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【BRAVE CF54】徹底してTD&トップ維持。エジプシャン・アハメッド・アミールが新ライト級王者に

<BRAVE CFライト選手権試合/5分5R>
アハメッド・アミール(エジプト)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
アミン・アユブ(フランス)

チャレンジャーのアミールは、KHKバーレーン所属のエジプト人ファイターで、10thPlanetの黒帯でもある。左ジャブから右を繰り出すアミールが、右ミドルを入れる。アユブは右ローを返すが、アミールがダブルレッグを決める。アミールが左エルボーを顔面に2つ落とす、アユブがスイープでマウントを奪いにかかる。ブリッジから上をキープしたアミールは、オモプラッタに反応して腕を抜く。

その刹那、立ち上がったアユブはケージに詰められるが離れて左のカウンターを当てる。さらに左ストレートをヒットさせたチャンピオンがオーソで左ジャブ、ローを蹴られても右フックを打ち込む。アミールは遠い距離からのオーバーハンドを見切られるが、2度目のテイクダウンを決める。そのままアミールが上で時間を迎えた。

2R、ジャブで前に出たアユブが右カーフを効かせる。近距離でアッパーからフック、そして右ストレートをヒットさせる王者が、ローを続ける。アミールはここでもダブルレッグへ。アユブはギロチンも、頭を抜かれ下になる。

スイープを防いだアミールがパスを決め、サイドで抑える。肩固め狙いから、クルスフィックスを取ろうとしたアミールだが、アユブはスクランブルに持ち込んでスタンドに戻る。直後にダブルからシングルに切り替えたアミールは、アユブのキムラ狙いを防いでここもトップへ。左のパンチを打たれるアユブは、ハーフからフルガードに戻す。アミールが右のエルボーを連打し、ここもトップで時間となった。

3R、ローに左を当てたアユブがケージを背負ったアミールに右アッパーを決める。さらにワンツーからパンチをまとめ左をヒットさせると、ダブルレッグを切る。アミールもミドルを返すが、拳の勝負はできない。ヒザ蹴りから前に出るチャンピオン、これは空振りになったが左フックを打ち込む。オーソで左ジャブ、右フックを振るうアユブは、アミールのダブルレッグをスプロールして、サウスポーから右を当てる。

アミールも打ち返すが、打撃戦では如何せん敵わず、ここでもダブルレッグへ。ラウンド3度目の正直で終盤にテイクダウンを決めたアミールだが、この回は明確に落としたか。

4R、ジャブからロー、右ストレートを繰り出したアユブが前に出る。ローの応酬からアミールが飛び蹴りを見せ、ダブルレッグも切ったアユブがヒザをボディに突き刺す。アユブの右ローで姿勢を乱したアミールは、ダブルレッグも受け止めたアユブが巻き込むようにバックに回る。アユブはバックコントロールし、スイッチからバック狙いのアミールがボディロックで上を取り返す。

立ち上がることができないアユブの腕十字で、アミールの左腕が伸びかける。ここは腕を抜かれたが、アユブは再び下になってもスイープを決めた──と思いきや最後にスクランブルでアミールが上を取り切り、トップから上腕パンチのようなエルボーを落として試合は最終回へ。

5R、ケージにアミールを詰めてジャブを入れるアユブがワンツーからスリーを伸ばす。打撃と組みのドッグファイト気味になり、アミールがダブルレッグへ。アユブはアナコンダチョークをセットして上を取るが、極めきれず試合はスタンドへ戻る。足を使い、打撃戦に持ちませずシングルレッグで上を取ったアミールが、サイドで抑え込む。

アミールはバックを狙うが、アユブが変則横三角へ。これも強引で、極めきれず下になったアユブが三角絞めへ。ここで強いポスチャーを見せたアミールが担ぎパスに成功する。残り40秒以上をサイドで抑え、時折エルボーを落としたアミールに対し、右を差したアユブがスクランブル狙いも押しつぶしたアミールが上を取ってタイムアップに。

アユブの打撃と極めよりも、アミールのテイクダウンとトップコントロールが試合をリードしていたが、果たして──ジャッジは3者揃って48-47でアミールを支持し、新チャンピオンが誕生した。


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【BRAVE CF54】計量終了 モカエフだけでないライト級王者アミン、モルドバのコートルツァに注目!!

【写真】この日も第2試合でビラル・ティプサエフと対戦するグレン・マクベイが殴りかかるなどBRAVEのフェイスオフは小競り合いが多いが、メイン出場の両者も一触即発に(C)BRAVE CF

25日(土・現地時間)、ポーランドはコニンのオビエクト・レクラーチノ・スポルトヴィ・ロンドで開催されるBRAVE CF54の計量が21日(金・同)に行われている。

本来は4月1日の50回記念大会のメインで行われる予定だったが、アハメッド・アミールの欠場で延期されていたBRAVE CFライト級選手権が、仕切り直しのメインとなった今大会。9試合中、4試合でBRAVE特有の北米階級の中間=スーパー階級の試合が組まれ、18人に出場選手全員がパスしている。


チュニジア移民フランスのウェルラウンダー・チャンピオンのアユブは、UAEWに続き中東で2つ目のタイトルを獲得し、常にアグレッシブなファイトゆえにピンチに追い込まれることもあるチャンピオンだ。そこからの挽回で、さらにファンの指示を集める。筋肉質でもなく、ややポチャッとした体系だが、柔軟性に富んだ肩回りから繰り出されるパンチ、スクランブルからのギロチンなど、ガチガチの北米系とは違うチャンピオンだ。

セミに注目もムハマド・カリモフ、さらにマルセル・グラビンスキと対戦する13勝1敗のモルドバ人ミハイル・コートルツァ。4月にスーパーウェルター級王座に挑戦もローで敗れた元UFCファイター=イスマイル・ナルディエフの再起戦、さらに欧州、パンナム、アフリカと世界中でIMMAFのトーナメントを戦ってきたフランスのアクセル・ソラのプロ2戦目など、我々の知らないところで世界中が力をつけていることが伺えるラインナップとなっている。

■視聴方法(予定)
9月26日(日・日本時間)
午前2時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF54対戦カード

<BRAVE CFライト選手権試合/5分3R>
[王者]アミン・アユブ:69.85キロ
[挑戦者]アハメッド・アミール:70.2キロ

<130ポンド(58.87キロ)契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ:58.7キロ
ブライン・オドリスコール:58.65キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
マルチン・バンデル:79.2キロ
マゴメド・アキスカノフ:79.8キロ

<スーパーライト級/5分3R>
マルセル・グラビンスキ:75.2キロ
ミハイル・コートルツァ:75.2キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
イスマイル・ナルディエフ:79.45キロ
オーリ・サンタラフティ:79.7キロ

<女子ストロー級/5分3R>
エベリーナ・ヴォンジニアク:52.4キロ
サミン・カマル・バイク:52.0キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
アクセル・ソラ:79.3キロ
バブジニエツ・バルトニック:78.8キロ

<バンタム級/5分3R>
ビラル・ティプサエフ:61.55キロ
グレン・マクベイ:61.65キロ

<フェザー級/5分3R>
オマール・ソロモノフ:66.2キロ
ハファエル・ウドソン:65.55キロ

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【BRAVE CF54】アユブが仕切り直しのライト級世界戦。モカエフはキャリア最強オドリスコールと対戦

【写真】BRAVEのスーパーノヴァ、ムハマド・モカエフ (C)BRAVE CF

25日(土・現地時間)にポーランドのコリンで開催されるBRAVE CF54のラインナップが固まってきている。KSWの多数イベントを開くウィッチの西へ50キロにあるコリンで開かれる同大会は、現地のGalana Exclusive Championshipと共同プロモートされる。

メインはBRAVE CFライト級王者アミン・アユブがアフメッド・アミールを相手に初防衛戦を行い、コメインではフライ級の新鋭ムハマド・モカエフがブライン・オドリスコールと対戦するなど、ポーランド色の強くないBRAVE CF本道の上位カードが組まれた。


本来、このライト級選手権試合は4月1日のBRAVE CF50という区切りの大会で組まれていたが、アミールの欠場でキャンセルされていた背景がある。

結局、記念大会で代役のマショラブション・ルジボエフと戦うことにあったアユブだが、このウズベキスタン人ファイターが思わぬ実力者で初回にダウンを喫するという窮地に追い込まれる。その後、盛り返した判定勝ちこそ収めたものの苦戦したイメージは拭えない。とはいえ、この一戦を経験したことで自らの課題を洗い出し、克服してきただろう。

仕切り直しの一戦で、危なかったノンタイトルのキャッチ戦を戦った意義をアユブには期待したい。

バーレーン王国期待のダゲスタン移民の英国人ファイター=モカエフは今年3月にアブドゥル・フセイン戦でデビュー3連勝を果たした。その後、6月のベラルーシ大会ではジョージアのイブラジム・ナブルゾフと対戦も、自らの蹴ったミドルがナブルゾフに急所に入ってしまい試合続行不可能、ノーコンテストになった。その後、8月のカザフ大会で現地のフライ級最強といわれるアザット・マクスンにSNSで挑戦を表明も、この対戦は実現せず、日程的にも1カ月遅れでモカエフはオドリスコールと戦うことになった。

オドリスコールは3月のBRAVE CF49でフライ級王座決定トーナメント1回戦──の再戦でホゼ・トーレスと戦う予定のショーン・センテーラが欠場となり、急遽ワンマッチに代役出場した。結果はトーレスがテイクダウンを多用し、スコアリングで敗れたものの打撃では引けを取らず、いってみれば強気一辺倒のトーレスがトータルファイトにアジャストして勝利を手にしたともいえる。

モカエフにとっては間違いなくキャリア最強の相手であり、層が厚くなる一方のBRAVE CFフライ級戦線で現状、どの位置にあるかが明確となる一戦となる。

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【BRAVE CF50】ダウンを喫したライト級王者アユブだが、5回戦準備の強味を見せルジボエフから判定勝ち

<74キロ契約/5分5R>
アミン・アユブ(フランス)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マショラブジョン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

鋭い左インサイドローを蹴ったルジボエフ。アユブも左ローを返す。ルジボエフは前に出てテイクダウンを狙いつつ、右を振るう。これを受けたアユブが引き込むように下に。パウンドを落とすルジボエフに対し、アユブはクローズドガードで耐え腕十字へ。ルジボエフは立ち上がってスラム、腕を抜いてそのままパスを決め、サイドで抑える。アユブは足を戻し、ローを蹴られながら立ち上がる。

ルジボエフは即シングルレッグへ。ギロチンで耐えたアユブは、首相撲に移行してヒザをボディに入れて離れる。スイッチして戦うルジボエフだが、既に肩で息をしているか。アユブの左にテイクダウンを合わせドライブするルジボエフ。アユブはその勢いを利して巴投げのように後方に一回転してトップを取る。

アユブはサイドからヒザをボディに入れる。スクランブルから立ち上がったルジボエフに、ヒザ、ヒジを入れたアユブは右腕を差しあげてテイクダウンを奪うと、ハーフで鋭いパンチを落としてラウンド終了を迎えた。

2R、ルジボエフの左ミドルを足でカットしたアユブは、オーバーハンドで前へ。ルジボエフは左の蹴りを返しオーソに戻すも、アユブがボディにストレート、右ハイからパンチを纏めて組みつくと即テイクダウンに成功する。アユブは左のパウンドを入れ、立ち上がって左右のローを蹴る。レフェリーがルジボエフを立たせると、アユブの左ボディに右オーバーハンドを合わせてダウンを奪う。

鉄槌を落とすルジボエフ、アユブはクローズドガードを取るが今回はダメージを受けてのダウンだ。上体を起こしたアユブがギロチンをセットし、スイープを狙う。組み直して絞めあげるも、ルジボエフは頭を抜き腕十字を防いで左のパンチを打っていく。さらに力強い右のパンチを入れるルジボエフに対し、アユブはキムラを狙うも防がれた。

初回は微差でアユブ、2Rはルジボエフという見方も成り立つなかジャッジによっては判断は分かれることが予想される接戦。いずれにせよ、両者揃って最終回は落とせない。ルジボエフがサウスポーに構え、アユブが右ミドルを蹴る。ルジボエフはオーソに戻し左ロー、そして右オーバーハンドを狙う。

これを見たアユブは右を当て、左ローにワンツーを入れる。さらに左ボディ&右、テイクダウン狙いにヒザを入れたアユブは、倒されながらギロチンへ。アームインからスイープ狙いがすっぽ抜けるも、アユブは腕十字→フラワースイープに移行してトップを奪う。ルジボエフは動きが完全に止まり、エルボーを落とされパウンドを取られる。

アユブはエルボーを入れるが、ブリッジで簡単に下にされてしまう。残り2分、シザースイープを決めて上になったアユブは、クルスフィックスに捕え連打を打ち込む。ケージキックで逃れたルジボエフだが、亀になりパンチを連打される。ワキの下から思い切りパンチを痛打されたルジボエフが、立ち上がったアユブの飛び込みながらの右を痛打される。

背中を見せたルジボエフにパンチを打ちつけながら、タイムアップを迎えたライト級王者アユブ。タイトル戦=5回戦の準備をしていたアドバンテージを見せ、最終回を取り切り3-0で判定勝ちを決めた。


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【BRAVE CF50】計量終了 17試合、21カ国から34選手が集結。最注目?! バガウティノフ✖オーティズ

【写真】バガウティノフ✖オーティズ、こんな戦いに加わる日本人選手の出現を期待したい(C)BRAVE CF

1日(木・現地時間)、バーレーンはムハラクのアラード要塞特設会場で開催されるBRAVE CF50の計量が31日(水・同)に行われた。

4週連続開催の最終週は全17試合、メインとコ・メインではBRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合=ジャラ・フセイン・アルシラウィ✖イズミール・ヌルディエフ、BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦=モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレムと2階級の世界が組まれている。

さらにフライ級王座決定T準々決勝のアリ・バガウティノフ✖ダスティン・オーティズ、同トーナメント準決勝ではヴェリムラッド・アルカソフ✖ザック・マコウスキーなど、17試合に出場する34選手中、というカードが組まれている。

そんななかバンタム級でボリスラフ・ニコリッチと対戦するブラッド・カトーナと、73キロ契約でマチェク・ギエルシェウスキーと戦うフィリップ・シウバが計量失敗、キャッチウェイト戦で実施される。


アルシラウィにヌルディエフが挑戦するスーパーウェルター級戦、BRAVE CFミドル級王者ファフレディンが、マレムを相手に同プロモーション初となる同時2階級制覇、チャンプ・チャンプを目指しライトヘビー級王座決定戦に挑む。

そんな中東勢及びアラビック、そしてムスリムが絡むタイトルマッチとは別に、フライ級王座決定トーナメント準々決勝ではアリ・バガウティノフ✖ダスティン・オーティズという元UFCファイター同士の興味深いマッチアップが見られる。

バガウティノフはUFC戦績4勝3敗、堀口恭司、ジョセフ・ベナビデス、そしてデメトリウス・ジョンソンの持つUFC世界フライ級王座に挑戦して判定負けを喫している。その一方でジョン・リネケルやティム・エリオットに勝利しているバガウティノフ、Fight Nightやボクシングを戦い1月のソチ大会でBRAVE CFに合流し、オーティズと戦うことが決まった。

オーティズのオクタゴン戦線は8勝6敗、綺麗なレコードではないがUFCで14試合も戦っている。そして、今大会で一足先にトーナメント準決勝を戦うザック・マコウスキーには勝利している。

実はこの王座決定トーナメントには日本人ファイターにもオファーがあったが、既に国内で試合が決まっており実現しなかったという。

さらには3月11日から今大会までの4大会に2人の日本人選手に声が掛ったが、両者に中東で戦うという意志はなかった。しかし、BRAVE CFが日本人との契約を欲しているのは紛れもない事実だ。

あと1時間でスタートする今大会には17試合で21カ国の選手が出場している。この戦いの輪──砂漠のコンバットキングダムから世界を目指す日本人選手が現れることに期待したい。

■視聴方法(予定)
4月1日(木・日本時間)、
午後11時30分~ FITE
午後11時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF50計量結果

<BRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャラ・フセイン・アルシラウィ:79.1キロ
[挑戦者]イズミール・ヌルディエフ:79.2キロ

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハメド・ファフレディン:92.1キロ
モハメド・サリード・マレム:91.6キロ

<BRAVE CFフライ級王座決定T1回戦/5分3R>
アリ・バガウティノフ:57.1キロ
ダスティン・オーティズ:56.6キロ

<BRAVE CFフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
ヴェリムラッド・アルカソフ:57.0キロ
ザック・マコウスキー:57.0キロ

<74キロ契約/5分5R>
アミン・アユブ:73.9キロ
マショラブジョン・ルジボエフ:74.0キロ

<スーパーライト級/5分3R>
イッサ・イサコフ:75.0キロ
マルセル・グラビンスキ:74.8キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
ケビン・ルアート:79.6キロ
ルイス・グリスマン:79.6キロ

<フェザー級/5分3R>
ヴェレリウ・ミウチャ:66.0キロ
オマール・ソロモノフ:66.2キロ

<95キロ契約/5分3R>
アントン・トゥルキャリ:94.6キロ
コンスタンチン・ソルダトフ:94.4キロ

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ:62.5キロ
ボリスラフ・ニコリッチ:61.5キロ

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・レサー:84.0キロ
ルスタン・ジエフ:84.1キロ

<77キロ契約/5分3R>
カール・ブース:76.0キロ
カルロス・ベギョソ:77.0キロ

<バンタム級/5分3R>
ビイル・シュティピン:61.3キロ
アレクサンドル・ケシュトフ:61.7キロ

<フェザー級/5分3R>
シェイブ・ユセフ:66.2キロ
スティーブン・ゴンコルヴェス:65.8キロ

<73キロ契約/5分3R>
マチェク・ギエルシェウスキー:72.9キロ
フィリップ・シウバ:75.4キロ

<ライト級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ:70.6キロ
ヤン・リアッセ:70.8キロ

<フェザー級/5分3R>
グレン・マクベイ:66.2キロ
アブドゥルマナップ・マゴメドフ:65.8キロ

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BRAVE CF50 Interview アミン・アユブ ブログ マショラブジョン・ルジボエフ

【BRAVE CF50】残念、初防衛→ノンタイトル戦に。ライト級王者アミン・アユブ「王者として誰とでも戦う」

【写真】25歳。連敗からスタートしたMMAキャリア、現在は15勝4敗でパウンド有りでは13勝2敗だ(C)BRAVE CF

4月1日(木・現地時間)、バーレーンはムハラクのアラード要塞特設会場で開催されるBRAVE CF50。2016年9月の旗揚げ以来、コロナ・パンデミックの影響を受けながら4年半で世界21の国と地域でイベントを開いてきたBRAVE CFにとって、今回は記念すべき50度目のイベントとなる。

コンバット・キングダム、4週連続開催の最終週は全17試合──プロモーション史上最大の大会でBRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合=ジャラ・フセイン・アルシラウィ✖イズミール・ヌルディエフ、BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦=BRAVE CFミドル級王者モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレム、そしてフライ級王座決定T1回戦でアリ・バガウティノフ✖ダスティン・オーティズ、さらには同トーナメントの準決勝ではヴェリムラッド・アルカソフ✖ザック・マコウスキーというカードが組まれている。

世界25カ国から選手が集まる大会で、BRAVEライト級王者アミン・アユブは初防衛戦をアフメッド・アミール相手に戦う予定だったが、挑戦者の欠場で急遽74キロ契約でマショラブジョン・ルジボエフと戦うこととなった。

MMAが昨年まで認められていなかったフランスで生まれ育ったアルジェリア移民の子は、BRAVE CFとともに大きくなろうとしている成長過程にあるチャンピオンだ。


──アミン、本来はライト級王座の初防衛戦を行うはずが74キロ契約のノンタイトルマッチを戦うことになりました。

「この知らせを聞いた時はとても残念だった。アフメッド・アミールと戦うためにずっと準備をしてきたから。ただ、チャンピオンとして誰だろうが戦う気持ちでいたよ。マショラブジョン・ルジボエフとアミールはスタイルも違うけど、しっかりと戦うつもりさ。

ただノンタイトルになったことでコ・メインから、普通の試合に格下げになったのは悲しかった。BRAVE CFの記念すべき50回大会で3つあるタイトル戦の1つで戦うことは歴史に、僕の名を刻むことができたのに……まぁ、しょうがない。何より74キロのキャッチウェイト戦だろうが、僅か1週間前にルジボエフが対戦を受けてくれたことは感謝している」

──UAEFウェルター級王座に次ぎ、ミドルイーストで2つ目のベルトを昨年11月に巻きました。

「試合前にチャンピオンだったクレイトン・シウバはトラッシュトークを仕掛けてきて、僕の家族に対しても汚い言葉を発した。ホント、ブラジル人らしいよ。家族のことまで言われると心の底から腹が立ったし、ああいう相手をKOしてタイトルを取れたことは本当に良かったよ。

そしてフランスに戻り、決して裕福でない地区だけど同じストリートに住む皆が僕の帰国を待っていてくれた。彼らが凄く喜んでくれたことは本当に嬉しかったよ」

──アミンは常にアグレッシブに戦っていますね。

「デビューした当初は、常に一本勝ちを狙っていた。ブラジリアン柔術をやってきたから。でも、ムエタイとボクシングの練習を重ねて打撃も成長したから、視ているファンが喜ぶ打撃戦を戦うことができる。試合を見ているファンが望む試合をしたいからね」

──ところでアミンという名前はアラビック系ですね。生まれはマグレブ(北西アフリカのフランス語圏の地方)ですか。

「僕が生まれたのはフランスのナントだよ。ただ両親は父がチュニジア移民で、母はアルジェリア移民なんだ。僕自身、北アフリカでもチュニジアとモロッコは何度も訪れたことがあるけど、アルジェリアには行ったことがないんだよね。

フランスには数多くのアラビア人がより良い生活を求めて移住している。僕もフランスで生まれて、育つことができて良かったと思っているよ」

──フランスでは昨年までMMAが認められていなかったです。

「確かにフランスは長い間、MMAは認められていなかった。でもムエタイ、レスリング、空手、ブラジリアン柔術とマーシャルアーツを学ぶ環境は整っているんだ。

僕が初めてMMAを戦ったのは19歳の時だった。ベルギーで行われた大会で、7時間ドライブして午後1時の計量に間に合わせて、5時間後には試合が控えていた」

──なんとも……ハード過ぎるというか危険です。

「間違っていたと僕も思っている。ただMMAで戦うチャンスがなかったから。そうやってキャリアを重ねて、21歳になって仕事を辞めたんだ。清掃夫をしていたけど、MMAに専念しようと思って辞めた。そからブラジル、タイ、ブルガリアで出稽古をした。

プーケットのタイガームエタイで練習している。名前は覚えていないけど、日本人選手ともトレーニングしていたよ。

そして、今のマネージャーに出会って多くのチャンスを手にできることになった。英国、スイス、アブダビ、色んな国で勝ち続けた」

──BRAVE CFで戦う前からDesert Force、Phoenix Fight、そしてUAE Warriorsと中東で戦うことが多かったのは、アミンがアラビックだからですか。

「それは関係ないよ。マネージャーが見つけてきてくれた試合だからだよ。BRAVE CFからはUAEWでタイトルを初防衛した時に、オファーがあったんだ。とても良いディールだった。より良い条件で戦いたいし、お金は必要だ。だからBRAVE CFで戦うことを決めたんだ」

──すでにBRAVEでチャンピオンになりましたが、MMAファイターとしての目標はどこに置いていますか。

「ファイターとしてではなくて、人生としてずっとMMAと共にありたいと思っている。ファイターとしては当然、MMAは僕の仕事だ。BRAVE CFは僕に多くのモノを与えてくれた。だからBRAVE CFを代表して戦っていきたい。

そして世界各国でイベントを開催しているBRAVE CFが、フランスで大会を開けるように力になりたい。マッチメイカーのグスタボ・フェルミノーノとも、そんな風にしたいって話しているんだ。フランスだけでなくベルギー、スイスのファンにとってもフランスでBRAVEのような大会が開かれることは凄く良いことだと思う。その日を目指して戦うよ」

■視聴方法(予定)
4月1日(木・日本時間)、
午後11時30分~ FITE
午後11時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF50対戦カード

<BRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
[挑戦者]イズミール・ヌルディエフ(オーストリア)

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハメド・ファフレディン(レバノン)
モハメド・サリード・マレム(スイス)

<BRAVE CFフライ級王座決定T1回戦/5分3R>
アリ・バガウティノフ(ロシア)
ダスティン・オーティズ(米国)

<BRAVE CFフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
ヴェリムラッド・アルカソフ(ロシア)
ザック・マコウスキー(米国)

<74キロ契約/5分5R>
アミン・アユブ(フランス)
マショラブジョン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

<スーパーライト級/5分3R>
イッサ・イサコフ(ベルギー)
マルセル・グラビンスキ(ドイツ)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ケビン・ルアート(スイス)
ルイス・グリスマン(デンマーク)

<フェザー級/5分3R>
ヴェレリウ・ミウチャ(モルドバ)
オマール・ソロモノフ(ウクライナ)

<95キロ契約/5分3R>
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)
コンスタンチン・ソルダトフ(ベラルーシ)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
ボリスラフ・ニコリッチ(セルビア)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・レサー(南アフリカ)
ルスタン・ジエフ(ロシア)

<77キロ契約/5分3R>
カール・ブース(英国)
カルロス・ベギョソ(エルサルバドル)

<バンタム級/5分3R>
ビイル・シュティピン(ロシア)
アレクサンドル・ケシュトフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
シェイブ・ユセフ(英国)
スティーブン・ゴンコルヴェス(米国)

<73キロ契約/5分3R>
マチェク・ギエルシェウスキー(ポーランド)
フィリップ・シウバ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
ヤン・リアッセ(ルクセンブルク)

<フェザー級/5分3R>
グレン・マクベイ(英国)
アブドゥルマナップ・マゴメドフ(ロシア)

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【Brave CF44】計量終了 ライト級タイトル戦=シウバ✖アユブのフェイスオフに招かざる客アミール襲来

【写真】予定調和かアクシデントか。フェイスオフに第3者の乱入はあまり例がいない (C)BRAVE CF

5日(木・現地時間)、バーレーンはリファーのバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催されるBrave CF44の計量が行われた。

今大会のメインはBrace CFライト級王者クレイトン・シウバが、アミン・アユブの挑戦を受ける一戦だ。パンデミック後、MMA界において存在を最もましたプロモーションといっても過言でないBrave CFのライト級の頂点を争う両者がフェイスオフを行った際、思わぬ?!乱入者が現われた。


「おい、お前ら。おれは俺のベルトだろ。そうだろ?」と語気も荒く、アフメッド・アミールがフェイスオフに割って入ってきた。

王者シウバに強めるアミールは関係者に抱えられても、王者と言い合いに発展する。この混乱にさらに輪をかけたのが、今大会でロランド・ディと戦うニュージーランドのジョン・ブレウィンだ。シウバとともに過去にアミールに勝利しているブレウィンは、ディに勝ってタイトル挑戦を確実にしたいところだが、試合もないアミールに割って入られてはたまらない。

そんな状況に王者サイドは笑って受け流し、計量&フェイスオフの御役目を終えている。

今大会はライト級戦線だけでなく、ミドル級次々期挑戦権を巡り、アブドゥル・アブゥラギモフ✖ルイス・グリスマンのキャッチ戦、ミズワディレ・ハロンワの試合も要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)、
午前1時00分~ FITE

■Brave CF40計量結果

<Brace CFライト級選手権試合/5分3R>
[王者]クレイトン・シウバ:70.1キロ
[挑戦者]アミン・アユブ:70.1キロ

<80キロ契約/5分3R>
アブドゥル・アブゥラギモフ:79.6キロ
ルイス・グリスマン:78.9キロ

<ライト級/5分3R>
ジョン・ブレウィン:70.8キロ
ロランド・ディ:70.2キロ

<ミドル級/5分3R>
ドミニク・ショーバー:83.7キロ
ミズワディレ・ハロンワ:83.8キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェルソン・ペレイラ:61.3キロ
ビア・シュテピン:61.6キロ

<ライト級/5分3R>
アッバス・ハーン:70.7キロ
ヤン・リアッセ:70.4キロ

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【Brave CF44】11月も2連戦、第一弾でライト級タイトルマッチにウェルター、ライト級の注目株ズラリ

【写真】多彩なのは挑戦者のアユブ。それでいて勝負強さは王者クレイトン・シウバか (C)BRAVE CF

9月24日から3週連続でバーレーンはリファーのパーレーン・ナショナル・スタジアムでイベントを開催したBrave CFが11月5日(木・現地時間)と12日(木・同)に同所でBrave CF44 & 45を開催する。

現時点で45大会のカードは発表されていないが、44大会は4試合がアナウンスされておりメインでBrave CFライト級選手権試合=王者クレイトン・シウバ✖挑戦者アミン・アユブが組まれた。


昨年8月に前王者ルアン・サンチアゴとの同朋対決をRNCで勝利してベルトを巻いたシウバは、3月28日に先日のUFN180でマテウス・ガムロを下し、UFC初陣を飾ったグラム・クタテラデスと初防戦を行う予定だったが、クタテラデスが欠場となり前王者とのリマッチに変更された。しかし、同大会はコロナ・パンデミックと中止となり、シウバにとっては7カ月遅れの初防衛戦となる。

挑戦者のアユブは今では活動停止したUAEベースのデザート・フォース及びレバノンがホームのPhoenix FCからUAEW、そしてBrave CFと中東MMAプロモーションと欧州ででキャリアを積んできたフランス人選手だ。キャリアは14勝4敗で、UAEWではウェルター級王者になっている。

現在6連勝中と好調をキープしており、打撃・テイクダウン・寝技とどこでも勝負できる。そんなアユブは打撃では右オーバーハンド、ボディストレート、テイクダウンはベリー・トゥ・ベリー、寝技ではゴゴプラッタ、肩固め、RNC、腕関節と多彩な攻めを持っている。

対して王者シウバは、185センチ以上の長身で胴も長く、一部のブラジル人選手に見られる何もかも長いブラジリアン体形といる。リーチの長さをパウンド、そして絞めに生かし、消耗性にも強いチャンピオン。拮抗した勝負で流れを引き寄せると、パウンドから絞め一気に試合を終わらせることができる。アユブとしては攻めるチャンスは序盤からあるが、そこから一方的に支配するか、勝負を決めなければ反撃に移ってからのシウバは強さが増している。5Rの長丁場でスタミナ配分か、全開ファイトを展開するかも勝負の分かれ目となるだろう。

今大会では元ウェルター級王者アブドゥル・アブゥラギモフが80キロ契約で、7勝1敗&6連勝中のルイス・グリスマンと対戦する。

コロナ禍での活動再開後の第2ステージ=スウェーデン・ラウンドで共に一本勝ちを収めている両者、勝った方がミドル級との2冠を目指す王者ジャラ・フセイン・アルシラウィへの挑戦が近づくことは間違いない。

さらにニュージーランドのジョン・ブレウィン✖フィリピンのロランド・ディ=ライト級戦、キャリア唯一の敗北がUFCで大いに名前を挙げたカムザット・チマエフ戦という南アフリカ人選手のミズワンディレ・ハロンワが、オーストリアのドミニク・ショバーとマッチアップされたミドル級戦が現在決まっている。

現状、UFCへ選手に送り出す一方で、プロモーション内での覇権争いもブラジル、欧州・中東、アフリカ、そしてアジアにオセニアが加わり、激しさを増す一方のBrave CF。国際戦の多さはUFCに次ぎ、ONEに匹敵すると言っても過言でない中東のMMAプロモーション──11月の2連戦も見逃せない。

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