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【Gladiator CS01】アン・ジェヨン戦へ─三上ヘンリー大智─01─「どれだけ無意識な状態に持って行けるか」

【写真】このルックスを人生が優位に運ぶように使わない。男前は、そんなことは考えないのだ (C)MMAPLANET

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、三上ヘンリー大智がアン・ジェヨンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

剣道界からは、消えた名選手と呼ばれ。銀幕デビューを果たし、POWNDSTORMやEXFIGHTでは黄色い声援を誰よりも集めていた甘いマスクの持ち主。取材中も彼の姿を視界にとらえた街往く女性が、そのまま目を奪われたように追い続ける。あるいは振り向いたままということが、続いた。それでもヘンリーは、その視線に気づかず──懸命に重心移動について、言葉を続ける。自身の持つルックスには無頓着で、武道精神をもって研ぎ澄まされた感覚でMMAを突き詰めようという姿勢を持つラスト侍に、今回の対戦や剣道との関わり、今後について尋ねた。


──16日にアン・ジェヨンと対戦が決まった三上選手です。このタイミングでGLADIATORの新機軸であるGLADIATOR CHALLENTER SERIESで戦うことを決めたのは?

「最初にやる予定だったイ・イサク選手が、若くて勢いのある5勝0敗の選手で凄くモチベーションが上がりました。この選手を倒すと、MMAファイターとしてもう少し認められるんじゃないかと思って」

──イ・イサクは5月から開始のTUFへの出演が決まり、出場が流れた。主催者もUFCへの道が開いた選手をここに縛ることはできないという判断をしたと聞いています。その結果、アン・ジェヨンと戦うこととなりました。

「あのあと候補として名前を頂いた選手のなかで、一番自分のなかで意味ある試合になると思った選手なのでお願いしたという形です」

──イ・イサクと戦っていたなら、三上選手がこれまで見せていなかったMMAファイターとしての完成度の高さが必要な戦いになったと思います。対して、アン・ジェヨンとはどのような意味のある試合になると考えられたのでしょうか。

「私自身のMMAの創り方のようなモノは変わらないのですが、テーマはちょっと変わったかなというのはあります。ストライカーとしてMMAをやらせてもらって、向うも自分のことをストライカーだと認識してくるでしょうし、変な話──打撃の勝負になるかなと思っています。そこでMMAのなかでのストライキング能力が試される試合という風に位置づけは変わったと思います。そこに向けてチャレンジングな試合、挑戦者として挑もうという気持ちです」

──イ・イサク戦がなくなった時、試合を断ろうと気持ちには?

「若干、『あぁ、マジかぁ』というのはありましたけど、一つひとつ勝たないといけないし。自分のなかではどんな相手とやってもかけがえのない財産になると思うので、試合ができる時にやらせてもらえることが一番喜ばしいことなので」

──ミドル級は国内で対戦相手が少ないですし、試合機会を逃したくないという気持ちも強かったのではないでしょうか。

「それが一番にあります。立ち技でも何でも色々な団体で戦わせてもらう立場でやっていますが、一番優先したいのはMMAの試合なので。これからは韓国人選手だったり、外国人選手と戦うことが多くなると思うので、一つひとつ受けたオファーはケガとかがなければ断らないようにしていきたいです」

──正直、これまでの試合で三上選手はそのポテンシャルを出し切れてない印象があります。デビュー戦はMMAの打撃に戸惑っていた。そして前回のチョン・ホチョル戦は組み主体の試合となりました。

「アハハハハ。まず、チョン・ホチョル戦を細かく分けると、1Rは本当に打撃で行こうと思っていました。ただ、がぶった時に『あれっ? これ寝技の展開でデキるかも』と思って。で、バックを取ろうとしたときに足が引っ掛かって下になってしまったんです。あの時は立つ意識は余りなくて。相手も力を凄く使っていたので、寝技である程度しのいで2R、3Rに賭けようと思っていました。

で2Rは自分のなかでは打撃でいって、相手がダウンをしたら立たせて打撃ではなくて、上を取ってトップで何かをする。ポイントを稼ぎ続ける。そういうゲームをやっていかないと今後、ストライキングが自分と同じぐらいだったり上の選手と戦った場合に話にならない。勝ち負けが懸かった大事な一戦ではあるけど、あそこはトップの状態で勝負に行くべきだと思いました。なので効いたのか、頭を振ってテイクダウンに来たところをがぶって上を取って終わらせました。だから自分のなかでは成長するために凄く良い試合だったと思っています」

──MMAに慣れた三上選手の打撃の威力が見られるかと期待していたので、その選択に驚かされました。ただし、そこを経験できたことは本当に良かったですね。では今、三上選手のMMAの打撃のレベルはどうなのかと考察した時に、12月9日のNOKC OUT UNLIMITEDという全局面打撃ルールというファイトを経験した。あの試合が得られるモノは何だったのでしょうか。

「MMAグローブで殺傷力のある展開のなかで、落ち着いて相手を見て自分の打撃を繰り出す──ストライカーとして、凄く良い経験ができました。ヘッドギアで固めて、ガチガチのスパーリングをするのとはわけが違うじゃないですか? 緊張感もあるし。心の揺れもある。そのなかで冷静に自分を保って戦えたのは、本当に良い経験になりました。だから今後もああいうオファーを頂けるのであれば、積極的に受けていきたいです」

──KNOCK OUT UNLIMITEDルールでの試合は三上選手の成長につながる?

「繋がると思います。打撃をやらないといけない。打撃って組み技とちょっと違う……勝負ごとって何でもそうだと思いますが、階級が重くなればなるほど運の強さが大きくなると思うんですよ。そこで腹を括って、自分の動きを出す。そこは何度も繰り返さないと、自分の自信につながらないと思います」

──やはり一発で勝負が決まると。

「それが重量級にはあります。そこは自分もやられた経験がありますし、すごく怖いと思っているところです」

──アマチュア時代のアンディ・コング戦のことかと思われますが、キャリアの汚点と言っても良い敗北でした。

「ただ、あれはあれで人々を勇気づけられるスパイスになったんじゃないかと思っています。今後頑張って色々な結果を出した時に、あの過去があったと他の人が知れば『俺もここで頑張り続ければ、何か良いことがあるんじゃないか』と思ってもらえるような選手になりたいですし。格闘技の天才で無敗で、強い。まぁ格好良いですけど、それって人に何を与えるのかと考えた時に『あの人は特別』って思われるだろうし。敗北を経験している人の言葉って凄く温かくて、私はそういう人間になりたい。だから色々とチャレンジして、負けても良いし……負けても良いという気持ちでは戦わないです。でも、負けてもチャレンジを続けて人に元気を与えられるファイターになりたいです」

──押忍。UNLIMITEDルールの試合を再び振り返って欲しいのですが、キックボクサーがあの展開になると、寝技でもガムシャラに殴るか、サッカーボールキックを思い切り狙うかと。一方で三上選手は非常に冷静にヒジ、鉄槌を落としてパウンドアウトしました。

「正直に言うと、あの試合の記憶はほとんどないです。それが自分の中の理想で。試合の記憶がない状態が、一番無意識で攻撃が出せるんじゃないかと。『これを出そう』という時点で、脳が余計なことを考えている。どれだけ自分を無意識な状態に持って行けるか。そのための日々の鍛錬だと思うので、そこのしっかりとした鍛錬が出た試合だったかと思います」

──試合全般でそうだったのですか。

「ハイ。スピニングバックフィストを食らったんですが、そこ以外はほとんど覚えていないです」

──ではスイッチしての左ミドルという素晴らしい攻撃も?

「覚えていないですっ!!」

──首相撲からのヒザも?

「覚えていないです」

──無心で本来の動きが出せるということなら、あの一連の攻撃が本来の三上選手の打撃なのですね。そうなると我々も欲張りなので、MMAであの攻撃が見たくなってしまいます。

「私はやっぱりトータルでやっていきたいとは思っていて。色々な道具を持っていて、場面・場面で使い分けることができるのが理想で。ただ下の展開に関していうと、柔術というのは積み重ねだと思うので、ずっとやってきた人とそこで勝負しようとなると凄く限定的になってしまいます。

だから色々な道具は持ちますが、道具を使う取捨選択が非常に大事になってきます。年齢的に考えても、取捨選択は大事になります。一つ一つを研ぎ澄まさせて、この場面でコレは絶対に勝てる。これは自信がないから、他の展開にしようとか。打倒極の全部で一つ自分のなかで必殺技を創りたいです。必殺の展開を創っていきたいとは思っています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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【HEAT52xAngel’s FC27】誰も知らない──三上ヘンリー大智「誰も見ていないところで、強い人と戦いたい」

【写真】どう考えても良い男だろう──その言動も含め(C)MMAPLANET

19日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるHEAT52xAngel’s FC27で三上ヘンリー大智が10カ月振りの実戦でチョン·ホチョルと対戦する。
Text by Manabu Takashima

剣道からキックボクシング、そしてMMAに転じて2年。甘いマスクの期待の新鋭は、実は取材嫌い。そして個性的という話が常々聞かれた。そのヘンリーをついにインタビューする機会が、試合を明日に控えた計量直後に巡ってきた。

良い意味で自分を持ち、一旦取材を受けると決めると、一つ一つの質問にしっかりと答えてくれたヘンリー。本人の意志に関わらず、これは露出すると人気が出るわ──と書き記したくなる三上ヘンリー大智を知る第一歩。一つ一つの返答を堪能してほしい。


──本来は取材を受けたくないということだったヘンリー選手ですが、岡見選手経由で断ることができない状況を創ってしまい──しかも、計量直後にインタビューと申し訳ありません。

「いえ、宜しくお願いします(笑)」

──実際のところ雑誌でのインタビューも固辞されたことありますし、何かメディアに対して思うところがあるのでしょうか。

「そういうことではないんです。MMAPLANETは読ませていただいています。ただ、あまり目立ちたくなくて(苦笑)」

──いやいや銀幕デビューまで果たして(笑)。

「そこを経験して、さらにというところはあります。誰も見ていないところで、強い人と戦いたいというのがあって……」

──それはプロフェッショナルファイターである限り、我儘ではないかと。誰も見ていないところに、強い選手はいないでしょうし(笑)。

「そうですね(笑)。ただ、そんなに結果を残しているわけでないですし、UFCとかに行って世間的に認められるような選手だとありなんですけど、そこにも達してないのにという気持ちはあります。今は格闘家もメディアを使ってお金を稼ぐ時代なのかもしれないですが、私個人としてはお金を稼ぐなら他の仕事をするので」

──ファンに自身の声を届けたいという気持ちは?

「特にないんですよね。アハハハハ。ファン……ファンの人は、ファンの人の意志で見て頂いているわけで。私としてはファンの人よりも、周りの人のためにという意識が強いです。ファンの人にこういうキャラを演じようとか、ファンのためにこういう試合をしようというより健康無事で家に帰って、皆に元気なところを見せられれば。その上で格闘家として良い結果を残して、喜んでもらえたらと思っています」

──いや、相当に興味深い性格の持ち主なようで。本来は剣道から立ち技、そしてMMAと歩んできた三上選手には、尋ねたいことがたくさんあるのですが、明日が試合ということですし、今日はMMAに集約して話を伺わせてください。10カ月振りの試合ですが、ここまで試合がなかったのはどういう理由だったのでしょうか。

「色々とやるかも、やるかもというのが続いて。それが実現しないということが、3度ほどありました。それもあって……実は個人的に海外で練習をしようと思っています。まずは2カ月ほど行ってみて、向うの気候とか食事、生活リズムに馴染むようでしたら、本格的に練習し、試合も向うのプロモーションで戦うということも考えています。そういう風に考える根底には、日本であまり人に見られたくないというのがあります(笑)」

──本当に今日は貴重な機会を頂き、ありがとうございます(笑)。

「それは岡見さんが橋渡しをして下さったので。私がMMAの手解きを受けたのが岡見さんで、ずっと岡見さんには恩を感じています。皆の前に出たくないと言っても、それでも取材を受けるチャンスを頂けるようになったのも、全て岡見さんのお陰なので」

──オーディションでは、思い切り殴っていましたけど(笑)。

「アハハハ。逆に遠慮をすると失礼なので」

──ともあれ10カ月間、MMAファイターとしてどの部分が成長できたと思っていますか。

「練習の8割が組みの練習だったので、そこですかね。自分から積極的に組むことはGENだとできないのですが、そのなかでもバカみたいにテイクを狙うと成功する数も増えてきました。あれだけ組みが強い選手とやってきてそういう風になっているので、自分と同じレベルの人と戦うとどうなるんだろうと、試してみたくはなっています」

──防御面というのは?

「防御面は、最初から防御ばかりなので。そのなかで何とか穴を見つけて自分が仕掛けるような練習ばかりをしてきました。だから防御は勝手にできて、攻めをどうしようかと私の中で考えられるようになりました。何か一筋の光が見えてきたのかなという感じです」

──岩﨑大河選手との試合、拳に圧力があってもなかなか出なかった。あの印象を続く2戦で相当に払拭できました。今回の試合では、さらに上達しているということですね。

「岩﨑選手は純粋に凄く上手かったです。前蹴りを凄く見せてきて。ファーストコンタクトで私がジャブを入れて。いけると思ってワンツーを出したら、かわされて組みつかれてテイクダウンを取られました。そこから組まれたらヤバいという意識が出て、岩﨑選手が前蹴りを出す素振りを見せる。それが前蹴りか、落として組んでくるのか分からなくて。

蹴りだと、ジャブを打った時にさされる可能性があり、だからといってストレートを打つと組まれるかもしれない。そういう風に考え過ぎるようになって、遠い距離からのジャブしか出なくなってしまったんです。組みの対処が足りなかった。自分のなかではやっていたつもりでも。岡見さんからは『組まれて、倒されても立てば良い』と言われていて、実際に立てる場面もあったし、ケージの攻防もしっかりとはできたとは思っています。ただし、倒しに行くぞとなるには、そこを考えて足かせになってしまったのは確かです」

──やはりMMAは攻めも守りも、選択肢が多いです。

「それと減量がほぼ初めてで。結構落として、色々な要因があったかと思いますが、全てを含めて実力が不足していました」

──その後のEXFIGHTの2試合で改善し、手応えを感じたところというのは?

「それこそ減量に関して、リカバリーの意識を持つようになりました。組んだ時に技術的なアドバンテージは相手にあることが多いので、ある程度はフィジカルで補っていかないといけない。割と水抜きを頑張って戻すようにすると、相手の方が小さいから組まれても何とかなるだろうという気持ち的な余裕ができて、それからはガツガツと行けたかと思います。特に2試合目は私の方から組んで倒して、パウンドで勝つことができたし」

──では明日のチョン·ホチョル戦では、さらに進化バージョンの三上選手が見られるでしょうか。

「そうですね、映像を視ると癖のある選手です。その癖を利用して戦おうと思います。組みに関しては私の方が上です」

──三上選手が目立ちたくなくても、期待値は上がっています。期待しているファンにどのような姿を見せたいですか。

「大変失礼な言い方をすると、『勝手に期待するなよ』というところはあります」

──アハハハハハ。

「あるんですけど、期待していただくのも何かの縁ですから、そういう方には自分の試合を視て元気になる試合をしたいかなというのはあります。1試合を見て「強いな」、「弱いな」でお終いじゃなくて、そこから勝ち負けのストーリーみたいなモノを楽しんでいただければ。剣道の時とか、負けると再起という風に見られることがあって。でも自分としては、死に物狂いでやってきた結果なので。

皆さんの記憶に焼き付いていると思いますが、アマチュアの試合でアンディ・コング選手にKOされていますし、自己評価は結構低いので。でも、そのなかで何かを感じていただけたらなと。自分に対して期待はしていないけど、光は見ているからそこに手を届かせたい。その一心で頑張っているので、そういう部分を伝えていければと思っています」

──格闘技も興行になると、ショービジネスです。そのなかで、今日話してくれたような考えを持つようになったのでしょうか。

「これ、皆同じだと思うんです。実力と知名度が見合っていないと、絶対に心の中に違和感が生じる。それに気づかないのは、自分が見えていない証拠で。ある一定の部分まで自分のことを考えることができるようになると、やっぱり息苦しいと思うようになるかと(苦笑)。そこの部分にハマったかというのはあります」

──では結果を残すほど、露出が増えても平気では?

「う~ん……。それは分からないです(笑)」

──UFCで戦って、「皆、見ないで」とは言えないですよね(笑)。

「UFCの選手でもミドル級の8位は誰だと日本でUFCをみている方に言っても、分かる人は余りいないと思います。そんなぐらいかなって(笑)。そういうところから、タイトルマッチまで上り詰めていきたいと思っています」

──押忍。では最後に──剣道を日本代表合宿に呼ばれるほどやり込んできて、何かMMAに生きることはありますか。

「あのう……むしろ私の中では、剣道をやっている感覚が強いです。そうですね……」

──いえ、今日はそこまで結構です!! そこから先はまたインタビューの機会を下さい。しっかりと尋ねてみたいです。

「ハイ(笑)」

■視聴方法(予定)
8月20日
午後3時分~ TIGET LIVE

■ HEAT52xAngel’s FC27対戦カード

<キック・ミドル級/3分5R>
アビラル・ヒマラヤン・チーター:69.9キロ
ヤン・チャンウォン:69.4キロ

<HEATフェザー級王座決定戦/5分5R>
倉本拓也:65.7キロ
ユ・ジュサン:65.8キロ

<バンタム級/5分3R>
堀友彦:61.5キロ
ソン・ヒョンジョン:61.4キロ

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智:84.0キロ
チョン·ホチョル:83.8キロ

<キック・ライト級/3分3R>
優翔:59.9キロ
パク·ジョンジュン:60.3キロ

<ウェルター級/5分3R>
大道翔貴:77.5キロ
チャン・ユンソン:77.4キロ

<ライト級/5分3R>
平山学:70.2キロ
ソン・ミン:70.5キロ

<フライ級/5分3R>
AXEL RYOTA:56.5キロ
チョ·ジュンゴン:56.8キロ

<ムエタイ64キロ/3分3R>
ペットサムイ・シムラ:64.0キロ
シン·ドンヒョン:64.2キロ

<キック57.5キロ契約/3分3R>
一仁:57.4キロ
ウォームONE LINK:57.3キロ

<フェザー級/5分3R>
今井舜也:66.0キロ
菊川功武:65.7キロ

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『HEAT 50』試合結果/皇治は判定負け


第12試合 メインイベント キック(肘無し・つかんでからの攻撃は禁止) 61kg契約 3分3R(延長1R)
×皇治(TEAM ONE/元HEATキック・ライト級王者、ISKA K-1ルール世界ライト級王者)
○ダウサコン・BANG BANG GYM(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級3位&元WPMF世界スーパーバンタム級王者)
4R 判定0-3 (杉村9-10/和田9-10/大成9-10)
3R 判定1-1 (杉村30-29/和田29-30/大成29-29)

第11試合 MMA 65kg契約 5分3R
△春日井“寒天”たけし(志村道場/HEAT MMAバンタム級王者・元フライ級王者)
△笹 晋久[くにひさ](パラエストラ柏/修斗バンタム級新人王2017)
判定0-1 (28-29/29-29/29-29)

第10試合 キック ミドル級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R
○アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATキック・ミドル級王者)
×ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界ウェルター級王者)
1R 2’54” KO

第9試合 HEAT MMA ライト級タイトルマッチ 5分5R
×草MAX(TEAM CLIMB/王者)※初防衛戦
○岡野裕城(マッハ道場/挑戦者)
2R 4’45” 裸絞め
※岡野が王者に

第8試合 キック 62kg契約 3分3R
○安川侑己(志村道場/HEATキック・ライト級王者)
×モンダム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
3R KO

第7試合 MMA ミドル級 5分3R
―桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者、元GRANDウェルター級王者)
―アンディ・コング(99 RANGER GYM)
中止 (コングの計量オーバー)

第6試合 キック 女子53kg契約 3分3R
○鈴木万李弥(志村道場)
×小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 (30-29/30-28/30-27)

第5試合 キック 57.5kg契約 3分3R
○内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/元DEEP☆KICK -55kg級王者)
×ノラシン・スペチアーレジム(タイ/OISHI GYM/元ラジャダムナン&ルンピニー認定ライトフライ級王者、元ルンピニー認定フライ級王者)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)

第4試合 MMA フェザー級 5分3R
○倉本拓也(志村道場)
×秋山怜冬(clash)
1R 1’32” 三角絞め

第3試合 MMA フライ級 5分2R
△ユン・テスン(韓国/志村道場)
△廣瀬裕斗(Hida Training Lab team 阿修羅)
判定1-0 (20-18/19-19/19-19)

第2試合 キック 63kg契約 3分3R
○伊藤勇大(OISHI GYM)
×SOUL(IMPACT)
判定3-0 (30-27/30-2730-28)

第1試合 MMA バンタム級 5分3R
○小川隼也(ボンサイ柔術)
×徳弘拓馬(スタートジャパン)
1R 4’34” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

オープニングファイト第3試合 PROGRESSフォークスタイル・グラップリング 85kg契約 5分2R
×濱岸正幸(カルペディエム三田)
○レアンドロ草野(草野柔術)
6-9

オープニングファイト第2試合 PROGRESSフォークスタイル・グラップリング 70.3kg契約 5分2R
○竹浦正起(カルペディエム三田)
×椿 飛鳥(トライデントジム)
1R 3’03” ヒールフック

オープニングファイト第1試合 PROGRESSコンバット柔術 66kg契約 5分2R
×生田 誠(トラスト柔術アカデミー)
○江木伸成(藤田柔術)
判定

 5月7日に名古屋国際会議場イベントホールで開催された『HEAT 50』の試合結果。皇治はダウサコンに延長Rで判定負け。春日井“寒天”たけしは引退試合で笹晋久と対戦しドロー。ライト級タイトルマッチは岡野裕城が草MAXに勝利し新チャンピオンになっています。続きを読む・・・
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HEAT50 MMA o アンディ・コング イゴール・タナベ キック ダニエル・スポーン 桜井隆多 石井慧

【HEAT】石井慧 HEATの運営に対してTwitterで苦言

5月7日に名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT50。皇治のキックルール、春日井たけし引退試合、石井慧の参戦にイゴール・タナベのMMA2戦目などマニア心をくすぐる対戦カードが並んでいましたが、数日前から微妙な風向きに。。。イゴール・タナベが右肩を負傷して欠場。さらに石井の対戦相手だったダニエル・スポーンが空港でのコロナ検査で陽性反応が出た事により、試合自体が中止となりました。

怪我もコロナ陽性も不可抗力。選手も主催者も責める事は出来ません。しかし、その後の石井のツイートで何やらきな臭い空気が漂ってきました。

石井の対戦相手だったスポーンがコロナ陽性は陽性だったようですが、そもそもビザを取っておらず、石井サイドが取ったとの事。さらに過去の未払いやドタキャンについても言及し、事態は泥沼の様相を呈してきました。

もし本当ならHEATの運営は杜撰の一言。まるで10年前、20年前の格闘技業界ですよ。さらに石井の試合だけでなく、イゴール・タナベの代役として起用したアンディ・コングは契約体重83.9kgに対して90kgと大幅超過。桜井隆多との試合は中止となっています。

弱り目に祟り目。体重超過をコングの怠慢ですが、そもそもアジャスト出来るだけの契約体重、人選だったのか、改めて検証する必要があるでしょう。大会前日になって散見してきたトラブル。HEATはどう対処するのか。注目カードが消滅したので今回のPPV観戦は止めておくとします。
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【HEAT50】アンディ・コング、再計量でも落とせず。桜井隆多の試合は消滅……

【写真】自ら売り込んだ話が事実なら、どういうつもりだったのだろうか。86キロ、87キロ、88キロという契約体重での交渉もありえただけに、桜井が気の毒すぎる(C)MMAPLANET

明日7日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT50。

イゴール・タナベの負傷欠場に伴い、代役として桜井隆多と戦うことになっていたアンディ・コングだが、本計量に続き再計量でもパスせず――主催者と桜井との協議の末、この試合は実施されないことが決まった。

一説によるとアンディ・コングはイゴールの欠場に伴い体重が落ちるということで、自ら出場を打診したという話も伝わっている。仮にこの話が真実であれば、理解不能な90キロという6キロ・オーバーでも名古屋入りだ。

■視聴方法(予定)
5月7日
午後1時30分~ TIGET LIVE

■HEAT50計量結果

<キック61キロ契約/3分3R>
皇治:60.9キロ
ダウサコンBANG BANG GYM:60.7キロ

<65キロ契約/5分3R>
春日井”寒天”たけし:65.0キロ
笹晋久:65.2キロ

<HEATキック・ミドル級選手権試合/3分5R>
[王者]アブラル・ヒマラヤンチーター:70.1キロ
[挑戦者] ラーシーシン・ウィラサクレック:70.2キロ

<HEATライト級選手権試合/5分5R>
[王者] 草MAX:70.2キロ
[挑戦者] 岡野裕城:70.1キロ

<キック62キロ契約/3分3R>
安川侑己:62.0キロ
モンダム・ウィラサクレック:62.0キロ

<ミドル級/5分3R>
桜井隆多:83.8キロ
アンディ・コング:90.0キロ

<キック53キロ契約/3分3R>
鈴木万李弥:53.3キロ
小澤聡子:53.1キロ

<キック57.5キロ契約/3分3R>
内藤凌太:57.5キロ
ノラシン・スペチアーレジム:57.0キロ

<フェザー級/5分3R>
倉本拓也:65.8キロ
秋山怜冬:65.5キロ

<フライ級/5分3R>
ユン・テスン:56.7キロ
廣瀬裕斗:56.8キロ

<キック63キロ/3分3R>
伊藤勇大:62.7キロ
SOUL:62.8キロ

<バンタム級/5分3R>
小川隼也:61.4キロ
徳弘拓馬:61.1キロ

<フォークスタイルグラップリング85キロ契約/5分2R>
濱岸正幸:84.4キロ
レアンドロ草野:84.5キロ

<フォークスタイルグラップリング・ライト級/5分2R>
竹浦正起:69.3キロ
椿飛鳥:70.0キロ

<コンバット柔術66キロ契約/5分2R>
生田誠:65.3キロ
江木伸成:61.1キロ

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【HEAT50】春日井たけしの引退試合の相手を務める笹晋久「単に名前のある選手と戦うチャンス」

m>【写真】春日井にリスペクトをもって挑む笹だが、これからを考えると遅れを取ることは絶対にならない一戦だ(C)MMAPLANET

7日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT50で春日井たけしの引退試合の相手を笹晋久が務める。

現役生活から身を引く春日井に対し、笹はここから上を目指す選手。記念試合で引き立て役になってしまうと、先が見えなくなる。そんな一戦を前に、計量直後の笹をインタビューした。


――計量を終えたばかりの笹選手です。春日井選手の引退試合でHEAT初参戦、どのような想いでしょうか。

「春日井選手はパンクラスで戦っていた時、自分が修斗に出ていて――強いと聞いていた選手です。RIZINバンタム級GPで扇久保さんと春日井選手が戦った時に僕はセコンドだったのですが、引退試合で募集を掛けていたにも関わらず、僕の方のオファーが来たのでぜひとも戦わせてほしいと思いました」

――春日井選手はケジメの一戦。対して、笹選手は前回の石司戦に敗北しており、引退する選手を相手に絶対に負けることは許されない試合という見方もできます。そういう点でプレッシャーは?

「プレッシャーはないです。別に引退試合だからって花を持たせるつもりは一切ないですし、単に名前のある選手と戦うチャンスだと思っています。これからそういう選手に勝って行かないといけないので、しっかりと春日井選手を倒したいです」

――65キロ契約になります。

「あまりにも急だったので、バンタムまでは落ちないので65キロで受けさせてもらえるなら、そこで戦いたいと思いました。練習に関しては、試合があろうがなかろうが変わらずやっているのですが、減量に関しては65キロ契約でも期間も期間だったので、最終的には厳しかったです(苦笑)」

――ではHEATについて、どのような印象を持っていましたか。

「HEATといえば春日井選手という印象でした」

――あぁ、なるほど。では春日井戦後に関して、どのようなプランを持っていますか。

「DEEPに戻る気ではいますが、そこまで考えていないです。とにかく、この試合で勝たないといけないので」

――ねちっこい春日井選手に対し、どのような試合をしたいと思っていますか。

「自分はそんな難しいことはできないので、自分ができる戦い方で勝ちたいと思っています」

■視聴方法(予定)
5月7日
午後1時30分~ TIGET LIVE

■HEAT50計量結果

<キック61キロ契約/3分3R>
皇治:60.9キロ
ダウサコンBANG BANG GYM:60.7キロ

<65キロ契約/5分3R>
春日井”寒天”たけし:65.0キロ
笹晋久:65.2キロ

<HEATキック・ミドル級選手権試合/3分5R>
[王者]アブラル・ヒマラヤンチーター:70.1キロ
[挑戦者] ラーシーシン・ウィラサクレック:70.2キロ

<HEATライト級選手権試合/5分5R>
[王者] 草MAX:70.2キロ
[挑戦者] 岡野裕城:70.1キロ

<キック62キロ契約/3分3R>
安川侑己:62.0キロ
モンダム・ウィラサクレック:62.0キロ

<ミドル級/5分3R>
桜井隆多:83.8キロ
アンディ・コング:90.0キロ

<キック53キロ契約/3分3R>
鈴木万李弥:53.3キロ
小澤聡子:53.1キロ

<キック57.5キロ契約/3分3R>
内藤凌太:57.5キロ
ノラシン・スペチアーレジム:57.0キロ

<フェザー級/5分3R>
倉本拓也:65.8キロ
秋山怜冬:65.5キロ

<フライ級/5分3R>
ユン・テスン:56.7キロ
廣瀬裕斗:56.8キロ

<キック63キロ/3分3R>
伊藤勇大:62.7キロ
SOUL:62.8キロ

<バンタム級/5分3R>
小川隼也:61.4キロ
徳弘拓馬:61.1キロ

<フォークスタイルグラップリング85キロ契約/5分2R>
濱岸正幸:84.4キロ
レアンドロ草野:84.5キロ

<フォークスタイルグラップリング・ライト級/5分2R>
竹浦正起:69.3キロ
椿飛鳥:70.0キロ

<コンバット柔術66キロ契約/5分2R>
生田誠:65.3キロ
江木伸成:61.1キロ

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F1 HEAT49 HEAT50 MMA MMAPLANET o Progress   アンディ・コング イゴール・タナベ キック コンバット柔術 ダニエル・スポーン パンクラス 岡野裕城 桜井隆多 椿飛鳥 江木伸成 濱岸正幸 生田誠 石井慧 竹浦正起 笹晋久 草MAX 鈴木万李弥

【HEAT50】計量終了 代役アンディ・コング大幅オーバー 組み技出場の竹浦正起「本戦に負けない」

【写真】MMAマッチ出場選手の集合写真(C)MMAPLANET

明日7日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT50の計量が、中区の名鉄イン名古屋金山1Fレストランで行われた。

グラップリング出場6選手

石井慧と対戦予定だったダニエル・スポーンがPCR検査で陽性となり日本便に搭乗できず、試合がキャンセルとなった同大会。

さらにイゴール・タナベも負傷欠場となり、桜井隆多はアンディ・コングとのマッチアップが決まったが、ミドル級リミットでアンディ・コングは本計量で90キロと大幅オーバーとなっている。

桜井×アンディが明日組まれるのか、まだ主催者発表はないが――ここではMMAとProgress提供のグラップリングマッチに出場する選手の明日の試合に対する意気込みをお伝えしたい。


笹晋久
「試合が急に決まったのですが、受けていただきありがとうございます。やってきたことを出すので、よろしくお願いします」

春日井たけし
「急遽試合を受けてくれた笹選手、本当にありがとうございます。僕のラストファイト、面白い試合ができるよう頑張ります」

岡野裕城
「あんまり声が出ていないのですが……全力でやって倒します」

草MAX
「ベルトは渡さないんで」

アンディ・コング
「今からちょっと瘦せようと思います」

桜井隆多
「相手が一応代わってしまって、急遽アンディさんに相手をしてもらうのですが、ちょっと今まだ問題があるみたいなんでよろしくお願いします」

秋山怜冬
「明日は僕のデビュー戦になるんで。精一杯盛り上げようと思うんでよろしくお願いします」

倉本拓也
「前回のHEAT49にも出させてもらったのですが、今回の方がコンディションが良いので明日は絶対にKOで勝ちます」

廣瀬裕斗
「急遽試合が決まったのですが、全力で頑張るのでよろしくお願いします」

ユン・テスン
「相手がコロナに罹って、試合ができないかと思っていたなかで急遽出てくれた廣瀬選手、ありがとうございます。明日は全力で頑張ります」

徳弘拓馬
「明日はやってきたことを出すだけなんで、全力で頑張ります」

小川隼也
「1年半ぐらいまではパンクラス。初めてHEATに上がるんですけど、相手とキャリアの差は全然あるので圧倒したいと思います。以上です」

レアンドロ草野
「いつも通り楽しくアグレッシブな試合を見せたいと思います。お願いします」

濱岸正幸
「グラップリングの面白さが伝わるような熱い面試合をしたいと思います。よろしくお願いします」

椿飛鳥
「明日は良いケージレスリングをしようと思います。よろしくお願いします」

竹浦正起
「明日は本戦に負けないようにグラップリングでも楽しい試合をしたいと思います。よろしくお願いします」

江木伸成
「コンバット柔術は初めてなので、本戦のキックに負けないよう楽しい動きのある試合をしようと思います」

生田誠
「コンバット柔術は日本ではほとんど試合がないです。こういうプロの大会でやることも多分なかったと思います。アマチュアの大会は東京で今成さんがやっていて、そっちの方がチャレンジしたのですが、なかなか難しいルールで。見る方も寝技だけだとちょっと面白くない場合があると思いますが、打撃が入ることでちょっとスリリングな動きとか見せられると思いますので、皆さん、コンバット柔術を日本で堪能してください」

■視聴方法(予定)
5月7日
午後1時30分~ TIGET LIVE

■HEAT50計量結果

<キック61キロ契約/3分3R>
皇治:60.9キロ
ダウサコンBANG BANG GYM:60.7キロ

<65キロ契約/5分3R>
春日井”寒天”たけし:65.0キロ
笹晋久:65.2キロ

<HEATキック・ミドル級選手権試合/3分5R>
[王者]アブラル・ヒマラヤンチーター:70.1キロ
[挑戦者] ラーシーシン・ウィラサクレック:70.2キロ

<HEATライト級選手権試合/5分5R>
[王者] 草MAX:70.2キロ
[挑戦者] 岡野裕城:70.1キロ

<キック62キロ契約/3分3R>
安川侑己:62.0キロ
モンダム・ウィラサクレック:62.0キロ

<ミドル級/5分3R>
桜井隆多:83.8キロ
アンディ・コング:90.0キロ

<キック53キロ契約/3分3R>
鈴木万李弥:53.3キロ
小澤聡子:53.1キロ

<キック57.5キロ契約/3分3R>
内藤凌太:57.5キロ
ノラシン・スペチアーレジム:57.0キロ

<フェザー級/5分3R>
倉本拓也:65.8キロ
秋山怜冬:65.5キロ

<フライ級/5分3R>
ユン・テスン:56.7キロ
廣瀬裕斗:56.8キロ

<キック63キロ/3分3R>
伊藤勇大:62.7キロ
SOUL:62.8キロ

<バンタム級/5分3R>
小川隼也:61.4キロ
徳弘拓馬:61.1キロ

<フォークスタイルグラップリング85キロ契約/5分2R>
濱岸正幸:84.4キロ
レアンドロ草野:84.5キロ

<フォークスタイルグラップリング・ライト級/5分2R>
竹浦正起:69.3キロ
椿飛鳥:70.0キロ

<コンバット柔術66キロ契約/5分2R>
生田誠:65.3キロ
江木伸成:61.1キロ

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HEAT48 J-CAGE JJ Globo Report  グラチアン・サジンスキ アンディ・コング イゴール・タナベ ブログ

【HEAT48】ドンキーガードを見せたアンディ・コングから、イゴール・タナベがOT腕十字で勝利

<グラップリング/4分2R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
Def.OT3R10秒by 腕十字
アンディ・コング(日本)

シングルレッグからバックに回ったイゴールが、すぐに寝技に持ち込む。亀になって足を掴んだアンディだが、イゴールがクルスフィックスから再びバックに回ってまずは襷を取る。足のフックはないが、向き合うことができないアンディに対し、イゴールが四の字フック。イゴールは足を解き、絞めをセットしていく。アンディが手首を掴んで防御すると、すかさず頭を刈って腕十字に移行する。

ここで下を選択したイゴールが三角絞めへ、そのまま上を取りつつ再び十字に移行したがアンディがクラッチを握り続け初回が終わった。

2R、防御が固いアンディに対し、イゴールは座って誘う。アンディは乗らずに背中を見せると、バックを取ったイゴールが足を絡ませて下になり内ヒールを仕掛ける。ここもアンディが防ぎ、イゴールは技を解いてスタンドへ。

と、アンディはドンキーガードからヒザ十字を狙うが、反応されてバックを許す。前転したアンディはバックを取られると、自ら背中をマットに着けて足を四の字に固く組む。イゴールはサドルから内ヒールを狙い、上体を起こしたアンディが手首を取って防ぎ通した。

試合はEBI流OTへ。攻め続けたイゴールは疲れが目立つが──果たして。先攻となったイゴールがシートベルトを選択する。極めることは困難でも、返される可能性は少ない状態でイゴールは60秒を使った。後攻のコングもシートベルト、足を外しつつイゴールが腰をずらして25秒でエスケープに成功する。

OT2R、イゴールは再びバックからRNCをセット。アゴの上からの絞めを防いだアンディはアゴを引いて守りきった。後攻アンディはスパイダーウェブを選択し、イゴールは2秒でエスケープした。

OT3Rはスパイダーを選択したイゴールが、三角から腕を伸ばし10秒でタップを奪う。逆転には9秒でタップを奪う必要があるアンディは、シートベルトを選ぶ。イゴールは即上を向きマウントから腰を押し、ヒップエスケープに成功。OT勝利──も、イゴールから回心の笑顔を見せなかった。


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HEAT48 Interview J-CAGE  グラチアン・サジンスキ アンディ・コング イゴール・タナベ ブログ 志村民雄

【HEAT48】名古屋帰還。志村代表に訊く─02─「キックもMMAグローブ、グラップリングも組んでいく」

【写真】本日、前日計量が終わり出場選手たちと(C)EMILIO YASSUO INAFUKU

25(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT48。昨年は1月と9月に東京で大会を開催したが、地元・名古屋ではコロナの影響で2019年7月以来、実に1年10カ月振りのイベントを開くHEAT志村民雄代表インタビュー後編。

MMAとキックをケージで行うという独自性を持ち、同時にブラジル、韓国と実力者を招聘してきたHEATを率いるに地元・名古屋大会への意気込み、キックのMMAグローブ化、グラップリングの導入、そして海外勢の招聘についた話を訊いた。

<志村館長インタビューPart.01はコチラから>


──キックをMMAグローブに!

「ハイ、掴めるグローブ、そして薄い。使うテクニックも変わって来るでしょうね。首相撲の時間なども、今後考えていこうと思います。

今回のグラップリングに関しては、アンディ選手は良く受けてくれました。イゴールの相手が名古屋でまるで見つかりませんでした。だからイゴールが延長になる姿が想像はつかないのですが、アンディも延長で番狂わせを起こすぐらいの気持ちで戦ってくれると思います。

イゴールは子供の頃にうちにいたマックス・フェルナンデスの応援で会場に来ていたと。長い間やっていると、こういう嬉しい話もあるんだなと思います」

──今後、グラップリングの試合を組んでいくことはあるのでしょうか。

「米国でSUGというケージのグラップリングもやっていますし、今後はこれを機にHEATでも金網グラップリングの試合を組んでいこうかと思っています。

金網でMMA、キック、そしてグラップリングとなんでやっていこうと。グラップリングに関しては、イゴールにも意見してもらおうと思っています。

やはりコロナ禍で大会を開くことは厳しいです。だからこそ、名古屋で開かないといけないというのはありました。志村道場の選手の本当によく練習しているので。

観客席も半分──本当はそれでもお客さんは来てくれないかと思っていたら一気に完売になりました。HEATの今回のマッチメイクは石井選手もでなくなり、過去の大会と比べて厳しいモノです。

ほとんどキックです。でもMMAがこれだけ組めない。ホントにチケットは席数の半分も売れないかという覚悟もありました。これはHEATがここまで名古屋でやってきた歴史かと思いました」

──それは嬉しい限りですね。

「だからこそね。韓国人選手とか、呼びたかったです。何とかしたいと思っていました。草MAX選手の防衛戦も組んであげたかった。でも、コロナの影響でどうしても難しくて。だから逆に名古屋の人間ばかりの大会になったというのもあります。

でも、やはりHEATは名古屋でやっていたも東京や韓国、ブラジル、そしてハワイ……コロナが収束に向かい、外国人選手を招聘できるようになれば、本当に強い選手を呼びますから。日本人選手に限らず、韓国、ハワイ……また外国人同士でも強い選手同士の試合を組んで、また新しいチャンピオンをUFCやONEに送り出したいと思います」

■視聴方法(予定)
4月25日(日)
午後2時30分~TIGET

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HEAT48 Interview J-CAGE JJ Globo アンディ・コング イゴール・タナベ ブログ 石井慧

【HEAT48】金網サブオンリーに挑むイゴール・タナベ─02─「ラペラだけじゃなく(笑)、立ち技もできる」

【写真】石井慧がイゴール・タナベを壁に押し込む。なんという空間だ!!(C)MMAPLANET

月25(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT48で、サブオンリー・グラプリング戦でアンディ・コングと対戦するイゴール・タナベ・インタビュー後編。

石井慧の欠場でMMAは2試合となってしまった同大会だが、イゴールがケージで戦うグラップリングは要注目だ。立ちから倒して極めるというイゴールは、壁を使った攻撃をすることも断言した。

コロナ禍でMMAファイターよりも、実戦の機会が激減した柔術家やグラップラーたち、そのなかでイゴール・タナベは今、何を想い金網に足を踏み入れるのか。

<イゴール・タナベ・インタビューPart.01はコチラから>


──立ち技ですか!!

「ちょうど今は石井さんとか、住村さんと練習をしていますし、ロータスにも行かせてもらって、立ち技から倒して極めるという流れを磨いている最中なんです」

──ケージという要素は意識しますか。

「この試合が決まる前から青木さんやイワモッティ(岩本健汰)と練習していて、壁の意識はありました。青木さんには全く敵わないんですけど……」

──青木選手が相手といっても、さすがに敵わないというのは無いのでは?

「壁レスは無理です(笑)。敵いません。ケージは柔術で1度やったことがあるのですが、柔術だとケージに詰まると中に戻されるので、壁を生かす試合は初めてです。倒す流れ、そこから極めに行く。壁にいくなら、練習仲間とやってきたことを出したいです。

イゴールはラペラだけじゃなくて(笑)、立ち技もできるハイブリットなんだって見せたいです」

──試合ができない間に、穴埋めができているという感じでしょうか。

「色々な方と練習できていて、そこは恵まれていると思います。大きくてテクニシャンの石井さんから、小さくて速い米倉大貴まで幅広いタイプの選手と練習できているので、誰とやっても勝てると思っています」

──ただしサブオンリーだからこその落とし穴で、守りに徹して取らせないという状況に陥ることもあり得ます。

「今回の試合も、そういうことがあると理解して準備してきたので、極める自信はあります」

──HEATという場で試合をすることで、今後もMMAの大会で試合を組んで欲しいという気持ちはありますか。

「ありますね。いつの日か、RIZINでもグラップリングをやらせてくれたらなっていう想いはあります。この試合のあとも、予定は立っていないですし。試合があればあるだけ出たいと思っているのですが、国内では予定が立たないので──9月にパン柔術がフロリダで行われるのですが、そこは視野に入っています。

ずっとギを着ていなかったのですけど、バンの2カ月前──7月からはどっちもやろうと思っています。帰国してから隔離措置が必要だと斎藤(穂高IGLOO)社長に迷惑を掛けてしまうのですが、ここは米国で試合に出たい……と思っています」

──それでもポジティブにやっていこうと心掛けているように見受けられます。

「家族もいるし、くよくよ悩んでいられないですよね。そういうもんじゃないですか。僕はコロナの状況を変えることはできないし、すぐに終わることもない。なら、自分のできることをやるだけですからね。

また柔術界が以前のように戻った時に、しっかりと戦えるようになっておかないと。去年はちょっと現状にショックを受けて、だらけてしまったことがあったんです。あんな風にならないようにします。

何よりコロナになったから、ノーギに取り組み足関節の練習をするようになったというのはあります。自分はZSTグラップリングに出るまではグラップリングを否定していたんです。ヒールが怖くてやりたいくなって。でも、それはヒールを仕掛けられて勝てないことから逃げていたんです。

柔術では勝てるのに、なんで似たことをやって負けないといけないんだって……。グラップリングを受け入れることができない自分がいました。でも試合に出るなら、グラップリングしかないという状況になったので練習をして、好きになることができました。今はグラップリングも柔術と同じぐらい得意と言えます」

──素晴らしいですね。ではこれまで目標にしていなかったADCCも目標になったような感じでしょうか。

「そうですね、出たいですね。モッティと一緒に出たいですね」

──そのADCCも1年開催が延期されましたね。予選もまだどうなるのか。

「それ以前に僕はまだブラジル国籍なので、アジア・オセアニア予選に出ることができないんです。永住権は持っているから、なんかそのあたりの規定が変われば良いのですが……。もう日本に17年も住んでいるし。帰化も考えています。ただし、これから自分が何をしていくのか、まだ確定していない。海外に行くのか、日本にいるのか。日本に住み続けるのであれば帰化することが一番の選択肢です」

──その将来を想い描くなかで、2年も競技者生活がストップに近い状況というのはしんどいですね。

「ありえないです」

──一緒に練習しているMMAの選手は、試合があるわけですしね。

寝技の攻防も迫力満点だった

「それを見ていて、自分もMMAをしたくなることがあります。MMAの人と一緒にいることが多くて、ロータス世田谷とかでも、皆がなんか格好良いですよね。柔術と試合前の準備も違いますし、楽しそうです。MMAをやるなら、まず殴られることの恐怖を取り除かないといけないですけどね」

──そんな日が訪れることを楽しみにしつつ、まずはHEATでのアンディ・コング戦です。最後に意気込みのほどをお願いします。

「必ず極めます。それだけです。試合に向けての練習は最高だったので、自分を持って戦えます。今の一番の心配、髪型をどうするのか……です(笑)」

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