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【FAW2024#02】準決勝=ギレルメ戦へ、中村京一郎「BMFのベルトを日本に持ってくるためにUFCに」

【写真】インタビューはUFC300の前。面白い志向のJ-MMAファイターが出てきた(C)MMAPLANET

本日、会場非公開で開催される格闘代理戦争-THE MAX-準々決勝大会。3月15日の1回戦でミスター・ホンデを96秒で破った中村京一郎は、ギレルメ・ナカガワと対戦する。
Text by Manabu Takashima

プロとしての実績は出場メンバーのなかで頭抜けている中村は、当初より本命視されていた。しかし、そこにギレルメとトミー矢野というMMA志向の強豪柔術家が加わったことで、一気に周囲の危機感は増した。と思いきや、ダブル・ディレクター制を敷く中村を支える中村倫也はポジティブ・シンキングに満ち溢れている。対照的に、岡見勇信は不安が頭が離れない。まるでアクセルとブレーキのような両監督とともに準決勝に向かう中村に話を訊いた。


──準々決勝の勝利から3週間弱(※取材は4月2日に行われた)。中村選手は格闘DREAMERSで既にリアリティTVショーを経験していますが、そこが優位に働くことはあるのでしょうか。準々決勝大会も通常のMMAイベントと空気が違っていたのは確かですし。

倫也 ああ、確かに違いますよね。

岡見 なるほど。

中村 「初めましてっ」ではないので。そこは他の選手とは違うかもしれないですね。ただ僕自身はカメラとかスタッフさんとか、DREAMERSの時から気にしていなかったです。逆にホンデ選手の方があったかもしれないですよね。日本語が分からない。収録。格闘技の試合と揃っていて。だってファイトショーツを試合当日に忘れているぐらいだし。新宿に買いに行っていたらしいです。なんかそれを聞くと、勝った嬉しさがどんどん軽減してしまいましたよ(苦笑)。

──とはいえ、プロのキャリアが上限いっぱいの中村選手だけでに、本命過ぎる。その怖さが監督という立場のお二人はなかったですか。

岡見 絶対に負けられないというのは……変な話、TVの企画だし、負けさせてはならない。ここで負けることはあってはならないという気持ちでした。すんなりと優勝をしてもらわなければいけない。でも番組には、魔の空気感があるので。そこは怖かったです。

──ここに1人、魔の空気感の欠片もなかった人がいます。

倫也 アハハハハ。僕ですか?

岡見 そこが倫也とパト(宇佐美正パトリック)は、何かが乗り移ったかのような強さがありました。特に倫也の最後の凄まじい勝ち方なんかは。「こんなハッピーエンドがありますか」って(笑)。

倫也 それとトーナメント戦って、ワンマッチより想定外のことが起こるとは思います。今回のように3カ月で3試合だとケガの影響とかも出てくるでしょうし。

──そういうなかで、やたらと打撃の前評判が高いミスター・ホンデにあの勝ち方ができたことをどのように自己評価していますか。

中村 たまたまです。あのフィニッシュは。作戦も3分✖2Rで普通と違う。相手の情報もない。だからペースを上げるのは2Rからだったんです。テイクダウンも織り交ぜようとか、そういう話もしていていましたし。

倫也 1日しかないなかで映像を探して、Breakingdownの試合と朝倉海選手のYouTubeでマススパーをしているのを見つけました。スパーと試合の動きが一致していて。奥手のストレートと返しのフック、それとインロー。キックボクシングのなかで嫌な攻撃は、すぐに分かりました。ただキックボクシングの距離だから、一歩外せば良い。それを京一郎は5戦ぐらいの経験でなぜかできてしまうから、僕は全く心配していなかったです。こっちは組みも考えて、試合を組み立てることができるので。

岡見 倫也がそこまでやっているから、スタッフに「岡見選手は何もやっていないですね」って言われちゃいましたよ。アハハハハハ。

──アハハハハ。確かに。

中村 キックの間合いで面倒くさいことにならないよう、四つで組むというゲームプランでしたが、そうはならなかった。組んでみて、ちょっとならないなって思いました。ただ向き合った時に、動きが固かったです。だから最初にフラッシュダウンを奪った時も、そこで仕留めにいかなかった。ホンデ選手は焦っていたけど、集中力が増しました。

倫也 相手がそうなった時って、結構同調してしまうんですよ。そこでラッシュをかけずに、次に勝機が訪れるのを待っていたのも良かったです。あそこで同調していくと、逆に貰うこともあるので。

中村 本当は中に入って、もっと面白い試合をした方が良いかもしれないですが、トーナメント戦なので。

──面白い試合など、必要ないですよね。岡見監督!!

岡見 そこはあえて、僕を名指しですか(笑)。勝ちゃあ良いです。でも京一郎は、僕にない感覚の持ち主なんで。打撃の間合い、見方っていうのは素晴らしいです。あまり被弾しないでKO勝ちができているので。しっかりとMMAを考えた打撃ができる。つまり僕が見ることができなかったところが、見えているのだろうなと。そこを凄く信用しています。

全く緊張をしない。そこも僕とは違うのですが、実はテンションがいつもより高かった。倍までとは言わないけど、8割増しぐらいで話しているし。これから試合だという空気感は全然なくて。

中村 ストライカーだからというのもあったと思います。前日に戦うことが決まったわけで、研究する時間もないからこそ絶対に負けないと思いました。

岡見 普通はそこまでリラックスすると危ないんですよ。普通は。

中村 ケージの中に入ると、スゥっと落ち着くんですよ。そしてグンと集中力が増します。人間の集中力って限られているので、ケージの中に入って上げた方が良いかと思っています。

岡見 僕のキャリアにはないものなので、試合前の京一郎は見ていて不思議な感覚でした。だから逆に怖くなってしまって。そういう選手って、負けて百八十度変わってしまうのも見てきたので……。なので「試合だからね」って言う感じで、要所を締めてはいました。

──今回のフォーマットは約2カ月間に3試合。1カ月に1度のペースで試合があります。初戦は69キロ契約、次からはフェザー級。中村選手の普段の体重は何キロなのでしょうか。

中村 多い時は80キロ以上あります。ただ、今回は75キロぐらいまでしか戻さなくて、今は73キロぐらいです。

──3、4カ月に一度の試合だと中村選手のフィジカルは絶対に武器になると思います。ただ、1カ月おきに10キロの減量がある場合はどうなのか。

倫也 確かに……ただ、僕は高校の時に2週間おきに60キロから50キロまで落としていていました。意外と大丈夫。人間は凄いです。

中村 体が覚えているっていうのもありますね。65キロを覚えていて、食事を抑えると「ハイ、ハイ、ハイ、これね」って体重が落ちていきます。

──いやぁ、岡見選手……この両者の言葉を聞いていると、やはり時代が変わったのかと考えてしまいます。

岡見 特にDREAMERSで出会った子たちは、僕らの時とは違うというのは実感しています。僕らの時代はノウハウがなくて、水を飲まないで落とすなんていう選手もいましたからね。計量が終わったら、コンビニで勝って来たパスタを食べるとか。

──力石徹シンドロームですよね。

中村 アハハハハハ。でも、そういう話も聞いたことがあります。減量は倫也さんに教えてもらったやり方がハマっています。4年目なんですけど、65キロに落としたのは6、7回なので体もフレッシュなんだと思います。

倫也 いや、僕も中学の時とか全く知識がなくて。もちろん、母親もなかった。だから、ずっとコンニャクとキュウリだけを泣きながら、「辛ぇ」って食べていました(笑)。

──エグい、カロリーが低くても栄養価も……。ともあれ進化したダイエットを駆使している中村選手ですが、準決勝はギレルメ・ナカガワ選手と戦うことになりました。決勝進出を考え、他の選手と戦いたかったということはないですか。

中村 僕は誰かと戦いたいとかはなかったです。

岡見 僕も誰でも良かったですね。

倫也 僕は「中谷選手で行こう!!」と。というのも、シャッフルされることを知らなくて。仮で組まれたトーナメント表だと中谷選手だったから、気持ちが中谷選手だったんです。

中村 シャッフルされるっていうのは、試合に勝ってから知りました(笑)。

岡見 まぁ、とにかく山は1回戦。1回戦が全てだと思っていたので。やっぱりリアリティTVショーは特殊な環境で。DREAMERSを経験しているとはいえ、凄く怖かったです。普通の大会なら、全然平気です。でも、この格闘代理戦争の空気が何かを狂わせるんじゃないかと……老婆心ですよね。

中村 それ、対策済みでした。DREAMERSの時、番組をチェックしながら収録が続いていて。あれは感情の起伏が激しかったです。だから、今回は代理戦争の動画を視ていないです。試合だけにフォーカスする。それ以外は目にも耳にも入れないようにしています。番組はトーナメントで優勝してから視ます。

これは狩野(優)選手に負けたことも踏まえて、勉強したことです。あの頃はただ喧嘩をしていていただけで、僕はアスリートじゃなかったです。

だってPOWNDSTORMで勝ったのは倫也さんだけで。控室が一緒の皆が負けた。じゃあ、なぜ? この人だけは勝てたんだって考えました。泣きながら帰ってくる人間とか、いるわけですよ。それだけ背負うモノがあって、実際に背負っているのに戦う時は、それは別モノとして捉えていた。だって、あの時の倫也さんは試合の2週間前に鼻も折っていたんですよ。

倫也 「何があっても関係ない。知らねぇよ」っていう気持ちで。言うと「誰が負けようが知らねぇよ」という気持ちでしたね(笑)。

中村 そこを見習いました。スポーツとしてやっている。減量も練習も、試合に対してのプロセスが──撮影があろうが、徹底していたんだなって。僕も今は割り切りがあるから、試合前に対戦相手の横でインタビューに答えることができて。分けていないと、試合に影響したかもしれないです。それと1試合目だったのが良かったです。試合と試合の間が長いとか、そこは僕には関係なかったので。

それに僕が1試合目にKOをしたことで、他の選手は影響を受けたはずで。逆にあの場で判定勝ちをした中谷選手も、割り切れているんだと思います。

倫也 アスリートって制限のなかで生きているので、ああいう場に立たされると自由にできない。不良上がりは自由にできる。それはそれで羨ましいけど、そういう人はアスリートのような規律はない。そこは戦い方にも表れます。でも、今の京一郎は不良や喧嘩屋とアスリート性の両方を持っています。

中村 髙谷(裕之)さんにも言われました。相手が決まって「作戦とかねぇだろう。明日は喧嘩をすれば良いんだ。相手もお前のこと研究できないんだし」って。

倫也 不良がアスリートになるパターンが一番怖いですよ。

──まさにビビアーノ・フェルナンデスのテイクダウンを切って、殴れる不良上がりですね。

中村 そうなんですよ。テイクダウン防御になると髙谷さんはアスリートになって、技術を言語化もできる。熱いところと、冷静なところを持っているんですよね。

──中村選手がギレルメに対して、そのような戦い方ができるのか。

倫也 初戦の勝ち方も良くて、パフォーマンスも良かったです。もちろん警戒もして、準備もしています。技術的なことをいうと、ワンアタックにピークを持って来ると思うので。そこを集中力を持って対処すれば2回、3回と続くと切れてくるんじゃないかと。無敗といっても、柔術では負けています。そこは京ちゃんの自由さが上回るはずです。

初戦の京ちゃんの打撃を見ると、ギレルメ選手だって同じようには戦えないはずです。真っ直ぐ下がらないし、サークリングもできるので。そういうことにギレルメ選手が、初めて遭遇する試合になりますからね。

岡見 倫也はファン目線というか、もう京一郎の試合を見ることを楽しめるんですけど……僕は心配ばかりで(苦笑)。ホントに勝ってもらわないと。このメンバーのなかでギレルメ選手は一番の相手だと思っていました。ボンサイMMA、クレベルとサトシを引き継いでいる。打撃も振るところは振って、テイクダウンからどんどん極めてくる。固めるのではなく、極める。それがボンサイで創り上げてきたMMAです。

倫也が言ったようにテイクダウンがハマらないと、ボンサイMMA……クレベルは打撃の乱打戦に勝負を賭けてきます。つまりは京一郎の土俵です。そこに持ってくることができれば、京一郎はしっかりと戦ってくれるに違ないです。

──こなれた様に話してくれましたけど、リアリティTVショー向け過ぎて。もう少し、具体的な技術論を話してもらえないですか(笑)。

倫也 アハハハハハハハハ。

岡見 いやいやいや(笑)。ちゃんと話しているじゃないですか。

──ギレルメが引き込む可能性は?

岡見 それもあり得ます。引き込むのか、覚悟を決めて殴り合いにくるのか。気持ちが入っている時と気持ちが落ちた時、ギレルメ選手はどちらを選ぶ選手なのか。何にしろ、京一郎はテイクダウン狙いを1度、2度、3度と切ることが重要です。そこから殴ってくると、僕は思っています。

中村 1回戦と違って対策ができる。それが恐怖になる。フィニッシュしている試合が多いから、この左のパンチを気を付けない──という気持ちが一瞬でも出ると、ギレルメ選手の弱さが出る。ただし恐怖を乗り越えてくるだろうし、そこからの距離、間合いの勝負になると思います。一瞬でも距離を間違えるとギレルメ君、終わるので。組まないといけないという焦りを、3分間で如何に引き出すか。

──逆にギレルメのやるべきことに、ファーストアタックでハメられる恐怖感はないですか。

中村 初戦を見てもパワーを使ってボディロックから倒しに来るので、そこは余りないです。だからこそ2回、3回と切れば落ちてくるのか。それでも前に出てくるのか。あとプレッシャーだけでなく、物理的に削って集中力を切らせる必要もあります。ボディで削るとか、そこに持っていきたいですね。

倫也 バックギアに入っている顔つきをしていて、読めないことをやってきそうで。そこは警戒は必要だと思います。

中村 フィニッシュに入った時、あの顔が少し和らぐんですよ。

岡見 その顔にさせない戦い方をするということで。

──ところで先日、このトーナメントで優勝すると超RIZIN03に出場できるという話がありました。

中村 それもオマケですよね。番組の途中で出てきた話で。「俺もRIZINを目指しています」というキャラになるのは嫌です。

倫也 アハハハハハ。

──ABEMAから「でも、許す」と言って欲しいです(笑)。

岡見 アハハハハ。ストラッサー(起一)じゃないですか(笑)。

中村 僕はやっぱりUFCに行きたいので……というか、行くので。BMFのベルトを日本に持ってくるためにUFCに行きます。次、ゲイジーとホロウェイがBMFでやるじゃないですか。ホロウェイが勝ってくれると、ベルトがフェザー級にくるので。ホロウェイに勝って欲しいです。

■視聴方法(予定)
4月19日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#02 対戦カード

<フェザー級/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ:65.6キロ
中村京一郎:65.65キロ

<フェザー級/3分3R>
中谷優我:65.75キロ
トミー矢野:65.6キロ

<63キロ契約/3分3R>
田畑魂:60.7キロ
ガブリエル・クサノ:62.4キロ

<66キロ契約/3分3R>
脇田仁:63.80キロ
袖裂雄貴:65.75キロ

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45 AB ABEMA FAW2024#02 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK09 イゴール・タナベ ギレルメ・ナカガワ クレベル・コイケ チャンネル トミー矢野 ホベルト・サトシ・ソウザ 中村京一郎 中村倫也 中谷優我 岡見勇信 斎藤 皇治 芦澤竜誠 青木真也

【FAW2024#02】格闘代理戦争準決勝大会、計量終了。ホラーマンとカビルンルンが、アンパンマンを食う

【写真】明日は一転、実力勝負の無慈悲な世界が待っている(C)MMAPLANET

明日、会場非公開で実施される格闘代理戦争-THE MAX-準決勝大会に先立ち、都内某所で出場4選手とワンマッチで戦う皇治と芦澤竜誠に率いられた4選手の計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

まずは準決勝を戦う中谷優我、トミー矢野、ギレルメ・ナカガワ、中村京一郎の4選手が体重計に乗り全選手がクリアした。直後にチーム監督を交え、明日の試合に向けての共同取材に。

同番組のマッコイ斎藤ディレクターの仕切りで会見が始まると、青木真也が案の定というべきイゴール・タナベのRIZIN LANDMARK09での計量失敗を弄る。

「どうなの? 恥ずかしくないの? ここに出てきて」という言葉に、イゴールは「恥ずかしいです」と言葉少なげに対応。このやりとりは「俺だったら出てこれない。大したもんだ。明日ガンバロー、皆で」という青木のセリフで幕引きとなった。

監督→選手という順で意気込みを話すなか、中村京一郎が帯同した中村倫也監督は会見を待たずして、練習に向かってしまうというアクシデントが勃発。

質疑応答も終わろうかと言う時間になり岡見勇信監督が「会場入りの時間が間違っていましたよ」と到着して事なきをえた。

気になったのはギレルメ・ナカガワには、クレベル・コイケ監督に代わりホベルト・サトシ・ソウザが付き添っていたこと。

そのサトシは「試合が決まって旅行に行った」とクレベル不在を説明していた。


準決勝進出選手&監督の共同会見後はワンマッチ2試合=皇治推薦選手と芦澤竜星推薦選手がぶつかるという対立構造のなか4選手揃って計量をクリアした。

ここから皇治と芦澤も加わって会見となったが、その両者が揃ってマッコイ斎藤Dを口撃する。「これマッコイの嘘やん。ホラーマン×カビルンルン対決。代理戦争というよりも、この子たちが俺たちの名前を使ってチョットでも有名になって自分たちの夢を叶えてくれればそれでエェかな──と思いますけど。俺が言いたいのは、マッコイと準決勝の監督たち。お前らは誰や、と。お前らは監督か選手か。2人並んだら分からんから、俺らが呼ばれる。だからアンパンマンを気取っている実力主義のヤツは、ホラーマンとカビルンルンに感謝しろ」と皇治が口火を切る。

すると対立軸にある芦澤も「監督たちが知名度無さすぎるし、盛り上がっていないでしょ。だから普通に出ようかなって感じ。でも、NARIAGRIの選手、どこ行った。1人でしょ。だいたい(マッコイ氏に向かって)お前、焚きつけてこんなのやりやがって。嘘ばっかついてんじゃねぇか、この野郎。やんねぇぞ」と続き、選手たちが抱負を話した。

この後、質疑応答の時間となりMMAPLANETからはガブリエル・クサノに「他のプロモーションでもプロでビューという話で動いていたようですが、ここに出ることを決めたのは?」と質問し、以下のような返答があった。

ガブリエル・クサノ
「やっぱり大舞台であるし、色んな選手のアドバイスとかもらっていて。まだ18歳で若いので、これからも将来があるし、アマチュアで積んで行っている戦績もあるし。で勝てばRIZINに行けるチャンスがあるので、ここで戦うことにしました」

この後、芦澤はクサノが皇治と何も関係がないと指摘し、「なら辞めよう」と皇治が言いだすなど、ワヤクチャな共同取材が続いた。また代理戦争が盛り上がっていないという指摘にマッコイ氏は「全然、一生懸命やっていますし。実力も全然凄い選手達だし、僕はそういう風には思っていません。あとは楽屋でこの2人とは言いあいしたいと思います」と反論している。

■視聴方法(予定)
4月19日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#02 対戦カード

<フェザー級/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ:65.6キロ
中村京一郎:65.65キロ

<フェザー級/3分3R>
中谷優我:65.75キロ
トミー矢野:65.6キロ

<63キロ契約/3分3R>
田畑魂:60.7キロ
ガブリエル・クサノ:62.4キロ

<66キロ契約/3分3R>
脇田仁:63.80キロ
袖裂雄貴:65.75キロ

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【FAW2024#02】格闘代理戦争準決。クレベル率いるギレルメ・ナカガワ「先生の教え通りに強くなる」

【写真】「先生たちの時代、自分たちの時代、生徒たちの時代……そうやってボンサイ柔術の歴史を創っていきたい」。クレベルの言葉だ(C)MMAPLANET

4年振りに再開したABEMAの格闘家発掘リアリティTVショー=格闘代理戦争-THE MAX-。3月15日に都内某所で実施された一回戦で、ギレルメ・ナカガワは鶴屋怜監督の諸石一砂を腕十字で秒殺し、ボンサイ柔術仕込みの組技・寝技の強さを見せつけた。19日(金)の準決勝では岡見勇信&中村倫也率いる中村京一郎と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

寡黙なキャラクターで多くを語らないギレルメだが、諸石戦では圧倒的な強さを見せる一本勝ちで存在感を示した。準決勝では同じく一回戦で劇的なKO勝ちを収めた中村との対戦となり、注目の顔合わせとなった。クレベル監督がATTでのトレーニングのために準決勝を欠席することとなったが、クレベル監督からは熱いメッセージが送られた。


――ギレルメ選手、一回戦の諸石一砂戦は見事な一本勝ちでした。まずはあの試合を振り返ってもらえますか。

ギレルメ 試合前日まで相手が分からなかったのですが、自分の柔術を見せて勝つことが出来てよかったです。

クレベル 前回は試合の前の日に対戦相手が決まる形だったけど、ギレルメだったら早い時間で一本勝ちできると思っていたよ。次の相手もセンスがあって強いけど問題ない。リスクはあるけど全然大丈夫だと思う。

――準決勝の中村京一郎選手は一回戦をKO勝利するなど、非常に打撃のスキルが高い選手です。どんな準備を続けていますか。

クレベル 一回戦は直前まで相手が分からなかったから、対戦相手の対策練習をやることができなかった。でも今回は相手がどんな選手で、構えがどちらかも分かっている。相手の中村選手はサウスポーで打撃が強い選手だけど、その相手に勝つためのプランも練って練習しているから大丈夫。簡単な試合にはならないし、彼に勝つのは難しいと思うけど、しっかりプランを練って練習しているから問題ないよ。

ギレルメ クレベル先生が言った通り、試合前日に相手が決まるのと、一カ月前に相手に決まるのでは練習の仕方も準備も違います。今は中村選手に勝つための準備をしているので、前回とは違った自分を見せられると思います。

――自分が一本を取るイメージは出来ていますか。

ギレルメ もちろんです。今回も間違いなく一本勝ちします。

――クレベル監督から見て、ギレルメ選手のどんなところに可能性を感じていますか。

クレベル 見ても分かる通り、ギレルメは柔術が一番の武器だし、MMAファイターとしての素質やセンスもある。まだ粗削りな部分もあるけれど、すごくいいものを持っているから、練習でそれを磨いているところだよ。

――格闘代理戦争はメディアの露出も多く、注目される舞台です。準決勝を前にして、どんな心境ですか。

ギレルメ 格闘代理戦争はすごく大きな大会で準決勝まで勝ち残れたことがうれしいです。舞台が大きいからと言って緊張することもないし、いつも通り、しっかり準備をして、準決勝・決勝を戦いたいと思います。

――そんな中、クレベル監督が大会に参加できないという話をうかがいました。

クレベル 今回は監督として参加しているけど、私もまだ現役ファイターだし、もっともっと強くなりたい。今年中にはRIZINのチャンピオンに返り咲きたいと思っている。それで監督のオファーを受けた時、自分の練習やトレーニングを優先させてほしいと伝えていた。ちょうど準決勝の時期にATTでトレーニングすることになってしまい、参加できなくなったんだ。本当にそれはみなさんに申し分けないです。代わりにサトシ(ホベルト・ソウザ)先生や怪物君(鈴木博昭)がサポートしてくれるし、ギレルメのことを信じている。

――今回は監督という立場で代理戦争に参加していますが、クレベル監督にとってギレルメ選手=教え子の勝利は自分の勝利と同じくらいうれしいものですか。

クレベル それは本当にうれしい。自分は格闘技を一生懸命頑張っているけど、自分一人で強くなることはできない。そして先生たちの時代、自分たちの時代、生徒たちの時代……と続いていくもので、そうやってボンサイ柔術の歴史を創っていきたいと思う。だからギレルメもそうだし、仲間や生徒たちが勝つことは自分のことのようにうれしいよ。

――それを聞いてギレルメ選手はいかがでしょうか。

ギレルメ そういってもらえてうれしいです……ただしプレッシャーも感じます(笑)。これはもう絶対に勝たなきゃいけないですね。

――ギレルメ選手にとってクレベル監督はどんな存在ですか。

ギレルメ 本当に僕のことを作ってくれた先生で、これからも先生の教えの通りに強くなっていきたいと思います。

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

ギレルメ 必ずABEMAで試合を見てください。今回も一本勝ちします!

クレベル いつもボンサイ柔術を応援してくれてありがとうございます。私は準決勝に参加できないけど、ギレルメは準決勝も決勝も勝って優勝します。そして超RIZIN.3に私かサトシ先生と一緒に出る。その目標を実現させるように頑張ります!

■視聴方法(予定)
2024年4月19日(金)
午後7時00分~ABEMA格闘チャンネル

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【FAW2024#02/TORAO32】格闘代理戦争振り返り。鶴屋怜「とにかく寝技を」&諸石一砂「必要な経験」

【写真】諸石がいる日本の時間は夜22時、鶴屋はATTの朝スパーリングの前にリモートで参加してくれた(C)SHOJIRO KAMEIKE

4年振りに再開したABEMAの格闘家発掘リアリティTVショー=格闘代理戦争-THE MAX-。3月15日に都内某所で実施された一回戦では、鶴屋怜の推薦選手として諸石一砂が出場した。
Text by Shojiro Kameike

試合では諸石がギレルメ・ナカガワにわずか40秒――腕十字を極められた。試合後、諸石は5月26日にアクロス福岡で開催される「TORAO32」でネイン・デイネッシュと対戦することが決まっている。格闘代理戦争への出場を経て、諸石は何を得たのか。現在、米国のATTで練習中の鶴屋怜とともに、格闘代理戦争の裏側も語ってくれた。


――現在ABEMAで放送中の『格闘代理戦争 -THE MAX-』について、鶴屋怜監督と諸石一砂選手に番組と1回戦の試合について振り返っていただきたいと思います。鶴屋監督と諸石選手の登場は1回戦が行われる第2話でしたが、出場が決まったのは直前だったのでしょうか。

鶴屋 直前ではないですね。自分の出演が決まったのが、他の人たちより遅かったというだけで。オファーを頂いたのは試合の2~3週間前だったと思います。そのタイミングでジムの中から誰が出られるかを父(鶴屋浩THE BLACKBELT JAPAN代表)と相談して。条件(フェザー級、25歳前後、プロ5戦以内)という条件の中で一砂君が出られるということで、一砂君が推薦選手に決まりました。

諸石 選んでもらった時はワクワクしました。プロではまだ2戦しか経験していないし、もともと格闘技のキャリアは浅いので、こういったメディアに出られるのは嬉しかったです。普通じゃ経験できないことだから、これはチャンスだと思っていました。

鶴屋 よく「エンタメだから、どうこう」と言われますけど、出る選手からすれば賞金も貰えるし。さらにRIZIN出場権も賭けられるという大きなチャンスだから、出るべきだと思いましたね。

――格闘代理戦争はドキュメンタリー番組であり、リアリティショーです。通常の試合の時と違って、煽る発言などは意識しましたか。

鶴屋 何となくそういう雰囲気は感じましたけど、制作サイドも僕の性格を分かってくれていたんじゃないですか。いつも自分は尖った発言をしていると思われているみたいだけど、本当に思っていることは言いますよ。でも別に思っていないことは――もう21歳なので、言って良いことと言っちゃダメなことは分かります(笑)。

――むしろ諸石選手のほうが煽るタイプでした。

諸石 アハハハ、そうかもしれないです。

鶴屋 試合をする選手は、みんなMMAのキャリアが同じくらいで。だけど自分の場合は監督側で、青木真也さんや秋山成勲さんは年齢もキャリアもずっと上ですからね。さすがに青木さんや秋山さんに噛みついていくことはできないです(苦笑)。

――唯一、平本蓮選手に対しては「口だけ」と発言していましたね。

鶴屋 そうですね(笑)。平本選手は年齢もそれほど離れているわけじゃないし、多少は言えるかなって思いました。

――諸石選手は過去2戦経験しているプロの試合と、格闘代理戦争の試合では意識が違った部分などはありましたか。

諸石 自分はガンガン行くファイトスタイルで、格闘代理戦争でも同じスタイルで戦いました。テレビの企画だと結構、自分をつくってしまう人もいると思うんですよ。でも僕はそういうことを気にせず、素の自分でいましたね。

――素の部分といえば、諸石選手の場合はサッカー選手のキャリアと、ストリートファイター時代が紹介されていました。サッカー選手とストリートファイターは同時期だったのでしょうか。部活が忙しい中で、どのように両立していたのかと……。

諸石 サッカー部の中でも僕は自宅生だったので、試合が終わった休みの日とかは……すみません、ストリートファイト時代の話はナシで(苦笑)。

――アハハハ、書けない話も多そうですね。鶴屋監督と諸石選手は、お互いに初めて会った時や練習した時の印象を覚えていますか。

鶴屋 「ヤンチャな人が来たなぁ」と思いましたね(笑)。それと「ヤル気がある人だな」って印象でした。まさかその後に、格闘代理戦争に出るとは思っていなかったですけど。

諸石 ジムに入った時は「自分が最強だ!」と思っていたので、初めて怜君と組んだ時はビックリしました。「こんなに強い人がいるのか!」って。今まで触れたことのないレベルを感じましたよね。正直、地元でも格闘技経験があるっていう人と戦ったこともあるんです。当たり前だけど、怜君は次元が違いました。

――諸石選手はMMAを始めるうえで、なぜ当時のパラエストラ千葉ネットワーク(現THE BLACKBELT JAPAN)を選んだのでしょうか。

諸石 強いジムだということは当たり前ですけど、寝技の強さですよね。僕も打撃には自信があったけど、ストライカーが寝技で何もできずに負けている試合もたくさん見てきました。だからジムとしても強いし、特に寝技が強いので「ココに入ろう!」と決めました。それが今からちょうど2年前のことですね。

鶴屋 一砂君がジムに入ってきた時は、経験ないから当たり前だけど、雑な部分は多かったです。でも、ずっとサッカーをやっている人だから、運動神経は良くて。最近は打撃も格闘技のものになってきているし、寝技もできるようになってきている。格闘代理戦争の1回戦は寝技で極められてしまいましたけど、そもそも寝技を身につけるのは時間が掛かるものですからね。これから寝技をどんどんやってくれれば良い。打撃もMMAとして、どんどん綺麗になっていると思います。

――諸石選手の場合は、特に蹴りのフォームと強さが印象的です。たとえば野球はピッチャーの投げる動作とパンチを打つ動作が似ていると言われます。

鶴屋 それ、よく聞きますよね。父もそう言っています。

――ではサッカーとMMAの蹴りを比較すると、いかがでしょうか。

諸石 サッカーはボールを蹴る時、軸足の位置や踏み込みの角度で全然違います。本当にミリ単位で軌道が変わったりするんですよ。僕の場合は格闘技の蹴り方ともまた違って、サッカー独自の蹴り方と組み合わせたものかもしれないです。もともとサッカーをやっていたことで足の上げ方とか、あと脱力して蹴ることができていたとは思いますね。

――なるほど。――格闘代理戦争では、計量の後に抽選で翌日対戦カードが決まりました。抽選の前に「どの選手と対戦したい」という希望はありましたか。

前日計量後の抽選で、先にFを引いた鶴屋。Eに警戒していたナカガワが来るとは――(C)MMAPLANET

鶴屋 僕はトミー矢野とギレルメ・ナカガワが一番嫌だなと思っていました。それを引いちゃったというか、自分が引いたあとにナカガワ選手が来たので……。

諸石 アハハハ!

鶴屋 格闘代理戦争は1Rが3分しかないから、テイクダウンに入られると結構不利になるじゃないですか。

諸石 ストライカーとしては嫌ですよね。

鶴屋 1Rが5分だと、最初に寝かされても残り2分で立ち上がって一発KO――ということはあると思うんです。でも3分間で最初にグラウンドへ持ち込まれると、逃げてからKOするまでは難しくて。そう考えていると、いきなりナカガワ選手が来っちゃったという。「これ、大丈夫かなぁ」と思っていました(笑)。

諸石 僕たち選手は抽選を横で見ていました。自分としては「誰でも良いよ」と思っていましたし、ギレルメ戦が決まっても自分は「おぉ、ハイハイ」みたいな感じで。

鶴屋 もともと誰が相手になってもいいように考えてはいましたが、試合が決まってから具体的に「どういう試合をするか」みたいなことを話し合いました。プロの試合だとワンデートーナメントでもないかぎり、ああいうことは経験できないですよね。

諸石 自分としても大きな経験でした。2週間前に出場が決まって、体重調整しながら仕上げていくことも少ないので。そのぶん格闘技の厳しさも知ることができて。今考えると、あの時の自分に必要なものだったから、出場のチャンスが来たんだなと思っています。

――ギレルメ戦はわずか1R40秒で敗退。試合後は悔し涙を流していました。

鶴屋 相手は打撃ができないから、一砂君がちゃんと蹴りを当てることができればKOできる、という勝つイメージも持っていました。でも試合は一番嫌な展開でしたよね。

試合直後はもちろん、控室で涙を流す諸石の姿も映像で公開されていた。この悔しさを次戦で晴らせるか(C)MMAPLANET

諸石 今までとは違う「本当の戦い」で負けたと感じました。何もできず、自分の距離で戦えなかったことに虚しさもあって。それと自分の甘さを実感して悔しかったです。

――準決勝以降、リザーブ枠のような形で出場が継続されることはなかったのですか。

鶴屋 勝ち上がった選手の中で負傷があったりしたら、別の選手が出るという話は耳にしていました。あくまで噂レベルのものですけど。

諸石 でも僕は1回戦の翌日には、次の試合(5月26日、TORAO福岡大会でネイン・デイネッシュと対戦)が決まったんですよね。格闘代理戦争の1回戦で負けた時は悔しかったけど、いつまでも引きずっていても仕方ないし、すぐ次に向けて練習を再開しました。

鶴屋 振り返ると、とにかく一砂君は寝技を練習しまくったほうがいい。正直、僕はそんなに打撃をやらずにUFCと契約して……。

――いやいや、そんなわけはないでしょう(笑)。

寝技が向上すれば、特の蹴りもより生きるはず(C)MMAPLANET

鶴屋 全くやっていないわけじゃないけど、ある程度は――ヌルマゴだって特別強い打撃を持っているわけじゃないですし。一砂君は強い打撃を持っているから、とにかく寝技を練習しまくったら絶対に強くなると思います。

諸石 まさに怜君の言っているとおりで。格闘代理戦争が終わってから、すでにMMAということを意識して寝技の練習に取り組んでいます。

――諸石選手としては鶴屋怜推薦の試合が終わって、次はTHE BLACK JAPANの看板を背負い、TORAO32で福岡選抜との対抗戦に挑むわけですね。

鶴屋 ちょうどウチに福岡県か、その周辺の出身選手が3人いて。だから福岡選抜×THE BLACKBELT JAPANの対抗戦という形になったんだと思います。

諸石 対抗戦に出る選手は僕が長崎県出身、他の2選手(杉本静弥と梅木勇徳)も福岡県出身なんですよ(笑)。

――現在、THE BLACKBELT JAPANには日本全国から入門者が集まっているのですね。

鶴屋 最近は日本全国から、特に若い選手の入会が多いです。

諸石 自分の強いジムを探した結果、パラエストラ千葉ネットワークに辿り着きましたからね。対抗戦として行われることが決まった以上は、自分もTHE BLACKBELT JAPANを代表する気持ちで戦います。

相手のネイン・デイネッシュ選手はオールラウンダーとして全部できるうえ、一発があるという印象です。格闘代理戦争の経験を生かして次の試合はしっかり勝ちます。そして、このままプロの試合は無敗のままベルトを獲りますので、よろしくお願いします!

■視聴方法(予定)
2024年4月19日(金)
午後7時00分~ABEMA格闘チャンネル

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【ABEMA】格闘代理戦争 優勝者は超RIZIN.3に出場!

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ABEMAの大ヒット企画「格闘代理戦争」。その最新シーズン『格闘代理戦争-THE MAX-』が絶賛配信中ですが、今回のトーナメント勝者が7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN.3に出場出来る事が発表されました。

放送内でRIZIN榊原信行CEOを直撃。優勝した選手にRIZINに出場する権利をもらえないかと直談判すると、「いいんじゃないですか?この4人の中で勝った選手をRIZINのオープニングファイトとか、フューチャーする形で出すとか」と応じました。さらに踏み込んで超RIZIN.3への出場も明言。選手にとってはこれ以上なくモチベーションが上ったでしょう。

現在準決勝に残っているのは以下4選手。
中村京一郎(岡見勇信&中村倫也推薦)
中谷優我(青木真也推薦)
ギレルメ・ナカガワ(クレベル・コイケ推薦)
トミー矢野(イゴール・タナベ推薦)

当然ながら知名度は低く、どんな選手がまだピンと来ませんが、かねてからRIZINが掲げている若手選手の育成やトライアウトにも通じる趣向。ABEMA的にもRIZINとの関わり合いが出来た事で格闘代理戦争の注目度が増すというメリットがあります。

RIZINも ABEMAも選手も、そして視聴者もプラスに働く企画。現に視聴をサボり気味だった私もちょっと見てみようと思いましたもん。超RIZIN.3をより楽しむためのエッセンス。次回配信は生で見ておこう。
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【FAW2024#02】格闘代理戦争、準決勝の組み合わせ決定!中谷×矢野、中村×ナカガワ

15日(金)に格闘代理戦争 THE MAXの一回戦が行われ、試合後に準決勝の組み合わせ抽選会が行われた。

一回戦を突破した中村京一郎(監督:岡見勇信&中村倫也)、中谷優我(監督:青木真也)、ギレルメ・ナカガワ(監督:クレベル・コイケ)、トミー矢野(監督:イゴール・タナベ)がケージに登場。

抽選の結果、準決勝の組み合わせは中谷優我×トミー矢野、中村京一郎×ギレルメ・ナカガワとなった。

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45 MMA MMAPLANET o ギレルメ・ナカガワ クレベル・コイケ 諸石一砂

【FAW2024#01】諸石の打撃は届かず。ナカガワがテイクダウンから鮮やかに腕を極めて準決勝進出

【写真】流れるような動きを見せたギレルメ・ナカガワ(C)MMAPLANET

<69キロ契約/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ(ブラジル)
Def.1R0分40秒 by 腕十字
諸石一砂(日本)

サウスポーの諸石が左ハイから左ローへ。ナカガワがシングルレッグで組みつき、ドライブしながらボディロックに切り替えてテイクダウンを奪った。ハーフガードで守る諸石をパスしたナカガワは腕十字を狙う。

諸石が反転すると三角で固め、下になったところで腕ひしぎ三角固めの形でうつ伏せになり、諸石の左腕を伸ばしてタップを奪った。

一本勝ちで1回戦を突破したナカガワは「やりたかったことができて嬉しいです。強い相手でしたが、僕は自分の柔術を見せつけるために来ました。次の試合も極めたいです」とコメント。クレベル・コイケ監督は「次は誰が相手でも一本勝ちで間違いないです」と太鼓判を押した。


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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o ギレルメ・ナカガワ チャンネル トミー矢野 ミスター・ホンデ 中村京一郎 中谷優我 剛毅會 向坂準之助 平本蓮 松岡拓 諸石一砂

【FAW2024#01】向坂準之助擁した平本蓮「僕のレベルアップと同時に剛毅會も進んで行ければ」

【写真】相当な手術をしたことが、語調からも伝わってきた(C)MMAPLANET

14日(木)、15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量及びトーナメント組み合わせ抽選会が行われ──監督となった数々の大物ファイターを会見場に待たせ、最後に会場入りしたのが平本蓮だった。

その平本に組み合わせ抽選会終了後に、格闘技代理戦争参戦について話を訊くと、剛毅會というMMAチームの結束力を高める絶好の機会と捉えている様子だった。


──最近、手術をしたとか。

「ハイ、やっと抜糸しました」

──相当痛みを抱えていたと聞きました。

「ハイ、試合後にリカバリーでデカ食いしてしまって。肛門が波状になっているのが、痔でケツの穴の横に穴が開いてしまって。以前に韓国で痔ろうになってから、膿が溜まるような癖がついちゃったんです」

──痔ろうの人から、痔は本当に痛いと聞きます。

「ヤバいですよ。もうヤバすぎて……怖すぎて。チョットマジでヤバいぐらい痛くて。放置していると癌化するそうで」

──えっ、そうなのですか。

「だから根治手術っていうのか、保険治療だと下半身だけの麻酔になるのですが、もうそれで耐えられない痛さだろうって思って実費で根治手術をして──めっちゃ医療費が掛かりました(笑)。抜糸して、なんとかコンタクトのないぐらいの練習ができるようになった感じです(笑)。でも、やって良かったです」

──平本選手がマジ・モードの練習になるのは、試合の発表があってからだと思っています。そのなかで向坂準之助選手を要してTEAM平本蓮として格闘代理戦争に臨むこととなりました。

「岩﨑(達也)先生と大塚(隆史)さんと僕らが、剛毅會というMMAのチームになって──ドミーネーター戦から1年半近くになります。どんどん岩﨑先生と大塚さんと僕のチームワークが固まって来て、MMAの正解を見つけに行っています。

多分、当初考えていたことよりも大分MMAをやろうということになっています。大塚さんと色々な映像を見て、際とか細かいところに取り組んで。ただ、まだまとまっているとかではなく、今も進化段階です。

ここがMAXの状態でなく、これから成長していくためにチームワークという部分で凄く一体感があります。皆の想像する強さが一緒、頭のなかのイメージが一緒でセコンドのアドバイスもスッと入ってきます。MMAを戦う上で皆の共通項がある。それってチームにとって、凄く大事なことじゃないですか。

岩﨑先生の理論であったり、大塚さんの経験値、僕の発想が混ざり合って、剛毅會はチームとして強くなっています。

明日は向坂君の試合で、僕の試合じゃないけど、チームとしてのレベルアップを共にしていけたら良いなと思っています。僕と大塚さんがコーチ、コーナーについてやるのって弟の試合ぐらいで。剛毅會は決して選手が多いわけじゃないので、こういう機会も使ってチーム力をつけていきたいです。

今は選手を募集しようかとも話していますし、明日の試合に勝つことが大事なんですけど、その先、その先へと僕のレベルアップと同時に剛毅會も進んで行ければと。そういう意味では今回の格闘代理戦争で、より結束を強めていきたいです」

■視聴方法(予定)
3月15日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■ 対戦カード

<69キロ契約/3分3R>
ミスター・ホンデ(韓国)
中村京一郎(日本)

<69キロ契約/3分3R>
中谷優我(日本)
松岡拓(日本)

<69キロ契約/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ(ブラジル)
諸石一砂(日本)

<69キロ契約/3分3R>
トミー矢野(ブラジル)
向坂準之助(日本)

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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o イゴール・タナベ ギレルメ・ナカガワ クレベル・コイケ チャンネル トミー矢野 ミスター・ホンデ 中村京一郎 中村倫也 中谷優我 向坂準之助 岡見勇信 平本蓮 松岡拓 田嶋椋 秋山成勲 諸石一砂 青木真也 鶴屋怜

【FAW2024#01】再開、格闘代理戦争─02─。カード決定。ギレルメ&トニーが高評価。平本は秋山に絡む

【写真】明日の顔合わせが決まった──が、トーナメント表の顔写真は監督&コーチ勢だ(C)MMAPLANET

明日15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量が終わり、引き続き組み合わせ抽選会が行われた。
Text by Manabu Takashima

その前に監督8人+コーチ1人がトーナメントに向けて、以下のように抱負を話し抽選へ。

田嶋椋
「自分、一般応募なんで有名な監督たちの選手を倒していけるよう頑張ります」

鶴屋怜
「優勝します」

イゴール・タナベ
「1回戦から全試合、一本勝ちします」

クレベル・コイケ
「自分らも1回戦から最後まで一本勝ちします」

岡見勇信
「プロの実績は一番あるので、自信を持って送り出します」

中村倫也
「明日について心配はしていないですけど、最後まで集中してチームで仕事をやり遂げます」

平本蓮
「大会の振興を妨げないように。ハハハハ」

秋山成勲
「前回、私が連れてきた選手がチャンピオンを取ったので、そのプロセスは自分のなかで分かっているので。今回も──まぁ蓮君が『秋山さん、ズルい人間を連れてくるんだじゃないか』と言っていたのを聞いたんですが、ある意味ズルい選手を連れてきたんで期待してください」

青木真也
「あのう競技じゃなくて、番組ですから。そこを忘れずに頑張りましょう」


抽選はまず全員で、枠順のアルファベットが記されたボールを箱の中から取るための順番を決めるクジ引きが行われ、1番くじを引いた平本がH枠へ。

続いて田嶋椋がD。鶴屋怜がFを引き、クレベル・コイケがEのボールを手にしたことが諸石一砂✖ギレルメ・ナカガワが決定。続いて秋山成勲がA、イゴールがGでトミー矢野✖向坂準之助が決まると、岡見の取ったボールはBで中村京一郎×ミスター・ホンデ、自動的に青木はCとなり──中谷優我✖松岡拓と準々決勝の顔合わせが決まった。

ここからは出場チームの監督&コーチは、どの相手を最も警戒しているのか──トーナメントの手引をしてもらおうと、MMAPLANETでは「自陣の試合相手以外で、明日誰に消えて欲しいのか?」を尋ね、以下のような返答が聞かれた。

田嶋椋
「柔術家の2人が強いというのは明らかに分かっているので、イゴール選手のところのトミー矢野選手がいなくなれば良いのにと思っています」

鶴屋怜
「自分もイゴールさんのところのトミー矢野選手です」

イゴール・タナベ
「自分はクレベル選手のところのギが同じ寝技で、一番やりにくいかと思います。別に負けて欲しいわけじゃないですけど、一番やりにくいかなという感じです」

クレベル・コイケ
「私も……矢野選手が一番良い選手だから……」

岡見勇信
「1回戦が一番大事なので、秋山さんに消えてもらいます」

中村倫也
「個人的にクレベル選手のところのギレルメ選手が、極める顔をしているし、極める雰囲気を持っているので楽しみです。消えてくれとは思わないですけど(笑)」

平本蓮
「僕も明日の1回戦に集中なんですけど、やっぱり秋山さんが連れてきたチートなのか、少し怖いところがありますね(笑)」

秋山成勲
「自分も岡見選手と同じで、決勝に行くまでにはまず1回戦を勝たないといけないので。ここは冷徹に岡見君に消えてもらいたいです」

青木真也
「ハイ。ノーコメント」

参加チーム監督からの支持が高いのはトミー矢野とギレルメ・ナカガワの柔術勢に。初戦で潰し合う中村京一郎×ミスター・ホンデの勝者、矢野とナカガワが中心の格闘代理戦争MAXとなりそうだ。なお準決勝の顔合わせは明日の準々決勝後に再度抽選で決定する。

■視聴方法(予定)
3月15日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■ 対戦カード

<69キロ契約/3分3R>
ミスター・ホンデ(韓国)
中村京一郎(日本)

<69キロ契約/3分3R>
中谷優我(日本)
松岡拓(日本)

<69キロ契約/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ(ブラジル)
諸石一砂(日本)

<69キロ契約/3分3R>
トミー矢野(ブラジル)
向坂準之助(日本)

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45 AB ABEMA DEEP Grachan MMA MMAPLANET o イゴール・タナベ キック ギレルメ・ナカガワ クレベル・コイケ トミー矢野 パンクラス ミスター・ホンデ ユン・チャンミン 中村京一郎 中村倫也 中谷優我 井村塁 修斗 前田浩平 古瀬美月 向坂準之助 山本歩夢 岡見勇信 巌流島 平本蓮 平田樹 松岡拓 椿飛鳥 溝口司 田嶋椋 秋山成勲 諸石一砂 野瀬翔平 青木真也 鶴屋怜

【FAW2024#01】再開、格闘代理戦争─01─。経験の中村。打のホンデ、超絶組み技力=ナカガワ&トミー矢野

【写真】4年振りの格闘代理戦争。後列がコーチ勢、前列が出場選手たち(C)MMAPLANET

14日(木)、明日15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量及びトーナメント組み合わせ抽選会が行われた。

格闘技界の人材発掘を目的とし、2017年にABEMAが開始したリアリティTVショー=格闘代理戦争。キックとMMAの両部門で計5シーズンが実施され、MMAでは平田樹、韓国のユン・チャンミンが優勝し、前田浩平、椿飛鳥、古瀬美月らを輩出してきた。

そんな格闘代理戦争が、現役ファイターをコーチにプロキャリア5戦目までの選手に参加資格があるという形で4年振りに行われることとなった。

準々決勝は69キロ契約で3分✖3R(裁定は10Pラウンドマスト)、ドローの場合はマスト判定で決着がつけられる。明日の準々決勝後は4月に準決勝、5月に決勝が実施されるという短期決戦かつハードなトーナメントとなるという話も伝わってくる。

既に番組内で青木真也&中谷優我、秋山成勲&ミスター・ホンデ、平本蓮&向坂準之助、岡見勇信+中村倫也&中村京一郎、クレベル・コイケ&ギレルメ・ナカガワ、イゴール・タナベ&トミー矢野というコーチ陣&出場選手が発表されていた。


そして本日実施午後2時に実施された計量時に鶴屋怜&諸石一砂、田嶋椋&松岡拓という残り2枠のコーチ&出場選手が発表された。

「名前のない選手が優勝すれば、名前が売れて優勝賞金がもらえるので今後に生かせるので凄く良い企画」と格闘代理戦争の印象を語った鶴屋は、21歳で最年少コーチ就任となる。今回の出場選手と比較しても、8人中5人が彼より年上で、秋山との年齢差は実に27歳だ。

また約2週間後にパンクラスで井村塁戦が控える田嶋は、一般公募から出演が決まり、「格闘技は実力だけでなく知名度も必要になってくる。ここで知名度を上げて大きな舞台で戦う」という明確な参戦理由を話した。

ここでからは出場選手の計量結果と戦績を比較し戦力分析を行ってみたい。

中谷優我:68.85キロ(TEAM青木真也)
プロMMA戦績1勝1敗(※DEEP)
巌流島ルール1勝
打〇
倒〇〇
寝〇〇〇

ミスター・ホンデ:68.35キロ(TEAM秋山也勲)
プロ&アマキック36戦24勝
WBKF世界スーパーフェザー級王者
Breakingdown 2戦2勝
打〇〇〇〇〇
倒???
寝???

向坂準之助:65.45キロ(TEAM平本蓮)
極真空手4年
打???
倒???
寝???

中村京一郎:68.6キロ(TEAM岡見勇信+中村倫也)
MMA戦績4勝1敗(※Poundstorm、EXFIGHT、GRACHAN)
打〇〇〇〇
倒〇〇〇
寝〇〇〇

ギレルメ・ナカガワ:68.9キロ(TEAMクレベル・コイケ)
2023年IBJJFアジア茶帯ライトフェザー級3位
アマMMA10戦10勝(※DEEP SPルール等)
打〇〇
倒〇〇〇〇〇
寝〇〇〇〇〇

トミー矢野:68.8キロ(TEAMイゴール・タナベ)
2023年IBJJFムンジアル茶帯フェザー級3位
2023年IBJJFアジア茶帯フェザー級3位
2023年マリアナス・オープン茶帯オープン優勝
2023年JBJJF全日本ノーギ茶帯フェザー級優勝
アマパンクラスSクラストーナメント・ライト級優勝
打???
倒???
寝〇〇〇〇〇
※紫帯時代に南日本柔術選手権フェザー級で野瀬翔平に4-2で勝利

諸石一砂:68.95キロ(TEAM鶴屋怜)
プロMMA 2戦2勝
打〇〇〇〇
倒〇〇
寝〇〇

松岡拓:68.5キロ(TEAM田嶋椋)
アマMMA 15戦10勝5敗
2023年アマ修斗全日本ライト級3位
打???
倒???
寝???

MMAとして一番経験があるは中村、プロで4勝1敗の戦績を残しPOUNDSTORMで両国国技館という大舞台で戦っている。中谷と諸石もDEEP、修斗でプロとして戦っている。後者は長崎総合科学大学附属高等学校時代にサッカー部で、あの国見高校を長年率いていた名称・小嶺忠敏監督の指導を受けており、パンチだけでなく蹴りの強さも定評がある。

ミスター・ホンデの打撃の強さ、ナカガワと矢野の組みの強さは絶対的だ。MMA、トータルで見れば未知数だが、ナカガワはDEEPのアマMMAでも勝利しており、ケージで戦った経験もある。対してBreakingdownで2勝を挙げているポンデと、アマパンクラス優勝経験がある矢野は得意分野以外の部分で、どれだけの修練度があるか。

3分✖3Rという試合タイムを考えると──ブレイクのタイミング等は不明だが、組み技に秀でたファイターは極めだけでなく、ゲームコントロールができるという優位性を持つ。

とはいえ矢野がテイクダウンゲームを仕掛ける姿が想像でないのも事実。近づく、下になるという柔術では苦もない距離設定をどのように克服しているのか──幼少期からMMA思考だったとも聞くトミー矢野は要注目だ。

同様に突き抜けた打撃力を誇り、見るからにフィジカルが強そうなホンデは最もデンジャラスなファイターといえるだろう。

対して未知なのは松岡拓と向坂準之助の両者だ。前者のアマ修斗全日本3位という実績は誰もが残せるものではないが、プロ5戦目まで参加可能なことを考えると心もとない。向坂に関しては、一般募集から一度は合格も負傷欠場となった山本歩夢、溝口司という両者と比較すると格闘家としての実績不足は明白だ。同時にトーナメント戦は、組み合わせという要素が大きく作用する。その抽選の模様は後編で。

<この項、続く>

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