<Titan FCフライ級王座決定戦/5分5R>
ワスカル・クルーズ(ドミニカ)
Def.3R4分05秒by TKO
クリスチャン・イナストリラ(米国)
左ジャブを伸ばすイナストリラ、クリーズはサイドキックを繰り出す。イナストリラは左ボディストレート、左ジャブ、頭の高さを変えて左を伸ばす。そこに左ハイを入れたクルーズ。尻もちをついたイナストリラが立ち上がって左のパンチを続ける。足を使うイナストリラはケージを背負うようになるが左ミドルを決める。左ミドルから距離を詰めるイナストリラだが、急所に入ったと試合が中断する。
再開後、左ミドルを蹴って回るクルーズはスピニングバックキック。左ハイを続けるが、イナストリラはガードする。イナストリラはジャブ、右ストレートを放ち、続くステップインに右フックを当てる。クルーズはアッパーのフェイクを見せ、右フック。サブミッションファイターのイナストリラは一度も組まず初回が終わった。
2R、右ローは捌いて右ハイを蹴ったクルーズが、ステップインに左の蹴りを合わせていく。クルーズの蹴りが急所を捕え、イナストリラがブレイクを要求。すぐに試合は再開され、イナストリラはダブルのジャブ、ワンツー、ローとキックボクシングを続ける。クルーズも左ローを蹴り、サイドキック、さらに右ローで軸足を払っていく。遠めの距離から右オーバーハンドを当てたクルーズが右ローを当て、後ろ回し蹴りへ。再度、急所を蹴られたイナストリラが渋い表情を浮かべ試合が中断へ。
再開後、クルーズノスピニングバックヒールキックがイナストリラの頭部をかすめる。続く後ろ回し蹴りのタイミングでバックを取ったイナストリラはケージ際で時計に見て、無理をせず正面に回り込む。そのまま抑えるだけにテイクダウンで倒そうという動きはさほどなかった。
3R、両者がジャブを繰り出し、イナストリラが距離を詰めに掛る。クルーズはミドルやジャブで突き放しに掛かり、右ミドルを入れる。イナストリラはミドルとローで前に出る動きが抑えられ、一気に踏み込んで左を振るう。回って避けたクルーズは、ローの蹴り合いで3度目となる急所攻撃でついに1P減点される。
ジャブの差し合いでは、クルーズがアイポークでまたもインターバルが設けられる。まるで締まらない試合は再開後、左フックでクルーズが前に出て右オーバーハンド。続く左ロングに左フックの直撃を受けたイナストリラが、倒れて体を丸め顔を覆うと鉄槌を連打され試合終了。イナストリラが新フライ級王者となった。