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ABEMA MMA MMAPLANET ONE RIZIN Shooto Shooto2022#01 Shooto2022#02 アドリアーノ・モライシュ ダイキライトイヤー 修斗 安藤達也 山田崇太郎 岡田遼 川原波輝 後藤丈治 石井逸人 石橋佳大 若松佑弥 藤井伸樹 西川大和 野尻定由 釜谷真

【Shooto2022#02】バンタム級ケジメの世界戦=岡田遼×安藤達也。石井×石橋、後藤×ライトイヤーも

【写真】前回の対戦後の両者の表情。決着を見なければキャリア、そして人生で先に進めないだろう (C)MMAPLANET

16(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2022#01中に3月21日(月・祝)の後楽園ホール大会=Shooto2022#02の対戦カード3試合がアナウンスされた。

修斗世界ライト級王者の西川大和がウェルター級で山田崇太郎と戦う一戦に続き、世界戦を含むバンタム級3試合が明らかとなった。


まず修斗世界バンタム級チャンピオンの岡田遼が、1年振りの修斗公式戦出場で安藤達也の挑戦を受ける。この両者、2019年9月に当時は環太平洋王者だった岡田に安藤がチャレンジするという形で拳を交えており、痛み分けに終わっている。

岡田は昨年3月に大塚隆史を下して同タイトルの初防衛に成功するとRIZINバンタム級GPに参戦し、元谷友貴に敗れて以来の試合となる。一方、安藤は昨年9月に石井逸人を下し環太平洋王座を防衛、川原波輝に影響を受けてアルファメールでついに覚醒した感がある。

岡田は現在ラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで4週間の出稽古に入ったばかりだ。ゴールを見て戦っている感もある岡田が、前回の安藤戦のように全てをぶつけ──修斗愛を貫けるのか。そして安藤は底の見えないポテンシャルをさらに掘り起こしているのか──。2022年3月の両者の現実が浮き彫りになる戦いとなるだろう。

タイトル戦以外では石井逸人と石橋佳大、後藤丈治×ダイキライトイヤー戦が発表されている。激闘否定の激闘王=石橋は昨年9月に石井のチームメイト後藤との──やっぱり激闘を制しており、ダイキライトイヤーは11月のRIZIN TRIGGERで釜谷真に引導を渡した。

一方、TIRIBEの朋友コンビ=石井と後藤は上記にあるように安藤、石橋戦で共に勝機を掴みながら敗れ再起戦となる。混戦修斗バンタム級で突き抜けることを期待されてきたが、石井は前述したように安藤に敗れ、インフィティリーグでも野尻定由&小野島とドロー。後藤は石橋だけでなく藤井伸樹に遅れを取っている。

両者が目指すのは世界。ならば、もう足踏みは許されない3月の石橋、ライトイヤー戦──5日後にONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュに挑戦する若松佑弥にバトンをつなぐ勝利が絶対だ。

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ABEMA MMA MMAPLANET PANCRASE Pancrase326 RIZIN 中川皓貴 内村洋次郎 堀江圭功 岩本達彦 萩原京平 遠藤来生

【Pancrase326】ベルサール高田馬場大会、カード第一弾は遠藤来生×内村洋次郎

【写真】常に積極的な遠藤は、内村には諸刃の剣の手の合う相手か(C)PANCRASE

17日(月)にパンクラスから3月21日(木・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPancrase326のカード第一弾が発表された。

ディファ有明の閉館に伴い、湾岸から山の手に拠点を移す2022年のパンクラス──まず遠藤来生×内村洋次郎のフェザー級戦が決まった。


北海道からパンクラス参戦中の遠藤は昨年6月に中川皓貴に勝利後、9月に岩本達彦に敗れて以来半年ぶりの再起戦をベテランの内村と戦うこととなった。

対する内村は2019年4月以降、勝ち星から見放されており新会場で心機一転となる白星が欲しいところだ。RIZINで萩原京平、パンクラスで堀江圭功、透輝鷹と新鋭に遅れをとっている内村──37歳を迎え、北の努力の人を相手に意地を見せることができるか。

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Brave Fight26 Grachan53 K-1 MMA MMAPLANET ONE RIZIN UFC 佐藤将光 修斗 原口伸 小野島恒太 岩﨑ヒロユキ 手塚基伸 松場貴志 竹本啓哉 藤村健悟

【Grachan53&Brave Fight26】J-MMA界の梁山泊から原口伸&野村瞬太揃い踏み。小野島の対戦要求に対して

【写真】 オリジナルの競技をどのように進化させ、MMAを創っていくのか──非常に楽しみな原口と野村(C)Zuffa /UFC

17日(月)、2月13日(土・同)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGrachan53 とBrave Fight26の開催及び対戦カードの発表があった。

昨年6月以来のホームで開催は恒例のBrave Fightとの共催となり、全12試合の後半6試合にBrave勢が出場する。


メインイベントでは2019年フリースタイル70キロ級全日本王者の原口伸が出場。MMA3戦目でALIVE所属で柔術ベース──松場貴志と竹本啓哉臭のする大宮優と対戦する。

セミでは岸本篤史がモリシマン。セミ前に全日本空手道選手権5位の野村瞬太もプロMMA3戦目で──藤村健悟と戦うというマッチアップも見られる。伝統派空手の距離とタイミングにレスリングを融合させるスタイルの野村が、回転体MMAの申し子を相手にどのような戦いを見せるか、興味深い。

さらに高橋謙斗はフミ・グローブTVと、また硬式空手出身で2019年K-1甲子園東日本トーナメント60キロ級優勝の黒井海成が杉本静弥とプロMMA初陣を戦うことも決まった。

9月にBreakingDown、11月にBrave FightのアマMMAで試し切りを終えている黒井のプロデビュー戦、今やJ-MMA界の梁山泊と化しているBraveジムの勢いを示すことができるか──注目だ。

また昨日のプロ修斗公式戦で環太平洋バンタム級王座に就いた小野島恒太が現グラチャン・バンタム級王者の手塚基伸への対戦を表明したことに関して、グラチャンの岩﨑代表に尋ねると以下のような反応だった。

岩﨑ヒロユキ
「小野島選手は漢気のある選手ですね。ただ手塚君からすると、一度勝っている選手なのでモチベーションが上がるのかというのはあります。修斗さんやONEの選手に関して本人は以前『佐藤将光選手と戦いたい』と言ってはいました。タイミング……小野島選手と手塚君が戦うルートがあれば、多分受けると思います。RIZINなど複数と交渉中ですので、やはりタイミングですね。私もサステインの坂本代表を先輩として慕っているので、不可能ではないと思います」

なお今回のリリースではグラチャン・フライ級王者の松場貴志のGRANDフライ級王座の返上も伝えられている。

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Gladiator013 Gladiator016 MMA MMAPLANET ONE Ring Girl Special

【Monday Ring Girl】GLADIATOR 013

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第391弾は2021年2月7日(日)に大阪府豊中市の176boxで行われたGLADIATOR 013のリングガールです。

GLADIATORの次回大会=GLADIATOR 016は、1月23日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されます。

(C)MMAPLANET

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MMA MMAPLANET ONE Shooto Shooto2022#01 キック 中村倫也 修斗 小野島恒太 手塚基伸 藤井伸樹

【Shooto2022#01】藤井のTDを防ぎ切った小野島が環太平洋王者に。手塚基伸と中村倫也との対戦を希望!

【写真】小野島が約8年ぶり、2度目のチャレンジでベルトを腰に巻いた(C)MMAPLANET

<修斗環太平洋バンタム級王座決定戦/5分3R>
小野島恒太(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
藤井伸樹(日本)

開始早々、距離を詰めた小野島。様子をうかがう藤井に対し、左ミドルハイを見せる。しかし藤井もプレッシャーをかけ、小野島を下がらせる。ガードを下げたりスイッチしながら、相手が前に出てくるとバックステップを使う小野島へ、藤井は右のスイングを繰り出した。小野島は前に出てくる藤井に右のカーフキック。藤井のプレッシャーをかわしながら、パンチとローで牽制する。サウスポーにスイッチした小野島に、藤井は左のアウトロー。さらに左ジャブを伸ばしてからテイクダウンを狙う。

これをカットした小野島が右腕を差し込み、藤井をケージに押し込む。藤井も右腕を差し上げ、左のオーバーフックでテイクダウンを防ぐ。小野島は左足へのシングルに切り替え、上下に揺さぶるもグラウンドに持ち込むことはできない。ケージ際で体勢を入れ替え合う中でレフェリーがブレイク。再開後、残り25秒で藤井がテイクダウンを狙うも、切った小野島が右腕を差し上げて投げを打つも、藤井は倒れずに1Rを終えた。

2R、藤井がサウスポーに構える小野島に左ジャブから右ストレート。しかしダブルレッグはスプロールされ、小野島が右腕を差し上げて藤井をケージに押し込む。藤井も小野島のボディロックを外して体勢を入れ替えるも、小野島も切り返す。藤井はダブルレッグを仕掛けたが、スプロールした小野島が逆にダブルレッグで藤井に尻もちを着かせた。立ち上がり、小野島をケージに押し込む藤井。しかしケージ際でも小野島が藤井をケージに押し込む場面が多い。

しっかりと右腕を差し上げている小野島。藤井がケージ際から離れるも、小野島がパンチで藤井にケージを背負わせる。前に出てくる小野島に、右のカウンターを合わせた藤井が、続いて右を当てる。小野島も返してパンチの打ち合いに。ここで藤井が小野島の右足へシングルレッグを仕掛けて、そのまま相手をケージに押し込んだ。小野島はガブるも、藤井は左足へのクラッチに切り替えた。これも防いだ小野島は、右腕を差し上げて体勢を入れ替える。下がって離れた藤井。ケージ中央で左ジャブを放ちながら前に出るも、小野島の右フックがヒットする。残り10秒で藤井がテイクダウンを狙うも、小野島がスプロールした。

最終回、前に出る藤井に対して右フックから左ミドルハイを見せた小野島。藤井は組み付くも、小野島が切り返す。パンチ中心の藤井に対し、ロー、ミドルハイ、そして右クロスを見せる小野島。藤井はダブルレッグを狙うも、距離が遠い。ここで藤井の左ローを掴んだ小野島が尻もちを着かせるも、藤井もすぐに立ち上がる。ケージ際で鋭い左ジャブを当てる藤井。小野島が右フックからパンチを返していく。藤井のダブルレッグをスプロールした小野島が、パンチの連打で藤井をケージに追い込んだ。

離れた藤井がダブルレッグへ。しかしここも倒すことはできない。さらにダブルレッグをカットした小野島が、左右のフックを振って藤井を中に入れさせない。藤井の左ジャブに右クロスを合わせ、さらにダブルレッグを切る小野島。ここで藤井が、小野島のパンチをかわしながらシングルレッグでグラウンドに持ち込み、すぐにバックへ回り込んでRNCを仕掛けた。これを凌いだ小野島が藤井を前に振り落としてから立ち上がり、ケージに押し込んでバックへ。ラスト10秒は両者パンチで打ち合ったところで試合終了となった。

ジャッジ1人がフルマーク、残り2人が1ポイント差をつける裁定で、環太平洋バンタム級のベルトを巻いた小野島。試合後、ケージの中で戦いたい相手として手塚基伸と、この日KO勝ちを収めた中村倫也を挙げ、3月21日後楽園ホール大会での実現を希望した。


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MMA MMAPLANET ONE Shooto Shooto2022#01 中村倫也 野尻定由

【Shooto2022#01】わずか25秒! デビュー2戦目、中村倫也が野尻定由を左のカウンターからの連打でKO

【写真】中村とパトリック、ともにチャンスからの仕留め方が……モノが違う(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
中村倫也(日本)
Def.1R0分25秒 by KO
野尻定由(日本)

開始早々、野尻の右飛びヒザに中村が左フックをカウンターで合わせてダウンを奪った。倒れながらも足にしがみついてくる野尻に中村がパンチを落とし続け、うつ伏せで一瞬動かなくなる野尻。しかし再び足を掴もうとする野尻に、中村がケージ際でパンチを打ち下ろし続けると、レフェリーが試合をストップした。


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MMA MMAPLANET ONE Shooto Shooto2022#01 宇佐美正パトリック 菅原和政

【Shooto2022#01】チャンスを逃さない宇佐美正パトリック、右の連打で菅原和政をマットに沈める

【写真】ダウンを奪ってからの連打は凄まじかった(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
Def.1R4分54秒 by KO
菅原和政(日本)

サウスポーの菅原に対して右ハイを繰り出したパトリック。前に出たところで、菅原の左ローが下腹部に入り、試合は一時中断する。再開後、菅原が左ハイとワンツー。パトリックが左フック、左前蹴りで菅原を下がらせる。菅原は左ジャブで牽制、パトリックが左ハイを放つも尻もちを着いてしまい、菅原が上を取る。すぐに立ち上がったパトリックがケージに押し込むも、離れて打撃戦に戻った。互いにローで探り合うなか、パトリックが右フックから左を返した。菅原は左ミドルハイから左ロー。パトリックは左ミドルの蹴り足を掴んで右フックを打ち込む。

パトリックがプレッシャーを強めるが、菅原も押し返す。相手の左側に回りながら右ジャブと左ハイを放っていく菅原。パトリックも左アウトローで菅原の動きを止める。そして飛び込みながらの左フックで菅原のバランスを崩させたパトリックが、そのままパンチで攻め込んでいく。体勢を戻した菅原は左ミドル。パトリックの右フックも顔を背けてかわした。残り40秒でテイクダウンを仕掛けた菅原だったが、パトリックはバックステップでかわした。さらに菅原が前に出てきて右フックを繰り出すも、カウンターの右を合わせたパトリックがダウンを、立ち上がった菅原に右の連打を叩き込んでレフェリーストップを呼び込んだ。


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MMA MMAPLANET ONE Shooto Shooto2022#01 ボクシング 宝珠山桃花 黒部三奈

【Shooto2022#01】黒部三奈が粘る新鋭・宝珠山をかわし、テイクダウンで上回って3-0判定勝ち

【写真】前女子スーパーアトム級王者の黒部が、裁定を聞きホッとしたような表情を浮かべていた(C)MMAPLANET

<女子スーパーアトム級/5分2R>
黒部三奈(日本)
Def.3-0:20-19.20-19.20-19.
宝珠山桃花(日本)

ケージ中央で見合う両者、黒部が左ジャブを出しながらプレッシャーをかける。宝珠山も黒部の左ジャブに左を、黒部の右ストレートに右を返す。テイクダウンのフェイントを見せた黒部に対し、落ち着いてパンチを繰り出していく宝珠山。黒部もシングルの体勢に入るが踏み込まない。体勢を低くする黒部に宝珠山の右クロスがヒットした。黒部はボディっロックで宝珠山をケージに押し込んでいく。しかし右腕を差し込んだ宝珠山が切り返した。ケージ際の攻防から、黒部が宝珠山の右足にシングルを仕掛けるも倒せない。

もろ差しに切り替えて宝珠山に尻もちを着かせた黒部。対する宝珠山もケージに背中を着けて立ち上がった。黒部は左腕を相手の首にかけてダーティーボクシング仕掛ける。さらに右腕を背中に回し、左の拳を宝珠山の顔面に叩きつけた。ここからボディロックでクラッチした黒部がテイクダウンを狙うも、宝珠山は倒れない。黒部が押し込みながら右フック、右アッパーを宝珠山の顔面に突き刺して1Rを終えた。

最終回は黒部の左ジャブからスタート。宝珠山は前に出てくる相手に対し、左ジャブを突きながら足を使う。宝珠山の右フックをかわした黒部が組み付き、ケージに押し込んでいく。宝珠山はケージを背にしながら、黒部にワキを差させない。黒部は宝珠山の左足へのシングル、そしてダブル、さらに右足へのシングルに切り替えて宝珠山をグラウンドに引きづりこんだ。ケージに背中を着けて上半身を起こしている宝珠山のボディにパンチを突き刺す黒部。相手の右足を畳んで立たせない。

さらに両足を畳んで抑え込む黒部が、右手で宝珠山の頭を押さえて背中を着かせた。すぐに体を起こす宝珠山。すると黒部が宝珠山の右腕を取り、キムラを狙っていく。宝珠山は腕を抜いて、さらに立ち上がるが、黒部もケージに押し込んでいく。切り返した宝珠山がボディへパンチ、黒部は首相撲からヒザ蹴りを繰り出しながら、宝珠山をケージに押し込む。そして宝珠山の右足へのシングルから、ダブルに切り替えて宝珠山に尻もちを着かせて試合終了のホーンを聞いた。

裁定はフルマークで黒部の勝利。昨年11月に女子スーパーアトム級のベルトを失った黒部が、再起に成功した。


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MMA MMAPLANET UFC UFC ESPN32 カルヴィン・ケイター キック ギガ・チカゼ ボクシング

【UFC ESPN32】2022年のスタートから、年間ベストバウト級の激闘でケイターが、チカゼに圧勝

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-44
ギガ・チカゼ(ジョージア)

まず右カーフを蹴ったチカゼが、カーフからハイを見せる。ケイターのローにワンツーを入れたチカゼは、左に回りつつ間合いを測る。ケイターもカーフを返し、前に出てジャブを伸ばす。スイッチを織り交ぜる両者、チカゼが左ミドルからワンツー、さらにミドルと蹴りとパンチのコンビネーションで攻める。しかしハイを空振りして尻もちをつくと、立ち上がったとろこで組んだケイターがテイクダウンを奪う。

ハーフのトップで抑えるケイターは右のパンチを落とし、足を抜きに掛かる。右腕を差したチカゼだが、スクランブルに持ち込めない。リストを掴むチカゼ、振りほどいたケイターがパンチを落とし、スクランブルを許さず抑え直す。チカゼのブリッジにもマウントに移行して肩固めを仕掛ける。このタイミングで胸を合わせに来たチカゼから、バックを取り切り両足をフックしたケイターが最後はマウントに移行しつつパンチを見せて初回を取った。

2R、やや疲れが見えるチカゼが左ミドルからパンチも、初回ほど切れがない。それでもボディにワンツー、左ミドルを入れると動きが戻ってきたか。蹴りとパンチに前に出るケイターは、左ストレートやミドルを受けても前に出る。そしてコンビを振り、ジャブで前に出て右をヒットさせる。

左に回りつつ、右からヒザを放ったチカゼもスイッチしてジャブ&ワンツーを打っていく。鋭い左ジャブを入れたチカゼは、空振りすると姿勢を乱す。直後に右を当て、圧を掛けるケイターはエルボーとワンツーをブロッキングし、ダブルレッグへ。切ったチカゼは疲れが目立ち、ヒザを受けて下がるように回る。手を出すが、圧を受けるチカゼはヒジを打たれ、回りながら左ジャブを繰り出す。

ケイターのアッパーやストレートをかわしたチカゼが、左の連打から右フック。ケイターはスピニングバックフィストをヒットさせる。チカゼも引かず、エルボーから左ハイ、右を打ち込む。ここで組んだケイターが、ダーティボクシングでチカゼを削った。

3R、完全な消耗戦となった一戦。ジャブで前に出るケイターがアッパーも見せて圧を掛ける。回って誘いこむのではなく、距離を取るチカゼは組まれてからも懸命に下がって離れる。ヒザからヒジを打ったケイターが、右をヒット。チカゼはワンツーを続けられ、右を被弾する。動きが落ちたチカゼがワンツー、ケイターがジャブを伸ばす。カーフを再び蹴るようになったチカゼは、蹴りが当たるとパンチも届くようになる。

ケイターはここで組みを選択するが、チカゼが背中を譲りながら正対して離れる。ここでケイターも動きが落ち、チカゼがワンツー。ともに厳しい展開のなか、ケイターが右エルボーも体が流れている。チカゼは左ハイ、右クロス。ケイターは左ジャブで前に出て左フックを入れる。前進に左フックを受けたチカゼは直後にワンツーを打ち返す。右を強振して姿勢を見出したチカゼに詰めることができなくなっているケイターは、ジャブから左エルボーを空振りする。ここで前に出たチカゼ、ケイターはスピニングバックエルボーを狙った。

4R、疲れて圧を掛け切ることができず、組みも出なくなったケイター。チカゼも疲れ、スピードは落ちたが、攻撃する際に軸は残っているがポイントでは劣性だ。ラウンド開始直後にジャブで前に出るケイターにチカゼが右を当てる。右をかわし、左ミドルをチカゼが蹴り、スイッチしたケイターが右ジャブから左を伸ばす。拳の届く距離でのダブルレッグを切ったチカゼは、エルボーを立てヒジを受ける。

カーフを蹴ったチカゼ、ボディを受けて左に回る──と右を振って前に。両者、相当に疲れながら手を出し続け、チカゼが右ボディからワンツー、ケイターがアッパーを振るう。回りつつ、近い距離にも応じるチカゼが右、ケイターはヒジ打ちからシングルへ。足を掴むケイターから殴って離れたチカゼが左フックを打つ。ケイターもエルボーを返すが、チカゼがワンツーを打っていく。

エルボーを多発するケイターが、左ヒジがクリーンヒット。ジャブの相打ち後、回ったチカゼを追いかけたケイターがハイを受けかける。続いて左ミドルを入れたチカゼは、蹴りからパンチを纏める。ケイターはエルボーで前に出て、飛びヒザへ。かわしたチカゼもパンチを振るい──死闘に相応しい5分を戦い終え、試合は最後の1Rへ。

こうなると体力と気力の勝負。ポイント的は圧倒しているケイターも、いつ息絶えるかは分からない。そんな最終回はチカゼの右ミドルでスタートした。両者、動きに切れが戻った序盤、最終回の最初1分は動きが良くなるのが常だ。ここでイニチアチブを握りたい両者、ケイターが前に出て左を振るう。チカゼも右フック、ケイターは左右のエルボーを打ち込む。左ミドルのチカゼ、ケイターは縦ヒジ。1分を過ぎても手を出し続ける両者、ケイターが右エルボーに続き、右オーバーハンドを打つ。

チカゼはワンツー、ケイターのスピニングバックフィストにも右を返す。ケイターが前蹴りを繰り出すと、チカゼはハイキック。意地の張り合いで、ケイターが左ロー、右を打つ。手数、精度で優るケイターに対し、チカゼも頭をつけてパンチを打っていく。そして右の後にスピニングエルボーを被弾したチカゼは、左を当てて右エルボーを狙う。

ケイターも最後まで打ち合いを続け、前蹴りからミドルを蹴られても前に出てエルボーを打ち込む。ついに足がもつれ、倒れたチカゼにグラウンドでもヒジを落としたケイターはタイムアップと同時に、勝利の雄叫びを挙げた。

凄まじい死闘、年始の一発目からベストファイト・オブ・ジ・イヤー級のファイト、ポイントで圧勝したケイターは「UFCで7勝0敗のファイターと戦い、色々なことを言われたけど自分を信じていた。ギガは偉大なファイトで、タフなこの階級を象徴していた」と話した。


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MMA MMAPLANET UFC UFC ESPN32 ブランドン・ロイヴァル ホジェリオ・ボントリン

【UFC ESPN32】テイクダウンを奪われ、下から仕掛けたロイヴァルが打撃優勢でボントリンにスプリット勝利

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

サウスポーに構えたロイヴァルがジャブから、左ミドルハイを繰り出す。ローで足を払ったボントリンは、ロイヴァルに組みつかせず離れる。スイッチしたボントリンが、リーチの差を足技で埋めるも、前進をジャブで止められる。斜めに踏み込んでミドル、ローから跳びヒザを見せて着地で殴っていくロイヴァルに対し、ボントリンもそこにフックを合わせようとする。

小刻みなステップで、前に出るロイヴァルが蹴りの後でスピニングバックフィストを繰り出すも、ボントリンが組んでボディロックテイクダウンを決める。サイドバックを嫌がり引き込んだロイヴァルが足を効かせると、ボントリンがスタンドに戻る。ジャブから蹴り基調でプレッシャーを掛けるロイヴァルは左の相打ちで打ち勝つが、直後にボントリンが組んでバックへ。前転で下になったロイヴァルのゴゴプラッタを防いだボントリンが、スタックパスを狙う。ロイヴァルは手をついて立ちかけ、前転からスタンドに戻り時間となった。

2R、三日月からローのロイヴァルは、蹴りに左を合わされ後方に崩れるとスタックパスに背中を譲る。足のフックを腿の上でしたボントリンは、尻をずらしてきたところでトップに移行する。オモプラッタのロイヴァル、立ち上がったボントリンがパンチを落として抑える。立ち上がって離れた両者、ロイヴァルがワンツーを入れるが、左フックで姿勢を再び崩す。すぐに起き上ったロイヴァルだが、ボントリンはスピニングバックフィストに組みついて、バックを取る。

スイッチを許さないボントリンはバックコントロールを続けると、フックのないRNCなど攻め立てる。胸を合わせたロイヴァルは前蹴り、さらに左クロスを入れる。そこで左を決めるボントリンは、再び左をヒットさせて組み──ボディロックテイクダウンを決めてこの回を取った。

最終回、アッパーで前に出るロイヴァルがジャブから左を入れ、ボントリンも左フックを当てる。右ボディを入れたロイヴァルは、蹴り足を掴まれ下になりすぐにスタンドに戻る。ジャブから左、ヒザ蹴りもダブルレッグを合わされたロイヴァルは、ここでも下にされる。ゴゴプラッタをセットしたロイヴァルに対し、ボントリンは腕を差し込んで防ぐと、腕十字に移行される。立って防いだボントリンは、スクランブルでスピニングバックフィストを見せたロイヴァルから7度目のテイクダウンを決める。

ディープハーフでシングルに入ろうとしたロイヴァルは、巻き込んで前転しスイープに成功する。ボントリンはマウント狙いを阻止したが、下なりハーフで固める。残り1分、ワキ腹を殴り、パスを狙うロイヴァルだが、ボントリンが足を抜かせない。上体を起こし、エルボーとパンチを打ちつけるロイヴァルが15秒間、殴り続けて時間に。

2Rはボントリン、3Rはロイヴァル。勝負は1Rの裁定に掛かって来るか。打撃で劣勢だったがトップを取っていたボントリン、逆をいえば下になった打撃で優勢だったロイヴァル。果たしてジャッジは──スプリットでロイヴァルを支持した。

苦笑いを見せたボントリン。ロイヴァルは「ダメージは僕の方が与えていた。抑えられていたけど、申し訳ない──くそったれだよ。フィニッシュが必要だった。フライ級で一番エキサイティングなファイターのつもりなのに、本当に申し訳ない」と話した。


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