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【Bellator283】パトリッキー・フレイレ─02─「日本大会があればムサエフと再戦? 俺はサトシと戦いたい」

【写真】ベルトとともにパトリッキーが来日することはあるんだろうか(C)BELLATOR

22日(金・現地時間)、ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283「Lima vs Jackson」。

同大会で戦うシドニー・アウトロー✖トフィック・ムサエフのライト級の一戦をBellator世界ライト級王者に予想してもらった。「ムサエフが勝つ」と言うチャンピオンは、そうなった場合にムサエフが次期挑戦者になると想定しているのか。

さらに日本大会が行われるのであれば、最高のリベンジ戦のタイミングではないかという問い掛けに対し、パトリッキーは「サトシとも戦いたい」と断言した。

<パトリッキー・フレイレ・インタビューPart.01はコチラから>


──その一方でアウトローはシングルレッグ、そしてハイクロッチとケージレスリングでも有効なテイクダウンを持っています。

「そこはムサエフにとっても、問題になるかもしれない。ただ、ムサエフだって金網を使ったトレーニングはしているはずだ。それでもシドニーはシングルレッグでケージまでムサエフを押し込むことはできるだろう。そこからの先のテイクダウンとスクランブルの攻防はどうなるのか……。

ムサエフはピュア・レスラーだから、ケージを使ったレスリングにどこまで対応できるようになっているのか、だね。ただ、そういうギャップは埋めてくると俺は思っているよ」

──そして、この試合はムサエフが有利だと。

「ムサエフは打撃でも、レスリングでもシドニーを止めることができるに違いない。チャンドラーと戦った時、何があったのか分からないけどシドニーは目にパンチが当たってから、あっという間にパンチで眠らされてしまっただろう。ああいうことがあるから、今回の試合はムサエフが勝つと思っているんだ」

──ところで、今回の試合は暫定王座決定戦になりませんでしたが、ムサエフが勝つと次の挑戦者になると思っていますか。

「そうは思わない。ベラトールにはベンソン・ヘンダーソン、ブレント・プリマス、ロシア人達がトップ5にいるからね」

──本来はタイトル・チャレンジャーだったアウトローをKOしても、彼に挑戦権は与えられないと?

「与えられないよ。この試合に勝ったからといって、どれだけランキングが上がるか分からない。ただ、誰とは言わないけどベラトールのランキングは少しおかしくて、トップ5にランクに入るべきじゃない選手の名前が見られるのも確かだ。

トップ10ファイターと戦ったことがないような選手がね。ランキングを見ても、誰が次の挑戦者になるのか。ベラトールが、誰をチャレンジャーにしたいのか俺には分からないよ。

ただムサエフがシドニーに勝っても、ランキングで上の選手がいるから、そこに勝つ必要があるだろう。個人的にはムサエフが勝てば、ヤツと戦いたい。リマッチを望んでいるよ。ただしランキングを考えると、どうなるのか。ベラトールは一体、誰と戦わせたいのか。俺はトフィック・ムサエフとやりたいけどね」

──スコット・コーカーは2019年に続く、日本大会の開催を望んでいます。仮に日本大会が行われるのであれば、ムサエフとのリベンジ戦に臨む最高のタイミングではないでしょうか。

「日本でムサエフと戦うというのは、良いアイデアだね。でも、俺はせっかく日本で試合があるならサトシとも戦ってみたい」

──前回のようにRIZINとベラトールが大会を共催するのか、スコット・コーカーは単独開催もあるということを国にしていました。そういうなかでサトシ選手と戦うならリングとケージ、どちらを望みますか。

「リングだよ。俺はあのルールが好きなんだ。喧嘩をさせれば、俺がキングだからね」

──今のパトリッキーの言葉を日本のファンに伝えると、大喜びすること間違いないです。

「ただ、サトシとの試合がケージで組まれても全く問題ないよ」

──それはサトシがベラトールのケージに上がることを歓迎するということでしょうか。

「勿論、それはそれで歓迎するよ。でも俺はサトシと戦うなら、RIZINルールで戦いたい」

──押忍。ではパトリッキーの試合復帰、いつ頃になるでしょうか。

「少しでも早く、試合がしたい。ただし、動くとまだ足に痛みを感じている状態なんだ。ホンの少しの動きでもね。早く治って欲しいと思っている。そして傷が癒え次第、ベラトールが少しでも早く俺の試合を組んでくれることを願っている。ずっとケージの外で待っているなんて、我慢できないからね。それは前回の試合後から、思ってきたことだよ」

──その日が早くやってくることを期待しています。そしてパトリッキー、今日はありがとうございました。日本のU-NEXTでベラトールの試合を視聴しているファンに、最後にメッセージをお願いできますか。

「心の底から日本のファンの皆に、再会できる日を待ち望んでいる。その時が来れば、皆の前で……さいたまスーパーアリーナで戦いたい。皆とハグをして、記念写真を撮り、エネルギーを貰った。ベラトールの試合をU-NEXT TVで視聴してくれる皆と、すぐに会えることを願っている」

■視聴方法(予定)
7月23日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■ BELLATOR283対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
ジェイソン・ジャクソン(米国)

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
クリス・ゴンザレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ムカメド・ベルカモフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン(米国)
マルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン(米国)
ダルトン・ロスタ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィータ・アルテガ(米国)
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ(コロンビア)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アクメド・マゴメドフ(米国)
ケビン・ボーン(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
ボビー・キング(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・フェラルド(米国)
ルイス・イニゲス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
マーク・コーツ(米国)

<160ポンド/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ブライアン・ニューロ(米国)

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BELLATOR Bellator283 MMA MMAPLANET o RIZIN UFC ウスマン・ヌルマゴメドフ クリス・ゴンザレス ザック・ゼーン シドニー・アウトロー ジェイソン・ジャクソン トフィク・ムサエフ ドゥグラス・リマ パトリッキー・フレイレ ベラトール マイケル・チャンドラー 堀口恭司

【Bellator283】ライト級王者パトリッキー欠場で、アウトローの相手は─王座挑戦が近づく─ムサエフに

【写真】ムサエフのターゲットとなったアウトロー。どうでも良い話かもしれないが、これほど渋く、味のある話し方をする選手はMMA界にいない(C)BELLATOR

5日(火・現地時間)、Bellatorが22日(金・同)にワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283のメインでシドニー・アウトローの挑戦を受ける予定だったパトリッキー・フレイレが負傷で欠場し、コメインに組まれたドゥグラス・リマ✖ジェイソン・ジャクソンのウェルター級がメインに昇格することとなった。

ベラトールもUFCと同様にメインは5回戦制を敷いており、この試合は5分5Rで争われることになった。


コメインには世界戦がなくなったアウトローが、今大会でアダム・ピコロッティとサークルケージデビューを飾る予定だったトフィク・ムサエフとのマッチアップが決まった。

日本のファンからすると、ムサエフはRIZINのマットで現王者を下しており、堀口恭司と同様に即タイトル挑戦でも良いだろう──ぐらいの期待感をもって見ているはずだ。

ここでムサエフにとっても、4月に流れたザック・ゼーンやピコロッティを相手にするよりも、モチベーションが上がるカードといえる。

2019年の日本大会ではマイケル・チャンドラーに敗れたアウトローだが、既にピコロッティを下し、あのマイルズ・ジュリーをRNCで破っているだけに──ムサエフにとっては、ここで勝利を手にすれば一気に世界戦の目も出てくることは間違いない。

当時に今大会はウスマン・ヌルマゴメドフもクリス・ゴンザレスと戦うことになっており、パトリッキー欠場という思わぬ形でのライト級タイトル挑戦権を賭けた品評会の様相を呈してきたタコマ大会だ。

■放送予定
7月23日(土・日本時間)
午前7時30分~ U-NEXT

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BELLATOR Bellator273 MMA MMAPLANET   イスラム・マメドフ クリス・ゴンザレス サバウ・ホマシ サリバン・コーリー ジャリール・ウィリス スコット・コーカー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ヘンリー・コラレス ベンソン・ヘンダーソン ベン・パリッシュ ライアン・ベイダー ルーカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator273】計量終了 待ったなし──ヘビー級統一戦=ベイダーとモルドフスキーは黙して語らず

【写真】目で語る──そんな2人の世界ヘビー級王者だった (C)BELLATOR

28日(金・現地時間)、29日(土・同)にアリゾナ州フィニックスのフットプリント・センターで開催されるBellator273「Bader vs Moldavsky」の計量が行われた。

パンデミック後の無観客大会で見られた会場内のスクリーンとステージを使い、インタビュアーが主要ファイターに複数の質問をするというリモート・パブリック計量でなく、体重のコールとステアダウンのみというシンプルな計量方式が採られた今大会──スケールに乗ったファイターに体重超過も見られなかった。


運営陣はマスク着用、リングガールは非着用、選手のマスクの使用は第2試合で戦うルーカス・ブレナンとベン・ルーゴの両者だけ。

サバウ・ホマシとジャリール・ウィリスが飛沫が飛び交う近距離で挑発し合い、スコット・コーカーが割って入る一幕も。

対照的に、メインでヘビー級のベルトを賭けて戦うライアン・ベイダーとヴァレンティン・モルドフスキーは視線を外さず、にらみ合いを続けるも黙して語らず、握手もなく別れた。

■視聴方法(予定)
1月30日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■Bellator273計量結果

<Bellator世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]ライアン・ベイダー: 232.2ポンド(105.32キロ)
[暫定王者] ヴァレンティン・モルドフスキー: 234.4ポンド(106.32キロ)

<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン: 155.8ポンド(70.66キロ)
イスラム・マメドフ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
エイデン・リー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ジャリール・ウィリス: 170.2ポンド(77.2キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル: 135.8ポンド(61.59キロ)
エンリケ・バルゾーラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド: 156ポンド(70.76キロ)
クリス・ゴンザレス: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 184.6ポンド(83.73キロ)
ドーン・ジョンソン: 185.6ポンド(84.18キロ)

<バンタム級/5分3R>
ニキータ・ミハイロフ: 135.6ポンド(61.5キロ)
ブレイン・シャット: 134ポンド(60.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ベン・ルーゴ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー: 205.9ポンド(93.39キロ)
ベン・パリッシュ: 205.2ポンド(93.07キロ)

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BELLATOR Bellator268 Bellator273 MMA MMAPLANET PRIDE イスラム・マメドフ クリス・ゴンザレス サリバン・コーリー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ブレント・プリマス ヘンリー・コラレス ベンソン・ヘンダーソン ベン・パリッシュ ライアン・ベイダー ルーカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー 修斗

【Bellator273】スクランブル時代とファン心理に逆行するルーカス・ブレナンが、デビュー6連勝に挑む

【写真】KOTC、修斗、PRIDE武士道で活躍した父クリスをセコンドに従えるルーカス・ブレナン (C)BELLATOR

29日(土・現地時間)にアリゾナ州フィニックスのフットプリント・センターでBellator273「Bader vs Moldavsky」が開催される。

メインで暫定世界ヘビー級王者ヴァレンティン・モルドフスキーと統一戦を戦う正規王者ライアン・ベイダーは大会開催地フェニックスの南東の街テンピ在住、コ・メイン出場のベンソン・ヘンダーソンは同様にフェニックスの北西に隣接するグレンデールがベースのご当地ファイターだ。


ベイダーは昨年10月のフェニックス大会=Bellator268で、コーリー・ヘンダーソンに右オーバーハンドから僅か51秒でパウンドアウトされており、「前回のフェニックスでの試合は望んだ結果にならなかった。今回はホームのファンの前で、償いたい」とバーチャル会見で必勝を誓っていた。

同様に地元でブレント・プリマスに判定負けを喫し、3連敗中のベンヘンは「またホームタウンで戦えて心から嬉しい。家族、友人、応援してくれるファンとこの時を楽しみたい。もうそんなにここにいることもないだろうし、地元での試合は絶対的に意味が大きいファイトになる」と話している。

共に38歳となり、現役生活のゴールを見定める年齢になったが、実際にはベイダーは依然としてタイトルホルダーであり、「まだ終わっていない。身の内で炎が燃えている。将来、過去を振り返り後悔の言葉を口にしたくないんだ。すぐに引退するなんてことは考えてもいない」と現役生活への拘りを明言した。

ベンヘンも「まだBellatorのベルトを腰に巻いていない。それまで止まらない。タイヤが外れるまで走り続けるよ。この試合で手を挙げられ、タイトル挑戦権を手にする。5、6年前にワイフから3本目のベルトを取るのって尋ねられた。彼女に3本目のベルトを届けるんだ」とあくなき向上心を見せている。

そんなベテランの意地が感じられるメインイベンター達とは別にプレリミでは若く、可能性を秘めた選手が戦う。ベイダーと同じアリゾナ州立大レスリング部出身で、MMAのトレーニングパートナーであるサリバン・コーリーがその1人だ。

25歳、今大会でプロ3戦目を戦うコーリーは、レスラーながら「パンチの威力が半端ない。間違いなく、このスポーツの未来を担う」とベイダーが太鼓判を押している。5勝1敗、全試合フィニッシュしているベン・パリッシュを相手に、ヘビー級正規王者の言葉が的を得ているのか注目したい。

また21歳、極めの強さに定評のあったクリス・ブレナンを父に持つルーカス・ブレナンが、プロデビュー以来の連勝記録を6に伸ばすために、ベン・ルーゴと戦う。

スクランブル全盛期にもかかわらず、「如何に打撃を避けて、相手を組んでテイクダウンするか。抑え込んでいる方が僕は戦いやすいんだ」というブレナン。時代とファン心理に逆行する二世代続くグラップラーの老舗、その嫡男が看板を背負った戦い──倒して極めるスタイルを貫けるのか否か、も非常に興味深い。

■視聴方法(予定)
1月30日(日)
午前9時00分~ U-NEXT

■対戦カード

<Bellator世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]ライアン・ベイダー(米国)
[暫定王者] ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
エイデン・リー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ジャリール・ウィリス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
エンリケ・バルゾーラ(ペルー)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
クリス・ゴンザレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(ブラジル)
ドーン・ジョンソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
ブレイン・シャット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ベン・ルーゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
ファブリシオ・フランコ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ベン・パリッシュ(米国)

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【Bellator273】2022年初戦、バンタム級ワールドGP後へ。ペルー=バルゾラ&ロシア=ミハイロフが見逃せない

【写真】UFCで大きく勝ち越しているバルゾラと、ロシアで勝ち星を重ねてきたミハイロフ。ワールドGP後に向けて、生き残り合戦が始まっている (C)BELLATOR

Bellatorの2022年最初のイベント= Bellator273「Bader vs Moldavsky」が、29日(金・現地時間)にアリゾナ州フィニックスのフットプリント・センターで開催される。

22日のUFCと同様にメインでは、世界ヘビー級選手権試合=正規王者ライアン・ベイダー× ヴァレンティン・モルドフスキーという統一戦が組まれた。コ・メインでも現在3連敗中、崖っぷちのベンソン・ヘンダーソンがイスラム・マメドフを迎え撃つなど、上位2カードにベイダー&ベンヘンというアリゾナ所縁のビッグネームが揃い踏みとなる。


そんなBellator273ではプレリミにかつて堀口恭司とBellatorおよびRIZINバンタム級のベルトを賭けて戦ったダリオン・コールドウェルが出場し、エンリケ・バルゾラと対戦する。

バルゾラはTUFラテンアメリカシーズン02ライトで優勝し、UFCでは従来のフェザー級で戦い6勝3敗1NCという好成績を残している。TUFウィナー特典といえる10試合契約を終えたバルゾラはUFCとの契約を更新せずに、Bellatorに戦場を移すこととなった。

レスリングベースのバルゾラだが、そこに関してコールドウェルが遅れをとることはまずないだろう。反面、レスリングと打撃の融合においては、コントロール&パンチという点でもバルゾーラがコールドウェルを上回っているか。

新顔バルゾーラを迎え入れ、ワールドGP開幕の日程の発表がまだないBellatorのバンタム級戦線で、ポストGP的なカードが組まれた。そういう意味ではニキータ・ミハイロフの米国初上陸となるブレイン・シャット戦こそ見逃せない。

ミハイロフはアレクサンドル・ネフスキーMMA所属、つまり今大会のメインで戦うヴァレンティン・モルドフスキーやBellator世界ライトヘビー級ワジムとヴィクトルのネムコフ兄弟、アナトイ・トコフと同門、エメリヤーエンコ・ヒョードル軍の若き軽量級、21歳のエースだ。

2020年2月にBellatorと契約を果たしたミハイロフだが、パンデミックによりプロモーションデビューは昨年10月のロシア大会まで待たされ、ブライアン・ムーアから判定勝ちを収めた。ミハイロフは散打のロシアン杯優勝の経験もあり、遠い間合いで回転蹴りの攻撃を織り交ぜた打撃から距離を詰めて上半身のロックとテイクダウンに強いファイターだ。

まだ粗削りで攻撃中は防御が疎かになる傾向もあるが、アグレッシブな姿勢は買いだろう。恐らく2022年いっぱいはワールドGPが続くことが予想される。そして新しい秩序が構築された頃、ミハイロフは一気に上位に食い込む存在になっている可能性は高い。

そのためにも米国初戦は大切。どのようなインパクトをミハイロフが残すか──見ものだ。

■視聴方法(予定)
1月30日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■対戦カード

<Bellator世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]ライアン・ベイダー(米国)
[暫定王者] ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
エイデン・リー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ジャリール・ウィリス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
エンリケ・バルゾラ(ペルー)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
クリス・ゴンザレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(ブラジル)
ドーン・ジョンソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
ブレイン・シャット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
ベン・ルーゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
ファブリシオ・フランコ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ベン・パリッシュ(米国)

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MMA クリス・ゴンザレス ゴイチ・ヤマウチ ブログ

【Belleator263】ゴイチ・ヤマウチ、右ストレートでゴンザレス倒して復活KO!!

<ライト級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
Def.1R3分53秒by TKO
クリス・ゴンザレス(米国)

サウスポーのゴンザレスが右ローから右ハイを狙う。さらにステップインから右を当てたゴンザレスは、左ボディフックを繰り出す。ゴイチは鋭い右ミドルを2発入れる。米国グレコのトップファイターだったゴンザレスは蹴りを散らして距離を取ろうとすると、ゴイチが跳びヒザを見せる。ミドルを蹴り合った両者、近い距離になるとゴンザレスが組もうとする。

ゴイチは離れて右ミドル、接近してアッパーを決める。近い距離でのボクシングにガードを固めるゴンザレスは、 ゴイチの右を被弾して怯んだ直後の右にジャブに右ストレートを再び合わさせる。後方に倒れたゴンザレスにパウンドを連打したゴイチが、再起のTKO勝ちを手にした。

ゴイチは「ゴンザレスがタフがグラップラーだと分かっていたし、キャンプではレスリング上がりのファイターの準備をしてきた。ストライカーにはこういかないけど、グラップラー同士だと距離を取りたがることになるから、ゴイチ・ヤマウチの打撃が生きてくる」と勝利を振り返った。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 Brave CF Grachan49 MMA PFL UFC YouTube   イスラム・マメドフ ウスマン・ヌルマゴメドフ カサン・マゴメドシャリポフ ガジヒ・ラバダノフ クリス・ゴンザレス ゴイチ・ヤマウチ パトリシオ・フレイレ ブレント・プリマス ベラトール

【Bellator263】計量終了 フレイレ✖マッキー大会──見逃せないヌルマゴ鷹軍団の大挙襲来!!

【写真】BRAVE CF、Gorilla FC、UAE Warriorsらで12勝を挙げているウスマン・ヌルマゴメドフ (C)BELLATOR

30日(金・現地時間)、31日(土・現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムで開催されるBellator263「Pitbull vs McKee」の計量が行われた。

先の記者会見でのフェイスオフでは小競り合いが見られたパトリシオ・フレイレとAJ・マッキーは、今回は体が触れることなくインタビューへ。

何が最も自信になっているかを尋ねられたAJは「思考だよ。22年間、この瞬間の為にビルドアップしてきた。これは運命なんだ。トーナメントが始まって、2人とも3試合勝ってきた。ベストが勝つんだ」と静かに話した。

一方、チャンピオンは「See you tomorrow。これまで口にしてきたことの代償をすべて支払わせる」とヒリヒリするようなコメントを残している。


今大会はこの両者が戦うメインのBellator世界フェザー級選手権試合に注目が集約されるかのようなイベントであるが、カビブ・ヌルマゴメドフの従弟でキャリア12勝0敗のウスマン・ヌルマゴメドフを筆頭に、イスラム・マメドフ、ガジヒ・ラバダノフ、カサン・マゴメドシャリポフと全11試合で4人のロシア人ファイターが参戦しているのも気になることころだ。

この4者、その背景にはウスマン以外もヌルマゴの影響が感じられる。そのヌルマゴはロシアのGorilla FCを買収し、Eagle FCと名称を変更──プロモーターとなり、ロシア人ファイターをワールドステージに送り出すという役割を担っている。

プレリミ出場のマゴメドシャリポフはUFCフェザー級を無双するザビットの実弟で、デビュー戦をゴリラFCで戦っている。僅か6戦目で世界第2位のステージ進出を果たした。

またラバダノフはゴリラFCでライト級王者に君臨も、イーグルFCになりベルトを手放している。

PFLで活躍したマメドフは、ヌルマゴ率いるイーグルFCが提携し合同イベントをアブダビで開いたUAE Warriorsを経て、ベラトールと契約を果たした。

ウスマンが12勝0敗、マメドフは19勝1敗1分、ラバダノフは15勝4敗2分、マゴメドシャリポフ弟は5勝0敗、4人の戦績を合わせると実に51勝5敗3分という驚異的なレコードになる。

もはやロシアでもダゲスタンでもなく、ヌルマゴ・イーグル軍団と形容しても良い──MMA界に強烈なパワーハウスが誕生したといえる彼らのベラトール進出だが、ウスマン、ラバダノフ、マゴメドシャリポフの対戦相手が、それほど綺麗な戦績でない。

対してマメドフのみ、対戦相手は元ベラトール世界ライト級王者のブレント・プリマスとのマッチアップとなった。

ヌルマゴ鷹軍団の一大デモンストレーションとなりそうななかで、冷静に彼らの力を見極めるスケールとなるのは、マメドフ✖プリマスになりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]AJ・マッキーJr: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル: 145.5ポンド(66.0キロ)
エマニュエル・サンチェス: 145.3ポンド(65.9キロ)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.3ポンド(70.44キロ)
マニー・ムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ブレント・プリマス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト: 125.6ポンド(56.97キロ)
イララ・ジョアニ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ: 149ポンド(57.59キロ)
ダニエル・コーリー: 149.1ポンド(67.63キロ)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ヨナタン・キロス: 146ポンド(66.22キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス: 179.6ポンド(81.46キロ)
ジョシュア・ジョーンズ: 179.2ポンド(81.28キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーファー・クロズビー: 155.9ポンド(70.71キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョーダン・ウィンスキー: 134.7ポンド(61.09キロ)

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【Bellator263】復活へ=クリス・ゴンザレス戦控えるゴイチ・ヤマウチ「完全に変わった僕の姿を」

【写真】確かに体が大きくなっているゴイチ。155.5ポンドで計量を終えている (C)BELLATOR

31日(土・現地時間)カリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムでBellator263「Pitbull vs McKee」が開催され、ゴイチ・ヤマウチがクリス・ゴンザレスと対戦する。

パンデミック以降、計量ミスと判定負けというゴイチに、再起戦への意気込みと同時に──なぜブラジルからは次々と新鋭が誕生するのかを尋ねた。


──ゴイチ、タフな新鋭クリス・ゴンザレスとの試合が近づいてきました。今の気持ちを教えてください。

「良い調子だよ。体中にエネルギーを感じている」

──コロナの影響が大きかったブラジルですが、クリチバの方でいかがですか。

「ブラジル自体が米国ほどでないけど、事態が好転している。チームや周囲のほとんどがワクチンを接種しているし、以前の生活を取り戻しつつあるよ。まだ僕はワクチン接種はしていないんだけどね」

──それは副反応で試合の調整に影響を出したくないから?

「それもあるけど、単に年配の人から接種は始まっていて僕の年齢は、まだということだよ。でも、試合が終わり、順番が回ってくれば打とうと思う。それこそ試合前は副反応が嫌だから、接種しないようにするけどね」

──ところでゴイチが2019年の末にBellator Japanで試合をした数カ月後にはパンデミックが起こり、去年の12月の試合は体重オーバーでドタキャン、4月はダン・モレットにスプリット判定負けと流れが良くありません。

「そうだね……チャンピオンになるには、タフな時期を残り越えないとね。自分のミスもあってタフな状況になっている。だからこそ、クリストの試合ではこの時間を経験して完全に変わった僕の姿を見てもらえればと思う」

──ブラジルのコロナ禍が、計量オーバーや敗北に関係していると考えていますか。

「パンデミック後は大変だった。ジムに行くにも警察に見つからないようにして、移動して……。でも、いくらロックダウンがあってもマーシャルアーチストにトレーニングは欠かせない。いつでも試合に応じられるような状態は保っておかないと、マーシャルアーチストではなくなってしまう。そういう意味では練習パートナーの確保さえ困難だった時期は、ハードだった。でも、今は問題ないよ。これまで通りとまではいえないけど、しっかりとコントロールして、試合が戦える状況にはなっているから。

それにパンデミックは僕にだけ起こったことではなく、世界中が影響を受けている。僕がこれまで戦ってきた相手、今回の対戦相手、次の対戦相手、皆がパンデミックが起こり、それまでのように練習ができなくなって、それぞれが解決策を練ってトレーニングをしてきたんだ。タフな状況を乗り越えようとしている最中で、そんななかで今回はファンも会場に戻ってくるよね」

──ハイ。

「前の試合は無観客で、本当におかしな気分だった。さいたまスーパーアリーナの大観衆の前で戦った次の試合で、ファンがゼロになってしまったのだから。僕は自分の動きに対するファンのリアクションがモチベーションになり、よりエキサイティングできる。だからファンの前で戦えて嬉しいよ」

──では対戦相手であるクリス・ゴンザレスの印象を教えてください。

「正直を言えば、あまり分かっていないんだ。たった6試合だけだし、映像も少なくてあまり研究材料がない。良いファイターなんだろうけど、十分じゃないよ」

──テイクダウンとコントロール、そしてパウンドも強烈無比です。自身のフィジカルをしっかりと武器にしている印象です。

「でもライト級は僕にとってベストな階級だから。特にパンデミックが起こり、ウェイト・トレの時間が増えて体が大きくなった。それでも他の国まで飛行機に移動して、2日ほどかけて体重を落とすっていうのは簡単なことじゃない。いずれはウェルター級に階級を上げることになると思うけど、今はライト級が適している。この階級では、まだ細い方だけど問題ないよ」

──パトリシオ・フレイレがフェザー級GPで戦ってきたため、ライト級のトップは動きがありませんでした。その階級が動き出す時期の試合で、王座挑戦に向けてどのような試合をしないといけないと考えていますか。

「ハイレベルにあることを示す、印象に残る動きをしないとね。クリスは経験が少なくて、失うモノがないから思い切り攻めてくるだろう。そこを注意いながら、力の差を見せなければいけない。なんせノーランカーだからね」

──ところで先日、LFAブラジル大会を視聴したのですが……ブラジルの無名の新鋭のポテンシャルの高さは凄まじいモノがありますね。このコロナ禍で、あれだけ選手が育っていることには驚かされました。

「だってMMAはブラジル人が創造したものだよ。ブラジルはグラップリングが盛んで、それほど良いストライカーを輩出している国ではない。日本のキックボクサーは、ブラジルのキックボクサーよりずっと強くて優秀だよ。でも、組み技と打撃をミックスすると話は別だ。きっと国民性も関係しているんだと思う。ブラジル人は強い精神を持ち、ギブアップをしないし、MMAに掛ける気持ちは他の国とは違うだろう。ベースとなる文化が違うからね。

日本から持ち込まれた柔術というマーシャルアーツを発展させたのは、この国だから。そこは他の国が持ちえないアドバンテージになっている。多くに国で……日本もきっとそうだろう、MMAファイターは柔術を重視しないケースが多い。打撃とレスリングを強化して。でもね、打撃と同じで柔術が強いからといってMMAが強いわけじゃないし。グレイシー一族がMMAを考えた。だから、僕らは強いんだ」

──パイオニアのアドバンテージが、未だにあるということですね。ゴイチ、貴重な意見をありがとうございました。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のファンは、いつも僕の心にいる。コロナが終息したら、必ず日本に行くよ。何度もでも日本を訪れるつもりだ。皆のサポートに感謝している。それとサトシ・ソウザがRIZINでチャンピオンになったよね。ぜひとも、彼と戦いたいと思っている」

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263対戦カード

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者]AJ・マッキーJr(米国)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
エマニュエル・サンチェス(米国)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
マニー・ムロ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アーリーン・ブレンコウ(豪州)
ダイアナ・シウバ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(米国)
ブレんと・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
ダニエル・コーリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ヨナタン・キロス(メキシコ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス(米国)
ジョシュア・ジョーンズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン(米国)
キーファー・クロスビー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ジョーダン・ウィンスキー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャスティン・ベリー(米国)
ダニエル・コンプトン(米国)

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BELLATOR Bellator255 Report クリス・ゴンザレス ブログ ロジャー・フエルタ

【Bellator255】クリス・ゴンザレス、フエルタをグラウンドで圧倒。最後はバックマウントでタップ奪う

<160ポンド契約/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
Def.3R3分01秒by tap out
ロジャー・フエルタ(米国)

サウスポーのフエルタ、ゴンザレスの右手前の構えで左ローから右を伸ばしてクリンチへ。ケージにフエルタを押し込んだゴンザレスは股間に手を通して、ボディスラムでテイクダウンを奪う。ハーフバタフライのフエルタはパスを嫌がり背中を見せ、そのまま前転してもう一度ガードを取り直す。すぐに足を一本抜いたゴンザレスは、正対してきたフエルタのバックに回りパンチを打つ。

そのまますかして背中をマットにつけさせ両足をフックしたゴンザレスがフエルタの背中を伸ばしてパンチ、亀になったところでRNCをセットして背中を再び伸ばす。絞めを解き、強烈な勢いでパンチ&鉄槌を打ちつけるゴンザレスは、肩固めへ移行していく。フエルタは殴られながら背中をあずけ、スタンドに戻り生き残った。

2R開始直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたゴンザレスは、そのままハーフでトップを取りワキ腹を殴る。フエルタは足を戻してクローズドガードも、ゴンザレスはエルボーを落とす。残り90秒でシザーススイープを決めたフエルタがスタンドに戻り、パンチを纏めようとするが、ゴンザレスが即テイクダウンを決める。バタフライガードからクローズドガードのフエルタは、初回ほどポジションを奪われなかったが、この回も明白に失った。

最終回、オーソで構えたフエルタのローに、ゴンザレスが右フックを合わせていく。シングルを切ったフエルタは、ゴンザレスのスーパーマンパンチをスプロールし、パンチをかわして左ミドルを2発入れる。続く蹴りに右クロスを放ったゴンザレスは、打撃では圧力が一気に落ちる。ジャブから左を入れたフエルタがローにワンツーで左フックを被弾。それでも左ハイから前に出るフエルタだったが、残り半分でダブルレッグでクリーンテイクダウンを取られる。

スクランブルでバックに回ったゴンザレスは両足をフックしてパンチへ。ここでフエルタは勝負を諦めて、タップ。ゴンザレスが戦績を6勝0敗とした。


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