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【Pancrase327】亀井がドクターストップ。岩本達彦✖透暉鷹でフェザー級挑戦者決定戦

【写真】ISAOへの挑戦に向けて、期待値をあげるファイトに期待(C)NOBU YASUMURA

29日(水)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327でフェザー級次期挑戦者決定T決勝戦として、岩本達彦✖透暉鷹の5分3R戦が組まれることが発表されている。

21日の高田馬場大会で同トーナメント準決勝2試合=岩本達彦✖RYO、亀井晨佑✖中田大貴と予備戦の透暉鷹✖名田英平が行われた。


そして岩本がキムラを極めて一本勝ち、亀井はスプリット判定勝ちを収め、透暉鷹はギロチンで名田からタップを奪っている。

この結果、今回の決勝戦は岩本と亀井の間で争われることになっていたが、亀井がドクターストップで欠場に。透暉鷹に今回のチャンスが巡ってきたことになる。

ちなみに透暉鷹はRYOにギロチンで試合終了1秒前に敗れているが、それまでは関節技を凌ぎトップ奪取で攻勢だった。押し込んで上を取る行為では補欠戦上がりの透暉鷹が有利と見てもおかしくはない。そして岩本が下からの極めがある。

この試合、もちろん勝利が絶対だ。挑戦者決定トーナメント決勝での敗者には何も残らない。そのうえで両者に求めたくなるのはISAOに勝てるかも──という期待感をファンが抱く試合だ。

岩本は簡単に組ませない、打撃で突き放すこと。そして、組まれると極め切ること。対して透暉鷹はスピード、離れている時もそうだが、組んで押し込んだ際の次の手まで。僅かインタバーバルは1カ月強、目前の相手に勝つことが絶対という状況下で、上記の成長が見られた時、このトーナメントは実施した価値が生まれる。

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ISAO o ONE RYO 透暉鷹 遠藤来生

PANCRASE326:第2部第3試合・岩本達彦 vs. Ryo

フェザー級王座挑戦者決定トーナメント一回戦。岩本2位、Ryo4位。王者ISAOへの挑戦権を賭けた4人トーナメントの初戦。

2020年のネオブラ王者岩本。フェザー級で183cmの長身。Road to ONEではランキング1位の中田に1RKO負けしているが、パンクラスではネオブラでの3試合、昨年9月の遠藤来生戦の4試合すべてがフィニッシュ勝利。

柔道バックボーンのRyoは透暉鷹相手にグラウンドで下になる展開から、残り1秒での劇的なギロチン一本勝ちでランキング上位に入ったものの、昨年9月の中田戦は、1Rにダウンを奪いながら中田の脅威のリカバリーに消耗しての逆転判定負け。

岩本の左がヒット。バランスを崩したがRyo出ていく。パンチを入れたRyoがタックルへ。Ryoストレートフットロック。岩本もストレートフットロックを返すが、決まらないと見て外ヒールへ。解除して上になるRyo。岩本下からキムラ。がっちり入りRyoタップ!

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ISAO MMA MMAPLANET ONE PANCRASE Pancrase321 Ring Girl Special 中島太一

【Monday Ring Girl】Pancrase321

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第393弾は2021年5月30日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されたPancrase321のリングガールです。

<関連レポート>
【Pancrase321】スクランブル&共に流血の大激闘! ISAOが中島太一を判定で下し、3度目の王座防衛em>

(C)MMAPLANET

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ABEMA ISAO MMA MMAPLANET ONE PANCRASE Pancrase326 RYO ロッキー川村2 上田将竜 中田大貴 久米鷹介 亀井晨佑 仙三 内藤由良 名田英平 小川徹 岩本達彦 松岡嵩志 松本光史 林源平 猿飛流 葛西和希 藤野恵実 透暉鷹 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase326】3つ目のタイトル戦は小川×猿飛流。中田×亀井&岩本×Ryoのフェザー級T、葛西×松本も

【写真】互いに戦っておかなければならない相手との試合、だ(C)MMAPLANET

24日(月)から本日26日(水)に掛けてパンクラスから3月21日(月・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPancrase326の追加カードが3日連続で発表されている。

内藤由良×ロッキー川村2の間でミドル級王座決定戦、女子ストロー級タイトル戦=藤野恵実×KAREANに続き、3試合目のタイトル戦=フライ級KOTCが同大会で組まれる。24日(月)に同日付でフライ級正規王者の仙三が「王座防衛戦の見通しが立たない」ということで返上し、暫定王者から正規王者となった小川徹に猿飛流が挑戦することが決まった。


両者は昨年行われた暫定フライ級王座トーナメントの準決勝で勝利し、王座決定戦を戦う予定だったが猿飛流の負傷で予定通りに試合が消化できず自動的に小川の腰にベルトが巻かれることになった。

その小川は本来、王座決定戦がマッチアップされる予定だった昨年10月大会で、上田将竜を相手に3度目の正直となる判定勝ちで初防衛に成功している。両者にとってまさに未完の対決──猿飛流が追う立場で実行される。

火曜日にはフェザー級KOPのISAOへの挑戦権を賭けて、4人制の王座決定トーナメントが組まれることが公とに。準決勝が3月大会、決勝は4月29日の立川大会で組まれる。

状況によっては、ワンナイトよりも過酷なトーナメントはランク1位の中田大貴と同3位の亀井晨佑、同2位の岩本達彦と 同4位のRyoの間で準決が実施され、補欠戦ではランク5位=透暉鷹×ランク8位=名田英平も決まっている。

本来、ランクに基づいた4人制トーナメントは1位✖4位、2位✖3位が戦うところだが、既に中田がRyoとパンクラスでなくRoad to ONEで岩本に勝利していることが初戦の顔合わせに関係しているのであろう。

また補欠戦出場選手を加えると、トーナメント出場選手の相関関係はRyoが透暉鷹、岩本が名田に勝利しており、亀井は誰とも拳を交えたことがなくトーナメント中に誰と対戦しても初顔合わせとなる。

そして本日発表されたのは葛西和希×松本光史のライト級戦だ。

昨年9月に暫定タイトルコンテンダー林源平で判定ながら完勝した葛西に対し、松本は12月大会で松岡嵩志に衝撃的な76秒KO勝ちで再起した。KOP久米鷹介もそうだが、勝者が雑賀ヤン坊達也との絡みも期待したくなる──勝てば確実にゲインする顔合わせだ。

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ISAO MMA PANCRASE Pancrase326 Pancrase327 RIZIN RYO ニュース 中田大貴 亀井晨佑 修斗 内村洋次郎 名田英平 堀江圭功 岩本達彦 透暉鷹

【パンクラス】ISAOへの挑戦権を賭けフェザー級 4-MAN TOURNAMENT開催!

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絶対的な長期政権を築いているパンクラスフェザー級チャンピオンISAOへの挑戦権を賭けフェザー級 4-MAN TOURNAMENTが開催される事が発表されました。3月21日のPANCRASE326で1回戦、4月29日のPANCRASE327で決勝が行われます。出場選手及び1回戦の組み合わせ対戦カードは次の通り。

【フェザー級 4人トーナメントAブロック】
中田大貴(和術慧舟會HEARTS)
亀井晨佑(パラエストラ八王子)

【フェザー級 4人トーナメント Bブロック】
岩本達彦(BLOWS)
Ryo(RINGS)

【フェザー級 4人トーナメント・リザーブマッチ】
透暉鷹(ISHITSUNA MMA)
名田英平(総合格闘技道場コブラ会)

今回のトーナメントの大本命にして注目はやっぱり中田大貴でしょう。RIZIN TRIGGER 1stで堀江圭功を相手に壮絶なタフファイトを展開。堀江のパンチを被弾して出血しても笑いながら前に出る姿は恐怖すら感じました。その姿に堀江が若干後退していたのが印象的です。トーナメントに出場する岩本をKOして、Ryoにも判定勝ちした実績もあり、優勝候補筆頭と見て間違いありません。

ダークホースはリザーブマッチにエントリーされた透暉鷹。2019年に修斗フェザー級新人王に輝き、パンクラス参戦後は田中半蔵や内村洋次郎に判定勝ち。大逆転負けを許したものの、試合終了寸前までRyoをグラウンドで完封していた試合運びも見逃せません。

中田がぶっちぎるのか。思わぬ伏兵が飛び出してくるのか。誰が勝ってもニュースター誕生の予感ひしひし。出遅れ気味だった2022年のパンクラスが好カード連発で一気に大外から巻き返してきた。
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GLORY ISAO YouTube   ボクシング

ボクシングで殴られたい🥊スパーリングとミット打ち。実戦をしばらくやっていないと衝撃が欲しくなる時がありませんか?今年もよろしくお願いします。

格闘技の経験者あるあるかもしれませんが、他のスポーツでは味わえない高揚感があります。例え、やらない期間があったとしても1日でもやれば継続していることになり、復活できました。朝活気持ちいいです‼

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
▷目次
0:00 OP
0:13 ミット打ち
2:01 マスボクシング
3:31 スパーリング (殴られます)
5:50 ED

【Twitter】YouTube関係など、つぶやいています。

   

Glory written by ISAo 作曲者プロフィール https://dova-s.jp/_contents/author/pr…

#vlog #趣味 #健康ボクシング

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ISAO MMA RIZIN RIZIN TRIGGER01 RYO ブログ 中田大貴 堀江圭功

【RIZIN TRIGGER01】「死ぬより、生きる方が辛いぐらいの状態で生きていく」。堀江圭功戦前の中田大貴

【写真】相当の覚悟でいることを、相当な勢いで口にしていた中田(C)MMAPLANET

28日(日)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01で元UFCファイター、国内フェザー級のトッププロスペクトの堀江圭功に中田大貴が挑む。

キャリア4勝1敗、殴られて殴り──令和の激闘王が、3週間弱のスクランブル発進で堀江と対戦する。パンクラスのデカゴンでは恒例となった英語でのダナ・ホワイトへのアピールに象徴されるように、中田の目標はUFCだ。その彼にとってRIZIN TRIGGERでの堀江戦はどのような意味を持つのか。

「駆け引きはしない」、「何があっても動きを止めない」。「死ぬより、生きる方が辛いぐらいの状態で生きていく覚悟ができている」。中田は自らのMMAと、進む道をこのように表現した。


──突然のTRRIGER出場、そして対戦相手は堀江圭功という過去最強の相手です。

「そうですね。話を頂いた時に、その場で『やります』と返事しました。そこからパンクラスの了解を取ろうと思ったのですが、堀江選手サイドから僕の映像が欲しいという連絡があったみたいで、もう知っているような状況でした。

今回は急遽出場という話が挙がった助っ人出場のようなものですし、パンクラスの選手として戦うつもりです──と伝えました。これからもパンクラスで戦い、ランキング戦を挟んで、タイトルに挑戦したいという気持ちでしたし、TRIGGERからオファーがあるなんて全く頭になかったですしね」

──パンクラスサイドの反応というものは?

「前回の試合でケガをしていたので、そこを心配してくださいました。でも、もう戦える状態でしたし堀江選手は是非とも戦いたい相手だったので了承してくださいました」

──中田選手といえば、もはや恒例となった感もある試合後の英語でのダナ・ホワイトへのアピールですが、UFCを目指すうえで今回のTRIGGERへの出場はどういう意味があるのでしょうか。

「正直、僕の頭のなかにRIZINはなかったです。僕はパンクラスのタイトルを獲って、UFCへ行きたいと思っていました。ただ現状だとパンクラスでISAO選手に勝ってUFCからオファーがあるとは限らないじゃないですか」

──確かに、今や日本人選手にとってUFCは狭き門になっています。

「そういうことを考えると、元UFCファイターの堀江選手と戦うのは有りだという気持ちはあります。それとTRIGGERがケージだったことも関係はしています。やっぱり自分はケージが世界の標準だと思っていて、そこで元UFCファイターを食ってやろうと思います」

──パンクラスのタイトルはランキング戦を挟んでということですが、堀江選手は今すぐにでもというのは?

「それはISAO選手のスタイルですね。戦いって相性があると思います。自分はグラップリングタイプ、特にISAO選手の相手の良さを消してくるようなスタイルとやる前に、グラップラー系のランカーと戦う必要があると考えています。堀江選手はそういうタイプでなく相性が合う。良い試合、作品になると思います」

──それにしても、思い切った決断です。

「こういう機会に勝っていかないと、UFCとか言っていられないと思います。今後、UFCでチャンスがあるとすれば、そういう状況になることも多いに考えられますし。自分はMMAで本当のスターになりたいんです。スターになるには、こういうところで逃げないで、勝つことが必須だと思います」

──単刀直入に伺います。堀江選手と真っ向勝負して勝てる自信が、どれだけありますか。

「自信はあります。なんていうのか……自分が倒れるシーンが想像できないんです。本当に覚悟を決めていると、倒れる気がしないです。それは倒される攻撃を自分が知らないだけなのかもしれないですけど、堀江選手の打撃で倒れることは想像できないです。

堀江選手に倒されている選手たちって、もうビビっていたと思います。圧力に負けて嫌がったところでもらったり、駆け引きしてもらわないファイトをしているところでもらっている。僕は駆け引きしないですから、そこがこれまで堀江選手に倒された選手との違いです」

──駆け引きをしないのが、良いことなのか……は何とも言い辛い部分ではありますが、中田選手はそれで勝ってきたということですね。

「殴られずに殴るなんて、凄く虫のいい話です」

──殴られるのが平気になるのも、怖いことだと思いませんか。

「う~ん、自分のなかの程度、具合かなって。色々な人達にダメージのことを聞いたりしていて、CTを撮っても何も出ていないですし」

──出ていれば大問題です!!

「そうですね……(苦笑)。自分のなかで、ここまでは大丈夫と折り合いをつけていくことが大切だと思っています。UFCのトップどころの選手でヤバイところになっていても、勝っていますよね。

僕はある意味、人生を投げ打ってMMAに掛けています。死ぬより、生きる方が辛いぐらいの状態で生きていく覚悟をしています。だから、殴られることとかダメージは何とも思わないです。本当に死ぬつもりなんで。僕がそうなるぐらいだったら足にしがみついても、相手も一緒に地獄に引きずり込んでやります。アッハハハハハハ」

──大笑いしていますね(苦笑)。ところで堀江選手、UFCに行く前と戻って来てから戦い方が変わってきたようにも映ります。

「そうですね、変わりましたよ。足を止めて細かく、ボクシング的になって以前の方が足を使って空手のようでした」

──それが組みとの連係に必要なアジャストだったのかもしれないですね。

「テイクダウンに行っていますよね。ただ組んでくると、ラッキーです。堀江選手、体力がないんで。むしろスクランブルになると、僕好みの地獄の展開に持ち込めます」

──地獄の展開?

「組んできたら、もう動いて動いて疲れさせまくります。堀江選手が休みたくなっても、休ませない。僕と他のファイターの違い──それは僕は絶対に休まないことです。試合中も休みたいって思う瞬間はあります。でも、その時こそ『ここで動くんだ』って自分を奮い立たせて、毎回戦ってきました。そういう勝負になったら、堀江選手はしんどくなります。そこで決めてやろうと思っています」

──師匠の大沢さんが『お前が行くところだろ』、『お前が休んでどうするんだよ』、『殴られたら、お前のモンだろう』って叫んでいますよね(笑)。

「アハハハハ」

──真っ向勝負になるか。そうならないで距離を取る場合、さらに組んで倒すことも狙わないのもMMAです。

「ローとジャブだけで、パチパチだけってのもありますよね。だから今回がどうなるのかは、蓋を開けてみるまで分からないと思います。そこは堀江選手次第です。どっちにしても、僕は追いかけますから。もうホントに、地獄の果てまで。ケージの中で戦うので、絶対に行き止まりはあります。そこまで追っかけます。いくら逃げても、僕は追いかけます。自分はそこで勝負します。

それが大沢さんが見出してくれた僕の強いところなので、そこを僕は生かして戦います。あとは足りないところ埋める、持てるカードを増やす作業は必要ですが、良いところを消しちゃうのは絶対に良くないです。

堀江選手はUFCに行く前は勢いが良かったです。でも、今の彼にはそれがない。『じゃぁ、何で勝負すんの?』って。堀江選手は今、自信を持って使えるカードがない。それが分かってない感じがします。だから僕はとしては戦いやすい相手です」

──ルールはRIZINルールです。ケージでRIZINルールと、ケージで北米ユニファイドだと、どちらが堀江選手に勝ちやすいと思いますか。

「それは……分からないです。サッカーボールキックとかグラウンドのヒザ蹴りですよね。僕から組むことはないから、テイクダウンを狙ってくるなら切ってヒザとかサッカーボールキックが使えます。どう思います?」

──個人的には両者揃って勝つ確率、負ける確立が上がると思っています」

「どういうことですか?」

──一発が当たった場合、サッカーボールキックが入ると試合終了の合図的なところがあるかと感じているので。サッカーボールキックがなければ、パウンドへ行き相手がレッスルアップ、あるいはガードワークを駆使できる機会が少なからずあるダメージでも……。

「サッカーボールキックだと、試合が終わるということですね。確かに、確かに。なるほど、なるほど。殺傷のレベルが上がりますよね、そう思います。まぁ、どっちしても削り続けます。打撃でも組みでも、もう嫌だって堀江選手が思うようになるぐらい疲れさせます」

──TRIGGER後、どのような展開を想い描いていますか。

「さっきも言ったようにパンクラスのタイトルの前に、ランカー……組みの強い選手と戦いたいです。あと……個人的に狩野(優)っているじゃないですか?」

──中田選手がプロ2戦目に黒星を喫した相手です。

「アイツにやり返したいです。でもアイツ、ランキングが下の方でチョコチョコやっているから、もうチョイ誰か上の選手に勝ってきてからリベンジしたいです。中川皓貴選手に負けて、あの選手は強いからしょうがないけど、内容が悪かった。『こんな風に負けちゃうの?』みたいな感じで。だから、ここでやるにはアイツにとって美味しすぎるから。誰か強いヤツとやって勝ったら、やってやっても良いぞって。アッハハハハハ。前に進むにしても、アイツにやり返したいって思っています。アイツも僕がトントン拍子で来ていることにムカついているみたいなんで。アッハハハハハ。

狩野、強いんですよ。でも良い相手に当てられていない。だから、アイツにリベンジして力を示してからタイトルでも良いかな……とも思います。UFCにどう行くかは、まずはパンクラスのタイトルを獲ってから、ですね」

──堀江選手に勝てばTRIGGERだけでなく、RIZIN本戦という話も十分にあるかと思いますが。

「そこに関してはやりたい人はいます。RIZINで戦いたい人が3人にいて……でも、それは勝ってから口にしようと思っています」

──では今回は英語でのマイクアピールは封印ですね。

「やります。マイクでRIZINで戦いたい選手にアピールしてから、ダナ・ホワイトにメッセージを送ります。これだけは、しつこく言いつづけてやります。勝ったら、何言っても良いですよね? それは勝者の特権だと思っています。アッハハハハハ」

──では最後にこれまでパンクラスでの中田選手の試合を視たことがないファンに、一言アピールをお願いします。

「自分はバチバチの勝負、MMAって競技のなかでのバチバチの殴り合いの勝負を見せられるので注目してください。見ている人の気持ちが熱くなる試合をするつもりでいますし、楽しみにしてほしいです」

■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
昇侍(日本)
萩原京平(日本)

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功(日本)
中田大貴(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一(日本)
川中孝浩(日本)

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
木下憂朔(日本)

<バンタム級/5分3R>
獅庵(日本)
魚井フルスイング(日本)

<フライ級/5分3R>
竿本樹生(日本)
松場貴志(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕(日本)
山本空良(日本)

<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介(日本)
グラント・ボグダノフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
釜谷真(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<キック53キロ/3分3R>
政所仁(日本)
平松侑(日本)

<キック61キロ/3分3R>
市村大斗(日本)
テーパリット・ジョウジム(タイ)

<キック46キロ/3分3R>
百花(日本)
未來(日本)

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
藤原克也(日本)

<キック55キロ/3分3R>
森井翼(日本)
FUJIMON♡(日本)

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ABEMA Brave CF ISAO MMA PANCRASE Pancrase324 Pancrase325 RIZIN ジェイク・ムラタ ボクシング 中島太一 井村塁 修斗 松岡嵩志 松本光史 林源平 海外 秋葉太樹 花レメ紋次郎TK 西川大和 風間敏臣

【Pancrase325】暫定バンタム級KOPCで、平均3分20秒で6試合連続フィニッシュの井村塁が中島太一と対戦

【写真】井村にとって文字通り、ずば抜けて過去最強の相手=中島を迎えることとなる (C)MMAPLANET

20日(水・現地時間)、パンクラスより12月12日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrase325で暫定バンタム級王座決定戦、井村塁✖中島太一戦が組まれることが発表されている。

王者ハファエル・シウバはコロナ禍以前の2019年7月からパンクラスで戦っておらず、2020年3月にはパンデミックでイベントが中止されたBRAVE CF35でガブリエル・ミランダと対戦予定だった。そんななか組まれたバンタム級暫定王座決定戦──井村は17日のPancrase324大会でジェイク・ムラタを三角絞めで破り、デビュー以来の連勝及びフィニッシュ記録を6に伸ばしたばかりだ。


4つの一本勝ちと1つのTKO勝ちは5勝が1R、残る1勝が2Rと井村は未だに3Rを戦ったことがない──ばかりか、6試合の平均試合タイムは3分20秒弱でしかない。

対する中島は5月にフェザー級KOPのISAOに挑戦し熱闘の末、判定負けを喫して以来の再起戦が4年3カ月振りのバンタム級で、しかも暫定ながら選手権試合となる。

強い選手は元から強い──ある意味、格闘技の真理である。確かにボクシングなど、世界王者になるようなボクサーはデビュー直後から、勝負勘や肉体的な資質が抜きんでていることは少なくない。

一方でMMAはキャリアを積むことで力をつけていくという側面があり、デビュー直後からワールドクラスの実力を有しているという例は非常に少ない。そして日本のMMAの歴史でいえばパンクラスのネオブラT優勝者や修斗新人王が、そのプロモーションの30歳前後のトップどころと戦った場合、力の差は明白でこっぴどい敗北を喫するというケースは多々見られてきた。

とはいえ現状、日本のMMA界はベルトを巻いた選手が海外やRIZINにステップアップするだけでなく、コロナ禍においてその下に位置する選手もRIZINを主戦場するケースが増えてきている。パンクラスのバンタム級戦線でいえば井村塁はランキング1位、中島も階級変更と同時に2位につけているが、瀧澤謙太、金太郎、アラン・ヒロヤマニハ、春日井たけしらと競り合って来たわけではない。

このような現象はパンクラスだけでなく、修斗の西川大和にも当てはまる事例で、現状の日本の老舗MMAプロモーション全体のフィーダーショー化が進んでいる表れでもある。

とはいえ上記に挙げた選手たちがパンクラスにいない現実のなかで、井村とすれば中島がバンタム級に落としてこなければ、易々と暫定王座につけていた公算が高い。それゆえにタイトル戦の説得力を持たせる意味でも、井村✖中島はパンクラス・バンタム級戦線で唯一絶対のチャンピオン候補同士のマッチアップといえる。

なお同大会では既にストロー級KOPC=北方大地✖宮澤雄大、ライト級=金田一孝介✖林源平、同じくライト級で松岡嵩志✖松本光史、フライ級=秋葉太樹✖聡-S DATE、バンタム級=花レメ紋次郎TK ✖風間敏臣、ミドル級=内藤由良✖フェルナンド・マツキなどが決まっており、ラスト・スタジオコーストはコロナ禍のパンクラス実戦部隊の総出のファイナルバトルの様相を呈している。

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【Pancrase324】内村洋次郎戦へ、透暉鷹─02─「名古屋の偉大な先輩方に続くことができるよう」

【写真】どの局面も一通りできる。今後は、その一つ一つの精度を上げることが大切になってくる (C)MMAPLANET

17日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで行われるPancrase324で、内村洋次郎と対戦する透暉鷹インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

地元・三重から愛知に出てMMAを始めた透暉鷹は、所属する石綱MMAの林拓馬代表、そしてプライベートレッスンを受ける日沖発など、自身のファイター人生を大きく変える人たちと出会ってきた。

Ryoのギロチンで絞め落とされてから約4カ月、ベテラン内村との対戦を控える透暉鷹に、現在の練習環境と今後について訊いた。

<透暉鷹インタビューPart.01はコチラから>


――MMAを始めたのが2016年の冬で、2017年からアマチュア修斗に出場しながら、DEEP勝川大会やGRANDSLAMなどでプロの試合にも出るようになっているのですね。

「自分の中では、DEEP勝川大会での勝利が大きいです(2017年10月、NAOKIに判定勝ち)。MMAを始めて9カ月ぐらいの時に、林代表が『勝つ喜びを知ってほしい』と言って決めてくれた試合でした。

その時に勝てて、MMAが楽しくなりました。今は週3回、日沖発さんのところで練習させてもらって、自分も成長してきていると思います」

――日沖選手と練習し始めたのは、いつ頃からなのでしょうか。

「ネクサスで負けた頃ですね(2019年7月、島村豊に判定負け)。あの頃にまず1カ月、日沖さんにコーチしていただいて、そこから自分も変わったと思っています。もともと日沖さんとは関わりがなかったんですけど、林代表が日沖さんに連絡してくれて、そこからプライベートレッスンでお世話になっています」

――林代表から日沖選手に、透暉鷹選手のコーチをお願いしたということですか。

「はい。『俺が教えるより、実績のある日沖さんに教えてもらったほうが強くなれるから』って」

――それは驚きというか……ジムの代表で指導者でもある人が、選手が強くなるために、他のコーチに預けるという決断ができるのは、凄いと思います。

「そうなんです。僕がMMAを続けてこられたのは、妻と林代表のおかげです。20歳の冬にMMAを始めてから、半年後ぐらいのゴールデンウィークに一度、三重に帰ろうと思ったことがあるんです。MMAって、やることが多いから練習もキツいじゃないですか。そんななかで、『自分は何を目指してやっているんだろう?』と分からなくなって」

――……。

「それで『ジムを辞めて地元に帰る』と伝えたら、林代表が止めてくれたんですよ。『いま地元に帰っても、地元の人からバカにされるだけだよ。どうせ帰ってくると思っていた、とか。それよりも、せっかく始めたのだから頑張れ』って――。そう言われて、1年は頑張ろうと思いました。結果、1年だけじゃなくて今もMMAをやることができているのは、あの時に林代表が僕を止めてくれたからです」

――「勝つ喜びを知ってほしい」とDEEP勝川大会の試合を決めてくれたのは、林代表も透暉鷹選手にMMAを続けて欲しかったからなのでしょうね。一方、日沖選手にはどのようなことを教わっているのでしょうか。

「日沖さんから一番学んだのは、練習の取り組み方ですね。一つひとつの技術はもちろん、練習に取り組む姿勢について影響を受けています」

――日沖選手はMMAPLANETのインタビューで、透暉鷹選手について「彼が相当に力をつけてきているので、良い練習ができた。しっかりとスパーリングの相手をしてくれている」と語っています。

「すごく嬉しいです。最初はプライベートレッスンだけだったんですが、あの時はプラス違う曜日にスパーリングをやっていました。日沖さんの強さは異次元の世界ですよ(笑)。そんな日沖さんから教わったり、一緒に練習させてもらったおかげで、僕も強くなったと思います」

――日沖選手のプライベートレッスンを受けるようになってから、修斗新人王を獲得するなどMMAで4連勝しました。その中には、格上であった田中半蔵選手を下す大金星も含まれています(2020年10月、パンクラスで対戦して判定勝ち)。

「あの試合は、周りから『まだ上位の選手と対戦するのは早いんじゃないか』という声もありました。でも林代表は『透暉鷹が決めることだから』と言ってくれて。自分も強い選手と試合したい気持ちが強かったので、オファーを聞いてすぐ『やりたい』と伝えました。あの試合で勝てたことは、自分の中でも大きな自信になっています」

――これまでの試合を見ていて、田中戦からスクランブルの攻防や抑え込みだけでなく、バックの奪い方など細かいグラップリングの技術が見られるようになったと思います。スロエフ・ストレッチも繰り出したりとか。

「スエ……何ですか?」

――スロエフ・ストレッチです。バックに回りながらヒザ十字のような形で相手の足を伸ばす技ですね。

「あぁ、アレですね! やろうと思ってやった技ではなかったです。自然に出ました」

――ということは、アマール・スロエフなどスロエフ・ストレッチを極めている試合も、見たことはないのですか。

「たぶん……すみません」

――いえ、あの技が自然に出てくるとは凄いですね。しかし、田中戦の次に迎えたRyo戦では試合時間残り1秒でギロチンを極められ敗れてしまいました。勝利したRyo選手がランキングを上げ、次の試合で中島大貴選手とのフェザー級挑戦者決定戦に挑んだことを考えると、キャリアの中で大きな敗北だったのではないかと思います。

「あの負けは……今までにない悔しさがありました。ギロチンの形になった時、試合時間もラスト10秒ぐらいだと分かっていましたし、これは極まらないだろうという感覚があったんです。でも自分のほうが、息が上がっていて――試合を想定した練習ができていなかったかもしれない。必然的に負けた、でもそれで良かったと思っています」

――それで良かった、とは?

「負けないと分からないこともありますよね。あの時は4連勝から、最悪な負け方をしました。あの試合で勝っていても、いずれ同じような負け方をしていたと思います。負けて良かった、ということはないです。でも、そういう経験ができて良かったです」

――その経験を経て、次はベテランファイターの内村洋次郎選手と対戦します。

「内村選手、ザ・ストライカーという感じですね。キックボクシングやシュートボクシングに出ている試合も見ました。気持ちが強い選手だと思います。もちろん技術も、ベテランの経験もあって強い相手ですけど、僕はもう負けられないです。前回がああいう負け方だったので、今回は僕にとっても大事な試合です」

――パンクラスのフェザー級は、チャンピオンのISAO選手を頂点に、新しいファイターも出てきています。

「チャンピオンのISAO選手が頭ひとつ抜けていますけど、中島太一選手も強い。前のタイトルマッチ(今年5月、ISAOが中島に判定勝ち)も凄かったですよね。Ryo選手も前の試合で、うまくやられた感じで(9月、中田大貴に判定負け)。そんななかで、僕はパンクラスのベルトが欲しいです」

――現在、透暉鷹選手フェザー級8位です。タイトルに挑むために、次の内村戦は再スタートの一戦でもありますね。

「はい。今はベルトに向かって戦っています。最終目標としては、パンクラスのベルトを獲って世界で戦いたいですね。前回の試合から、ずっと練習してきて、自信もついてきました。次は自分を信じて戦います。そして、日沖さんをはじめ名古屋にいる偉大な先輩方に続くことができるよう、必ず勝ちます」

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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【Pancrase323】Ryo戦へ。ヒマラヤン中田大貴─02─「そこにUFCがあるから、UFCに出るしかない」

【写真】いつの日かUFCのオクタゴンの金網に駆け上がると、どのような景色が見えたのかを中田に聞ける日が来れば良いなと思います(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase323のメインに出場する中田大貴のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

インタビュー前編では、トンデモ人生といえる経験を語ってくれた中田だが、ヒマラヤ登山とUFCの話になると俄然、感情の高ぶりを見せた。しかし、そんな感情の中に中田がMMAを戦う本質がうかがえる。

なぜMMAを戦うのか――その答えは、彼が見せる試合の中にある。

<中田大貴インタビューPart.01はコチラから>


――ヒマラヤとUFC……予想外の展開になってきたので、いったん整理させてください。まずヒマラヤ登山について教えていただけますか。

「まず学生時代、アルバイトをしていたレストランから富士山が見えて、富士山に登りたくなったんです。それで登山セットを購入し、富士山に登りました。そこで富士山を見ていたら、さらにヒマラヤに登りたくなったんですね」

――日本一の次は、世界の頂上だと。

「冒険心、ですね。自分は、何でもチャレンジしたいんです。他人から『そんなことできないよ』と言われても、僕は『できる』と答える。そんな感じで、ヒマラヤにも挑戦したくなったんです」

――ヒマラヤ登山というのは、どのルートを通ったのですか。

「ネパールのカトマンズから入って、シェルパと一緒にエベレスト・ベースキャンプを通って、カラパタールという標高5,545メートルのところにある展望台を目指しました」

――標高5千545メートル! 登山に慣れていない状態で、それほどの高地でのトレッキング、何も問題はなかったのですか。

「慣れという部分では問題なかったんですけど、いろいろムチャをしてしまって、高山病になってしまいました。おかげさまで無事でしたけど、それだけの経験をしてたどり着いた場所から見える景色が、自分の人生に大きな影響を与えたんです」

――標高5千545メールから見えた景色というのは……。

「どう表現したらいいのか分からないんですが、『これって現実の世界なのかな?』と思うような景色でした。神の世界というか、自然って神様なんだなと思うぐらい。とにかく、雷に打たれたようにビビッと来たんですよ」

――では、その感覚とUFCが、どのように結びつくのでしょうか。

「初めてUFCを見た時、カラパタールから景色を見た時と同じぐらい、ビビっと来ました。マーク・ハントとロイ・ネルソンが日本で対戦した大会です」

――2014年9月20日のUFC JAPAN2014(UFN52)ですね。

「実は当時、やっぱり現実を見て生きようと考えていました。大学を卒業して就職するか、実家の仕事を手伝ったりとか。でもそういう人生の中で、ヒマラヤに登った時のような、魂が震えるような感覚が消えていってしまうんじゃないかって、怖かったんです」

――自分が自分でなくなってしまう、といった感じですか。

「はい。そんな時にUFCを見て、全身に雷が走ったような感覚を覚えたし、この感覚を大事にして生きていたいと思ったんですよね。そこからMMAについて調べていって、気づきました。やっぱり自分は格闘技が好きなんだなって。過去を振り返ってみても、格闘技だけ、純粋な気持ちで向かい合えていたと思います」

――登山に関する有名な言葉の一つに、「なぜ山に登るのか。そこに山があるからだ」というものがありますが……。

「それです。そういうことなんです。なぜ格闘技をやるのか。そこに格闘技があるから。それぐらいのインスピレーションを、UFCから受けたんですよね」

――MMAをやるうえで目指すのは、やはりUFCですか。

「そうですね。そこにUFCがあるから、UFCに出るしかない。僕の中では、山での経験も、UFCとの出会いも運命だったと思っています」

――中田選手の行動は突発的でも、感覚としては深いですね。

「たとえば、俳優さんって役に対して命を懸けていれば懸けているほど、見ている側に気持ちが伝わりますよね。僕にとっては、格闘技って究極的に命を懸けているものなんです。負けたら全てを失うし、体もプライドもボロボロになる。だからこそ会場も盛り上がるわけで、格闘技のそういう部分に惹かれています。そんな格闘技の中で、UFCという世界の頂きを見てみたい。世界最強のファイターと、命を懸けた試合がしたいです」

――UFCにたどり着くためには、今後も国内で落とせない試合が続くと思います。次の対戦相手、Ryo選手の印象を教えてください。

「アウトサイダー時代から、試合の映像を見ました。柔道ベースで、テイクダウン、足関節や腕十字、そしてギロチンが得意なグラップラーですよね。自分にとっては、勝てないといけない相手だと思っています。確かにグラップリングは強いけど、そのRyo選手にグラップリングだけでも勝てるようなレベルにならないと、UFCには行けないと思うので」

――中田選手は、現在フェザー級3位です。Ryo選手に勝つと、タイトルマッチも見えてくると思います。

「パンクラスのフェザー級は、ISAO選手と中島太一選手が突出しています。だけど、最近はフェザー級も選手が増えてきて、レベルが高くなっている。そのなかで僕自身は、まだランキング3位のレベルにはないと思っています」

――そうなのですか。意外な意見です。

「今回の試合は次期挑戦者決定戦とも言われているそうですが、自分がそのレベルにはないことも分かっています。でも、むしろその状況が、自分が成長するキッカケになります。この試合に勝って、あと半年か1年経ったら、すごい速度で成長していると思いますよ」

――……インスピレーションのお話から一転、格闘技に関するお話では、すごく冷静で客観的な語り口になりますね。

「え、そうですか(苦笑)。何でしょうね……。僕にとっては格闘技が、人生の救いだったんです。格闘技があるから、今こうして頑張ることができる。そんな格闘技に感謝しています」

――その気持ちも、お話から伝わってきます。

「今まで人生で、いろんなことがありました。でも、もう後悔しながら生きたくはないんです。格闘技に懸けている、その気持ちが伝わるような試合を見せたいです」

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