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【LFA181】複雑すぎる背景の暫定フライ級戦。東南アジア対決=リー✖タン&豪州のトムソンにも注目!!

【写真】暫定フライ級王座決定戦は、リカバリー合戦でもあるかのようなシケイラとヘルナンデスのカツカツ計量(C)LFA

5日(金・現地時間)、ミネソタ州プライヤーレイクのミスティックレイク・カジノホテルでLFA181「Siqueira vs Hernandez」が開催される。
Text by Manabu Takashima

同大会のメインではイゴール・シケイラ×アイマール・ヘルナンデスのLFA暫定フライ級王座決定戦が組まれている。もともと同大会ではLFAフライ級王者エドゥアルド・シャポリンが、ヘルナンデスの挑戦を受ける予定だった。


しかしシャポリンの負傷を受けて、一度はヘルナンデスがジョーダン・ハリスとヘッドラインを戦うことが決まったももの、ハリスまでが負傷欠場となってしまう。

時を同じくしてフライ級タイトルコンテンダーのシケイラは、1週間前のルイビル大会でケヴィン・フェルナンデスと再起戦を行う予定だったが、フェルナンデスも同大会の負傷欠場が決まった。

フライ級ファイターの連続負傷欠場という異常事態を受けてLFAでは、昨年6月にコディ・デイヴィスとの王座統一戦に敗れたシケイラの試合を1週間後にスライドさせ、フェルナンデスとの暫定王座を組むこととした。

シケイラはキャリア9勝2敗、KO勝ちが3試合で一本勝ちが4試合というウェルラウンダー。ややクラウンチングの構えながら、跳ねあがるようなハイキックやクリンチの状態で一瞬のジャンピングギロチンを仕掛けるなど、瞬発系の動きを信条とする。

対してヘルナンデスはアマチュア時代にはフェザー級でも戦っていたファイターで、元はルーファスポート所属だったが、チーム・アルファメールに移籍。ユライア・フェイバー率いるA1 Combatで5勝0敗の戦績を残し、通算7勝ながら負け知らずの選手だ。

倒されずに打撃を入れるフェルナンデスの馬力と、一瞬の爆発力が武器のシケイラの一戦は、フライ級特有のスピードは当然として、パワーという一面が鍵を握るタイトル戦になるやもしれない。

またセミのバンタム級戦はベトナムから米国に移り住んだクォン・リーと、ミャンマー系のティオル・タンというアジア系同士のマッチアップとなった。グラップラーと思いきや、プロ7連勝目の勝利をハイキックで飾ったリーに対し、タンはONEでデビューし6試合(※1試合はNC)をアジアで過ごし、1年4カ月前にLFAで北米デビュー。その後はルイジアナ・ベースのAll in Combatで2勝1敗をキャリアを積んでLFAに戻ることになった。

人種のるつぼ米国にあっても、珍しい東南アジア系対決が今度どのようにバンタム級戦線に影響を与えることになるか。

またコメイン前にアルファメール所属、豪州の若馬アイザック・トムソンが出場。タイトル挑戦権獲得王手となろう5連勝を賭けてコンテンダーシリーズ・ベテランのハシャーン・フヒトならぬシャヒーン・サンタナと戦うフェザー級の一戦も注目だ。


■視聴方法(予定)
4月6日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA181メイン対戦カード

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分5R>
イゴール・シケイラ(ブラジル)
アイマール・ヘルナンデス(米国)

<ライト級/5分3R>
クァン・リー(ベトナム)
ティオル・タン(ミャンマー)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・トムソン(豪州)
シャヒーン・サンタナ(米国)

<バンタム級/5分3R>
アンジェロ・ロブレス(米国)
キベディ・ゴードン(イスラエル)

<バンタム級/5分3R>
サントス・ヴェルディネス(米国)
キーガン・ウィットベック(米国)

<ミドル級/5分3R>
ウェズ・シュルツ(米国)
アドランド・ベンソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アルヴィン・ヘインズ(米国)
ジャスティン・スミス(米国)

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【LFA180】ブラジル在住イスラエル人ファイターのゴードンが、逆転負け直前のRNCを防ぎ判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
キベディ・ゴードン(イスラエル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アンジェロ・ロブレス(米国)

2年前からリオに住むイスラエル人ファイターのゴードン。サウスポーのロブレスが左ハイを見せる。ゴードンは右三日月から左のカウンターを入れ、右クロスを決める。倒れながらシングルでスタンドに戻ったロブレス、その構えからも打撃は苦手そうに見える。ゴードンは右ミドルを放ち、ヒザ蹴りを掴みに掛かる。足を抜いたロブレスはワンツーで前に出る。真っ直ぐ下がったゴードンが左を被弾するが、ダブルレッグを思い切り右腕を差して切る。ロブレスは左ミドルを決め、左ストレートをヒット。ゴードンはパンチに力が入っている。それでも右ミドルを決蹴り込んだゴードンは、蹴り足をキャッチして足払いを決める。

ゴードンはスタンドで待ち受け、ワンツー。ロブレスは構えはワキが締まり過ぎて、不格好だが、その位置からまっすぐ拳を伸ばし精度も悪くない。逆にパワフルだが、振り回し系のゴードンは、最初の右クロスでダウンを奪ったリードを守った形だ。

2R、右ジャブから左を伸ばし、左ミドルを蹴ったロブレスがダブルレッグへ。ゴードンはケージに押し込まれるが、回って離れる。左右のフックで圧を掛けたゴードンはケージを背負ったロブレスに三日月を蹴る。左ストレートをヒットさせ、ワンツーを決めたロブレス。ゴードンは勢いはあるが、攻撃が粗い。それでも右フックでダウンを奪ったゴードンは、立ち上がったロブレスの腹を蹴る。ロブレスのシングルレッグで倒されながら、その勢いを利用して後方回転から立ち上がり、バックを取ったゴードン。RNC狙いに胸を合わせたロブレスが、逆にスクランブルでバックを取る。

乗り過ぎで落とされたロブレスは引き込み、ゴードンが一気に背中に回りつつRNCを狙う。強引すぎる絞めは極まらなかったが。再びフックの前にワンアームでRNCを仕掛けたゴードンがこの回も取った。

最終回、ローからワンツーのゴードンだが左フックを打たれ、ダブルレッグでテイクダウンを奪われる。ハーフからパスのロブレスは足を戻しつつスクランブル&レッスルアップのゴードンにギロチンを仕掛ける。頭を抜かれ試合がスタンドに戻ると、ゴードンが蹴り足をキャッチして軸足払いでテイクダウンを決める。ロブレスの三角狙いを防いだゴードンはボディロックで抑える。ロブレスは右腕を差し、ケージを背負って立ち上がろうとする。バックに回ったゴードンは、前方に崩してもここもRNCを狙う。ロブレスは乗り過ぎのゴードンを前方に落とし、バックへ。ロブレスもまた乗り過ぎで落とされると、クルスフィックスからRNCを狙われる。胸を合わせスクランブルでバックを取ったロブレスは、一瞬のマウントからバックグラブに移行し、ボディトライアングル&RNCへ。

残り30秒を切り、逆転を賭けたタイトな絞めにもゴードンがヒジを押し上げてディフェンスに成功する。このままバックを許していたが、タイムアップに持ち込んだゴードンが3-0で判定勝ちを収めた。


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