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【UFC270】仕切り直しのバルセロス戦、ビクター・ヘンリー「僕らは時給を貰っているわけじゃない」

【写真】減量もあり疲労が見えるなか、ビクターは「全てはファンのためだよ」と快くインタビューを受けてくれた。感謝だ(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催されるUFC 270「N’Gannou vs Gane」で、ビクター・ヘンリーが仕切り直しのハオーニ・バルセロス戦が実現する。

昨年12月18日に組まれていた試合は、ビクターが計量後のコロナ検査で陽性となり、最後の最後のタイミングで流れた。あれから1カ月後のファイトも、実際のオファーは2週間前だった。

断ることもできた試合を受けた。ビクター・ヘンリーはどんなに強い相手と戦ってもフィニッシュを目指す。


──昨年12月19日のUFN199でオクタゴン・デビューが決まっていたビクターですが、まさかの計量後のテストでコロナ陽性となり、試合が流れてしまいました。

「計量が終わったあとも、決まりで検査を受けないといけない。それまで2度の検査では陰性だったけど、計量とフェイスオフ後にホテルでもう1度検査があり、そこから隔離されることになったんだ」

──なにか自覚症状はあったのですか。

「ノー、ないよ。体調はまるで問題なくて、カリフォルニアに戻ってからのテストでは陰性だった。まぁ今、あらゆるスポーツで起こり得ることだよ」

──それにしてもヴィクター自身、やり切れないかったのではないですか。

「もちろん。特に計量も終えて、あとは試合だけっていうタイミングだったからね。全てやってきたことを奪われてしまった感じがした。ただ不幸ではあったけど、最後のチャンスじゃない。またチャンスが巡ってきて、ケージに戻れることは間違いなかったからね」。

──今や米国ではCOVID19はインフルエンザ以下、風邪という風に捉えられているように日本に伝わってくることもるのですが、UFCはそこまで厳格に対策を行っているのですね。

「UFCじゃないよ。州政府がやっていることだよ。UFCは州毎のプロトコルに従っている。UFCは世界中で開催されているから、その土地毎に決められたルールに則して大会を開く。カリフォルニアではカリフォルニア、ベガスでネヴァダの有り方にできる限り従っているんだ」

──現地で陽性になると、隔離されるわけですか。

「陽性結果が出ると、そうなる。ただ飛行機で家に戻ることはできないけど、ベガスと南カリフォルニアは車で移動できる距離だから、僕はUFCが手配してくれたレンタカーでドライブして戻った」

──公共交通は使用できないけど、車なら移動できるらしいですね。フロリダまで戻った人もいたと聞きました。

「そうなんだ。自分で運転して、ね。隔離措置は陰性結果が出るまで。1度目のテストで陰性で、もう1度受けて陰性だったから練習に戻ったよ」

──それにしても、色々と大変でした。

「忙しかったよ(苦笑)。精神の浮き沈みもあったけど、そこまで深刻じゃなかった。メディアの対応も、書類のサインとか全てをやり……さっきも言ったけど、何といっても計量を終えていたからね。まぁ、どうしようもないよ。目を開いて、次を見据えるだけだった。

次だ、次のことを考えないと。落ち込んでばかりいられない。何もできないし、全てを良い経験にして次に向かわないとね。ただ、前に進むだけだったよ」

──と同時に、ショートノーティスの出場予定から1カ月、今回はより準備ができたのではないでしょうか。

「前回は試合まで1週間、減量しかできなかった。今回は多くの人が1月15日に同じ相手と試合をするって話してきたけど、何もオフィシャルなことは決まっていなかったんだ。契約書にサインをしたわけでもなくて、ただ噂が一人歩きしていた。マッチメイカーからもマネージャーから何も連絡はなかった。

2週間前かな、連絡がきた。『もう1度、ハオーニ・バルセロスだ』ってね。まぁ、またショートキャンプだよ。ただし、キャンプの長さは問題じゃない。どっちにしても、タフな試合になることは分かり切っている。1週間のキャンプでも、8週間のキャンプでも彼の強さは変わらない。だから、試合の有無にかかわらずファイターはいつもジムにいて、ケガのことだけ注意しながらハードトレーニングを続けておく必要があるんだよ。

だいたいハオーニにはハオーニで、ビザ関係で解決しないといけないという状況だった。ビザの更新がないなら、この試合もないと聞かされていた。でも、僕はハオーニと戦いたかった。日程と相手とチェンジして戦うことも可能だったけど、どう考えても強いハオーニとマーシャルアーチストとして戦いたかったんだ。だからオファーがあった時、即イエスと答えた」

──ビクター、漢ですね。では、そのハオーニの強さとは?

「16勝2敗、8KOというレコードでも明らかだ。パンチの強さは疑いようがない。何よりもフェザー級で戦ってきたから、フィジカルも大きな武器になっている。この2つの要素だけで、彼と戦うバンタム級の選手にとっては大きな問題だ。それでも、僕には何とかできる武器がある。大きくてボクシングの強いハオーニの穴を見つけるんだ。

僕の打撃はただボクシングをするだけじゃない。蹴り、ヒザ、ヒジと多様性がある。そしてフットワークだ。スタミナとサブミッション・ゲームでも僕の方が上だよ。フィニッシュへの意識も違う。

僕は過去に勝ったと思った試合を落としたことがある。相手が安全に戦っていたからだ。フィニッシュするのが困難な相手もいる。でも5分3R、5分5Rの試合中にフィニッシュを狙わないで、どうする? そんな試合をしても、誰の記憶に残ることもない。UFCファイターのなかにもセーフティゲームを戦い、白星を積み重ねている選手もいるよ。

一方でキャリアに浮き沈みがあっても、常にフィニッシュを狙うエキサイティングなファイターも残っている。僕らは時給を貰っているわけじゃない。15分間戦おうが、3分間で終わろうがファイトマネーは同じだ。ならなら少しでも早くフィニッシュした方が良いだろう(笑)」

──アハハハ。ヴィクター、またいつも通り日本のMMAファンに一言お願いします。

「いつもと同じように──言うよ(笑)。皆が恋しい。日本に行ってゴーゴーカレーが食べたい」

──ヴィクターがゴーゴーカレーに触れると、清水俊一選手が『僕が連れて行ったんです』とツイートするんですよ(笑)。

「その通りだ。シミズのおかげで、日本にいくと太る。アイツのせいだよ(笑)。シミズとはまずゴーゴーカレーを食べて、直後にグラップリングのスパーリングをするんだ(爆)。また、アレをやりたいな。早く、そんな日が訪れてほしいよ」

■視聴方法(予定)
1月23日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■1UFC270対戦カード

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] フランシス・ガヌー(カメルーン)
[挑戦者] シリル・ガンヌ(フランス)

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] ブランドン・モレノ(メキシコ)
[挑戦者] デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン(米国)
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・モラレス(エクアドル)
トレヴィン・ジレス(米国)

<ライト級/5分3R>
マット・フレヴォラ(米国)
ヘナロ・ヴァルデス(メキシコ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー(米国)
サイモン・オリヴェイラ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
ケイ・ハンセン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)
シルヴァナ・ゴメス・フアレス(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
イリャ・トプリア(ドイツ)
シャルル・ジョーダン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ピート・ロドリゲス(米国)

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ABEMA MMA MMAPLANET Shooto Shooto2022#01 UFC 中村倫也 野尻定由

【Shooto2022#01】25秒勝利、開始から2秒半──中村倫也の心理と判断力「そんなんで逃げたりはしない」

【写真】パトリックに続く会見で、両者が入れ替わる際にメディアからツーショットの要望が。その際、「どちらか頬っぺたにチューを」という声に、即座に2人ともされる方でなく、する方を選択──瞬時にして悪夢の瞬間を回避した(笑)。それにしても、仲が良い(C)MMAPLANET

16日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2022#01で、プロ2戦目の中村倫也が野尻定由を僅か25秒で倒した

試合開始と同時に、ダッシュで向かってきた野尻に左を合わせ、パウンドを連打し衝撃のTKO勝ちとなった中村は、「相手の作戦ミスと僕の集中力、狙いがバッティングして終わってしまった。もうちょい試したかったという気持ちもありつつ、とりあえず勝ててホッとしたという感じ」、「何か狙っているとは思って、取りあえず前重心でいようと。まぁ。感触的には終わったと」、「足にしがみつかれても、重心は乱れない。そこはレスリングで培ってきた」、「漬けようと思っていました」、「ウォーミングアップ中に髙谷さんが走ってきて、そこで合わせるイメージは持っていた」、「次は4月のPound Stormになるかと思います」──など試合後の会見で各記者の質問に答えた。

MMAPLANETでは、レフェリーの『ファイト』の声から左ストレートが決まるまでの2秒半の間に中村が何を想い、動いていたかを尋ねた。(※抜粋)。


──推測ですが、野尻選手は組むために飛んで倫也選手が下がると自分の形で組めるという算段ではなかったのかと。

「あぁ、ケージ際に下がらせて」

──普通、あの攻撃にパンチを合わせようとする選手はいないですから。

「ストレートを合わせて、崩そうかと思いました。外しながら、向かい合ってまた仕切り直せば良いと。その合わせたストレートが結構思い切り入りましたね」

──後ろに下がるということは頭になかった?

「そんなんで下がったり、テイクダウン狙いを逃げたりはしないです」

──ところで昼にUFCがありましたが、試合前に視聴したりすることは?

「それないです。チカゼが変にバテて負けたというのは聞きました。そうですね、バンタム級の世界戦があったとしても、試合前は見ないです。試合前は自分の内側に意識を向けているので。でも終わったので、楽しみます(笑)」

キスを回避した両者はごらんの表情……さすがの反射神経だ

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ABEMA MMA MMAPLANET Shooto Shooto2022#01 キック 修斗 宇佐美正パトリック 菅原和政 西川大和

【Shooto2022#01】菅原をKOし3連勝、宇佐美正パトリック「『右で倒す』って言ってホンマに右で倒した」

【写真】試合前に公言したようにキレーな顔で試合を終えた(C)MMAPLANET

16日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2022#01で、宇佐美正パトリックが菅原和政から1R4分54秒でKO勝ちを収めた。

試合後の会見で「左フックを打った時にカウンターを狙ってきたんで、危ないと思って右にすぐ切り替えました。髙谷さんからも右から3つと言われて、瞬間にダウンを取れた」と冷静に語っていたパトリック。その会見から、MMAPLANETの質問への返答に特化したパトリックの言葉をお届けしたい(※抜粋)。


──まず、計量後の目の周囲のこけように驚かされました。

「いや、水抜きを多めにしたんですよね。言うても……1時間半ほどで終わっているので。減量よりも4カ月で3試合というのが、気持ち的にしんどい部分がありました。それ以外は相手に負けるとか全然なくて、今日も見てもらって分かるように自信満々でしっかり気合の入った僕を見てもらえたんじゃないかと思います」

──菅原選手は修斗世界ライト級王者の西川大和選手の顔を腫らし、パウンドを入れました。その選手を相手に、今日の自身の戦い方ができたことをどのように自己評価しますか。

「満足はしていないです。自分はチャンピオンでなく、いつまでも挑戦者なので。先輩にも『死ぬまでチャレンジ』と言われています。チャンピオン云々でなく、自分は挑戦し続けることに拘っています。

西川君と菅原選手の試合を考えると、手応えは感じています。ちょっとずつ近づいてきているなって、今日は思いました。試合前のインタビューで、『右で倒す』って言ってホンマに右で倒したじゃないですか?」

──そこは使わないで欲しいということだったので、文字化はしていないですが……(苦笑)。

「そうでした(笑)。ありがとうございます。『絶対、そこは隠してください』って(笑)。ちゃんと倒し切れたので、手応えはあります。

最初にダウンを取って、次のハイキックで力んでスリップして組みからがぶられるっていう展開になったけど、フィジカルとかもGENでやってきたこともあって、全く問題なかったです。

やっぱり普段から倫也戦とやっていて、スピード感も全然違うので。自分的には色々と練習してきたことが出せて良かったと思います。倫也さんと一緒の日に試合ができて、勝てて良かった。一番やりたかったことなんで」

──倒しに行こうと、やや攻め気になって振りが大きくスラッピーになっていたきらいはなかったですか。

「今日の試合は距離感とかも考えて、大きく打つっていう作戦でした。最初に向き合ってインローで距離を取っていた時に、ちょっと長いなって思って。距離を取ってきたときには、ああいう風に大きなパンチを打つということで髙谷さんとやってきたので、練習通りできました」

──ラッシュ前の一発は踏み込んで、右オーバーハンド気味に打ったのでしょうか。

「そうですね。テイクダウンとか来ても大丈夫のように、低い姿勢で打とうと思っていました」

──これでデビュー以来3連勝です。

「全然、満足していないです。これからしっかりともっと狙って行って、名前のある選手を喰って今後に繋げていければと思います」

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BELLATOR MMA MMAPLANET ヤーソラフ・アモソフ

【Bellator】5月──13日の金曜日にマイケル・ヴェノム・ペイジが、26勝無敗の世界王者アモソフに移動

【写真】4カ月後の世界戦発表、Bellatorの力の入れようが分かるファイト(C)BELLATOR

17日(月・現地時間)、Bellatorが5月13日(金・同)に英国ロンドンのTHE SSEアリーナ大会でマイケル・ヴェノム・ペイジが、ヤーソラフ・アモソフの持つBellator世界ウェルター級王座に挑戦することを発表した。

1月29日(土・同)にアリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで2022年のイベント第1弾を開くBellator。その後は2月19日(土・同)のモヒガンサン、同月25日(金・同)のアイルランド・ダブリン大会がスケジューリングされているが、3月と4月大会に先んじて5月13日の英国でのイベントを先行アナウンスした。


Bellator欧州サーキットの拠点でMVPがついに世界王座に挑む。2014年5月のBellator120で初めてサークルケイジに足を踏み入れてから実に7年、積み上げてきた勝利は16(※1敗)に及ぶ。早々にチャレンジしていてもおかしくない力と存在感をMVPは示してきたMVPが、母国で挑むワールド・チャンピオンはカビフ・ヌルマゴメドフが去ったMM界で、デビュー以来の連勝の数「26」を記録し、世界一となっているファイターだ。

コンバットサンボ出身のウェルラウンダーは、力よりもタイミングを重視した──レスリング、サンボ、柔道を使い分け、また融合させたテイクダウンが非常に強い。

打撃の流れで組み技の後の先、先の先を取ってテイクダウンを決めるアモソフに対し、打撃で先を取るMVPがどのような立ち技を見せるか。組みで圧されると、MPVといえども打撃が無効化される恐れがあるBellator世界ウェルター級世界選手権試合だ。

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET ONE PANCRASE Pancrase326 RIZIN UNRIVALED 中島太一 井村塁 藤野恵実

【Pancrase326】藤野恵実、KARENと23歳年の差──選手権試合で、2年3カ月振りのパンクラス参戦

【写真】藤野は戦い続ける(C)MMAPLANET

18日(火)、パンクラスが3月21日(木・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPancrase326のカード第二弾としてストロー級QOPC=藤野恵実×KAREN戦を発表した。

女王・藤野にとって2019年12月にチャン・ヒョンジを破り同級王座に就いて以来のデカゴン、2年3カ月振りのパンクラス参戦となる。


王座奪取時点から国内外、他のプロモーションでの試合が容認されていた藤野だが、ONEなどアプローチをかけたプロモーションと契約はならず。UNRIVALEDやQUITETでの組み技戦を経て、昨年9月に盟友・浜崎朱加とRIZINで戦い──判定負けを喫した。

半年ぶりの実戦復帰を前に41歳を迎えた藤野に対しKARENは18歳、キャリア5戦目で王座挑戦となる。KARENが生まれた翌年にMMAデビューを果たした藤野は、23歳の年の差タイトルマッチが38戦目となる。

KARENは4勝中3試合がフィニッシュ勝利だが、対戦相手の経験値は藤野とは比較にならない。藤野としては自身の歩んできた道に傷をつけないために、女子版の中島太一×井村塁戦にするしかないパンクラス復帰戦だ。

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DEEP DEEP JEWELS36 HIME MMA MMAPLANET にっせー パク・シウ 古瀬美月 大島沙緒里 本野美樹 桐生祐子 竹林愛留 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS36】大島、パク・シウ、本野。フライ級GP1回戦大会で、続々と49キロ契約マッチが決定

【写真】負けても良いモノを見せ。勝っても課題が見つかるというキャリアを積んできている──にっせーだ (C)MMAPLANET

3月12日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 36「フライ級GP 2022 1ST ROUND」の対戦カードが出揃いつつある。

現在決まっているカードは6試合でフライ級GPメンバーではないが、DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWLESアトム級と二冠の大島沙緒里、パク・シウ、本野美樹という3階級のトップファイターが、49キロ契約の2回戦に出場する。


大島はHIME、パク・シウは古賀愛蘭、本野はにっせーとの顔合わせだ。勝負事、MMAは何が起こるか分からない──とはいえ、先に名前を挙げたファイターの実績が対戦相手を上回ることは間違いないカードで、波乱を起こす可能性が一番高いのはにっせーか。

ミクロ級からストロー級、体ができつつあるなかで、にっせーは打撃でパク・シウと真っ向からやり合えるモノを持っており、組みと寝技の対応力も上がっている。

とはいえ、組み力では本野が絶対有利なことに変わりなく、倒されるまでに打撃と組みの融合がどれだけ進んでいるか──本野の組み主体のMMAが回る前の打撃戦に、勝機を見出すことはできるかに勝負は掛かってくる。

残りの3カードもミクロ級の古瀬美月×古林礼名戦以外は、49キロ契約戦で青野ひかるが須田萌里、12月にMMA復帰を果たした桐生祐子が、サダエ・マヌーフと相対する。アトム級Pファイナリスト=青野のレスリングに、竹林愛留との高校生対決で腕十字を極め4連勝とした須田の極めがどこまで通じるか。勝負論を持ちこめるファイトになるのか、注目だ。

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MMA MMAPLANET NEXUS26 UNRIVALED 佐藤将光 森山壱政 河村泰博 須藤拓真

【NEXUS26】川村泰博×須藤拓真=バンタム級選手権試合決定。見られるか──MMAでダブルガード

【写真】昨年12月19日、既に両者は対戦に合意していたが──楽しみな一戦だ (C)MMAPLANET

2月13日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるNEXUS26の対戦カードが発表されている。

メインではNEXUSバンタム級選手権試合=チャンピオン河村泰博×須藤拓真の一戦が組まれた。


昨年12月大会で森山壱政を破り、ケージの中から王座挑戦をアピールした須藤に対し、河村が了承していたタイトル戦が正式発表となった。

柔術紫帯ながら須藤は、ノーギではエキスパートの全日本王者、ワンマッチではUNRIVALEDで北田俊亮を破っている。レッグハンターの異名を持ちMMAで5戦5勝、5つの一本勝ちの内訳はヒザ十字、トーホールド、ヒールで全て足関でタップを奪っている。

対するチャンピオンの河村は11月のVJTで佐藤将光と対戦し、実力差が見られたパウンドアウト負け。後がない状況での新進気鋭のグラップラーの挑戦を受けることとなる。

河村もグラップリングベースで下になることを厭わない。まだトップの展開で課題がある須藤との対戦……足関節を防ぐことを念頭に置くと、MMAで見られることがないダブルガードの攻防が発生するかもしれない。

またセミでは同じバンタム級で荒井真人×浜本キャッチ雄大が組まれている。この2試合のみ従来のバンタム級のリミットで組まれ、当日計量でもないことを考えると──荒井×浜本は、タイトル戦に何かが起こった時の場合のバックアップマッチと考えて良さそうだ。

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE RIZIN Shooto Shooto2022#01 Shooto2022#02 アドリアーノ・モライシュ ダイキライトイヤー 修斗 安藤達也 山田崇太郎 岡田遼 川原波輝 後藤丈治 石井逸人 石橋佳大 若松佑弥 藤井伸樹 西川大和 野尻定由 釜谷真

【Shooto2022#02】バンタム級ケジメの世界戦=岡田遼×安藤達也。石井×石橋、後藤×ライトイヤーも

【写真】前回の対戦後の両者の表情。決着を見なければキャリア、そして人生で先に進めないだろう (C)MMAPLANET

16(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2022#01中に3月21日(月・祝)の後楽園ホール大会=Shooto2022#02の対戦カード3試合がアナウンスされた。

修斗世界ライト級王者の西川大和がウェルター級で山田崇太郎と戦う一戦に続き、世界戦を含むバンタム級3試合が明らかとなった。


まず修斗世界バンタム級チャンピオンの岡田遼が、1年振りの修斗公式戦出場で安藤達也の挑戦を受ける。この両者、2019年9月に当時は環太平洋王者だった岡田に安藤がチャレンジするという形で拳を交えており、痛み分けに終わっている。

岡田は昨年3月に大塚隆史を下して同タイトルの初防衛に成功するとRIZINバンタム級GPに参戦し、元谷友貴に敗れて以来の試合となる。一方、安藤は昨年9月に石井逸人を下し環太平洋王座を防衛、川原波輝に影響を受けてアルファメールでついに覚醒した感がある。

岡田は現在ラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで4週間の出稽古に入ったばかりだ。ゴールを見て戦っている感もある岡田が、前回の安藤戦のように全てをぶつけ──修斗愛を貫けるのか。そして安藤は底の見えないポテンシャルをさらに掘り起こしているのか──。2022年3月の両者の現実が浮き彫りになる戦いとなるだろう。

タイトル戦以外では石井逸人と石橋佳大、後藤丈治×ダイキライトイヤー戦が発表されている。激闘否定の激闘王=石橋は昨年9月に石井のチームメイト後藤との──やっぱり激闘を制しており、ダイキライトイヤーは11月のRIZIN TRIGGERで釜谷真に引導を渡した。

一方、TIRIBEの朋友コンビ=石井と後藤は上記にあるように安藤、石橋戦で共に勝機を掴みながら敗れ再起戦となる。混戦修斗バンタム級で突き抜けることを期待されてきたが、石井は前述したように安藤に敗れ、インフィティリーグでも野尻定由&小野島とドロー。後藤は石橋だけでなく藤井伸樹に遅れを取っている。

両者が目指すのは世界。ならば、もう足踏みは許されない3月の石橋、ライトイヤー戦──5日後にONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュに挑戦する若松佑弥にバトンをつなぐ勝利が絶対だ。

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ABEMA MMA MMAPLANET PANCRASE Pancrase326 RIZIN 中川皓貴 内村洋次郎 堀江圭功 岩本達彦 萩原京平 遠藤来生

【Pancrase326】ベルサール高田馬場大会、カード第一弾は遠藤来生×内村洋次郎

【写真】常に積極的な遠藤は、内村には諸刃の剣の手の合う相手か(C)PANCRASE

17日(月)にパンクラスから3月21日(木・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPancrase326のカード第一弾が発表された。

ディファ有明の閉館に伴い、湾岸から山の手に拠点を移す2022年のパンクラス──まず遠藤来生×内村洋次郎のフェザー級戦が決まった。


北海道からパンクラス参戦中の遠藤は昨年6月に中川皓貴に勝利後、9月に岩本達彦に敗れて以来半年ぶりの再起戦をベテランの内村と戦うこととなった。

対する内村は2019年4月以降、勝ち星から見放されており新会場で心機一転となる白星が欲しいところだ。RIZINで萩原京平、パンクラスで堀江圭功、透輝鷹と新鋭に遅れをとっている内村──37歳を迎え、北の努力の人を相手に意地を見せることができるか。

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Brave Fight26 Grachan53 K-1 MMA MMAPLANET ONE RIZIN UFC 佐藤将光 修斗 原口伸 小野島恒太 岩﨑ヒロユキ 手塚基伸 松場貴志 竹本啓哉 藤村健悟

【Grachan53&Brave Fight26】J-MMA界の梁山泊から原口伸&野村瞬太揃い踏み。小野島の対戦要求に対して

【写真】 オリジナルの競技をどのように進化させ、MMAを創っていくのか──非常に楽しみな原口と野村(C)Zuffa /UFC

17日(月)、2月13日(土・同)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGrachan53 とBrave Fight26の開催及び対戦カードの発表があった。

昨年6月以来のホームで開催は恒例のBrave Fightとの共催となり、全12試合の後半6試合にBrave勢が出場する。


メインイベントでは2019年フリースタイル70キロ級全日本王者の原口伸が出場。MMA3戦目でALIVE所属で柔術ベース──松場貴志と竹本啓哉臭のする大宮優と対戦する。

セミでは岸本篤史がモリシマン。セミ前に全日本空手道選手権5位の野村瞬太もプロMMA3戦目で──藤村健悟と戦うというマッチアップも見られる。伝統派空手の距離とタイミングにレスリングを融合させるスタイルの野村が、回転体MMAの申し子を相手にどのような戦いを見せるか、興味深い。

さらに高橋謙斗はフミ・グローブTVと、また硬式空手出身で2019年K-1甲子園東日本トーナメント60キロ級優勝の黒井海成が杉本静弥とプロMMA初陣を戦うことも決まった。

9月にBreakingDown、11月にBrave FightのアマMMAで試し切りを終えている黒井のプロデビュー戦、今やJ-MMA界の梁山泊と化しているBraveジムの勢いを示すことができるか──注目だ。

また昨日のプロ修斗公式戦で環太平洋バンタム級王座に就いた小野島恒太が現グラチャン・バンタム級王者の手塚基伸への対戦を表明したことに関して、グラチャンの岩﨑代表に尋ねると以下のような反応だった。

岩﨑ヒロユキ
「小野島選手は漢気のある選手ですね。ただ手塚君からすると、一度勝っている選手なのでモチベーションが上がるのかというのはあります。修斗さんやONEの選手に関して本人は以前『佐藤将光選手と戦いたい』と言ってはいました。タイミング……小野島選手と手塚君が戦うルートがあれば、多分受けると思います。RIZINなど複数と交渉中ですので、やはりタイミングですね。私もサステインの坂本代表を先輩として慕っているので、不可能ではないと思います」

なお今回のリリースではグラチャン・フライ級王者の松場貴志のGRANDフライ級王座の返上も伝えられている。

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