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【Special】K-MMA、2023年・秋。DEEPバンタム級王者ユ・スヨン「勝ち続ければ自ずとUFCと契約できる」

【写真】もう10日もすれば、NAIZA FCでタイトル防衛戦が控えている。現地の関係者が明言するジュースフリーで、どのような戦いを見せることができるか (C)MMAPLANET

日本と韓国、MMAにおいても永遠のライバルである両国。Road FCを頂点とするK-MMAは規模的には日本のRIZINのようなビッグステージを持たない。対してUFCファイターの評価は引退したコリアンゾンビに代表されるように、韓国勢の方が高い。9月のDEEP vs BLACK COMBATで後者が日本の老舗を圧倒した。日韓関係に少し変化が見られるようにもなった10月最終週に訪韓、K-MMAの今を歩いた。
Text by Manabu Takashima

特集「K-MMA、2023年・秋」。第五弾はDEEP✖BLAC COMBAT対抗戦で、恐るべき強さを見せつけたユ・スヨンをソウル郊外プチョンのBlack Combatジムに訪れた。

石司晃一をワンテイク、コントロールからTKOで下したZEUS FCフェザー級、Black Combatライト&フェザー級、NAIZA FCバンタム級、そしてDEEPバンタム級チャンピオン──韓国柔術界最年少で黒帯を巻いたユ・スヨンはMMAにおける柔術の重要性と、UFCへの道について話した。


──このジムはBlack Combatのオフィシャルジムなのでしょうか。

「ハイ、Black Combatの本館です。この間デジョンにもジムができて、今ブラック代表はソウルにもジムを創ろうと計画しているようです」

──昼過ぎのこの時間で、ここで練習しているのはどういう人達なのですか。

「Black Combatチームの選手で、プロだけでなくアマやセミプロの選手たちもいます。彼らは他のジムに所属しているのではなく、ここだけで練習しています。午後2時からは選手練習で、他の時間帯は一般の人が通うジムなんです。指導もBlack Combatのファイターがやっています」

──ではユ・スヨン選手はどういった関わり方を、このBlack Combat本館としているのでしょうか。

「もともと所属しているボン柔術の監督が、ここの館長になったので自分もチームメイトと一緒に選手練習に参加している形です。他のチームの選手も自由に参加できるクラスになっています」

──プロモーションが所有するジムで、自由に練習できる。対戦する可能性がある選手とも顔を合わせるのでしょうか。

「そのケースはこれまでなかったですね。過去の対戦相手は所属するジムで練習をしていました。自分はここで練習だけでなく、パーソナルで指導をしていますMMAの練習は殆どここでやっている状態ですね。夜も練習していて、ボン柔術でトレーニングをするのは週に1度ぐらいになっています」

──いうともうBlack Combatの専属で、給料が出るような契約形態なのですか。

「給料はありませんが、パーソナル・レッスンの指導料は貰っています。ファイトマネーと指導料ですね。マネージャーも別にいますし、自分の試合のことも自分達で決めています」

──それは良かったです。

「もちろんブラック代表とも相談はしますが、自分は他の団体にも自由に出ることができます」

──とはいっても韓国国内において、Black Combat以上に勢いのあるプロモーションはないですよね。

「自分はUFCが目標ですし、Black Combat以外の国内の大会に出ることはないと思います」

──押忍。では、改めて9月の石司戦について尋ねさせてください。あの石司選手を一方的な展開でTKOした衝撃的な試合でしたが、どのようなゲームプランを立てていたのでしょうか。

「石司選手は強いと聞いていたので、自分のグラップリングがどれだけ通用するのかを確認しようと思っていました。初回に組みを試して無理なら他の手段で戦う予定でしたが、グラップリングでいけたのでそのまま戦いました」

──グラップリングの展開に持ち込む。狙い通り、最初のトライでテイクダウンを奪うことができました。

「石司選手は序盤から自分の動きができるというよりも、粘って最終的に判定をモノにするファイターだと理解していました。スタンスが広くて、ステップを多用することはない。なのでパンチのフェイントで距離を詰めることができれば、テイクダウンができる自信はありました。テイクダウン後もコントロールできる。その通りの試合展開になりました」

──昨年の大晦日、Black Combatでのイ・ジンセ戦でケージレスリングの強さは十分に見せてもらっていたのですが、日本ではケージを使うことなくシングルレッグを決めきりました。

「ハイ。倒せないとケージを使うつもりでした。実際、シングルレッグに入る時まで打撃の鋭さは伝わって来ていて。だからこそ、クリンチに持ち込んでもテイクダウンしないといけないと思って戦いました。

半面、テイクダウンに成功してから寝技の展開になると、石塚選手にはそれほどでもない。だからプレッシャーをかけて、テイクダウンを奪うことができればポジションをキープできるという考えでした。実際、倒して上を取ると『予想通りだ』と勝利を確信できました」

──テイクダウン以上に、寝技のコントロールに驚かされました。パウンドがあるなかで、あの頭の位置でコントロールできる選手はそうはいない。頭を押し付けるわけでなく、上体を起こして殴るでもない。その中間の動きで、パウンドのある柔術をしていたので。

「もともと自分は柔術を使って、MMAを戦っていました。でもMMAにはレスリングが欠かせないので練習に取り入れ、去年まではレスリングが7割で、柔術には3割程度しか時間を割かなくなっていました。ただし、レスリングが上達することでMMAにおける柔術の重要性に気付いたんです。

やはり柔術には力をセーブして、相手を抑え込める技術が多いです。だから最近では柔術が6割、レスリングが4割というバランスで練習するようになっていました。柔術の本来の目的はパスをして、相手を仕留めることです。

ただし、そこに拘り過ぎると自分の方が削られます。なので相手の動きに合わせて殴れるスペースができれば殴り、必要になれば力を使ってレスリングの技術で抑える。パウンドとレスリングの間で柔術を使う。あるいは柔術の技術で、パウンドとレスリングをサンドウィッチするような感じです」

──なるほどぉ!!石司選手が足を効かせよう、腰を切ろうという方向とは別の方にあっさりと回り抑えていたのも見事でした。

「実際に、頭をつけてコントロールする方が多いです。でも、以前にあの頭の位置でも上手くコントロールできたことがあり、9月の試合でも石司選手の反応に合わせて、頭をあそこに置いて戦うことができたということもあります。相手の動きを読むことができるのは、これまで柔術をやってきた成果だと思います」

──キックボクシング+レスリング。柔術の時間になかなか練習を避けない。日本のMMAは、そのような状況が長かったです。

「柔術をすることは、絶対的にアドバンテージになります。スクランブルの対処にしても、柔術を理解している方が有利になれます。組み技のなかでカウンターのカウンターという攻撃も可能になるので。そこが自分のMMAでも、長所になっています」

──今も道着の練習をしているのですか。

「ハイ。ボン柔術でIBJJFのスタイルで練習している一般の人たちと、やっています。今、柔術はリバースデラヒーバからのバック狙いなど、MMAとして使うことが難しい技術も多いです。ただし柔術の強いベース、レッグドラッグやトレアンドパスという風にしっかりと手順を踏んで、圧力をかけてパスをする──MMAに絶対に生かせる動きも残っています。一気に動くのではなく、じわじわと動くことができる柔術は自分のMMAに欠かせないですね。

MMAですから、どのスタイルでもMMAに生きない技術はないと思います。実際、自分もMMAに集中し過ぎて柔術をやらなかった時期がありました。その間、グラップリングがどんどん大雑把になってしまったんです。結果、動きの多い選手を抑えきれないことが増えました。そこで柔術に回帰できました」

──押忍。その上であの試合があるので、説得力抜群でした。ところで先ほど目標はUFCだと言われていましたが、そこに向けて今後のキャリアの積み方をどのように考えていますか。

「12月21日にNAIZA FCでバンタム級王座の防衛戦があります。来年はBLACK COMBATフェザー級のタイトル防衛戦、そして日本でDEEPバンタム級の王座防衛戦も戦うことになります。Road to UFCも視野に入れていましたが、ダイレクトにUFCと契約する道もあるとはずです。今、自分を必要としてくれるプロモーションで試合をして勝ち続けると、自ずとUFCと契約できるはずです」


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【DEEP115】石司晃一とダブルタイトル戦――ユ・スヨン「石司選手の体でキャンバスの拭き掃除をする」

【写真】昨年の大みそかでフェザー級王座を獲得したときのユ・スヨン。下のリモート取材時の彼とは輪郭も違う(C)MMAPLANET

18日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP115 Impact 「DEEP vs BLACK COMBAT」同大会において、マニア垂涎の対戦がDEEP & Black Combatバンタム級選手権試合=石司晃一×ユ・スヨンだ。
Text by Manabu Takashima

誰もが認める実力者、石司と対するユ・スヨンは韓国とカザフスタンでバンタム級からライト級までベルトを巻いている。何より2019年11月の初来日で、その実力の片鱗を見せている。対抗戦、随一の実力者と目されるユ・スヨンをインタビューした。


――まず伺いたいのですが、ユ・スヨン選手のタイトル歴です。Black Combatでは3つの階級でタイトル戦を戦っています。

「去年の6月にキム・ジョンギュン選手を破り、ライト級王座を獲得しました。そして返上して、大晦日にイ・ジンセ選手に勝ってフェザー級王者になりました。そのベルトも返上して、7月にキム・ドンギュ選手とバンタム級王座決定戦を戦ったのですが、その時は試合では肩固めで勝利したのですが、計量に失敗しノーコンテストになっています。

あの試合で取り逃したベルトの王座決定戦として今回は石司選手と戦うと同時に、彼の持つDEEPのベルトに挑戦します。カザフスタンのNAIZA FCバンタム級王者でもあるので、次の試合で4つ目と5つ目のベルトを巻きます」

――説明ありがとうございます。前回、バンタム級王座決定戦で計量失敗。今回は大丈夫ですか。

「全然問題ないです。体重に関しては、しっかり自信があるので今回は問題なくパスします。NAIZAの王座もバンタム級ですし、問題ありません」

――それにしても、もともとバンタム級のユ・スヨン選手がライト級王者だったことが異例中の異例だと思います。

「3階級の王者になることは目標でした。何よりもライト級で戦っても、自分の技術が通じるのかを確かめたくてチャレンジしました。そこでチャンピオンになることができたので、フェザー級王座決定戦は自信をもって戦うことができました」

――ユ選手ご自身では、何級が適正階級だと考えていますか。

「バンタム級が自分にとってベストの階級だと思っています」

――そのバンタム級では2019年11月に韓国柔術界の強豪という触れ込みでパンクラスに来日し、大橋悠一選手を13秒でKOしました。そして翌2020年2月には福島秀和戦が発表されました。

「あの時はずっとパンクラスで戦ってチャンピオンになるつもりでしたが、コロナになって2月の大会が延期になり、そのまま日本に入国するのがハードになってしまいました。あの時期は物凄くコンディションも良くて、自分の強さにも自信を持っていました。ただし、コロナになって試合が遠ざかった期間の練習にさらに力をつけることができたと思っています」

――そんなユ選手ですが、さきほどもパンクラス参戦時の時に柔術界の強豪という触れ込みがあったと触れさせてもらいましたが、もともとなぜMMAを始めたのでしょうか。

「中学の時にブラジリアン柔術を始め、そこから打撃も含めた格闘技に趣味以上に力を入れて取り組んできました。単純に強くなりたくてMMAを始めて、実際に強くなれていると感じていました。アマチュアで戦うようになり、全ての試合で腕十字を極めて勝つこともできたので。

でも自信過剰になり、プロ転向初戦で判定負けをしてしまったんです。あの時はMMAを舐めていました。同時に、あの負けで落ち込んでしまって一度MMAのキャリアを打ち切ったんです」

――悔しくて、より真剣に向き合ったのではなくて……。

「違いました。そこから徴兵で軍に行き、その期間も自分のこれからについて悩みました。その時にMMAに未練が残っていることに気づき、兵役を終えると本格的にMMAをやろうと決心しました」

――だから2014年11月のプロデビューから、2017年6月の2戦目まで2年7カ月ものブランクがあったのですね。

「ハイ。プロ2戦目は初戦と違い、必死で練習をして臨みました。結果、RNCで勝つことができてプロで戦うことに対し、真摯な姿勢を持ちつつ自信を持つこともできるようになり、今まで楽しくMMAファイター人生を歩むことができています」

――兵役に就く前と兵役後も同じジムで練習しているのですか。

「ハイ。今も所属するボン柔術で、ずっと練習しています」

――柔術道場に所属し続けているのですね。

「以前のように毎日というわけにはいかなくなりましたが、それでも週に3度、道着を着た練習も続けています」

――ちなみに帯の色は?

「黒帯の一段です。柔術のトーナメントは今も時々出場しています」

――そうなのですね。昨年の大みそかのフェザー級タイトル戦を取材させた頂いた際も、いわゆるK-MMAの主流ともいえる殴り合いでなく、打撃も駆使しつつしっかりとケージレスリングで勝利した印象でした。

「自分のベースは柔術です。柔術を生かしたMMAを戦いたいという気持ちもあります。MMAのトレンドについていくことも大切ですが、UFCを例にするまでもなく打撃戦は予期しない展開が多く訪れます。レスリングとグラップリングにはラッキーやアンラッキーはないです。試合も実力の通りの結果しかでないです。

そういう組み技に関しては、打撃を始める前から自信があった部分ですし、MMA界を見渡すとチャンピオンはグラップラーが多いです。グラップリングのベースがあって、打撃を使う選手が上に立てる。そこを考えると、自分のスタイルでやっていけると思います」

――押忍。そして今回の石司選手の試合ですが、通好み。MMA好きが注目する一番だと思います。

「ありがとうございます。ただ石司選手の試合映像を見ると、グラップリングがあまり得意でない選手にもギリギリの勝負で勝つことがあります。何より自分のような本物のグラップラーと戦ったことがないはずです。この試合、自分は石司選手の体でキャンバスの拭き掃除するつもりで、トップコントロールし続けます。同時に最近は打撃にも自信がついてきたので、立っても寝ても問題ないです」

――パンクラス継続参戦ならず中東に目がいった時期もありましたし、中央アジアでも戦っています。そのタイミングでBlack Combatが誕生しました。ユ選手のキャリアにとって、Black Combatが誕生したことはどのように役立っていますか。

「海外で戦っていると、どうしても国内での認知度が少なかったです。Black Combatで戦うようになり、自分のことを知ってくれる人が増えました。ファイトマネーにも満足していて、選手として得ることが多い大会です。

Black Combatで戦う以前は、他に仕事を持っていました。それが今ではファイトに専念できています。そこに凄く感謝しています。なので今回のDEEPとの対抗戦でも、自分がしっかりと戦ってBlack Combatをもっと大きくしていきたいです」

――では現状に満足し、海外進出などは考えていないということでしょうか。

「まず国内で一番にならないといけないです。その気持ちがあって、Black Combatで戦ってきました。韓国人選手に負けていては、韓国代表として海外で戦えないです。そうですね……海外のメジャーリーグで戦うためにも、今回の試合は想うところがあります。

アジアのMMAでは日本が一番です。そのなかでDEEPの代表と戦う。この試合に勝てば韓国、アジアを越えて大きな舞台に進むことができます。選手にとって大切でない試合はないですが、今回の試合は、練習中も常に勝利への欲求を感じていました。絶対に勝たないといけないという気持ちが、試合だけでなく練習中も常に持っています。そこが今回の試合と、他の試合の違いかと思います。

お互いの団体を背負ってタイトルを賭けて戦います。日本、韓国、カザフスタンの団体のベルトを巻けば、アジアのバンタム級では自分がナンバーワンです。石司選手は強い相手です。でも、より強いのが自分です。そこを石司選手に教えてあげます」

■視聴方法(予定)
9月18日(日)
午後5時40分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP115対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
ヤン・へジュン(韓国)

<DEEP & Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
イ・ソンハ(韓国)

<DEEP & Black Combatバンタム級選手権試合/5分3R>
石司晃一(日本)
ユ・スヨン(韓国)

<DEEP JEWELS & Black Combat女子級アトム級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
パク・シユン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
チェ・ジュンソ(韓国)

<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
シン・スンミン(韓国)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
キム・ソンウン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
木下尚祐(日本)

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
KENTA(日本)

<ライト級/5分2R>
涌井忍(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
亀田一鶴(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
安井飛馬(日本)
菅涼星(日本)

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【Special】アジアの今:韓国(01)BCフェザー級王座決定戦出場。シン・スンミン「絶対に日本でも勝てる」

【写真】この日の試合は、最大級の誉め言葉を見つけるとすればイ・ユンジュンを彷彿させたシン・スンミンだった(C)MMAPLANET

2023年に入り、J-MMA界で顕著になりつつある現象がある。韓国、モンゴル、フィリピン、そしてキルギスとアジア諸国からフィジカルに優れ、打撃に強く、組み技の技術も習得している選手が来日し、日本人ファイターにとって脅威になりつつある。

そんなアジアの今──とはいっても昨年12月から今年の1月にかけて取材した──を、フィリピン、韓国、モンゴルからインタビュー形式で紹介していく。

第2回は15日(土・現地時間)に韓国インチョンのパラダイスシティホテル内クラブ・クロマで開催されるBlack Combat06でパク・チャンスとBlack Combatフェザー級王座決定戦で戦うシン・スンミンの登場だ。

同王座は昨年大晦日に前ライト級王者ユ・スヨンがイ・ジンセを下し2階級制覇を成し遂げたばかり。しかし、ユ・スヨンは3階級制覇を目指し5月13日の次回大会でバンタム級タイトル戦を戦うことが決まり、フェザー級のベルトを返上することとなった。

そのフェザー級王座を賭けて、同じく大晦日大会でホン・ジョンテを圧倒し、1R3分03秒でKO勝ちしたシン・スンミンが、Double GFCフェザー級王座決定戦でパンクラスで活躍中のパン・ジェヒョクを下したこともあるパク・チェンスと相対する。Black Combatフェザー級の充実ぶりが伝わってくる──Road to UFCに出ていてもおかしくないファイター同士の顔合わせとなった。

ここでは、その大晦日に右ハイでダウンを奪い鉄槌の連打で勝利した直後に訊いたシン・スンミンの声をお届けしたい。


──今日のイベントで一番良い試合で、一番良いパフォーマンスに見えました。

「ありがとうございます」

──大勝した今の気持ちを教えてください。

「作戦が良かったです。準備してきたことが7割以上できて、勝利を手にすることができました。本当はもっとアグレッシブにフリースタイルで攻めるのが、自分のスタイルなのですが、相手はグラウンドが上手く腕十字を得意としているので、今日はステップを多用し、打撃で勝利できました」

──スピニングバックフィストも、相手に回らせてから打つよう狙っていたように見えました。

「その通りです。相手が右回りだったので、自分は左に移動しながらモーションをかけ、出てくるタイミングで攻撃を仕掛けました。これは作戦というよりも、練習の時から使っていた技で。これまではあまり試合で成功することがなかったのですが、今日は当てることができました」

──Black CombatはRIZINルールのようにサッカーボールキックも許されています。それらの攻撃は、Black Combatで戦うようになってから練習を始めたでしょうか。

「Road FCなど他のプロモーションでも戦ってきましたが、Black Combatのようなルールではなかったです。今回、10日目のオファーだったのですが、それからそういう練習をしてきました」

──なんと、10日間の練習で実際に試合で使えたのですね。いずれにせよ10日前の緊急オファー、計量も大変だったようでした。ただ、リカバリーもしっかりとできていました。以前のDouble GFC暫定王座決定戦を減量失敗で欠場していますが、あの経験があって今回の減量とリカバリーがあったのでしょうか。

「そうですね、あの時は減量に失敗して失神してしまいました。あれから普段でも栄養管理に気を付けています。そして、いつでも試合に出られるよう練習してきました。減量からリカバリーにかけても、しっかりと体調管理ができていました」

──ではDouble GFCからBlack Combatに戦場を移した理由を教えてください。

「Double GFCは単発契約なので、これからも試合に出ることがデキると思います。ただ、自分はBlack Combatで戦っていこうと思います。本当はDEEPとの対抗戦に出たかったのですが、キム・ミンウ選手にギリギリの判定負けをして本当に悔しかったです。DEEPとの対抗戦に出るために入場パフォーマンスも用意していたのに……本当に残念でした」

──それだけDEEPへの対抗戦に出たかったのですね。キム・ミンウに負けたとはいえ、紙一重だったと聞いています(※両者の一戦は2023年になってからYouTubeで公開された)。そして今日の勝利でBlack Combatフェザー級王座への挑戦をアピールしていました。

「次は今日のタイトル戦で負けたイ・ジンセと戦う約束をしてもらえました。4月に勝てばタイトルに挑戦できますが、日本で試合がしたいです。DEEPだけでなく、パンクラスやRIZINから声がかかればいつでも戦いたいと思います」

──正直、ユ・スヨンも良い選手ですが、多くの人がキム・ミンウの方が強いと思っているかと。そのキム・ミンウと競り合ったことで、チャンピオンになれる自信は相当にあるのではないでしょうか。

「自分はパンクラスで戦っているパン・ジェヒョク選手にも3-0で勝っています。ですからユ・スヨン選手に勝てる自信も当然あります。それは日本で戦うことを想定しても同じです。日本でも勝てると自信満々に言えます。日本の各団体が試合のチャンスをくれれば必ず受けて立ち、絶対に勝ちます!!」

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Black Combat Black Combat04 MMA MMAPLANET o ROAD FC イ・ジンセ イ・ソンハ キック キム・ジュンギュン ブラック ユ・スヨン

【Black Combat04】前ライト級王者ユ・スヨンがイ・ジンセを右カーフ&TDで圧倒、フェザー級も制す

【写真】徹底したケージレスリングとコントロールの強さを見せたユ・スヨン。打撃戦が少なかったメイン。これができるうえで打撃に強い──それがRoad FC成長期の韓国MMAだった。ブラックコンバットでは原点回帰もあるのか(C)MMAPLANET

12月31日(土・現地時間)に韓国はインチョンのパラダイスシティホテル内クラブ・クロマで開催された Black Combat04「The Era of New Kings」。

ブラックコンバットではLIVE配信を一切行わず、試合前から試合後までを編集した動画を大会後、数日を経て1日1試合というペースで公開している。8日(日)に同大会のメインイベント=Black Combatフェザー級王座決定戦の動画がアップされたので、ここで試合レポートを掲載したい。


<Black Combatフェザー級王座決定戦/5分3R>
ユ・スヨン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
イ・ジンセ(韓国)

ライト級王座を返上して今回のフェザー級王座決定戦に挑むイ・ジンセ。4年前の初戦でユ・スヨンに勝利しており、今回が再戦となる。サウスポーのイ・ジンセはスイッチしながらサークリング。右ローを見せる相手との距離を詰めるユ・スヨンだが、イ・ジンセのインローが当たる。ユ・スヨンの左ジャブをかわしたイ・ジンセはローと・ジャブを当て、シングルレッグでテイクダウンを奪った。

ケージ際でハーフガードのユ・スヨンを抑え込むイ・ジンセ。トップコントロールからバックを狙いつつ、左のパンチで削る。ケージをつたって立ち上がろうとするユ・スヨンの左足を制してパンチを打ち込み、バックへ。左腕で相手の体を引き寄せ、両足を差し入れてバックマウントを完成させる。パンチで削るユ・スヨン。イ・ジンセが立ち上がるとバックコントロールへ。対するイ・ジンセは体勢を入れ替え、ユ・スヨンをケージに押し込み初回を終えた。

2R、両者が見合う中、ユ・スヨンの右カーフキックが当たる。イ・ジンセは左ハイ。ユ・スヨンも右カーフと右ミドルをヒットさせた。イ・ジンセが左ジャブを突くと、ユ・スヨンがダブルレッグでテイクダウンを奪う。ケージ際で相手の両足を畳んだユ・スヨンがマウントへ移行する。左のパンチと右ヒジで削りながらバックに回ったユ・スヨンが、右足を差し入れてバックコントロールでイ・ジンセの動きを抑え、右のパンチで削っていく。

立ち上がったイ・ジンセをシングルレッグでコカしたユ・スヨンは、そのままケージに押し込む。立ち上がろうとするイ・ジンセを、足をすくって倒すユ・スヨン。イ・ジンセがスクランブルに転じると、ユ・スヨンは立ち上がり、相手をケージに押し込んでいった。

最終回、ユ・スヨンがスイッチしながら距離を詰める。イ・ジンセは相手の左足江シングルレッグで組みつくも、これをスプロールされてしまう。距離を取るユ・スヨン。互いに左ジャブを突いたあと、イ・ジンセの左ボディアッパーにユ・スヨンが左ジャブを合わせた。ユ・スヨンの右カーフキックが連続でヒットし、イ・ジンセの左ふくらはぎが赤く腫れている。イ・ジンセもワンツーを繰り出すが、ユ・スヨンはブロックするなどパンチへのディフェンス力の高さを見せる。

ユ・スヨンがシングルレッグでイ・ジンセに組みつき、さらに足をかけて尻もちを着かせた。立ち上がろうとする相手をダブルレッグからリフトアップしたユ・スヨンだったが、イ・ジンセがボディロックから体勢を入れ替え、相手をケージに押し込んでいったところで試合が終了した。

裁定は3-0でユ・スヨンの勝利。ライト級に続きフェザー級のベルトを巻いたユ・スヨンは3月にカザフスタンのMMAプロモーション=NEIZA FCのフェザー級王座防衛戦が控えていることを明かし、「また来年、Black Combatで戦いたい。ライト級でも、先ほど試合をした2人(イ・ソンハとキム・ジュンギュン)よりも自分のほうが上だ。バンタム級でもベルトを獲りにいきたい」と3階級制覇を狙うと宣言している。

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【Black Combat04】ブラックコンバット04 Gallery クレイジーな減量目立つK-MMA界で計量失敗なし

【写真】過去に減量中に病院に運ばれタイトル戦を欠場した過去を持つシン・スンミンは10日前のオファーを受け、体重を創りリカバリーも程よくされていた (C)MMAPLANET

昨年12月31日(土)に開催されたBlack Combat04。謎が謎を呼ぶK-MMA界の新興勢力。その韓国MMAファイターたちの減量の仕方が壮絶なのは、有名な話だ。

と同時に計量失敗にまつわる対戦カードの変更や欠場は、日常茶飯事となっている。さらにいえば同国での計量失敗に関しては、計量時間に遅れるだけでも罰金があるなど、飴と鞭ならぬ鞭のみの対策がこうじられてきた。

そんななか同大会では、試合数は6試合ながら計量失敗は見られなかった。それでも10日前のオファーで体重を創ったシン・スンミン、メインのフェザー級王座決定戦に出場したイ・ジンセなどは相当なリカバリーがあったように映る。他の選手も大胸筋の戻り幅は、なかなかのもの。ここでは──まだ試合結果が未公開のブラックコンバット04上位カード出場選手の計量Before & Afterを見比べてみたい。


ユ・スヨン


イ・ジンセ


イ・ソンハ


キム・ジュンギュン


ホン・ジョンテ

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【Black Combat04】計量終了 スクランブル出場シン・スンミンのパスに、対戦相手ホン・ジョンが笑み

【写真】シン・スンミンの計量パスに計測係の人物が嬉しそうな笑顔を見せていた。実は家族的な空気のブラックコンバットの一面がうかがえる(C)MMAPLANET

30日(金・現地時間)、明日31日(土・同)に韓国はインチョンのパラダイスシティホテル内クラブ・クロマで開催される Black Combat04「The Era of New Kings」の本計量が行なわれた。

イベントのライブ配信は無し。YouTubeでディレイ配信し「ライブを楽しむのは会場」という方針で、満員の観客を集めるブラックコンバットでは、セレモニアル計量も実は大会1週間に撮影済みで、前日は本計量のみという創り込みようだ。


メインのフェザー級王座決定戦に出場するユ・スヨンとイ・ジンセの両者を始め、6試合全12選手が計量クリア。体重オーバーが多いK-MMA界にしては極々順調に出場ファイターは大会当日を迎えることとなる。

それでも下着を脱いで体重を測る選手は3名に及び、特に第4試合のフェザー級マッチでホン・ジョンテとのファイトを10日前に受けたシン・スンミンは、リミット丁度という結果にガッツポーズし、すぐに水分補給に入った。ここで対戦相手のホン・ジョンテも、満面の笑みを浮かべていたのが印象的だった。

また第2試合のフェザー級でイム・ジョンミンと対戦するイ・ソンウンは、フェイスオフの際にサンタクロースの衣装に身を飾って「初回で倒す」と言い続けた。25日が過ぎるとお正月ムード一色の日本と違い、クリスマスの情景が街中に残る韓国らしいイ・ソンウンのコスプレ・フェイスオフだった。

■ Black Combat04計量結果

<Black Combatフェザー級王座決定戦/5分3R>
ユ・スヨン:65.7キロ
イ・ジンセ:65.75キロ

<ライト級/5分3R>
イ・ソンハ:70.35キロ
キム・ジュンギュン:70.4キロ

<フェザー級/5分3R>
シン・スンミン:66.0キロ
ホン・ジョンテ:66.0キロ

<ウェルター級/5分3R>
ソル・ヨンホ:76.75キロ
イ・チョンス:76.9キロ

<フェザー級/5分3R>
イ・ソンウン:64.7キロ
イム・ジョンミン:64.9キロ

<フライ級/5分3R>
オク・ウンチャン:57.2キロ
キム・ソンウン:57.18キロ

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【Black Combat04】戦いに狂った男「クァンナム」×粘りが身上の「チンホン」――これがBlackCombat流

31日(土・現地時間)、韓国はインチョンのパラダイスシティホテルでBlack Combat04が開催される。

突如K-MMA界に新風を巻き起こしたBlack Combatの第4回大会の第4試合に組まれたシン·スンミンとホン·ジョンテのフェザー級戦を掘り下げることでBlack Combatの特性を探りたい。


キャリア10勝4敗、6つのKO勝ちを誇るシン·スンミンにはクァンナムというリングネームがある。対するホン·ジョンテのリングネームはチンホンだ。

さらにいえば Black Combatの彼らの押し出し方は戦いに狂った男「クァンナム」シン·スンミン×柔術黒帯――粘り強さが身上の「チンホン」ホン·ジョンテという風になる。

過去のK-MMA界になかった映像クオリティとYouTubeを最大限に生かした拡散の仕方で、新たなファンの獲得に成功していると――現在はMMAや格闘技のメディアから離れ、古流を追求する韓国格闘技メディアのパイオニア的な存在の人物は、一歩離れた位置から冷静にBlack Combatの在り方を考察している。

一方で現状メディアのなかには、彼らの方法論には慎重論を唱える者がいるのも事実だ。そのような声を封印するには、ケージの中のパフォーマンスの向上が欠かせない。Black CombatがMMAとしての質の向上を求めている姿勢が、シン·スンミンのように国内フェザー級のトップの1人で、Double GFCでフェザー級タイトル戦線で戦っていた選手の登用だ。

もともとホン·ジョンテはRoad FCのリアリティTVショー上がりで、根津優太と対戦経験のあるパク·ヒョングンと対戦予定だったが、ヒザの負傷による欠場を受け1週間のショートノーティスでオファーを受けた。

絶え間なく手を出すストライカーのシン・スンミンに対し、ホン·ジョンテは柔術家――MMAでは3連敗の後、3連勝を果たしBlack Combatのプロオーディンス2でギロチンやヒザ十字で相手を仕留め、同プロモーションで確かな地位を築き始めた。しかし、10月大会で今大会でフェザー級王座決定戦に出場するイ・ジンセに秒殺KO負けを喫し、再起戦を大晦日に戦うこととなった。

典型的なストライカー×グラップラーの一戦だが、シン·スンミンは「初回にギロチンで勝つ」と明言――インパクトを残し、次期フェザー級チャレンジャーに名乗りを挙げるという青写真を描いている。

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【Black Combat04】K-MMA界の大晦日は、噂のブラックコンバット。最年少黒帯ユ・スヨンが4冠を目指す

【写真】寝技がしっかりとできる──そんな選手が実はK-MMAでも増えている (C)BLACK COMBAT

31日(土・現地時間)、韓国はインチョンのパラダイスシティホテルで噂のBlack Combatの第4回大会「The Era of New Kings」が開催される。

DEEPとの対抗戦や、K-MMA界の実力者とどんどん契約している。過去の大会と違い、映像で魅せてオーディションでジェネラル層の関心を得る──等々、色々な話が伝わってくるBlack Combatだが、今回のメインはフェザー級王座決定戦=ユ・スヨン✖イ・ジンセがマッチアップされている。


オーディションで名前を挙げた選手中心の今大会にあって、ユ・スオンはTOP FCでプロデビューし、柔術でも韓国柔術界史上最年少24歳で黒帯を獲得。日本ではパンクラスで大橋悠一を19秒KO、母国ではZEUS FCフェザー級王者に就くと、コロナ禍では中東UAEWにもチャレンジするなど9勝2敗というレコードを残している。

Black Combat初陣ではライト級王座決定戦でキム・ジョンギュンと161ポンド契約戦で戦い、寝技を圧倒的に支配し判定勝ち。さらにはカザフスタンのNEIZA FCでもフェザー級王者にもなり、今回は4本目のベルト獲得を目指し── Black Combatフェザー級王座に挑むこととなった。

対戦相手のイ・ジンセとは4年前にTOP FC時代に対戦し2-0の判定勝ちを収めている。前回の対戦時には打撃は強力な威力を誇るもののグラップリングで歯が立たなかったイ・ジンセは、その後の4年間にレスリングの強化に努めてきた。

そのイ・ジセはBlack Combatではプロオーディションのシーズン2で台頭、現ランク2位のホン・ジョン手を27秒KOし、タイトル&リベンジ戦の権利を得た。

大晦日、K-MMAのオオトリを務めるBlack Combat。そのベールが、いよいよはがされようとしている。

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