カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#08 クレイ・コラード ブレント・プリマス

【PFL2024#08】プリマスが全ラウンドでバックキープしてコラードを圧倒。判定勝利で決勝進出へ。

<ライト級準決勝/5分3R>
ブレント・プリマス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-26.
クレイ・コラード(米国)

プリマスがプレッシャーをかけて右カーフ、コラードはジャブをボディと顔に打ち分ける。プリマスは右ストレートから左フックで前進。コラードはジャブを細かく就き、プリマスは右カーフを蹴りつつ、打撃の攻防からダブルレッグに入る。

そのままプリマスがケージまで押し込み、右腕を深く差してボディロックする。プリマスはコラードの体を振ってテイクダウンすると、そのままバックについて足を四の字フックする。コラードは四つん這いの状態で腰を上げるが、プリマスはそのままバックキープする。

この態勢が長く続き、プリマスが細かくパンチを入れ、最後はプリマスがコラードの体を潰してグラウンドになったところでラウンド終了となった。

2R、前に出るコラードがジャブ、鋭い右ストレートを繰り出す。プリマスがそこに合わせて組みついてケージに押し込む。プリマスは1Rと同じように右腕を差してボディロックし、足をかけてテイクダウン。腰を上げた状態からパスガードしてバックにつき、足を四の字フックする。

ここも1Rと同じようにコラードが四つん這いで腰をあげ、プリマスが細かくパンチを入れてRNCを狙う。これでプリマスの体をつぶしてグラウンドに持ち込むと、一気にパンチを落としていく。ラウンド終了間際にプリマスがRNCを仕掛けた。

3R、コラードがジャブからパンチをまとめて前に出る。プリマスは左フックを打ち返し、そこから右につなげる。コラードは右カーフを蹴って、そこからヒザ蹴りにつなげるが、プリマスがそれをとってテイクダウンする。

下になったコラードはスクランブルから立ち上がるが、プリマスがダブルレッグで押し込んでコラードに尻餅をつかせる。コラードも体を起こしてスイッチを狙うが、プリマスがトップキープしてバックを取る。

1・2Rと同じようにコラードは四つん這いで腰を上げ、足のフックをずらしてプリマスを前方に落とす。グラウンドで上になったコラードは立ち上がってボディにカカト落とし、プリマスを立たせる。

試合がスタンドに戻るとコラードが右ストレートから左フック、左ミドルを蹴る。ガードを下げて挑発するコラードがスピニングバックフィストも繰り出す。プリマスはそれに惑わされずに組みついてテイクダウンを狙いながらバックへ。そのままグラウンドに持ち込んで足を四の字フックする。この状態のまま試合終了を迎え、プリマスが判定勝利で決勝進出を決めた。


The post 【PFL2024#08】プリマスが全ラウンドでバックキープしてコラードを圧倒。判定勝利で決勝進出へ。 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#08 Preview ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サッド・ジーン ジョーダン・オリバー ダニー・サバテーロ ブレント・プリマス ブログ ラザロ・ダイロン

【PFL2024#08】計量終了 ライト級&LH級で準決勝。サバテーロ、オリバー、ジーンらプレリミも要注目

【写真】なかなか厳しい試合を組んでくるPFLだ(C)PFL

16 日(金・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのハードロックライブでPFL2024#08が開催される。プレーオフの第二幕はライト級とライトヘビー級で実施される。
Text by Manabu Takashima

レギュラーシーズンの1位と4位、2位と3位が戦うセミファイナル。ライトヘビー級ではアントニオ・カーロスJrやサジボウ・シが脱落し、トルクメニスタンのドブレジャン・ヤギュシュムラドフが3位となり、2022年世界王者のロブ・ウィルキンソンと戦う。また昨年優勝のインパ・カサンガネイは、その前シーズンの決勝で破ったジョシュ・シルヴェイラと再び顔を合わせることとなった。

ライト級では──誰か予想したか、元Bellator世界ライト級王者ブレント・プリマスが首位通過し、4位の人気者クレイ・コラードとの相対する。

安定度抜群のガジ・ラバダノフは、1勝1敗が6人という状況でボーナスポイントがモノをいって3位を獲得した伏兵ミカエル・デュフォーを迎え撃つ。そんなシーズン準決勝以上というと語弊があるが、今大会はプレリミが面白い。


プレリミメインではダニー・サバテーロがPFLデビューを果たす。Bellatorバンタム級戦線の大関クラスのサバテーロは、2週間後のBellator Champions Seriesでなく、ATTのおひざ元フロリダでのPFLが再起の舞台となった。マゴメド・メゴメドフ、ラフェオン・スタッツに連敗中のサバテーロはマイアミ在住のキューバン=ラザロ・ダイロンと戦う。

ダイロンはキャリア8勝0敗でCombateでは5勝0敗、プロアマ通算11勝0敗のファイターだ。レスリングベースで、KOパンチも有すダイロンに対し、サバテーロがレスリング&スクランブル地獄に持ち込むことができるのか。遮断されると、ジャブ&ワンツーで下る可能性もある一番だ。

レスラーといえば第2試合でブレイドン・アケーオとMMA二戦目を戦うジョーダン・オリバーはNCAA D-1を制すること2度、さらにフリースタイルでUSナショナルも制しているキルクリフFC所属のオールドルーキーだ。

というのも昨年8月にMMA初戦を戦ったオリバーは、既に33歳を迎えていた。それでもダブルレッグのスピードは天下一品、そこからのバック奪取と背中突かせる技術も当然のように持っている。フィニッシュの肩固めは、精度は決して高くないがヴァンフルーとの融合のような圧でタップを奪っている。

今回の対戦相手も5勝3敗で、MMAでの可能性を見極めることができる技量の持ち主とは言い難いが、とにかくオリバーの応用力がどこまであるのかを注視したい。

この他、ライト級でシーズン脱落組のエルヴィン・エスピノーザ×マス・ブーネルのサバイバルマッチ。さらにLFAからComateを経て今はなきPFL Challenger SeriesからPFLと契約したウェルター級の新鋭サッド・ジーンが、デビュー以来の連勝を8に伸ばすことができるのかも注目だ。

■視聴方法(予定)
8月17日(土)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#08対戦カード

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 203.8ポンド(92.44キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 206ポンド(93.44キロ)
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ミカエル・デュフォー: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
ブレント・プリマス: 155.2ポンド(70.39キロ)
クレイ・コラード: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブライアン・ステイプルトン: 160.6ポンド(72.84キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ: 135.6ポンド(61.5キロ)
ラザロ・ダイロン: 135.8ポンド(61.59キロ)

<ライト級/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ: 156ポンド(70.76キロ)
マス・ブーネル: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サッド・ジーン: 170.8ポンド(77.47キロ)
クリス・ブラウン: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・オリバー: 145.8ポンド(66.13キロ)
ブレイドン・アケーオ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ミシェル・モンタギュー: 145ポンド(65.77キロ)
マリリア・モライス: 145.8ポンド(66.13キロ)

The post 【PFL2024#08】計量終了 ライト級&LH級で準決勝。サバテーロ、オリバー、ジーンらプレリミも要注目 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o PFL   オレッグ・ポポフ ガジ・ラバダノフ ガブリエル・ブラガ クレイ・コラード シャミル・ムサエフ ジェナ・ビショップ タイラ・サントス ダコタ・ディチェバ ティム・ジョンソン ドン・マッジ リズ・カモーシェ リントン・ヴァッセル ロブ・ウィルキンソン

PFLが8月に開催するプレーオフ3大会の日程を発表



 PFLが8月に開催するプレーオフ3大会の日程を発表。

 8月2日にテネシー州ナッシュビルのナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで開催する『2024 PFL 7』はヘビー級と女子フライ級のプレーオフが行われ、デニス・ゴルツォフ vs. ティム・ジョンソン、ダコタ・ディチェバ vs. ジェナ・ビショップ、オレッグ・ポポフ vs. リントン・ヴァッセル、リズ・カモーシェ vs. タイラ・サントス等が行われます。

 8月17日にフロリダ州ハリウッドのハードロックライブで開催する『2024 PFL 8』はライトヘビー級とライト級のプレーオフが行われ、インパ・カサンガナイ vs. ジョシュ・シルベイラ、ロブ・ウィルキンソン vs. ドブレトジャン・ヤグシムラドフ、ガジ・ラバダノフ vs. マイケル・デュフォート、ブレント・プリムス vs. クレイ・コラード等が行われます。

 8月23日にワシントンD.C.のザ・アンセムで開催する『2024 PFL 9』はウェルター級とフェザー級のプレーオフが行われ、ブレンダン・ラフネイン vs. カイ・カマカ3世、マゴメド・ウマラトフ vs. ドン・マッジ、ガブリエル・ブラガ vs. ティムール・ヒズリエフ、シャミル・ムサエフ vs. ムラド・ラマザノフ等が行われます。続きを読む・・・
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#05 クレイ・コラード マス・ブーネル

【PFL2024#05】コラードがブーネルに敗れて4位通過。プレーオフ準決勝は1位プリムスと対戦へ

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
クレイ・コラード(米国)

コラードが左に回りながらパンチをボディに集める。ガードを固めて距離を詰めるブーネルに対し、ワンツーからボディにパンチを突き刺すが、ブーネルの右クロスがヒットする。ガードを下げてパンチを散らすコラードは、ブーネルが距離を詰めると背中を見せて下がった。ケージに詰められたコラードが、首相撲からヒザを突き上げる。しかしブーネルが左足をシングルレッグで抱え、グラウンドに持ち込んだ。背中を見せてから立ち上がったコラードが、ケージ中央に戻してボディ攻撃を続ける。ブーネルも左右フックをコラードの顔面に叩き込んだ。

打ち合いではコラードがパンチの回転で上回る。さらに右スピニングバックフィストから右ボディストレートに繋げた。ブーネルが距離を詰めてくると、コラードが左右ストレートで距離をつくる。時おりブーネルもフックでコラードのアゴを跳ね上げている。ブーネルがニータップでテイクダウンするも、コラードもすぐに立ち上がった。コラードのパンチを受けながらダブルレッグで飛び込んだブーネル。ケージ際でバックに回ると、コラードが仰向けになり下からブーネルの左腕を抱えた状態でラウンド終了のゴングが鳴った。

2R、距離を詰めてきたブーネルを、フェイントで下がらせたコラードがワンツーを浴びせる。コンビネーションで左ボディまで打ち込むコラードだが、ケージを背負わされてしまう。ブーネルはダブルレッグからすくい上げ、尻もちを着かせた。ケージに背中を着けて立ち上がることができないコラードは、さらにうつ伏せになってブーネルの左腕をキムラで抱えようとしたが、ここは抑え込まれてしまう。立ち上がるコラードをガブるブーネル。しかしコラードが離れてパンチで攻め立てる。さらにケージで右跳びヒザを当てた。

左ジャブ、右スピニングバックフィストを見せるコラードに対し、またもブーネルがダブルレッグで飛び込んだ。尻もちを着かせ、両差しを抱えたブーネルは、ボディロックからパスを狙う。亀になったコラードのバックを奪ったブーネルが左足を差し入れる。コラードは腰を上げて前に振り落とした。正対するブーネルの右足に組みついたコラードが、ケージに押し込む。ブーネルは切り返してシングルレッグへ。ヒザを着いてパンチを浴びせるコラードは、ケージ掴みの注意を受けた。ここでラウンド終了のゴングが鳴ったが、コラードはヒザを着いたまま、すぐには立ち上がれなかった。

最終回、コラードが左ジャブ、ワンツーを浴びせていく。ガードを固めるコラードのボディに左を突き刺すコラードは、さらにガードの間を右ストレートで突く。ブーネルのパンチもコラードの顔面を捉えるが、やはりコラードのボディ打ちの印象が強い。徐々にブーネルを下がらせるコラード。ブーネルが残り3分のところで、シングルレッグからグラウンドに持ち込む。肩固めの形からパスを狙うブーネルは、バックに回るもコラードが反転して仰向けに。ケージ際で肩固めの体勢に入るブーネルもパスできない。ブーネルはハーフガードのコラードにパウンドを浴びせて試合を終えた。

裁定はユナニマスでブーネルの判定勝ち。コラードにとってはプレーオフ進出こそ決めているものの、地元ユタ州で敗れるという結果となった。この試合結果を受けて、ライト級プレーオフ準決勝はプリムス×コラード、ラバダノフ×デュフォーに決定している。


The post 【PFL2024#05】コラードがブーネルに敗れて4位通過。プレーオフ準決勝は1位プリムスと対戦へ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#05   アダム・ピコロッティ アレックス・ポリッジ アンソニー・ロメロ アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ カール・アルベクツソン ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジョシュ・シルヴェイラ セルヒオ・コッシオ ソルト ソロモン・レンフロ トム・ブリーズ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ミカエル・デュフォー ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#05】計量終了 とにかく殴り勝つしかないパトリッキー×ミランダ。非情なLH級1位×2位対決

【写真】これがPFL、100万ドルに向けたの戦いだ(C)PFL

21 日(金・現地時間)にユタ州ソルトレイクシティのハンツマンセンターで開催されるPFL2024#05の計量が、20日(木・同)に行われた。2024年第5戦はライト級とライトヘビー級のレギュラーシーズン最終戦となる。
Text by Manabu Takashima

初戦を終えてライト級の上位4選手=プレイオフ進出圏内はミカエル・デュフォー、クレイ・コラード、そしてエルヴィン・エスピノーザの4名だ。


とはいえデュフォーとコラード、そしてプリマスが5P獲得で、エスピノーザは4P、もう1人勝ち星を手にしているガジ・ラバダノフは3Pで、この両者が今大会で潰し合う。

デュフォーは7位のアダム・ピコロッティと、コラードは10位のマス・ブーネルと戦うわけでは、彼としては何としてもクイックシックスを狙う相手に3Pを手にできれば、プレーオフ進出が見えてくるので、敢えてフィニッシュを狙う必要がないファイト故にさらなるポイントの獲得もなるかもしれない。

ソロモン・レンフロと対戦するピコロッティも同様だが、レンフロが計量失敗で-1Pが確定しており、この時点でプレーオフ進出は他の試合でドローが続くという奇跡が起こらなければ絶望的となっている。

そのなかで注目なのは初戦で2R TKO負けした者同士、パトリッキー・フレイレとブルーノ・ミランダの一戦となる。上位陣の敗北があること前提で、両者揃って必要なのはクイック6だ。そして、それが可能なファイトスタイルの持ち主同士の対戦で、さらにいえば前戦からのインターバルは70日しかない。

特にパトリッキーはダメージの蓄積が心配されるからこそ、ピットブルらしくGo for Brokeファイトを展開するに違いない。しかもライト級全5試合中、後ろから2番目にこのカードは組まれている。つまりそれまでの状況だけでなく、クレイ・コラードが2Rまで敗れる可能性に賭けてパトリッキーとミランダは、KO狙いの殴り合いを展開することになる。

ライトヘビー級は初戦が全て初回決着、つまり上位5選手が6Pで、下位5選手が0Pという優劣なハッキリした状況下にある。

それなのに1位ロブ・ウィルキンソンと2位のジョシュ・シルヴェイラが潰し合うという──非情なまでのカードが切られた。この理不尽さこそ、PFLの妙といえる。

■視聴方法(予定)
6月22日(土)
午前5時45分~U-NEXT

■ PFL2024#05計量結果

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
マス・ブーネル: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204.8ポンド(92.89キロ)
ヤコブ・ネドー: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ: 155ポンド(70.31キロ)
ブルーノ・ミランダ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 204.8ポンド(92.89キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205ポンド(92.99キロ)
シモン・ビヨン: 203.8ポンド(92.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.6ポンド(93.25キロ)
アレックス・ポリッジ: 203.4ポンド(92.26キロ)

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ: 205.2ポンド(93.07キロ)
トム・ブリーズ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 156ポンド(70.76キロ)
エルヴィン・エスピノーザ: 155.8ポンド(70.66キロ))

<ライト級/5分3R>
ミカエル・デュフォー: 156ポンド(70.76キロ)
アダム・ピコロッティ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ: 155.8ポンド(70.66キロ)
セルヒオ・コッシオ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 204.8ポンド(92.89キロ)
カール・アルベクツソン: 205.2ポンド(93.07キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー(メキシコ)
ジュリアン・ルイス(米国)

The post 【PFL2024#05】計量終了 とにかく殴り勝つしかないパトリッキー×ミランダ。非情なLH級1位×2位対決 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 クレイ・コラード パトリッキー・フレイレ

【PFL2024#02】PFL初戦のパトリッキーにボディを効かせ、連打でストップしたコラードがファブ・ファイブ!

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
Def.2R2分32秒 by TKO
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

ガードを下げたコラードが左ジャブを突きながら距離を詰める。しかしドッシリとした構えのパトリッキーがワンツーから、さらに右を浴びせる。さらに下がりながらもコラードに右をクリーンヒットさせる。コラードがパトリッキーにケージを背負わせ、左右ストレートを上下に散らす。パトリッキーは右ストレートから左跳びヒザへ。グラついたコラードから、追撃の右でダウンを奪う。

立ち上がったコラードをダブルレッグで倒すも、コラードがスクランブルから立ち上がる。コラードが距離を詰めて右ボディストレートを突き刺すと、パトリッキーの動きが落ちた。しかしパトリッキーも右ストレート、ヒザ蹴りを返す。パトリッキーの右スピニングバックフィストをブロックしたコラードは、ケージを背負わせて右ボディストレートを当てた。

2R、コラードが下がりながら左ジャブをカウンターで当てた。さらにコラードはパンチを上下に散らす。パトリッキーも右を狙うも、後続打のクリーンヒットがない。コラードが右ストレートから左ボディへ。完全にボディを効かされているパトリッキーに連打を浴びせるコラード。パトリッキーはガードを固めたまま動かず、一方的にパンチを受け続けてレフェリーに試合を止められた。

パトリッキーはPFL初戦でまさかのTKO負け。昨年シーズン準優勝のコラードは2R TKOでファブ・ファイブ=5pを獲得し、「一発貰って、怒りを覚えた。レフェリーのストップは良かった。次に向かって走り続ける。ベルトが欲しい、まだ始ったばかりだ」と語った。


The post 【PFL2024#02】PFL初戦のパトリッキーにボディを効かせ、連打でストップしたコラードがファブ・ファイブ! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 YouTube アダム・ピコロッティ アレクサンデル・シャブリー アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ ウスマン・ヌルマゴメドフ エディ・ブラボー エルヴィン・エスピノーザ ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジェイジェイ・ウィルソン ジョシュ・シルヴェイラ ジョーダン・ヘイダーマン ソロモン・レンフロ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#02】ミランダ戦へ。グレイシー柔術♡ブレント・プリマス「100万ドルTの第2ラウンドだ」

【写真】本計量とセレモニアル。試合の時はさらに大きくなっていることが予想されるプリマスだ (C)PFL

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催され、ライト級シーズン初戦でブレント・プリマスがブルーノ・ミランダと対戦する。
Text by Manabu Takashima

プリマスはBellatorライト級ワールドGP準決勝で、王者ウスマン・ヌルマゴメドフにフルマークの判定負けも、ウスマンがドラックテストで陽性となり試合結果はノーコンテストに。しかし、再戦の準備は進められず5月に王者はBellator Champion Seriesで、決勝進出を決めていたアレクサンデル・シャブリーと防衛戦を行うこと決まった。ノーコンテストで100万ドルの獲得の機会を失したプリマスは、PFL参戦で100万ドル獲得へ2度目のチャンスを手にした。そんなラバーガードの印象が強いプリマスに初インタビュー。するとラバーガード使いはグレイシー信者だったことが分かった。

なお11日(木・同)に計量が行われ、ライト級シーズンに出場予定だったジェイジェイ・ウィルソンは理由の説明はなく対戦カードから名前がなくなり、補欠戦出場予定だったエルヴィン・エスピノーザが、アダム・ピコロッティと戦うことが決まっている。


──今週末、PFL2024シーズン初戦でブルーノ・ミランダとPFL初陣を戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は9日に行われた)。

「Bellatorでキャリアの殆どを戦ってきたから、PFLのファイターと戦うことがとても楽しみなんだ。そしてタイ在住で、パワフルなムエタイの使い手であるブルーノ・ミランダと戦うことができる。大変な試合になるだろうけど、準備はできているよ」

──PFLはシーズンフォーマットとエルボー禁止のルールについては、どのように思っていますか。

「クレイジーだ。僕はずっとエルボーを使い続けてきた。エルボーを使わずグラウンドで戦った覚えがない。エルボー無しで戦うのは、本当にタフなことだよ。シーズン制については全ファイターが2試合は保障されていて、短期間でポイント争いをする。ここは楽しみだ。戦略から何からこれまでとは変わってくるんだけど、新しいことにチャレンジするのはエキサイティングだよ。

Bellatorの時は勝つか、負けるかだけだった。100万ドルを手にするために、初回でフィニッシュを狙いたいところだけど、だからこそスマートに戦う必要がある。焦って戦い、ガスアウトしてはしょうがないからね。PFLでは本当にスマートに戦わないといけない。6週間後に試合があるのだから、ケガをしないようにしないといけないし。だからエルボーが禁止なわけで。もちろん勝利は絶対だけど、6Pや5Pを手にできると有利になる。そこは戦い自体がBellatorの時とは変わって来るよね」

──ブレントはMMAでも柔術を武器に戦っていますか、ベースとなる格闘技は柔術だったのでしょうか。

「僕は13歳で家を飛び出し、とんでもない生活をしていた。毎週のようにストリートファイトをして、問題だらけだった。そんな生活を送っている時に、知り合いからストリートで戦うならケージのなかで戦って金を稼がないかって持ち掛けられたんだ。そして柔術ジムに向かった。まぁ、柔術なんてやっているヤツは皆、ぶちのめせると思っていたんだ。そうしたら自分より年下のガキだったり、体の小さな連中に首を絞められ、腕を極められ散々な目にあった。あっと言う間にボコボコにされたんだ(笑)。

あの時、『俺の方が体はデキているし、運動神経もある。このテクニックがあれば……』って思い、それから柔術漬けの人生に変わった。もうバカなことはやめて、パーティーも行かなくなった。毎日、懸命に練習をすると3週間で青帯を貰えた。柔術に出会っていなければBellator世界ライト級チャンピオンになれなかったに違ない。バカをやり続けて、きっと刑務所に行っていただろう。グレイシー一族から始まった柔術の歴史から、何から何まで柔術に夢中になれて良かった。ヒクソン・グレイシーのドキュメンタリー「チョーク」は何度も見返した(笑)。ヒクソン・グレイシーとグレイシー柔術への想いは膨らみ続けたよ。だから今、僕はここにいることができる」

──柔術でのマスターは、誰だったのでしょうか。

「僕はメガトン・ディアスから、黒帯を巻いてもらった」

──メガトンはいわばヒクソン系といっても良いウマイタの出身です。ただアリゾナにジムを持っていて、ブレントはオレゴン州が拠点ですよね。

「オレゴン州ユージーンにあるメガトン系のジムで6年間柔術を続けて、茶帯になったけど通っていた道場には黒帯がいなかった。メガトンがユージーンでセミナーを開き、もっと彼の指導を受けたくなったんだ。そしてアリゾナに行き、メガトンとトレーニングをして1週間後に黒帯を与えられた。メガトンのようなレジェンドから黒帯を貰えたことを本当に光栄に思っている。

ただ僕がいたジムは完全に柔術の道場だったから、MMAを始めていた僕はムエタイやレスリング、MMAのトレーニングができて、柔術も続けられるスクールに移ることに決めた。ファビアーノ・(ペガレヴィ)シャウナーの下でトレーニングを始め、今では黒帯3段になった」

──あれだけ見事なラバーガードを駆使するので、10thPlanet系の柔術を習っていたのかと思っていました。

「とにかく柔術が好きすぎて、あらゆるインストラクション動画をチェックし、YouTubeも四六時中チェックしている。そしてセミナーを受けまくってきた。セミナーに出ると、必ず一つのテクニックを持ち帰って、応用するようにしている。だからラバーガードはエディ・ブラボーのセミナーに出て修得したんだ。ただ10thPlanetの技術に拘っているわけじゃない。グレイシー・ウマイタ、グレイシー・バッハ系列の道場で学んだ全ての柔術技術を駆使して戦う。

そのうえで股関節が柔軟だから、ラバーガードは僕の柔術ゲームを一歩先に進めてくれた。でも10thPlanetファイターではなくて、僕の柔術はグレイシーだ。いかなる柔術の動きも、僕のゲームに組み込まれている。そしてラバーガードは、相手のパンチを余り受けないでコントロールできるポジションだから、MMAでも多用できるのさ」

──ただ下になると、ジャッジの支持を得られないのが通例です。

「それでもガードは大切だ。僕はトップもボトムもどちらでも戦える。MMAではトップにいる方が良いだろう。同時にガードで相手をコントロールしてスイープもできるし、サブミッションで腕や肩を痛める攻撃も持っている。100パーセント、自分のガードワークに自信を持っている。ブルーノを相手に、それを証明するよ。

ただ僕のムエタイもソー・ナイスだ。ずっとムエタイの練習をして来たし、立ち技でKOして皆を驚かせることだってできる。柔術は僕の血だけど、立ち技で皆に喜んでもらえる試合だってやってみせるよ。

僕はMMAファイターだ。ブルーノを傷めつけてノックアウトできるし、RNCで落とすこともできる。ラバーガードでも駆使するし、信じられないぐらい素早いバック奪取も披露したい。KOだろうが、サブミットだろうがフィニッシュする」

──Bellatorライト級ワールドGPは準決勝で敗れ、その後NCになったもののGP自体が未完に終わりそうです。そのなかでPFLで100万ドルをゲットするセカンドチャンスを手にしました。

「その通りだ。ただウスマンとGPで戦い、フラストレーションが溜まっているままだ。ウスマンともう一度戦って、決着をつけるつもりだった。でも、それが有耶無耶になってヤツはベルトを持ったままで、防衛戦をアレクサンデル・シャブリーを相手に戦う。どういう政治力が働いたのか、どうせ従弟の巨大なパワーがモノをいったんだろう。そんななかPFLでまた100万ドルを賭けて戦うことができる。これは僕にとって100万ドル争奪トーナメントの第2ラウンドなんだよ」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204.8ポンド(92.89キロ)
アレックス・ポリッジ: 204ポンド(92.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.8ポンド(93.34キロ)
トム・ブリーズ: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.6ポンド(70.57キロ)
パトリッキー・フレイレ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル: 156ポンド(70.76キロ)
ミカエル・デュフォー: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ: 205ポンド(92.99キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.4ポンド(93.16キロ)
シモン・ビヨン: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.8ポンド(93.34キロ)
ヤコブ・ネドー: 206ポンド(93.44キロ))

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ソロモン・レンフロ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ: 155.4ポンド(70.48キロ)
アダム・ピコロッティ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス: 241.6ポンド(109.58キロ)
ジョーダン・ヘイダーマン: 246.2ポンド(111.67キロ)

The post 【PFL2024#02】ミランダ戦へ。グレイシー柔術♡ブレント・プリマス「100万ドルTの第2ラウンドだ」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2024#02 アダム・ピコロッティ アンソニー・ロメロ アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジェイジェイ・ウィルソン ジョシュ・シルヴェイラ ジョーダン・ヘイダーマン ソロモン・レンフロ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#02】永遠のBellator戦士ジェイジェイ・ウィルソン「ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い」

【写真】試合になると、かなり形相が変わってZONEに入るジェイジェイもインタビュー時は凄くににこやかだ (C)MMAPLANET

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催され、ライト級でジェイジェイ・ウィルソンがアダム・ピコロッティと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ニュージーランド出身、マオリ・キッドの異名を取るウィルソンは柔術で世界王者になるためにサンディエゴに移り住んだ。その地でフラヴィオ・ベーリンギの黒帯ジョアォ・ファイアに出会い、バーリトゥードに対応したファンダメタル柔術の指導を受けるようになる。さらにジャスティン・フローレスの下でフリー&フォークスタイルレスリング、ノーギ柔道を身に着けMMA戦績は10勝1敗、フィニッシュ率7割を誇るファイターに。

プロMMAデビュー戦がBellatorで、サークルケージ以外で戦うのは今回で2度目のマオリ・キッドは「今も僕はBellatorのファイターだ」と言い切った。


――金曜日、PFL初戦を戦います。今の気持ちを教えてください。

「良い相手だし、僕にとって良いマッチアップだ。少しでも速く倒して、6Pを獲ってプレーオフ進出に近づけるという意味でもね」

──BellatorがPFLに買収されるという話が広まった昨夏、ジェイジェイはどのような気持ちでこの話を聞いていましたか。

「どうだったのかなぁ。とにかく噂の段階では色々なことが耳に入って来て、その時にどう思っていたのかは覚えていない。ただ、PFLに買収された時に自分の契約はどうなるのか。このまま戦い続けることはできるのかと不安になったのは事実だよ。しかも、9月にBellatorで最後の試合を戦ってから、今後に関して正式発表がなかった。幸運にもPFLシーズンで戦うことができるようになり、心の底から嬉しかったよ」

──あの時期、契約が履行されるのか自身の将来に不安を感じるファイターも少なくなかったと思います。ところで1月にBellatorがBellator Champion Seriesとして活動が続くというアナウンスがあった時、ジェイジェイはBellator CSかPFL、どちらで戦いたいと思っていましたか。

「正直をいえばBellator CSで戦っていきたいと思っていた。エルボーの有無は大きかったからね。エルボーは僕のグラップリングで大きな役割を果たしていて、つまりは僕のゲームで重要な要素になっている。エルボーがないと、僕のグラップリングゲームは色々なモノを失う。でも、もう決まったことだ。そのなかで最大の力を発揮するのが、ファイターの仕事で。今でもBellatorでエルボーを使って戦っていたい。でも、100万ドルを獲得できる機会をみすみす逃すことはない。この機会を生かすよ」

──BellatorとPFLでは年間を通して、戦うテンポが違ってきます。その辺りはどのように捉えていますか。

「個人的にはアクティブに活動できるシーズン・フォーマットは大歓迎だ。ファイターにとって一番の敵は試合が決まらず、集中力が欠けてしまうこと。選手全員がそう思っているなんてことはないだろうけど、僕自身は8、9週間ごとに戦っていたい。その方が精神的にも、肉体的にも試合に向けて良い状態を保っていられる。

試合が決まっていなくても練習はするよ。でもコークを飲んで、ハンバーガーを食べる。そしてパーティーに出かけてしまうんだ(笑)。でもPFLのシーズン・フォーマットなら、試合後1週間だけジャンクフードを食べて、また試合に集中できる。ファイトが決まっていると、より規律正しい生活を送ることができるようになるからね」

──どうしてもジャンクフードは欠かせないのですね(笑)。

「ハハハハハ。できれば毎日のように食べていたいよ。でも1週間、我慢する。それを4度繰り返せば、100万ドルを獲得して腹いっぱいになるまでジャンクフードを食べまくるよ(笑)」

──そうやって考えると、フェザー級からライト級への階級アップは自然のことだったのかと。フェザー級で戦い続けていれば、5週間ごとに試合をするのは難しかったかもしれないですね。

「金曜日に試合があって、今は168ポンドだ(※取材は8日に行われた)。これから12ポンド(約5.44)を落とすのは、全くもってイージー。完全に管理できている。フェザー級時代よりも大きくなっているし、145ポンドに落とすのはもう無理だ。適正なクラスで戦えば、より良い試合を見てもらえる。そして、30ポンドや40ポンドも落とファイターは、このフォーマットで戦えないのも事実だろう。そういう選手は年に1度か2度しか、試合ができない。僕からすると、過度な減量はボディに与える心境は深刻だというしかないよ」

──今回の対戦相手であるピコロッティもBellatorからPFLで転じる選手です。MMAは個人競技ですが、PFLファイターと戦いたかったという気持ちはありますか。

「僕の前に立ち塞がる相手を倒す。それが誰かは気にしない。今年のシーズンにはBellatorで戦っていた選手も多く出場している。そのなかで名前を挙げて戦いたい相手は、ガジ・ラバダノフだけだよ。彼へのリベンジは果たしたい。スコアをイーブンに戻したいんだ。彼以外だと、当てられた相手と戦って勝つだけさ。

僕的には今でもBellatorファイターだと思っている。プロデビュー戦自体、Bellatorだった。5、6年も在籍していたんだ。今も僕の心はBellatorにある。戦うプロモーションはPFLになったけど、今もBellatorの選手だ。今年、PFLライト級を制したらBellatorの世界王座を獲りに行く。2024年PFLライト級ウィナーとして、Bellator世界ライト級チャンピオンになるんだ」

──プレーオフ進出にはQuick6の獲得が一番。そしてファンもフィニッシュを望んでいる。そのなかで金曜日の夜にはどのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「もちろん初回フィニッシュだ。KOだろうが一本だろうが、1Rで終わらせる。相手の良さを消して、少しでも早く勝負を決める。それが僕の戦い方だ。何もポイント・システムを考慮してのことじゃない。ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い。常にフィニッシュを目指して戦ってきた。ポイントはその結果、得られるモノ。ポイント獲得ではなく、終わらせること。それが僕のスタイルだから。

これまで削って判定で勝って来た選手は、ポイントを意識することになるだろう。そういう退屈な試合をやってきた者が、慌てて戦略を練るようになっている。でも僕にとっては、フィニッシュすることが戦う目的で。実際に最初の7試合は全て1Rで勝って来た。だからPFLで戦うことで、自分の戦い方を変える必要は一切ない。押忍!!」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
アレックス・ポリッジ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
トム・ブリーズ(英国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
ミカエル・デュフォー(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
ヤコブ・ネドー(スロヴェニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
シモン・ビヨン(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ブレント・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ(ロシア)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ピコロッティ(米国)

<ライト級シーズン補欠戦/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス(ブラジル)
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)

The post 【PFL2024#02】永遠のBellator戦士ジェイジェイ・ウィルソン「ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 RIZIN アダム・ピコロッティ アンソニー・ロメロ クレイ・コラード パトリッキー・フレイレ ブログ

【PFL2024#02】ライト級シーズン開幕。パトリッキー・フレイレ「得点状況は戦い方に影響を与える」

【写真】パトリシオと比較すると、普段の顔つきは非常にマイルドなパトリッキーだ (C)MMAPLANET

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催される。ヘビー級と女子フライ級に続き、シーズン開幕を迎えるのはライトヘビー級とライト級の2階級だ。
Text by Takumi Nakamura

そのライト級で、元Bellatorライト級王者パトリッキー・フレイレが、クレイ・コラードと対戦する。2011年3月から、12年以上をサークルケージで戦ってきたパトリッキーは、PFLを新しい家と呼び、シーズン制覇に並々ならぬ自信を伺わせていた。


――パトリッキー、PFL初戦に向け今の気持ちを教えてください。

「マイ・フレンド、パンツを履くところだから少し待ってくれ(笑)。(※一旦ZOOMのが画面から消え、戻ってくる)PFLという新しい家で戦うことが楽しみでならない。やるべきことは変わらない。でも、ニューホームで戦うということで少し違った感じもする。とにかく、ここにいることが嬉しい。レッツゴー、いつでも戦う準備はできている。PFLのファンにパトリッキー・フレイレが何者かを披露するつもりだ」

──少し違った感じがするというのは?

「そんな違いはないんだよ。ただPFLはファイトウィークが忙しい。メディア対応の時間と数、それと写真撮影なんかがBellatorとは違う」

──ところでBellatorはラスベガスでショーをしてこなかったので、パトリッキーにとってMMAのメッカで初試合になります。どのような気持ちですか。

「この街は正直、好きでなかった。初めて来たのは、もう随分と前だ。ヘンリー・セフードがミニーマウス、いやミッキーマウスと戦った時だよ」

──パトリッキー、それをいうならマイティマウスかと(苦笑)。

「あっ、本当だ。アッハハハハハ。とにかくセフードがマイティマウスとラスベガスで戦った時(2016年4月)にこの街に来て、パーティー三昧、街中が浮かれているような感じがして嫌だった。でも、その頃は英語が話せなかったからストリートを歩いている人が何を話しているかも分かっていなかったんだ。英語が分かるようになると、イメージも変わった。新しい建物も増え、街もどんどん拡張していてエキサイティングだ。

自分が戦うためにベガスにやってきたからか、なんだか新しい気持ちになって凄く気に入っている。きっと俺はファイターで、コーナーマンだとこの街を楽しむことができなかったんだよ(笑)。あと今ではホテルやストリートでも、俺のことを知っている人達がいて。そこも大きく違うね」

──違うといえばPFLとBellatorではルールやファイトフォーマットが違います。Bellatorから移ってきた選手たちは、最大で4試合を半年で戦うことに調整の難しさを訴えています。ただしパトリッキーが初参戦した2011年から4年ほどはBellatorもシーズン・フォーマットが敷かれており、2011年には3カ月連続で試合をしたこともあります。

「確かに3、4回とトーナメントを戦った経験があるから、PFLのスケジュールに戸惑うことはないよ。色々な相手と戦って来たし、PFL2024年シーズンで優勝する自信は十分にある。しかもRIZINも含め、実際のところトーナメントで優勝したことがない。今年こそ、PFLで頂点に立つ。今も夢を追い続けているし、自分を信じ続けているからね。俺は年老いていないし、別に疲れを感じることもない。いや、それは言い過ぎだな(笑)。疲れるよ、でも疲れるのは普通のことだろ(笑)。PFLで戦うことになって、また目新しい相手と戦うことができる。そこが楽しみでならない。

ただし、シーズンやプレーオフのことを考えて、この週末に戦うわけじゃない。今はクレイ・コラードに勝つことだけを考えている。6Pを取るか、3Pになるか。分からないけど、やるだけだ」

──ではエルボーが反則というルールはどのように思っていますか。

「別に構わない。もともとエルボーを多用するタイプじゃないから。時々、集中して使っていた程度で。ヒジが禁止でも俺の殺傷能力は落ちない。二つの拳があってキックもヒザ蹴りも使えるからね。エルボーが使えなくても、それほど変わりはない。変わらずライオン……ピッチブゥのように戦うことができる」

──ポイント制はどうでしょうか。今大会、ライト級のシーズン戦のなかで最後に試合が組まれています。そうなると他の4試合の勝者が何点を獲得しているかで、精神的に影響が出ないでしょうか。先週のリズ・カモーシェは6Pを獲得した選手が3人も出たことで明らかに力みが感じ、試合展開がラフに見えました。

「そうだね……今も言ったようにエルボーが使えないことは、全く問題ない。その一方でポイント制は、従来のBellatorの試合よりもフィニッシュ率を高めるだろう。俺の試合までの勝者がどれだけボーナスを獲得しているのか。得点状況は間違いなく戦い方に影響を与える要素になる。でも、それは決してネガティブなことではない。

若い頃なら、他の試合結果からプレッシャーを感じていただろう。でも、ここまで十分な経験を積んできた。試合中でもゲームプランを変更できる。それまでの結果次第で戦い方を変える必要が出てきても、難しいことではない。自分のやるべきことを完遂できる。いかなる状況に対して、対応できる自信があるんだ。この先のことを考えるわけでなく、如何にこの試合に勝つか。必要な勝ち方をするために何が必要なのかは、分かっている。チームを信じ、自分を信じてるからね。

自分の拳を信頼している。自分への信頼を失った時、ファイターは勝てなくなる。今でも十分に自分を信じることができてる。拳、パワーを信じて、クレイ・コラードに勝てると信じている」

──ではそのクレイ・コラードの印象を教えてもらえますか。2月のサウジアラビアでのPFL ✖BellatorではAJに秒殺されました。

「ヤツはレスリングも柔術もできないことを露呈した。俺には都合が良いだけだ(笑)。去年の準優勝者で、ボクシングが巧い。本来はあの試合で見せた姿とは違うファイターだと思っている。タフな相手になるとも覚悟はしている。でも、ファンには俺がコラードを倒すところだけを楽しみにしてほしい。皆に俺の実力を証明する。そして皆が楽しめる試合をする」

──パトリッキー、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「今も日本の皆、日本という国が大好きだ。シーズン中はPFLに集中しないといけない。でもRIZINとBellatorのクロスプロモーションが続くなら、日本で戦いたいと伝える。PFLもBellatorもボスは同じだから、了承してくれるだろう。ぜひとも大晦日に日本の皆に会いたいと思っている。アリガト!!」


■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
アレックス・ポリッジ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
トム・ブリーズ(英国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
ミカエル・デュフォー(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
ヤコブ・ネドー(スロヴェニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
シモン・ビヨン(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ブレント・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ(ロシア)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ピコロッティ(米国)

<ライト級シーズン補欠戦/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス(ブラジル)
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)

The post 【PFL2024#02】ライト級シーズン開幕。パトリッキー・フレイレ「得点状況は戦い方に影響を与える」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL アンテ・デリア アンドレイ・コレシュコフ インパ・カサンガネイ クレイ・コラード ダコタ・ディチェバ チムール・カイズリエフ パトリッキー・フレイレ フィル・デイヴィス ヘスス・ピネド ヴァレンティン・モルドフスキー 渡辺華奈

【PFL2024】PFL2024シーズンに現Bellator世界王者カモーシェやパトリッキー参戦。渡辺華奈の動向は??

【写真】24日大会の結果を経て、Bellator勢の株が上がったのは事実。されどBelloator International Champions Seriesもあり、どのように振り分けられるのか楽しみだ(C)BELLATOR

PFL Champions vs Bellator Championsにわき、その世界観を拡大させたPFLが、2024年の活動に関してPFL EURO及びMENA、PPV Super SeriesとBellator International Champions Seriesに続き20日(火・現地時間)に本丸PFL レギュラーシーズンの開幕について公式発表を行っているので、ここでまとめておきたい。
Text by Manabu Takashima

4月4日(木・同)にテキサス州サンアントニオのボーイング・センターで開幕し、12日(金・同)はネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテル大会、19日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナとレギュラーシーズン序盤戦の日程が確定した。


サンアントニオ大会はヘビー級と女子フライ級、ベガス大会はライトヘビー級とライト級、シカゴ大会はウェルター級とフェザー級が実施される2024年のPFL。そのスローガンはザ・タフエスト・テスト・イン・MMAとなっている。

つまりは買収したBellatorのファイターがPFLレギュラーシーズンに参加するということだ。現状、各階級の出場確定が発表されたファイターは以下の通りとなっている。

女子フライ級

ダコタ・ディチェバ(C)PFL


ダコタ・ディチェバ(英国※2023年欧州リーグ王者)
リズ・カモーショ(米国※現Bellator世界王者)

フェザー級

ヘスス・ピネド(C)PFL


ヘスス・ピネド(ペルー※2023年シーズン世界王者)
チムール・カイズリエフ(ロシア)

ライト級

クレイ・コラード(C)PFL


クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル※元Bellator世界王者)

ウェルター級

マゴメド・ウマラトフ(C)PFL


マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア※元Bellator世界王者)

ライトヘビー級

ヤコブ・ネドー(C)PFL


インパ・カサンガネイ(2023年シーズン世界王者)

ヤコブ・ネドー(2023年欧州リーグ王者)

フィル・デイヴィス(米国※元Bellator世界王者)

ヘビー級
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア※元Bellator暫定世界王者)

まだロースターの半分も明らかになっていないが、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級にBellator世界王者経験ファイターが出場しており、特筆すべきは女子フライ級は現役王者のカモーシャがラインナップに加わっている点だ。

新階級だからこそPFLには世界王者が存在しておらず、Bellatorの現役チャンピオンの参戦となったのであれば、気になるのは渡辺華奈の動向だ。Bellator王座奪取を目標に掲げていた渡辺だが、王座不在のBellator International Champions SeriesよりもPFL参戦の可能性がグンと高まったのではないだろうか。

さらに彼女以外に日本人選手のPFLレギュラーシーズン投入は見られるのか、引き続きオフィシャル発表を待ちたい。

The post 【PFL2024】PFL2024シーズンに現Bellator世界王者カモーシェやパトリッキー参戦。渡辺華奈の動向は?? first appeared on MMAPLANET.