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【KSW60】ボクシング3冠、KSW史上最高のボクサー=ウゴノウ──臨戦態勢取れずマウントパンチにTKO負け

<ヘビー級/5分3R>
マレク・サモチェク(ポーランド)
Def.2R0分27秒by TKO
イズガベ・ウゴノウ(ポーランド)

KSW史上最高のボクサーとコールを受けた3団体の地域チャンピオンのウゴノウが、2度目のMMAに挑む。対戦相手のサモチェクは2勝1敗で、キャリア4戦目の選手だ。サウスポーのサモチェクが右を振るって即シングルレッグへ。ケージにウゴノウを押し込んで、テイクダウンを狙う。一度はヒザをついたウゴノウはすぐに立ち上がると、片ヒザをマットについているマチェクの顔面にニーを放つ。

反則をレフェリーが見逃し、サモチェクはシングルからアンクルピックもウゴノウは倒されない。サモチェクはエルボーを落とされても、頭の位置を上げて右腕を差してクリンチを続ける。体は回してニーを放ったウゴノウが、パンチを纏めるとサモチェクはシングルへ。

鉄槌を落としたウゴノウは立った上体で鉄槌を連打し、自らグラウンドに倒れ込んだサモチェクに鉄槌、パンチを続ける。サモチェクはクローズドに取るが、エルボーを被弾し続ける。レフェリーが試合を止めても然りという状況で、パンチを打ち続けるウゴノウが疲れて殴るを辞める。立ち上がってガードの中に入ったウゴノウは、三角絞めに捕えられパンチを打たれながら初回が終わった。

2Rが始まっても自陣から出てこないウゴノウに対し、サモチェクがパンチを纏めてヒザ蹴りからシングルレッグを決めて早々にマウントを奪取する。パンチ、エルボーを打たれたウゴノウは完全に勝負を諦めていた。


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J-CAGE KSW60 News イオン・ソルドゥ イズガベ・ウゴノウ トマス・ナルクン フィル・デフリーズ ブログ ヴォイト・バルボリク

【KSW60】計量終了 ヘビー級✖ライトヘビー級チャンプチャンプ対決II。スロバキアのバルボリクに注目

【写真】 2度目のチャンプチャンプ対決。自らの階級に相手がないデフリーズとナルクンだ(C)KSW

23日(金・現地時間)、24日(土・同)にポーランドはウッチのクルブ・ベッツフォーニャで開催されるKSW60「Narkun vs De Fries2」の計量が行われた。

今大会は文字通り、KSW世界ヘビー級王者フィル・デフリーズにライトヘビー級王者トマス・ナルクンが挑む、チャンピオン対決が組まれている。

この両者の対戦は2年前──2019年3月に1度実現しており、その時はデフリーズが判定勝ちで王座防衛に成功している。以来、ナルクンは2度に渡りライトヘビー級王座の防衛を上乗せしており、通算5度の王座防衛を果たしておりKSW内においては対戦相手が見当たらないのが現状だ。

デフリーズもヘビー級王座を4度防衛し、チャンプチャンプ対決に再び望むこととなった。


セミでは二冠王マテウス・ガムロの返上に伴いKSWライト級王座決定戦が、マリアン・ジュコフスキ✖マチェイ・カジェスコの間で組まれた。

セミ以下ではIBJ地中海、WBOアフリカ、WBAオセニアという3つのボクシング・ヘビー級王座を所持していたイズガベ・ウゴノウが、2度目のMMAをマレク・サモチェクと戦う。

また東欧の人材発掘的な見方をすれば、キャリア12勝1敗のスロバキア人ファイター=ヴォイト・バルボリクや、モルドバ人で10勝3敗、KSW初勝利を目指すBRABE CFベテランのイオン・ソルドゥらも楽しみだ。

■視聴方法(予定)
4月25日(日・日本時間)
午前4時00分~FITE
午前4時00分~KSW.TV

■ KSW60計量結果

<KSWヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] フィル・デフリーズ:119.8キロ
[挑戦者] トマス・ナルクン:101.5キロ

<KSWライト級王座決定戦/5分5R>
マリアン・ジュコフスキ:70.3キロ
マチェイ・カジェスコ70.3キロ

<ヘビー級/5分3R>
イズガベ・ウゴノウ:107.2キロ
マレク・サモチェク:108.5キロ

<フェザー級/5分3R>
パトリック・カツマルチク:66.3キロ
ミハウ・ソビエフ:65.8キロ

<ミドル級/5分3R>
アドリアン・ドゥデック:84.3キロ
アレクサンダー・イリッチ:84.4キロ

<フェザー級/5分3R>
クシュフトフ・クラチェク:66.1キロ
ヴォイト・バルボリク:66.0キロ

<女子ストロー級/5分3R>
アレクサンドラ・ローラ:52.5キロ
カロリーナ・ボイチ:52.1キロ

<80キロ契約/5分3R>
カスペル・コジョゼブスキ:79.9キロ
イオン・ソルドゥ:80.0キロ

<バンタム級/5分3R>
ヤコブ・ヴィクワッチ:61.7キロ
パトリック・スルディン:61.7キロ

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KSW54 other MMA Report イズガベ・ウゴノウ ブログ

【KSW54】ボクシング3冠王ウゴノフが、MMAデビュー戦でスクランブルを制し初回TKO勝ち

<ヘビー級/5分3R>
イズガベ・ウゴノウ(ポーランド)
Def.1R by TKO
ケンチン・ドミンゴス(ポルトガル)

左ジャブを繰り出すウゴノウに対し、ドミンゴスも右オーバーハンドを繰り出す。ウゴノウは右ローを蹴るとジャブを続け、ドミンゴスは前に出ることができない。ジャブ&フックのウゴノウは右ローをキャッチされケージに押し込まれてテイクダウンを許すが、すぐに立ち上がって逆に上を取り返す。ここでパウンドを連打すると、ドミンゴスが太腿を抑えて動けなくなり──試合は決した。

アクシデント的な勝利ではあったが、ボクシング3冠王は組みへの対応を見せてMMAデビュー戦でTKO勝ちを決め「全ての準備をしていた。強烈なキックも含めてね。どうなった分からないから、ビデオをチェックしたいね(笑)。コーチに感謝している」と勝利者インタビューで話した。