【写真】出場6選手と山田代表&渡部マッチメイカー(C)MMMAPLANET
3日(土)、東京都新宿のGENスポーツパレス内メディアセンターでFighting NEXUSがミドル級王座決定トーナメントの開催と出場7選手および1回戦のカード3試合を発表した。
Text by Manabu Takashima
会見にはマシン、瓜田幸造、たまよせゆきと、磯部鉄心、佐藤龍汰朗、ヨコヤ•マクレガーのトーナメント出場6選手と山田峻平NEXUS代表、渡部修斗マッチメイカーが出席して行われた。
「NEXUSをここまでやってきて、核となるミドル級の選手ができたことがミドル級王座決定トーナメントの開催に拍車をかけたということはあります」という山田代表の言葉に続きマイクを握った渡辺マッチメイカーから「出場候補選手リストを出して自分が交渉したり、山田さんにお願いしたりして。本当に良い素晴らしいメンバーに揃って頂けて自分は本当に嬉しいです。良いトーナメントになればなと思っています」と熱い想いが語れた。
ここで出場選手たちが登壇し、この日は出席できなかったカタナマンも含め、トーナメントに対する意気込みをマイクで話した。
マシン
「俺が主役のトーナメントなので勝たないと意味がないと思う。
ベルトを巻いて次のステージへ行ければと思います」
「全員仕留めに行くのでよろしくお願いします」
カタナマン(※代読)
「東京在住の37歳で某大手企業勤務の趣味で格闘技を嗜んでいます。この度は仕事につき会見に出られないことを深くお詫び申し上げます。さて、現在私は北海道の団体PFCのミドル級ランキング1位を取らせていただいています。地元が東京にも関わらず勝手に北海道の団体出て勝手に代表している気持ちになっています。北の国からならぬ、おら東京さいくだリターン大作戦として、ミドル級トーナメントの台風の目になります!話は変わりますが現在、物価上昇や自然災害だの混乱の世の中であります。ただ、人間が生きる活力だけはどんな環境下にあっても失ってはいけないものだと考えます。その活力を、戦いを通して生み出せれば私この上ない喜びといえます」
「修斗君からミドル級トーナメントをやるので参戦しませんかと声をかけてもらえたのが嬉しかったです。
今年50歳の誕生日を迎えるので、いい誕生日を迎えられるようにかき回したい」
磯部鉄心
「かつて国内で盛り上がっていたミドル級が今はそんなに動きがないので、このトーナメントで動き出す初動になることが嬉しく思います」
たまよせゆきと
「今回デビュー戦として出ることになりました。
格闘技を始めた時からベルトを目指してきたので、ベルトを獲って次の舞台まで活躍したいと思います」
「隣に同じジムの選手(磯部)がいるんですが、戦う時は関係ないので全員ぶっ倒しに行きます」
同トーナメントは5月12日にGENスポーツパレス、8月25日にニューピアホール、11月28日に後楽園ホールという3大会、半年の長丁場で争われ、初戦の顔合わせはマシンカタナマン、佐藤ヨコヤ・マクレガー、瓜田磯部、たまよせTBAということが伝えられた。ただし、勝ち上がった選手はシャッフルされ現状トーナメント枠は存在していない。
ここから質疑応答となったが、MMAPLANETの質問に対する選手、主催者の返答を紹介したい(※要約)。
まず83.9キロがリミットのミドル級にあって、出場選手に現状の体重を尋ねると、以下の通りだった。
たまよせゆきと(97キロ)
瓜田幸造(92、93キロ)
マシン(100キロちょいぐらい)
佐藤龍汰朗(98キロぐらい)
ヨコヤ•マクレガー(97、98キロ)
磯部鉄心(84、85キロ)
──磯部選手、ほぼ通常体重で戦うわけですが、それでもメリットがあるとすればどこになりますか。
磯部 背丈は皆同じぐらいなので、皆、差はないと思います。
──山田代表、会場の格が上がっていくトーナメントですが、ここに付随して今年のNEXUSの流れを教えていただけますか。
山田 GENスポーツパレスだと本当に有難いことにお客様が入りきらないということが出てきたので、ニューピアホールで二回転させていただいたりだとか、後楽園ホールの平日使用3度も今年で終わりますので、来年から土・日を複数回やらせていただくということになっています。会場の選定も今年から来年にかけて少しずつ変わっていくのかなっていうところです。
──修斗さん、一人残っている出場選手のヒントを?
渡部 本当は決まっていたのですが、ケガで欠場になったので今から探すんですけど。自分は強い人が欲しいので、山田さんに「この選手でお願いします」とお願いしたんですけど、「ちょっと急すぎるから、ちょっと考えさせて」と言われて(笑)。この人がぶっちぎりで優勝してしまうかもしれないと言われたので、そこは相談です。対戦相手がたまよせ選手で、アマチュアデビュー戦を見て一発で「この選手は欲しい」と思って。その場で「来年お願いします」という話をして。たまよせ選手の相手になる選手なので、どちらが勝っても楽しみです。なのでそれなりの選手が欲しいですね」
──ゴン格の熊久保記者が会場名のGSP(GENスポーツパレス)を見て、「これはジョルジュ・サンピエールじゃないの?」と言っていたのですが……。
渡部 そんなギャグになりますか(笑)。
熊久保 言ってないっ!!
──GSPが最後の一枠ということは?
渡部 GSPは予算の関係で、ないかと(笑)。
質疑応答終了後に山田代表から選手に「ベルトを獲って終了ではないので、ベルトを獲った後のプランを具体的に教えて欲しい」というリクエストがあり、たまよせ、瓜田、マシンがRIZINの名を挙げた。
他方、佐藤は「パンクラスに戻って、パンクラスのベルトを取りに行きたい」と話し、ヨコヤ・マクレガーは「海外とか大きな団体」、磯部は「ベルトの勝ちを上げるには、動かさないと上がって行かないと思うので出る試合を全てタイトルマッチにしてベルトを動かしていきたいと思います」ということだった。
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