カテゴリー
LFA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep06 UFC   イ・チャンホ イー・チャア キム・サンウォン キム・サンウク キ・ウォンビン シャオ・ロン ダールミス・チャウパスゥイ チェ・スングク ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ パク・ジェヒョン ピーター・ダナソー マラブ・デヴァリシビリ マーク・クリマコ リー・カイウェン ロン・チュウ 上久保周哉 原口伸 原口央 植田豊 神田コウヤ 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep06】過去最大の相手と準決勝、原口伸「フィジカルの差とか言ってもしょうがない」

【写真】自信、それも確かな自信が感じられた原口伸 (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のメイン=ライト級準決勝で原口伸がバーハートゥブールゥ・アトゥボラティと対戦する。
Text by Manabu Takashima

キルクリフFC所属のアトゥボラティは、RTUの初戦でダメージを受けた後の後頭部へのパンチで反則勝ち――もフィジカルの違いは明白な元はウェルター級のファイターだ。対する原口は、以前から「UFCで戦うにはフェザー級」と公言してきた、ライト級では小兵だ。その原口、7月のタイガームエタイでダゲスタン人ファイターとのスパーリングをしてきたことで、確かな実力の底上げを感じている。


――今回の試合に向けて、タイガームエタイで練習をしていたそうですね。

「ハイ。7月3日から3週間ほど練習してきました」

――タイガームエタイは、あのジムで何かMMAを学ぶというよりも、チームがそのまま移動してキャンプを張るというイメージが強かったです。

「僕自身、技術的なことを求めていたわけでなくて、がんがんスパーリングをして実力の底上げするために行きました。ちょうどコロナ後に、初めてのトライアウトが行なわれている時で。そのトライアウト勢がたくさんいてスパーリングが激しくて、凄く良い練習になりました。特訓のような練習が多かったので、結果として強さが身についたように感じました」

――どのような選手と練習を?

「ダゲスタン人やカザフスタン人……ダゲスタンの選手とスパーリングをいっぱいやりました。ONE FFに出ていたアリ・ムスリム・アリカノフ選手とか」

――アリカノフ、無敗のライト級ファイターですね。ダゲスタン人ファイターとの練習、手ごたえの方は?

「同じライト級でももともとの体重はちょっと向こうの方が上で、レスリングで転がされたことも多いです」

――そうなのですか!! ピュアレスリングだと、原口選手が遅れを取るようなことはないのではないかと思っていました。

「そうですね、シンプルにレスリングだと。でもMMAのレスリングになると、全然違いました。ガンガン、アッパーを当てて来ようとしてきたり。でも彼らと組みあって自分の長所が、より明白になりました。フィジカルが上の相手にも、通用する勝負のポイントがあって。それが分かって、しっかりと動けたので自信にもなりました」

――良かったです。原口伸のダブルレッグはダゲスタンにも通じると。

「ダブルレッグは基本は取れて。でもシングルレッグになると、日本で練習しているときは暫くジッとしてからでも倒せていたのですが、ダゲスタンの選手はシングルにとってもすぐに持ち替えないとテイクダウンはできなかったです。少しでも迷ったり、動きが止まるとバーンと切られて。どんどん、次の手を打たないとテイクダウンができないことも分かりました。だからこそ、底上げはできたと思います」

――ではタイから戻ってきてから、今回の試合の対策練習を始めるように?

「7月の24日ぐらいに戻ってきてからは、頭をもう1度使って調整してきました」

――では体を使ったタイ、頭を使った日本での練習を経て対戦相手のバーハートゥブールゥ・アトゥボラティにはどのような印象を持っていますか。

「もともとウェルター級で戦ってきた選手なので、そもそもデカさがあります。あとは蹴りが結構厄介、伸びる左ストレートもあります。Road to UFCの初戦でも1Rはキ・ウォンビンにプレッシャーをかけていて、LFAで戦っていたときよりもあげてきている印象です」

――やはり気になるのは、フレーム。サイズの違いかと。

「ただ僕の方も今回は77キロから78キロで保っていて。前回より少し大きくなっており、動きも凄く良いです」

――なるほど、ライト級では小さい原口選手もそれだけ体重を落とすのですね。

「ただ骨格でそこまでの大きなではないので、すぐに4キロぐらいは落ちるんですよ。。でも、もうフィジカルの差とか言ってもしょうがないという気持ちでいます」

――前日に韓国で戦うお兄さん(原口央)の試合と、どちらがタフになると考えていますか(※取材は23日に行われた)。

「アニキの方ですね(笑)。相手が63キロにしては、デカい。ただ、同じ時期に試合があることで同じように追い込み練習をして、同じモチベーションとペースで練習ができました」

――バーハートゥブールゥと戦う上で、同じような体格の練習相手は?

「武田(光司)さんだったり、野村(駿太)先輩が相手をしてくれました。武田さんは普段は82、83キロぐらいあって。70いくつでもしっかりと組み合えていたので、そこはもう気にならなくなってきました」

――ではこの試合でやってはいけないと肝に銘じていることはありますか。

「メチャな打撃の打ち合いをしないことです。一発もらってもカッとしない。打ち合う気はないなかで、打撃を出す。そういうイメージをずっと持って練習してきました。気持ち的に流されない。躍起にならない。しっかりとそのチャンスを待つ。そうやって戦うなかで、組んでテイクダウンしてパウンド。狙えるならサブミッションという練習をずっとやってきました」

――これまで植田豊選手との試合以外ではパウンドを打っても、スクランブルに持ち込ませなかったという印象があります。抑えとパンチの比重はどのように考えていますか。

「立たれても構わないので、思い切り殴ります。立たれると、また倒せば良いので。抑えるよりは殴って、動かして倒す。自分のフィジカルでずっと抑えようとしても、難しいですから。だから倒して、殴って、立たれても倒す。マラブ・デヴァリシビリのように戦う。そこはやり込んできました。

前回の相手とはレベルが違うことは分かっています。だからこそ、楽しみです。組みも打撃もできて、フィジカルもある。そういうレベルの高い相手と戦えることが楽しみでならないです。インパクトを残せるフィニッシュを狙って、しっかりと勝って決勝につなげます」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

The post 【Road to UFC2023Ep06】過去最大の相手と準決勝、原口伸「フィジカルの差とか言ってもしょうがない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET o PFL Progress Road to UFC UFC YouTube キ・ウォンビン ジェイソン・マルガリョ スティーブン・ギレスピ ダギースレン・チャグナードルジ チャンネル テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 パン・ジェヒョク フェルナンド 世羅智茂 中村倫也 八木敬志 天草ストロンガー四郎 森戸新士 江木伸成 江田こうすけ塾長 河名マスト 溝口司 神田T800周一 竹本啓哉 阿部光太

【Gladiator022】神田T800周一に挑戦、テムーレン・アルギルマー「生まれ育った村の同級生が大阪にいて」

【写真】自信しかない、そんな感じのテムだった (C)MMAPLANET

蒙古襲来、再び。11日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR022でGladiatorバンタム級チャンピオン神田T800周一に挑戦するテムーレン・アルギルマー。

3月の前回大会におけるノンタイトルファイトで神田と戦ったテムーレンは、スラムからチャンピオンをパウンドアウトし、ダイレクトリマッチ=タイトル戦&GP準々決勝が決まった。

あれから3カ月、母国モンゴルで神田戦に向けて調整中のテムーレンに話を訊いた。


――3カ月で2度目の来日が決まりました。今、どのような気持ちですか。

「また日本に行って、試合ができることは凄く嬉しいよ。僕自身、3月から今日まで凄く長く感じていて(笑)。過去には1週間前のオファーでも試合をしてきたので、これだけ準備期間があることが長く感じられる……。ようやく、試合ができる。そんな想いでいるよ。ただチャンスを与えてくれたグラジエイターの人達には本当に感謝しているし、タイトルマッチだから凄く気合が入っている。

3月に帰国すると、皆が『本当に良い試合だった』と褒めてくれた。モンゴル以外で戦ったのが2度目の経験で。最初は2019年にロシアで試合をして。その時と比べると、日本での受け入れ態勢や試合前の環境なんかも全然違っていた。本当に嬉しかったし、『やってやろう』という風に気持ちが上がったんだ。

それと生まれ育った村の同級生が大阪に留学していて、彼と再会できて嬉しかった。子供の頃、『俺は大きくなったらスポーツ選手として成功するんだ』って話していたんだ。アイツは大阪で勉強していて、僕はファイターとして大阪で戦って勝った。試合後、2人でセブンイレブンに行った時、『夢が叶ったな』と言って貰えて……本当に感激したよ」

──良い話です。ところで今回の試合は王座挑戦だけでなく、バンタム級GPで勝てば王座として防衛するフォーマットですが、どう思いますか。

「えっ、そうなんだ。いや、知らなかったよ。ビックリした(笑)。でも、より強いモチベーションになるよ。そして、臨むところ──いう感じかな。強い選手と戦っていかないと、強くなることができないから。他にどんな選手がGPに参加するのか楽しみだね。

個人的にドンドン試合がしたいと思っているので、次が決まっているトーナメントは大歓迎だ。勝って、試合に出場し続けたい」

──グラジエイターではフェザー級王者チェ・ソンビンがPFLに戻り、ライト級王者キ・ウォンビンはRoad to UFCへの再出場が決まると、フライ級王座に輝いたニャムジャルガル・トゥメンデムベレルはワンマッチでRoad to UFCに出場します。チャンピオンになった選手がステップアップを果たしたことは、どのように感じていますか。

「もちろん、自分もそうなるために練習しているから。チャンピオンになって、より大きな舞台で戦いたいと思う」

──では今回のタイトル戦です。対戦相手の神田選手には、既に勝利をしているわけですが、彼は負けた直後にリマッチを要求していました。

「カンダの気持ちはよく分かるよ。僕が彼と同じ立場だったら、同じように思っただろうね」

──その前回の試合、力強い組みとスラムを見せていましたが、まだまだ引き出しが多い。見せていないことがありそうですね。

中村倫也ともスパーリング

「もちろん、見せていない技はあるよ。

でも、それを見せることが重要だとは思っていない。戦略を立てて、チームと準備をしている。その戦略に則して戦うことが一番大切だからね」

──まだ後半4名の参加選手は発表されていないですが、GP制覇へどれほど自信がありますか。

なんちゅう大きさのケトルベルだ……

「100パーセント。

GPトーナメントに優勝するのは、僕だよ。カンダにはしっかりと練習してきてほしい。それでもチャンピオンになるのは僕だ。そのために厳しい練習をしているから。まぁ、カンダもベストを尽くしてほしいと思っている」

──では日本のファンに、この試合に向けての意気込みをお願いします。

「6月11日、前回以上に激しい試合になるので会場に来てみて欲しい。最後は僕がチャンピオンになるから」

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
今村豊(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
田中壱季(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
廣瀬裕斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
別所竜弥(日本)

<フェザー級/5分2R>
ハンセン玲雄(日本)
徳野一心一馬(日本)

<Gladiatorバンタム級GP1回戦及びGladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
河名マスト(日本)
パン・ジェヒョク(韓国)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Gladiatorバンタム級GP1回戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
ジェイソン・マルガリョ(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T準決勝/5分2R>
森戸新士(日本)
網藤雄太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝/5分2R>
世羅智茂(日本)
加賀谷庸一朗(日本)

<バンタム級/5分2R>
江田こうすけ塾長(日本)
溝口司(日本)

<ウェルター級/5分2R>
阿部光太(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<フライ級/5分2R>
江木伸成(日本)
空(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎(日本)
藤岡陸(日本)

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本)
水野翔(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
直島弘昌(日本)

<バンタム級/5分2R>
安枝匠(日本)
吉田開威(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
武尊(日本)

<フライ級/5分1R>
MASATERU(日本)
塩谷尚也(日本)

<フェザー級/5分1R>
野口蒼太(日本)
西村剛(日本)

The post 【Gladiator022】神田T800周一に挑戦、テムーレン・アルギルマー「生まれ育った村の同級生が大阪にいて」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC キ・ウォンビン バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ

【Road to UFC2023Ep04】準々決勝最終試合はキ・ウォンビンがDQ。バーハートゥブールゥが準決へ

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
DQ 2R2分22秒
キ・ウォンビン(韓国)

サウスポーのバーハートゥブールゥ、キ・ウォンビンともに間合いを測ってステップを踏む。バーハートゥブールゥのステップインに右を合わせて行ったキ・ウォンビンが右ハイを見せ、右カーフを蹴る。バーハートゥブールゥの右に左フックを当て、右ローにつないだキ・ウォンビンは右ローにも右を振るっていく。

左三日月から左を効かせてたバーハートゥブールゥは右から左を当て、さらに左ストレートをヒットさせる。キ・ウォンビンも無茶な打ち合いでなく、打撃戦に応じる左を被弾して鼻血を流す。ワンツーに左を入れたキ・ウォンビンは右オーバーハンドに左ストレートを合わされるなど、打撃戦は劣性だ。

バーハートゥブールゥは飛び込んで右を当てると、振りが大きくなったキ・ウォンビンに左を打ち込む。左を打たれながら組んだキ・ウォンビンがボディロックからテイクダウンからキムラへ。そのまま引き込むように寝技に持ち込むも、バーハートゥブールゥが腕を引き抜き立ち上がると──時間となった。

2R、互いにローを蹴り、キ・ウォンビンは右ハイ。バーハートゥブールゥの右フックをかわして右カーフを効かせる。パンチと見せかけ、レベルチェンジから組んだバーハートゥブールゥだがテイクダウンを取れずエルボーを被弾する。疲れが見えるバーハートゥブールゥに対しキ・ウォンビンは左から右を当てる。直後にバーハートゥブールゥはアイポークがあったとブレイクを要求する。

ドクターチェックを受けたバーハートゥブールゥは左目が見えないという仕草を見せる。タオルで目を拭き、ドクターがタオルに水を浸して目を拭くよう指示する。それでも目を気にするバーハートゥブールゥは2分強のインターバル後、試合再開に応じた。キ・ウォンビンは圧を高め、左から右を打ち抜く。倒れてシングルに出たバーハートゥブールゥに対し、キ・ウォンビンの追撃のパンチが4度後頭部に入ったとしてレフェリーが試合を止める。

耳の後ろから後頭部を殴られたバーハートゥブールゥはマットに倒れたまま立ち上がられない。結局バーハートゥブールゥは試合続行不可能となり、キ・ウォンビンは反則負けとなった。「4度注意した」というレフェリー、必死に戦っている時に英語を話せないキ・ウォンビンがこの指示を聞きとることは難しかったもしれないが、UFCは英語社会。反則前は致し方ないのだろう。


The post 【Road to UFC2023Ep04】準々決勝最終試合はキ・ウォンビンがDQ。バーハートゥブールゥが準決へ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
KTT MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep03 SASUKE TOP FC UFC イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン ルー・カイ ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 丸山数馬 原口伸 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep03】ロン・チュウ戦へ─脱力KTTホン・ソンチャン「イケメンなのでボコボコに(笑)」

【写真】メチャクチャハードな練習をしていながら、こんな風にRoad to UFCに向き合えるのも素敵だ (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03に出場し、元UFCファイターのロン・チュウと対戦するホン・ソンチャン。

TOP FC時代に日本のファンの記憶にも残っているであろう──佐藤豪則と2度に渡る急所蹴り→ノーコンテストという珍事を経験し、その後は4年近いブランクがあった。

その激しい練習に知られたKTTで自らを苛め抜く日々を送りながら、ホン・ソンチャンはRoad to UFCに対して非常に肩の力が抜けた向き合い方をしていた。


──気を悪くされると申し訳ないのですが、ホン・ソンチャン選手といえばどうにも佐藤豪則選手と2度に渡り急所蹴りでノーコンテストになった事件が忘れられないです。

「まだ、覚えているのですか(苦笑)」

──いやぁ、忘れられないですよ(笑)。

「佐藤選手との試合以降、ヒザより上は蹴られないようにしています(苦笑)」

──アハハハハ。

「あれは100パーセント、自分のミスなので。今でも佐藤選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした」

──2017年7月の佐藤選手との2戦目から、2021年5月まで3年10カ月もの長期間ブランクがありました。

「練習自体していない時期が凄く長かったです。プロMMAファイターを続けていると経済的な問題を抱えていましたし、自分のやりたかったこともったので。その後、親しい先輩とジムを運営することになり、そこで軽く汗を流しているとやっぱりMMAは楽しくて。それで復帰を決めました」

──このハードなKTTの選手練習に戻ってこられるものなのですね。

「運営しているジムがKTTの支部ですし、KTTで練習するからこそ、遣り甲斐を感じることができます。KTTでの練習後に食事をすることが、一番の楽しみです(笑)」

──復帰する際の目標はどこにあったのでしょうか。

「特定の目標はなかったのですが、ジム運営をしながらちゃんと生活の基盤を持ちつつ、機会があれば試合に出よう。それぐらいでした。ただ、ここにきてRoad to UFCで戦うという流れになり、もう簡単な気持ちではやれないですよね(苦笑)」

──勝てばUFCというRoad to UFCだからこそ、世界最高峰を目指そうという気になったのですか。

「そうですね。負けたらどうしようとかという気持ちもありますが、それでも自分がやるだけやって試合に出れば満足できるんじゃないかなと思っています」

──ライト級には原口伸選手が出場しています。互いに勝ち続ければ絶対に当たることになるのですが、彼が昨年11月にチームメイトのキム・サンウォン選手に勝っていることは意識しますか。

「もちろんですよ。当然じゃないですか(笑)。ただ、まずは1回戦のロン・チュウです。元UFCファイターですし、今は彼だけに集中しています。自分よりも経験豊富ですし、上手い選手です。しっかりと準備もしてきました。イケメンなのでボコボコに殴ってやりたいです(笑)」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

The post 【Road to UFC2023Ep03】ロン・チュウ戦へ─脱力KTTホン・ソンチャン「イケメンなのでボコボコに(笑)」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
News o ONE Road to UFC UFC   イ・チャンホ キム・サンウク キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン ユ・サンフン 上久保周哉 丸山数馬 原口伸 野瀬翔平

『ROAD TO UFC』シーズン2 エピソード3&4前日計量結果

【運動中の脂肪の燃焼を高める】 江崎グリコ パワープロダクション エキストラバーナー 180粒(使用目安 約30日分) 機能性表示食品 カフェイン ビタミン ガルニシア


ROAD TO UFC シーズン2 エピソード3&4:公式計量結果(UFC JAPAN)
【エピソード3】
非トーナメント戦ウェルター級 5分3ラウンド
クリス・ホフマン(170.5lbs/77.34kg) vs. ユ・サンフン(171lbs/77.56kg)

バンタム級 5分3ラウンド
シャオ・ロン(135.5lbs/61.46kg) vs. 野瀬翔平(136lbs/61.69kg)

ライト級 5分3ラウンド
丸山数馬(156lbs/70.76kg) vs. キム・サンウク(156lbs/70.76kg)

バンタム級 5分3ラウンド
上久保周哉(135.5lbs/61.46kg) vs. バーエゴン・ジェライスー(135.5lbs/61.46kg)

ライト級 5分3ラウンド
ホン・ソンチャン(155.5lbs/70.53kg) vs. ロン・チュー(155lbs/70.31kg)

【エピソード4】
非トーナメント戦フライ級 5分3ラウンド
シム・カイ・シオン(126lbs/57.15kg) vs. ピーター・ダナソー(125.5lbs/56.93kg)

バンタム級 5分3ラウンド
エペライム・ギンティン(134.5lbs/61.01kg) vs. ダーエミィスウ・ザウパースー(135lbs/61.24kg)

ライト級 5分3ラウンド
ウィンドリ・パティリマ(155lbs/70.31kg) vs. 原口伸(155lbs/70.31kg)

バンタム級 5分3ラウンド
イ・チャンホ(135lbs/61.24kg) vs. ラナルドラ・プラタプ・シン(135.5lbs/61.46kg)

ライト級 5分3ラウンド
キ・ウォンビン(155.5lbs/70.53kg) vs. バテボラティ・バハテボラ(156lbs/70.76kg)

 『ROAD TO UFC』シーズン2 エピソード3&4前日計量の結果。今回は全員パスしています。続きを読む・・・
カテゴリー
DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 SASUKE UFC イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン ルー・カイ ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 丸山数馬 原口伸 原口央 海外 濱村健 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep04】2日目、日本勢の殿を務める原口伸「行き過ぎるぐらいの方が良いかと思う」

【写真】まるでMMA界に染まっていない。そんな感じで、UFCへの入り口に立てることになった原口。体格差を越え、結果を残して欲しい (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード04に日本勢のしんがりとして原口伸が出場する。

2019年天皇杯フリースタイル70キロ級優勝。五輪にない階級の日本一レスラー原口は、そのレスリングでの世界進出をコロナで阻まれた。5勝1NCのレコードを引っ提げ、MMAにおける世界一への入り口=UFCへの道準々決勝に挑む。

世界で勝負するならフェザー級ということを本人も十分に自覚しているなかで、ライト級で得た出場権──1階級以上大きく見えるアジアの猛者を前にして「ワクワクしている」と原口は言い切った。


──いよいよ、ですね。今の気持ちを教えてください。

「もう、やるだけ。落ち着いた気持ちで過ごせています」

──濱村健さんから空港でお兄さんの央選手とのツーショットの写真を送ってもらったのですが、バンタム級の央選手が大きくて……。

次戦は海外──という話も伝わってくる兄・原口央と(C)HAMMER KEN

「いやぁ、78キロぐらいまで頑張って増やしたのですが、フレームは変わらないです。

動いていると体重は落ちますし、今も73キロぐらいしかなくて。全然、減量は厳しくないです」

──体格が全てではないですが、やはりキ・ウォンビンなどと比較すると2階級違うのではないかと。

「同じ階級の選手もこっちで何人か見ました。確かに大きいですけど、そこはもう覚悟してやってきたので大丈夫です」

──緊張とワクワク、どちらが大きいですか。

「ワクワクの方が断然デカいです。もしかしたら、まだ戦うっていう実感がわいていないだけかもしれないですけど(苦笑)。でも、何か良い緊張感でいられています。上海に来て、特に戸惑うこともなく、レスリング時代の海外遠征を思い出しました。なので自分的には余り普段と変わりなくやれています」

──レスリング時代にアジアで喫したモンゴル人選手相手の黒星、MMAになりましたがアジアで勝つリベンジができそうですか。

「あの試合の反省を忘れたことはないので……」

──そこをウィンドリス・パティリマにぶつけると。

「普通にガッツがある選手で、打たれ強いように見えました。レスリングでモンゴル人にやられた時のように──後手に回らないよう、自分から攻めます。と同時に熱くならないよう、頭は冷静に戦わないといけないです」

──正直一発貰って、カッとなることも心配です。

「大丈夫。まぁ、大丈夫です(笑)」

──そんなかRIZINでBRAVE勢が厳しい戦いが続き、DEEPで央選手が勝利してジムの連敗を止めました。

「同門の人たちが結構負けていたので、こういう時こそ自分が流れを変えるつもりでいました。俺はジムの連敗も関係ない。それを証明できると思っています」

──では日曜日、どのような試合を日本のファンに見せてくれますか。

「日本人らしからぬ戦い方……ではないですけど、よく言われる野性的な戦い。そこを全面に打ち出して、そういう戦いで外国人を相手にしてもガンガンと力を発揮する。そして、しっかり勝ち取りたいので、応援よろしくお願いします。ここまで来ると、行き過ぎるぐらいの方が良いかと思っているので、思い切り攻めます」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

The post 【Road to UFC2023Ep04】2日目、日本勢の殿を務める原口伸「行き過ぎるぐらいの方が良いかと思う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep03 SASUKE UFC イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ ウリジブレン エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン ルー・カイ ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 中村倫也 丸山数馬 修斗 原口伸 弘中邦佳 新井拓巳 濱村健 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep03】自己証明─再び。野瀬翔平「実力を伴ってUFCにステップアップしないと」

【写真】師匠の弘中先生と、右はマネージャーの前田桂さん。前田桂さんも濱村健と同様に面倒見の良い人物──関西弁だが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝で野瀬翔平がシャオ・ロンと対戦する。

昨年に続き2年連続のトーナメント出場、その前回大会は初戦で元UFCファイターのウリジブレンに勝利も準決勝で中村倫也に131秒でKO負けを喫した。世界の頂点を目指す戦いで、同胞と戦い完敗──この1戦が野瀬にどのような変化をもたらしたかのか。

「自分でもビックリした」と連続参戦に関して話した野瀬は、去年よりもMMAファイターとして成長し、UFCで戦うという気持ちもより強くなっている。


──Road to UFCに2年連続で出場が発表された際、正直なところ本当に驚きました。野瀬選手自身は、申し込んでいたとしてもどれぐらい出られると思っていたのでしょうか。

「正直、自分でもビックリしました。国内で修斗のランキングに入って、ベルトを狙うという道筋を立てていたので。またチャレンジできることはビックリでしたが、嬉しかったです」

──3月に修斗で新井拓巳選手に一本勝ちした時は、もう出場は決まっていたのですか。

「そうだったみたいですが、僕には知らされていなかったです。それが(弘中邦佳)先生たちの意向だったようで。あの時、僕自身は修斗でやっていくつもりだったので、それはそれで落とせない戦いなので、そういうつもりで戦っていました。で、勝った直後に舞台裏で教えてもらって……凄く驚きました」

──あの一戦、覚醒したような強さだという評判になりました。Road to UFCで戦ったことで、何かが変わったということはありましたか。

「それは感じています。去年の2試合、勝ちと負けを経験して。中村(倫也)選手に負けて、練習にもより身が入ったし。風間(敏臣)選手が契約したと知った時も、凄く悔しくて。さらに練習でギアが上がって、凄く強くなっている感覚がありました。だから絶対に負けないし、絶対に極めることができると思っていました」

──中村選手は同じ日本人に負けた。しかも差を見せつけられて敗れた。あの試合の経験をどのように今後に生かそうと思いましたか。

「試合中の感覚、勝負勘が中村選手は凄かったです。ケージ際で貰ったヒザとか、練習でなかなか顔面にヒザを入れるとかできなので、如何に練習で試合を意識してやることができるのか。それをまた考え直してやってきました。

中村選手は圧とかではなくて、試合の感覚──センスがあると思いました。あんな風にピンポイントでヒザを効かされてしまったので。しかも壁で組み直し際に。そんなに思い切り入ったわけではなかったのに、綺麗に効かされてしまいました」

──同じように中村選手を相手に完敗を喫した風間選手が契約できたことが、悔しかったという風に言われていましたが。

「正直、格好悪いし、口にすべきことでもないのですが……。あの……今はそんな風には一切思っていないですけど、『シャッフルさえなければ』というのは正直思いました。それはやっぱり思うし、悔しかったし……。『準決勝でシャッフルがなかったら俺はUFCと契約できたのか』とは正直思いました。でも、今は気持ちを切り替えて、しっかりと優勝をして実力を伴ってUFCにステップアップしないといけないと思っています」

──私なら一生言い続けますよね。「あの時、急にシャッフルしやがって。UFCのバカやろうが」と(笑)。

「アハハハハ。でも、こうやってまた挑戦できますし。過去最高に調子が良いので、自信を持って挑めます」

──対戦相手のシャオ・ロンはコンテンダーシリーズに出て、負けている選手です。

「試合映像はそのコンテンダーシリーズのモノしか見つけられなかったのですが、組みに関しては絶対に僕の方が強い。一本取れる自信があります。ただ大振りの打撃は一発があるので、そこは気を付けないといけないです。組めば勝てる。そういう気持ちはあります」

──現時点でアウェイと感じることはありますか。

「全くないです。アブダビ、シンガポールと同じように調整できています。全く問題なく、普通に過ごせています」

──去年のシンガポールの時よりも、弱冠余裕が感じられますね。

「シンガポールの時よりは、心の余裕があります」

──現時点では『なんで、アイツなんだ』という声も国内の選手から聞かれることもあるかもしれないですが、その声を払拭できる勝利を期待しています。

「『なんでコイツなんだよ』と思われているかもしれないですが、1回戦が終った時には『コイツなら』と期待してもらえるような試合ができると思っています。そこを注目してほしいです」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

The post 【Road to UFC2023Ep03】自己証明─再び。野瀬翔平「実力を伴ってUFCにステップアップしないと」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep03 SASUKE UFC   イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ パンクラス ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン ルー・カイ ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 丸山数馬 原口伸 松嶋こよみ 河名マスト 海外 濱村健 矢地祐介 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep03】キム・サンウクと対戦、丸山数馬「鹿児島でプロ昇格を目指す頃からUFC志望」

【写真】濱さんこと濱村健氏に、やや苦笑いの丸山。濱さんはカメラを向けられると常にこんな感じですが、じつは凄く面倒見が良い頼れる人です──関西弁ですが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたライト級準々決勝で丸山数馬が、キム・サンウクと対戦する。

矢地祐介、松嶋こよみ、河名マストらが応募し、落選したRoad to UFCに出場を決めた丸山数馬。失礼ながら、この発表を機に彼の顔と名前が一致した──そんなMMAPLANETの読者も少なくないだろう。

未知強だらけのRoad to UFCへ、日本発の未知強=丸山数馬にこれまでのMMA歴とそのMMA感を足早に尋ねた。


──上久保選手の取材の際に頂柔術で練習をしているところを拝見させていただいたことがあるかと思いますが、初めましてと挨拶すべきかもしれないです。

濱さんのプチ上海情報。汗を流す丸山編

「こちらこそ初めまして、宜しくお願いします」

──本当に本当のことを言わせていただくと、出場メンバー発表があった時に『えっ?』という感覚に陥りました。

「まぁ、そうなりますよね(笑)」

──そこで丸山選手の試合記録などを調べさせていただいたのですが、昨年3月のカナダでの試合を最後に実戦から遠ざかっていました。そのカナダ以外にも台湾、中国、豪州など数多く海外で試合を経験している。いつ頃から、海外志向だったのでしょうか。

「僕は鹿児島が地元で、鹿児島にいる時にプロに昇格しました。その時がパンクラスが世界標準と掲げるようなタイミングで、あの頃からUFCで戦いたいと思っていました」

濱さんのプチ上海情報。巨大なPI外観編

──プロになる時の目標がUFCだったのですね。

「本格的に練習を始めて、プロ昇格を目指すところからですね。2012年のUFC日本大会のインパクトが大きかったです」

──その後、RIZINも生まれUFCを目指す選手は当時よりずっと少なくなりました。その部分、丸山選手は如何でしたか。

濱さんのプチ上海情報。PIでマッサージを受ける丸山編

「僕はUFCが目標というのは変わらなかったです」

──UFCは日本人に優しくなく、ルートも明確でないですが。

「わざわざUFCが米国でアジア人、日本人を呼ぶメリットはないですからね。それでも……やっぱり世界最高峰の舞台で、目指すなら世界一のプロモーションで戦いたいという気持ちが変わることなかったです」

濱さんのプチ上海情報。巨大なPI内観

──なるほど。Tri.Hスタジオ所属ですが、鹿児島から東京に出てきて──どのようにハマの関西人こと濱村健さんの所に行き着いたのですか。

「もともと鹿児島のnico mma dojo所属で、上京するために資金集めをするために仕事をしていて、フリーになって2014年に上京しました。その時に鹿児島出身の菊野克紀さんに相談をさせてもらって、菊野さんも同じタイミングでアライアンスを離れた時で。『俺の後輩だから』と出稽古に僕を連れて行ってくれました。

菊野さんのお供でいくつかのジムを回り、その流れでGENスポーツで練習するようになり、そこで濱さんと出会って。Tri.Hスタジオの所属になり、今に至る感じです」

──濱村さんはMMA以外で凄く多才な方ですし。

濱村健 アハハハハ。

「濱さんの下でやるようになっても、UFCに行く気持ちは変わらなかったです」

──昨年3月から試合に出ていないのは、何か理由があったのでしょうか。

「正直に言うと、椎間板ヘルニアとか……体の具合が良くなくて。2022年の上半期は殆ど動けなかった状態でした。下半期になって動けるようになって、パンクラスで戦おうかと思っていたのですが、Road to UFCの公募があって。ただ、自分的にはちょっと気後れした部分はありました。前の試合で負けていることもあるし。そうしたら濱さんから『これ、応募しようや』と連絡があって」

濱さんのプチ上海情報。丸山のオフィシャル撮影編

──応募しようや(笑)。

「『そもそも目指しているところやろ』と。それで前向きになれて応募したところ、出られるようになりました」

──まさに調子と気運が上がっての参戦。初戦のキム・サンウクという選手には、どのような印象を持っていますか。

「グラップラーなんですが、自分のやってきたことが素直に出てくる選手。泥臭く、しつこいMMA、自分のスタイルを貫くタイプの選手です」

濱さんのプチ上海情報。PI内で進む決戦場創り編

──対して丸山選手は、どのような試合をしたいという想いはありますか。

「今やっている練習の場でも、自分の強味はそつなくオールラウンドでできることじゃないかと思っています。器用貧乏っていうことではなくて、地道に実力もついてきているのでオールラウンドの自分の実力を皆さんに届けられれば良いと思います」

──では濱村さんとも阿吽の呼吸で頑張ってください。

「ハイ、セコンドはもう抜群なので頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

The post 【Road to UFC2023Ep03】キム・サンウクと対戦、丸山数馬「鹿児島でプロ昇格を目指す頃からUFC志望」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep03 SASUKE UFC イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ エプライム・ギンディン キック キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル ネイト・ディアス バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン ボクシング マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン ルー・カイ ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 上久保周哉 丸山数馬 原口伸 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep03】自然体、泰然自若=上久保周哉「練習してきたことを台無しにしたくない」

【写真】見様によっては、ネイト・ディアス似(?!)の上久保 (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝に上久保周哉が出場する。

気がつけば7年間負け無し、通算戦績13勝1敗1分けというレコードを引っ提げて、ついにUFCが見える戦いに上久保が挑む。そんな大舞台=チィルイイースー・バールガンを前にしても、上久保周哉は上久保周哉のまま。熱い想いは一切、聞かれない地の上久保の言葉をお伝えしたい。


──日曜日のRoad to UFC準々決勝に向けて、上久保選手が緊張するとか想像もできないですが、今の気持ちを教えてください。

「えぇ(笑)。なんか、上海って便利な街だなって。このホテルの周りはすぐに買い物ができて、ご飯も美味しいし」

──でも監視カメラだらけじゃないですか。

Team Itadaki & Tri.H Studio (C) Hammar Ken

「そうなんですか。UFC PIも監視カメラだらけでした」

──アハハハハ。それにしても念願のUFCとの契約が懸かったトーナメントを目前にしてもいつも通りですね。

「大事な試合だとは分かっていますが、それと緊張はリンクしていないです」

──これまで試合前に緊張したことは?

「なんか緊張して硬くなるとか、普段通りの自分でなくなるような緊張はないと思います。緊張しているのではなくて、集中はしていますけど。MMAを始めて、柔術の試合に出た時からそんな感じです。柔道の方が緊張していました」

──そうなのですか!!

「柔道は負けると怒られるから(苦笑)。いや、勝っても怒られていたので」

──……。ではここに向けて、練習に取り組むうえで何か変化はありましたか。

「う~ん、取り組み自体は大きく練習内容を変えたりはしていないです。なんか、試合にむけて打撃だけやったりとか。そういう変化はなく、今までとあまり変わらず。それでも組み技の部分やMMAという部分で、去年の1月の試合までと、そこから今回の間で微妙に考え方とか変わり、気付きはあったので。そういう部分で変化はありました」

──そもそも打撃の練習はどの程度にしているのですか。組み技の練習しか見たことがなくて……。

「ハハハハ。Tri. Hスタジオ……自分の所属しているところでちゃんとやっていますよ。昔はボクシングやキックボクシングのジムに行ったこともあるけど、今は行っていないです。そもそも打撃とか組み技とか分けていないので、MMAで勝てば良い感じです」

──打撃で勝つのもMMAです。

「局面で打撃を出すのもあるし、パウンドも打撃ですから」

──対戦相手のチィルイイースー・バールガンに関しては、4月にFight&Lifeでインタビューをさせてもらった時に『荒い打撃が、最近は綺麗になった』という風に話していました。

「ハイ。そこから特に印象は変わらないです。動画を少し視たぐらいで。今朝、すれ違ったけど動いているところを見たわけでもないので」

──昨年1月のONE最終戦、トロイ・ローセン戦の戦いが強く記憶に残っている人も多いかと思いますが、上久保選手も当然のようにあれから成長しているはずなので、相手の選手も参考になる映像はないかもしれないですね。

「あの時の自分……を研究しても、まぁそれはそれでと思います。今は微妙に変わっているので。毎試合、毎試合、似ているけど微妙に違いますし。マイナーチェンジを繰り返しています。それに研究してきても、それに対応できる引き出しは用意してたきつもりです」

──Road to UFCは勝利が全て。LFAやコンテンダーシリーズのようにエキサイティングな試合を求められるよりも、フィットしているかと。

「まぁ今ままでも、何を言われても勝てば良いと思ってやってきました。だからあまり変わらないです」

──それでも『ファンが喜ぶ試合をしろ』という圧力がないほうが、気持ちは楽ではないですか。

「そういう圧力が掛かってくる試合はしていないから、あんまり変わらないです。なんかそういうリスクは負いたくないという気持ちはあります。打ち合ってKO勝ちしないとダメって言われると、『それは練習をしてきたことと違う』という気持ちなります。練習してきたことを台無しにしたくないので、そこがブレることはないです」

──そんな状況に陥って欲しくないですが、このままでは負けるという時でないと賭け事のような打撃戦はできない?

「最終的な選択肢として、それしかない時に切らざるを得ない。そんな時はゼロではないですよね」

──そのようなカードを切ることがあれば、それは世界最高峰の舞台だと信じて、その一歩となる日曜日の試合に向けて意気込みのほどをファンに伝えてもらえますか。

精いっぱいの読者サービス(C) Hammar Ken

「ちゃんと頑張って勝ちます」

──……。いや、もう少し、何かないですか……。練習仲間への感謝の言葉とか(苦笑)。

「あっ、練習相手をしてくれる仲間……。でも……なんかわざとっぽくないですか(笑)。嘘だし……」

──確かに(笑)。

「まぁ永久寝技地獄を出して、勝てるように頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

The post 【Road to UFC2023Ep03】自然体、泰然自若=上久保周哉「練習してきたことを台無しにしたくない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK04 Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep02 SASUKE UFC イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ ブログ 神田コウヤ

【Road to UFC2023Ep02】イープークールー戦へ。神田コウヤ「5人が中国人で、日の丸を背負って戦える」

【写真】ちょっとした聞き逃しそうな──言葉が深い、神田選手でした (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。初日の夜エピソード02に神田コウヤがフェザー級準々決勝に出場し、イープークールーと戦う。

27歳ながら神田は決してスポットが当たるだけでなく、同時に勝って掴んだチャンスを逃すなど濃密な15戦のキャリアを積み上げてきた。精神的には既にマチュアな感がある神田は実に含蓄のある言葉を試合前に口にした。


──上海入りして、心身共に状態はいかがですか。

「UFCの方々がサポートしてくれていて、心身共に不安がない状態です。体重も順調に落ちていて、今日は疲れを抜いて水抜きに向かう感じです」

──初めての海外での試合でも、困ることはないですか。

「困ることはあるのですが、困ると助けてもらえるので」

──ではコンディションも上々だと。

「コンディションに関しては、こればかりはリカバリーも含めてなので試合当日にならないと分からない部分はありますね」

──ファイターほど敏感にではないかと思うのですが、ミネラルウォーターもその国のモノを飲むと体調が変化するようなことが自分もあります。

「今は特に感じないんですけど、ミネラルウォーターの栄養成分を見た時に塩化ナトリウムの値がカリウムの値に対してちょっと高いというのはあったので、それが塩抜き、水抜きの時にどう作用するのか……」

──塩化ナトリウムが多いと、水を体内に創ろうします。

「ハイ。そのナトリウムを排出するために必要な栄養素がカリウムなので」

──いや、しかしそこまでしっかりとチェックしているのですね。

「翻訳アプリを使ったりして、自分なり調べました(笑)」

──食べ物は日本から持ち込むことはできたのですか。

「ハイ。それとUFCから配給された食事を摂っています」

──鶴屋怜選手、鶴屋浩代表、そして独身貴族の岡田遼さんがいる。と同時に同じ階級で勝てば戦う日本人選手がいることは、海外ということも踏まえて意識しますか。

「ジムの皆が一緒なのは心強いですね。SASUKE選手に関しては、親交が以前からあるわけではなかったので顔を合わせば会釈するぐらいで。お互いに1回戦を勝たないと意味がないですからね。今回のトーナメント表を見る限り、シャッフルが無ければ当たるのは決勝ですし、そこで日本人対決ができれば最高ですね。

8人中5人が中国人で、そのなかで日本人同士が日の丸を背負って戦えるなら──それは国に対して恩返しができるという感覚です」

──おお。今回のRoad to UFCですが、個人的にはRoad to UFC for Chinaだと思っています。

「うん、うん」

──中国のためのトーナメントじゃないかと。

「特にフェザー級は露骨にそんな風になっていますね。日本人が2人で、韓国人が1人。3カ国しかいなくて……だから日本✖中国という構図でもあるのかなって思います。国別対抗戦のような。

こっちにきて言葉の壁とかにもぶち当たって、日本は良いなと改めて思います(笑)。上海でも、助けてもらっているのは日本人の方たちなので。そうなると普段は感じない愛国心のようなものが出てきます。だからSASUKE選手と僕が揃って勝ち上がって、決勝戦を戦いたいです」

──改めて初戦の相手イープークールーに対して、どのような印象を持っていますか。本当に中国人選手は未知の部分が多いですが。

「戦績が凄く多くて負けも多いのですが、それはほとんどがキャリア序盤のモノです。自分もキャリア序盤は結構負けが込んだりしていた時期もあって……彼も戦いを通して勝ったり負けたりして成長してきたと思います。そういう選手って、すぐに諦めない。絶対に精神的にタフなので、そこで根負けしないように。アウェイといえばアウェイですし、しっかりと勝ちたいと思います」

──神田選手は年齢の割には下からの突き上げを跳ね返すという試合を、まま経験してきました。佐伯(繁DEEP代表)さんには叱られるかもしれないですが、神田を越えろ的なマッチマイクもありました。

「DEEPで経験させてもらったことは大きいです。大事に育てられたわけじゃないですけど、叩き上げだと思っているので。やっぱり佐伯さんにも勝った姿を見せたいですし、日本の皆にもここで戦う日本人選手を見守って欲しいです」

──神田選手は凄く気配りができるコメントを残す選手だと思います。そのなかで先日、RIZIN LANDMARK04のダブルメインがフェザー級で朝倉未来✖牛久絢太郎、斎藤裕✖平本蓮という試合が大いに盛り上がりました。日本の格闘技界にとって良いことですが、レベルとしてあそこが頂点になってはいけない。そう感じたのも事実です。

「なんか……そうですね、登場人物があらかじめ決まっていた。違う作品なんだけど、同じような俳優ばかり出ている。そういう映画がって、日本には多いじゃないですか。とりあえず数字を担保するために。なんか、そんな感じです」

──さらなる高見、UFCが普通に存在しているなかで、何が待ち受けているか分からないRoad to UFCに挑む神田選手は自分自身にどういう期待をしていますか。

「まぁ、日本人のレベルが試されるんじゃないですか。同時に世界のレベルが試されている感じがします」

──世界のレベルが試されている。深い言葉です。では、その戦いの一歩に向けて意気込みの程を最後にお願いします。

「まず必ず1回戦に勝って、次に繋げたいと思います。土曜日の午後9時からU-NEXTとUFC Fight Passでライブ配信があるので皆さん、ぜひ視てください」

──本当に人間が出来ていますね。素晴しいです。

「アハハハハ。頑張りますっ!!」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

The post 【Road to UFC2023Ep02】イープークールー戦へ。神田コウヤ「5人が中国人で、日の丸を背負って戦える」 first appeared on MMAPLANET.