月別: 2020年5月
<グラップリング72キロ契約/10分1R>
世羅智茂(日本)
時間切れドロー
岩本健汰(日本)
スタンドの展開から金網際でテイクダウンの攻防になり、世羅がフロントチョークを狙う。外した岩本が世羅を金網に押し込み、やや世羅が引き込むような形で岩本がグラウンドで上になる。ここで世羅の頭部から出血が見られ、ドクターチェックが入る。再開後、世羅がガードから岩本の足を抱えて岩本の身体を浮かせる。岩本はポジションを戻して、左右の動いてパスガードに成功する。完全にサイドポジションを奪った岩本は上四方へ移動し、世羅も足を絡ませて正対する。
岩本は自分の膝を世羅のガードに間に入れて、上半身を固めてパスガードを狙う。世羅もしつこく足を入れるが、岩本が再びパスガードに成功し、マウントポジションも奪う。岩本はそこから腕十字を仕掛け、それが外れる足関節へ。これは極まらず、再び岩本がトップポジションに収まる。バックをめぐる攻防から世羅が膝十字とアンクルを狙い、世羅も終了間際にヒールホールドを仕掛ける。
時間切れドローとなったものの、岩本の強さを感じさせる内容に終わった。
ライト級。
ウィキーいつもの構え。SASUKEすぐ組んでテイクダウン。ガードに戻したウィッキーだがSASUKEがインサイドからパウンドを落とす。ケージで立とうとするウィッキー。頭を付けて立たせないSASUKE。パウンド。下から蹴り上げるウィッキー。ホーン。
2R。ウィッキーの蹴りをキャッチしたSASUKEがテイクダウンを狙う。ケージ際で倒した。ケージを背にしているウィッキーからレッグマウント。ギロチンに抱えたSASUKE。決まる様子はないが、動けないウィッキー。外れた。ホーン。
3R。ウィッキーのフェイントにひかからないSASUKE。ウィッキー飛び込んで右を入れる。SASUKEレッグダイブ。切られず倒されたウィッキー。またケージを背負って座る展開。これまでここから逃げられていないが…。立ったがまた倒されレッグマウント。首をギロチンに抱えてコントロールするSASUKE。バックに回った。両足フック。バックキープ。SASUKE強いパウンド。ウィッキー反転しようとしたができず、SASUKEバックキープのままタイムアップ。
三者ともフルマークでSASUKE勝利。
<バンタム級/5分3R>
清水清隆(日本)
Def.2R4分34秒 by KO
小堀貴広(日本)
上背・リーチで劣る清水が細かいフェイントを入れて左フック、パンチから右ローにつなげる。お互いに距離を探る時間が続くなか、清水が対角線コンビネーションから右ローを蹴る。清水は少しずつ距離を詰め、的確に右ローを当てていく。小堀は清水の左フックにタックルを合わせるが、清水はしっかりと組ませない。
2R、互いに距離を測ってジャブとローを蹴りあう展開が続く。じりじりと清水が前に出て左右のフック。小堀も左ジャブを返し、清水が左を空振りしたところに右をかぶせる。これで一瞬バランスを崩した清水だったが、清水もすぐにパンチを返してトップポジションを奪う。そこから鉄槌とヒジ、最後は亀になる小堀にパンチを叩き込み、レフェリーが試合を止めた。
ランカー対決に勝利した清水は「返すか?俺とやるか?はっきりしろ!以上」と世界タイトルを保持する扇久保博正にメッセージを送った。
グラップリングルール72kg契約10分1R。
タックルに来た岩本。世羅ギロチン。後方に投げた。立つと岩本またタックル。ケージに押し込む。通常のグラップリングマッチにはない展開。世羅がギロチンを狙ったが、外されたところでバランスを崩し下になる。ガードから仕掛ける世羅だが、岩本パスしてサイド。押さえ込む。世羅ガードに戻す。ハーフから足に絡む世羅。岩本パスを狙っていくがハーフに戻した。上体を抑えた岩本がまたパス。マウント。腕を狙う岩本。腕十字を狙うが抜けた世羅。足関を狙ったが抜いて上になる岩本。また世羅足関。岩本も足関を狙い足関合戦。岩本上になる。ハーフから外ヒール。回転して外した世羅。岩本がハーフからマウントを狙ったところでタイムアップ。
<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
黒部三奈(日本)
Def.3R1分54秒 by TKO
大島沙緒里(日本)
ジャブを突いて右ストレートを狙う黒部。大島も細かくパンチとローを蹴って組み付く。投げでテイクダウンを奪うと、そのままグラウンドをキープしてバックへ。一度は黒部に立ち上がれたものの、すぐさまダブルレッグに入ってテイクダウンする。受け身の展開が続く黒部だが、グラウンドのポジションをキープさせず。試合がスタンドに戻ると、しっかりと距離をとって、大島のタックルを切って首相撲からヒザ蹴り。組みの攻防でも黒部が大島を金網に押し込み、ヒザ蹴りとヒジ打ちを叩き込み、グラウンドでもトップポジションを奪ってラウンドを終える。
2R、黒部は大島のタックルを切って、ジャブからパンチを当てる。大島が強引に距離を詰めると、黒部は首相撲からヒザ蹴り。大島が足をかけてテイクダウンを狙うと、黒部はすぐにダブルレッグに入る。ここからスクランブルの攻防になり、どちらもトップポジションは許さず。両者立ち上がると黒部は首相撲からヒザ蹴り。大島は黒部の後ろについてそのままテイクダウンするが、最終的に黒部が向き直ってハーフガードで上になる。黒部は身体を起こしてヒジを連打。ガードで動く大島をしっかりと抑え込んで殴り続ける。
3R、黒部が大島のタックルを切ってインサイドガードで上になる。上半身を起こして殴り続ける。最後は黒部がマウントからパンチとヒジを落としたところでレフェリーが試合を止めた。
試合後、ケージ上でトーナメント決勝で対戦する黒部と杉本が挨拶。「決勝まで時間があるので、しっかり準備します。狙うのはベルトなので絶対に負けません」(杉本)、「ベルトまであと一個のところまでたどり着きました。私はケージに入るとき生きるか死ぬかのつもりでやっています。ここで死んでもいいやと思ってやっています。杉本さん、その覚悟はありますか?(杉本が『はい』と答えると)分かりました。いい試合をしましょう」(黒部)と意気込みを語った。