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【LFA184】ギルバート・ナカタニ、ダウンを喫するもレッスル&パウンドで挽回。ゴミスからTKO勝ち

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
Def.2R3分02秒by TKO
ガブリエル・ゴミス(ブラジル)

構えを変えるナカタニの右の蹴りをキャッチしたゴミスが、右のパンチを振るう。ゴミスは左右に回りカーフから左ジャブをヒット。ナカタニはジャブ、カーフを受けて前に出ると右フックを被弾してダウンする。すぐに立ち上がっても連打を受けて後方に崩れる。ここからシングルで組みつきリズムを変えようとしたナカタニだが、ゴミスは引き続きジャブを当て右ミドル、さらに蹴り足を掴みに掛かる。と、スリップしたゴミスに組みついたナカタニが、リフトしてテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったナカタニは両足をフックしてパンチからパームトゥパームで絞め、ゴミスの動きにマウント、さらにバックと態勢を変えながらパンチを打っていく。

ゴミスが立ち上がると、ナカタニはフックを解いて離れる。序盤の打撃戦では不利だったナカタニだが、ここで前に出ての左右のフックが決まる。最後にカーフを連続したナカタニ、ゴミスはスタミナを切らしたように見えた。

2R、すぐに圧を掛けるナカタニの右フックでゴミスがダウン。立ち上がり際にサイドバックのナカタニが、ハーフネルソンで前方に崩してパンチを連打する。亀で動けないゴミスはネルソンを解いたナカタニのパンチを受け続ける。リストコントロール&パウンドのナカタニが鉄槌、パンチ、そしてハーフネルソンで立たせないようにコントロールする。

2分30秒、殴り続けるナカタニはやや動きが落ちたかと思われたが、ペースを落とすことなく後方からワキ腹、頭部にパウンドを落とす。ついにレフェリーのクリス・レーベン(!!)が試合を止めた。


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【LFA184】メキシカン・ジャパニーズで米国人。ギルバート・ナカタニがLFAフライ級戦線に殴り込み

【写真】メキシコの血が強く感じるのは、日本人からの見方なのか (C)LFA

17日(金・現地時間)、カリフォルニア州コマースのザ・コマース・カジノ&ホテルでLFA184「Diaz vs Lewis」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインイベントはライトヘビー級3回戦=オジー・ディアズ×ベヴォン・ルイスの一戦だ。元LFAミドル級王者ディアズは2年2カ月前に同会場でベルトを巻いている。その4カ月後にコンテンダーシリーズに挑むも、ジョー・パイファーに敗れてUFCとの契約はならなかったが、これを機にライトヘビー級に転向し、今回が205ポンドで2度目の試合となる。

対するベヴォン・ルイスはコンテンダーシリーズに2度挑み世界最高峰に進んだキャリアの持ち主だ。オクタゴンでは1勝3敗と結果を残せずリリースされ、さらにはPFL Challenger Seriesでも敗れており、キャリアの再構築を賭けて4年1カ月振りのLFA登場となる。


そんなLA郊外の大会で注目したいのはメインカード第1試合に出場するギルバート・ナカタニだ。名前の通り日本人の血が流れるナカタニは、メキシカン・ジャパニーズで米国籍を持つ。高校でコーチをしていたこともあるレスリングがベースのナカタニは早くに母を亡くし、育ての親といえる祖母を亡くしたことでメインイベントをキャンセルしたことがある。

プロ6勝は全てLights Out Xtreme Fightingで挙げたモノで、A1 Combatで唯一の黒星を喫したナカタニにとって、今回がLFA初陣となる。アマで10勝2敗のレコードを持ち、目標は当然のUFCと公言。そのためにLFAのベルトを狙うナカタニだが、今大会には前王者コディ・デイヴィスも出場し、ハワイのフィニッシャー= ロドニー・ケアロヒを相対する。

正規王者エドゥアルド・シャポリン、暫定王者イゴール・シケイラが君臨するLFAフライ級戦線。デイヴィスはシケイラとの王座決定戦で手にしたベルトをシャポリンに敗れて失っており、完全な三角関係が成り立っている。

ナカタニとすれば、この三角関係を四角関係にするため求められるのはただの勝利でなくインパクトにある勝ち方だ。それが今のUFCを目指すLFAの戦いといえる。

この他、今回はキャッチ戦となったがチェイス・ギブソン×ハビエル・レイエス、レリアン・ドゥグラス×ネイサン・ガリーブというフェザー級の潰し合いも見逃せないLFA184だ。

■視聴方法(予定)
5月18日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ メイン対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアズ(米国)
ベヴォン・ルイス(米国)

<148ポンド契約/5分3R>
チェイス・ギブソン(米国)
ハビエル・レイエス(コロンビア)

<ウェルター級/5分3R>
ジャンポール・レボスノヤニ(米国)
ヴィクトー・キャッチ(オランダ)

<フェザー級/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
ネイサン・ガリーブ(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・デイヴィス(米国)
ロドニー・ケアロヒ(米国)

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
ガブリエル・ゴミス(ブラジル)

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