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【RIZIN47】打撃で劣勢のカーライルがキム・ギョンピョをRNCで絞め落とし、2年ぶりの勝利をゲット

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
Def.3R1分11秒 by RNC
キム・ギョンピョ(韓国)

サウスポーのカーライルが右の関節蹴り、右サイドキックを伸ばす。距離が詰まるとキム・ギョンピョが左フックを振るい、下がったカーライルに右ストレートを伸ばす。至近距離の打ち合いでカーライルが右クロスを狙った。カーライルの左蹴り足をキャッチしたキム・ギョンピョがロープに押し込み、ボディロックで組む。コーナーに押し込められたカーライルが左ヒジを繰り出すも、これはキム・ギョンピョがかわした。右のオーバーフック、左腕を差し上げたカーライルが体勢を入れ替えるも、キム・ギョンピョがすぐに押し返してブレイクが掛かった。

再開後、キム・ギョンピョがオーソドックスに構えたカーライルに右カーフキックを当てる。カーライルも左を上下に散らし、右ハイを見せる。カーライルの右目上から出血が見られる。打撃が交錯したところでレフェリーが試合を中断。キム・ギョンピョの右ヒザがカーライルの下腹部を捉えたとして、キム・ギョンピョに口頭注意が与えられれ、試合再開へ。

キム・ギョンピョが右ローを放った瞬間に足を滑らせた。すぐに距離を詰めたカーライル。キム・ギョンピョはボディロックで捕らえてコーナーに押し込む。カーライルが差し返すも、キム・ギョンピョがダブルレッグに切り替えた。テイクダウンできず、離れたキム・ギョンピョにカーライルが蹴りを見舞う。ケージ中央で打ち合いからキム・ギョンピョがカーライルをコーナーに押し込み、離れ際に左を振るった。カーライルは右サイドキックで距離を取り、初回を終える。

2R、カーライルはオーソドックスに構える。キム・ギョンピョの左ジャブに嫌がる表情を見せたカーライル。キム・ギョンピョの左に右ミドルを合わせるも、サウスポーにスイッチして下がる。組んだカーライルがコーナーに押し込んでいく。左オーバーフックで捌いたキム・ギョンピョは、離れ際でパンチを浴びせ、下がるカーライルに左右フックで襲い掛かる。右前蹴りをボディに突き刺したキム・ギョンピョはカーライルの左ストレートをブロック。右ストレートを上下に散らして、カーライルにロープを背負わせる。

キム・ギョンピョのパンチに対し、明らかに嫌がる表情を見せるカーライルは左ジャブを受けて下がる。ダブルレッグを切られたカーライルには疲労も見え始めた。しかしカーライルも左フックを当ててボディロックで組んだ。カーライルがロープ際でバックに回ると、キム・ギョンピョがコーナーへ。カーライルはバックからヒザで削る。正対したキム・ギョンピョは右ヒザ蹴りをボディに突き上げ、カーライルが離れた。

最終回、キム・ギョンピョが左ジャブを突く。カーライルは右カーフキックを蹴るも、キム・ギョンピョのワンツーを受けて下がってしまう。ロープまで詰められたカーライルが首相撲から左ヒザを突き上げ、さらにダブルレッグで背中を着かせてバックに回る。立ち上がったキム・ギョンピョの背中に乗り、RNCで絞め落とした。

試合後、カーライルは「これまで3連敗中で、2年ぶりの勝利だった。サトシ選手とグスタボ選手が戦うと思うが、勝者と対戦したい」とアピールした。


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【RIZIN47】セレモニアル計量、堀口×セルジオ・クレベル×アルチュレッタに大歓声。どよめいたのは…。

【写真】デカいは分かりやすい。そんなシェミスラブ・コバルチェクの計量だった(C)MMAPLANET

都内にて、明日9日(日)東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47のセレモニアル計量が行われた。
Text by Takumi Nakamura

冒頭の榊原信行CEOの挨拶にもあったように、今大会はアメリカ、ポーランド、キルギス、韓国、カザフスタンから選手が来日する国際色豊かな大会となった。


計量ではメインの堀口恭司×セルジオ・ペティスへの声援はもちろん、クレベル・コイケ×フアン・アルチュレッタが揃って計量をクリアすると、両者の計量オーバーを心配した(?)ファンからは大歓声が起きた。

なおセルジオのセコンド、デューク・ルーファスはミルウォーキーつながりでNBAミルウォーキー・バックスのユニフォームを着用。34番=ヤニス・アデトクンボのモデルと思いきや、背中の文字は「ROUFUS」でオリジナルのものだった。

またヘビー級(120キロ以下)の上田幹雄とシェミスラブ・コバルチェクがスタージに現ると両者の“デカさ”が目立ち、コバルチェクがTシャツを脱いで上半身裸になるとどよめきも起きる。

RIZINの柏木信吾・海外事業担当も「コロナ禍もあってRIZINも70kg以下の試合が多かったのですが、久々のヘビー級の試合ということで、やっぱりヘビー級は“ザ・格闘技”という感じがしていいですね」と久々の光景に笑みを浮かべていた。

順調に進んだ計量だったが“ブラックパンサー”ベイノアと対戦するジョニー・ケースが公式計量でリミットを1kgオーバーし、セレモニアル計量にも姿を見せず。ケースはレッドカード(減点1)からの試合スタート、ケースが勝利した場合はノーコンテストという条件での試合実施となる。

■視聴方法(予定)
6月9日(日)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN47計量結果カード

<バンタム級/5分3R>
堀口恭司:60.75キロ
セルジオ・ペティス:60.80キロ

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:66.00キロ
フアン・アルチュレッタ:66.00キロ

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄:111.30キロ
シェミスラブ・コバルチェク:114.65キロ

<フェザー級/5分3R>
武田光司:66.00キロ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ:65.95キロ

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル:70.95キロ
キム・ギョンピョ:70.75キロ

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック:65.95キロ
関鉄也:65.90キロ

<ライト級/5分3R>
ジョニー・ケース:72.00キロ
“ブラックパンサー”ベイノア:70.95キロ

<キック・62キロ契約/3分3R>
梅野源治:61.95キロ
魚井フルスイング:61.65キロ

<ライト級/3分3R>
徳留一樹:70.95キロ
宇佐美正パトリック:70.90キロ

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RIZIN.47:オッズ/予想と展望

MMAの試合のみ。

徳留一樹 2.30
宇佐美正パトリック 1.57

3年前のサトシ戦以来の復帰となる徳留だが、サトシ戦の前からすでに八王子市役所の職員になることが決まっていて、実質セミリタイア状態。

宇佐美は2022年のデビュー2年目にRIZINデビュー。相手は今回同様ベテランの佐々木信治だったが、2Rまで佐々木に組み付かれる展開で苦戦し、3R目に打撃を入れての逆転勝ち。MMAでの前戦となる昨年4月のギョンピョ戦では、テイクダウン→パウンド→背中を向けたところでチョークに捕まり完敗。

徳留は34歳から3年のブランクは厳しい。佐々木戦の頃の宇佐美が相手でも難しいのでは。宇佐美KO勝ち。

ジョニー・ケース 1.15
ブラックパンサー”ベイノア 5.00

4月に大凡戦をやらかしたベイノア。極真出身でキックで王座を獲得し、AKAで1年間組技も強化してきたのでもっとできるはず。相手が井上で、負けられないという意識が働きすぎたのか。今回はそんな意識を持つ心配がない、RIZINタイトル挑戦者のケースとの対戦に。

昨年4月のアブドゥルカリコフ戦を負傷欠場したケースは1年半ぶりのMMAの試合となるが、昨年11月にはボクシングの試合にも出場しており、ブランクほどには体調の問題はなさそう。

ベイノアが検討した上でケース一本勝ち。

カルシャガ・ダウトベック 1.22
関鉄矢 4.00

6年ぶりRIZIN参戦となるダウトベックは1月のTOP BRIGHTSで松嶋こよみを1RKO。その試合を含めて5試合連続1RKO勝利。

ZST王者関はRIZINでは対日本人のみで3勝2敗。DEEPも含め、中堅クラスの日本人相手に勝ったり負けたり。

お互いストライカーだが、倒す力はダウトベックが上か。ダウトベックKO勝ち。

スパイク・カーライル 1.67
キム・ギョンピョ 2.10

現在3連敗中のカーライルだが、前戦の堀江戦はスタンドで背中に乗った状態からヒジを後頭部に入れてしまい減点されての負けで、内容では勝っていた。サトシ戦では負けたものの、サトシの極めを逃れてフィニッシュを許さず。

パトリックは宇佐美を1Rフィニッシュした後、昨年のアゼルバイジャン大会で地元選手を秒殺KO。2月に佐賀で矢地戦が組まれていたが負傷欠場。

2人ともタイトルマッチまでは行けなそうだが、この階級の日本人選手にとっては大きな壁。ギョンピョが打撃を効かせての判定勝ちと予想。

武田光司 2.50
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ 1.50

武田のフェザー級2戦目は初参戦で無敗のシェイドゥラエフに。ライトから落としてきた武田に対し、シェイドゥラエフはバンタム→63kgと上げてきて、昨年はROAD FCの63kg級トーナメント準決勝で体重オーバーし失格。

お互い組みが武器で、どちらが上回るかという試合。23歳と若いシェイドゥラエフは、組みで上を行かれて苦戦した時に弱気にならないか。一方の武田は、前回の萩原戦は組みで削りきって勝利したものの、それが精一杯でその先の攻めまで行けなかった。それが階級転向初戦だったためなのか、フェザー級での限界なのか。お互い不安要素がある。

より苦しい展開を経験している武田が競り勝って判定勝ちと予想。

上田幹雄 1.50
シェミスラブ・コバルチェク 2.50

お互いキャリア3勝同士だが、コバルチェクはアマチュアMMAでキャリアが豊富。ただし、3連続1RKO勝利とはいえ、相手の実力は微妙。

コバルチェクがどれくらいMMAでの組みができるかによる。

上田KO勝ち。

クレベル・コイケ 1.95
フアン・アーチュレッタ 1.83

フェザーでもパトリシオ・ピットブル相手に5R判定まで行っているアーチュレッタ。フィジカルの不利はおそらくない。クレベル相手にもテイクダウンで攻められるだけの組みの実力はある。金原戦のように、テイクダウンからパスの圧で削られる展開になった時の対応をクレベルが身につけているかどうか。

アーチュレッタ判定勝ち。

堀口恭司 1.36
セルジオ・ペティス 3.00

前回よりも差がついたオッズで堀口がフェイバリット。たしかに最後のフィニッシュまでは堀口が圧倒していたし、リングでの試合経験も堀口が圧倒的に上。ペティスはアメリカ大陸から時差がある海外に出ての試合も初。堀口に不安があるとすれば、一度フライに落としてからまたバンタムに体を作り直しての試合となることと、この試合へのモチベーションがあまり高くなさそうなところだが。

堀口判定勝ち。

イベント開始は9日14時予定。速報します。

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【RIZIN】徳留一樹RIZIN復帰!宇佐美正パトリックと激突!

大いに盛り上がったRIZIN.46の直後ですが、もう既に次の話題。6月9日に代々木第一体育館で開催されるRIZIN.47の追加対戦カードが発表されました。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
徳留一樹(パラエストラ八王子)
宇佐美正パトリック(Battle-Box)
鈴木千裕を無双状態に仕上げて今をときめく名伯楽となった塩田“GoZo”歩率いるパラエストラ八王子のトップ選手・徳留が3年ぶりに実戦復帰。前回ホベルト・サトシ・ソウザに三角絞めで敗れたのは2021年の話だったんですね。あれから3年の充電期間を経て現在の状態はどうなのか。全盛期の実力はライト級屈指だっただけに仕上がり具合が気になります。対する宇佐美はボクシング高校6冠の実績を持つストライカー。イケイケでヤンチャな成績はいかにもプロ向き。立ち技はめっぽう強いが、寝技になると弱さを露見しており、徳留のテイクダウンを凌ぐ事が出来るか。際の攻防が今から楽しみです。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
スパイク・カーライル(米国/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)
キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)
RIZINの常連となったカーライル。武田光司をフロントチョークで下した試合が印象的ですが、現在はホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功に連敗中。生き残るためにはこれ以上の連敗は避けたい。しかし対戦相手は地味に強いキョンピョ。前戦ではイケイケだった宇佐美をテイクダウンするとバックチョークで一本勝ちしています。そればかりかROAD TO UFCではスプリットの判定負けを喫したものの準決勝に進出。さらに遡ると2017年には現在UFCライト級のトップランカーになったアルマン・ツアルキャンに惜敗するなど、ポテンシャルの高さは折り紙。ここでカーライルに勝てばタイトル戦線に浮上してくるのは間違いないでしょう。
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【RIZINヘビー級(120.0kg)】
上田幹雄(BRAVE)
シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)
スダリオ剛にKO勝ちした事でヘビー級のトップファイターとしての期待が沸騰中の上田。極真空手出身にして全世界空手道選手権大会で優勝した実績も相まって最強幻想が生まれつつあります。そんな上田に用意された相手はポーランドのMMAイベントKSWの刺客コバルチェック。193cmという恵まれた体格にブラジリアン柔術、レスリング、ボクシング、キックボクシング、テコンドー、ムエタイを習ってきたオールラウンダーのようです。プロMMAでは3勝0敗と底が見えていないだけに、もしかするとRIZINで化ける可能性も十分。上田を慌てさせる事が出来るか。
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【RIZIN LANDMRK08】キム・ギョンピョ~白川陸斗戦へ、矢地祐介「僕の中では常にUFCという目標がある」

【写真】力説するタイプじゃなく、口調も軽く感じられるような向きがあるが、矢地の言っていることは本当に変わらない (C)TAKUMI NAKAMURA

24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAにて、矢地祐介が白川陸斗と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

当初キム・ギョンピョとの対戦が発表されていた矢地だが、ギョンピョが左ヒザの負傷により欠場。大会約3週間前に対戦相手が白川に変更となった。KRAZY BEEを離れ、新たな練習環境を整えて3年。その成果が形になりつつある中、矢地は「次の試合でまた矢地強くなったなというか『矢地にまた期待しちゃおうかな?』って、皆さんに思ってもらえる試合になる」と話す。そしてギョンピョとの戦いを希望する理由、変わらぬ目標についても語ってくれた。


──今日はCARPE DIEM広尾での取材ですが、ここではどのくらい練習されているのですか。

「2~3年前まで会員として2年ぐらい通っていたのかな。週1~2回なんですけど、道着も着て。今は橋本(知之)さんのノーギのパーソナルトレーニングを受けています。ここはアクセスもしやすくて、YouTubeの撮影で使わせてもらっていたジムで、橋本さんという組み技のトップの人がいるのでパーソナルをお願いしました」

――橋本選手のパーソナルトレーニングはいつから始めたのですか。

「本当に最近で、今年に入ってからです。それまで柔術からは離れていたんですけど、改めて考えると自分は寝技の基礎の部分が抜けていて。あらゆる面で基礎・基本、『これってどうやるんだろう?』みたいなところから学び直す上で、柔術のスペシャリストに聞くのが一番早いなと思ったんです。だから橋本さんには本当に基本的なことを聞いていますね。『手の位置はどこでしたっけ?』とか『この場面ってどう動けばいいんですか?』みたいなことを、今改めて習っている感じです」

──矢地選手もキャリアが長くなってきて、基礎的なことを端折ってしまっていた部分もあるのでしょうか。

「今まではフィジカルと運動神経、自分で言うのもなんなんですけど、センスでなんとかなっちゃっている感じだったんです。それが通用しなくなってきたのがここ3~4年で、そこで新たに(取り組む)っていう感じですね」

──ロータス世田谷でも練習されていますが、それとも違うものですか。

「八隅(孝平)さんも色んなことを教えてくれるんですけど、ロータスはMMAの練習なんですよね。それよりももっと寝技の基礎的な部分というか、スパーリングじゃなくて(技を)頭に入れるための作業・座学みたいな感じです」

――対人練習はなし・テクニック練習のみという形ですか。

「はい。これに関しては何が正解か分からないですけど、今は1日1回しか練習してないんです。なんでかと言うと、一つの練習の強度が高くなってきて、練習するメンツ的に自分の動きが通用しない場面もあるので、一つ一つの練習を集中してやる。そして頭に(技術を)入れる時間が欲しいと思っていて、それをやっている感じですね。技術のインプットがないと伸びないし、それを取り入れている感じです」

──実際に寝技のパーソナルトレーニングを受けて、MMAの動きで変わってきたところはありますか。

「八隅さんとの練習でもそうなんですけど、この状況で何をすべきか、この状況で相手が何をしてきたらどうする、相手がこう攻めたら、俺はこうする………そういうことを場面・場面でしっかり理解することができて、落ち着いて戦えるようになってきましたね」

──昨年6月のザック・ゼイン戦の一本勝ちもまさに場面・場面でやるべきことをやって、相手を型に嵌めた戦いに見えました。

「まさにそれですね。この時に自分はどうするか。相手がこういうリアクションをしてきたらこうして先手を取って、最後に首を絞めるとか。そういうことを考えて戦っていました」

──自分の中で新たなスタイルに開眼しましたか。

「開眼したと思います。MMAの組みに関しては全然違ったものになっているし、打撃に関しても同時期に宮川(峻)っていうトレーナーについてもらって、ずっとやっている中で、組技と同じでこういう時はどうする、こうしたら相手がこう動くからこうするみたいなことを理解し始めたので、今までとは全然変わっていますよ」

──宮川さんは矢地選手の高校の同級生なんですよね。

「そうです。僕と宮川と佐藤天が同級生で、宮川も元々プロだったんですけど、頭の病気(先天性のくも膜のう胞)が発覚して引退しちゃったんです。それからはリバーサルジム東京スタンドアウトでトレーナーをやっていて、今はLIT GYM TOKYOの代表で。ちょうど僕がKRAZY BEEを離れた段階で、ミットを持ってくれるパートナーを探していて、パッと思い浮かんだのが宮川で、何回かミットを持ってもらっているうちに、こいついいなと。ミットを受けるだけじゃなく、技術指導的なこともいいなと思えてきて、それで本格的にトレーナーとして指導してもらえないかとお願いしました」

──高校の同級生→同じプロ選手→選手・トレーナーという関係なのですね。

「そうですね。で、やっぱり僕レベルですら、年齢も重ねて指導者が気を使ってくることも多くなって(苦笑)。その中で彼はタメで、良い意味で同級生で、色んなことを言い合える関係性なんです。僕が出来てないことはしつこく指摘してくれるし。あと彼は格闘技そのものが好きで、選手のトレーナーをやるのも僕がほぼほぼ初めてなんですよ。それにもすごくやる気になってくれているし、親身になってくれている。

彼はトレーナー用のパーソナルトレーニングを受けたり、色んなことを取り入れているみたいで、そういう意味でトレーナーとしてすごくいいなと。時期的には川名雄生戦から八隅さん&宮川体制になって、勝ち負けはあれど、自分の中で1戦1戦成長を感じられているんで『いいね!いいね!』が続いている感じです」

──どうしてもジムを離れると、練習環境が崩れて伸び悩む選手もいますが、矢地選手の場合は新体制がハマっているわけですね。

「本当にいい出会いがありましたよね。自分と八隅さんの関係もそうなんですけど、KRAZY BEEでKIDさんの下でやっていたことでいろんな人と繋がりができて、いい環境を作ることが出来ました」

──そういう手応えがあったにも関わらず、昨年はなかなか試合が組まれなかったという…。

「そうなんですよ(苦笑)」

──正直、試合がなかなか決まらない状況はどう思っていましたか。

「本当に最悪でしたよ。ストレスも溜まって。今の体制になって3年ちょっとかな。去年の頭辺りからだいぶ形になってきて、あとは試合でいろんなことを試そう、課題や修正点を見つけて修正しよう、そこを繰り返していこうと思っていたんです。ゼイン戦がほぼ組みの展開で、組みに関してはやりたいことができたけど、打撃をもうちょっとやりたかったなとか、次はもうちょっと打撃を試してみたいなとか。そういう考えがある中で、なかなか試合が決まらず、試合で試せない期間が続いていたんで、もどかしかったです」

──言える範囲で構いませんが、オファーそのものはあったのですか。

「10月の名古屋大会(RIZIN LANDMARK 6)も大晦日もオファーが来て、相手の候補もいたんですよ。自分は2連勝中だったし、もっと挑戦させてほしいと思う相手ではあったんですけど、自分はやるつもりで返事もしていて。それでも最終的に試合が流れちゃって、キャリア初の年1で終わりました(苦笑)」

──選手としては一番ストレスが溜まるパターンですよね。ようやくキム・ギョンピョ戦が発表されたら、今度はギョンピョが負傷欠場で、白川陸斗選手に相手が変わることになりました。

「色んなところで言っていますけど、僕はずっとキム・ギョンピョとやりたかったんです。彼は僕が出たくても出られなかった『Road to UFC』に出てベスト4になっている。ようはUFCの一歩手前にいる選手ですよね。アジアのなかでそういう位置にいる選手とやることで、自分の立ち位置がどこなのかを知りたかったし、このレベルの選手とどこまでやれるかを知りたくて、ギョンピョはずっと戦いたかったんです。だからマジで念願叶った!と思っていたら、まさかの欠場で。欠場の連絡があった時は最悪でした」

──そこで試合はやらないよりはやりたいと思ったわけですか。

「そうです。結局代替の選手のオファーが来て、白川選手ともう一人候補がいて『白川選手はやると言っています。もう一人はこれからオファーします』ということだったんで、僕は白川選手が受けると言ってくれてるんだったらやりますという返事をして、すぐ決まった感じです」

──対戦相手として白川選手にはどのような印象を持っていますか。

「ボクシングが上手いっていうのかな、強いて言えば。近い距離でのコンビネーションとかスピードだったりっていうのは上手いのかなと。ただパンチ力がある感じでもないし、かと言って近い距離を好んで戦う選手でもない。意外と繊細に遠目な距離設定をしている印象です」

──僕も「FIGHT CLUB」(MMAグローブのキックボクシングルール)で白川選手の試合の解説をしたのですが、キックボクサー顔負けの綺麗な打撃をする印象でした。

「慎重ですよね。ちょっと相手がフェイントをかけたらすぐパッと下がったり、繊細で上手に戦うなぁと思います。逆に組みはそんなにかなっていう」

──実績・キャリア的なことを考えると、矢地選手にとってはきっちり勝って次に進みたい試合だと思います。

「もし相手がギョンピョだったら、僕とは似たもの同士で、お互いのせめぎ合いの中でミスした方が負けみたいな戦いになって、最善をチョイスし続けなければいけない試合だったと思うんです。白川選手をナメてるわけじゃないですけど、そういう意味ではギョンピョと違って色んなことを試せる相手なのかなとは思います」

──ギョンピョ戦は流れてしまいましたが、ここからは一戦一戦、自分の立ち位置が分かるような相手・試合をやっていきたいですか。

「やっていきたいですね。やっぱり自分は強い選手とやりたいし。自分で言うのは嫌なんですけど、年齢も年齢で、キャリアもベテランと言われるところに差し掛かっているんで、その時の自分に合った対戦相手をチョイスしたい気持ちもあります。そういう意味でちゃんとキャリアを重ねていきたいなと思うし、技術的なことも含めて自分のテーマに沿った相手とやりたいです」

──僕自身、MMAの取材から離れていた期間もあるのですが、矢地選手のなかにはUFC出場だったり、UFCレベルの選手と戦って勝ちたいという想いがあるのですか。

「やっぱりUFCには出たいですよ。UFCのチャンピオンになりたいなんて、口が裂けても言えないですけど、UFCに出たいという目標は変わらずずっと持っているから、UFCリリース組だとかUFC一歩手前ぐらいの選手とやりたいです」

──その目標はずっと変わらずなんですね。

「変わらないです。2022年の大晦日の木村“フィリップ”ミノル選手戦(※ミックスルール)も、そのために受けた試合だし。あの試合が発表されて結構『なんだよ、矢地』とか『そういう路線に行くの?』みたいに言われましたけど、僕的には『いやいや。あの試合にもテーマがあるから』って。自分にはああいうストライカーに立ち向かう・やり合う技術が必要で、それは練習だけじゃ身につかない。試合の生の感覚だからこそ得られるものがあるんです。そう思っているときにオファーが来たから、喜んでやりますと(試合を受けた)。木村選手と戦って上手く立ち回ることができたら、それはMMAにも必ず活きるし、自信にもなると思って試合を受けたんです。だから僕の中では常にUFCという目標があって、それに向けて考えて行動しているんですよね」

──どれだけストライキングが強い選手と練習したとしても、試合という場で経験するものとは違いますからね。

「僕自身、普段の練習では上手くできていても、いざ試合になってダメな部分が出るというのを、最近の試合で経験しちゃっているんで。やっぱりいくら練習しても、試合でそこが強い相手と対峙すると苦手な・ダメな部分が出るものなんです。僕もRIZINで長く試合をやってきて、みんなに『またその負け方かよ』と思われているかもしれないけど、それが僕の弱点であって、悪い癖が抜けていない。それを修正するのは試合をやって自信をつけるしかないし、木村戦はそういう考えのもとでのチョイスだったし、これからもそうやって強くなるための試合をしていきたいです」

──改めて矢地選手が試合の目的と意味を持って戦っていることが分かりました。それでは最後に矢地選手の試合を待っている人たちにメッセージをいただけますか。

「相手が代わっちゃって色々あったんですけど、試合ができる喜びを噛み締めて頑張りたいと思います。次の試合でまた矢地強くなったなというか『矢地にまた期待しちゃおうかな?』って、皆さんに思ってもらえる試合になると思うし、今回は流れちゃいましたけど、キム・ギョンピョとは絶対にやりたいし、それはRIZINにも伝えています。そういうところも楽しみにしていてほしいです」

■視聴方法(予定)
2月24日(土)
午後12時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN】白川陸斗、矢地祐介の発言に怒りあらわ「ホンマにしばき回す」 『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』公開練習

24日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(SAGAアリーナ)で、矢地祐介と対戦する白川陸斗が19日、都内の所属ジム「JAPAN TOP TEAM」で公開練習を実施。RIZINのYouTubeで公開された動画で、矢地の「白川選手はリスクはないが、こっちはデメリットしかない」という発言に対して、怒りをあらわにした

同大会ではライト級の「矢地祐介vs.キム・ギョンピョ」が決定していたが、キムのケガによる欠場のため、1階級下のフェザー級の白川が代打で出場する。

●RIZIN LANDMARK 8 in SAGA対戦カード
ルイス・グスタボvs.堀江圭功
摩嶋一整vs.今成正和
矢地祐介vs.白川陸斗
大島沙緒里vs.クレア・ロペス
芦田崇宏vs.鈴木博昭
瀧澤謙太vs.野瀬翔平
伊藤裕樹vs.上田将年
阿部大治vs.押忍マン洸太
寺田匠vs.冨永武聖
(オープニングファイト)
RYOGA vs.堺龍平
八尋大輝vs.荒木雄登
REITO BRAVELY vs.古村匡平
般若HASHIMOTO vs.力斗
石郷慶人vs.片島聡志

#RIZIN #RIZINLANDMARK #白川陸斗

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2.24『RIZIN LANDMARK 8』矢地祐介の対戦相手がキム・ギョンピョから白川陸斗に変更

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 RIZIN3連勝を狙う韓国のキム・ギョンピョは、練習中に左膝の前十字靭帯と後十字靱帯の一部を断裂したため全治8週間との診断が下り今大会は欠場となりました。

キム・ギョンピョに代わり白川陸斗が契約体重は70.0kgで矢地祐介と対戦することが決定いたしました。

矢地祐介 コメント

 こんにちは。矢地祐介です。発表の通り対戦相手が変更となりました。まず初めに、急な対戦オファーを受けて頂いた白川選手、ありがとうございます。昨年の6月以降対戦相手が決まらず、なかなか試合が実現しない中でさらに今回のようなアクシデントでまた試合が流れてしまうのか、ととても気を落としていたので、対戦を受けてくださりとても感謝しています。対戦予定だったキム・ギョンピョ選手は前戦以降ずっと戦いたいなと思っていた選手でやっと実現した試合だったので今回試合が実現しなかったことはとても悔しい気持ちでいっぱいです。また近い将来に対戦が実現することを願っています。対戦相手は変わってしまいましたが、自分がやることは変わらず、目の前の相手を倒し、勝利することなので、あと少しの期間しっかり集中して必ず勝利します。初の佐賀大会に相応しい試合をします。 応援よろしくお願い致します。

白川陸斗 コメント

 皆さんご無沙汰しております。白川陸斗です。昨日この試合のオファーを受けて正直びっくりしましたが、迷わずやると返事させてもらいました。一階級上で相手はヤッチ君。厳しい戦いになるのは覚悟の上ですが、この試合俺が勝ちます。フェザー級のベルト巻くにはライト級の中堅選手ぐらいKOしとかないとね!佐賀大会盛り上げる為に初っ端から全開で行きます。ヤッチ君、お祭り男ならバチバチに殴り合いましょうや。

 白川陸斗は9月の『RIZIN.44』で中原由貴に判定負けして以来の試合。


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【RIZIN46→LANDMARK9】神戸大会はケージ仕様に。ライト級王者サトシがK太郎とノンタイトルで激突

【写真】サトシと対戦する中村K太郎は通常営業のポーズ(C)MMAPLANET

31 日(水)、東京都内で、3月23日(土)に兵庫県の神戸市ワールド記念ホールで開催されるRIZIN46改めRIZIN LANDMARK9の追加カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見の冒頭で榊原信行CEOから、当初ナンバーシリーズとして発表されていた今大会がLANDMARK=ケージを使用する大会となることが発表された。会見で発表されたMMAルールの試合は、ライト級=ホベルト・サトシ・ソウザ×中村K太郎(ノンタイトル戦)、ウェルター級=イゴール・タナベ×ストラッサー起一、フライ級=山本アーセン×柴田MONKEY有哉、フェザー級=久保優太×高橋遼伍、バンタム級=金太郎×ダイキ・ライトイヤー、フライ級=中村優作×アルマン・アシモフ、ヘビー級=貴賢神×コーディー・ジェラベック、フェザー級=高木凌×西谷大成の8カードだ。


キックボクシングルールの試合も組まれ、70キロ契約=憂也×蛇鬼将矢、56.5キロ契約=赤平大治×吉岡雄希、57.5キロ契約=松山瞬×櫻井芯、53キロ契約=野田蒼×上村雄音の4カードが発表されている。また。2月24日(土)にSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK8で矢地祐介と対戦予定であったキム・ギョンピョがヒザ靭帯の負傷により欠場となり、白川陸斗が矢地と対戦することとなった。

ここからは会見での挨拶と、MMAPLANETからの質問に対する回答を書き記したい。

ホベルト・サトシ・ソウザ
「最近は試合をしていないけど、今年も頑張ります。RIZINのライト級でもっと面白い試合を見せたいから、今年ももっと頑張ります。(K太郎が兄のマルキーニョスに勝っていることについて)絶対にその質問が来ると思っていた(笑)。でも私は全然気にしていない。兄も『良い試合になる。絶対に勝てる』と言っているから」

中村K太郎
「サトシ選手という強い相手とライト級で戦えるのは光栄です。頑張ります。(かつて兄のマルキーニョスに勝っていることについて)今、言われるまで僕も言えていなかったのですが、事あるごとに『マルキーニョス、俺に負けているぞ』と言ってやろうと思います。試合中もボソボソ『マルキーニョス、俺に負けているぞ』と言って、メンタルを乱してやります」

イゴール・タナベ
「今回の相手は日本から世界で活躍してきたストラッサー起一選手ですが、自分が世界一になるためには必ず越えなければいけない壁です。必ず1Rで一本を極めます」

ストラッサー起一
「自分は24歳の時にド素人で格闘技を始めました。当時は『UFCに行く』と言って、みんなにバカにされながら、それを糧にして頑張ってUFC、Bellator、RIZINで戦ってきました。42歳の今でもRIZINのチャンピオンを目指しています。『もうできひん』『もう引退しろ』という声もあります。その言葉を力変えて、しっかりイゴール・タナベ選手を倒し、30~50代の方に勇気とか感じてもらえたらと思います。熱い試合をします」

高橋遼伍
「自分は今まで海外で試合していたのですが、ずっとRIZINに出たかったので念願が叶いました。自分は実家が明石で、神戸は隣町なので、地元開催という一つで二つ美味しいことが起こりました。今このキャリアになっても新しいことにチャレンジできるのが、凄く嬉しいので、しっかりRIZINを盛り上げたいです」

久保優太
「対戦相手の高橋選手は、RIZINファンの方は聞きなれない名前の選手かもしれません。修斗のチャンピオンで、ONEでも活躍していて、トップクラスの選手だと思っています。その選手に挑戦できるのは、凄く嬉しいです。常々言っているとおり、僕はRIZINのチャンピオンになることが目標です。この勝利が目標達成のための第一歩になると思っています。自分の格闘技人生の集大成を見せたいです」

西谷大成
「去年の6月、北海道で大きな花火を打ったのですが、うまくいったかどうかは結果的によく分かりません。今年初めての試合ということで、気合い入れて練習してきました。今回も跳びヒザで勝てるように頑張ります」

高木凌
「前回は負けて、イチから全て見直してきました。西谷選手は自分との試合の前にブレイキングダウンに出るみたいで、そこはサクっと勝ってもらわないと困ります。跳びヒザで勝つと言っていますが、跳びヒザで来たら右でブッ倒すので楽しみにしておいてください」

山本アーセン
「自分は寝技の相手には良いところを見せて最後に負けたりだとか、良い結果を出せていないので。今回も黒帯だと聞いているので、自分の壁を超えて、しっかり1Rで終わらせられるように頑張って、また本戦に呼ばれるような選手になろうと思います」

柴田MONKEY有哉(コメント代読)
「まず初めにDEEP佐伯代表、DEEP関係者の皆さん、RIZIN関係者の皆さん、僕を起用してくださり、ありがとうございます。僕の夢はPRIDEです。そして、現在に蘇ったPRIDがRIZINだと思っています。そんなRIZINで、レスリングの世界を獲ったアーセン君と戦えることは、異種格闘技戦に近いPRIDEのような戦いができるんじゃないかとワクワクしています。RIZIN初参戦ですが皆さん、応援のほど宜しくお願いします」

ダイキ・ライトイヤー(コメント代読)
「前回に続きオファーを下さったRIZINの関係者の皆さん、ありがとうございます。3月23日は自分の地元・神戸でのRIZIN開催です。そして対戦相手が金太郎。試合が面白くならないはずがありません! 自分も大人しくしているつもりはないので、金太郎選手をしっかり倒して、会場も、神戸も、RIZINも盛り上げようと思っています。修斗で積み上げてきたものを全て出しきり、必ず勝ちます! 神戸の皆さん、ダイキ・ライトイヤーの応援よろしくお願いします!」

金太郎
「この1年、格闘技にしっかり向き合ってきました。次の試合で、その成果を見せます」

榊原CEO
「神戸は追加でキックの試合を1試合、2試合追加できるかなと思います。神戸と佐賀、LANDMARK2連戦で、この2024年シーズンを占うような、シーズンを引っ張ってくれるような選手が誕生してくれると嬉しいです。今年も10大会ぐらいを予定しています。そこに参戦していただく機会も増えるかと思います」


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RIZIN LANDMARK8:矢地 vs. ギョンピョ、浜崎 vs. クレア・ロペスなど主要カード発表。

ライト級
矢地祐介
キム・ギョンピョ

一時はライト級エース候補だった矢地だが、サトシとグスタボに連敗。昨年は6月の北海道大会で5連敗中のザック・ゼインに1Rチョークで勝ったのみで、なかなか試合が組まれなかった。北海道に続いて九州とドサ回りが続くが、勝って3連勝となるか。

ギョンピョは2022年のRoad To UFCで優勝したインドのアンシュル・ジュビリに判定負けで敗退。昨年4月のRIZIN初戦では宇佐美正パトリックにキャリアの差を見せつける圧勝。11月にはアゼルバイジャン大会に出場して地元のラギモフを秒殺KOしている。

女子スーパーアトム級
浜崎朱加
クレア・ロペス

元王者浜崎は2021年にノンタイトル戦で伊澤にTKO負けで、デビュー以来初の日本人選手相手の敗戦。22年4月、タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチでも敗れて王座から陥落した。女子アトム級GPでは準決勝でパク・シウに判定負け。41歳になった昨年は試合をしておらず、1年5ヶ月ぶりの復帰戦となる。タイトル戦線に踏みとどまるためにも負けられない試合。

ロペスは昨年4月、RIZINデビュー戦でRENAに足での膝十字で勝利。2戦目で早くも伊澤のタイトルに挑戦したが、ニンジャチョークで秒殺一本負け。

フェザー級
芦田崇宏
鈴木博昭

元DEEP王者で、RIZINデビュー戦で萩原に1R一本勝ちした時点では、まだ始まったばかりのフェザー級トップ日本人選手だったはずの芦田だが、地味さが災いしてか試合が組まれず、ようやく組まれると金原・アグォンに連敗。中田に地味勝ちしたものの、昨年5月にはRIZIN3連敗中の摩嶋に一本負け。地味強ばかりと当てられている。

MMA転向から3勝3敗の鈴木だが、勝った試合は序盤に打撃がヒットしてのKO勝ちで、あとは判定負け。打撃勝負に付き合ってもらえない相手だと厳しいままだと、これ以上RIZINで使い道がないのでは。生き残りがかかった試合。

バンタム級
瀧澤謙太
野瀬翔平

4連敗中でリストラギリギリの瀧澤が地元九州勢の野瀬と対戦。野瀬は一昨年、もっとも知名度が低い中でRoad To UFCに出場したが、準決勝で中村倫也に完敗。中村という厳しい相手だったためか、昨年も出場のチャンスが与えられたものの、一回戦でスプリット判定負け。現在修斗ではノーランカーだが、先月ランカーの神田T800に勝利したので、1月度ランキングには入ってくる見込み。

フライ級
伊藤裕樹
上田将年

伊藤は昨年5月にアーセンにタックルからコントロールされ判定負け。超RIZIN.2にはヒロヤの相手枠として出場し、テイクダウンに手こずってのスプリット判定勝ち。地元相手でのLANDMARK.6ではまたも僅差の試合でのスプリット判定勝ち。

上田もジモティ枠。上田将竜のリングネームでパンクラスに参戦していたが、タイトルには届かず。昨年11月に地元福岡で行われたBLOOM FCでは本名に戻し、モンゴルのオトゴンバヤルに判定勝ち。

ウェルター
阿部大治
押忍マン洸汰

阿部はストラッサーに判定勝ちするなど3連勝したが、DEEPで鈴木槙吾にまさかの一本負けで王座陥落。昨年7月にはイゴール・タナベ相手にミドル級で体重ハンデマッチを組まれ、パンチを効かせる場面もあったが一本負け。ウェルター級に落としたタナベが大晦日に試合が組まれているのに対し、1年4ヶ月ぶりに本来のウェルターで試合を組まれた阿部は福岡でジモティ選手と対戦。RIZINウェルター級では3戦0勝とトップの戦績にもかかわらず不遇。

福岡出身の押忍マンはハードパンチャーで、パンクラスでは勝っても負けてもフィニッシュ決着で盛り上がる試合をする選手。

フェザー級
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

福岡出身の田中は2022年に40歳で修斗に復帰すると、2連勝で先月SASUKEのタイトルに挑戦したが、3RKO負け。相手のラギモフはアゼルバイジャン大会のジモティ枠で、ギョンピョに秒殺KO負け。今回はケラモフの抱き合わせ出場か。

今回発表された地元勢は、地元でなければRIZINに出てくるレベルではないので、正直勝っても次にRIZINに出るチャンスが与えられるとは思えない。しかし、北海道大会の後藤のように、インパクトのある勝利なら次のチャンスもあるかもしれない。

これに加えてジモキック1試合、オープニングファイト5試合(字もキック3試合とジモMMA2試合)。

メインは長崎出身の堀江 vs. グスタボになるとのこと。

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【RIZIN】速報中!RIZIN LANDMARK 8 追加対戦カード発表!


2月24日に佐賀県のSAGAアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 8 in SAGAの追加対戦カード発表記者会見が行われました。果たしてどんなカードが飛び出してくるのか。オープニングも含めて13試合発表するとの事!

【RIZIN MMAルール 71.0kg】
矢地祐介
キム・ギョンピョ

【RIZIN MMAルール 49.0kg】
浜崎朱加
クレア・ロペス

【RIZIN MMAルール 66.0kg】
芦田崇宏
鈴木博昭

【RIZIN MMAルール 61.0kg】
瀧澤謙太
野瀬翔平

【RIZIN MMAルール 57.0kg】
伊藤裕樹
上田将年

【RIZIN MMAルール 77.0kg】
阿部大治
押忍マン洸太

【RIZIN MMAルール 66.0kg】
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

【RIZIN キックボクシングルール 58.0kg】
寺田匠
冨永武聖

本戦8試合は常連選手にご当地出身の新規参入選手をミックスした下剋上スタイル。初参戦組は爪痕を残してレギュラー獲得なるか。なかなか面白いマッチメイクじゃありませんか。詳細は追って!