月別: 2020年7月
<71キロ契約/5分3R>
北岡悟(日本)
小金翔(日本)
開始早々、小金が右の飛びヒザ。それをかわした北岡は、すかさず組み付き小金をケージに押し込む。相手の右足へのシングルに切り替える北岡。耐える小金に対し、ヒザを着いてダブルを狙うなど、小金をケージに押し込み続けるが、小金も倒されない。残り1分のところで、体を反転させようとした小金。しかし北岡も、相手の右足を抱えて離さず、ファーストラウンドを終えた。
2R、右ストレートを繰り出す小金。北岡は右フックを当てながら組み付き、ケージ際でテイクダウンを狙う。小金は右腕を差し込み、北岡のクラッチを切ろうとするが、北岡はダブルに切り替えて小金に尻もちを着かせる。足を抜こうとする小金。北岡は抱えた右足を離さない。立ち上がった小金に密着し、ケージに背中を着けさせる北岡へ、小金もパンチを放つが北岡も離れない。小金が右腕を差し込み、カットしようとしたところで北岡が捻り、尻もちを着かせたところで2Rが終了した。
最終R、北岡が左ミドルを放つ。手を前に出しながら距離を詰める小金に、ダブルを仕掛けた北岡は、そのままケージ際へ。足を広げた小金に対し、シングルに切り替える北岡。ケージづたいに動く小金に、付いていく北岡がシングルで押し込む状態が続く。しかし残り1分30秒のところで、四つの状態から北岡をケージに押し込み返す小金。北岡はケージを背にしながら足をかけていくが、倒すことはできない。それでも脇を差しながら体勢を入れ替えた北岡が、再びシングルで小金をケージに押し込む。小金がバックを狙ったところで、相手の体勢を崩した北岡が、リフトアップから小金に尻もちを着かせたところで、試合終了のゴングが鳴った。
試合結果は時間切れドロー。
試合終了後、小金はRIZINでの再戦を希望。今大会の主催者でもある北岡は、「やり切った」と笑顔を浮かべ、第2回大会の開催を示唆した。
<78キロ契約/5分3R>
近藤有己(日本)
1R4分08秒 by TKO
餅瓶太(日本)
サウスポースタンスで前に出る近藤が、いきなり左ストレートで餅に尻餅を着かせる。餅のフックをかわしながら、インからパンチを突く近藤。しかし餅のパンチも近藤の顔面を捉え始める。前に出てくる餅に右フックを振るう近藤。餅の左ストレートに対し、インから右を合わせていく。相手をケージ際に追い込み、左ハイを繰り出す近藤。餅も距離が詰まると左右フックを振るう。そんな相手をジワリジワリ、ケージに追い込む近藤。餅がマウスピースを吐き出したか、レフェリーが試合を中断する。
再開後、餅は左右のパンチ。近藤もパンチとローを当てる。餅が飛び込みながらパンチを繰り出すと、下がりながらパンチを当てる近藤。さらに組み付き、テイクダウンを奪うとパンチを連打する近藤が、さらにバックマウントからパンチを落としたところで、餅のセコンドがタオルを投入した。
71kg契約。
現ZSTライト級王者の小金。現在引き分けを挟んで8連勝中の32歳。北岡は昨年のRIZINでのジョニー・ケース戦以来、約1年ぶりの再起戦。
いきなり飛び膝を放った小金。北岡かわしてシングルレッグからケージに押し込むとダブルレッグへ。肘を入れる小金。北岡シングルレッグに切り替え。ケージで耐えている小金。ダブルに切り替えようとした北岡だが小金反応して切る。またシングル。ダブルからボディロックへ。こらえた小金。北岡またシングルレッグで押し込む。ボディを殴る小金。残り1分。ルールでブレイクはない。北岡が押し込み続ける。そのままゴング。
2R。間合いを詰めて小金がパンチを入れるが、北岡の右がヒット。もらって少し下がった小金にタックル。押し込んだ。小金腕を差し込む。北岡ダブルレッグから小金の左足にレッグマウントの体勢になり尻もちをつかせる。しかし小金ケージで立った。小金パンチを打ち込んでいく。残り1分。頭を押して潰そうとする小金。肘。北岡は押し込み続ける。腕を脇に差し込んだ小金だがゴング。
押し込んでいる北岡とこらえている小金。解説の水垣は「力を使っているのは北岡」とコメント。
3R。ミドルを入れた北岡。小金ワンツーで出るが、かいくぐった北岡がタックルへ。また押し込む。ダブルレッグに入るがこらえる小金。パンチを入れていく小金。北岡両膝を着いてテイクダウンを狙う。脇に腕を差し入れようとする小金だが、密着されて入れられない。小金四つになると入れ替えた。逆に押し込んでパンチを入れるとダブルアンダーフックへ。差し返して引き剥がそうとする北岡。また入れ替えてタックルへ。押し込む。ダブルレッグ。テイクダウン。直後にタイムアップ。
疲労困憊の北岡。
小金「試合が噛み合わなかったので、RIZINで再戦したい」
北岡「志が高い試合ではなかったけど、自分の中ではやりきったという思いがある。攻めたと思うし、胸を張りたい。自分を褒めてあげたい。『そして勝つ』の勝つは、これからってことで。負けなかったので。2をやりたい。全員にありがとうと言いたい。たくさんの方々、ありがとうございました」
最後は「明日からまた生きるぞ!ありがとうございました!」で〆た。