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【ONE FF11】初回攻勢、2Rはダウン。最終回にカブドゥラのヒジで、バルボーザが心折れる

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)
Def.3R2分22秒by KO
アリソン・バルボーザ(ブラジル)

まず右カーフを蹴ったカブドゥラ。バルボーザは左ジャブを伸ばすが、カブドゥラが右を当てる。バルボーサの左フックを回ってかわすカブドゥラは、右アッパーを見せ左ストレートを入れる。ボディや右ローも蹴り、構えも変えるカブドゥラが左フックに左をカウンターで決める。バルボーザはローに右を合わせて、前に出る。互いに組みをなく、バルボーザは左目尻をカットしている。

ワンツー&ローのカブドゥラは、ジャブの差し合いからローや前蹴りを繰り出すが、足と手の連動という動きは余り見られない。カブドゥラは最後の10秒で右オーバーハンドを入れ、バルボーザをコーナーに追い込んだところで時間を迎えた。

2R、左右に動いて構え変えるカブドゥラは、ジャブを打ち合って左フックを繰り出す。前に出るようになったバルボーザが左フックを当てるも、手数で劣っている。カブドゥラはサウスポーから右アッパー、オーソに構えて左を伸ばすが、ここでバルボサの右を被弾して、手をマットにつく。立ち上がったところでバルボーザがダブルレッグを狙うが、これは切られて打撃の間合いに戻る。

ここで様子を見てしまったバルボーザは、攻撃を纏めることなくカブドゥラの左に右を合わせにいく。左右に回り、距離を取っての打撃のカブドゥラだが、右ストレートを被弾する。カブドゥラは前蹴りから右フック、コーナーに詰めてワンツーを振るう。コーナーから離れたバルボーザ、両者の様子見の展開にレフェリーがファイトを要求、攻めどころで積極的に出れずバルボーザにとっては勿体ないラウンドとなった。

最終回、左から右アッパーのカブドゥラがワンツーを入れる。左を返したバルボーザが下がり、カブドゥラがパンチを纏めていく。詰まって手を出すバルボーザに対し、カブドゥラが一旦距離を取り直して再び圧を高める。組みに行ったバルボーザに首相撲からヒザ、そしてヒジを連続で入れるカブドゥラ。縦ヒジを受けたバルボーザは、続く右エルボーで嫌ダウンのようにキャンバスに崩れた。

「2Rのパンチは見えていなくて、ちょっと驚いた。でも問題はなかった」とカブドゥラは話した。


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【ONE FF11】アリ・モタメドと対戦、安藤達也─02─「俺はここから上がっていく」

【写真】盟友・川原波輝と。勝てば道は開かれる(C)TATSUYA ANDO

本日、31日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight11でアリ・モタメドと対戦する──安藤達也インタビュー後編。

Road to UFC出場を逃した安藤が、ONEというステージをターゲットにし、キャリアの再構築を図る。バンコクでの合宿から、今の練習環境、そして今後に向けて安藤に話を訊いた。

<安藤達也インタビューPart.01はコチラから>


──えぇ、モタメドが苦手なタイプというのは?

「ローキックで崩してくるところなんか。実際にやってみないんと未知数なところはあるんで。自分がこのタイに来て、どれだけパフォーマンスを発揮できるのか。自分自身が、これまでに如何に自分に打ち克ってきたのかということが、試合で表れるかと思います」

──ただ吉野光選手との試合が印象に残っていて。安藤選手とはタイプが違いますが、あれだけテイクダウンされて何で勝ちなのかと。

「あれは酷かったですね(笑)。あれは謎でした。でもONEでやっていくには、決着をつけることが重要になってくるんだなって」

──先ほど言われた自分に打ち克ってきた点に関してですが、ここまでどのように積んできたのでしょうか。

「今回は準備する期間が長くて、波輝君とタイで合宿をして。凄く練習に打ち込めました。その成果が出るのか、試される試合です」

──タイで練習というのは、どこのジムで?

「アルファメールの元打撃コーチが、バンコクの中心部から少しだけ離れたところ(スワンルワン区)でジムをやっていて」

──マスター・トンですか?

「そうです、そうです!!(笑)。マスター・トンはフィットネスジムみたいなのを開いていて、そこでパーソナルでミットを持ったりしてくれるんです。自分には自分のスタイルがあるんですが、一回それを忘れて基礎からやってきました。

マスター・トンの打撃は、ムエタイっぽくなくて。キック、ボクシング、ムエタイのテクニックが混ざってMMAにフィットさせるみたいな感じで、教えてくれました。TJ・ディラショーに近いテクニックのように感じました。ムエタイではなくて、MMAの打撃ですね。キックやボクシングをMMAに落とし込んでいるような。ミットもメチャクチャ凄かったです。何よりもハートですね、マスター・トンのハートが良かった」

──ハート。それだけ厳しい練習ということですか。

「練習は厳しいです。だから楽しんでやろうって、途中で笑いを混ぜてくるんです。すっごい面白い人で(笑)。でも、相当に追い込まれました。だからといって3週間で、自分が劇的に変わることはないし、そんな甘いモノじゃない。でも最初は10日間のつもりが、2週間延長して練習させてもらいました。フリーになってからスパーリング中心の環境でやってきたので、マンツーマンでしっかりと教わることができました。

試合でこういうことができるとはハッキリ言えないですけど、基礎の底上げができたので、随所で学んだことが関係してくると思います」

──「安藤達也はちゃんと練習すれば、こんなものじゃない」という言葉がずっと聞かれてきました。ただ若松佑弥選手が「安藤選手は練習しています」と言っていたのですよね。それが印象的で。

「土曜日のCUTEの練習に祐弥が来てくれるんですよ。多分、そこで『実はやっている』と……まぁ『皆が思っているよりはやっている』ということかもしれないですけどね(笑)」

──アハハハ。CUTEでの練習は、どのようなメンバーが集まっているのでしょうか。

「CUTEは……もともとイエローマンズ時代に臼井(知史)さんが、安永(有希)さんや長倉(立尚)さん、吉田(善行)さんたちの練習を見ていて。それに臼井さんは僕がTRIBEにいる時、デビューする前からミットを持ってくれていて。で、ジムを離れた時に頼ったんです。『なら来たらええねん』って言って貰えて、イエローマンズ時代から通わせてもらって。

今も臼井さん練習が土曜日にあって、そこに祐弥や上田(将勝)さん、それに(中村)倫也も来てくれるようになって。凄く良い練習になっています」

──だからこそ、ちゃんとやったら強いというところを見せてほしいです。

川原 アハハハハハ。

「そうッスね(笑)。実はこそこそやっているので」

──ところでONE本戦出場という目標がある限り、もうルンピニーでは求められていることは明白です。

「やっぱフィニッシュしないといけないなって思っています。シンプルに。倒しに行く試合を見せたいです。『コイツが試合に出たらワクワクするな』っていう試合をしたいですね。ここから、でっかいステージに行きたいので。なんか、ぶち上げたいですね。『おっ、来たな』って。下から上がって、ぶち上げていきたいです」

──修斗世界王者でもルンピニーからかと。山北渓人選手は本戦だったじゃないか──そんな想いは?

「全くないです。俺はここから上がっていく方が、良いよなって思っています」

■放送予定
3月31日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF11 MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
安藤達也(日本)
アリ・モタメド(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレクサンドラ・サビチェバ(ロシア)
アネリヤ・トクトゴノバ(キルギス)

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【ONE FF12】安藤達也 on ONE FF with 川原波輝「たっちゃんとずっと一緒にいる感じ」(川原)

【写真】エネルギーが有り余っている感じがします(C)TATSUYA ANDO

本日、31日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight11。同大会では安藤達也が出場し、アリ・モタメドと対戦する。

昨年3月に岡田遼を下し、修斗世界バンタム級王者となった安藤がこの1年、どのように過ごし、なぜルンピニーで戦うことになったのか。ここを尋ねようと思ったが、その前にセコンドとして現地入りしている盟友・川原波輝の言葉から、今回のインタビューを始めたい。


──画面からご機嫌な様子が既に伝わってきますね(笑)。

「計量が終わったんで、ご機嫌になっていました。ハイドレーションとか、色々と初めてのことが多くて。そこが心配だったことは正直ありました」

──ナビゲートしてくれるような人はいましたか。

「ハイ、川原波輝選手が一緒に来てくれています」

川原 ウィーッス(笑)。ご無沙汰しています。どこにでも現れる川原です(笑)。

──いやぁ、ケージの中にはなかなか現れないじゃないですか(笑)。

「アハハハハハ」

川原 痛い、痛い、痛い。

「そこ、試合がないこと一番気にしていますから!!」

──まだONEとの契約は残っているのでしょうか。

川原 ハイ、そうです。

──全然、試合を組んでもらえていないですね。

川原 自分の責任です。今後のことは考えないといけないのは事実ですが、もう一発ONEで勝負したいです。倒せなかった僕の責任なんで。ONEも期待してくれていた。でも、その期待に応えることができなかったので。

──ルンピニー、フライデーファイツが始まったので、タイのリングで再起戦ということもあるのではないですか。

川原 そこも実は進んでいたのですが、実現しなくて。

──なるほどぉ。今は、大阪ですか。

川原 いや、今はバンコクです。

──それは合点承知の助ですよ(笑)。今、拠点は大阪なのですか──と尋ねたかった次第です。

「アハハハハ」

川原 東京でたっちゃんのサポートをしていて、それからバンコクに来ました。今ビザの申請中で、アルファメールで練習できないんですよ。凄く、時間が掛かっていて動けない状態なので、たっちゃんとタイに1カ月ほど合宿に来て。一旦、東京に戻って3週間ほど練習して、またバンコクに来ています。だから、たっちゃんとずっと一緒にいる感じですよね」

「ホントは僕の2週間後とかに試合があるってことだったんですけど、相手が見つからなかったみたいで。このままタイに残って、今度は僕がセコンドに就いて2人でタイで試合をこなすつもりだったんですけど」

──ではルンピニーで試合を組むという方向には、ONEも動いてくれていたのですね。それは安心しました。

川原 相手が見つかれば、即戦います。ルンピニーなら試合ができると踏んでいたので」

──では安藤選手のインタビューではありますが、しっかりと川原選手の言葉も書き記すようにします。

川原 お願いしまーす!!

──では、そういうことで。お二方、お疲れさまでした。

川原 いやいやいや、たっちゃんのインタビューじゃないですか(笑)。

「アハハハ。でも、これでバンコクに来て一つ収穫があったじゃん(笑)」

──では安藤選手、ぶっちゃけてお伺いします。昨年、Road to UFCのオファーがあったのにワクチン接種をしておらず、戦えなかった。この話、本当ですか。

「ハイ。話があってからワクチンを打っても、間に合わない状態で。岡田戦が終ってから、ワクチン接種をしておけば間に合っていたはずですけど、ダメでした」

──それぞれの判断ですが、ワクチン接種をしないというポリシーがあったのですね。

「ありました。ずっと。でも、そんなこと言っていられないと思って接種して。でも、やっぱりワクチンは大丈夫だったのかという話は続いているじゃないですか」

──ハイ。だからこその自己判断ですよね。

「もう、進むしかないなって」

─こればかりは時代と為政者に翻弄されたわけですが、その世の中に生きていくうえで自分がどう判断するのか。10年後に後悔することになるかもしれないし、半年後に後悔するかもしれない。でも、今やりたいことをやるのも人生です。

「その通りっスね。格闘技をやっている時点で、そういうものかもしれないし。アハハハハ」

──確かに。

「加えて10月の準決勝大会にフェザー級でオファーがあったんですけど、階級が違うから受けなかったんですよ。それでSASUKE君が出て。今からすると、あの試合を受けて階級を落とせば良かったんですよね……」

──そこも確かに……です。

「それが俺としては『なんで、バンタム級じゃなかったんだよ』って欲張ってしまいました」

──勿体ない……。そしてONE FFで戦うということは、何か吹っ切った部分があったということでしょうか。

「UFCをどうしようと思っている間に話を頂いて、『ワンマッチ契約だから出てみないか』と。それで一発出てみようと、試合ができていなかったので」

──では、ここからONE本戦を目指すわけでもないと?

「それが今回、ONEの計量をやってみてスゲェ良いのかなって思って。話を貰えたら、ONE本戦で戦っていきたいと考えています」

──良かったというのは、体調面ですか。

「ハイドレーションは心配だったのですが、このサイズで戦えるのが一番良いのかなって。それにONEのバンタム級は層が厚いし、強い選手がいるじゃないですか。この階級に可能性を感じました」

──やはり62キロで、あの髭があったときと顔つきが違います。

「アハハハハ。あの時はヤバい、職質対象でした。それに、もうちょいゲッソリしていましたよね。今回は先輩方や波輝君にアドバイスをもらって、食生活とかも管理し、体重もキープして通過できました。体にもっと力が入るのかって思います。

ただし、切れは北米のバンタム級まで落とす方がありました。今後はONEのバンタム級でやっていくには、気持ちサイズをアップしても良いのかと思います。これまであまりフィジカルとか気にしていなかったけど、今後は必要かと」

──ONE本戦出場、そのように目標が定まったのであれば今回の試合は、そうなるためのパフォーマンスが必要になってきますし、そういう勝ち方が求められます。

「なんか……思ったより、自分の苦手なタイプではあると思っています」

<この項、続く>

■放送予定
3月31日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF11 MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
安藤達也(日本)
アリ・モタメド(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレクサンドラ・サビチェバ(ロシア)
アネリヤ・トクトゴノバ(キルギス)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF03 アリソン・バルボーザ エリオット・コンプトン

【ONE FF03】コンプトン、柔術茶帯の腕前は見られず。バルボーザの肩固めに敗れる

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
Def.1R2分12秒by 肩固め
エリオット・コンプトン(豪州)

まず左ジャブを伸ばしたバルボーザに対し、コンプトンが右ローを蹴る。ワンツーから左の蹴りを見せたコンプトン。やはり至近距離の打撃戦はお手の物だ。バルボーザも左ジャブを当て、コンプトンが右フック、縦ヒジを繰り出す。組まないバルボーザはジャブを続け、コーナーに詰めてダブルレッグへ。コンプトンはハーフガードから肩固めを狙う。

ハーフで跨いだまま絞めるバルボーザがマウントを取ると、伸ばされた左腕がロープの外に伸びてしまい身動きが取れなくなったコンプトンがタップを強いられた。

「全ての準備ができていた。最高のムエタイコーチがいるからね。彼は打撃戦でくるとは思っていなかっただろうけど、打撃からテイクダウン、そして極めた」と話すバルボーザに1万ドルのボーナスが贈られた。


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