カテゴリー
MMA o UFC カリッド・タハ ティム・エリオット ブルーノ・シウバ

UFC on ESPN+79:第2試合・タイソン・ナム vs. ブルーノ・シウバ

フライ級。ナム15位。

39歳でフライ級最年長のナム(2位はティム・エリオットの36歳)。軽量級だが倒せるパンチを持っており、UFCでの3勝はすべてKO勝ち(ただし、2戦はバンタム級での試合)。

シウバはUFC2勝2敗1NCの32歳(ノーコンテストはカリッド・タハに三角絞めで敗れたが、試合後タハに禁止薬物が検出されたため)。2021年5月以来、1年10ヶ月ぶりの試合となるが、その間にミドル級で同名のブルーノ・シウバがデビューしている(ただし、ミドル級のブルーノはもっと早くUFCと契約していたが、禁止薬物使用が発覚し2年の出場停止となっていた)。こちらのブルーノのあだ名はブルドック。Fight Ready MMAでは今度バンタム級で復帰するヘンリー・セフードのスパーリングパートナーも務めている。柔術ベースのグラップラー

オッズはノーランカーのシウバがフェイバリット。

カーフを蹴るシウバ。ナムがパンチのプレッシャーで詰めていく。またカーフ。前蹴り。しかしケージ際に下がらされる。パンチを入れて下がらせたシウバ。ナムが出るとタックルに。切られた。シウババックブロー。ナムじわじわ出て行くが、シウバのミドルをもらう。詰めているが、打撃のヒット数ではシウバ。シウバタックル。切った。フェイントで詰めて行くナム。右フックがヒット。しかし手数が少ない。ステップでかわしていくシウバ。下がるシウバを追いかけていく。残り1分。ケージ際まで下がったシウバにボディブローを一発入れた。シウバちょっとステップがなくなってきた。左ミドルを入れたところにナムが右を返す。残りわずかで詰めてパンチを入れるナム。ホーン。

1Rパンチのヒット数でシウバ。

2R。詰めるナム。しかしシウバの前蹴りが顎にヒットしダウン!すぐにガードに入って肘。下からしがみついてしのごうとするナム。立ち上がり際バックに回り首に手を巻き付けてチョーク!その後に足をフックして絞めるとナム落ちた!

シウバ下馬評通りの勝利。ナムが打撃で押していく展開だったが、一発の前蹴りで流れが変わった。2連敗・1NCから3連勝。

カテゴリー
BELLATOR GLORY MMA o UFC エッガー カリッド・タハ キック クリスチャン・キニョネス ステファニー・エッガー タイ・ツイバサ フランシス・ガヌー ボクシング マーヴィン・ヴェットーリ 佐々木憂流迦

UFC on ESPN+67:UFCパリ大会オッズ/予想と展望

シリル・ガーン 1.19
タイ・ツイバサ 5.10
ロバート・ウィテカー 1.48
マーヴィン・ヴェットーリ 2.80
アレッシオ・デ・キリコ 1.91
ローマン・コピィロフ 1.91
ジョン・マクデッシ 2.95
ナスラット・ハクパラスト 1.43
ウィリアム・ゴミス 1.47
ヤルノ・エレンス 2.85
シャルル・ジョーデイン 1.71
ナザニエル・ウッド 2.20
アブス・マゴメドフ 1.36
ダスティン・シュトルツフス 3.30
ファレス・ジアム 2.65
ミハウ・フィグラク 1.51
ナッソーディン・イマヴォ3.55
ホアキン・バックリー 3.15
ブノワ・サン・デニ 1.35
ガブリエル・ミラン3.40
カリッド・タハ 1.83
クリスチャン・キニョネス 2.00
ステファニー・エッガー 1.38
アイリーン・ペレス 3.20

長くMMAイベントが禁止されていたフランスでの初のUFC。禁止されていた理由は、フランスでは権力を持っている柔道連盟がMMAに反対していたためで、単にイベント開催が行えないだけでなく、柔道家MMAを教えていた場合は柔道界から追放されるというような厳しいものだった。2020年になってようやくMMAイベントが解禁されている。なお、BellatorはUFCに先んじて解禁初年の2020年にパリ大会を開催した。

メインはフランス人初のUFC正王者を目指す、元暫定王者のガーンが登場。キックがバックボーンのガーンはキャリアわずか3戦でUFCと契約し、7連勝で暫定王座を獲得。しかし、今年1月の正王者フランシス・ガヌーとの王座統一戦では、序盤は距離を取ってのアウトボクシングで優勢に試合を進めていたが、3R以降はテイクダウンで固められる展開で逆転判定負け。その試合でMMA初黒星を喫してからの再起戦となる。

相手のツイバサは、ガーンと同じく無敗でUFCと契約すると連勝。4戦目で地元オーストラリアでのメインを張ったが、元王者のJDSにTKO負け。そこから3連敗で一時は星を落としていた。が、2020年から5連続KOで5連勝中。試合後にシューズにビールを注いで飲み干すというシューイのパフォーマンスがすっかりおなじみとなり、現在は会場人気も抜群。が、さすがに今回ばかりはアウェイだろう。

オッズは意外にも今大会一番の大差でガーンがフェイバリット。地元補正もあるし、ガーン優勢は当然だが、ここまで差がつくとは思わなかった。一発KOで勝ち続けているツイバサだが、ガーンのように距離を取って打ち合わないスタイルの選手は相性が悪いか。

ガーン判定勝ちと予想。

同大会ではGloryウェルター級王者のセドリック・ドゥンベのUFCデビュー戦も予定されていたが、MMAキャリア2戦のドゥンべに対し、相手のダリオン・ウィークスは5勝2敗(UFC0勝2敗)だったため、フランスMMA連盟の独自ルール「キャリア10戦以内の選手は、5試合以上試合経験の差がある相手と組んではいけない」によって試合が消滅している。

フランス人ファイターでは他に、UFCデビューから4連勝中の女子フライ級ファイター・マノン・フィオロや、かつて佐々木憂流迦に勝利し、UFC戦績3勝1敗だったのにもかかわらず再契約されなかったものの、今大会前に再契約を果たしたタイラー・ラピルスなどの有望な選手もいて、いずれも今大会出場予定だったが、欠場となっている。

第1試合開始はヨーロッパ大会のため4日日曜日の午前1時から。速報します。

カテゴリー
MMA o UFC   その他 イグナシオ・バハモンデス カリッド・タハ ケルヴィン・ガステラム ジェニファー・マイア セルゲイ・モロゾフ タイ・ツイバサ チアゴ・モイゼス ボビー・グリーン マリオ・バウティスタ マーヴィン・ヴェットーリ

9.3 UFCパリ大会でテイラー・ラピルスとカリッド・タハが対戦/その他対戦カードが判明

UFCが9月3日にパリ大会を開催/メインイベントはシリル・ガーン vs. タイ・ツイバサ(2022年04月30日)

9.3『UFC Fight Night』パリ大会でロバート・ウィテカー vs. マーヴィン・ヴェットーリの仕切り直しマッチ(2022年05月31日)

9.3 UFCパリ大会でジェシカ・アンドラジとマノン・フィオロが対戦/その他対戦カードが判明(2022年06月16日)

 こちらの続報。


Taylor Lapilus(Sherdog)

 UFCが9月3日にフランス・パリで開催する『UFC Fight Night 209: Gane vs. Tuivasa』でテイラー・ラピルス vs. カリッド・タハのバンタム級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ラピルスは現在30歳のフランス人でMMA戦績18勝3敗(UFC戦績3勝1敗)。2016年9月の『UFC Fight Night 93: Arlovski vs. Barnett』でレアンドロ・イッサに判定勝ちした後に何故かリリースされており、以降はヨーロッパやカナダの団体で7勝1敗の戦績を残しています。

 タハは昨年7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でセルゲイ・モロゾフに判定負けして以来1年2ヶ月ぶりの試合で2連敗中。2月の『UFC Fight Night 201: Walker vs. Hill』でマリオ・バウティスタと対戦予定でしたが欠場していました。


 ケイトリン・チューケイジアン vs. マノン・フィオロの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 元々両者は同大会で対戦予定でしたが、チューケイジアンの欠場により代わりにジェシカ・アンドラジがフィオロと対戦。しかし、アンドラジの欠場により再びチューケイジアン vs. フィオロに戻されています。

 チューケイジアンは5月の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でアマンダ・ヒバスに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング1位。フィオロは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でジェニファー・マイアに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(UFC戦績4勝0敗)。現在UFC女子フライ級ランキング7位。


 ナッソーディン・イマヴォフ vs. ホアキン・バックリーのミドル級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 イマヴォフは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でエドメン・シャバジアンに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCミドル級ランキング13位。4月の『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』でケルヴィン・ガステラムと対戦予定でしたがビザ問題で欠場していました。バックリーは6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でアルバート・デュラエフに2R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。


UFC Paris | Alles wat je moet weten over UFC Fight Night Paris: Gane vs. Tuivasa(Eurosport)

 ジョン・マクデッシ vs. ナスラット・ハクパラストのライト級マッチが行われることをEurosportが確認したとのこと。

 マクデッシは4月の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』でイグナシオ・バハモンデスに判定勝ちして以来の試合。ハクパラストは2月の『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』でボビー・グリーンに判定負けして以来の試合で2連敗中。


 ベノワ・セント・デニス vs. クリストス・ジアゴスのライト級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 デニスは6月の『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』で二クラス・ストルツに2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。ジアゴスは6月の『UFC on ESPN 38: Tsarukyan vs. Gamrot』でチアゴ・モイゼスに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。続きを読む・・・
カテゴリー
o RIZIN UFC ウマル・ヌルマゴメドフ カイラー・フィリップス カリッド・タハ ショーン・オマリー

UFC on ESPN38:第4試合・ハウリアン・パイバ vs. セルゲイ・モロゾフ

バンタム級

アルファメールのパイバはフライ級で1勝2敗の後、バンタム級に上げると、初戦でいきなりランカーのカイラー・フィリップスに勝利してランキング入り。が、前回はショーン・オマリー相手にタックルを切られて打撃をもらう展開で1RKO負け。現在またノーランカーに。

カザフスタンモロゾフはUFC1勝2敗。M-1Globalでバンタム級王者となりUFCと契約したが、昨年1月のデビュー戦はこの後メインカードに出場するウマル・ヌルマゴメドフにチョークで一本負け。次戦はRIZINバンタム級GPに出場したカリッド・タハに判定勝ち下が、2月の試合は1Rダウンを奪ったものの、2Rは逆にダウンを喫し、最後はチョークで一本負け。負けたがファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。17歳までサッカーをしており、プロのユースチームに所属していたが、喧嘩っ早いことが原因で追放されている。

カテゴリー
o RIZIN YouTube イリー・プロハースカ カリッド・タハ ブルーノ・カッペローザ マネル・ケイプ 北岡悟 堀口恭司 日沖発 村田夏南子 浜本キャット雄大 矢地祐介 藤田大和 黒部三奈

RIZIN 衝撃KO集 30連発【1】/ 堀口恭司/那須川天心/朝倉未来 / 30 Knockouts

▶KO集シリーズを近日中に多数UPしますのでぜひ登録お願いします。
00:00 堀口恭司 vs イアン・マッコール
00:31 五味隆典 vs メルビン・ギラード
01:04 朝倉海 vs 才賀紀左衛門
01:20 朝倉未来 vs 日沖発
01:30 石渡伸太郎 vs ケビン・ペッシ
02:07 那須川天心 vs 浜本キャット雄大
02:38 ミルコ・クロコップ vs 高阪剛
03:47 堀口恭司 vs ガブリエル・オリベイラ
04:13 浅倉カンナ vs マリア・オリベイラ
04:30 RENA vs アンディ・ウィン
04:52 カール・アレブレックソン vs ワジム・ネコフ
05:10 那須川天心 vs 藤田大和
05:43 北岡悟 vs ディエゴ・ブランダオン
06:15 堀口恭司 vs 石渡伸太郎
06:46 山本美憂 vs アイリーン・リベラ
07:20 五味隆典 vs 矢地祐介
08:16 堀口恭司 vs マネル・ケイプ
08:45 イリー・プロハースカ vs カール・アレブレックソン
09:27 浅倉カンナ vs RENA
10:04 ジェイク・ヒューン vs イリー・プロハースカ
11:09 大塚隆史 vs カリッド・タハ
11:28 村田夏南子 vs ランチャーナ・グリーン
12:06 那須川天心 vs 中村優作
12:55 真珠・野沢オークライヤー vs チェルシー・ラグラース
14:02 ミルコ・クロコップ vs ロッキー・マルティネス
14:40 RENA vs アイリーン・リベラ
14:57 イリー・プロハースカ vs ブルーノ・カッペローザ
16:04 オニボウズ vs トップノイ・タイガー・ムエタイ
16:19 ディエゴ・ブランダオン vs ダロン・クルックシャンク
16:52 黒部三奈 vs 浜崎朱加

▶元動画

#RIZIN35
#rizin_trigger3
#RIZIN
#KO
#堀口恭司
#那須川天心
#朝倉未来
#浅倉カンナ
#朝倉海
#ミルコクロコップ

カテゴリー
DEEP MMA o UFC カリッド・タハ キック

UFC on ESPN+59:第1試合・マリオ・バティスタ vs. ジェイ・ペリン

バンタム級

バティスタはUFC2勝2敗。14歳でレスリング、15歳で柔術を始めて、19歳からMMAを開始。無敗でUFCと契約したが、現ランキング4位のキック世界王者コーリー・サンドヘイゲンに腕十字で一本負け。その後はDEEP王者ソン・ジンスとマイルズ・ジョーンズに連勝。が、前戦はトレヴィン・ジョーンズにアッパーでダウンを喫しパウンドでKO負けしてここまで2勝2敗。昨年8月の試合はコロナ陽性により消滅し、11ヶ月ぶりの復帰となる。

本来はカリッド・タハと対戦予定だったが、試合4日前にタハが欠場。緊急UFCデビューとなるペリンは10勝4敗の28歳。19年にコンテンダーシリーズに出場したが判定負けで契約ならず。ただし内容は僅差だった。テイクダウンからバックを奪いチョークを狙う展開が得意なグラップラー

カーフキックを入れるバティスタ。飛び膝。ペリン受け止めると組み付くが、引き剥がしたバティスタ。ワンツーを入れる。ケージに押し込んだバティスタ。ペリンが膝を出したがキャッチされ倒される。すぐに立ち上がるペリン。入れ替えて押し込むと肘。離れた。バティスタのジャブがヒット。ペチンタックルへ。一瞬倒したがすぐ立つバティスタ。逆にタックルへ。ケージに押し込む。膝の打ち合い。肩パンチを入れるバティスタ。マウスピースを吐き出すペリン。疲れたポーズを見せる。緊急出場だし疲れたか?ホーン。

1R打撃のヒット数ではペリン。

カテゴリー
RIZIN UFC カリッド・タハ キック

UFC271:第3試合・ダグラス・シウバ・デ・アンドラジ vs. セルゲイ・モロゾフ

バンタム級

UFC5勝4敗、うちバンタム級では4勝2敗のアンドラジ。負けた相手が暫定王者ヤンと5位のフォントだけなので、もっと評価されてもいいはずだが、フェザーとバンタムを行ったり来たりで階級が定まらない上に、試合ペースがほぼ年1回なのでなかなかチャンスが与えられない。今回は前回の試合から4ヶ月での再登場と、比較的インターバル短め。27勝中20KOで、一本勝ちが1回しかないストライカー。36歳と若くない。

カザフスタンモロゾフは、UFC初戦はハビブのいとこウマル・ヌルマゴメドフにチョークで一本負け。昨年7月の2戦目はRIZINバンタム級GPベスト4のカリッド・タハに組んでテイクダウンを奪っていく展開で完勝。UFC初勝利を挙げた。32歳で17勝4敗。

ジャブを入れたモロゾフアンドラジはカーフキック。左ハイ。パンチで出るモロゾフ。ヒットしている。さらに詰めて左を打ち込むとアンドラジダウン!ガードを取るアンドラジにパウンドを入れながらパスを狙う。クローズドガードを取るアンドラジ。インサイドから肘。カットしているアンドラジ。上半身をケージにあずけて立った。立ち際に膝を入れたモロゾフ。スタンドでパンチを出していくアンドラジ。モロゾフまた詰めてきた。左ミドルを入れたモロゾフがタックル。尻クラッチからリフトしてテイクダウン。パウンド。ホーン。

1Rモロゾフ

2R。右で飛び込んだアンドラジ。ヒット。距離を取るモロゾフを追いかけてパンチを打ち込む。モロゾフスリップ気味にダウン。しかしすぐ立つ。右をかわされたアンドラジだが裏拳がヒット。が、モロゾフのストッピングした手が目に入りサミング。再開。アンドラジ飛び込んでまたパンチがヒット。モロゾフ後方に倒れるがそのままタックル。受け止めて膝を入れたアンドラジ。内股で投げる。モロゾフ立ったがアンドラジがバック肘から詰めてパンチを打ち込むと効いてる。テイクダウンしたアンドラジ。モロゾフ亀に。アンドラジはパウンドを打ち込むとバックマウント。チョーク!耐えていたモロゾフだがアンドラジがパームトゥパームで絞めると落ちた!

アンドラジ大逆転勝利。会場はスタンディングオベーション

カテゴリー
MMA UFC UFC ESPN26 カリッド・タハ キック セルゲイ・モロゾフ

【UFC ESPN26】セルゲイ・モロゾフ、バック→正対→小外刈り→バックの無限ループでタハに完勝

<バンタム級/5分3R>
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)
Def.3-0.30-27.30-27.30-27
カリッド・タハ(ドイツ)

タハのジャブ、ワンツーに対し、モロゾフは距離を取ってかわす。モロゾフのローに右を合わせていったタハ、仕掛けは多いが的を射る数は少ない。と、モロゾフが遠目の距離から組みついてテイクダウンを決め、ハーフで抑える。肩固めを狙いつつ、枕で圧力をかけるモロゾフは、タハのブリッジを潰す。Zガードのタハはキムラ狙いを防ぎ左腕を差すも、クレイドルで潰されスクランブルに持ち込むことができない。ならばと足を絡めて50/50からスイープ、内ヒール狙いのタハを思い切り殴りつけたモロゾフが初回を取った。

2R、初回と同様にタハの前進に距離を取るモロゾフは右ローを蹴られる。続く右ローに左フックをカウンターで入れたモロゾフが、ボディに左アッパーを決める。タハも右オーバーハンドから左フックを打ち込み、左右のローを蹴っていく。スイッチしながら左ジャブを入れるタハに対し、モロゾフはダブルレッグからリフトアップ、腹ばいで落としてバックを伺う。サイドバックから右のパンチを打ち込んだモロゾフは胸を合わされてもボディロックで押し込み、ワキを潜ってバックに。

タハが胸を合わせてくるとモロゾフ小外掛けて崩し、すかさずバックに回る。胸を合わせてもすぐにバックに回られるタハは、残り50秒で小外掛けで倒され背中に飛び乗ったモロゾフが両足をフックする。頭をマットに着けて、落とされないようバランスを取って殴るモロゾフが、この回も取った。

最終回、近い距離でパンチを交換する両者。タハは右ローを入れ、左フックを打っていく。肩口へのハイキックで、テイクダウン狙いを阻止しに掛かったタハ、勝利にはKOが必要だ。と、シングルから組み直したモロゾフはダブルレッグでリフト、ここも前方に落としてバックを取る。

2Rと同様に、胸を合わせてはバックに回れるループに陥ったタハは離れることが出来なく、残り2分で小外で前に崩される。モロゾフはバックコントロールを続け、胸を合わされると一旦離れ、直後に組み直してケージにタハを押し込む。小外刈りでバランス崩し、テイクダウンでなくバックを取るモロゾフは残り1分で離れる。パンチを振るい、あるいは飛びヒザ、前蹴りで距離を詰めるタハだが、クリーンヒットがないまま時間となった。

結果、モロゾフがフルマークで判定勝ちを手にし「アイム・オッケー、アイム・OK、
OK、OK。サンキュー、コーチ、パフンパ。次? 誰でも構わない」と話した。


The post 【UFC ESPN26】セルゲイ・モロゾフ、バック→正対→小外刈り→バックの無限ループでタハに完勝 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News UFC UFC ESPN26 アンデウソン・ドスサントス イスラム・マカチェフ カリッド・タハ セルゲイ・モロゾフ チアゴ・モイゼス ブログ マイルズ・ジョンズ

【UFC ESPN26】計量終了 ホドウフォの再起戦、プレリミ・バンタム級ウォーズ2試合に注目!!

【写真】メインで対戦するマカチェフとモイゼスのフェイスオフ(C) Zuffa/UFC

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN26「Makahachev vs Moises」の計量が行われた。

先週のPPV大会はTモバイル・アリーナの1万5000人の観客が集まって開かれたが、今回はAPEXの無観客収録大会として実施される。

メインは合計10連勝となるライト級の一番。ロシアのイスラム・マカチャフは2015年5月のUFC初登場以来、8勝1敗で現在は7連勝中、対するブラジルのチアゴ・モイゼスはオクタゴン4勝2敗ながら3連勝中だ。

計量後のフェイスオフではモイゼスが笑顔を浮かべ、マカチェフが無表情だったが、正面を向いての撮影になるとマカチェフの方から肩を組んで写真に収まっていた。


メインカードの2月にまさかのギロチンチョークで、アンソニー・ヘルナンデスにMMA初黒星を喫したホドウフォ・ヴィエイラがダスティン・ストーツフスを相手に再起戦に挑む一戦。

プレリミではトップ15圏外の熾烈かつワールドクラスのサバイバル戦が繰り広げられているバンタム級の2試合=カリッド・タハ✖セルゲイ・モロゾフ、アンデウソン・ドスサントス✖マイルズ・ジョンズに注目したい。

欧州=タハ、中央アジア=モロゾフ、ブラジル=ドスサントス、米国=ジョンズ──世界最高峰で最も層の厚い階級で、インパクトを残すファイターは誰になるのか──。

なお今大会の計量結果は以下の通り、体重オーバーは1人もいなかった。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN26計量結果

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
チアゴ・モイゼス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー: 136ポンド(61.69キロ)
ミーシャ・テイト: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ: 186ポンド(84.37キロ)
ダスティン・ストーツフス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 146ポンド(66.22キロ)
ガブリエル・ベニテス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・ロドリゲス: 171ポンド(77.56キロ)
プレストン・パーソンズ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス: 115.5ポンド(52.38キロ)
モンステラ・ルイス: 113.5ポンド(51.48キロ)

<バンタム級/5分3R>
カリッド・タハ: 135.5ポンド(61.46キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)
マイルズ・ジョンズ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
フランシスコ・フィゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)
マルコム・ゴードン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ホドリゴ・ナシメント: 259ポンド(117.48キロ)
アラン・ボドウ: 246ポンド(111.58キロ)

The post 【UFC ESPN26】計量終了 ホドウフォの再起戦、プレリミ・バンタム級ウォーズ2試合に注目!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Report UFC UFN ESPN+40 UFN182 カリッド・タハ ハオーニ・バルセロス ブログ

【UFN182】フィニッシュこそタフなタハの前に達成できずとも、バルセロスはパーフェクトMMAで勝利

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カリッド・タハ(ドイツ)

クラウチング気味のタハに、右前蹴りを繰り出すバルセロス。左に左を合わせたバルセロスが、ローでタハのバランスを崩させる。バルセロスは前蹴りで顔を狙い、右カーフで前足を狙う。ケージに詰まったタハにパンチを纏め、ヒザ蹴りを連続で突き上げたバルセロスだが、フックを被弾して組みへ転じる。ボディロックテイクダウンから、パスしてマウント、さらにバックに回りRNCを仕掛ける。タハが上を向き、マウントに戻ったバルセロスはタハがそのまま回転を続けると、一度はバックコントロールを取り、再び両足をフックする。

タハも胸を合わせてトップを取るが、バルセロスは腕十字からフラワースイープ気味に上を狙う。腕を抜き、スクランブルに持ち込んだタハがバルセロスをケージに押し込む。体を入れ替え離れたバルセロスは、右カーフから跳びヒザ、さらに左をヒットさせる。タハも打ち返したが、初回はバルセロスが完全にリードした。

2R、バルセロスが左ローを蹴り、右前蹴りから左フックを当てる。カーフを避けたタハが右フック、そこにジャブを合わせたバルセロスが跳びヒザへ。下がらないタハはスイッチしつつ乱打戦に持ち込む機会を待っているか。バルセロスは腹に前蹴りを入れ、続く左ミドルが急所に入って試合が中断する。

再開後、バルセロスは当てないパンチも活用して右カーフを蹴る。体が流れるタハに右ストレートを打ち込んだバルセロスは、カウンターの左からワンツーをヒットさせる。タハもボディを返すが、ワンツーはステップバックでかわされる。組みから左ハイのバルセロスがヒザを当て、右を打ち抜く。さらに右カーフで削ると、ついに左ヒザでタハの動きが止まる。ボディ&顔面とラッシュをかけたバルセロス、ヒザとパンチを痛打しながらタハはそれでもフックを返していった。

最終回、一気呵成に攻める際の一発に怖さは残るが、試合としては一方的な展開としたバルセロスは左フックをまず当てる。カーフで崩し、パンチ、ヒザ、右ストレート、仕上げはテイクダウンからバックと完璧な流れのバルセロス。タハはそれでも戦意を失くさず、アゴの上からの絞めに上を向いて防ぎ、すぐに右腕を差してスクランブルを狙う。

バルセロスは頭を押しつけて潰してトップを取り切り、パウンドを落とす。足をすくってスクランブル、立ち上がりながら組みついたタハがバルセロスをケージに押し込む。離れたタハは右ロー、ワンツーで前に出る。こうなると逆に勢いづくのがMMAの怖いところだ。右フックを当て前に出るタハが左も入れる。

疲れたバルセロスは左を当てるが、口が開いている。バルセロスもパンチを続け、ヒザ蹴りから右をヒット。ここでも上下を蹴り分ける冷静さを見せたバルセロスは、タハの左フックをしっかりとかわす。ついにカーフで手をついたタハは、起き上ってダブルレッグへ。切ったバルセロスがワンツー、タフもパンチの交換に応じ最後の最後まで拳を交換した勝負で、技術だけでなく気持ちも見せたバルセロスがフルマークの判定勝ちを決めた。

「ウォーだった。父がコーナーにいない試合だったけど、ペドロ・ヒーゾがサポートしてくれた。勝てて凄く嬉しい。どれだけ打撃で有利でも、いつでもレスリングゲームの準備はしているよ。次? こっちから色々というのは好きじゃないけど、ダナもショーン・シェルビーも僕がトップ5と戦う力があることは分かっているはずだ」とバルセロスは話した。


The post 【UFN182】フィニッシュこそタフなタハの前に達成できずとも、バルセロスはパーフェクトMMAで勝利 first appeared on MMAPLANET.