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【Road FC69】70キロT準々決勝、パク・シウォンがキャプテン☆アフリカをパウンドアウト

【写真】パク・シウォンがパウンドで削り続けてから連打で仕留めた(C)MMAPLANET

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・シウォン(韓国)
Def.1R4分50秒 by TKO
キャプテン☆アフリカ(日本)

お互いサウスポーの両者。アフリカが左ローを蹴って、右足にシングルレッグに入る。これを切られたアフリカは左腕を差して下になる。パク・シウォンはトップキープして殴り、アフリカの右足をまたぐ形のハーフガードでトップキープする。

パク・シウォンは背筋を伸ばしてパンチを落とし、ベースを作って細かいパンチを連打。アフリカもパク・シウォンの左足を取ろうとするが、パク・シウォンがそこに一気にパンチをまとめる。ここからパク・シウォンが細かくパンチを落としてアフリカにダメージを蓄積させ、最後は動きが止まったアフリカにパンチと鉄槌を連打し、レフェリーが試合を止めた。


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【Road FC69】原口央と対戦、エルデュカルディ・ドゥイシェフ「RIZIN王者になったスーチョルと決勝で」

【写真】計量から3時間で、このボディ…… (C)MMAPLANET

明日31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69で、Globalトーナメントの戦いの火蓋が切って落とされる。
Text by Manabu Takashima

そして63キロ・トーナメント準々決勝で日本の原口央と対戦するのが、キルギスのエルデュカルディ・ドゥイシェフだ。ドゥイシェフは10戦10勝、10のフィニッシュ勝利というパーフェクトレコードを誇っている。パーフェクトレコードを持つキルギス人ファイターといえば、誰もがRIZINデビュー戦で武田光司をRNCにより一蹴したラジャブアリ・シェイドゥラエフのことを思い出すに違いない。

シェイドゥラフも昨年のGlobalトーナメントからUAEWを経て、RIZINにやってきたファイターだ。準決勝は計量失敗でトーナメントを離脱したものの初戦はRIZINファイターのヤン・ジヨンをRNCで破っている。

果たしてドウィシェフは、原口を相手にシェイドゥラエフ級のインパクトを残すことになるのか。計量&会見後に、ドゥイシェフの話を訊いた。


第二のシェイドゥラエフ?!

──計量と会見を終えて、今どのような心境ですか。

「全て順調に終え、コンディション的にもメンタル的にも問題ないよ」

――昨年Road FCグローバル63キロ級Tに出場し、今ではRIZINで超注目のファイターとなったラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手とは同朋ですが、何か交流はありますか。

「時々、一緒に練習する仲だよ。でも、以前にダゲスタンで戦ったことがあるんだ」

――えっ? 無敗の両者ですが、戦ったことがあると?

「MMAじゃない、グラップリングの試合だ」

――結果というのは?

「ポイントで負けた……けど、いうとエキシビションのように仲が良いモノ同士でロールしたようなもので。その試合結果は気にしないでほしい」

――そうは言われましても……(苦笑)。とはいえ、そういう仲であるシェイドゥラフ選手が日本で活躍していることには刺激を受けましたか。

「オファーがあれば、もちろん日本でも戦いたい。ただ、一番大切なのはどういう条件を出してくれるかということだよ(笑)」

――自身の価値を上げるためにも、今回のトーナメントは凄く大切だと思います。初戦で戦う原口央選手の印象を教えてもらえますか。

「何試合か動画をチェックしたけど、バランスの良いファイターだ。特にレスリングが強い。まぁ、どっちが上かは明日になればハッキリするけど、どの局面でも自分の方が上だし、比較的楽に一本勝ちできるんじゃないかと思っているよ」

――過去10フィニッシュのうち7試合が一本勝ちですが、ももともベースの格闘技は何だったのでしょうか。

「サンボだ。凄く幼い頃からやっていて、大会に出て結果を残すというまでやっていなかったけど、自分のベースの格闘技はサンボだよ」

――幼い頃ということは、コンバットサンボではなくスポーツサンボでしょうか。

「そうだ。スポーツサンボだよ。それから打撃、レスリング、グラップリングとMMAに必要な練習をやってきた」

――今回のトーナメント、昨年優勝のキム・スーチョル選手がシードされ準決勝からの出場となります。しかも1カ月前にRIZINでバンタム級王座決定戦を戦うというスケジュールになっています。

「キム・スーチョルがRIZINのチャンピオンになることを願っている。そして、日本で成功を収めた彼と決勝で戦いたい。RIZIN王者に勝ってRoad FCのチャンピオンになれば最高だ。事実上、二冠王になるからね。その自信がないと、この場にはいないよ」

―――第二のシェイドゥラエフかと既に日本でも密かに注目を集めていますが、明日はどのような試合をしたいと思っていますか。

「日本でそう思われているなんて、嬉しいよ。自分の実力を全て出し切り、勝利まで一直線に突き進むので楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
8月31日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■メインカード計量結果

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・シウォン:69.7キロ
キャプテン☆アフリカ:69.6キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・ヘジン:70.0キロ
アルトゥル・ソロヴィエフ:70.0キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:69.9キロ
アレックス・ダ・シウバ:72.1キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
ヤン・ジヨン:62.8キロ
アレクセイ・インデンコ:62.9キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ハン・サングォン:70.0キロ
カミル・マゴメドフ:70.0キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
原口央:62.8キロ
エルデュカルディ・ドゥイシェフ:62.9キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
キム・ヒョンウ:62.9キロ
ルーカス・ペレイラ:62.8キロ

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分2R>
ウィ・ジュンオン:62.5キロ
エルディヤル・アリムセイトフ:63.0キロ
※午後2時開始のプレリミ・コメインで実施される

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【Road FC69】計量終了 キャプテン☆アフリカ&原口央、共にパス。減量苦パク・シウォンは会見途中退席

【写真】輪郭が普段とまるで違うパク・シウォン。この体躯で、リカバリーはどこまでなされるのか(C)MMAPLANET

30日(金・現地時間)、明日31日(土・同)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69の公開計量が同体育館で行われた。
Text by Manabu Takashima

セレモニアル計量の約3時間前から2時間まで本計量が行われた同大会。Global70キロトーナメント準々決勝でナンディンエルデン・キム・インソォンと対戦する――元UFCファイターのアレックス・ダ・シウバが2.1ポンド・オーバーに。

両者の対戦はキャッチ戦で行われ、勝敗に関わらずダ・シウバはトーナメントから失格。敗れてもキム・インソォンは準決勝進出が決まった。


日本から同トーナメントに出場する修斗世界ライト級王者キャプテン☆アフリカは69.6キロでパスし、K-MMA界の未来、187センチの長身を誇るパク・シウォンとフェイスオフに応じた。パク・シウォンは、本計量終了ギリギリの時間でパスしたものの自力歩行すら困難なほどハードな減量だったという。

そしてセレモニアル計量後の会見の席で「減量に苦労して、疲弊しているので先に退席させてもらいます」とマイクで挨拶をして、早々に会見を離れたパ・シウォンの姿を確認後に、キャプテンは「トーナメントで一番強い選手なので、指名させてもらった」とマイクで話した。計量から2時間、ロシア勢やキルギス勢に対して、それほど戻っているように見えなかったパク・シウィンだが、声はかすれていなかった。明日のメイン開始は午後7時代、果たしてパク・シウォンはどこまでリカバリーしてくるのだろうか。

63キロT準々決勝でまたも発掘されたキルギスの無敗ファイター(キャリア10勝0敗、3TKO勝ち&7つの一本勝ち)=エルデュカルディ・ドゥイシェフと戦う原口央は、62.8キロで無事クリアしている。

会見ではインタビュアーのクォン・アソルに「去年はシェイドゥラエフの計量失敗でラッキーにも決勝進出を果たした」と指摘された原口だが、「自分でもラッキーだったと思う」と返答。何ら動じない、強心臓振りを披露していた。

■視聴方法(予定)
8月31日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■メインカード計量結果

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・シウォン:69.7キロ
キャプテン☆アフリカ:69.6キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・ヘジン:70.0キロ
アルトゥル・ソロヴィエフ:70.0キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:69.9キロ
アレックス・ダ・シウバ:72.1キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
ヤン・ジヨン:62.8キロ
アレクセイ・インデンコ:62.9キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ハン・サングォン:70.0キロ
カミル・マゴメドフ:70.0キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
原口央:62.8キロ
エルデュカルディ・ドゥイシェフ:62.9キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
キム・ヒョンウ:62.9キロ
ルーカス・ペレイラ:62.8キロ

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分2R>
ウィ・ジュンオン:62.5キロ
エルディヤル・アリムセイトフ:63.0キロ
※プレリミ・コメインで実施される

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【TTFC10】元Bellator戦士と対戦、エフェヴィガ雄志「世界のトップに食い込む準備はできている」

【写真】様々なプレッシャーもありながら、明るく話すエフェ。それだけ今が充実していることの表れだろう(C)MMAPLANET

13日(火)にTTMより、16日(金)に東京都練馬区の練馬coconeriホールで開催されるTTF CHALLENGE10のメインで、エフェヴィガ雄志が米国のエマニュエル・サンチェスと対戦することが発表された。
Text by Shojiro Kameike

2022年2月のプロデビュー以来、8戦無敗のエフェヴィガが、北米での戦いを目指して元Bellatorファイターのサンチェスを迎え撃つ。サンチェスはBellatorで9年ものキャリアを過ごしたベテランファイターだ。過去にKO負けはゼロで、一本負けもパトリシオ・フレイレ戦の一度のみ。このタフなファイターを相手に、エフェヴィガはどのような試合を見せるのか。試合直前のエフェヴィガを直撃した(取材は8月12日に行われた)。


北米のプロモーターも『この選手に勝っているのか』と分かってくれる

――元Bellatorファイターのエマニュエル・サンチェスとの対戦が決まったそうですね。

「いやー、焦りましたよ。軽いトラブルがあって、サンチェスが予定の飛行機に乗れなかったみたいで。『相手が飛行機に乗れなかった』という連絡が来た時は、心臓が止まりそうになりました(苦笑)。その後、ちゃんと飛行機に乗れて日本に着きそうなので良かったです」

――今年は3月5月に修斗で国際戦を行っています。この2試合に勝利した後の展開は、どのように考えていたのですか。もう北米ファイターと対戦していきたい、と?

「実は前回の試合(中国のアーイージアコ・アーケンビエコアに2R KO勝ち)の1~2週間前には、長南(亮TRIBE代表)さんから『またTTFを開催する。お前がメインだ』と言われていたんです。そう言われると、5月の試合はまず絶対に負けられないじゃないですか。『うわっ、めっちゃプレッシャーかけてくるじゃん!』と思いました」

――アハハハ! ここ2試合の国際戦と比べて、今回は元Bellatorファイターとの対戦で気持ちも違いますか。

「気持ちが違うかといえば、毎試合違うとは思います。でも今回だけ気合いが違うとか、そういうことはないですね。いつも気合いは十分入っていますし。それよりもメンタル的には、だんだん安定してきているんですよ」

――メンタル面が安定してきている、というのは?

「プロデビューして最初の1、2戦はだいぶ緊張していました。もっと言うと、プロの試合よりもアマチュア修斗に出ていた時のほうが緊張していて。そこから経験と慣れもあって、今は良い感じの緊張感で試合に臨めるようになってきましたね。4戦目はABEMAの武者修行プロジェクトで米国に行かせていただいた時ですけど、その時はもう落ち着いて試合をすることはできていました」

――初めて海外で試合をする時のほうが緊張してしまいそうですけども……。

「初めての海外で勝手は分からなかったですけど、緊張はしなかったですね。あの試合は緊張しなさすぎて、開始10秒ぐらいでダウンを奪われちゃいました(苦笑)。緊張しなさすぎて良くなかった例だと思います。アハハハ」

――なるほど(笑)。続くグラジエイターの試合は、動きが堅かったように見えました。

「そうなんですよね。あの試合は調子が良くなかったです。気持ちはいつもの試合と同じだったんですけど、いつもの試合よりバテたりして。振り返ってみると当日、試合に入るまでに自分の中で良くなかった点がありました。その部分を直してから、ここまで3戦は全てフィニッシュしていますし、良い感じで来ていると思います」

――5月の試合ではKO勝ちを収めたあと「修斗の上位ランカーに対戦を断られている」という発言もありましたね。

「ちょいちょい断られているみたいですね。全ての話が自分まで降りてきているわけじゃないでしょうけど。少なくとも自分が聞いているかぎりは……。それなら、自分は自分でやりたいことがある。行きたい場所があるので」

――先日、修斗世界ライト級の王座決定戦が行われ、ランキング1位のキャプテン☆アフリカ選手が2位の大尊伸光選手を下してベルトを巻きました。エフェヴィガ選手は現在同級3位で、新王者に挑戦する権利は有しています。今、ここで修斗のベルトを賭けて国内対決に臨むことに興味はないですか。

「あまり興味はないですね。特に今回は北米のトップ団体で戦っていた選手と試合できるわけで。ここで勝って次を目指す時、北米のプロモーターも自分の戦績を見たら『この選手に勝っているのか』と分かってくれるじゃないですか。今は北米を見て戦っていきたい、という気持ちは大きいです」

――エフェヴィガ選手にとっても、今回のサンチェス戦は北米への大きなチャンスが近づいてきたと捉えているのですね。

「近づいてきましたよ。最初はUFCと言われても、ポカーンとするぐらいで。一番凄いところだとは知っていても、その実態が分からないですからね。選手のレベルがどんなモノなのか、自分とどれぐらい差があるのか――とかも分からないですし。

でもABEMAのプロジェクトで米国に行かせてもらって。キルクリフFCは大きなジムだから、UFCやBellatorの選手とも一緒に練習できて。しかも試合もできた。そこで『何となくだけど形が見えてきたなぁ』って感じでした。それが今回またキルクリフに行って、その形が明確になってきている。だから今『まさに近づいてきた』という感じですね」

――もし今年のRoad to UFCでライト級トーナメントが開催されていたら、エントリーしたかったですか。

「いや、今年は出る気はなかったです。長南さんからは『今年はしっかり準備して、実力が整ってから』と言われていて、自分もそう思います。もし今年ライト級トーナメントがあって、とんとん拍子に勝ち進んでUFCと契約しても……本戦で勝つための準備できていなければ、結局はそこからが一番シンドイわけで。UFCと契約することがゴールじゃない。であれば、そんなに急ぐ必要はないと思っています」

タフな削り合いになることも想定しているけど、今回もフィニッシュしたい

――確かにそうですね。今回キルクリフFCにはどれくらいの期間、滞在していたのですか。

「6月に入ってからすぐ行って、8月4日に帰国しました。だから2カ月間ですね。向こうに行くと『だいぶ変わったな』と言われましたよ。まぁ初めて行った時は――違う国だし、環境も全然違って、そこに適応するだけでも時間が掛かりましたから。

でも今回は2度目で、自分の実力や技術を細かいところまで見えてきましたね。前回気づけず今回新しく気づけたところもありましたし、もっと詳細な収穫を得られました」

――ちなみに何が一番変わったと言われましたか。

「みんなに『体がデカくなったなぁ』と言われました。それほど体重は変わっていないんですけど、みんなのイメージだと最初に来た時はヒョロヒョロに見えたみたいで。今回は『体もデカくなって強そうに見える』と。

たぶん自分の態度も関係しているとは思うんですよ。初めての時は何も分からないし、自信もないし。だけど今回は2度目だし、向こうのジムについても勝手を知っているような感じで行きましたから(笑)」

――アハハハ。体が大きくなったことは、何か効果をもたらしているのでしょうか。

「明らかに組みは強くなっています。去年行った時はレスリングが全然ダメで。向こうはレスリングのレベルが高いですからね。だから帰国してからちょくちょく、専修大学のレスリング部へ練習に行かせてもらったんですよ。それでまたキルクリフに行って、向こうの選手に対して技術もそうだし組み力にも慣れました。テイクダウンする、テイクダウンされないという攻防は強くなったと思います。

もちろんレスリングの練習をしても、良いことだけじゃないとは思うんですよ。レスリングだけやっても疲労して終わるだけだったら意味がないし。ちゃんとMMAに落とし込んでいく、自分のスタイルに落とし込んでいくことも大切ですよね」

――今、レスリングやキルクリフの練習を自分のMMAに落とし込めている状態ですか。

「そうですね。この試合が終わったら、米国から持ち帰ったものを消化していこうと思っています。帰国する1週間前に対戦相手が決まって、今は試合の対策練習をしています」

――キルクリフでは対策練習などは行えなかったのですか。

「いえ、決まった時に伝えました。ヘッドコーチのヘンリー・ホーフトさんも、ジムの選手たちも知っているぐらい知名度のある選手で。それとキルクリフには佐藤天さんがいますし、メチャクチャ対策を手伝ってくれました」

――では対戦するサンチェスの印象を教えてください。

「KOしたことはないけど、KOされたこともない。一本負けもピットブル戦ぐらいで、フィニッシュしにくい選手ですよね。結構プレッシャーもかけながら頑張る選手なので、タフな試合になるとは思います」

――これまでエフェヴィガ選手が対戦したことのないタイプのファイターですね。

「サンチェスは打撃でも頑張るじゃないですか。打撃でも頑張って、ゴリゴリ来る選手は対戦したことがないですね。打たれても打ち返してくる。噛み合うと面白い試合していると思うんですよ。でもそれが噛み合わないと――ピットブルとの試合は全てカウンターを合わされて」

――打って打ち返す、リスクのある攻防ではあります。そのなかで自分の打撃を効かせる自身はありますか。

「はい、倒せると思います。タフな削り合いになることも想定はしていますけど、今回もフィニッシュしたいですね。僕はこれから世界のトップに食い込む準備はできている。そんな自分を世界に見せたいです」

■視聴方法(予定)
8月16日(金)
午後6時25分~ツイキャスLIVE

■TTF CHALLENGE10対戦カード

<ライト級/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
エフェヴィガ雄志(日本)

<64キロ契約/5分3R>
上田直毅(日本)
ティオール・タン(ミャンマー)

<フェザー級/5分2R+ExR>
大越崇宏(日本)
小森真誉(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
岩倉優(日本)
チェ・ジョンミン(韓国)

<グラップリングマッチ 78キロ契約/10分1R>
伊集龍皇(日本)
室谷勇汰(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
狩野優(日本)
轟轟(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
永井奏多(日本)
唐沢タツヤ(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
後藤亮(日本)
グラップラー脇(日本)

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【Road FC69】パク・シウォンと対戦、キャプテン☆アフリカ「修斗代表として、Road FCで爪痕を残す」

【写真】黒バックは暫定王座のベルトで、シルバーが正規王者のベルトだ。早く、チャンピオンの証がキャプテンの手元に届いてほしいものだ (C)SHOJIRO KAMEIKE

31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69では、グローバルトーナメントがスタート。70キロ級準々決勝ではキャプテン☆アフリカがパク・シウォンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

7月28日、キャプテン☆アフリカは大尊伸光を下し、修斗世界ライト級王座を獲得した。この試合前にはRoad FCグローバルトーナメント出場と、パク・シウォンとの対戦が発表されている。念願のベルトを獲得してから僅か1カ月で、強豪揃いのトーナメントに臨むキャプテンに意気込みを訊いた。


強い選手と試合することがMMAに対するモチベーション

――ベルト獲得おめでとうございます。今、手にされているのは暫定王座のベルトですか。

「そうなんです。今回は正規王者の決定戦でしたが、今は正規のベルトが日本にないみたいで……。前の正規王者だった西川大和選手がタイにいて、まだベルトが返却されていないそうなんです。それで今回は取り急ぎ暫定王座のベルトが使用されました」

――試合直後は自身の前に、師匠である三島☆ド根性ノ助さんの腰にベルトを巻いていましたが、巻いていたのはこの暫定王座のベルトだったのですね。

「はい。正規王座のベルトが届いたら、もう一度、三島さんの腰に巻きます」

――ベルトを三島さんの腰に巻くことは、ずっと決めていたのですか。

「それは修斗の試合に出始めた頃からの夢でした。コブラ会では誰も修斗の世界王座を獲得していなくて――今は国内でも、いろんな団体に出られる時代です。でも修斗にこだわってきたおかげで、三島さんの腰にベルトを巻くことができて良かったです。

僕は高校生の時にPRIDEを観ていました。そのなかで修斗のベルトを獲得してからPRIDEに出ている選手に出ている選手が多くて。修斗でチャンピオンになるというのは、そういうことやったと思うんです。自分は強い相手と対戦していきたい。もっともっと大きな舞台に立つためにも修斗のベルトが必要なんかなと思っていました」

――なるほど。2002年12月、三島さんが修斗のベルトを賭けて五味隆典選手と対戦した試合は、リアルタイムで視ていたのですか。

「いえ、リアルタイムではなかったです。でもコブラ会に入ったあと試合映像を視て、やっぱり悔しい気持ちがありました。同時に自分も同じライト級で、チャンピオンになったらこのベルトを巻けるんやなって、それが目標になって」

――そうだったのですね。先日の世界王座決定戦は、キャプテン選手が開始早々にテイクダウンし、袈裟固めから腕を極めるという得意の形で勝利しました。

「実は1Rから極めに行こうとは考えていなかったんですよ。あれだけパンチがある相手で一発もらったら危ないですから、相手の土俵で戦わない。そして寝技になったら上から削っていく。フィジカルトレーニングでも、5分5Rという形式で戦えるように鍛えてきました。

でも最初に組んで寝かした時に『これは行ける。自分が得意なところで攻めていける』と感じて。自分も本当に調子が良かったということもあって、すぐに袈裟からの極め技に行きました。あそこでフィニッシュできなくても、ずっと同じ形を繰り返すつもりで」

――修斗については、今後誰を相手にベルトの防衛戦を行いたいという希望はありますか。

「強い選手が出てくれば、もちろん防衛戦はやります。それとRoad FCにも呼んでもらっていて――今は強い選手と試合することがMMAに対するモチベーションなので。強い選手と対戦できるなら」

――今年のRoad FCグローバルトーナメントでは、パク・シウォンと対戦します。この試合は修斗のタイトルマッチ前に発表されていましたが、日本の格闘技マスコミにはかん口令が敷かれていたようで……。

「Road FCのほうが気を遣ってくれたみたいですね。でもすでに韓国では発表されていたので、周りからも『もうSNSで発表されていないですか?』と聞かれることがありました(苦笑)。

今回は試合日時も含めて、サステインさんとRoad FCの間で話をしていたんですよ。修斗の世界タイトルマッチは7月に行う予定やから、4月のRoad FC出場は大丈夫。Road FCのほうは当初、9月からトーナメントを開催する予定で。だから互いの試合には干渉しないやろう、と……。でも修斗の試合が7月28日、Road FCトーナメントの初戦が8月31日になったと聞いて、『これはちょっと厳しいなぁ』とは思いました」

――……。

「修斗の世界タイトルマッチは5分5Rで、それを戦った1カ月後というのは――。でもRoad FCからも『ぜひ出てほしい』と言われていて。チーム内で話し合った結果、まず試合日程のことは考えない。修斗の世界タイトルマッチに全集中する。修斗で勝ち、怪我もなくメンタルも整っていたら8月のRoad FCに出ようと決めました。そう決めたら、気持ちもスッキリしましたね。

幸い修斗の試合はノーダメージで終えることができました。体は絞れている状態ですし、コンディションは凄く良いです。特に今回は世界タイトルマッチに向け、つくり上げていたので。少し休んでから、すぐに対策練習に入ることができています」

――一度休んでから、またイチからつくり上げていくよりは良いかもしれないですね。

「はい。去年のトーナメントは試合間隔が2カ月ぐらいで、そのほうが逆にキツかったです。2カ月やと一度体重も増えてしまって、そこからまた減量と練習というのは精神的にもキツいですし。だから今回は世界タイトルマッチのコンディションのままRoad FCのトーナメントに臨むことができて、結果的に良かったとは思っています」

今23歳やのに、なんであんなに仕上がっているんやろうかと(苦笑)

――当初は9月にトーナメント初戦が開催される予定だったということですが、その時点でパク・シウォンと対戦することは決まっていたのですか。

「対戦相手が決まったのは修斗タイトルマッチの1週間前ぐらいです。前回のRoad FCで勝った時に『チャンピオンと対戦したい』とアピールしたら、本当に決まって(笑)。修斗のベルトを巻いたら、次はROAD FCのチャンピオンと試合ができる――と思いながらも、タイトルマッチの前はそんなことを考えないようにしていました。

修斗のベルトを巻いた直後は、『次はRoad FCのチャンピオンとやるんや!』と意気込んでいて。でもその時はアドレナリンが出ているだけかもしれないし、まず3日ぐら休養してダメージとメンタルに問題がないかどうか確認しました。それで大丈夫やったから『ここは勝負したい』と決めたんです」

――試合前に考えないようにしていたとはいえ、修斗タイトルマッチの1カ月後にRoad FC王者と対戦することが分かった時点で、気持ちは揺れませんでしたか。スケジュールと対戦相手を考慮すると、躊躇して当然かと思います。

「逆ですね。相手がチャンピオンでないと、1カ月後にRoad FCのトーナメントに出るというモチベーションは保てなかったと思います。チャンピオンと試合できるから、厳しいけど1カ月後にトーナメントに臨むことができる」

――もしかしたら「1カ月でも出る」と考えられるのは、昨年のトーナメントの優勝者アルトゥル・ソロヴィエフ、準優勝者ナンディンエルデン・キム・インソォン、そしてRoad FC王者パク・シウォンぐらいだったかもしれません。とはいってもUAEWライト王者のアレックス・ダ・シウバもいますが……。

「そう考えると、自分に何か流れが来ているんじゃないですかね。アハハハ」

――ではパク・シウォンの印象を教えてください。

「林君と対戦した時は――あの大会の中で、一人だけ迫力が違いました。計量の時から体も大きいし、戻してからも仕上がっていて。もしこの選手と対戦できるなら――そのチャンスは今年のトーナメントしかないかもしれない。林君との試合の結果に関わらず、トーナメント1回戦で試合がしたい。パク・シウォン選手のオーラを見て、そう思いました。

実際に試合を視たら、本当に強くて。『こんなに強い選手がおるんや』と思いました。今23歳やのに、なんであんなに仕上がっているんやろうかと(苦笑)。試合でもすごく落ち着いて戦っていて、23歳の選手とは思えなかったです」

――しかもまだMMAキャリアは6戦ですからね。以前はドタバタと戦っている印象もありましたが、林RICE戦のスマートな戦いぶりは驚かされました。

「林君も『強すぎて何もできんかった』と言っていました。僕も林君がパク・シウォン選手と戦うことが決まって、過去の試合映像を視ていたんですよ。確かに仰るとおり、昔はまだドタバタ試合をしている感じで。だけど打撃のキレも進化しているし、何より落ち着いて試合をするようになっている。

でも自分の中で、どう戦うかのイメージは固まっています。あとはこれから練習で、仕上げていきます。今回は修斗王者とRoad FC王者が戦うという、なかなかない組み合わせです。僕はアマチュアから修斗で試合をしてきて、ここまで新人王、環太平洋、そして世界と全てのタイトルを獲らせてもらいました。次は修斗の代表として、Road FCで爪痕を残してきます!」

<パク・シウォン・インタビューはコチラから>

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【Special】アジアの猛者たち─02─パク・シウォン「Global Tで優勝すればRIZIN王座奪取は朝飯前」

【写真】2002年4月4日、ソウル生まれでコヤン市イルサン育ちのパク・シウォン(C)MMAPLANET

UFC、RIZIN、北米フィーダーショー、日本のプロモーションと世界中のMMAを見渡してアジア勢が台頭しつつある。もちろん、アジアといっても広い。その勢いの中心は東アジアではなく、中央アジアだということも百も承知だ。MMAPLANETでは6月から日本人ファイターと肌を合わせた経験がある──あるいは今後その可能性が高いアジアのファイター達にインタビューを続けてきた。

題して「アジアの猛者たち」──第2弾は韓国からパク・シウォンのインタビューをお届けしたい。
Text by Manabu Takashima

8月31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69で戦いの火蓋が切って落とされるGlobal Tournament。昨年は負傷欠場したRoad FCライト級最強の男、パク・シウォンが今年は出場を果たす。

22歳、キャリア6勝0敗のパク・シウォンは中央アジア、ロシア、ブラジル人ファイターが参戦する同トーナメントを経験の積む場――ワールドクラスのファイターに成長を遂げるステージとしている。そしてRIZINと協力関係のあるRoad FCのトップファイターは「日本の格闘技文化に惚れた」と言いつつ、「このトーナメントで優勝すれば、RIZINライト級王座を取るのは朝飯前」と断言した。


韓国でこれだけのメンバーが集まる大会は他にない

――キャリア6勝0敗、底知れぬポテンシャルを感じさせるパク・シウォン選手です。長期離脱前に「K-MMAの青木真也だ」と韓国の格闘技記者から聞いた時から、インタビューをさせていただきたいと思っていました。

「ありがとうございます(笑)」

――初めて対面させてもらったのですが、物凄く大きいですね。ウェルター級やミドル級に感じるほどです。

「身長が186センチか187センチあるので。そういう風に見えるんだと思います。ただリーチはそれほどでなくて、身長と同じぐらいなんです」

――とはいえ190センチ近くてライト級……。それはアドバンテージになりますね。そんなパク・シウォン選手ですが、いつぐらいからMMAに興味を持つようになったのですか。

「14歳の時にMMAを見始めて、15歳になって試合に出たくなり練習を始めました。UFCのジョゼ・アルド×コナー・マクレガーに夢中になり、Road FCのチュモギンダ(拳が鳴る)というリアリティTVショーを視て、自分もやろうと思ったんです。

イルサンにチームMAXというジムがあり、そこに入門してプロデビューをしたのもチームMAX時代です」

――それまでに格闘技の練習をした経験は?

「柔道を町道場で半年ほどやっていたぐらいです。実はMMAの練習をしたくて親に話すと許してもらえず、柔道なら良いということなので仕方なく習うようになったんです。でも半年ぐらい経ってMMAのジムに通うことを認めてもらえて、柔道は辞めました。だから格闘技歴はほぼMMAだけです」

――中学生がMMAの練習をする。どのような内容だったのでしょうか。

「Road FCのフライ級王者だったソン・ミンジョン選手がやっていたMMAのプロ練習にいきなり参加していました。当時から身長は180センチを超えていて、体重は60キロぐらいしかなかったのですが……。まぁ毎日、しこたま殴られましたね(笑)。もちろん、本気じゃないです。でも自分がMMAの手ほどきを受けたのは、間違いなくソン・ミンジョン選手からです」

――根性ファイトが信条のファイターでした。

「メチャクチャ腹が据わっていました。ただ下の人間には本当に優しくて、今でも尊敬している先生であり人物です。自分の人生のなかでも、最も誠実な人です。チームMAXで練習をしていたのは3年ほどでしたが、あの時に鍛えられたことで、今の自分がいると思っています」

――チームMAXを離れてからは、どのように練習をしてきたのでしょうか。

「チームMAXで練習を始めて2年4カ月後にプロデビューをしました。そこからチーム・スタンガンに移り、2年ほどしてフリーになり、2022年7月のパク・スンモ選手と戦う前からカウボーイMMAに合流しました。

カウボーイMMAからコーチが離れ、ダイヤMMAを立ち上げて今に至る感じです」

――デビューから2年目にコロナ・パンデミックが起り、練習も試合も大変な時期を経験したかと思います。もともとRoad FCでキャリアを積もうと考えていたのですか。

「それこそコロナの時にARCというRoad FCが行なっていた大会で戦っていたので、Road FCと契約をした形です。あの時は実はチームメイトが欠場し、代役出場だったんです。まだ19歳でしたが、長期契約を結ぶことでMMAを戦って収入を得ることができるからRoad FCで戦うことを決めました」

――今もデビューした時にサインした契約下で戦っているのですか。

「いえ、今年になって契約を更新しました。結果、2022年12月に巻いたベルトを返上して、今回のトーナメントで再びベルトを目指すことになったんです」

――タイトルは返上したのですか!!

「Road FCはチャンピオン制からグランプリ制に移行しました。結果としてRoad FCライト級最後のチャンピオンをいう肩書を持てるようになりました」

――コロナ後、Road FCから離れRoad to UFCで戦うチャンピオンやBlack Combatに移る選手も出てきましたが、パク・シウォン選手はRoad FCに継続参戦を決めたということですね。

「色々な選択肢がありました。そのなかでRoad FCが提示してくれた条件は非常に満足がいくものでした。同時にチャンピオンは適正な挑戦者が現れるのを待たないといけないのですが、トーナメントは勝てば確実に3試合が戦えます。

自分はまだまだ経験が浅いファイターです。もっと試合をしないといけないですし、Road FCが海外の強豪をトーナメントに出場させると約束をしてくれたので。それもあってRoad FCで戦うことに満足しています。

昨年のトーナメント優勝のアルトゥル・ソロヴィエフ、UAEWのライト級王者アレックス・ダ・シウバ。それにBRAVE CFでライト級王座挑戦経験のあるカミル・マゴメドフ。修斗のキャプテン☆アフリカ選手も出場します。韓国でこれだけのメンバーが集まる大会は他にないです。こんな選手を呼んで大会を開く力があるのはRoad FCだけだと思います。なので、このトーナメントに出ないという選択はなかったです。

アジアより中央アジア、ロシア、ブラジル人と戦う経験がいずれは自分のキャリアに役立つと思っています。それが可能になるRoad FCで戦うことは今の自分に最適です」

日本の格闘技文化に惚れてしまいました(笑)

――単刀直入に伺いますが、Road FCは縛りが強い印象があるなかでRIZINとは協力関係にあります。RIZINで戦いたいという気持ちはありますか。

「4月にRIZINを観戦したのですが、日本の格闘技文化に惚れてしまいました(笑)。とにかくお客さんがファイターを尊敬してくれています。鈴木千裕選手が入場した時と勝った時のお客さんの反応が凄まじかったです。自分もああいう選手になりたいと素直に思いました。

同時に、あれだけ高額のチケット代を支払ってまでファンがMMAの試合を見ることは韓国では考えられないです。その事実を知った時は正直、ショックでした」

――今後はまずグローバルTに集中することになるかと思いますが、最短でいつ頃RIZINで戦いたいという希望を持っていますか。

「Road FCのチャンピオンだったのでRIZINで戦うチャンスは、あるはずです。でも今はトーナメントに集中しないといけない。トーナメントで優勝することしか考えていないです」

――今回のトーナメントで優勝をして、箔をつけてRIZINライト級に殴り込みという青写真を描くこともできますね。

「この厳しいトーナメントで優勝できれば、RIZINのライト級でチャンピオンになるのは朝飯前です。アハハハハハ」

――そのグローバル・ライト級トーナメントに向けて、日本のファンにパク・シウォンとはどういうMMAファイターかアピールしてもらえないでしょうか。

「いつでも相手を仕留めることができる。それが持ち味です。キックでもパンチでも、寝技でもフィニッシュできます。それにトラッシュトークも任せてください。力もあり、口も達者です(笑)。

ワールドクラスになるには全てが万能でないといけないです。まさにイスラム・マカチェフの試合を見てもレスリングも打撃も寝技も全てトップクラスです。自分はまだまだ足りないと感じています。これから、そこは勉強に行きます」

――ところでトラッシュトークも任せてくださいという言葉ありましたが、Road FCでは100秒のキックルールのような試合を組むようになりました。あの試合に関して、パク・シウォン選手はどのように感じていますか。

「格闘技としては『どうかな?』とは思っています。ただ、あの試合をフォローする人も多いですし、コア層以外にRoad FCを知ってもらうための宣伝としては良いかと。自分のやるべきことは、そうファンにMMAの方が面白いと思ってもらえるよう戦うことです」

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