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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN246   アリアネ・リプスキ ジャスミン・ジュスダヴィチェス

【UFN246】音無しの打撃戦から、寝技で圧倒。ジュスダヴィチェスがリプスキをダースで下す

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
Def.3R2分28秒by ダースチョーク
アリアネ・リプスキ・ダ・シウバ(ブラジル)

慎重な立ち上がりのなか、リプスキが届かない位置でワンツーを振るう。1度、前手を合わせただけで1分以上がすぎ、両者が同時にワンツーを繰り出す。リプスキがワンツーを入れ、ジュスダヴィチェスが右を返す。細かい連打を見せたリプスキが左ミドル、ジュスダヴィチェスも右ミドルを蹴り返す。右ボディで触れられたジュスダヴィチェスが、右を伸ばす。残り90秒を切り、ようやく攻防が増えた両者。

リプスキが首相撲&ヒザを繰り出し、ショートのコンビへ。ジュスダヴィチェスもテイクダウンのフェイクからワンツーを見せるが、逆に右を受けてハイを蹴られる。これをキャッチしてテイクダウンしたジュスダヴィチェスは、リプスキのヒザ十字狙いを正座して防ぎ、担ぎパス狙いから鉄槌を連打した。

2R、リプスキがワンツー、ジュスダヴィチェスが右ローを蹴る。距離を詰めるリプスキがショートの連打、蹴りでジュスダヴィチェスが応えると一瞬にしてシングルレッグでテイクダウンを奪う。シングルレッグを潰してバックを狙うジュスダヴィチェス。背中をつけることを選択したリプスキはクルスフィックスに固められパンチを打たれる。腕を抜かれてもサイドで抑え、ヒジで腕を殺していくジュスダヴィチェスがエルボーを落とす。

再びクルスフィックスに捕らえらたジュスダヴィチェスはエルボー、さらに足を抜きにかかり、マウントへ。すぐに足を戻したリプスキだがエルボーを連打され、背中をみせる。

こめかみのあたりにパンチを落とし続けたジュスダヴィチェスは、背中に回ってRNCからパンチを連打し10-8級の一方的なラウンドとした。

最終回、すぐにジュスダヴィチェスがシングルレッグを仕掛けるがリプスキが切る。テイクダウンを警戒してか、リプスキは手打ち気味のワンツーを繰り出す。それでもジュスダヴィチェスが懐に入り、シングルからハイクロッチ――リフトしてテイクダウンへ。ジュスダヴィチェスはハーフで殴り、ワキ腹にエルボーを落とすとダースチョークをセットへ。左足を制されて動けないリプスキがタップし、ジュスダヴィチはケージに駆け上がって喜びを露わにした。

「ダースは私の得意のチョーク。皆を極めることができる。次? タイトルを狙うために誰とでも戦う」と勝者は笑顔で話した。


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AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   アザマット・ムルザカノフ アリアネ・リプスキ アロンゾ・メニフィールド エリク・アンダース カリーニ・シウバ クリス・ワイドマン ナタリア・シウバ

11.16『UFC 309』でニキタ・クリロフ vs. アザマット・ムルザカノフ、カリーニ・シウバ vs. ヴィヴィアニ・アラウージョ



11.16『UFC 309』でクリス・ワイドマンとエリク・アンダースが対戦(2024年08月08日)

 こちらの続報。


 UFCが11月16日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 309』でニキタ・クリロフ vs. アザマット・ムルザカノフのライトヘビー級マッチが行われることを確認したとのこと。

 クリロフは昨年3月の『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でライアン・スパンに1R三角絞めで勝利して以来1年8ヶ月ぶりの試合で3連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング7位。ムルザカノフは8月の『UFC on ABC 7: Sandhagen vs. Nurmagomedov』でアロンゾ・メニフィールドに2R KO勝ちして以来の試合でプロデビュー以来14連勝中(UFC4連勝中)。現在UFCライトヘビー級ランキング11位。


 同じく『UFC 309』でカリーニ・シウバ vs. ヴィヴィアニ・アラウージョの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 シウバは4月の『UFC on ESPN 55: Nicolau vs. Perez』でアリアネ・リプスキに判定勝ちして以来の試合で9連勝中(UFC4連勝中)。現在UFC女子フライ級ランキング11位。アラウージョは2月の『UFC Fight Night 235: Dolidze vs. Imavov』でナタリア・シウバに判定負けして以来の試合。現在UFC女子フライ級ランキング9位。続きを読む・・・
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MMA o UFC アリアネ・リプスキ キック ジェニファー・マイア ルアナ・サントス

UFC305:第5試合・ケイシー・オニール vs. ルアナ・サントス

女子フライ級。オニール15位。

イギリス・スコットランド生まれで10歳からオーストラリアに移住したオニール。父親がキックボクサーで、自身も4歳からキックを始め、13歳からは柔術も開始。父が運営するMMAプロモーション・Eternal MMAでキャリアを積み、5連勝でUFCと契約すると、UFCでも4連勝でランキング入り。が、昨年3月のジェニファー・マイア戦で判定負けしてMMA初黒星を喫すると、12月にはアリアネ・リプスキにダウンを奪われた後に腕十字を極められて初の一本負けで連敗中。26歳。

当初、テレザ・ブレダとの対戦が組まれていたが、ブレダが欠場。約20日の直前オファーでルアナ・サントスが代役出場する。

先月14日に試合し、1Rチョークで勝利したばかりのサントス。UFC3連勝となり、次はランカーとの対戦が期待されていたが、予想外に早くそのチャンスが巡ってきた。バックボーンは柔道で、投げでテイクダウンしてからの極めが武器。まだ24歳。

オニールがパンチで出ていく。ジャブ。組んだオニール。ボディロック。しかしサントスギロチンに抱えた。ケージに押し込むと放してタックルへ。ボディロックからバックに回ったサントス。クラッチを切って正対したオニール。引き剥がした。ジャブから右。インロー。さらにワンツーと打撃で攻めるオニール。サントスもワンツーを返す。オニールがプレスしていく。下がるサントス。ワンツーを入れるオニール。サントスはケージ際をサークリング。右オーバーハンドを返すが単発。オニールがワンツーを入れて距離を取るヒット&アウェイを繰り返す。組みを警戒しているか。左墓碑から右。残りわずかでラッシュしたオニール。ホーン。

1Rオニール。

2R。すぐプレスするオニール。サントスケージ際まで下がるが、オニールのミドルをキャッチすると軸足を刈ってテイクダウン。バックに。オニール立ってスタンドバック。ケージ際で正対するオニール。強引に投げを狙うサントス。オニールこらえるがバックに回った。しかしオニール正対。逆にダブルアンダーフック。サントス投げを狙ったが、こらえたオニール。離れる。パンチで出たサントスにワンツーを返すオニール。オニールが打撃で攻勢。ケージを背負ったサントスにオニールから組みに行く。投げを狙ったサントスだが、オニールこらえてヒジ。離れた。サントスの蹴りをキャッチして左ストレートをヒットさせるオニール。前蹴り。足払いを狙ったサントスだが倒せず。ホーン。

2Rオニール。サントスの柔道の投げは対策されており、打撃で攻めるしかないがそこで打ち負けている。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 アリアネ・リプスキ カリーネ・シウバ

【UFC ESPN55】蹴りの応酬→TD&ポジション奪取のカリーネ・シウバが、アリアネを下し4連勝

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アリアネ・リプスキ・シウバ(ブラジル)

カリーネの左ミドルをキャッチして、軸足払いを狙ったアリアネ。二段蹴りで前蹴りを繰り出したカリーネは、スイッチしての蹴りも繰り出す。アリアネの右にダブルレッグを合わせたカリーネがテイクダウンを決め、離れてローを蹴っていく。ここから足を捌いてパスを決めたカリーネは、上四方でノースサウスを狙いつつ、一気にマウントを取りに行く。

ここは足を入れたアリアネは、スイープ狙いから胸を蹴り上げてる。後方に倒れたカリーネ、逆に立ち上がったアリアネがローから飛び込んでパンチを落とす。カリーネはラバーガード、ミッションコントロールからハイガードもクローズを取ってラウンド終了を迎えた。

2R、跳び前蹴りで距離を詰めたカリーネだが、アリアネがワンツーから左ロー、右ボディストレートを入れる。さらに右ハイを蹴ったアリアネは、続く左ミドルをキャッチされてエルボーを狙う。組んだカリーネがテイクダウンからバックへ。上を向いたアリアネはエルボーを落とされる。初回と同様にマウント狙いに足を戻したアリアネは、ここで足関節を狙い50/50を取る。足を抜いた立ち上がったカリーネは、アリアネの立ち上がり際に右ミドルを蹴り込み、そのままバックを取る。

後方に倒れ込んで寝技に持ち込んだカリーネはワンフック、アリアネはヒザ十字狙いから後方にエルボーを入れて時間に。

最終回、蹴りから右を出し合った両者。アリアネが右ストレートをヒットさせ、間合いを嫌がったカリーネが一旦離れる。再び蹴りの距離となり、アリアネが右の前蹴り、左ミドルを蹴るとワンツーへ。カリーネは左ミドルをキャッチしてバックを伺う。正対したアリアネがケージに押し込みヒザ蹴りから離れる。アリアネは左ボディを振るうが、疲れも見られる。そこに左ハイを狙ったカリーネに対し、アリアネも右ミドルを入れワンツーへ。ここで組んだカリーネはケージに押し込まれるも、ボディロック&小外でテイクダウンを決める。

スクランブルでバックに回ったカリーネは、ボディトライアングルでホールドしてタイムアップとなり3-0の判定勝ちを収め、UFC4連勝とした。


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AB o UFC アリアネ・リプスキ カリーニ・シウバ ケイシー・オニール マリナ・モロズ

UFC on ESPN55:第11試合・アリアネ・ダ・シウバ vs. カリーニ・シウバ

女子フライ級ブラジリアン対決。アリアネ12位、シウバ13位。

アリアネ・リプスキ改めアリアネ・ダ・シウバはムエタイバックボーンのストライカー。しかしグラウンドには穴があり、なかなか勝ち星が伸びず。UFCデビューから10戦で5勝5敗とランク外で勝ったり負けたりしていたが、前戦ではランカーのケイシー・オニールを打撃の手数で上回り、2Rにパンチを効かせると、パウンドから腕十字で一本勝ちし、ランキング入りを果たした。30歳。

カリーニ・シウバは女子ながら17勝すべてがフィニッシュ勝利。UFCデビューからも3試合連続の1R一本勝ち。前戦は元ランカーで、ローカル時代に対戦して敗れているマリナ・モロズとの再戦。1Rにパンチでダウンを奪い、立たれたがタックルからテイクダウン→パスガード→ギロチンで1R残り1秒でのタップアウト勝利。ランカーとの対戦はないが、3連勝でランキング入りした。30歳。

シウバのミドルをキャッチしてパンチを打ち込んだアリアネ。シウバ二段蹴り。じわじわ出るシウバだが、アリアネステップして距離をキープ。シウバパンチから飛び込んでボディロック。テイクダウン成功。ハーフで抑え込んだ。ガードに戻して足で距離を作るアリアネ。しかし足をサバいてパスしたシウバ。マウントを狙ったがハーフに戻したアリアネ。ハーフからギロチンを狙うシウバ。放した。肘。下から蹴って立ったアリアネ。寝ているシウバの足を蹴ってグラウンドには入らない。しかしガードの中に入ってパウンド。シウバ下からラバーガード。上のアリアネだが動きが取れない。ホーン。

1Rカリーニ・シウバ。

2R。蹴りで攻めるシウバ。アリアネも蹴りを返すがキャッチしたシウバ。パンチを打ち返すアリアネだが、シウバ右から組み付いてバックに回る。テイクダウン。ハーフバックから正対してハーフガードになるアリアネ。状態を固めたシウバ。足を抜いてサイド。マウントを狙ったところでハーフに戻したアリアネ。下から足関へ。しかしシウバも足関を狙う。アリアネ下から蹴って引き剥がしたが立てず。寝ているアリアネの足を蹴るシウバ。立ち際にミドルをヒットさせたシウバ。スタンドバックから後方に引き込みハーフバック。膝十字を狙うアリアネ。さらにバックのシウバに肘を入れる。ホーン。

2Rもカリーニ・シウバ。

3R。パンチを打ち込むアリアネ。シウバの前蹴りをキャッチすると飛び膝。さらにパンチを入れる。前蹴り・ミドルを返すシウバ。左ボディから右フックを入れるアリアネ。シウバ蹴り足をキャッチするとタックルにつなげてスタンドバックに。そのまま後方に倒れ込もうとする。クラッチを切ったアリアネ。正対して離れた。詰めるアリアネにパンチ連打から前蹴りを返すシウバ。シウバ間合いに入れない。アリアネがパンチで出る。シウバ組み付いて四つでクラッチ。大内テイクダウン。残り1分15秒。立ち上がろうとするところでバックを取ったシウバ。四の字バック。チョークを狙うが時間がない。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でカリーニ・シウバ勝利。

UFC初の判定となり、3Rには打撃で攻められる場面もあったが、これで4連勝。

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN UFC UFC ESPN50 UFC ESPN55   アリアネ・リプスキ アレックス・ペレス ウロス・メディッチ オースティン・ホバート オースティン・レーン カイオ・マシャード カリーネ・シウバ ガブリエル・ベニテス キック ジョナサン・ピアース ジョナタ・ジニス ティム・ミーンズ デミアン・マイア デヴィッド・オナマ ドンテイル・メイス ハニ・ヤヒーラ ビクター・ヘンリー ボクシング マァフゥシャトゥ マテウス・ニコラウ 食事

【UFC ESPN50】ハニ・ヤヒーラと対戦、ビクター・ヘンリー「こっちからサブミッションを仕掛ける」

【写真】ビクターは135.5ポンド、ハニは136ポンドで計量をパスしている (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ビクター・ヘンリーがハニ・ヤヒーラと戦う。
Text by Manabu Takashima

柔術家として、柔術の技術でUFCを戦い続けるハニのスタイルに最大の経緯を払うビクターは、そんなハニに勝つには掟破りのサブミッションを仕掛けることを明言した。


──ビクター、うっすら汗が見えますね。

「そうなんだ、体重を落としている。もう痩せっぽっちだ(笑)。ドライアウトはそれほどしなくて、水をメチャクチャ飲んでいるんだよ」

──ウォーターローディングですね。

「大体1日に2ガロンほど、飲んでいるよ」

──7.5リットルも!!

「食事は本当に少ない量しか摂っていなくて、あと13ポンド落とすんだ」

──そんな時にインタビューを受けてくれてありがとうございます。ところで前回のジャビット・バシャラットとの試合は、急所蹴りでノーコンテストという残念な結果に終わりました。

「1R、彼は足なのかミドルなのか。それほど低くない蹴りを使ってきて、それがかすったんだよ。ファールカップがずれて、位置を戻した。そしたら2Rになって、今度はモロにカップを蹴られ耐えがたい痛みに襲われた。もう、アレで全てが終わったよ。凄く残念な結果に終わったけど、これもファイトだ。それにジャビットも狙って蹴ったわけじゃないしね。

4日間、腫れて歩くこともできなかった。それでも動けるようになったら、すぐにトレーニングに戻ったけどね。そういうことだよ。今は全く問題ない」

──ああいうアクシデントで試合が終わった時、仕切り直しのリマッチを戦いたくなかったですか。

「それはUFC次第だから。僕の方から誰かと戦いたいと言ったことはない。誰とでも戦うし、もちろんちゃんとした額のファイトマネーが支払われるならということだけどね。でも、僕の方から誰かにチャレンジするとかっていう気持ちはないんだ」

(C)Zuffa/UFC

──ビクターとハニ、日本のファンが思い入れのある選手同士の対戦となりました。

「僕もハニも日本で戦ってきた歴史がある。ただ、それよりもハニという自分が何をすべきかを理解しているファイターと戦えることが楽しみでならない。彼はPRIDEの時代のオールドスタイルを知っている。そういう経験をしてきた選手と戦えることもワクワクするんだ」

──ホイス・グレイシーの時代と違い、誰もが柔術を知っている中で柔術だけでUFCを戦い抜いているハニをどのように思っていますか。

「ハニは本当に尊敬に値するファイターさ。ただ今のファイターが皆、柔術を知っているとは思ってない。皆、半柔術なんだよ。サブミッションファイティングはテイクダウン、ポジショニング、サブミッションという流れでもない。テイクダウン、ポジション、パウンド、そしてサブミッションだ。

みなキックボクシングを続け、パンチを当てるとRNCを狙う。そういう試合ばかりで、彼らが柔術を知っているというわけじゃない。そんななかでハニ・ヤヒーラは数少ない、本当の柔術の使い手だ。デミアン・マイアに並ぶ、MMAで柔術を使いこなすファイターで。本当に凄いと思っている。彼のような拘りを持った選手は凄く重要だ。ハニが何をやってくるのか、相手は分かっているのに止めることができない。凄いことだよ。

今、多くのファイターはただ勝利を目指している。内容は関係ないんだ。ただ勝とうとしている。対してハニは自分が効果的だと信じた技術、柔術を使って勝利を手にしている」

──その意見を持てるビクターは反柔術でなく、柔術が分かっているファイターだと理解して良いですか。

「イエス、ハニ・ヤヒーラほどではないけど、僕は柔術を知っている。僕はレスラーで、キャッチレスリングを通してMMAにおける柔術を理解している。凄くピュアな柔術スタイルをね」

──ビクターもハニも、フィニッシュを目指すというファイト・アイデンティティは同じかもしれないですね。

「もちろん、フィニッシュをするために戦う。しかも、時間はかけたくない。効率く良く稼ぐんだ(笑)。同じ額を手にするなら、短い時間で貰う方が良いだろう(笑)。15分とか25分戦っても、2分でフィニッシュしてもファイトマネーは同額だ。なんで、そんな長い時間戦わないといけない? 当然、少しでも早くフィニッシュする方がエンターテイメントとしても上質だ。

前に日本でRIZIN×Bellatorのショーを観たけど、いくつかの試合は退屈だった。あの時、日本のファンですら携帯に目をやっていたよ。あくびをしながらね。ああいう対抗戦だから、負けらないという気持ちになるんだろうけど、あのファンの反応をみていたら再び対抗戦を組もうとはならないよ」

──ではビクターはどのようにハニとエキサイティングなファイトを披露しようと考えていますか。ハニに勝利するには彼のゲームに付き合わないことが一番です。テイクダウンを切る。突き放す打撃で深追いはしない。寝技には付き合わない。タイロン・ウッドリー×デミアン・マイアのような展開ですね。凄く退屈な試合になってしまいました。

「もちろん、彼の思うように戦わせては勝てない。ハニは低い姿勢で足を取って倒し、抑え込もうとするだろう。でも、そこから逃れる手段はある。それにはハニ・ヤヒーラが何をやってくるのかを理解する必要がある。ただ、逃げようとしてもコントロールされるだけだ。

僕は彼が何を仕掛けてくるから分かっている。対処方法もある。そのなかの一つが、こっちからサブミッションを仕掛けることだ。その機会が訪れれば、サブミッションを仕掛けるのは当然だからね」

──そんなシーンが見られることを楽しみにしています。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「6月22日、ジョシュ(バーネット)がBloodsportを日本で開催するけど、僕も日本に行く予定だ。すぐに皆と会えるね。その前に僕とハニ・ヤヒーラの試合を楽しみにしてほしい。僕らはオールドスクールのMMA、日本で見られた戦いをするから」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN55対戦カード

<フライ級/5分5R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
アレックス・ペレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン(ブラジル)
バグジン・ガスコフ(ウズベキスタン)

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
アリアネ・リプスキ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョナタ・ジニス(ブラジル)
オースティン・レーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース(米国)
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ウロス・メディッチ(セルビア)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ライト級/5分3R>
オースティン・ホバート(米国)
ミハウ・フィグラック(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
カイオ・マシャード(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ケトレン・ソウサ(ブラジル)
マルニック・マン(米国)

<ライト級/5分3R>
ハメ・ジョントップ(ペルー)
クリス・パディーリャ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
リャン・ナ(中国)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

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45 AB DEEP HERO'S o RIZIN UFC アリアネ・リプスキ アレックス・ペレス オーステン・レーン カリーニ・シウバ ジョナサン・ピアース ティム・ミーンズ ハニ・ヤヒーラ パンクラス ビクター・ヘンリー マネル・ケイプ マーニック・マン

UFC on ESPN55:オッズ/予想と展望

マテウス・ニコラウ 1.57
アレックス・ペレス 2.45
ライアン・スパン 1.49
ボグダン・グスコフ 2.70
アリアネ・リプスキ 2.30
カリーニ・シウバ 1.65
オーステン・レーン 2.95
ジョナタ・ディニス 1.42
ジョナサン・ピアース 1.57
デビッド・オナマ 2.45
ティム・ミーンズ 3.50
ウロシュ・メディチ 1.32
ハニ・ヤヒーラ 4.90
ビクター・ヘンリー 1.19
オースティン・ハバード 2.30
ミハウ・フィグラク 1.65
ドンテイル・メイエス 2.05
カイオ・マシャド 1.80
マーニック・マン 3.75
ケトレン・ソウザ 1.29
ハメス・ヨントップ 1.29
クリス・パディーヤ 3.65
イバナ・ペトロビッチ 1.19
リャン・ナ 4.90
ガブリエル・ベニテス 2.70
マハシャテ 1.49

メインはフライ級のランカー対決で、両者初メイン。

当初はニコラウ vs. マネル・ケイプが予定されていた。ケイプのUFCデビュー2戦目で対戦し、微妙な判定でニコラウが勝った後、今年1月に再戦が組まれたものの、ケイプの体重オーバーでニコラウがキャッチウェイトを拒否して中止に(ケイプが限界まで体重を落とさず、試合を有利に進めるためにコミッションの許可が下りるギリギリの体重を維持したとニコラウは主張している)。仕切り直しで組まれた試合はケイプにとっても初メインになるはずだったが、今月に入ってから肋骨を骨折し欠場。

ニコラウはUFCフライ級廃止で一度リリースされてから、ケイプ戦が再契約初戦で、そこからはランカー相手に3連勝し、ランキングも5位に。しかしスタンドでサークリングして距離を取り続け、相手が詰めてきたところにカウンターを狙う戦法で、大会場での試合では大ブーイングを浴びている。昨年4月の前戦では、後のタイトル挑戦者ブランドン・ロイバルにカウンターの膝を効かされ、パンチでダウンしたところにパウンド・肘のラッシュでKO負け。

代役のペレスは現在3連敗中で4年間勝ち星なし。20年11月に当時の王者デイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦したが、1Rギロチンで一本負け。その後、自身や相手の都合で試合が流れ続け、1年8ヶ月ぶりとなった再起戦の相手は現王者のアレクサンドル・パントーハ。この時も1Rチョークで敗れている。さらにその後も3試合が流れている。その中には、自身の体調不良で中止となった昨年3月のマネル・ケイプ戦も含まれている。復帰は再び1年8ヶ月ぶりとなる今年3月で、無敗のムハンマドモカエフから簡単にテイクダウンは奪わせずに接戦となり、3Rはモカエフのタックルをがぶって切り続けるも、攻めに転じることができずに判定負け。最近は1年半以上のブランクが開く事が多かったが、ケイプ欠場を受けて2ヶ月連続での出場となる。

初メインとなるニコラウが、いつも通り距離を取っての打撃に徹して、ペレスが捕まえられないようだと、退屈な25分間になる可能性もあるが…。

ニコラウ判定勝ち。

プレリムのメインでは、日本でもおなじみのハニ・ヤヒーラとビクター・ヘンリーの対戦が組まれている。ヤヒーラは2006年にMARSに出場後、HERO'Sで活躍。WEC~UFCでも日本人と多く対戦が組まれたが、水垣に敗れたのみで、金原・前田・廣田・田中に勝って4勝1敗。ヘンリーもGRANDSLAM~パンクラス~DEEP~RIZINで活躍し、対日本人は石渡と上田(1勝1敗)に敗れたが、金原・元谷・中島・所らに勝利している。

UFCで20戦して13勝5敗1分け1NCのヤヒーラだが、大きく勝ち越しているにも関わらず、謎の冷遇で、今回を含めて18戦がプレリム扱い。メインカードには3回しか起用されていない。相手も中堅以下の選手(しかし強豪)ばかりがほとんど。22年には元王者ガーブラントとの対戦が組まれていたが、ヤヒーラの負傷で流れている。

ヘンリーは22年にUFCデビューしてまだ4戦しかしていない(2勝1敗1NC)が、36歳とバンタム級では高齢の部類となり、あまり時間は残されていない。これからランカーを目指すなら、門番のヤヒーラには絶対に勝たなければいけないところ。

第1試合開始は28日朝5時から。速報します。

 

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AB o UFC アリアネ・リプスキ

UFC on ESPN+93:第3試合・ルアナ・カロリーナ vs. ユリア・ストリアレンコ

女子フライ級。カロリーナが2ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

ブラジルのカロリーナはムエタイバックボーンのストライカー。しかしグラウンドには穴がある。アリアネ・リプスキには足関狙いから回転して抜け出そうとしたリプスキにカーフスライサーを掛けたが、その体勢から逆に膝十字を極められて一本負け。その後2連勝したものの、モリー・マッキャンとジョアン・ウッドに連敗。後がなくなった前戦は、UFCデビュー戦のペトロビッチ相手に僅差の判定勝ちで生き残った。計量では当初3ポンドオーバーだったが、ストリアレンコ陣営から「あと1ポンド落とさないと試合を受けない」と言われると、さらに1ポンド落としている。限界まで落とさずに試合を優位に進めようという魂胆だったのか?UFC4勝3敗の30歳。

SEI☆ZAのストリアレンコは、TUFではフェザー級UFCデビュー後はバンタム級に。バンタム級では計量時にふらついてドクターストップがかかったこともあったが、前戦からさらに階級をフライ級に落としている。初戦はカロリーナにKO勝ちしているマッキャンで、タックルをかいくぐってテイクダウンしたストリアレンコがバックマウントを奪い、得意の腕十字に移行して1R一本勝ちした。30歳。

パンチをヒットさせて組み付いたストリアレンコ。ボディロック。テイクダウンを狙うがこらえるカロリーナ。こらえてヒザを入れたカロリーナ。左を入れて離れたカロリーナ。詰めていくストリアレンコだが、カロリーナ距離を取りつつパンチをヒットさせる。左ミドル。カロリーナのバックブローをかわして組み付いたストリアレンコ。テイクダウン。しかしケージに上半身を預けて寝かされないカロリーナ。ケージを使って立った。なおもボディロックの体勢のストリアレンコだが、テイクダウンを狙うも小手に巻いてこらえたカロリーナ。離れる。今度はカロリーナの蹴りに合わせて組み付いたストリアレンコ。スタンドバックから後方に倒れ込んで引き込んだ。しかし反転されて下に。ガードからストリアレンコ腕十字!しかし時間がない。カロリーナはクラッチしてディフェンス。外れた。ホーン。

1Rカロリーナ。ストリアレンコ、テイクダウンがなかなか奪えず厳しい展開。

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MMA o UFC アイリーン・アルダナ アリアネ・リプスキ ショーン・ストリックランド ジャレッド・キャノニア ジョシュ・エメット ダナ・ホワイト マッケンジー・ダーン

UFC296:ポストファイトボーナス/総評

・ファイト・オブ・ザ・ナイト:アイリーン・アルダナ vs. カロル・ロサ

・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ジョシュ・エメット、アリアネ・リプスキ、シャミル・ガジエフ

女子の試合がファイト・オブ・ザ・ナイトになるのは5月のマッケンジー・ダーン vs. アンジェラ・ヒル戦以来今年2回目で、ナンバーシリーズに限れば2020年7月のUFC251(ローズ・ナマユナス vs. ジェシカ・アンドラジ)以来。

ラフモノフはファイト・オブ・ザ・ナイトの受賞はならなかったが、次の試合でそれ以上のご褒美があって欲しい。

メインは大凡戦。昨年も、年内最終戦だったジャレッド・キャノニア vs. ショーン・ストリックランドは両者消極的な凡戦だったが、2年続けてメインが締まらず。特に、負けているのに勝負に行かなかったコビントンは、もともと挑戦自体が否定的に捉えられていただけにいただけない。

コビントンは「自分が3~5R取って勝った。自分がトランプ支持者だからジャッジに負けにされた」と言っているが、恥の上塗りでしかない。

前戦で勝ったにも関わらず、王座挑戦ができなかった(その時点でコビントンの挑戦が決まっていた)ベラル・ムハマッドは「この試合はウェルター級にとってジョークだった」と発言。負けたコビントンは本来タイトルマッチの資格がなく、勝ったエドワーズにしても、失礼な言動をしたコビントンを仕留めて恥をかかせるべきだったとのこと。さすがに次の試合は王座挑戦になるはず。

UFC7連敗となったファーガソンについては、ダナ・ホワイトが「引退して欲しい」とコメント。ピンブレット相手に完敗で、序盤から動きも悪かったので、潮時だろう。しかしダナの口ぶりからすると、本人が引退すると言わなければ止められない様子。少なくともUFCでの次のチャンスはもう無いか。

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『UFC 296: Edwards vs. Covington』パフォーマンスボーナス

絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み



 UFCが『UFC 296: Edwards vs. Covington』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・アイリーン・アルダナ vs. カロル・ロサ

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ジョシュ・エメット、アリアネ・リプスキ、シャミル・ガジエフ

 5選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・