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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2024#09 アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ エリック・アレキン ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ムハメド・ベルハモフ ルカ・ポクリ レイ・クーパー3世 ローガン・ストーリー

【PFL2024#09】躍進のカマカ3世がラウネーンに挑むフェザー級。ウェルター級は4人揃って初ベスト4

【写真】カイ・カマカ3世が番狂わせを起こすことは──??(C)PFL

23 日(金・現地時間)、ワシントンDCのジ・アンセムでPFL2024#09が開催される。PFL2024年プレーオフも最終戦を迎え、フェザー級とウェルター級の準決勝が組まれている。
Text by Manabu Takashima

フェザー級準決勝はブレンダン・ラウネーン×カイ・カマカ3世とガブリエル・ブラガ×チムール・カイズリエフ。ウェルター級はハメド・ウマラトフ×ネイマン・グレイシー、シャミル・ムサエフ×ムラッド・ラマザノフという組み合わせだ。

ネイマンはシーズン5位だったが、3位のドン・マッジの負傷欠場により繰り上がりでセミファイナル進出を果たしている。


2022年のフェザー級王者ラウネーンはボーナスだけでも5Pの荒稼ぎで、11Pで堂々のシーズン1位通過。対するカマカ3世はアダム・ボリッチの脱落というのは大きなファクターになっただろうが、バッバ・ジェンキンスとペドロ・カルバーリョから連勝して4位通過というのは、想像できなかった躍進といえる。

カマカ3世はスイッチを織り交ぜ、オーソでも左右のどちらにも緩急をつけてサークリングし、一瞬の左リードフックや右を合わせるタイミングが非常に良くなっている。その左フックをテイクダウンの踏み込みにシャープに振り、相手の姿勢を崩させて好印象とダメージという2つのゲインがある攻撃も得意になってきた。

それでもさすがにジェンキンスにテイクダウンは奪われたものの、背中を譲って立ち上がるというスクランブルに即持ち込んでマイナス評価を与えない動きも徹底されていた。ラウネーンとは近い距離でやり合うことも増えそうだが、一発のKOパンチだけでなく、打撃の神経戦で精神とスタミナを削ることができた者が決勝に近づきそうだ。

昨年準優勝で引退報道から一転、シーズン参加を果たしたブラガは2位で、3位に入ったチムール・カイズリエフとファイナル進出を賭けて戦う。他方ウェルター級ではネイマンはBellatorから、ラマザノフはONEから、ムサエフはRCC経由でKSWからと、ウマラトフ以外はPFL参戦経験がない選手たちがベスト4に残ったことになる。

ウマラトフも昨年はシーズン途中で欠場を強いられ今回が初のプレーオフ進出だ。結果としてはアンドレイ・コレシュコフ、ゴイチ・ヤマウチ、ローガン・ストーリー、ブレナン・ワード、ルカ・ポクリというBellatorベテランが、PFLのニューフェイス&ロシアンの軍門に下った形ともいえる。

そんななかプレリミメインのウェルター級で組まれたレイ・クーパー3世✖ムハメド・ベルハモフのウェルター級戦も見逃せない。

連敗中の2度のウェルター級世界王者ブラダボーイが、15勝1敗という鳴り物入りでBellatorと契約も際立った印象を残せていないベルハモフを相手に、どのようなパフォーマンスを見せることができるのか。下手をすると、結果次第ではブラダボーイは、このままフェードアウトしかねない状況だけに、息の良さが戻っているのか気になるところだ。

■視聴方法(予定)
8月24日(土)
午前6時45分~U-NEXT

■ PFL2024#09対戦カード

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
カイ・カマカ3世: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
モハメド・ウマラトフ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ネイマン・グレイシー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 146ポンド(66.22キロ)
チムール・カイズリエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
シャミル・ムサエフ: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムラッド・ラマザノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 171ポンド(77.56キロ)
ムハメド・ベルハモフ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・アレキン:──
ルカ・ポクリ: 170.2ポンド(77.2キロ)
※アレキンが計量を行わず、この試合はキャンセルとなった

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)
エンリケ・バルゾーラ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェシー・スターン: 145.6ポンド(66.04キロ)
ホゼ・ペレス: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マックススウェル・ジャントォ・ナナ: 263.8ポンド(119.65キロ)
ケント・マフィーレオ: 248ポンド(112.49キロ)

<ウェルター級/5分3R>
シトー・ボリ・エスペランカ: 170.8ポンド(77.47キロ)
テイラー・ヒル: 171ポンド(77.56キロ)

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MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2023#01 エリック・アレキン キック サド・ジーン

【PFL CS2023#01】アレキンのサイドキックに右ストレートを返し続けたジーンが判定勝ちで5連勝

<ウェルター級/5分3R>
サド・ジーン(ハイチ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
エリック・アレキン(米国)

アレキンがスイッチしながら左右に回る。ジーンは縦のステップで距離を詰めるが、一瞬下がったところにアレキンが右スピニングバックフィストを狙った。ジャブと前蹴りで距離を測るジーンに対し、アレキンはシングルレッグで組みつくも、ジーンがこれを引き離した。ジーンの右ハイがヒット、しかし足を滑らせ追撃できない。ケージ際から離れたアレキン、ジーンはサウスポーから右ジャブを伸ばす。

アレキンをケージに追い詰めるジーンだが、すぐに逃げられてしまう。アレキンがバランスを崩して尻もちをつくも、ジーンはグラウンドに行かない。立ち上がったアレキンを打撃で攻め立てるジーン、肝心のところでハイキックを繰り出しながら足を滑らせてしまう。ジーンがジャブとローで追い立てると、アレキンが両手を下げて挑発する。それでも手数で上回るジーンの優位は動かない。

ラウンド残り10秒で、ジーンがボディブローで攻め立て、右フックのカウンターでクリーン・ダウンを奪った。すかさずジーンがトップからパンチを連打していった。

2R、アレキンはサウスポーでスタート。距離が詰まるとジーンがアッパーを織り交ぜたパンチのコンビネーションを浴びせる。下がるアレキンに、ジーンが右バックスピンキックを見せた。アレキンも右ジャブを当てる。互いのローが交錯し、下がるアレキンの右サイドキックをキャッチしたジーンがテイクダウンを奪う。足を利かせるアレキンに、ジーンが連打を浴びせる。しかしジーンが立ち上がり、勝負はスタンドに戻った。

スイッチしながら前に出るジーンに対し、アレキンは関節蹴りを見せたあと組みついた。ボディロックから右腕を差し上げ、投げを放つもテイクダウンできない。アレキンはそのままケージに押し込んでいくも、展開がなくレフェリーがブレイクをかける。右ハイから右フックでアレキンを追い詰めるジーン、アレキンは自ら背中をマットに着く。立ち上がったアレキンに、ジーンが左ストレートを突き刺した。

アレキンは明らかにペースが落ちた。アレキンのサイドキックに、ジーンが右ストレートを合わせる。ラスト10秒でジーンがアレキンをケージに追い込んだ。

最終回、アレキンの右サイドキックがジーンのボディに突き刺さった。それでもジーンの前進を止めることはできない。アレキンはダブルレッグで組みつくも、突き放されてしまう。スイッチしながら足を使って回るアレキンに対し、ジーンは左ジャブを突いていく。さらに左右の蹴りでアレキンを追い立て、またも右サイドキックをキャッチして右ストレートを浴びせた。

アレキンが左ストレートを当て、ジーンにケージを背負わせる。しかしジーンが足を使って離れ、ケージ中央で右フックをヒットさせる。ジーンはケージを背負いながら右フックをカウンターで返した。ジーンの蹴りがアレキンの下腹部を捉えて、試合は一時中断。再開後、サウスポーで右を突き合う両者、ここでアレキンが右ミドルを受けながらテイクダウンを狙ったが、それを潰したジーンがトップへ。

ハーフガードのアレキンにパウンドを連打するジーンは、ラウンド終了直前に立ち上がって試合終了を待った。

終了直後、ジーンは会場の観客に勝利をアピールする。裁定は文句なくフルマークでジーンの勝利。これでジーンはMMA5連勝となった。


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Combate Global IMMAF LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL CS09 PFL CS10 UFC アスペン・ラッド アマンダ・ヌネス アマンダ・レヴィ エリック・アレキン ギャビ・ガルシア クリス・ブラウン ケイラ・ハリソン ナランジャガル・シェンダユシュ ミシェル・モンタギュー

【PFL CS09&10】CSで女子フェザー級─柔術レヴィ✖柔道シェンダユシュ。ウェルター級はハルク出場

【写真】 ギャビに勝った女✖ワキ固めの危ない女対決。興味深い(C)Zuffa/UFC

2023年のPFL Challenger Seriesの開催とウェルター級及び女子フェザー級で各4試合、16名の出場選手が確定している。

PFL CSはそのものスバリPFLと契約を掛けた大会で、1階級で4試合、その勝者が解説者投票やファン投票によりPFLと契約できる(※掟破りの2選手当確というケースもあるが……。

昨年もレギュラーシーズンと同じ6階級に加え、階級に拘らないデビュー戦大会とラストチャンス大会という8つのイベントが実施され、その場で契約ができなかった選手も後追いでサインできるなど、PFL本シーズンに向けて文字通り登竜門となっている。

ばかりかラストチャンス大会のウェルター級で敗れたクリス・ブラウンは、その後LFAウェルター級王者になるなど、仕切り直しも聞くステージとしてコンテンダーシリーズに近い役割を果たしているともいえる。


今年はfubo SPORTSでの配信、そして全大会がフロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオで収録されたPFL CSだが、来年もfuboでのライブ中継は決まっており、現時点で開催地は未発表状態だ。

現状、今年と同じ6階級+2大会が予定されており、事実上PFL CSが行なわれる大会が100万ドルを目指す2023年シーズンの開催階級と見られる。

そういう点で注目されるのは2月3日(金・現地時間)のPFL CS10が女子フェザー級の4試合を用意したことだ。絶対女王ケイラ・ハリソンがまさかの決勝敗退というドラマを生んだ2022年女子ライト級シーズンだったが、そのケイラはファイナル前からさらなる強豪との対戦を求め、フェザー級に転向することを示唆、PFLもUFCからアスペン・ラッドを獲得するなど女子フェザー級の拡充に努めてきた。

そんな女子フェザー級でPFLとの契約を掛けて戦う8人のなかにアマンダ・レヴィの名前が見られる。2021年グラップリング界最大のトーナメント=WNOチャンピオンシップスでギャビ・ガルシアを下し、昨年8月に既にPFL出場しミランダ・バーバーをRNCで下しているレヴィは、2022年女子ライト級シーズンで台風の目になると思われていた。結局、ライト級での出場はなかったが、フェザー級というよりパフォーマンスを発揮しやすい状況で100万ドルを目指す戦いの一歩に踏み出す。

レヴィの対戦相手はナランジャガル・シェンダユシュだ。リオ五輪モンゴル代表で、世界大会では団体戦で銀メダルを獲得したこともある。アジア大会では銅が3階、アジア選手権では金1つ、銀1つ、銅2つと3色のメダルを獲得している。

MMAは昨年3月にデビューして、Mongal FCとLFAでそれぞれ初回フィニッシュ勝利を挙げている。シェンダユシュは柔道時代に立ち技からワキ固めという反則スレスレばかりか、反則負けになる技を得意としてきた。もちろん、反則攻撃だから相手選手は警戒することなく技に入られてしまうわけだが、この立ち関節が認められたMMAでも通用するのか。そこは大いに注目される──レヴィ✖シェンダユシュの柔✖剛対決だ。

また女子フェザー級にはキウイ女子ミシェル・モンタギューが今年に続きチャレンジすることも決まっている。ATT所属、ケイラ・ハリソンや今はチームを離脱したアマンダ・ヌネスに鍛えられたモンタギューはIMMAFなどアマで10勝1敗、昨年のPFL CSでプロデビューしRNCで一本勝ちも契約はならなかった。

2度目の正直、モンタギューはシャキータ・アマドー・ウッズというアマMMAで7秒KO勝ちの記録を持つプロデビュー戦の相手と戦う。

(C)SATOSHI NARITA

女子フェザー級に先駆け1月27日(金・同)にはPFL CS09がウェルター級でとり行われる。同大会の要注目はルーカス・バルボーサだ。ハルクの異名を持ち、柔術&グラップリングで数々の成功を収めてきたバルボーサは今年のPFL CSにも出場が発表されたが、試合はキャンセルされていた。

2018年と2021年のムンジアル決勝をATOSの同門グスタヴォ・バチスタとシェアし金と銀を持つハルクは、ノーギワールズ3連覇、今年のADCCでも88キロ級で2位となっている。ジョージアのイッツォ・バブレイゼと戦うハルクのライバルと目されるのは、Combate GlobalからCFFCウェルター級王者となったエリック・アレキンだろうか。

また他の4大会はどの階級の試合が組まれるのか。そこに日本人選手の出場があるのか──続報を待ちたい2023年のPFL CSだ。

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F2W160 JJ Globo Report エリック・アレキン ブログ ユーリ・ビルフォート

【F2W160】伝説のバーリトゥーダー=インジオを父に持つユーリ・ビルフォートがTD2つで勝利

16日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)160 が行われた。

ここではブラジルの伝説のバーリトゥードファイターで、後の柔道界の顔役となったインジオを父に持つ、元ムエタイ系MMA選手だったユーリ・ビルフォートの試合をお届けしたい。

<ノーギ/7分1R>
ユーリ・ビルフォート(ブラジル)
Def. 判定2-1
エリック・アレキン(米国)

メインを欠場したヴァグネウ・ホシャをセコンドに帯同したビルフォートは、足関の使い手アレキンと対戦。立ちレスでボディロックを取りに行ったアレキン、離れたビルフォートはシングルのフェイクを見せる。アレキンのニータップの踏み込みをシングルレッグで切り返したビルフォートがテイクダウンを決める。

下攻めは得意なアレキンのバタフライスイープを潰したビルフォートが、クローズドガードの中に収まる。頭を押しのけてハーフから潜ろうとしたアレキンに対し、ビルフォートは右腕を差してしっかりと抑えこむ。アレキンはバタフライガードに戻すと、マット中央で試合が再開。

残り3分20秒、アレキンは潜って足を取れない状態が続き、ビルフォートがパスの圧力を掛けて立ち上がる。すぐにガードの中に収まったビルフォートは、キムラも対処し腰を引いたトップコントロールを続ける。

アレキンはスタンドを選択するも、ビルフォートがダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。スクランブルから背中を譲り、前転して足を取ろうとしたアレキンだがビルフォートが背中についてバックマウントへ。すぐに腰をずらして、ガードを取ったアレキンは、ビルフォートが固めているとアピール。直後にストレートフットロックを見せたビルフォートは足を解除し、担ぎパスに出たところでタイムアップを迎えドヤ顔に。旗判定はなぜかアレキンに一票が入ったが、2-1でビルフォートが勝利しカメラに敬礼した。


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