<ウェルター級/5分3R>
コンラッド・ディルシュカ(ドイツ)
Def.
ウォルタル・プリエジ(イタリア)
イタリアの刺青獣プリエジに対し、左ローから左を振るったプルエジは、ディルシュカのローシウングルをスプロール、がぶってヒザを肩に入れる。立ちあがったディルシュカは離れて、ローに右を打っていく。続くダブルレッグもプリエジは両ワキを差して防ぎ、左ローから右オーバーハンドを繰り出す。そのままクリンチの攻防となり、小手を決めた投げをディルシュカが狙う。腹ばいで耐えてスタンドに戻ったプルエジは、連続して小外掛けを耐え、ヒザをボディに突き刺す。
押し返されたディルシュカは、すぐに組みに行き離れ際にアッパーを突き上げる。プルエジはシングルレッグからレッグリフトでついにテイクダウンを奪われる。レッグダウン気味にヒザを畳まれたプルエジがハーフを取ったところで初回が終わった。
2Rプルエジが左リードフックから右オーバーハンド。ディルシュカはシングルレッグでテイクダウンに成功する。プルエジの腕十字を防ぎ、担ぎパスからディルシュカがマウントに入る。腰を押して足を戻したプルエジは、腕十字を防がれ下からエルボーを頭部に入れる。両ワキを差して、ガードの中で抑えるディルシュカが鉄槌、パンチを見舞っていく。
プルエジはクローズドを取り、下からパンチをコツコツと打っていく。上体を挙げてエルボーを落としたディルシュカは有効な打撃を落とすことはできなかった。
最終回、シングルを切って鉄槌を落とすプルエジだが、ディルシュカがクリンチでケージに押し込む。離れたプルエジが右ロー、前蹴りを繰り出す。ケージを背負ったディルシュは右を被弾し、テイクダウン狙いもケージに押し込む。ここも倒されず離れたプルエジの打撃に、ディルシュカはひたすら組んでケージへ押し込む。
残り半分で小外掛けでテイクダウンを決めたプルエジがハーフで抑える。フルガードに戻したプルエジはディルシュカに攻めさせないまま試合は残り30秒に。最後にパンチを纏めたディルシュカは、時間終了の後も攻めたように見えたが、御咎めはなく判定勝ちを手にした。