様に別階級の試合が組まれたイベントに出場=24日の#05大会でスティービー・レイ戦が決まっている。

初戦でマイルス・プライスを初回に三角絞めで一蹴し6Pを獲得しているペティスとアレックス・マルチネスに判定負けを喫したレイとの対戦は、プレーオフ進出の可能性が高い特別枠のように見受けられる。

なんせ、今大会ではランク2位のハウシュ・マンフィオは5位のオリヴィエ・オバメルシェと、ランク3位のクレイ・コラードは4位のマルチネス戦がマッチアップされている。ポイントのある選手同士が潰し合いを強いられている状況とは、余りにも対照的なペティスへの厚待遇ぶりだ。

それでもドン・マッジがドロップし、マーチン・ヘルドが加わったライト級戦線、マンフィオは勝てば10~7点まで得点を伸ばすことができ、判定勝ちでもプレーオフ進出は堅くなる。

対してマンフィオと対戦するオバメルシェ、コラード✖マルチネスは最大9P獲得できるが、最小では6点に留まる。確実性を取るのか、ボーナス獲得ファイトを狙うのかは、自身がデカゴンに足を踏み入れるまでの試合結果によってくる。


無得点組みは初回フィニッシュのボーナスで最大6点、判定勝ちだと3P獲得という状況は自力入賞の可能性はなく、プレーオフ進出は上位勢の結果次第だ。

それゆえにプライスを用意されたジェレミー・スティーブンス、ヘルドと戦う2度の世界王者ナタン・シュルチも対戦相手同様にフィニッシュ優先ファイトが必要となる。

一方、ライトヘビー級は5Pを持ちランク4位のコリー・ヘンドリックスが欠場し、それ以外のランク上位選手=1位アントニオ・カーロス・ジュニオール、2位オマリ・アクメドフ、3位ロブ・ウィルキンソン、5位(実質4位)のマールシン・ハムレットがそれぞれ、ブルーシ・ソウト、テオドラス・オークストリス、ヴィクトル・ペシュタ、今大会から参戦のジョシュア・シルヴェイラと0点ファイターとの試合が組まれている。勝てば勝ち抜きの上位勢✖フィニッシュ必須の下位ランカーという構図だ。

【ライト級ランキング】
1位 6p アンソニー・ペティス
2位 4p ハウシュ・マンフィオ
3位 3p クレイ・コラード
4位 3p アレックス・マルチネス
5位3p オリヴィエ・オバメルシェ
6位 0p ナタン・シュルチ
7位 0p スティービー・レイ
8位 0p ジェレミー・スティーブンス
9位0p ドン・マッジ
10位 0p マイルス・プライス
11位0p マーチン・ヘルド

【ライトヘビー級ランキング】
1位 6p アントニオ・カーロス・ジュニオール
2位 6p オマリ・アクメドフ
3位 5p ロブ・ウィルキンソン
4位 5p コリー・ヘンドリックス
5位 3p マールシン・ハムレット
6位 0p テオドラス・オークストリス
7位 0p エミリアーノ・ソルディ
8位 0p ブルーシ・ソウト
9位 0p ヴィクトル・ペシュタ
10位 0p デラン・モンチ
11位 0pジョシュ・シルヴェイラ

■視聴方法(予定)
4月21日(木・日本時間)
午前8時00分~DAZN
PFL202#04

■PFL202#04対戦カード

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
ブルーシ・ソウト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマル・アクメトフ(ロシア)
テオドラス・オークストリス(リトアニア)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
マーチン・ヘルド(ポーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
デラン・モンチ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
ヴィクトル・ペシュタ(チェコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ナサニエル・ジェナーマン(米国)

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【PFL2022#01】UFCから転向のジェレミー・スティーブンス、クレイ・コラードに殴り合いで競り負ける

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェレミー・スティーブンス(米国)

PFL初陣となったスティーブンスは、ローに右を合わせて右ローを蹴っていく。さらにリードジャブから右ストレートを当てると、コラードがクリンチへ。ヒザを入れるコラードは、アッパーを受けて離れる。右ローから左ハイのスティーブンスはジャブを受けても右を打ち返す。コラードもボディを2発打ちこみ、左フックにもボディを打ち込む。下がったスティーブンスに左ハイ、さらにボディから右をいれるコラードは、ワンツーからボディを続ける。

腹と顔面に被弾したスティーブンスは下がって左の蹴りから、右を入れる。それでも圧はコラードが上で、左を被弾しながらボディ、ヒザ蹴りを放つ。ボディから左フックの際に頭が当たったとスティーブンスがアピールし、インターバルが取られる。再開後、コラードの左をかわしたスティーブンスが右を当て、足を止めての打ち合いでアッパーを決める。腰が落ちそうになりながらフックを返したコラード。スティーブンスが頭が当たると顔をしかめるが、試合が続きボディ連打からヒザを顔面に受ける。

コラードはニータップのリリースから、左を当てボディを連打する。スティーブンスも左フックを当てるが、パンチを受けてもコラードは全くひるまずボディを連打していく。オーバーフックでのヒザをボディと顔面に突き刺したコラードがポイントはともかく精神的には試合をリードした。

2R、コラードが素早いジャブを繰り出し、スティーブンスが左ハイ、続いて右オーバーハンドを行ける。ボディに体を丸めるスティーブンスは、ジャブの相打ちから左フック。ボディを打たれても左フックを返す。コラードもローにワンツーからスロー、フォートイレヒザ蹴りへ。スティーブンスは右をヒットさせると、コラードがクリンチへ。ここでボディを打ち、距離を取り直したコラードが腹から顔面、ミドルキックと逆襲へ。

スティーブンスが組みを選択してケージにコラードを押し込むが、ヒザからパンチを纏められる。コラードはワンツー、右を当てて飛びヒザへ。かわしたスティーブンスの強烈な勢いアッパーをかわしたコラードは、アッパーを打たれてダブルレッグでテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったスティーブンスは、正面を向かれてボディを殴られる。

ダブルレッグをキムラで切り返して距離を取ったコラードが、右ストレートから左フックを決める。さらにヒザ蹴りで試合をリードすると、大きく息をついたスティーブンスが間合いを取り直す。コラードの2度目のダブルレッグを切ったスティーブンスは、アッパーを打たれながらシングルレッグ、ワキを潜ってバックへ。左足をキャッチ、振り上げてスティーブンスを倒したコラードは、離れてスタンドに待ち受ける。スティーブンスがそこに右を当てて時間となった。

最終回、コラードのワンツーをMMAグローブでブロックしたスティーブンスは、シングルを切って左を空振り。ジャブをパ―リングし右を伸ばすコラードだが、逆にスティーブンスが右を決める。ローで姿勢を崩させ、後ろ回し蹴りに出たコラード。スティーブンスもスピニングバックフィストを狙うが、空を切る。距離がつまり、ガードを固めてボクシングという展開でコンビのコラードに、スティーブンスが腹を抉っていく。右ボディにガードが下がったコラードは、距離を取り直す。その後、ウェービングでスティーブンスのパンチをかわし、足を掴んでテイクダウンも寝技にはいかない。

起き上ってボディを打ったスティーブンスがダブルレッグへ。左腕を差して耐えるコラードはキムラ・グリップからリップを狙うが、足を制しておらず腕が抜ける。残り40秒、打撃の間合いになると足を使ったコラードは左を打ち、手をマットについての蹴りを繰り出す。

バランスを崩したコラードが立ち上がり、パンチで前出たスティーブンスが反則のスピニングバックエルボーを当てタイムアップに。激闘、殴られても引かない両者。腹を効かされたスティーブンスの方が厳しい場面が多かったが、最終回は盛り返した。

結果ジャッジ3名とも──フルマークでコラードが判定勝ちを決めた。


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【PFL2022#01】計量終了 金持ち喧嘩せず─ならぬ、金持ち試合を楽しむ発言 by ハウシュ・マンフィオ

【写真】セレモニアル計量中のインタビュー、なぜかスティーブンスでなくコラードが選ばれた。メインぐらいは両者、そうでなければ元UFCファイターの言葉を届けるべきだろう (C)MMAPLANET

19日(火・現地時間)、20日(水・同)にテキサス州アーリントンのアーリントン・スポーツコンプレックス内Eスポーツ・スタジアムで開催されるPFL2021#01の計量が行われた。

フェザー級に工藤諒司が出場するPFL2020年シーズンが、開幕する。第1週はライト級とライトヘビー級の10試合──アンソニー・ペティス✖マイルズ・プライス戦が第3週にリスケされてライト級は4試合、ライトヘビー級は5つのレギュラーシーズン戦と1試合のワンマッチが行われる。


そのライトヘビー級でエミリアーノ・ソルディと対戦予定だったコナンJrことジョシュア・シルヴェイラが欠場、ノン・シーズン戦に出場予定だったコーリー・ヘンドリックスが代役出場となり、ワンマッチはチャレンジャーシリーズのラストチャンスをモノにしたシメオン・パウエルが出場権を得た。

計量失敗時点で試合に出ても-1P、ボーナスを献上しないための戦いを強いられるPFLレギュラーシーズン。明日の開幕戦は出場全選手がクリアーしている。

ド派手は電飾ステージでセレモニアル計量とフェイスオフを終えたメイン出場ファイターは、片方の選手がステージ下でインタビューを受けるという形式が今シーズは採られている。

インタビューではコメインでドン・マッジと対戦する昨年のウィナー=ハウシュ・マンフィオは「マッジはタフな選手だけど、僕は彼よりタフな相手を去年倒してきた。100万ドルを手にするとファイターとしても成長する? お金のことは考えて戦っていない。去年の賞金で僕の生活は安定した。ただ戦うことが楽しみだから試合に出るんだ。MMAが好きだからパフォーマンスも向上する」と──余裕のコメントを残している。

メインでPFL初陣のジャレミー・スティーブンスと戦うクレイ・コラードも「楽しめないと戦うべきじゃない。タフな相手と戦える。俺はラッキーな男だよ。決勝に残れなかったから戻ってきた。でも、そこは今は考えてない。ジェレミー・スティーブンスと戦うんだから。今はジャレミー・スティーブンスを倒すことに集中している」と話した。

また2018年&2019年ウィナーのナタン・シュルチは、オリヴィエ・オバメルシェと力の入った攻防必至の一戦に向け、「凄くタフな相手だけど、今年はチャンピオンに返り咲く」と断言し笑顔を浮かべた。

■視聴方法(予定)
4月21日(木・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ 対戦カード

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード: 155ポンド(70.31キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ: 156ポンド(70.76キロ)
ドン・マッジ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.6ポンド(93.25キロ)
デラン・モンチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 156ポンド(70.76キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ: 205.4ポンド(93.16キロ)
コーリー・ヘンドリックス: 205.8ポンド(93.34キロ)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス: 156ポンド(70.76キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.8ポンド(93.34キロ)
テオドラス・オークストリス: 204.6ポンド(92.8キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマル・アクメトフ: 204.6ポンド(92.8キロ)
ヴィクトル・ペシュタ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205ポンド(92.99キロ)
ブルーシ・ソウト: 204.6ポンド(92.8キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウエル: 205.8ポンド(93.34キロ)
クリントン・ウィリアムス: 204.6ポンド(92.8キロ)

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【PFL2022#01】2022年シーズン開幕。ライト級にペティス、スティーブンス、マッジらUFC組出場

【写真】いきなりマッジがマンフィオを下し、序列を崩す可能性があるライト級開幕戦(C)PFL

22日(火・現地時間)、PFLが4月20日(金・現地時間)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開幕するPFL2022年シーズン開幕戦のラインナップを発表している。

今シーズンも昨年同様にレギュラーシーズンが6大会、プレーオフが3大会、ファイナルが1大会の全10戦で実施され、レギュラーS序盤の3戦はテキサス州アーリントン、後半はジョージア州オーガスタで行われる。

プレーオフは8月5日から3週、決勝は11月25日で7カ月間のカレンダーとなったPFL。その2022年シーズンは、ライト級とライトヘビー級で戦いの火蓋は切って落とされる。


同階級の2021シーズン・ウィナーのハウシュ・マンフィオとカルロス・アントニオ・ジュニオールというブラジル勢は、ドン・マッジとデラン・モンチと第1戦を戦う。

ドン・マッジはキャリア6戦の時点で3勝3敗という平凡な記録しか残せていなかったが、その後は母国のEFCでライト級王者になり、2018年にUFCとデビューし2連勝も4試合連続で試合がキャンセルとなりフリーエージェントに。昨年の10月のフィナーレ大会でネイサン・ウィリアムスをRNCで下し、今年の参戦が決まった。

鋭い打撃を持つウェルラウンダーのマッジオが、昨年王者マンフィオを倒す可能性は決して低くないだろう。そのライト級で昨年、クレイ・コラードとマンフィオに敗れ、まさかのレギュラーシーズン連敗でプレーオフに進出できなかったアンソニー・ペティスが捲土重来、今シーズンもPFLに挑む。

元UFC組としては名勝負製造マシーンのジェレミー・スティーブンスがコラードとのPFL初陣も要注目だ。ライト級4試合しか組まれておらず、もう1試合は以降の大会で──恐らくオリヴィエ・オバメルシェと先週のチャンレジャーシリーズで契約を勝ち取ったブルーノ・ミランダが対戦すると思われる。

またライトヘビー級ではチャレンジャーシリーズで契約を勝ち取ったブルーシ・ソウトだけでなく、選外となったジョシュ・シルヴェイラの出場も決まっており、それぞれロブ・ウィキンソンとエミリアーノ・ソルディと戦うことも決まっている。

チャレンジャーシリーズのフォーマットが、根底から崩れることがすんなりと起こってしまうのもまたPFLに残るWSOF臭かもしれない。

なおライトヘビー級にはRIZINやQUINTET参戦経験のあるテオドラス・オークストリスが4年5カ月振りのMMA復帰戦で昨年準優勝のマールシン・ハムレットとの一戦の見ものだ。

■視聴方法(予定)
4月21日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2022#01対戦カード

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
ドン・マッジ(南アフリカ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
デラン・モンチ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
ジェレミー・スティーブンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
テオドラス・オークストリス(リトアニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマル・アクメトフ(ロシア)
ヴィクトル・ペシュタ(チェコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィキンソン(豪州)
ブルーシ・ソウト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
スティービー・レイ(英国)

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【PFL2021#07】コラードのジャブは評価されず・・・マンフィオが判定をものにしてライト級決勝へ

<ライト級準決勝/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
クレイ・コラード(米国)

前に出たのはマンフィオ。コラードの右ローに左ジャブを合わせる。手数と出入りの多いコラードは、左ミドルと右クロスを当てる。さらに左ストレートをボディに伸ばし、スタンドではロングのパンチでコラードが優位に立つ。マンフィオの左フックをブロックしたコラードは、インサイドから右を突く。さらに関節蹴りでマンフィオを中に入れさせない。

パンチを繰り出しながら飛び込むコラードをかわしたマンフィオは、右ヒザをフェイントにして左ヒザをコラードのボディに突き刺す。コラードは離れるマンフィオに右クロスを当てる。マンフィオはケージ中央に押し戻し、パンチを返すがクリーンヒットはない。残り1分30秒で、コラードの右ストレートがマンフィオの顔面を捉える。

首相撲からの展開も制したコラードだったが、残り1分を切ってマンフィオも前に出る。マンフィオの右ストレートに左フックを返すコラード。最後はマンフィオをケージに追い込むが、マンフィオもプレッシャーを強めて押し返した。

2R、クラウチングスタイルで距離を詰めるコラードへ、マフィオも右を当てる。サウスポーにスイッチしたコラードは、右の関節蹴り。オーソドックスに戻すと、左でマフィオを追い立てる。距離が近くなると、マフィオが首相撲に持ち込むも、コラードは離れながら左ヒジを繰り出す。2分を過ぎたところで、マンフィオのワンツーがヒット。コラードはローで牽制する。

マンフィオがプレッシャーを強めて、左ハイと右の前蹴り。パンチの交錯ではマンフィオのワンツーが当たり、コラードの右アッパーは届かない。コラードの左ローをすくい上げたマンフィオに対し、一回転して下がったコラードはケージ際で動きを止め、マンフィオを誘う。距離を詰めたマンフィオがパンチから首相撲に持ち込むと、コラードはダブルを狙う。

ケージ際で首相撲を繰り広げる両者、離れるとコラードがマンフィオの左足へシングルを仕掛けるが、マンフィオに切られ、ケージ際へ。コラードに疲れが見られ、マンフィオも笑みを浮かべながらコラードを追い立てていく。マンフィオの打ち終わりに組み付いたコラードだったが、すぐに離れる。左右のローを当てるコラードに対し、マンフィオのパンチが当たる。

距離が詰まると、左右のボディを連打していくコラード。さらに首相撲に持ち込もうとしたマンフィオをグラウンドに引きずり込み、パンチを落としながらバックへ。RNCを狙ったが、マンフィオが耐えるためコラードが立ち上がり、右サイドキックで近寄せずにラウンドを終えた。

最終R、コラードが左ジャブを突く。右ストレートは届かないが、マンフィオを下がらせることには成功。マンフィオもコラードのローをカットし、中に入ってくるコラードに右ストレートをクリーンヒットする。コラードは下がるも、左ジャブで自分の距離を保つ。次第にマンフィオがプレッシャーを詰め、パンチを左ミドルを当てていく。

コラードは相手の様子をうかがいながら、左右のロー。マンフィオの打ち終わりにパンチを狙っていく。そして残り2分過ぎ、ボディを連打しながらマンフィオを押し込んでいくコラードだったが、マンフィオに押し返される。相手にケージを背負わせ、パンチを放つマンフィオに対し、コラードはダブルレッグへ。マンフィオはスプロールしてスタンドに戻る。

残り20秒、コラードのパンチをかわしたマンフィオがコラードのバックに回るも、コラードはマンフィオの左腕を取り、グラウンドに持ち込んで試合終了のゴングを聞いた。

1Rと2Rをコラードが抑えたかに見えたが、判定はジャッジ3者とも29-28でマンフィオ。
ハウシュ・マンフィオが10月27日に行われる決勝戦へ駒を進め、ロイック・ラジャポフと対戦することとなった。


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